JPH06159729A - 空調システム - Google Patents

空調システム

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JPH06159729A
JPH06159729A JP33512092A JP33512092A JPH06159729A JP H06159729 A JPH06159729 A JP H06159729A JP 33512092 A JP33512092 A JP 33512092A JP 33512092 A JP33512092 A JP 33512092A JP H06159729 A JPH06159729 A JP H06159729A
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JP
Japan
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air
heat
floor
chamber
conditioning system
Prior art date
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Pending
Application number
JP33512092A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Sugiura
浦 匠 杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Plant Technologies Ltd filed Critical Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication of JPH06159729A publication Critical patent/JPH06159729A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】OA機器等の発熱体周囲の熱負荷を局所的に処
理することができるので、快適性を向上させることがで
きると共に、省エネになる空調システムを提供する。 【構成】空調機40から床下チヤンバ32を介して事務
室22に空調空気56を吹き出し、天井チヤンバ36か
ら吸気して再び前記空調機40に戻して循環させる一
方、OA機器50等の発熱体によりOA機器50周囲の
床24発生する「熱だまり」62を床24に形成した床
吸気口52から熱交換機付きの吸込みユニット54によ
り床下チヤンバ32に吸気して冷却した後、床下チヤン
バ32の空調空気56と混合されて再び事務室22内に
供給する。これにより、「熱だまり」62を局所的に処
理することができるので、事務室22の快適性を向上
し、省エネ空調になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調システムに係り、
特にOA機器等の発熱体により年間を通して冷房空調す
る事務室等の空調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インテリジェントビルの事務室に
は、パーソナルコンピューターやワークステーション等
のオートメーション機器(以下OA機器という)が多数
設置設置されておりOA機器等発熱体からの発熱により
室内顕熱が増加する為、年間を通して冷房空調する傾向
にある。また、このように多数のOA機器等の発熱体が
設置された事務室では、OA機器等の発熱体により温め
られた空気がOA機器等近傍の床面に滞留する現象、所
謂「熱だまり」が形成され易い。
【0003】従来より一般的に行われているビルの空調
システムは天井吹き出しタイプの空調システムが多く、
天井面に空調空気の吹出口及び換気口を有している。そ
して、吹出口から吹き出した空調空気で事務室内を空調
した後、天井面の換気口から吸気して再び空調機に戻し
て循環するようになっている。このような天井吹き出し
の空調システムにおいては、事務室内に吹き出す空調空
気により事務室内に乱気流を発生させて事務室内の温度
を均一にすることにより、事務室内下方の居住空間(事
務室内のうち人が執務したり、歩行したりする領域)を
空調するものである。
【0004】しかし、このような天井吹き出し空調シス
テムの場合、前記居住空間を空調する為に事務室内全体
を均一に空調しなくてはならず効率的な空調を行えない
と共に、乱気流が床面まで届きにくいので、「熱だま
り」が拡散されにくく「熱だまり」が事務室外に廃熱さ
れにくいという欠点がある。これらの欠点を解消する
為、OA機器用の動力配線やローカルエリアネットワー
ク(LAN)等の通信ケーブルを配設する二重床を床下
チャンバとして利用した床吹き出し空調システムが採用
されることが多くなってきた。即ち、図3に示すよう
に、空調機1から床下チヤンバ2に供給された空調空気
3を、床下チヤンバ2に形成された吹出口4から事務室
5内に吹き出すことにより前記居住空間を対象とした効
率的な空調が行うことができる。また、床下チヤンバ2
から上向きに吹き出す空調空気3により、OA機器11
等の発熱体からの発生熱で生じる「熱だまり」7を上昇
させて天井面8に形成された吸気口9から天井チャンバ
10に吸気させることにより、事務室5外に廃熱させよ
うとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
床吹き出しの空調システムの場合、居住空間を対象とし
た空調を行うことができるので効率的な空調にはなるも
のの、「熱だまり」7が机12や間仕切り13等によっ
て空調空気3の気流分布から外れた場合、あるいはOA
機器11等の発熱体からの発熱量が大きく「熱だまり」
7ができやすい場合は、床吹き出しの空調システムでも
「熱だまり」7を迅速且つ確実に廃熱しきれない為、事
務室内の快適性、特にOA機器周囲の快適性が悪くなる
という欠点がある。また、「熱だまり」7の熱負荷に対
応する為に、床下チヤンバ2から事務室5内に供給する
空調空気3の温度を極端に低くしたり、風量を大きくさ
せると、事務室5の人間に対してコールドドラフトを感
じさせて不快感を与えると伴に、空調負荷の増大により
ランニングコストが嵩むという欠点がある。
【0006】本発明は、このうような事情に鑑みてなさ
れたもので、OA機器等の発熱体周囲の熱負荷を局所的
に処理することができるので、快適性を向上させること
ができると共に、省エネになる空調システムを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、空調機から床下チヤンバを介して空調ゾーン
に空調空気を吹き出し、天井チヤンバから吸気して再び
前記空調機に戻して循環させる空調システムに於いて、
前記空調ゾーンに設置されたOA機器等の発熱体周囲の
床に吸気口を形成すると共に、前記吸気口を介して前記
発熱体からの発生熱で温められた空気を前記床下チャン
バに吸気する吸気手段を設けて成ることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、空調ゾーンに設置されたOA
機器等の発熱体周囲の床に吸気口を形成すると共に、前
記吸気口を介して前記発熱体からの発生熱で温められた
空気を吸気手段で前記床下チャンバに吸気するようにし
た。これにより、発熱体周囲に発生する熱負荷を局所的
に処理することができるので、前記熱負荷に対応する為
に、空調機から空調ゾーンに供給する空調空気の温度を
極端に低くしたり、風量を大きくさせる必要がない。従
って、空調機の負荷を低減することができるので、省エ
ネ空調を行うことができると共に、空調ゾーン内の人間
に対してコールドドラフトを感じさせて不快感を与える
ことがないので、快適性を向上させることができる。特
に、前記OA機器等の発熱体で温められた空気の熱が、
机や間仕切り等により空調空気の気流分布から外れて天
井チャンバから廃熱されにくい場合、あるいは発熱体で
温められた空気の熱を空調空気だけでは廃熱しきれない
場合にも、空調ゾーンに滞留させることなく迅速且つ確
実に床下チヤンバに廃熱することができる。
【0009】また、本発明では、吸気手段で吸気された
温かい空気を冷却する冷却手段を設けたので、吸気手段
で床下チャンバに吸気される温かい空気により空調機か
ら床下チヤンバに供給される空調空気の温度の上昇を防
止することができる。これにより、前記熱負荷の局所的
処理を更に完全な形で行うことができるので、空調機へ
の負荷を低減し一層の省エネ空調を行うことができる。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る空調シス
テム20の好ましい実施例について詳説する。図1に示
すように、事務室22の床24には複数の吹出口26、
26…が形成され、天井28には複数の天井吸気口3
0、30…が形成されている。また、事務室22の床2
4下に形成された床下チャンバ32には主として送気フ
ァンから成る複数のファン付き吹出しユニット34が設
けられ、事務室22の天井裏には天井チヤンバ36が形
成されている。また、床下チヤンバ32は送気ダクト3
8を介して空調機40の送気側に連通し、天井チヤンバ
38は還気ダクト42を介して空調機40の吸気側に連
通している。また、還気ダクト42は途中から分岐して
おり、還気空気が空調機40にもどる時に一部の空気が
外部に排出されるようになっている。また、空調機40
は冷却コイル44、加熱コイル46及び送風機48から
構成され、天井チャンバ36から還気された空気は、空
調機40に導入された外気と混合された後、冷却又は加
熱されて再び床下チャンバ26に供給される。
【0011】次に、本発明の改良部分を説明すると、事
務室22に設置されたOA機器50、50周囲の床面に
は複数の床吸気口52、52…が形成されている。そし
て、床下チャンバ32には前記床吸気口52と連通した
熱交換機付きの吸込みユニット54が設けられいる。次
に、上記の如く構成された本発明の空調システム20の
作用を以下に説明する。
【0012】空調機40から事務室22内に供給される
空気は、空調機40の冷却コイル44、加熱コイル46
により温度調整されて送風機48により、床下チャンバ
32に供給される。床下チャンバ32に供給された空調
空気56はファン付き吹出しユニット34に取り込まれ
床24面の吹出口26から事務室22内に上向きに吹き
出される。吹き出された空気は、OA機器50等の発熱
体からの熱を吸収して事務室22内を上昇し、照明器具
58、58からの熱を吸収して天井吸気口30から天井
チャンバ36に吸気される。天井チャンバ36に吸気さ
れた空気は、一部の空気を還気ダクト42から排出して
空調機40に戻り、空調機40に導入された外気と混合
された後、温度調整されて再び床下チャンバ32に供給
される循環を行う。
【0013】しかし、前記OA機器50等の発熱体で温
められた空気が、机58や間仕切り60等により空調空
気56の気流分布から外れるために天井チャンバ36か
ら廃熱されにくい場合、あるいはOA機器50等発熱体
からの発熱量が大きいために、温められた空気の熱を空
調空気56だけでは廃熱しきれない場合には、発熱体で
温められた空気の熱は事務室22内から廃熱されること
なく、「熱だまり」62、62、62としてOA機器5
0周囲の床24に滞留し、事務室22内の熱負荷を大き
くすると共に、OA機器50周囲の温度環境を著しく悪
くする。
【0014】そこで本発明の空調システム20ではOA
機器50周囲の床に床吸気口52を形成すると共に、床
吸気口52を介して前記「熱だまり」62を熱交換機付
きの吸込みユニット54に吸気して冷却してから床下チ
ヤンバ32に排出するようにした。これにより、空調機
40から供給され床下チヤンバ32から上向きに吹き出
される空調空気56の気流分布内にある発熱体から発生
する熱は、空調空気56に吸収されて速やかに天井28
近傍に上昇し、更に照明器具の熱を吸収して天井チャン
バ36から吸気されて事務室22外に廃熱される。一
方、事務室22内に配置された机58や間仕切り60等
によって空調空気56の気流分布から外れたOA機器5
0等の発熱体から発生する熱や、空調空気56だけでは
廃熱しきれない熱は、熱交換機付きの吸込みユニット5
4により床吸気口52から吸気されて事務室22外に廃
熱される。そして、熱交換機付きの吸込みユニット54
により吸気された空気は冷却されてから床下チヤンバ3
2に排気され、空調機40から床下チヤンバ32に供給
された空調空気56と混合して再び事務室22内に供給
される。
【0015】このように、本発明の空調システム20
は、OA機器50周囲に発生する熱負荷を局所的に処理
することができるので、従来の空調システムのように前
記熱負荷に対応する為に、空調機40から事務室22内
に供給する空調空気56の温度を極端に低くしたり、風
量を大きくさせる必要がない。従って、空調機40の負
荷が低減するので、省エネ空調を行うことができる。即
ち、前記熱負荷の対応の為に熱交換機付きの吸込みユニ
ット54よるエネルギーの増加分があるが局所空調であ
るので、空調機40で前記熱負荷に対応する場合に比べ
顕著な省エネを行うことができる。また、事務室22の
人間に対してコールドドラフトを感じさせることがない
ので、快適な空調環境を提供することができる。
【0016】尚、本実施例では、床下チャンバ32に供
給された空調空気56をファン付き吹出しユニット34
で事務室22内に吹き出すようにしたが、床下チャンバ
32の容積が小さく空調機40の送風機48で対応でき
る場合は、ファン付き吹出しユニット34を設ける必要
はない。また、OA機器50周囲に発生する熱負荷が床
下チヤンバ32に供給する空調空気56の温度を余り変
化させない場合には、熱交換機付きの吸込みユニット5
4の熱交換機はなくてもよい。即ち、図2に示すよにO
A機器50周囲の「熱だまり」62をファン64で床吸
気口52吸気して床下チャンバ32の空調空気56に混
合するようにしてもよい。
【0017】更に、OA機器50等の発熱体の稼働状況
や事務室22内の人間の数等により、熱交換機付きの吸
込みユニット54の作動、停止を行ったり、熱交換機付
きの吸込みユニット54に吸気量の制御機構をもたせる
こともできる。また、事務室22内の空気温度と空調設
定温度との比較値に基づいて、前記熱交換機付きの吸込
みユニット54の吸気量を制御するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る空調
システムによれば、空調ゾーンに設置されたOA機器等
の発熱体周囲の床に吸気口を形成すると共に、前記吸気
口を介して前記発熱体からの発生熱で温められた空気を
吸気手段で前記床下チャンバに吸気するようにした。こ
れにより、発熱体周囲に発生する熱負荷を局所的に処理
することができるので、前記熱負に対応する為に、空調
機から空調ゾーンに供給する空調空気の温度を極端に低
くしたり、風量を大きくさせる必要がない。従って、空
調機の負荷を低減できるので、省エネ空調を行うことが
できると共に、空調ゾーン内の人間に対してコールドド
ラフトを感じさせて不快感を与えることがないので、快
適な空調ゾーンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空調システムの構成を示した構成
【図2】本発明に係る空調システムの別の実施例を説明
する構成図
【図3】従来の空調システムの構成を示した構成図
【符号の説明】
20…空調システム 22…事務室 24…床 32…床下チヤンバ 36…天井チャンバ 40…空調機 50…OA機器 52…床吸気口 54…熱交換機付きの吸込みユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調機から床下チヤンバを介して空調ゾ
    ーンに空調空気を吹き出し、天井チヤンバから吸気して
    再び前記空調機に戻して循環させる空調システムに於い
    て、 前記空調ゾーンに設置されたOA機器等の発熱体周囲の
    床に吸気口を形成すると共に、前記吸気口を介して前記
    発熱体からの発生熱で温められた空気を前記床下チャン
    バに吸気する吸気手段を設けて成ることを特徴とする空
    調システム。
  2. 【請求項2】 前記吸気手段で吸気した空気を冷却する
    冷却手段を備えたことを特徴とする請求項1の空調シス
    テム。
JP33512092A 1992-11-20 1992-11-20 空調システム Pending JPH06159729A (ja)

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JP33512092A JPH06159729A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 空調システム

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JP33512092A JPH06159729A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 空調システム

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JPH06159729A true JPH06159729A (ja) 1994-06-07

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ID=18284998

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JP33512092A Pending JPH06159729A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 空調システム

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JP (1) JPH06159729A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6374627B1 (en) * 2001-01-09 2002-04-23 Donald J. Schumacher Data center cooling system
JP2012021741A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Taisei Corp 空調システム

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