JPH06158875A - 煙突内壁面作業装置 - Google Patents

煙突内壁面作業装置

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Publication number
JPH06158875A
JPH06158875A JP31342692A JP31342692A JPH06158875A JP H06158875 A JPH06158875 A JP H06158875A JP 31342692 A JP31342692 A JP 31342692A JP 31342692 A JP31342692 A JP 31342692A JP H06158875 A JPH06158875 A JP H06158875A
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JP
Japan
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chimney
wall surface
inspection
cutting
coring
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31342692A
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English (en)
Inventor
Takeshi Sanemori
毅 実森
Yukio Umeda
幸男 梅田
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C X R KK
CHUGOKU X RAY CO Ltd
Original Assignee
C X R KK
CHUGOKU X RAY CO Ltd
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/52Multiple coating or impregnating multiple coating or impregnating with the same composition or with compositions only differing in the concentration of the constituents, is classified as single coating or impregnation

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  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
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  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全且つ経済的で検査精度の高い、煙突内壁
面の点検作業を行う。 【構成】 煙突内壁面1aの全面に亘って目視検査させ
る検査装置4と、煙突内壁面1aの全面に亘って断熱材
の切削及び修復などの作業を行うコアリング装置17
と、検査装置4及びコアリング装置17を連結し常に煙
突1内の一定の位置に保持して昇降させる昇降装置3と
から構成され、検査装置4と昇降装置3との間には検査
装置4を回動自在に動作させる第1の回動機構10と、
コアリング装置17と昇降装置3との間にはコアリング
装置17を回動自在に動作させる第2の回動機構19と
を備える。これにより、無人で安全且つ経済的で検査精
度の高い点検作業を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は煙突内壁面作業装置に
係わり、特に煙突内で人的作業を行なわない煙突内壁面
作業装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、火力発電プラント等で使用されて
いる煙突の定期的検査や余寿命診断検査は、煙突の先端
部からゴンドラを煙突内に吊るし、このゴンドラに人が
乗って煙突内壁面の目視検査、写真撮影を行なう。検査
等の結果、煙突内壁面に不具合箇所が発見された場合に
は、煙突内部に被覆された断熱材の不具合箇所の一部を
採取して断熱材の劣化診断を行なう劣化診断用コアリン
グ等を行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ゴンドラはワ
イヤーロープ等で吊り下げられているので、人は不安定
な状態で目視検査、写真撮影及び劣化診断用コアリング
等の作業を行わなければならず、大変危険である。した
がって、このような問題に対して安全対策を施さなけれ
ばならず、この安全対策に必要な経費は本来の煙突の定
期的検査や余寿命診断検査の経費に比較して、相当割高
になり経済的ではない。
【0004】また、悪環境下での作業のため、検査精度
において人的なミスが発生する可能性がある。
【0005】
【目的】本発明は、このような従来の問題点を解決する
ためになされたもので、安全且つ経済的で検査精度の高
い点検作業が行なえる煙突内壁面作業装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の煙突内壁面作業装置は、煙突内壁面の全面に
亘って目視検査させる検査部と、煙突内壁面の全面に亘
って切削及び修復などの作業を行なう切削修復部と、検
査部及び切削修復部を連結し常に煙突内の一定の位置に
保持して昇降させる昇降部とを備えたものである。
【0007】昇降部は、管周方向に所定角度ピッチ間隔
で取着され、煙突内壁面に当接しながら自由回転する車
輪を有し車輪を煙突内壁面の直径寸法の変化に対応して
伸縮動作させる複数本の保持脚と、保持脚で常に煙突内
の一定の位置に保持した状態でこの昇降部を自走させる
駆動手段とを備えている。また、検査部と昇降部との間
には、検査部を回動自在に動作させる第1の回動機構を
備えている。
【0008】切削修復部は、管周方向に所定角度ピッチ
間隔で取着され、煙突内壁面に圧着させる圧着部材を有
し圧着部材を煙突内壁面の直径寸法の変化に対応して前
記煙突内壁面に圧着させて固定する複数本の固定用脚
と、穿設回転歯を設けた切削機構及び充填ヘッド並びに
目視カメラを搭載した基台を移動させる移動部材とを備
えている。
【0009】また、切削修復部と昇降部との間には、切
削修復部を回動自在に動作させる第2の回動機構を備え
ている。
【0010】
【作用】煙突の定期的検査や余寿命診断検査を行うに
は、昇降部に固定された複数本の保持脚で昇降部、検査
部及び切削修復部を煙突内の一定の位置に保持しながら
煙突先端部の付近まで上昇させて、所定の高さ位置に停
止させる。検査部でこの高さ位置の煙突内壁面の全周に
亘って目視検査をさせる。この高さ位置の目視検査が終
了後、昇降部の駆動手段で検査部等を降下させ高さ位置
を変えながら、順次、目視検査を行っていく。
【0011】目視検査の結果、断熱材の劣化診断が必要
とされた場合には、煙突内壁面の不具合箇所まで昇降部
の駆動手段で昇降させて停止し、切削修復部に固定され
た複数本の固定用脚が有する圧着部材で、昇降部等を煙
突内壁面に圧着させる。このとき、切削修復部に備える
切削機構に設けられた切削回転歯で、煙突内壁面の一部
を採取して断熱材の劣化診断を行う。
【0012】これにより、無人で安全且つ経済的で検査
精度の高い点検作業を行なうことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。本発明の煙突内壁面作業装置を使用して
検査する煙突1の構成を簡単に説明する。図1に示すよ
うに検査する煙突1は、例えば直径4m、高さ200m
の直立型で、昇降用のタラップ1bが煙突1の外周に固
定され、また、煙突先端部1Aには人間が乗ることがで
きる踊り場1cが設置され、更に煙突基底部1Bには人
間が出入り出来る大きさのマンホール1dが設置されて
いる。
【0014】このような煙突1を検査する本発明の一実
施例である煙突内壁面作業装置50の構成は図1、図
2、図3に示すように、煙突内壁面作業装置50自体を
常に煙突内壁面1aの一定の位置に保持して昇降させる
昇降部である昇降装置3と、昇降装置3に接続され、煙
突内壁面1aを点検する目視検査用のITVカメラ11
及びスチルカメラ14等を搭載した検査部である検査装
置4と、煙突内壁面1aを形成する断熱材の一部を採取
する、即ちコアリングを行なう切削修復部であるコアリ
ング装置17とを備えている。
【0015】昇降装置3は、図1に示すような煙突先端
部1Aの中心位置に設置されたワイヤーロープ2を固定
する治具及び副資材等に固定されたワイヤーロープ2
を、手繰りながら煙突内壁面作業装置50を上昇させ、
また、巻戻しながら煙突内壁面作業装置50を降下させ
る駆動手段である自走昇降用駆動機構9と、煙突内壁面
作業装置50を煙突1の中心位置に保持させる保持脚5
と、多重通信を行なう機上局16と、昇降装置3と検査
装置4とが必要とする電力を供給する第1の電源装置1
5とを備えている。
【0016】自走昇降用駆動機構9は駆動部としてのモ
ータとワイヤーロープ2を確実に手繰り寄せる動力伝達
部とから構成されており、自走昇降用駆動機構9内に挿
入されたワイヤーロープ2は、モータにより駆動する動
力伝達部を介して自走昇降用駆動機構9外に排出され
る。保持脚5は、図3(a)に示すように、管周方向に
例えば120゜ピッチ間隔で3本取着されており、昇降
装置3の本体3Aに回動自在の軸着された第1のエアシ
リンダ8と、第1のエアシリンダ8のシリンダロッドの
先端に固定された自由回転する車輪6と、第1のエアシ
リンダ8の先端部と本体の一端とを回動自在に連結した
第1のサポートアーム7とから成る。この第1のサポー
トアーム7は保持脚5をコンパクトに収納させることが
できるように、軸着された2本のアームで構成されてい
る。
【0017】これにより車輪6が固定された第1のエア
シリンダ8を、第1のサポートアーム7の支軸を中心に
2本のアームを折曲することにより昇降装置3の本体3
Aに密着させることできるので、煙突1内へ煙突内壁面
作業装置50を出し入れする作業が容易に行なうことが
できる。また、第1のエアシリンダ8をコンプレッサ
(図示せず)からのエアで制御することにより、車輪6
を煙突内壁面1aに密着させた状態で煙突内壁面作業装
置50を煙突1内で昇降させることができるので、常に
煙突内壁面作業装置50を煙突1の中心位置に保持させ
ることができる。
【0018】機上局16は後述するコントローラ40と
煙突内壁面作業装置50の各装置等の信号を制御するも
のである。このように構成された昇降装置3とコントロ
ーラ40とは、図1に示すような煙突基底部1Bのマン
ホール1d近傍に載置されたケーブルドラム37からの
接続用コントロールケーブル36Aにより接続されてい
る。
【0019】検査装置4は問題箇所を精密検査するため
に、図4に示すような目視検査用のITVカラーカメラ
11と同画面のスチル写真を撮影するスチルカメラ14
と、スチルカメラ14のズーミング及びフォーカスを行
なうためのスチルカメラファインダー用に用いる超小型
ITVカラーカメラ(工業用テレビ用カラーカメラ)1
2とを有する。
【0020】超小型ITVカラーカメラ12はスチルカ
メラ14の後端部に固定されており、このスチルカメラ
14とITVカラーカメラ11とは、検査装置4内に固
定されたカメラ雲台13にカメラ搭載用フレーム38を
介して並列に設置されている。カメラ雲台13は、左右
首振操作用の雲台回転台13bと上下首振操作用の雲台
首振り台13cとが、雲台固定台13aに設置されて検
査装置4内に固定されており、ITVカラーカメラ11
等を容易に所定の撮影域に移動させることができる。こ
れによりITVカラーカメラ11とスチルカメラ14と
は、ほぼ同一の写角で撮影を行なうことができる。
【0021】このようなカメラ等のレンズが位置する検
査装置4の本体4Aの箇所には、検査装置4内から煙突
内壁面1aを撮影することができるようにカメラ用窓4
bが設けられている。また、検査装置4と昇降装置3と
は検査装置4自体を回転させる第1の回動機構10によ
り接続されている。第1の回動機構10は図5に示すよ
うに、検査装置4を360゜回動させることができ、且
つ所定の位置に停止させることができる回動部62と、
回動部62を回動させる駆動部61とから構成される。
駆動部61は駆動モータ63と、駆動モータ63の回転
速度を減速させる減速ギア64と、減速ギア64の回転
軸の方向を一定の方向に変換させる回転軸変換機65と
から成る。このような駆動部61は検査装置4に固定さ
れ、駆動モータ63の駆動力を回動部62に伝達する。
【0022】回動部62は、回転軸変換機65から突出
している回転軸に圧入される平歯車66と、昇降装置3
に固定された固定部材69に固定して平歯車66と噛合
させるインターナル歯車67と、昇降装置3と検査装置
4との間に挿入されるスラストベアリング68とから成
る。インターナル歯車67は内歯車になっているので、
平歯車66を回転させると検査装置4自体を回転させる
ことができる。このとき、検査装置4はスラストベアリ
ング68を介して昇降装置3上を滑動するので、検査装
置4のすべり抵抗を低減させることができる。
【0023】これにより検査装置4を確実に回動、停止
させることができるので、煙突内壁面1aの全周に亘っ
て精密検査することができる。コアリング装置17は、
コアリング用のシステムを設置する基台24aの移動部
材であるスライドレール24と、コアリングの際にコア
リング装置17を安定した状態に維持させる固定用脚2
0と、コアリング装置17が必要とする電力を供給する
第2の電源装置33とを備えている。スライドレール2
4の基台24a上には、コアリング用のシステム即ち基
台24a上に設置されたスライド軸26と、スライド軸
26を動作させるスライドモータ25と、断熱材の一部
を採取するための穿設回転歯であるコアリング回転歯2
9と、コアリング回転歯29を回転駆動させるコアリン
グ回転歯用モータ30と、スライド軸26に形成された
ベッド27に固定させる吸着パッド28とを設置させて
いる。
【0024】ベッド27は、スライドモータ25を駆動
してスライド軸26を水平方向に移動させることによ
り、吸着パッド28を煙突内壁面1aに当接させる。当
接させた吸着パッド28はコアリング装置17内に設置
されたバキュームポンプ39の吸引作用により確実に圧
着させることができる。このとき、吸着パッド28等を
設置するスライドレール24と後述する固定用脚20の
1本とは、図3(b)に示すように同一直線上に位置し
ているので、コアリング装置17は煙突1内で常に安定
させることができる。
【0025】また、コアリング回転歯29を回転して断
熱材の一部を採取している時に、コアリング回転歯29
を潤滑、冷却させるための水を供給する水ボンベ32が
コアリング装置17内に設置されている。尚、コアリン
グの正確な位置やコアリング状況は、コアリング回転歯
29上部に位置するコアリング監視用ITVカメラ31
で監視することができる。
【0026】コアリング用のシステムで断熱材の一部を
採取後、コアリング回転歯29により穿設された断熱材
の穴を修復するために、基台24a上に設置されたコア
リング用のシステムから吹き付けガン(図示せず)に乗
せ替えて、例えばモルタルを充填する。固定用脚20
は、図3(b)に示すように、管周方向に例えば120
゜ピッチ間隔で3本取着されており、コアリング装置1
7の本体17Aに回動自在に軸着された第2のエアシリ
ンダ22と、第2のエアシリンダ22のシリンダロッド
の先端に固定された摩擦係数の高い圧着部材である押し
付けパッド23と、第2のエアシリンダ22の先端部と
本体17Aの一端とを回動自在に連結した第2のサポー
トアーム21とから成る。この第2のサポートアーム2
1は固定用脚20をコンパクトに収納させることができ
るように、軸着された2本のアームで構成されている。
これにより保持脚5と同様に煙突1内へ煙突内壁面作業
装置50を出し入れする作業が容易に行なうことができ
る。
【0027】このようなコアリング装置17と昇降装置
3とは、第2の回動機構19が設けられた回動装置18
を介して連結される。コアリング装置17と回動装置1
8とは、コアリング装置17自体を回転させる第2の回
動機構19により接続されている。第2の回動機構19
は図6に示すように、コアリング装置17を360゜回
動させることができ、且つ所定の位置に停止させること
ができる回動部72と、回動部72を回動させる駆動部
71とから構成される。駆動部71は駆動部61と同様
の駆動装置を使用する。駆動部71は回動装置18に固
定され、駆動モータ63の駆動力を回動部72に伝達す
る。
【0028】回動部72は、回転軸変換機65から突出
している回転軸に圧入される平歯車73と、コアリング
装置17に固定された固定部材76に固定して平歯車7
3と噛合させるインターナル歯車74と、コアリング装
置17と回動装置18との間に挿入されるスラストベア
リング75とから成る。インターナル歯車74はインタ
ーナル歯車67と同様に内歯車になっているので、平歯
車73を回転させるとコアリング装置17自体を回転さ
せることができる。このとき、コアリング装置17は回
動装置18に吊り下がった状態で、スラストベアリング
75を介して滑動するので、コアリング装置17の滑り
抵抗を低減させることができる。
【0029】また、コアリング装置17を昇降装置3に
接続する場合には、コントローラ40からの接続用コン
トロールケーブル36Aをコアリング装置17の底面部
から第2の電源装置33に接続させる。一方、昇降装置
3と回動装置18とは、ボルト等にて固定されている。
コアリング装置17の低部には地上で移動するためのキ
ャスター34を例えば4箇所に固定している。
【0030】このような煙突内壁面作業装置50による
作業は、図4に示すように第1のエアシリンダ8と第2
のエアシリンダ22とに供給するエアコンプレッサから
のエアを制御するエアコントロールユニット41と、煙
突内壁面作業装置50を制御するコントロールユニット
42と、エアコントロールユニット41やコントロール
ユニット42を介して煙突内壁面作業装置50を操作す
る操作盤44と、撮影やコアリング等の各動作をコンピ
ュータ制御させるパソコン(パーソナルコンピュータ)
46と、ワイヤーロープ2を手繰った長さやITVカメ
ラ11等の動作角度等を、センサーによって検知した数
値情報からビデオ信号に置き換えて、後述するTVカラ
ーモニタ47A上に表示させるタイトルジェネレータ4
5とから構成されるコントローラ40で制御されてい
る。
【0031】また、図7に示すように、目視検査の時に
煙突内壁面1aを撮影するITVカメラ11等からの映
像を映し出す、テレビカラーモニタ47A、47B及び
その映像をビデオ録画させるVTR(ビデオテープレコ
ーダ)48が備えられる。テレビカラーモニタ47Aは
ITVカメラ11で撮影した映像とタイトルジェネレー
タ45で検知された数値情報とを映し出し、テレビカラ
ーモニタ47Bは超小型ITVカメラ12とコアリング
監視用ITVカメラ31との映像を切換スイッチ(図示
せず)により交互に映し出すものである。
【0032】このように構成された煙突内壁面作業装置
50による煙突内壁面1aの検査の作業手順を以下に説
明する。煙突内壁面作業装置50を昇降するワイヤーロ
ープ2の一端を煙突先端部1Aの中心位置に固定するた
めに、一人または二人の鳶職がバッテリー電源のモータ
駆動型のポータブルウィンチを使用して、ワイヤーロー
プ2、ワイヤーロープ2を固定するための治具及び副資
材等を煙突先端部1Aの踊り場1cに荷揚げする。この
治具及び副資材等を踊り場1cにて組み立て後、ワイヤ
ーロープ2の一端をこれに固定し、もう一端は煙突基底
部1Bに垂下する。また、煙突基底部1Bのマンホール
1d近傍に載置されたケーブルドラム37から接続用コ
ントロールケーブル36Aを引出して、マンホール1d
から煙突1内に挿入しておく。
【0033】煙突1内に昇降装置3と検査装置4とを挿
入して接続し、昇降装置3に固定された保持脚5を開脚
させる。昇降装置3の底部から接続用コントロールケー
ブル36Aを挿入して第1の電源装置15に固定させ、
コントローラ40の電源スイッチをONさせて煙突内壁
面作業装置50に電気を供給し始動状態にする。開脚さ
せた保持脚5の第1のエアシリンダ8をエアコントロー
ルユニット41で制御して、昇降装置3と検査装置4と
を煙突1の中心位置に保持させる。
【0034】ワイヤーロープ2の末端を検査装置4の上
部に設けられたワイヤーロープ導通口4aより挿入し、
昇降装置3に設置された自走昇降用駆動機構9を駆動さ
せてワイヤーロープ2を緊張状態まで手繰らせる。検査
装置4の下部に設けられたワイヤーロープ排出口4aよ
り排出されたワイヤーロープ2の余分は煙突基底部1B
または煙突1のマンホール外に束ねておく。
【0035】煙突内壁面1aの状態をチェックするため
の目視検査は、接続された昇降装置3と検査装置4とを
煙突先端部1A付近まで上昇して、第1段階検査範囲の
高さ位置に停止させる。第1段階検査範囲は所定の位置
で停止させた検査装置4に設置した超小型ITVカメラ
12のフォーカス及び照明を調整して、第1の回動機構
10により検査装置4を360゜回動させ全周に亘って
撮影を行なう。この際、カメラ雲台13を動作させて左
右首振操作、上下首振操作及びITVカメラ11のズー
ム操作をして、問題箇所の精密検査を行ない、必要に応
じてスチルカメラ14にてスチル写真の撮影を行なう。
【0036】第1段階検査範囲の高さ位置の撮影が終了
後、次の撮影位置の第2段階検査範囲に降下して停止さ
せる。第2段階検査範囲は第1段階検査範囲での写角範
囲と若干重なる程度にITVカメラ11を降下させる
が、このような写角範囲が確保できれば煙突の管番号毎
に各段階検査範囲とするのが後のデータ整理上望まし
い。
【0037】目視検査の結果、断熱材の劣化診断が必要
とされた場合には、コアリング装置17を昇降装置3の
下部に接続させる。コアリング装置17の接続は、昇降
装置3等を煙突基底部1Bから2m程度上空で停止さ
せ、コアリング装置17をマンホール1dから挿入し昇
降装置3等の真下に納置する。昇降装置3から垂下して
いるワイヤーロープ2をコアリング装置17の上部に設
けられたワイヤーロープ導通口17aより挿入し、下部
に設けられたワイヤーロープ排出口17bより人力で引
出して、ワイヤーロープ2の余分は煙突基底部1Aまた
は煙突1のマンホール1d外に束ねておく。
【0038】昇降装置3をコアリング装置17に接触す
るまで降下してから接続し、コアリング装置17に固定
された挟持脚20を開脚させる。コアリング装置17の
底部から接続用コントロールケーブル36Aを挿入して
第2の電源装置33に固定させる。尚、第1の電源装置
15の電源供給は、連結用コントロールケーブル36B
により第2の電源装置33と接続して確保される。
【0039】セッティング後コアリング装置17等を上
昇させて、目視検査で発見された不具合箇所の高さ位置
にコアリング回転歯29を停止させる。不具合箇所の高
さ位置においてコアリング監視用ITVカメラ31で確
認しながら煙突内壁面1aの不具合箇所に、第2の回動
機構19によりコアリング装置17を回転させて、コア
リング回転歯29をこの不具合箇所に対向させる。
【0040】開脚させた固定用脚20の第2のエアシリ
ンダ22をエアコントロールユニット41で制御してコ
アリング装置17を固定し、更にスライドモータ25を
駆動させてベッド27に固定された吸着パッド28を煙
突内壁面1aに当接させ、バキュームポンプ39の吸引
作用により吸着パッド28を煙突内壁面1aに吸着させ
てコアリング用のシステムを固定させる。
【0041】コアリングはコントローラ40の操作盤4
4で制御し、採取する断熱材は予めパソコン46で入力
したパラメータでコンピュータ制御して所定の深さ分を
採取する。採取した断熱材は、その都度、煙突内壁面作
業装置50を降下させて煙突基底部1Bで、コアリング
回転歯29から取り出す。コアリング及び断熱材の劣化
診断完了後は、コアリング用のシステムから吹き付けガ
ンに乗せ替えて、断熱材を採取した穴にモルタルを充填
して煙突内壁面作業を完了させる。
【0042】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明の煙突内壁面作業装置は煙突内でゴンドラに人が乗
って煙突内壁面の目視検査、写真撮影及び劣化診断用コ
アリング等を行なう作業を、各々の作業に対応する検査
部、切削修復部及び昇降部を備えた煙突内壁面作業装置
で行えるようにしたので、無人で安全且つ経済的で検査
精度の高い点検作業が行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の煙突内壁面作業装置を使用した煙突の
断面を示す説明図。
【図2】本発明の煙突内壁面作業装置の基本構成要素の
配置を示す正面図。
【図3】同基本構成要素の配置を示す断面図で、(a)
は保持脚の上面図、(b)は固定用脚の上面図。
【図4】本発明の煙突内壁面作業装置の検査装置を示す
部分詳細図。
【図5】本発明の煙突内壁面作業装置の第1の回動機構
を示す詳細図。
【図6】本発明の煙突内壁面作業装置の第2の回動機構
を示す詳細図。
【図7】本発明の煙突内壁面作業装置を制御する制御装
置を示す説明図。
【符号の説明】
2…ワイヤーロープ 3…昇降装置(昇降部) 4…検査装置(検査部) 5…保持脚 6…車輪 7…第1のサポートアーム 8…第1のエアシリンダ 9…自走昇降用駆動機構(駆動手段) 10…第1の回動機構 11…ITVカメラ 12…超小型ITVカメラ 13…カメラ雲台 14…スチルカメラ 15…第1の電源装置 16…機上局 17…コアリング装置(切削修復部) 18…回動装置 19…第2の回動機構 20…固定用脚 21…第2のサポートアーム 22…第2のエアシリンダ 23…押付けパッド(圧着部材) 24…スライドレール(移動部材) 25…スライドモータ 26…スライド軸 27…ベッド 28…吸着パッド 29…コアリング回転歯(穿設回転歯) 30…コアリング回転歯用モータ 31…コアリング監視用ITVカメラ 32…水ボンベ 33…第2の電源装置 34…キャスター 50…煙突内壁面作業装置 61、71…駆動部 62、72…回動部 63…駆動モータ 64…減速ギア 65…回転軸変換機 66、73…平歯車 67、74…インターナル歯車 68、75…スラストベアリング 69、76…固定部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】煙突内壁面の全面に亘って目視検査させる
    検査部と、前記煙突内壁面の全面に亘って切削及び修復
    などの作業を行なう切削修復部と、前記検査部及び前記
    切削修復部を連結し常に煙突内の一定の位置に保持して
    昇降させる昇降部とを備えたことを特徴とする煙突内壁
    面作業装置。
  2. 【請求項2】前記昇降部は、管周方向に所定角度ピッチ
    間隔で取着され、前記煙突内壁面に当接しながら自由回
    転する車輪を有し前記車輪を前記煙突内壁面の直径寸法
    の変化に対応して伸縮動作させる複数本の保持脚と、前
    記保持脚で常に前記煙突内の一定の位置に保持した状態
    でこの昇降部を自走させる駆動手段とを備えたことを特
    徴とする請求項1記載の煙突内壁面作業装置。
  3. 【請求項3】前記検査部と前記昇降部との間には、前記
    検査部を回動自在に動作させる第1の回動機構を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の煙突内壁面作業装置。
  4. 【請求項4】前記切削修復部は、管周方向に所定角度ピ
    ッチ間隔で取着され、前記煙突内壁面に圧着させる圧着
    部材を有し前記圧着部材を前記煙突内壁面の直径寸法の
    変化に対応して前記煙突内壁面に圧着させて固定する複
    数本の固定用脚と、穿設回転歯を設けた切削機構及び充
    填ヘッド並びに目視カメラを搭載した基台を移動させる
    移動部材とを備えたことを特徴とする請求項1記載の煙
    突内壁面作業装置。
  5. 【請求項5】前記切削修復部と前記昇降部との間には、
    前記切削修復部を回動自在に動作させる第2の回動機構
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の煙突内壁面作
    業装置。
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