JPH074666A - 電子レンジ - Google Patents
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- JPH074666A JPH074666A JP14036193A JP14036193A JPH074666A JP H074666 A JPH074666 A JP H074666A JP 14036193 A JP14036193 A JP 14036193A JP 14036193 A JP14036193 A JP 14036193A JP H074666 A JPH074666 A JP H074666A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thawing
- weight
- mesh
- defrosting
- cooking mode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転皿に載せられた物が解凍網であるか否か
を正確に判断する。 【構成】 食品を解凍する場合、その食品を載せた透明
プラスチック製の解凍網19を回転皿18に載置する。
回転皿18に載せられた物の検出は、モータ16により
回転皿18を回転させながら発光ダイオード20を所定
回数発光させることにより行うが、解凍網19は透明で
あるから、その発光回数と受光素子21の受光回数とは
等しくなるので、他の物と正確に区別できる。加えて、
発光回数と受光回数とが等しい場合には、次に重量セン
サ23の検出重量に基づいて回転皿18に載せられた物
の重量を算出し、それが解凍網19の重量を越えたと
き、実行する調理モードを解凍調理モードに設定する。
このため、回転皿18に何も載せられていない場合や解
凍網19に食品が載せられていない場合には、解凍調理
モードに設定されることはないので、解凍すべき食品が
ないにも拘らず解凍調理が実行されてしまうことはな
い。
を正確に判断する。 【構成】 食品を解凍する場合、その食品を載せた透明
プラスチック製の解凍網19を回転皿18に載置する。
回転皿18に載せられた物の検出は、モータ16により
回転皿18を回転させながら発光ダイオード20を所定
回数発光させることにより行うが、解凍網19は透明で
あるから、その発光回数と受光素子21の受光回数とは
等しくなるので、他の物と正確に区別できる。加えて、
発光回数と受光回数とが等しい場合には、次に重量セン
サ23の検出重量に基づいて回転皿18に載せられた物
の重量を算出し、それが解凍網19の重量を越えたと
き、実行する調理モードを解凍調理モードに設定する。
このため、回転皿18に何も載せられていない場合や解
凍網19に食品が載せられていない場合には、解凍調理
モードに設定されることはないので、解凍すべき食品が
ないにも拘らず解凍調理が実行されてしまうことはな
い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転皿に載せられた付
属品を判別することにより、調理モードを自動的に設定
するように構成した電子レンジに関する。
属品を判別することにより、調理モードを自動的に設定
するように構成した電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】電子レンジでは、操作の手数を省くため
に、調理モードを自動的に設定する機能を備えたものが
提供されている。このものでは、一般に、回転皿に載せ
られた付属品の種類を光センサにより判別し、その判別
結果により調理モードを設定する構成が採用されてい
る。
に、調理モードを自動的に設定する機能を備えたものが
提供されている。このものでは、一般に、回転皿に載せ
られた付属品の種類を光センサにより判別し、その判別
結果により調理モードを設定する構成が採用されてい
る。
【0003】解凍調理モードを他の調理モードから区別
する場合も同様の構成が採用される。すなわち、解凍調
理を行う場合には、図5に示すように、複数個の脚1a
を有する解凍網1が使用されるが、他の通常の加熱調理
の場合には、図6に示すように、食器皿2や茶碗(図示
せず)が用いられる。
する場合も同様の構成が採用される。すなわち、解凍調
理を行う場合には、図5に示すように、複数個の脚1a
を有する解凍網1が使用されるが、他の通常の加熱調理
の場合には、図6に示すように、食器皿2や茶碗(図示
せず)が用いられる。
【0004】回転皿3に載せられた物が解凍網1である
か、それ以外の物であるかを判別する際には、回転皿3
を回転させながら、光センサの投光素子3を例えば12
秒間に600回点灯させる。すると、解凍網1である場
合には、投光素子4が発した光は脚1aにより間欠的に
遮られるが、殆どは脚1a間を通過して受光素子5に受
光される。一方、食器皿2の場合には、投光素子4が発
した光は食器皿2に載せられた食品や茶碗により略完全
に遮られるため、受光素子5の受光回数は解凍網1の場
合に比べて極端に少なくなる。そこで、従来では、受光
素子5の受光回数が560〜570回の範囲にある場合
には、回転皿3に解凍網1が載せられているとし、従っ
て調理モードは解凍調理であると判断し、それ以外の場
合には、通常の加熱調理であると判断するようにしてい
る。
か、それ以外の物であるかを判別する際には、回転皿3
を回転させながら、光センサの投光素子3を例えば12
秒間に600回点灯させる。すると、解凍網1である場
合には、投光素子4が発した光は脚1aにより間欠的に
遮られるが、殆どは脚1a間を通過して受光素子5に受
光される。一方、食器皿2の場合には、投光素子4が発
した光は食器皿2に載せられた食品や茶碗により略完全
に遮られるため、受光素子5の受光回数は解凍網1の場
合に比べて極端に少なくなる。そこで、従来では、受光
素子5の受光回数が560〜570回の範囲にある場合
には、回転皿3に解凍網1が載せられているとし、従っ
て調理モードは解凍調理であると判断し、それ以外の場
合には、通常の加熱調理であると判断するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転皿
3に食器皿2が載せられている場合であっても、その食
器皿2に載せられた食品が例えばシューマイなどである
と、投光素子4が発した光はシューマイにより間欠的に
遮られるが、殆どはシューマイの間を通過して受光素子
5に受光されるようになる場合があり、この場合には受
光回数が解凍網1のときと同等となって通常の加熱調理
であるにも拘らず、解凍調理であると誤判断してしまう
という問題を生ずる。
3に食器皿2が載せられている場合であっても、その食
器皿2に載せられた食品が例えばシューマイなどである
と、投光素子4が発した光はシューマイにより間欠的に
遮られるが、殆どはシューマイの間を通過して受光素子
5に受光されるようになる場合があり、この場合には受
光回数が解凍網1のときと同等となって通常の加熱調理
であるにも拘らず、解凍調理であると誤判断してしまう
という問題を生ずる。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、回転皿に載せられた物が解凍網である
か否かを正確に判断でき、通常の加熱調理であるにも拘
らず、解凍調理であると誤判断するおそれのない電子レ
ンジを提供するにある。
で、その目的は、回転皿に載せられた物が解凍網である
か否かを正確に判断でき、通常の加熱調理であるにも拘
らず、解凍調理であると誤判断するおそれのない電子レ
ンジを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子レンジは、
加熱室と、この加熱室内にマイクロ波を供給するマグネ
トロンと、前記加熱室内の下部に設けられた回転皿と、
この回転皿に載せられた物の重量を検出するための重量
センサと、脚を有し、解凍調理時に前記回転皿に載せら
れる解凍網と、投光素子および受光素子を、投光素子か
ら発せられる光が前記回転皿に載せられた前記解凍網の
脚の回転軌跡内を通過して受光素子に受光されるように
配置してなる光センサと、設定した調理モードに応じて
前記マグネトロンを制御する制御手段とを備え、前記解
凍網のうち少なくとも脚を透光性材料により形成し、前
記制御回路は、前記回転皿の回転中における前記光セン
サの受光信号に基づいて回転皿に前記解凍網が載せられ
たか否かを判断し、この判断結果が解凍網のとき、前記
重量センサの検出重量に基づいて、回転皿に載せられた
物の重量が前記解凍網単体の重量を越えていると判断し
たとき、調理モードを解凍調理モードに設定することを
特徴とするものである。
加熱室と、この加熱室内にマイクロ波を供給するマグネ
トロンと、前記加熱室内の下部に設けられた回転皿と、
この回転皿に載せられた物の重量を検出するための重量
センサと、脚を有し、解凍調理時に前記回転皿に載せら
れる解凍網と、投光素子および受光素子を、投光素子か
ら発せられる光が前記回転皿に載せられた前記解凍網の
脚の回転軌跡内を通過して受光素子に受光されるように
配置してなる光センサと、設定した調理モードに応じて
前記マグネトロンを制御する制御手段とを備え、前記解
凍網のうち少なくとも脚を透光性材料により形成し、前
記制御回路は、前記回転皿の回転中における前記光セン
サの受光信号に基づいて回転皿に前記解凍網が載せられ
たか否かを判断し、この判断結果が解凍網のとき、前記
重量センサの検出重量に基づいて、回転皿に載せられた
物の重量が前記解凍網単体の重量を越えていると判断し
たとき、調理モードを解凍調理モードに設定することを
特徴とするものである。
【0008】
【作用】解凍網の脚は透光性材料で形成されているか
ら、回転皿に解凍網が載せられている場合、投光素子が
発した光はすべて受光素子に受光される。このため、解
凍網とそれ以外の物とを正確に区別できる。加えて、解
凍網と判断したとき、重量センサの検出重量により回転
皿に載せられた物の重量が解凍網単体の重量を越えてい
るときに限り、調理モードを解凍調理モードに設定する
ので、回転皿に何も載せられていない場合や回転皿に解
凍網に載せられていても、該解凍網に解凍すべき食品が
載せられていない場合には解凍調理モードに設定される
ことはない。
ら、回転皿に解凍網が載せられている場合、投光素子が
発した光はすべて受光素子に受光される。このため、解
凍網とそれ以外の物とを正確に区別できる。加えて、解
凍網と判断したとき、重量センサの検出重量により回転
皿に載せられた物の重量が解凍網単体の重量を越えてい
るときに限り、調理モードを解凍調理モードに設定する
ので、回転皿に何も載せられていない場合や回転皿に解
凍網に載せられていても、該解凍網に解凍すべき食品が
載せられていない場合には解凍調理モードに設定される
ことはない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4に
基づいて説明する。図2に示すように、外箱11内には
内箱12が配設されており、この内箱12の内部は図示
しない扉によって開閉される加熱室13とされている。
この加熱室13内にはマグネトロン14から放射される
マイクロ波が導波管15を介して供給されるようになっ
ている。
基づいて説明する。図2に示すように、外箱11内には
内箱12が配設されており、この内箱12の内部は図示
しない扉によって開閉される加熱室13とされている。
この加熱室13内にはマグネトロン14から放射される
マイクロ波が導波管15を介して供給されるようになっ
ている。
【0010】上記内箱12の外底部にはモータ16が配
設されており、加熱室13内に突出するモータ16の回
転軸16aにはターンテーブル17が取着されている。
そして、ターンテーブル17にはガラス皿からなる回転
皿18が着脱可能に載置されている。この回転皿16に
は、御飯やおかず類などを暖める通常の加熱調理時に
は、加熱する食品を収めた食器皿や茶碗などが載置さ
れ、また解凍調理時には、解凍する食品Aを載置した解
凍網19が載置される。解凍網19は電子レンジに付属
品として備えられたもので、図3に示す円形の網主部1
9aの外周下部に複数の脚19bを突設して構成されて
いる。そして、この解凍網19は全体が透光性材料、例
えば透明なプラスチックにより形成されている。
設されており、加熱室13内に突出するモータ16の回
転軸16aにはターンテーブル17が取着されている。
そして、ターンテーブル17にはガラス皿からなる回転
皿18が着脱可能に載置されている。この回転皿16に
は、御飯やおかず類などを暖める通常の加熱調理時に
は、加熱する食品を収めた食器皿や茶碗などが載置さ
れ、また解凍調理時には、解凍する食品Aを載置した解
凍網19が載置される。解凍網19は電子レンジに付属
品として備えられたもので、図3に示す円形の網主部1
9aの外周下部に複数の脚19bを突設して構成されて
いる。そして、この解凍網19は全体が透光性材料、例
えば透明なプラスチックにより形成されている。
【0011】図3にも示すように、内箱12の右外側後
部および左外側前部には、それぞれ投光素子としての発
光ダイオード20および受光素子としてのフォトトラン
ジスタ21が配設されており、これら発光ダイオード2
0およびフォトトランジスタ21により回転皿16に載
せられた物が解凍網19かそれ以外の物かを検出するた
めの光センサ22が構成されている。なお、内箱12の
右側面および左側面には、発光ダイオード20から発せ
られる光が加熱室13内を通ってフォトトランジスタ2
1に入射するように透孔12aおよび12bが形成され
ている。
部および左外側前部には、それぞれ投光素子としての発
光ダイオード20および受光素子としてのフォトトラン
ジスタ21が配設されており、これら発光ダイオード2
0およびフォトトランジスタ21により回転皿16に載
せられた物が解凍網19かそれ以外の物かを検出するた
めの光センサ22が構成されている。なお、内箱12の
右側面および左側面には、発光ダイオード20から発せ
られる光が加熱室13内を通ってフォトトランジスタ2
1に入射するように透孔12aおよび12bが形成され
ている。
【0012】しかして、図2および図3に二点鎖線Lで
示す光センサ22の光路は、回転皿18の僅か上方で且
つ回転皿18の回転中心Oの僅か前方において、該回転
皿18を斜めに横切るように設定されており、これによ
り回転皿18に解凍網19が載せられた場合には、透孔
素子20からの光は脚19bの回転軌跡内を通るように
なっている。
示す光センサ22の光路は、回転皿18の僅か上方で且
つ回転皿18の回転中心Oの僅か前方において、該回転
皿18を斜めに横切るように設定されており、これによ
り回転皿18に解凍網19が載せられた場合には、透孔
素子20からの光は脚19bの回転軌跡内を通るように
なっている。
【0013】また、上述のように回転皿18には、解凍
網19、茶碗や皿などが載せられるが、その回転皿18
に載せられた物の重量を検出するために、前記モータ1
6の下側には重量センサ23が設けられている。この重
量センサ23は、上下に対向する可動電極板および固定
電極板を備えた静電容量形のものとして構成されてい
る。すなわち、可動電極板はモータ16の回転軸16a
を受け支持しており、該回転軸16aに作用する重量に
応じて撓み変形して固定電極板との間隔が変化するよう
になっている。このため、両電極板の静電容量は回転軸
16aに作用する荷重に応じた値となることから、その
静電容量を検出することによって回転皿18に載せられ
た物の重量を検出することができるものである。
網19、茶碗や皿などが載せられるが、その回転皿18
に載せられた物の重量を検出するために、前記モータ1
6の下側には重量センサ23が設けられている。この重
量センサ23は、上下に対向する可動電極板および固定
電極板を備えた静電容量形のものとして構成されてい
る。すなわち、可動電極板はモータ16の回転軸16a
を受け支持しており、該回転軸16aに作用する重量に
応じて撓み変形して固定電極板との間隔が変化するよう
になっている。このため、両電極板の静電容量は回転軸
16aに作用する荷重に応じた値となることから、その
静電容量を検出することによって回転皿18に載せられ
た物の重量を検出することができるものである。
【0014】図4は電気回路構成を示すもので、同図に
示すように、前記光センサ22の発光ダイオード20は
マイクロコンピュータを主体とする制御回路24により
制御され、そのフォトトランジスタ21の受光信号は制
御手段としての制御回路24に入力される。また、制御
回路24には重量センサ23の検出信号が入力される
他、加熱室13の図示しない扉の開閉を検出する扉スイ
ッチ25、スタートスイッチ26、取消スイッチ27か
らの信号が入力される。そして、制御回路24はそれら
入力信号および予め記憶されたプログラムに基づき、マ
グネトロン14およびモータ16を駆動回路28および
29を介して駆動する。
示すように、前記光センサ22の発光ダイオード20は
マイクロコンピュータを主体とする制御回路24により
制御され、そのフォトトランジスタ21の受光信号は制
御手段としての制御回路24に入力される。また、制御
回路24には重量センサ23の検出信号が入力される
他、加熱室13の図示しない扉の開閉を検出する扉スイ
ッチ25、スタートスイッチ26、取消スイッチ27か
らの信号が入力される。そして、制御回路24はそれら
入力信号および予め記憶されたプログラムに基づき、マ
グネトロン14およびモータ16を駆動回路28および
29を介して駆動する。
【0015】次に上記構成の作用を図1のフローチャー
トをも参照しながら説明する。今、冷凍食品の解凍を行
うべく、扉を開いて図2および図3に示すように冷凍食
品Aを載せた解凍網19を回転皿18に置き、そして扉
を閉じる(ステップS1で「YES」、同S2で「YE
S」)。すると、制御回路24はモータ16を駆動して
回転皿18を回転させる(ステップS3)。そして、フ
ォトトランジスタ21の受光回数をカウントする受光カ
ウンタNをゼロクリアし(ステップS4)、発光ダイオ
ード20を発光させると共にこれに同期してフォトトラ
ンジスタ21が受光信号を出力する毎に受光カウンタN
のカウント値を1ずつアップさせるという動作を発光ダ
イオード20の発光回数が120回になるまで繰り返す
(ステップS5〜S8)。
トをも参照しながら説明する。今、冷凍食品の解凍を行
うべく、扉を開いて図2および図3に示すように冷凍食
品Aを載せた解凍網19を回転皿18に置き、そして扉
を閉じる(ステップS1で「YES」、同S2で「YE
S」)。すると、制御回路24はモータ16を駆動して
回転皿18を回転させる(ステップS3)。そして、フ
ォトトランジスタ21の受光回数をカウントする受光カ
ウンタNをゼロクリアし(ステップS4)、発光ダイオ
ード20を発光させると共にこれに同期してフォトトラ
ンジスタ21が受光信号を出力する毎に受光カウンタN
のカウント値を1ずつアップさせるという動作を発光ダ
イオード20の発光回数が120回になるまで繰り返す
(ステップS5〜S8)。
【0016】ここで、発光ダイオード20が発光する
と、その光は図2および図3に二点鎖線Lで示すように
解凍網19の脚19aの回転軌跡を通るため、回転のタ
イミングによっては発光ダイオード20から発せられた
光が脚19aに当たるようになる。しかしながら、脚1
9aは透明であるため、脚19aに当った光はそのまま
脚19aを透過してフォトトランジスタ21に受光され
るようになり、従ってフォトトランジスタ21は透孔素
子20の発光の度に受光信号を出力するので、受光カウ
ンタNのカウント値は発光ダイオード20の発光回数と
同値となる。
と、その光は図2および図3に二点鎖線Lで示すように
解凍網19の脚19aの回転軌跡を通るため、回転のタ
イミングによっては発光ダイオード20から発せられた
光が脚19aに当たるようになる。しかしながら、脚1
9aは透明であるため、脚19aに当った光はそのまま
脚19aを透過してフォトトランジスタ21に受光され
るようになり、従ってフォトトランジスタ21は透孔素
子20の発光の度に受光信号を出力するので、受光カウ
ンタNのカウント値は発光ダイオード20の発光回数と
同値となる。
【0017】これに対し、回転皿18に解凍網以外のも
の、例えば加熱する食品を収めた茶碗や食器皿が載せら
れていた場合には、発光ダイオード20が発した光が茶
碗や、食器皿に収められた食品によって遮られてフォト
トランジスタ21に受光されない状態が生ずるので、フ
ォトトランジスタ21の受光回数は発光ダイオード20
の発光回数と同値とはならず、必ず発光回数よりも少な
くなる。
の、例えば加熱する食品を収めた茶碗や食器皿が載せら
れていた場合には、発光ダイオード20が発した光が茶
碗や、食器皿に収められた食品によって遮られてフォト
トランジスタ21に受光されない状態が生ずるので、フ
ォトトランジスタ21の受光回数は発光ダイオード20
の発光回数と同値とはならず、必ず発光回数よりも少な
くなる。
【0018】さて、発光ダイオード20の発光回数が1
20回になると(ステップS8で「YES」)、制御回
路24はステップS9に移行する。このステップS9で
は受光カウンタNのカウント値が120であるか否かを
判断するが、ここでは回転皿18に載せられている物は
解凍網19であるから、制御回路24は「YES」と判
断し、次のステップS10に移行して重量センサ23の
検出重量Wを入力する。そして、制御回路24は重量セ
ンサ23の検出重量Wから基準重量Sw(回転皿18に
何も載せられていないときの重量センサ23の検出重
量)を差し引いた残りの重量(W−Sw)が解凍網19
自身の重量Wd以下であるか否かを判断する(ステップ
S11)。ここでは、回転皿18に冷凍食品を収めた解
凍網19が載置されているので、(W−Sw)>Wdと
なることから、制御回路24は「NO」と判断し、次の
ステップS12で調理モードを「解凍調理モード」に設
定する(ステップS12)。
20回になると(ステップS8で「YES」)、制御回
路24はステップS9に移行する。このステップS9で
は受光カウンタNのカウント値が120であるか否かを
判断するが、ここでは回転皿18に載せられている物は
解凍網19であるから、制御回路24は「YES」と判
断し、次のステップS10に移行して重量センサ23の
検出重量Wを入力する。そして、制御回路24は重量セ
ンサ23の検出重量Wから基準重量Sw(回転皿18に
何も載せられていないときの重量センサ23の検出重
量)を差し引いた残りの重量(W−Sw)が解凍網19
自身の重量Wd以下であるか否かを判断する(ステップ
S11)。ここでは、回転皿18に冷凍食品を収めた解
凍網19が載置されているので、(W−Sw)>Wdと
なることから、制御回路24は「NO」と判断し、次の
ステップS12で調理モードを「解凍調理モード」に設
定する(ステップS12)。
【0019】ところで、回転皿18に何も載せられてい
ない場合でも、回転皿18に載せられた物の検出行程
(ステップS5〜S8の繰り返し)でフォトトランジス
タ21の受光回数は発光ダイオード20の発光回数と同
値となる。このため、ステップS9で「YES」となっ
て回転皿18に解凍網19が載せられた場合と同一の状
態となる。しかしながら、この場合には、(W−Sw)
<Wdとなるので、ステップS11では「YES」と判
断され、解凍調理モードに設定するステップS12に移
行することはない。
ない場合でも、回転皿18に載せられた物の検出行程
(ステップS5〜S8の繰り返し)でフォトトランジス
タ21の受光回数は発光ダイオード20の発光回数と同
値となる。このため、ステップS9で「YES」となっ
て回転皿18に解凍網19が載せられた場合と同一の状
態となる。しかしながら、この場合には、(W−Sw)
<Wdとなるので、ステップS11では「YES」と判
断され、解凍調理モードに設定するステップS12に移
行することはない。
【0020】また、回転皿18に解凍網19が載せられ
ていても、その解凍網19に解凍すべき食品が載せられ
ていない場合には、(W−Sw)=Wdとなるので、同
様にステップS11では「YES」と判断され、ステッ
プS12に移行することはない。そして、ステップS1
1で「YES」となった場合には、制御回路24はプロ
グラムの進行を停止したストップの状態となる。なお、
このストップの状態で取り消しスイッチ27が操作され
ると、制御回路24はリターンとなる。
ていても、その解凍網19に解凍すべき食品が載せられ
ていない場合には、(W−Sw)=Wdとなるので、同
様にステップS11では「YES」と判断され、ステッ
プS12に移行することはない。そして、ステップS1
1で「YES」となった場合には、制御回路24はプロ
グラムの進行を停止したストップの状態となる。なお、
このストップの状態で取り消しスイッチ27が操作され
ると、制御回路24はリターンとなる。
【0021】一方、通常の加熱調理を行うべく回転皿1
8に加熱すべき御飯やおかず類を収めた茶碗や食器皿が
載せられた場合には、前述したように受光カウンタNは
120未満となるから、ステップS9では「NO」と判
断され、次のステップS13で調理モードを「通常の加
熱調理モード」に設定する。
8に加熱すべき御飯やおかず類を収めた茶碗や食器皿が
載せられた場合には、前述したように受光カウンタNは
120未満となるから、ステップS9では「NO」と判
断され、次のステップS13で調理モードを「通常の加
熱調理モード」に設定する。
【0022】以上のようにしてステップS12或いはス
テップS13で「解凍調理モード」或いは「通常の加熱
調理モード」に設定すると、制御回路24はステップS
14に移行してスタートスイッチ26が操作されたか否
かを常時監視する状態となる。そして、スタートスイッ
チ26が操作されると(ステップS14で「YE
S」)、制御回路24は設定された調理モードで加熱調
理を実行し(ステップS15)、この加熱調理が終了す
るとリターンとなる。なお、解凍調理モードでの調理は
マグネトロン14を弱出力にして行われ、通常の加熱調
理モードでの調理はマグネトロン14を強出力にして行
われる。
テップS13で「解凍調理モード」或いは「通常の加熱
調理モード」に設定すると、制御回路24はステップS
14に移行してスタートスイッチ26が操作されたか否
かを常時監視する状態となる。そして、スタートスイッ
チ26が操作されると(ステップS14で「YE
S」)、制御回路24は設定された調理モードで加熱調
理を実行し(ステップS15)、この加熱調理が終了す
るとリターンとなる。なお、解凍調理モードでの調理は
マグネトロン14を弱出力にして行われ、通常の加熱調
理モードでの調理はマグネトロン14を強出力にして行
われる。
【0023】このように本実施例によれば、解凍網19
を透明プラスチックにより形成したので、回転皿18の
上に載置されている物を検出するために発光ダイオード
20を発光させると、フォトトランジスタ21はその発
光回数と同回数だけ受光する。このため、解凍網19が
載置されている場合には、フォトトランジスタ21の受
光回数により他の物が載置されている場合と確実に区別
できる。
を透明プラスチックにより形成したので、回転皿18の
上に載置されている物を検出するために発光ダイオード
20を発光させると、フォトトランジスタ21はその発
光回数と同回数だけ受光する。このため、解凍網19が
載置されている場合には、フォトトランジスタ21の受
光回数により他の物が載置されている場合と確実に区別
できる。
【0024】しかも、フォトトランジスタ21の受光回
数が発光ダイオード20の発光回数と同一の場合には、
その後、重量センサ23の検出重量Wに基づいて回転皿
18に載せられた物の重量が解凍網19の自重を越えて
いるか否かを判断し、回転皿18に載せられた物の重量
が解凍網19の自重を越えている場合に限り、調理モー
ドを解凍調理モードに設定するので、回転皿18に何も
載せられていない場合、および回転皿18に解凍網19
が載せられていても、その解凍網19に解凍すべき食品
が載せられていない場合には、解凍調理モードに設定さ
れない。
数が発光ダイオード20の発光回数と同一の場合には、
その後、重量センサ23の検出重量Wに基づいて回転皿
18に載せられた物の重量が解凍網19の自重を越えて
いるか否かを判断し、回転皿18に載せられた物の重量
が解凍網19の自重を越えている場合に限り、調理モー
ドを解凍調理モードに設定するので、回転皿18に何も
載せられていない場合、および回転皿18に解凍網19
が載せられていても、その解凍網19に解凍すべき食品
が載せられていない場合には、解凍調理モードに設定さ
れない。
【0025】従って、回転皿18に解凍網19が載せら
れ、且つその解凍網19に食品が載せられている場合に
限り、解凍調理が実行されるようにすることができ、回
転皿18に解凍網19が載せられていない場合はもちろ
んのこと、解凍網19に食品が載せられていない場合で
あっても、解凍調理が実行されてしまうことを確実に防
止できるものである。
れ、且つその解凍網19に食品が載せられている場合に
限り、解凍調理が実行されるようにすることができ、回
転皿18に解凍網19が載せられていない場合はもちろ
んのこと、解凍網19に食品が載せられていない場合で
あっても、解凍調理が実行されてしまうことを確実に防
止できるものである。
【0026】なお、上記実施例では、解凍網19全体を
透光性を有する材料により形成したが、脚19bのみを
透光性を有する材料により形成するようにしても良い。
また、回転皿18の上に載せられた物を検出する場合、
上記実施例では発光ダイオード20を所定回数発光させ
るようにしたが、これは一定時間発光状態を保つように
し、その間、フォトトランジスタ21が受光状態を維持
するか否かによって解凍網19かそれ以外の物かを判別
する構成としても良い。
透光性を有する材料により形成したが、脚19bのみを
透光性を有する材料により形成するようにしても良い。
また、回転皿18の上に載せられた物を検出する場合、
上記実施例では発光ダイオード20を所定回数発光させ
るようにしたが、これは一定時間発光状態を保つように
し、その間、フォトトランジスタ21が受光状態を維持
するか否かによって解凍網19かそれ以外の物かを判別
する構成としても良い。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、解凍網の脚を透光性材料で形成したことによ
り、回転皿に解凍網が載せられている場合、透孔素子が
発した光はすべて受光素子に受光されるため、他の物と
正確に区別できる。加えて、重量センサの検出重量が解
凍網の重量を越えたとき、実行する調理モードを解凍調
理モードに設定するので、回転皿に何も載せられていな
い場合や解凍網に食品が載せられていない場合には解凍
調理モードに設定されることはないので、解凍すべき食
品がないにも拘らず解凍調理が実行されてしまうことが
ない、という優れた効果を奏するものである。
よれば、解凍網の脚を透光性材料で形成したことによ
り、回転皿に解凍網が載せられている場合、透孔素子が
発した光はすべて受光素子に受光されるため、他の物と
正確に区別できる。加えて、重量センサの検出重量が解
凍網の重量を越えたとき、実行する調理モードを解凍調
理モードに設定するので、回転皿に何も載せられていな
い場合や解凍網に食品が載せられていない場合には解凍
調理モードに設定されることはないので、解凍すべき食
品がないにも拘らず解凍調理が実行されてしまうことが
ない、という優れた効果を奏するものである。
【図1】本発明の一実施例を示すフローチャート
【図2】電子レンジの縦断正面図
【図3】要部の横断平面図
【図4】電気的構成を示すブロック図
【図5】従来例を示す加熱室の縦断正面図
【図6】図5とは異なる状態で示す加熱室の縦断正面図
13は加熱室、14はマグネトロン、16はモータ、1
7はターンテーブル、19は解凍網、19aは脚、20
は発光ダイオード(投光素子)、21はフォトトランジ
スタ(受光素子)、22は光センサ、23は重量セン
サ、24は制御回路(制御手段)である。
7はターンテーブル、19は解凍網、19aは脚、20
は発光ダイオード(投光素子)、21はフォトトランジ
スタ(受光素子)、22は光センサ、23は重量セン
サ、24は制御回路(制御手段)である。
Claims (1)
- 【請求項1】 加熱室と、 この加熱室内にマイクロ波を供給するマグネトロンと、 前記加熱室内の下部に設けられた回転皿と、 この回転皿に載せられた物の重量を検出するための重量
センサと、 脚を有し、解凍調理時に前記回転皿に載せられる解凍網
と、 投光素子および受光素子を、投光素子から発せられる光
が前記回転皿に載せられた前記解凍網の脚の回転軌跡内
を通過して受光素子に受光されるように配置してなる光
センサと、 設定した調理モードに応じて前記マグネトロンを制御す
る制御手段とを備え、 前記解凍網のうち少なくとも脚を透光性材料により形成
し、 前記制御回路は、前記回転皿の回転中における前記光セ
ンサの受光信号に基づいて回転皿に前記解凍網が載せら
れたか否かを判断し、この判断結果が解凍網のとき、前
記重量センサの検出重量に基づいて、回転皿に載せられ
た物の重量が前記解凍網単体の重量を越えていると判断
したとき、調理モードを解凍調理モードに設定すること
を特徴とする電子レンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14036193A JPH074666A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 電子レンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14036193A JPH074666A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 電子レンジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074666A true JPH074666A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15267041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14036193A Pending JPH074666A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 電子レンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074666A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51132014U (ja) * | 1975-04-17 | 1976-10-23 | ||
KR20000043270A (ko) * | 1998-12-28 | 2000-07-15 | 전주범 | 전자렌지의 해동 조리방법 |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP14036193A patent/JPH074666A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51132014U (ja) * | 1975-04-17 | 1976-10-23 | ||
KR20000043270A (ko) * | 1998-12-28 | 2000-07-15 | 전주범 | 전자렌지의 해동 조리방법 |
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