JPH071375U - 圧力制御弁 - Google Patents

圧力制御弁

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JPH071375U
JPH071375U JP3642993U JP3642993U JPH071375U JP H071375 U JPH071375 U JP H071375U JP 3642993 U JP3642993 U JP 3642993U JP 3642993 U JP3642993 U JP 3642993U JP H071375 U JPH071375 U JP H071375U
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JP
Japan
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control valve
control
hole
pressure
fluid
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Pending
Application number
JP3642993U
Other languages
English (en)
Inventor
誠二 若森
要治 中島
Original Assignee
株式会社京浜精機製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リリーフ性能の向上を図るとともに制御弁の
摩耗が少なく耐久性の優れた圧力制御弁を得る。 【構成】 制御孔1を制御弁案内路12Bの横断面にお
いて複数で且つ均等に開口する。制御孔1の形状を、制
御弁15の開方向移動ストローク時における制御孔1の
開口面積増加割合を、開放初期において比例的に増加さ
せる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はポンプ等によって加圧されて供給される流体の圧力を略一定の吐出圧 に制御する圧力制御弁に関するもので、例えば内燃機関の回転、摺動部分へエン ジンオイルを供給するオイルポンプに用いられる。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的に用いられる圧力制御弁を図4により説明する。10は、筺体で あって、内部に形成される弁座11によってその上流側に流体流入路12Aを形 成し、下流側に制御弁案内路12Bを区分形成する。流体流入路12Aは、図示 せぬポンプの吐出路に連なり、加圧された流体が流入するもので、一方制御弁案 内路12Bは、制御孔13を介して図示せぬ流体貯溜源に連なる流体流出路14 に連絡される。
【0003】 そして、前記弁座11に対向して弁座11を開閉制御し得るとともに制御孔1 3により流体圧力を制御し得る制御弁15が制御弁案内路12B内に移動自在に 配置されるもので、この制御弁15は制御弁案内路12B内に縮設されるスプリ ング16によって弁座11に当接するよう弾性的に付勢される。すなわち、制御 弁15の上部には、弁座11を開閉制御し得る弁部15Aが形成され、制御弁1 5の外周端15Bは制御孔13を開口することにより流体圧力制御を行なう。
【0004】 而して、ポンプより流体流入路12A内に供給される流体圧力が一定圧力以上 に上昇すると、制御弁15は、この圧力上昇を受けてスプリング16の弾性力に 抗して下方向へ移動し、制御弁15の弁部15Aが弁座11より離れ、制御弁1 5の外周端15Bは制御孔13を開放し、弁座11を介して制御弁案内路12B 内に流入する流体を流体流出路14内へ排出し(リリーフする)、もってポンプ の吐出路から需要部に向けて吐出される流体の吐出圧力を略一定に維持すること ができたものである。
【0005】 そして、かかる構成及び作用をなす圧力制御弁の制御孔13の形状は以下の如 く形成される。第1例は、図5に示される。(図5は図4のA−A線における筺 体10の要部縦断面図である。)制御孔13は制御弁案内路12Bの一側に穿設 され、その形状は円形をなす。第2例は図6に示されるもので制御弁案内路12 Bの一側に穿設され短形をなす。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
かかる従来の圧力制御弁によると、次の不具合を有する。制御孔13が制御弁 案内路12Bの一側に穿設されたことによると、制御孔13が制御弁15の外周 端15Bによって開放された際において、制御弁15に対して不均等なる圧力が 作用して、制御弁15が一側に倒れ、制御弁15の外周面に摩耗が生じ、制御弁 15の長期に渡る動作性が阻害される。又、制御孔13の形状が円形をなす場合 、制御弁15が大きく移動して制御孔13が大きく開放された後にはじめて流体 流入路12A内の流体圧力をリリーフできるもので、これによると、良好なリリ ーフ性能を得ることが困難である。又、制御孔13の形状が短形をなす場合、制 御弁15の小移動時において制御孔13が一気に開口するもので、(制御弁15 の移動に対する制御孔13の開口の増加が大)これによると、流体流入路12A 内の圧力は極めて短時間の間に低下し、制御弁15は再び制御孔13を閉塞する よう原位置へ復帰せんとするもので、かかる状態を繰り返すことによって制御弁 15はバタツキを発生し、制御弁15の摩耗及びリリーフ性能の低下をもたらす ものである。
【0007】 本考案になる圧力制御弁は述上の問題点に鑑み成されたもので、特に制御弁に よる制御孔の開きはじめを安定させることによってリリーフ性能の向上を図ると ともに制御弁の摩耗が少なく耐久性の優れた圧力制御弁を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記、課題は、筺体を弁座によって加圧された流体流路に連なる流体流入路と 、制御孔を介して流体流出路に連なる制御弁案内路とに区分するとともに制御弁 案内路内には弁座に弾性的に付勢される制御弁を備えた圧力制御弁において、制 御弁案内路内に開口する制御孔を、制御弁案内路の横断面において複数均等に開 口させるとともに制御孔の制御弁による開方向移動ストローク時における制御孔 の開口面積増加割合を、少なくとも開放初期において比例的に増加したことによ って達成される。
【0009】
【作用】
制御孔を制御弁案内路の横断面において、複数均等に開口することによって制 御弁に加わる圧力を均等として制御弁の倒れを防止できる。又、制御孔の開口は 、制御弁の開放移動ストローク時の少なくとも初期において比例的に増加させた ので、制御弁のリリーフ性能の向上を達成できる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の圧力制御弁の一実施例を図1により説明する。尚、図4と同一 構造部分は同一符号を使用し説明を省略する。従来のものとは制御孔の形状が異 なる。1は制御弁案内路12B内に開口して穿設される制御孔であって、制御弁 案内路12Bの横断面において均等にして且つ複数穿設される。本例にあっては 、180度間隔で2ケ所穿設された。そして制御孔1の孔形状の一例が図2に示 される。この制御孔1は弁座11に近い上方部分1Aとそれに連なる下方部分1 Bとよりなり、制御孔1の弁座11に近い上方部分1Aは円弧状をなし、下方部 分1Bが長方形をなす。すなわち、制御孔1の少なくとも開放初期にあっては制 御孔1の開口面積は比例的に増加して一気に大開口することはない。次にその作 用を説明する。流体流入路12A内の流体圧力が一定圧力以上に上昇すると、制 御弁15はスプリング16のバネ力に抗して下方に移動し、制御弁15の弁部1 5Aが弁座11より離れ、制御弁15の外周端15Bが制御孔1を徐々に開放す る。かかる制御弁15の外周端15Bによる制御孔1の開放初期状態をみると、 制御孔1の上方部分1Aの円弧状部分が徐々に開口するもので、これによると、 制御孔1の開口面積は一気に大開口することなく比例的に徐々に増加する。而し てリリーフ圧力が大きく上昇することがなくリリーフ勾配を立てることが可能と なって良好なるリリーフ性能を維持できるものである。又、流体流入路内の流体 圧力が急激に変化することを抑止できたことは制御弁15が開放された後に制御 弁15が再び原位置へ復帰せんとする制御弁15のバタツキを効果的に抑制でき たもので、これによると制御弁15の摩耗の発生を低下できるとともにリリーフ 性能の向上を達成できたものである。又、制御孔1が制御弁案内路12Bの横断 面において均等にして且つ複数穿設されたことによると、制御弁15に対する流 体の圧力分布を均等に作用させることが可能となったもので、特に制御弁15に 対する倒れが抑止され、制御弁15の外周面における摩耗の発生を防止できたも のである。
【0011】 又、図3に示す如く、制御孔1の上方部分1Aを山形とし、下方部分1Bを長 方形とすると、前記と同様の作用、効果を達成し得る。尚、制御孔1の具体的形 状は、少なくとも開放初期において、比例的に制御孔1の開口面積が増加する範 囲内において適宜設定されればよい。又、制御孔1の孔数も適宜設定される。
【0012】
【考案の効果】
以上のべた如く、本考案になる圧力制御弁によると、制御弁の倒れが防止でき たことによって制御弁の摩耗を抑止できて長期間に渡って安定した圧力制御を行 なうことができるとともに制御弁による制御孔の微少開放制御が可能となって制 御弁のバタツキを抑止できるとともにリリーフ性能の著しい向上を達成できたも のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になる圧力制御弁の一実施例を示す縦断
面図。
【図2】図1のB−B線における筺体の制御孔の一実施
例を示す要部縦断面図。
【図3】筺体の制御孔の他の例を示す要部縦断面図。
【図4】従来の圧力制御弁を示す縦断面図。
【図5】図4のA−A線における筺体の制御孔を示す要
部縦断面図。
【図6】筺体の制御孔の従来例の他の一例を示す要部縦
断面図。
【符号の説明】
1 制御孔 10 筺体 11 弁座 12A 流体流入路 12B 制御弁案内路 14 流体流出路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筺体を弁座によって加圧された流体流路
    に連なる流体流入路と、制御孔を介して流体流出路に連
    なる制御弁案内路とに区分するとともに制御弁案内路内
    には弁座に弾性的に付勢される制御弁を備えた圧力制御
    弁において、制御弁案内路12B内に開口する制御孔1
    を、制御弁案内路12Bの横断面において複数均等に開
    口させるとともに制御孔1の制御弁15による開方向移
    動ストローク時における制御孔1の開口面積増加割合
    を、少なくとも開放初期において比例的に増加してなる
    圧力制御弁。
JP3642993U 1993-06-08 1993-06-08 圧力制御弁 Pending JPH071375U (ja)

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JP3642993U JPH071375U (ja) 1993-06-08 1993-06-08 圧力制御弁

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JP3642993U JPH071375U (ja) 1993-06-08 1993-06-08 圧力制御弁

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JPH071375U true JPH071375U (ja) 1995-01-10

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