JPH06159538A - チェックバルブ - Google Patents

チェックバルブ

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JPH06159538A
JPH06159538A JP31318292A JP31318292A JPH06159538A JP H06159538 A JPH06159538 A JP H06159538A JP 31318292 A JP31318292 A JP 31318292A JP 31318292 A JP31318292 A JP 31318292A JP H06159538 A JPH06159538 A JP H06159538A
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JP
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fluid
valve
moving valve
moving
valve seat
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Yoshiteru Matsumoto
嘉輝 松本
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TOKAI GOKIN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 【目的】 サージング現象の発生を極力防止して的確に
流体の流出・遮断を自動制御することができるチェック
バルブを提供すること。 【構成】 流路1内に常時はスプリング2により弁座3
に押し付けられて閉状態をなすが所定値以上の流体の押
圧力により移動して開状態となる移動弁4を配置したチ
ェックバルブにおいて、移動弁4にはこれと一体に移動
する流体制御用オリフィス7を取付けてあり、この流体
制御用オリフィス7には開孔面積の合計が全開時におけ
る移動弁4と弁座3間の開口面積よりも小さい流体流入
孔8を設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サージング現象の発生
を極力防止して的確に流体の流出・遮断を自動制御する
ことができるチェックバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、鋼材の水冷用スプレー装置など
においては図5に示されるように、被冷却体である鋼材
30を冷却水ヘッダー31に多数個配列したスプレーノ
ズル32により冷却するが、冷却水の供給・停止を1個
のバルブ33で行うため、各スプレーノズル32の応答
性を良くする目的で各供給管34内に冷却水の流出・遮
断を該冷却水の圧力変化によって自動制御できるチェッ
クバルブを内蔵させておく場合がある。このようなチェ
ックバルブとしては、図6や図7に示されるような流路
1内に常時はスプリング2により弁座3に押しつけられ
て閉状態をなすが所定値以上の流体の押圧力により移動
して開状態となる移動弁4を配置したものが種々提案さ
れ、実用に供されている。
【0003】ところが、従来のこの種チェックバルブに
おいては、サージング現象によるスプレーノズル32の
噴霧状態に乱れを発生させるという問題点があった。即
ち、原理的にはチェックバルブにP1 なる圧力の流体を
入口より導入した場合、流体圧力によって移動弁4が押
されて該押圧力がスプリング2の弾発力を上回った時に
弁座3との間に隙間を形成して流体を出口側へ流出させ
るのであるが、移動弁4の動きにつれて該移動弁4と弁
座3との開口面積が増え、流入量が一定であればバルブ
前後の流体圧力損失(P1 −P2 )が減少する。一方、
入口の流体圧力P1 が十分に大きくて移動弁4がストッ
パー5に突き当たれば、流体の入口から出口に到る流路
形状が一定になるため出口からは安定して流体が流出す
ることとなる。しかるに、前記移動弁4が弁座3との間
に隙間を形成して流体の流出を開始してからストッパー
5に突き当たるまでの間は、流体圧力が移動弁4を動か
そうとする力とそれを戻そうとするスプリング2の弾発
力との釣り合いの状態となり、この場合、流体はいわゆ
る脈動流れとなりサージング現象を発生する。この結
果、チェックバルブの下流に装着したスプレーノズル3
2の噴霧状態に乱れを発生させることとなり、該スプレ
ーノズル32の噴射拡がり角度、流量、粒子径分布など
が不安定となって均一な冷却を行うことができないとい
う問題点や、スプレーノズル32の寿命を著しく短くす
るという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、サージング現象の発生を極力
防止して的確に流体の流出・遮断を自動制御することが
できる構造が簡単で安価なチェックバルブを提供するこ
とを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明のチェックバルブは、流路内に常時
はスプリングにより弁座に押し付けられて閉状態をなす
が所定値以上の流体の押圧力により移動して開状態とな
る移動弁を配置したチェックバルブにおいて、前記移動
弁にこれと一体に移動する流体制御用オリフィスを取付
け、該流体制御用オリフィスには前記移動弁が全開され
た時における移動弁と弁座間の開口面積よりも開孔面積
の合計が小さい流体流入孔を設けたことを特徴とするも
のである。
【0006】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明に係るチェックバルブの一例
を示すもので、図中1は流路であり、該流路1内には常
時はスプリング2の弾発力で弁座3に押し付けられて閉
状態をなすが所定値以上の流体の押圧力により移動して
開状態となる移動弁4が配置されている。
【0007】前記の移動弁4には流路の入口側方向にロ
ッド6が突設され、その先端部には移動弁4と一体に移
動可能な流体制御用オリフィス7がボルト等により取付
けられており、この流体制御用オリフィス7には図3に
示すように、適数個の流体流入孔8が設けられている。
この流体流入孔8はその開孔面積の合計が前記移動弁4
の全開時における移動弁4と弁座3との間の開口面積よ
りも小さくなるよう設計されており、その形状や個数等
についてはその範囲内において任意に変更できるもので
ある。
【0008】なお、前記流体制御用オリフィス7の周縁
部には出口側方向に向かう円筒状の筒部9が延設されて
おり、該筒部9の端縁部が前記流路1内に形成されたス
トッパー5と当接して移動弁4のストロークを一定量と
することにより、全開時における移動弁4と弁座3間の
開口面積を所定のものとなるよう構成されている。ま
た、筒部9内には前記したスプリング2が装着されてい
てこのスプリング2が流体制御用オリフィス7とストッ
パー5との間に弾発力を付与することにより、移動弁4
を常に一定の力で弁座3に押し付けるよう構成されてい
る。
【0009】
【作用】このように構成されたものにおいては、入口側
に圧力P1 の流体が導入されると、弁座3の付近におい
て流体圧力P1 が作用し、その力がスプリング2の弾発
力を超えた場合に移動弁4を出口側へ移動させて移動弁
4と弁座3との間に隙間を形成して流体を出口側へ導
き、その後はストッパー5で位置決めされるまで移動弁
4を移動し、全開状態となった後は一定の流路を形成し
て流体を出口側へ流出させるという基本的な作用は従来
のこの種チェックバルブと同様であるが、本発明におい
ては移動弁4が全開状態となるまでの流体流路が定まら
ないことによるサージング現象の発生流量域を極めて狭
めることができるものである。
【0010】今、流体制御用オリフィスがないと仮定す
ると、流体入口圧力P1 により移動弁4を左方に押す力
がスプリング2の弾発力を上回った時、移動弁4と弁座
3との間に隙間が生じ流体が出口側へ流れ始め、流体の
圧力P1 が上昇するにつれて流路形状が一定の場合は流
量は増加し、その部分の圧力損失は大きくなるが、前記
移動弁4の移動に従って弁座3との間の隙間も拡大する
ために弁座3付近の圧力損失が減少し、入口の流体圧力
の上昇は緩和されることとなる。この場合の流体入口圧
力と移動弁4と弁座3との隙間を通る流体流量との関係
を示すと図4の曲線A(破線)として表されるように、
流体流量の増加に伴う流体入口圧力の上昇は緩やかであ
る。そして、流体流量がQ2 に達した時に移動弁4がス
トッパー5に突き当たって一定の流路が形成されること
となり、それ以後の流量域ではサージング現象の発生は
なくなる。一方、流体制御用オリフィスを有する場合の
オリフィス流体入口圧力と流体流量との関係は図4の曲
線B(一点鎖線)のように表される。即ち、前記流体制
御用オリフィス7には開孔面積の合計が前記移動弁4の
全開時における移動弁4と弁座3との間の開口面積より
も小さい流体流入孔8が設けられているために、流量増
加に対する圧力の上昇率は曲線Aよりも急になり、流体
流量がQ1 に達した時点で移動弁4がストッパー5に突
き当たって一定の流路が形成されることとなる。そし
て、本発明においては曲線Aと曲線Bとの交点Sにおけ
る流量をQ0 とすると、流体流量が0〜Q0 間では移動
弁4と弁座3との隙間の抵抗が流体制御用オリフィス7
の抵抗よりも大きいために全体としての流体入口圧力と
流体流量との関係は曲線Aに従い、交点S以降について
は逆に流体制御用オリフィス7の抵抗の方が大きくなっ
て全体としての流体入口圧力と流体流量との関係は曲線
Bに従うこととなる。つまり、流体流路が定まらないこ
とによるサージング現象の発生流量域を従来の0〜Q2
から0〜Q1 にまで狭めることになる。
【0011】また、前記移動弁4の作動開始からストッ
パー5に突き当たるまでの圧力調整はスプリング2の弾
発力の調整により、またフルストロークに達する流量
(Q0)の調整は流体制御用オリフィス7に設ける流体
流入孔8の開孔面積合計値の調整によりそれぞれ容易に
行うことができるので、バルブ作動圧やフルオープン流
量などの多様なニーズに対しても当該部品以外を共通に
して容易に対処することができ高品質のチェックバルブ
を廉価、かつ短期間に製造することも可能となる。な
お、以上の関係は流体の供給を停止する場合にも同様
で、本発明はサージング現象の発生を極力防止して的確
に流体の流出・遮断を自動制御することができるもので
あり、前記のスプリング、移動弁、ストッパー、流体制
御用オリフィス等の形状や位置関係などについては実施
例に限定されるものではなく、本発明の作用効果を奏す
る範囲内において任意に設計変更することができること
は勿論である。
【0012】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明はバルブの開閉動作を行う移動弁にこれと一体に移動
する流体制御用オリフィスを取付けてこの流体制御用オ
リフィスに開孔面積の合計が前記移動弁の全開時におけ
る移動弁と弁座間の開口面積よりも小さい流体流入孔を
設けたものとしたので、サージング現象が発生する流量
域を極力短縮化し安定した流体の供給を行うことがで
き、また、下流に装着したスプレーノズル等の寿命を長
くできるので優れた経済性も発揮するなどの利点があ
る。よって本発明は従来の問題点を一掃したチェックバ
ルブとして、産業の発展に寄与するところは極めて大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面断面図である。
【図2】本発明の実施例を開状態において示す正面断面
図である。
【図3】本発明の実施例における流体制御用オリフィス
の縦断側面図である。
【図4】本発明における流体の入口圧力と流量との関係
を示すグラフである。
【図5】本発明を用いた鋼板の冷却装置を示す概略図で
ある。
【図6】チェックバルブの従来例を示す正面断面図であ
る。
【図7】チェックバルブの他の従来例を示す正面断面図
である。
【符号の説明】
1 流路 2 スプリング 3 弁座 4 移動弁 7 流体制御用オリフィス 8 流体流入孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路(1) 内に常時はスプリング(2) によ
    り弁座(3) に押し付けられて閉状態をなすが所定値以上
    の流体の押圧力により移動して開状態となる移動弁(4)
    を配置したチェックバルブにおいて、前記移動弁(4) に
    これと一体に移動する流体制御用オリフィス(7) を取付
    け、該流体制御用オリフィス(7) には前記移動弁(4) が
    全開された時における移動弁(4) と弁座(3) 間の開口面
    積よりも開孔面積の合計が小さい流体流入孔(8) を設け
    たことを特徴とするチェックバルブ。
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