JPH06159686A - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
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- JPH06159686A JPH06159686A JP31180792A JP31180792A JPH06159686A JP H06159686 A JPH06159686 A JP H06159686A JP 31180792 A JP31180792 A JP 31180792A JP 31180792 A JP31180792 A JP 31180792A JP H06159686 A JPH06159686 A JP H06159686A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 側面が上広がり状の調理物の形状を検出する
場合に、受光素子が調理物からの反射光を十分に受光で
きるようにし、形状検出精度を高くする。 【構成】 反射形光センサ22を加熱調理室12の左側
壁21の中央部分に設け、この反射形光センサ22によ
って加熱調理室12内の回転皿16上に載置された調理
物15の形状を検出するように構成して成る電子レンジ
において、反射形光センサ22の発光素子23及び受光
素子24を横に並べて配設すると共に、発光素子23及
び受光素子24の光軸が水平方向に対して斜め上向きに
なるように構成したものである。
場合に、受光素子が調理物からの反射光を十分に受光で
きるようにし、形状検出精度を高くする。 【構成】 反射形光センサ22を加熱調理室12の左側
壁21の中央部分に設け、この反射形光センサ22によ
って加熱調理室12内の回転皿16上に載置された調理
物15の形状を検出するように構成して成る電子レンジ
において、反射形光センサ22の発光素子23及び受光
素子24を横に並べて配設すると共に、発光素子23及
び受光素子24の光軸が水平方向に対して斜め上向きに
なるように構成したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射形光センサによっ
て加熱調理室内の調理物の形状を検出するように構成し
て成る加熱調理器に関する。
て加熱調理室内の調理物の形状を検出するように構成し
て成る加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱調理器として例えば電子レンジにお
いては、従来より、加熱調理室内の調理物の形状を検出
する反射形光センサを備えたものがある。この反射形光
センサ1は、図15に示すように、加熱調理室2の内側
壁3に設けられており、発光素子4及び受光素子(図示
しない)を横に並べて構成されている。この構成では、
発光素子4から発光された光が調理物5に照射され、該
調理物5で反射した光が受光素子に受光されるようにな
っている。
いては、従来より、加熱調理室内の調理物の形状を検出
する反射形光センサを備えたものがある。この反射形光
センサ1は、図15に示すように、加熱調理室2の内側
壁3に設けられており、発光素子4及び受光素子(図示
しない)を横に並べて構成されている。この構成では、
発光素子4から発光された光が調理物5に照射され、該
調理物5で反射した光が受光素子に受光されるようにな
っている。
【0003】そして、調理物5を載置する回転皿6を回
転させると、調理物の形状に応じて受光素子から出力さ
れる受光信号のレベルが変化することから、この受光信
号のレベルの変化に基づいて調理物5の形状を検出する
ことができるようになっている。
転させると、調理物の形状に応じて受光素子から出力さ
れる受光信号のレベルが変化することから、この受光信
号のレベルの変化に基づいて調理物5の形状を検出する
ことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、発
光素子4及び受光素子の光軸が水平方向に沿うようにな
っているので、図15に示すように、例えばスポンジケ
ーキの型のように、調理物5の側面が水平方向に対して
直交する面を有する形状の場合には、受光素子が調理物
5からの反射光を十分に受光することができる。
光素子4及び受光素子の光軸が水平方向に沿うようにな
っているので、図15に示すように、例えばスポンジケ
ーキの型のように、調理物5の側面が水平方向に対して
直交する面を有する形状の場合には、受光素子が調理物
5からの反射光を十分に受光することができる。
【0005】しかし、図16に示すように、例えばパウ
ンドケーキの型のように、調理物7の側面の形状が逆テ
ーパ状即ち上広がり状になっている場合には、発光素子
4からの光が調理物7の側面に当たると、該側面で斜め
下方に反射されるため、受光素子が調理物7からの反射
光を十分に受光することができなくなり、調理物7の形
状を正確に検出することができなくなることがあった。
特に、食品を収容する鍋等の容器の形状は、食品の出し
入れの行い易さを考慮して、その側面が上広がり状にな
っていることが多いので、上述した問題を解決すること
が強く要望されている。
ンドケーキの型のように、調理物7の側面の形状が逆テ
ーパ状即ち上広がり状になっている場合には、発光素子
4からの光が調理物7の側面に当たると、該側面で斜め
下方に反射されるため、受光素子が調理物7からの反射
光を十分に受光することができなくなり、調理物7の形
状を正確に検出することができなくなることがあった。
特に、食品を収容する鍋等の容器の形状は、食品の出し
入れの行い易さを考慮して、その側面が上広がり状にな
っていることが多いので、上述した問題を解決すること
が強く要望されている。
【0006】そこで、本発明の目的は、調理物の側面の
形状が上広がり状になっている場合に、受光素子が調理
物からの反射光を十分に受光することができ、調理物の
形状を正確に検出することができる加熱調理器を提供す
るにある。
形状が上広がり状になっている場合に、受光素子が調理
物からの反射光を十分に受光することができ、調理物の
形状を正確に検出することができる加熱調理器を提供す
るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
加熱調理器は、発光素子及び受光素子を有する反射形光
センサを加熱調理室の内側壁に設け、該反射形光センサ
によって前記加熱調理室内の調理物の形状を検出するよ
うに構成して成るものにおいて、前記発光素子及び受光
素子を横に並べて配設すると共に、前記発光素子及び受
光素子の光軸が水平方向に対して斜め上向きになるよう
に構成したところに特徴を有する。
加熱調理器は、発光素子及び受光素子を有する反射形光
センサを加熱調理室の内側壁に設け、該反射形光センサ
によって前記加熱調理室内の調理物の形状を検出するよ
うに構成して成るものにおいて、前記発光素子及び受光
素子を横に並べて配設すると共に、前記発光素子及び受
光素子の光軸が水平方向に対して斜め上向きになるよう
に構成したところに特徴を有する。
【0008】本発明の請求項2記載の加熱調理器は、発
光素子及び受光素子を有する反射形光センサを加熱調理
室の内側壁に設け、該反射形光センサによって前記加熱
調理室内の調理物の形状を検出するように構成して成る
ものにおいて、前記発光素子の下方に前記受光素子を設
けたところに特徴を有する。
光素子及び受光素子を有する反射形光センサを加熱調理
室の内側壁に設け、該反射形光センサによって前記加熱
調理室内の調理物の形状を検出するように構成して成る
ものにおいて、前記発光素子の下方に前記受光素子を設
けたところに特徴を有する。
【0009】
【作用】請求項1記載の加熱調理器によれば、発光素子
及び受光素子の光軸が水平方向に対して斜め上向きにな
るように構成されているので、調理物の側面の形状が上
広がり状になっている場合に、発光素子からの斜め上向
きの光が調理物の側面に当たると、該側面で斜め下方に
反射することから、受光素子が調理物からの反射光を十
分に受光できるようになる。従って、調理物の形状を正
確に検出することができる。尚、調理物の側面が水平方
向に対して直交する面を有する形状の場合には、受光素
子が調理物からの反射光を十分には受光できなくなるこ
とがあるが、このような形状の調理物がそれほど多くな
いことから、実用上あまり問題にならない。
及び受光素子の光軸が水平方向に対して斜め上向きにな
るように構成されているので、調理物の側面の形状が上
広がり状になっている場合に、発光素子からの斜め上向
きの光が調理物の側面に当たると、該側面で斜め下方に
反射することから、受光素子が調理物からの反射光を十
分に受光できるようになる。従って、調理物の形状を正
確に検出することができる。尚、調理物の側面が水平方
向に対して直交する面を有する形状の場合には、受光素
子が調理物からの反射光を十分には受光できなくなるこ
とがあるが、このような形状の調理物がそれほど多くな
いことから、実用上あまり問題にならない。
【0010】また、請求項2記載の加熱調理器によれ
ば、発光素子の下方に受光素子を設ける構成としたの
で、調理物の側面の形状が上広がり状になっている場合
に、発光素子からの光が調理物に当たると、斜め下方に
反射することから、受光素子が調理物からの反射光を十
分に受光できるようになる。従って、調理物の形状を正
確に検出することができる。尚、調理物の側面が水平方
向に対して直交する面を有する形状の場合には、このよ
うな形状の調理物がそれほど多くないことから、実用上
あまり問題にならない。
ば、発光素子の下方に受光素子を設ける構成としたの
で、調理物の側面の形状が上広がり状になっている場合
に、発光素子からの光が調理物に当たると、斜め下方に
反射することから、受光素子が調理物からの反射光を十
分に受光できるようになる。従って、調理物の形状を正
確に検出することができる。尚、調理物の側面が水平方
向に対して直交する面を有する形状の場合には、このよ
うな形状の調理物がそれほど多くないことから、実用上
あまり問題にならない。
【0011】
【実施例】以下、本発明を電子レンジに適用した第1の
実施例について図1ないし図12を参照しながら説明す
る。まず、電子レンジ全体の概略構成を示す図2におい
て、レンジ本体11内には、加熱調理室12が設けられ
ている。この加熱調理室12の前面開口部は、扉13に
より開閉されるようになっている。
実施例について図1ないし図12を参照しながら説明す
る。まず、電子レンジ全体の概略構成を示す図2におい
て、レンジ本体11内には、加熱調理室12が設けられ
ている。この加熱調理室12の前面開口部は、扉13に
より開閉されるようになっている。
【0012】上記加熱調理室12の右側には、機械室が
設けられており、この機械室内に加熱手段であるマグネ
トロン14(図3参照)、このマグネトロン14を駆動
する駆動装置、マグネトロン14を冷却するファン装置
等が配設されている。上記マグネトロン14は、マイク
ロ波を加熱調理室12内へ供給して、該加熱調理室12
内に収容された調理物15(図4参照)を高周波加熱す
る。
設けられており、この機械室内に加熱手段であるマグネ
トロン14(図3参照)、このマグネトロン14を駆動
する駆動装置、マグネトロン14を冷却するファン装置
等が配設されている。上記マグネトロン14は、マイク
ロ波を加熱調理室12内へ供給して、該加熱調理室12
内に収容された調理物15(図4参照)を高周波加熱す
る。
【0013】また、加熱調理室12の内底部には、回転
皿16が回転可能に設けられている。この回転皿16
は、加熱調理室12の外底部に設けられたターンテーブ
ルモータ17(図3参照)により回転駆動されるように
構成されている。上記回転皿16上に、調理物15が載
置されるようになっている。また、レンジ本体11の前
面右端部には、操作パネル18が設けられており、この
操作パネル18に各種スイッチ19及び表示部20が配
設されている。
皿16が回転可能に設けられている。この回転皿16
は、加熱調理室12の外底部に設けられたターンテーブ
ルモータ17(図3参照)により回転駆動されるように
構成されている。上記回転皿16上に、調理物15が載
置されるようになっている。また、レンジ本体11の前
面右端部には、操作パネル18が設けられており、この
操作パネル18に各種スイッチ19及び表示部20が配
設されている。
【0014】さて、加熱調理室12の内側壁である例え
ば左側壁21の中央部分には、調理物の形状を検出(認
識)する反射形光センサ22が設けられている。この反
射形光センサ22は、例えば発光ダイオード等からなる
発光素子23及び例えばフォトトランジスタ等からなる
受光素子24から構成されている。この場合、発光素子
23及び受光素子24は、横に並んで配設されている。
ば左側壁21の中央部分には、調理物の形状を検出(認
識)する反射形光センサ22が設けられている。この反
射形光センサ22は、例えば発光ダイオード等からなる
発光素子23及び例えばフォトトランジスタ等からなる
受光素子24から構成されている。この場合、発光素子
23及び受光素子24は、横に並んで配設されている。
【0015】そして、発光素子23から発光された光が
調理物15に照射され、該調理物15で反射した光が受
光素子24に受光されるようになっている。上記発光素
子23の指向性を図11のの特性図で示し、受光素子2
4の指向性を図12の特性図で示す。これらの特性図か
ら明らかなように、発光素子23の発光強度及び受光素
子24の受光感度は、それぞれ中心部ほど強くなってい
る。
調理物15に照射され、該調理物15で反射した光が受
光素子24に受光されるようになっている。上記発光素
子23の指向性を図11のの特性図で示し、受光素子2
4の指向性を図12の特性図で示す。これらの特性図か
ら明らかなように、発光素子23の発光強度及び受光素
子24の受光感度は、それぞれ中心部ほど強くなってい
る。
【0016】ここで、上記反射形光センサ22の具体的
構造を、図1を参照して説明する。図1に示すように、
発光素子23及び受光素子24は、プリント配線基板2
5に装着されていると共に、このプリント配線基板25
はホルダー26に取付けられている。これにより、発光
素子23及び受光素子24は、ホルダー26にその素子
収容孔26a内に収容された状態で取付けられている。
そして、ホルダー26は、取付板27を介して加熱調理
室12の左側壁21に取付けられている。
構造を、図1を参照して説明する。図1に示すように、
発光素子23及び受光素子24は、プリント配線基板2
5に装着されていると共に、このプリント配線基板25
はホルダー26に取付けられている。これにより、発光
素子23及び受光素子24は、ホルダー26にその素子
収容孔26a内に収容された状態で取付けられている。
そして、ホルダー26は、取付板27を介して加熱調理
室12の左側壁21に取付けられている。
【0017】この場合、取付板27の上部脚部27a及
び下部脚部27bの各高さに差を設けることにより、ホ
ルダー26即ちプリント配線基板25が水平方向に対し
て例えば80°の角度をなすように配置されている。こ
れにより、発光素子23及び受光素子24の光軸が、水
平方向に対して斜め上向きになるように構成されてい
る。尚、加熱調理室12の左側壁21には、発光素子2
3及び受光素子24にそれぞれ対応して光を通過させる
貫通孔21aが形成されている。
び下部脚部27bの各高さに差を設けることにより、ホ
ルダー26即ちプリント配線基板25が水平方向に対し
て例えば80°の角度をなすように配置されている。こ
れにより、発光素子23及び受光素子24の光軸が、水
平方向に対して斜め上向きになるように構成されてい
る。尚、加熱調理室12の左側壁21には、発光素子2
3及び受光素子24にそれぞれ対応して光を通過させる
貫通孔21aが形成されている。
【0018】また、電気的構成を示す図3において、マ
イクロコンピュータ等からなる制御回路28は、電子レ
ンジ全体の運転を制御するための制御プログラムを記憶
している。この制御回路28は、各種スイッチ19から
の種々のスイッチ信号を受けると共に、マグネトロン1
4、ターンテーブルモータ17及び表示部20をそれぞ
れ駆動回路29、30、31を介して駆動制御するよう
に構成されている。また、制御回路28は、発光素子2
3を駆動制御すると共に、受光素子24からの受光信号
を受けるようになっている。
イクロコンピュータ等からなる制御回路28は、電子レ
ンジ全体の運転を制御するための制御プログラムを記憶
している。この制御回路28は、各種スイッチ19から
の種々のスイッチ信号を受けると共に、マグネトロン1
4、ターンテーブルモータ17及び表示部20をそれぞ
れ駆動回路29、30、31を介して駆動制御するよう
に構成されている。また、制御回路28は、発光素子2
3を駆動制御すると共に、受光素子24からの受光信号
を受けるようになっている。
【0019】次に、上記構成の作用を図4ないし図10
も参照して説明する。まず、反射形光センサ22により
調理物15の形状を検出する制御の原理を、図6ないし
図10に従って簡単に述べる。上記反射形光センサ22
により調理物15の形状を検出する場合、ターンテーブ
ルモータ17を通電駆動して回転皿16即ち調理物15
を回転させながら行う。
も参照して説明する。まず、反射形光センサ22により
調理物15の形状を検出する制御の原理を、図6ないし
図10に従って簡単に述べる。上記反射形光センサ22
により調理物15の形状を検出する場合、ターンテーブ
ルモータ17を通電駆動して回転皿16即ち調理物15
を回転させながら行う。
【0020】具体的には、図6に示すように、調理物3
2が例えばスポンジケーキ用の型のような横断面円形の
形状である場合には、ターンテーブルモータ17を通電
駆動して調理物32を回転させても、反射形光センサ2
2と調理物32の外周面との間の距離がほぼ一定である
と共に、調理物32の外周面における反射形光センサ2
2の発光素子23からの光の反射条件(反射角度)がほ
ぼ同じである。
2が例えばスポンジケーキ用の型のような横断面円形の
形状である場合には、ターンテーブルモータ17を通電
駆動して調理物32を回転させても、反射形光センサ2
2と調理物32の外周面との間の距離がほぼ一定である
と共に、調理物32の外周面における反射形光センサ2
2の発光素子23からの光の反射条件(反射角度)がほ
ぼ同じである。
【0021】このため、調理物32で反射した反射光を
受光素子24が受光するとき、受光素子24から出力さ
れる受光信号のレベルは、調理物32が回転しても図7
に示すようにほぼ一定になる。従って、制御回路28
は、受光信号のレベルが図7に示すように変化するパタ
ーンであることを検出した場合には、調理物32の形状
が横断面円形であると判断して認識する。
受光素子24が受光するとき、受光素子24から出力さ
れる受光信号のレベルは、調理物32が回転しても図7
に示すようにほぼ一定になる。従って、制御回路28
は、受光信号のレベルが図7に示すように変化するパタ
ーンであることを検出した場合には、調理物32の形状
が横断面円形であると判断して認識する。
【0022】一方、図8及び図9に示すように、調理物
33が例えば横断面正方形の形状である場合には、ター
ンテーブルモータ17を通電駆動して調理物33を回転
させると、反射形光センサ22と調理物33の外周面と
の間の距離が変化すると共に、図8及び図9に示すよう
に、調理物33の外周面における発光素子23からの光
の反射条件(反射角度)が変化する。
33が例えば横断面正方形の形状である場合には、ター
ンテーブルモータ17を通電駆動して調理物33を回転
させると、反射形光センサ22と調理物33の外周面と
の間の距離が変化すると共に、図8及び図9に示すよう
に、調理物33の外周面における発光素子23からの光
の反射条件(反射角度)が変化する。
【0023】このため、調理物33で反射した光が受光
素子24に受光されるとき、受光素子24から出力され
る受光信号のレベルは、調理物33の回転に応じて図1
0に示すように変化する。従って、制御回路28は、受
光素子24からの受光信号のレベルが図10に示すよう
に変化するパターンであることを検出した場合には、調
理物33の形状が横断面正方形であると判断して認識す
る。
素子24に受光されるとき、受光素子24から出力され
る受光信号のレベルは、調理物33の回転に応じて図1
0に示すように変化する。従って、制御回路28は、受
光素子24からの受光信号のレベルが図10に示すよう
に変化するパターンであることを検出した場合には、調
理物33の形状が横断面正方形であると判断して認識す
る。
【0024】次に、図4に示すように、例えばパウンド
ケーキ用の型のように調理物15の側面の形状が上広が
り状になっているものを反射形光センサ22により検出
する場合について説明する。この場合、図1及び図4に
示すように、反射形光センサ22の発光素子23及び受
光素子24の光軸が水平方向に対して斜め上向きになる
ように構成されているので、調理物15の側面の形状が
上広がり状になっていても、発光素子23からの光が調
理物15の側面で反射したとき、その反射光は斜め下方
に反射されて、受光素子24側に向けて反射されるよう
になる。
ケーキ用の型のように調理物15の側面の形状が上広が
り状になっているものを反射形光センサ22により検出
する場合について説明する。この場合、図1及び図4に
示すように、反射形光センサ22の発光素子23及び受
光素子24の光軸が水平方向に対して斜め上向きになる
ように構成されているので、調理物15の側面の形状が
上広がり状になっていても、発光素子23からの光が調
理物15の側面で反射したとき、その反射光は斜め下方
に反射されて、受光素子24側に向けて反射されるよう
になる。
【0025】このため、受光素子24は、調理物15か
らの反射光を十分に受光できるようになり、検出精度が
高くなる。従って、従来構成(図16参照)とは異な
り、調理物15の形状を正確に検出することができる。
特に、加熱調理に実際に使用する鍋等の容器の形状は、
食品の出し入れの行い易さを考慮して、その側面が上広
がり(逆テーパ状)の形状になっていることが多い。こ
のため、本実施例のように反射形光センサ22を構成す
ることによって、側面が上広がりの調理物15の形状を
正確に検出できることは、実用上極めて有効な効果を奏
する。
らの反射光を十分に受光できるようになり、検出精度が
高くなる。従って、従来構成(図16参照)とは異な
り、調理物15の形状を正確に検出することができる。
特に、加熱調理に実際に使用する鍋等の容器の形状は、
食品の出し入れの行い易さを考慮して、その側面が上広
がり(逆テーパ状)の形状になっていることが多い。こ
のため、本実施例のように反射形光センサ22を構成す
ることによって、側面が上広がりの調理物15の形状を
正確に検出できることは、実用上極めて有効な効果を奏
する。
【0026】尚、図5に示すように、例えばスポンジケ
ーキ用の型のように調理物34の側面が水平方向に対し
て直交する面を有する形状の場合には、受光素子24が
調理物34からの反射光を十分には受光できなくなるこ
とがあるが、この場合、スポンジケーキ用の型のように
調理物34の横断面形状が円形であれば、受光素子24
の受光精度が多少悪くなっても、調理物34の形状を誤
って検出することはない。また、調理物の側面が水平方
向に対して直交する面を有する形状であって、しかも、
横断面形状が矩形状のもののような場合には、調理物の
形状を正確に検出できなくなることがあるが、そのよう
な形状の調理物は実際にはほとんどないことから、実用
上はほとんど問題にならない。
ーキ用の型のように調理物34の側面が水平方向に対し
て直交する面を有する形状の場合には、受光素子24が
調理物34からの反射光を十分には受光できなくなるこ
とがあるが、この場合、スポンジケーキ用の型のように
調理物34の横断面形状が円形であれば、受光素子24
の受光精度が多少悪くなっても、調理物34の形状を誤
って検出することはない。また、調理物の側面が水平方
向に対して直交する面を有する形状であって、しかも、
横断面形状が矩形状のもののような場合には、調理物の
形状を正確に検出できなくなることがあるが、そのよう
な形状の調理物は実際にはほとんどないことから、実用
上はほとんど問題にならない。
【0027】更に、上記実施例では、発光素子23及び
受光素子24の光軸が水平方向に対して斜め上向きにな
るように構成するに際して、ホルダー26即ちプリント
配線基板25を水平方向に対して例えば80°の角度を
なすように配置したが、この角度は適宜設定すれば良
い。具体的には、上記角度として、80°と90°との
中間の角度である85°としても、第1の実施例とほぼ
同様な作用効果を得ることができる。
受光素子24の光軸が水平方向に対して斜め上向きにな
るように構成するに際して、ホルダー26即ちプリント
配線基板25を水平方向に対して例えば80°の角度を
なすように配置したが、この角度は適宜設定すれば良
い。具体的には、上記角度として、80°と90°との
中間の角度である85°としても、第1の実施例とほぼ
同様な作用効果を得ることができる。
【0028】図13及び図14は、本発明の第2の実施
例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説
明する。図13において、反射形光センサ22に代わる
反射形光センサ35は、発光素子36と、この発光素子
36の下方に設けられた受光素子37とから構成されて
いる。この場合、受光素子37は、発光素子36の斜め
下方に配置しても良いし、直下に配置しても良い。
例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説
明する。図13において、反射形光センサ22に代わる
反射形光センサ35は、発光素子36と、この発光素子
36の下方に設けられた受光素子37とから構成されて
いる。この場合、受光素子37は、発光素子36の斜め
下方に配置しても良いし、直下に配置しても良い。
【0029】上記第2の実施例の反射形光センサ35に
より、側面の形状が上広がり状になっている調理物15
を検出する場合、調理物15の側面の形状が上広がり状
になっているために、発光素子36から発光された光が
調理物15の側面で反射すると、その反射光は斜め下向
きに反射される。
より、側面の形状が上広がり状になっている調理物15
を検出する場合、調理物15の側面の形状が上広がり状
になっているために、発光素子36から発光された光が
調理物15の側面で反射すると、その反射光は斜め下向
きに反射される。
【0030】このとき、受光素子37が発光素子36の
下方に設けられているので、上記反射光は受光素子37
側に向けて反射されるようになる。従って、受光素子3
7は、調理物15からの反射光を十分に受光できるよう
になり、調理物15の形状の検出精度が高くなる。尚、
上述した構成以外の構成は、第1の実施例の構成と同一
である。
下方に設けられているので、上記反射光は受光素子37
側に向けて反射されるようになる。従って、受光素子3
7は、調理物15からの反射光を十分に受光できるよう
になり、調理物15の形状の検出精度が高くなる。尚、
上述した構成以外の構成は、第1の実施例の構成と同一
である。
【0031】また、図14に示すように、例えばスポン
ジケーキ用の型のように調理物34の側面が水平方向に
対して直交する面を有する形状の場合には、調理物34
で反射した反射光が真横に反射されるため、受光素子3
7が調理物34からの反射光を十分には受光できなくな
ることがあるが、この場合、スポンジケーキ用の型のよ
うに調理物34の横断面形状が円形であれば、受光素子
37の受光精度が多少悪くなっても、調理物34の形状
を誤って検出することはない。
ジケーキ用の型のように調理物34の側面が水平方向に
対して直交する面を有する形状の場合には、調理物34
で反射した反射光が真横に反射されるため、受光素子3
7が調理物34からの反射光を十分には受光できなくな
ることがあるが、この場合、スポンジケーキ用の型のよ
うに調理物34の横断面形状が円形であれば、受光素子
37の受光精度が多少悪くなっても、調理物34の形状
を誤って検出することはない。
【0032】更に、上記第2の実施例では、受光素子3
7を発光素子36の下方に設けているので、調理物34
の側面が水平方向に対して直交する面を有する形状の場
合であっても、光軸を多少調節することにより、従来構
成(図16参照)の反射形光センサで側面の形状が上広
がり状になっている調理物を検出する場合に比べて、検
出精度を高くすることができる。
7を発光素子36の下方に設けているので、調理物34
の側面が水平方向に対して直交する面を有する形状の場
合であっても、光軸を多少調節することにより、従来構
成(図16参照)の反射形光センサで側面の形状が上広
がり状になっている調理物を検出する場合に比べて、検
出精度を高くすることができる。
【0033】また、調理物の側面が水平方向に対して直
交する面を有する形状であって、しかも、横断面形状が
矩形状のものの場合にも、調理物の形状を正確に検出で
きなくなることがあるが、そのような形状の調理物は実
際にはほとんどないことから、第1の実施例と同様にし
て実用上はほとんど問題にならない。
交する面を有する形状であって、しかも、横断面形状が
矩形状のものの場合にも、調理物の形状を正確に検出で
きなくなることがあるが、そのような形状の調理物は実
際にはほとんどないことから、第1の実施例と同様にし
て実用上はほとんど問題にならない。
【0034】尚、上記各実施例では、電子レンジに適用
したが、ヒータ付き電子レンジやオーブンやトースタ等
に適用しても良い。
したが、ヒータ付き電子レンジやオーブンやトースタ等
に適用しても良い。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りであるの
で、次の効果を得ることができる。
で、次の効果を得ることができる。
【0036】請求項1記載の加熱調理器においては、発
光素子及び受光素子の光軸を水平方向に対して斜め上向
きになるように構成したので、調理物の側面の形状が上
広がり状になっている場合に、発光素子からの光が調理
物に当たって斜め下方に反射しても、受光素子が調理物
からの反射光を十分に受光することができ、調理物の形
状を正確に検出することができる。
光素子及び受光素子の光軸を水平方向に対して斜め上向
きになるように構成したので、調理物の側面の形状が上
広がり状になっている場合に、発光素子からの光が調理
物に当たって斜め下方に反射しても、受光素子が調理物
からの反射光を十分に受光することができ、調理物の形
状を正確に検出することができる。
【0037】請求項2記載の加熱調理器においては、発
光素子の下方に受光素子を設ける構成としたので、調理
物の側面の形状が上広がり状になっている場合に、発光
素子からの光が調理物に当たって斜め下方に反射して
も、受光素子が該反射光を十分に受光できるようにな
り、調理物の形状を正確に検出することができる。
光素子の下方に受光素子を設ける構成としたので、調理
物の側面の形状が上広がり状になっている場合に、発光
素子からの光が調理物に当たって斜め下方に反射して
も、受光素子が該反射光を十分に受光できるようにな
り、調理物の形状を正確に検出することができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す反射形光センサ周
辺の部分縦断正面図
辺の部分縦断正面図
【図2】電子レンジ全体の斜視図
【図3】ブロック図
【図4】側面の形状が上広がり状になっている調理物の
形状を検出する状態を示す縦断正面図
形状を検出する状態を示す縦断正面図
【図5】側面が水平方向に対して直交する面を有する調
理物の形状を検出する状態を示す縦断正面図
理物の形状を検出する状態を示す縦断正面図
【図6】横断面円形である調理物の形状を検出する状態
を示す横断面図
を示す横断面図
【図7】受光信号のレベルの変化を示すグラフ
【図8】横断面正方形である調理物の形状を検出する状
態を示す横断面図
態を示す横断面図
【図9】異なる回転状態を示す図8相当図
【図10】受光信号のレベルの変化を示すグラフ
【図11】発光素子の発光強度の指向性を示す特性図
【図12】受光素子の受光感度の指向性を示す特性図
【図13】本発明の第2の実施例を示す図4相当図
【図14】図5相当図
【図15】従来構成を示す図5相当図
【図16】図4相当図
11はレンジ本体、12は加熱調理室、14はマグネト
ロン、15は調理物、16は回転皿、21は左側壁(内
側壁)、22は反射形光センサ、23は発光素子、24
は受光素子、26はホルダー、27は取付板、28は制
御回路、32、33、34は調理物、35は反射形光セ
ンサ、36は発光素子、37は受光素子を示す。
ロン、15は調理物、16は回転皿、21は左側壁(内
側壁)、22は反射形光センサ、23は発光素子、24
は受光素子、26はホルダー、27は取付板、28は制
御回路、32、33、34は調理物、35は反射形光セ
ンサ、36は発光素子、37は受光素子を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 発光素子及び受光素子を有する反射形光
センサを加熱調理室の内側壁に設け、該反射形光センサ
によって前記加熱調理室内の調理物の形状を検出するよ
うに構成して成る加熱調理器において、 前記発光素子及び受光素子を横に並べて配設すると共
に、前記発光素子及び受光素子の光軸が水平方向に対し
て斜め上向きになるように構成したことを特徴とする加
熱調理器。 - 【請求項2】 発光素子及び受光素子を有する反射形光
センサを加熱調理室の内側壁に設け、該反射形光センサ
によって前記加熱調理室内の調理物の形状を検出するよ
うに構成して成る加熱調理器において、 前記発光素子の下方に前記受光素子を設けたことを特徴
とする加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31180792A JPH06159686A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31180792A JPH06159686A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06159686A true JPH06159686A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18021668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31180792A Pending JPH06159686A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06159686A (ja) |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP31180792A patent/JPH06159686A/ja active Pending
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