JPH06159717A - 統合単一プラスチックエアコン - Google Patents

統合単一プラスチックエアコン

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Publication number
JPH06159717A
JPH06159717A JP4319710A JP31971092A JPH06159717A JP H06159717 A JPH06159717 A JP H06159717A JP 4319710 A JP4319710 A JP 4319710A JP 31971092 A JP31971092 A JP 31971092A JP H06159717 A JPH06159717 A JP H06159717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioner
plastic
cyclic
group
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP4319710A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Mizuno
康宏 水野
Toru Koyama
小山  徹
Shigeo Amagi
滋夫 天城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】エアコンを構成するプラスチック成分を分離・
分別しなくても、優れた再生材を得られるようなエアコ
ンを提供する。 【構成】エアコンを構成するプラスチック成分がすべて
のプラスチック重量に対して、80〜100重量%の環
状熱可塑性樹脂であることを特徴とするエアコン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリサイクル可能なプラス
チック材を用いたエアコンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なユニット型ルームエアコンの概
略図を図1に、エアコンを構成するプラスチック成分の
部品名と材料名の対応表を表1に示す。図1と表1を用
いてエアコンにおけるプラスチック材料の使われ方を説
明する。キャビネット1は外観筺体厚肉部品であり、高
剛性,寸法安定性,成型性および特に軽量性と材料価格
の点からポリスチレンが用いられている。化粧枠2,吸
込グリル3は外観筺体一般部品であり、耐衝撃性,高剛
性および特に光沢・着色性と材料価格の点からポリスチ
レンが用いられている。フィルタ4は外観小物部品であ
り、二次加工性と材料価格の点からポリプロピレンが用
いられている。横羽根5は機能構造大物部品であり、高
剛性,耐衝撃性および特に耐熱性と寸法安定性の点から
ポリカーボネートが用いられている。吸込グリル押え6
は機能構造小物部品であり、高剛性,耐クリープ性およ
び特に高強度の点からポリアセタールが用いられてい
る。ランプカバー7は外観小物部品であり、光沢性と二
次加工性の点からアクリロニトリル・ブタジエン・スチ
レン樹脂が用いられている。受光カバー8は外観透明部
品であり、光線透過率と耐光性の点からポリメタクリレ
ートが用いられている。Sデンボックス9,LEDカバ
ー10は機能構造電気絶縁部品であり、絶縁耐圧と耐ト
ラッキング性の点から変性ポリフェニレンオキサイドが
用いられている。このように1台のエアコンに用いられ
るプラスチック材料は、要求特性の違いから多種に及ん
でいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにエ
アコンを構成するプラスチック成分が多種にわたると、
使用済みのエアコンを回収し、プラスチック成分をリサ
イクルするとき、そのまま全プラスチック成分を合わせ
て再生材をつくると特性は著しく低下し、また特性の優
れた再生材を得るためにはプラスチック成分の分離・分
別の必要が生じるという欠点があった。
【0004】本発明の目的は、分離・分別しなくても優
れた特性のプラスチックの再生材を得ることができるエ
アコンを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は透明性,
耐熱性,成型加工性,耐薬品性,高剛性,高強度などの
特性をバランス良く兼ねそろえた環状熱可塑性樹脂を用
いることにより、エアコンのプラスチック成分を1種類
に統合する点にある。しかるに、エアコンを構成するプ
ラスチック成分を分離・分別せずとも優れた特性の再生
材を得ることができる。
【0006】
【作用】エアコンを構成するプラスチック成分の種類が
限定されるので、発生源での廃棄物を減らすことにな
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明する。
【0008】〈実施例1〉化3の多環モノマとエチレン
とからなる環状熱可塑性プラスチックを用いて、図1に
示したエアコンを製作した。1〜10の部品をすべて1
00%環状熱可塑性プラスチックとした。用いたプラス
チックの特性を表2に示す。
【0009】
【化3】
【0010】
【表1】
【0011】このエアコンのプラスチック成分をすべて
合わせて再生材を得たところ、特性は表3のように全く
低下しなかった。
【0012】
【表2】
【0013】〈実施例2〉化4の多環モノマとエチレン
とからなりモル比が異なる3種類の環状熱可塑性プラス
チックを用いて、図1に示したエアコンを製作した。部
品1,2,5,9および10はエチレン組成50mol
%、部品3,7および8はエチレン組成60mol %、部
品4および6はエチレン組成70mol %の環状熱可塑性
プラスチック100%とした。用いたプラスチックの特
性を表2に示す。
【0014】
【化4】
【0015】このエアコンのプラスチック成分をすべて
合わせて再生材を得たところ、特性は表3のように大き
な低下はしなかった。
【0016】
【表3】
【0017】〈実施例3〉化3および化4の多環モノマ
とエチレンとからなる環状熱可塑性樹脂を用いて、図1
に示したエアコンを製作した。1〜10をすべて100
%環状熱可塑性プラスチックとした。用いたプラスチッ
クの特性を表2に示す。このエアコンのプラスチック成
分をすべて合わせて再生材を得たところ、特性は表3の
ように全く低下しなかった。
【0018】〈比較例1〉表1に示したエアコンのプラ
スチック成分をすべて合わせて再生材を得たところ、特
性は表3のように大きく低下した。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、エアコンのプラスチッ
ク成分を分離・分別しなくても、優れた特性の再生材を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のエアコンの斜視図。
【符号の説明】
1…キャビネット、2…化粧枠、3…吸込グリル。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアコンを構成するプラスチック成分が全
    てのプラスチック重量に対して、80〜100重量%の
    環状熱可塑性プラスチックであることを特徴とする統合
    単一プラスチックエアコン。
  2. 【請求項2】〔エアコンを構成するプラスチック成分が
    全てのプラスチック重量に対して、80〜100重量%
    の化1または化2で示されるような多環モノマ成分とエ
    チレンとからなる環状熱可塑性プラスチックであって、 【化1】 〔式中、lおよびmは0または1であり、nは0または
    正の整数であり、R1〜R20はそれぞれ独立に、水素原
    子,ハロゲン原子および炭化水素基よりなる群から選ば
    れる原子もしくは基を表し、R17〜R20は互いに結合し
    て単環または多環を形成していてもよく、かつ該単環ま
    たは多環が二重結合を有していてもよく、またR17とR
    18とで、またはR19とR20とでアルキリデン基を形成し
    ていてもよい。〕 【化2】 〔式中、pは0または正の整数であり、qおよびrは、
    0,1または2であり、R1′ 〜R15′はそれぞれ独立
    に水素原子,ハロゲン原子,脂肪族炭化水素基,芳香族
    炭化水素基、およびアルコキシ基よりなる群から選ばれ
    る原子もしくは基を表し、R5′またはR6′とR7′ま
    たはR8′とは、炭素数1〜3のアルキレン基を介して
    結合していてもよく、また何の基も介さずに直接結合し
    ていてもよい。〕多環モノマ/エチレン(モル比)が9
    5/5〜0/100であることを特徴とする統合単一プ
    ラスチックエアコン。
  3. 【請求項3】請求項2において、環状熱可塑性プラスチ
    ックが化1または化2で示されるような多環モノマ成分
    とエチレンとからなる環状熱可塑性であって、エチレン
    組成が60mol %である統合単一プラスチックエアコ
    ン。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3のエアコンがキャビ
    ネット,化粧枠,フィルタ,吸込グリルを含む統合単一
    プラスチックエアコン。
  5. 【請求項5】エアコンを構成するプラスチック成分が全
    てのプラスチック重量に対して、70〜99.9重量%
    の環状熱可塑性樹脂と0.1〜10重量%の相溶化剤と
    からなることを特徴とする統合単一プラスチックエアコ
    ン。
  6. 【請求項6】請求項1のエアコンのプラスチック成分に
    相溶化剤を0.1 〜10重量%添加して成る再生材。
  7. 【請求項7】請求項2のエアコンのプラスチック成分に
    相溶化剤を0.1 〜10重量%添加して成る再生材。
  8. 【請求項8】エアコンを構成するプラスチック成分が全
    てのプラスチック成分に対して、80〜100重量%の
    熱変形温度が80〜180℃、室温での曲げ強度が30
    〜130MPa,曲げ弾性率が1.5〜3.0GPaであ
    る環状熱可塑性プラスチックであることを特徴とする統
    合単一プラスチックエアコン。
JP4319710A 1992-11-30 1992-11-30 統合単一プラスチックエアコン Pending JPH06159717A (ja)

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JPH06159717A true JPH06159717A (ja) 1994-06-07

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ID=18113318

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JP (1) JPH06159717A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006080138A1 (ja) * 2005-01-28 2006-08-03 Daikin Industries, Ltd. 空気調和機の外装部材およびその製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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