JPH06159313A - リリーフ弁 - Google Patents

リリーフ弁

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JPH06159313A
JPH06159313A JP30884792A JP30884792A JPH06159313A JP H06159313 A JPH06159313 A JP H06159313A JP 30884792 A JP30884792 A JP 30884792A JP 30884792 A JP30884792 A JP 30884792A JP H06159313 A JPH06159313 A JP H06159313A
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oil
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 慣性の大きな負荷の揺り戻しを抑制する簡易
な構造のリリーフ弁を提供する。 【構成】 ポペット5に形成されて油室11と受圧面5
4とを連通する作動油通路50にオリフィス51を配設
する一方、油室11に連通する油室12を形成し、油室
12と主管路19とを連通する作動油通路64を設け、
主管路19の圧力を一端で受ける受圧部6Aを備えて軸
方向に摺動自由なスリーブ6を油室12に収装するとと
もに、スリーブ6に設けたバルブシート62と、油室1
2と油室11との間にバルブシート63を形成し、これ
らバルブシート62、63と選択的に着座するチェック
弁7を油室12に摺動自由に収装するとともに、チェッ
ク弁7をバルブシート62に向けて付勢するスプリング
71を収装して、スリーブ6の受圧部6Aの外径とバル
ブシート62の内径とを略等しく形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械などのアクチ
ュエータを駆動する油圧回路に介装されるリリーフ弁の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械の旋回ブームなどの大きな慣性
を備えた部材を回動させた後に停止させると、大きな慣
性によって逆転方向に回動する揺り戻しが発生すること
が知られており、慣性の大きな部材を駆動する油圧駆動
回路においては、この揺り戻しを防ぐ装置として特公平
2−58481号公報または特公平2−41643号公
報などに開示されるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置を油圧アクチュエータの駆動回路等に付加した
場合、油圧回路が複雑になって大型化するとともに、製
造及び保守コストを増大させてしまう場合があった。
【0004】そこで本発明は、慣性の大きな部材の揺り
戻しを抑制する簡易な構造のリリーフ弁を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に弁体の
受圧面と連通する油室を備えて受圧面と背圧の差圧に応
じて弁体の受圧面側と主管路とを連通するリリーフ弁に
おいて、前記弁体に形成された油室と弁体の受圧面とを
連通する通路に絞りを配設する一方、前記油室と連通す
る第2の油室を形成し、この第2の油室と主管路とを連
通する通路を設け、前記主管路の圧力を一端で受ける受
圧部を備えて軸方向に摺動自由な圧力応動部材を前記第
2の油室に収装するとともに、前記第2の油室の内部で
圧力応動部材に形成された前記主管路と連通する弁座
と、前記第2の油室と前記リリーフ弁の油室との間に弁
座を形成し、これら弁座と選択的に着座する第2の弁体
を前記第2の油室に摺動自由に収装するとともに、前記
第2の弁体を圧力応動部材の弁座に向けて付勢する弾性
部材を収装して、前記圧力応動部材の受圧部の外径と圧
力応動部材の弁座の内径とを略等しく形成する。
【0006】
【作用】したがって、主管路の油圧の上昇に伴って圧力
応動部材が第2の弁体とともに最収縮位置へ変位し、こ
のとき、急激に油圧が上昇すると第2の弁体が開弁して
第2の油室、リリーフ弁の油室及び絞りを介してリリー
フ弁の弁体の受圧面側に圧油が排出される。一方、主管
路への圧油の供給を停止すると、油圧の低下に伴って圧
力応動部材は最伸長位置方向に向かって変位する。この
圧力応動部材の最伸長位置への復帰は主管路の油圧にか
かわらず常時所定の時間をかけて行われ、この圧力応動
部材が最伸長位置に復帰するまでに主管路の油圧が上昇
すれば、第2の弁体が開弁してリリーフ弁の油室及び第
2の油室を介して絞りで背圧を加えてから弁体の受圧面
側へ圧油を放出することにより、このリリーフ弁の下流
に配設した油圧モータの停止時に負荷の慣性などによっ
て逆転方向の力が加わっても絞りで加える背圧によって
この逆転を防止することができる。
【0007】
【実施例】図1〜4に本発明の実施例を示す。
【0008】図1は2つのリリーフ弁2A、2B及び2
つのチェック弁3A、3B弁を収装したバルブユニット
を示し、1はバルブユニットを形成するボディで、ボデ
ィ1の内部には主管路19、20が形成され、主管路1
9、20の一端はボディ1の外部の主管路21、22に
接続される一方、他端をボディ1の端部に開口したポー
トA、Bにそれぞれ接続される。さらに、同じく端部に
開口したタンクポートTは主管路19、20とそれぞれ
連通する。
【0009】ポートA、Bは上流に配設した切換弁91
より選択的に圧油の供給を受け、ボディ1の主管路1
9、20を介して主管路21、22に接続される油圧モ
ータ90のポートM1、M2に圧油を供給する。
【0010】タンクポートTと主管路19、20との間
にはチェック弁3A、3Bがそれぞれ介装される。これ
らチェック弁3A、3Bは主管路19、20の油圧が所
定値以下になると開弁してタンクポートTより作動油を
供給し、油圧モータ90に負圧によるキャビテーション
が発生するのを防ぐものである。なお、タンクポートT
は図3に示すタンク92に連通する。
【0011】さらに、主管路19、20との間を相互に
連通するバイパス通路17、18がそれぞれ形成され、
主管路19とバイパス通路17との間に介装されたリリ
ーフ弁2Aはバイパス通路17から主管路19に向かう
流れを制御する一方、主管路20とバイパス通路18と
の間に介装されたリリーフ弁2Bはバイパス通路18か
ら主管路20の流れを制御する。
【0012】リリーフ弁2Aは図2〜4に示すように、
軸方向に摺動自由に支持されたポペット5をリリーフ弁
2Aを構成する円筒状部材で形成されたハウジング4に
収装し、ハウジング4はバイパス通路17が主管路19
に接続する位置に形成したボディ1の開口部1Aを貫通
するとともに、プラグ15及びプラグ16を介してボデ
ィ1に固定される。
【0013】ハウジング4の一端は円筒状部材で形成さ
れるバルブシート8の端部と係合し、さらにこのバルブ
シート8がバイパス通路17に係合する。ハウジング4
に収装された弁体としてのポペット5の一端を形成する
受圧面54はバルブシート8と接離する一方、ポペット
5の他端の外周にはストッパ52が固設され、このポペ
ット5の他端とハウジング4をプラグ15に固定するプ
ラグ16の内周端面との間には油室11が画成される。
【0014】この油室11ではストッパ52の端面とプ
ラグ16の内周端面との間にスプリング53が介装され
て、ポペット5はバルブシート8に向けて付勢される。
【0015】ポペット5がバルブシート8に着座するリ
リーフ弁2Aの閉弁時にはバイパス通路17と主管路1
9を遮断し、ポペット5がバルブシート8から離れるリ
リーフ弁2Aの開弁時にはハウジング4のバルブシート
8側の端部側面に開口した連通孔41を介してバイパス
通路17を主管路19に連通する。
【0016】ポペット5の内部には油室11とバイパス
通路17とを連通する作動油通路50が形成され、この
作動油通路50には絞りとしてのオリフィス51が設け
られる。
【0017】ハウジング4の外周とボディ1の内周との
間には第2の油室としての油室12が画成される。この
油室12はハウジング4の側面に開口した連通孔13を
介して油室11と連通する。
【0018】ボディ1の開口部1A及び油室12の内周
には圧力応動部材としての円筒状部材で形成されたスリ
ーブ6がハウジング4と同軸的に収装されるとともに、
軸方向へ摺動自由に支持され、スリーブ6の内周とハウ
ジング4の外周との間には作動油通路64が形成されて
油室12と主管路19を連通する。
【0019】このスリーブ6は2つの外径を備えてお
り、図4にも示すように、ボディ1の開口部1Aと摺接
するとともに、所定の外径D1を備えて主管路19に突
出する受圧部6Aと、油室12の内周に摺接する摺接部
6Bとを備え、受圧部6Aと摺接部6Bとの間には段部
6Cが形成され、この段部6Cが開口部1Aの端面に当
接する位置がスリーブ6の最伸長位置となる。
【0020】スリーブ6の内周には受圧部6Aの外径D
1に等しい内径D2のバルブシート62が形成される。こ
のバルブシート62には円筒状部材で形成されてハウジ
ング4の外周側面で同軸的かつ摺動自由に支持された第
2の弁体としてのチェック弁7が接離する。
【0021】チェック弁7はプラグ15の内周端面との
間に介装したスプリング71によりバルブシート62に
向けて付勢されて着座するとともに、この付勢力によっ
てスリーブ6の段部6Cがボディ1の開口部1Aに押圧
される。この状態ではチェック弁7が油室12から主管
路19への流れを規制する一方、主管路19の油圧が所
定値を越えるとチェック弁7は開弁してプラグ15方向
に移動し、プラグ15の内周端面に形成したバルブシー
ト63に当接するまで移動する。チェック弁7がバルブ
シート63に当接し油室12から油室11への流れを規
制する。
【0022】スリーブ6のプラグ15側への摺動は、ス
リーブ6のバルブシート62に着座したチェック弁7の
他端がプラグ15のバルブシート63に着座する位置で
規制され、この位置がスリーブ6の最収縮位置となる。
【0023】スリーブ6の受圧部6Aの所定の位置には
内周と外周とを連通するオリフィス61が設けられ、こ
のオリフィス61から流入した作動油が摺接部6Bと油
室12の内周との間に画成された油室60に流入してス
リーブ6をプラグ15方向に移動させる。
【0024】なお、リリーフ弁2Bも詳述はしないが図
3に示すように上記リリーフ弁2Aと同様に構成されて
バイパス通路18の圧油を制御するとともに、主管路2
0の圧油を主管路22へ供給する。
【0025】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0026】切換弁91を操作してポートAを図示しな
いポンプに、ポートBをタンク92に接続すると、ポー
トAから流入した圧油が主管路19、21を介して油圧
モータ90のポートM1に供給されて油圧モータ90が
駆動される。
【0027】この油圧モータ90の起動時にはリリーフ
弁2Aのポペット5及びチェック弁3Aは作動すること
なく圧油を油圧モータ90に供給する。このとき、スリ
ーブ6及びチェック弁7は主管路19の油圧の上昇に伴
ってスプリング71に抗してプラグ15方向に変位す
る。
【0028】スリーブ6は作動油通路64からオリフィ
ス61を介して油室60に流入した圧油によりプラグ1
5に向けて変位し、チェック弁7は作動油通路64の圧
油によりスプリング71に抗してプラグ15方向に変位
する。
【0029】油圧モータ90の起動時に油圧が急激に上
昇した場合には、スリーブ6のプラグ15方向への変位
がオリフィス61を通過した圧油が油室60に流入する
ことで行われるため、急激な油圧の上昇に追従できず、
チェック弁7のみがスプリング71に抗してプラグ15
に向けて変位してバルブシート62から離れて開弁す
る。このため、急激に圧力が上昇した圧油は主管路19
からチェック弁7を介して油室12、11、及び作動油
通路50を経由してオリフィス51からバイパス通路1
7に排出されて主管路20よりタンク92へ戻り、油圧
の急激な上昇による油圧モータ90の起動時のショック
を緩和することができる。
【0030】さらに主管路19の油圧が上昇して所定値
を越えると、チェック弁7はプラグ15のバルブシート
63に着座して油室12から油室11への流れを遮断す
る一方、リリーフ弁2Bが開弁して主管路19の圧油は
バイパス通路18を介して主管路20に排出されて油圧
の上昇を防ぐ。
【0031】油圧モータ90を停止させるには、切換弁
91を中立位置に操作してポートA、Bを遮断する。
【0032】圧油の供給が停止して主管路19の油圧が
低下するため、チェック弁7はスプリング71に付勢さ
れて主管路19方向に変位しようとするが、スリーブ6
の油室60に満たされた圧油がオリフィス61を介して
作動油通路64に排出されるため、スリーブ6のが最伸
長位置に復帰するまでには所定の時間を要し、チェック
弁7はバルブシート62に着座してスリーブ6とともに
所定の速度で主管路19に向けて変位する。このスリー
ブ6の最伸長位置への変位は、スリーブ6の受圧部6A
の外径D1とバルブシート62の内径D2とを等しく形成
したため、主管路19の油圧にかかわらず常時所定の時
間をかけて行われ、スリーブ6が最収縮位置から最伸長
位置へ復帰するまでの時間は、受圧部6Aの外径及びオ
リフィス61の内径によって設定される。
【0033】スリーブ6が主管路19に向けて変位する
際には油室12の容積が拡大するため、油室12に連通
する油室11の油圧も低下してポペット5の開弁圧が低
下してリリーフ弁2Aが設定圧より低圧で作動できるよ
うになり、圧油の供給を停止した後に油圧モータ90に
連結された図示しない旋回ブームがオーバーランした場
合など、油圧モータ90の吐出側のポートM2の油圧が
上昇して主管路20、22の油圧が所定値を越えると、
ポペット5が開弁してバイパス通路17から主管路19
へ圧油を逃がして油圧回路を保護するとともに、ポペッ
ト5が加える背圧によってオーバーランを抑制する。
【0034】一方、油圧モータ90は停止するが、油圧
モータ90に駆動される図示しない旋回ブームが慣性に
よって停止直後に逆方向に回転しようとすると、油圧モ
ータ90のポートM1側に圧力が発生し、主管路19、
21の油圧が上昇する。この停止直後において、スリー
ブ6及びチェック弁7は上記のように所定の速度で主管
路19方向に変位しており、このとき主管路19の油圧
が上昇するとチェック弁7がスプリング71に抗してス
リーブ6のバルブシート62から離れて開弁し、主管路
19の圧油は油室12、11及び作動油通路50を介し
てオリフィス51からバイパス通路17へ排出される。
このため主管路19の油圧は低下するとともに、図示し
ない旋回ブームの揺り戻しによる油圧モータ90の逆転
は、主管路19の圧油が油室12、11を介してオリフ
ィス51で減速されるために抑制することができる。
【0035】上記のように、スリーブ6の受圧部6Aの
外径D1とチェック弁7のバルブシート62の内径D2
を等しく形成したため、主管路19の油圧にかかわらず
常時所定の時間をかけて行われ、このスリーブ6が最伸
長位置へ復帰するまでに主管路19の油圧が上昇すれ
ば、チェック弁7が開弁して油室12、11及び作動油
通路50を介してオリフィス51で背圧を与えてからバ
イパス通路17へ圧油を放出するため、油圧モータ90
に大きな慣性を備えた図示しない旋回ブーム等を連結し
ても、油圧モータ90の停止直後の揺り戻しを防止する
ことが可能となり、また、油圧モータ90の起動時に発
生する衝撃をチェック弁7で吸収して円滑な起動を実現
することができる。
【0036】なお、リリーフ弁2Bについても詳述はし
ないが上記と同様に作用し、油圧モータ90のポートM
2への圧油の供給を停止した直後の慣性負荷の揺り戻し
を防止する。
【0037】図5は他の実施例を示し、前記第1の実施
例においてリリーフ弁2Aのハウジング4と同軸的に配
設したスリーブ6、チェック弁7を独立させたもので、
スリーブ66とスリーブ66の内周に形成したバルブシ
ート69に着座するチェック弁70を収装する油室12
Aをリリーフ弁20Aと並列的に配設したものである。
【0038】前記第1の実施例におけるリリーフ弁2A
と同様の構造のリリーフ弁20Aは、油室11を作動油
通路13A、13Bを介して油室12Aと連通し、この
油室12Aに摺動自由に収装されたスリーブ66の受圧
部66Aは作動油通路81を介して主管路19に連通す
る。受圧部66Aの所定の位置には油室12Aの内周と
スリーブ66の外周との間に画成される油室68に連通
するオリフィス61が設けられ、スリーブ66の内周に
は作動油通路67が形成される。
【0039】この作動油通路67の油室12A側のバル
ブシート69にはスプリング71に付勢されたチェック
弁70が着座する。このバルブシート69の内径と受圧
部66Aの外径はほぼ等しく形成される。その他の構成
及び作用は前記第1の実施例と同様であり、主管路19
への圧油の供給を停止すると、図中左へ変位していたス
リーブ66及びチェック弁70がスプリング71及びオ
リフィス61によって所定の時間をかけて主管路19に
向けて変位するため、主管路19の油圧をリリーフ弁2
0Aのポペット5に設けたオリフィス51より排出する
ことが可能となる。
【0040】なお、上記実施例において、圧力応動部材
としてのスリーブ6を開示したが、図示はしないがプラ
ンジャやピストンなどで構成することもでき、圧力応動
部材の受圧部の外径とチェック弁の弁座の内径がほぼ同
一に形成できるものであればよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、圧力応動
部材の受圧部の外径と第2の弁体の弁座の内径とを等し
く形成したため、圧力応動部材の最収縮位置から最伸長
位置への復帰は主管路の油圧にかかわらず常時所定の時
間をかけて行われ、この圧力応動部材が最伸長位置に復
帰するまでに主管路の油圧が上昇すれば、第2の弁体が
開弁して第1及び第2の油室を介して絞りで背圧を加え
てから弁体の受圧面側へ圧油を放出することが可能とな
って、このリリーフ弁の下流に配設した油圧モータに逆
転方向の力が加わっても絞りで加える背圧によってこの
逆転を防止することができ、大きな慣性を備えた負荷を
連結した油圧モータの停止直後の揺り戻しを防止するこ
とが可能となり、油圧モータの起動時に発生する衝撃を
第2の弁体を開弁して絞りで吸収することにより円滑な
起動を実現することができ、第2の弁体及び第2の油室
をリリーフ弁と一体に形成することにより、部品点数の
増大を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】リリーフ弁の拡大図である。
【図3】図1の油圧回路図である。
【図4】スリーブとチェック弁との関係を示す図であ
る。
【図5】他の実施例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
2A、2B リリーフ弁 4 ハウジング 5 ポペット 6 スリーブ 6A 受圧部 7 チェック弁 11、12 油室 17、18 バイパス通路 19、20 主管路 50 作動油通路 51 オリフィス 60 油室 61 オリフィス 62 バルブシート 63 バルブシート 71 スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に弁体の受圧面と連通する油室を備
    えて受圧面と背圧の差圧に応じて弁体の受圧面側と主管
    路とを連通するリリーフ弁において、前記弁体に形成さ
    れた油室と弁体の受圧面とを連通する通路に絞りを配設
    する一方、前記油室と連通する第2の油室を形成し、こ
    の第2の油室と主管路とを連通する通路を設け、前記主
    管路の圧力を一端で受ける受圧部を備えて軸方向に摺動
    自由な圧力応動部材を前記第2の油室に収装するととも
    に、前記第2の油室の内部で圧力応動部材に形成された
    前記主管路と連通する弁座と、前記第2の油室と前記リ
    リーフ弁の油室との間に弁座を形成し、これら弁座と選
    択的に着座する第2の弁体を前記第2の油室に摺動自由
    に収装するとともに、前記第2の弁体を圧力応動部材の
    弁座に向けて付勢する弾性部材を収装して、前記圧力応
    動部材の受圧部の外径と圧力応動部材の弁座の内径とを
    略等しく形成したことを特徴とするリリーフ弁。
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