JPH06157996A - 接着方法 - Google Patents
接着方法Info
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- JPH06157996A JPH06157996A JP4333615A JP33361592A JPH06157996A JP H06157996 A JPH06157996 A JP H06157996A JP 4333615 A JP4333615 A JP 4333615A JP 33361592 A JP33361592 A JP 33361592A JP H06157996 A JPH06157996 A JP H06157996A
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- Japan
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- silicone rubber
- rubber composition
- conductive
- adherend
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/01—General aspects dealing with the joint area or with the area to be joined
- B29C66/05—Particular design of joint configurations
- B29C66/10—Particular design of joint configurations particular design of the joint cross-sections
- B29C66/11—Joint cross-sections comprising a single joint-segment, i.e. one of the parts to be joined comprising a single joint-segment in the joint cross-section
- B29C66/112—Single lapped joints
- B29C66/1122—Single lap to lap joints, i.e. overlap joints
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C65/00—Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor
- B29C65/02—Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor by heating, with or without pressure
- B29C65/34—Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor by heating, with or without pressure using heated elements which remain in the joint, e.g. "verlorenes Schweisselement"
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/40—General aspects of joining substantially flat articles, e.g. plates, sheets or web-like materials; Making flat seams in tubular or hollow articles; Joining single elements to substantially flat surfaces
- B29C66/41—Joining substantially flat articles ; Making flat seams in tubular or hollow articles
- B29C66/43—Joining a relatively small portion of the surface of said articles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 被着体相互を接着性シリコーンゴム組成物の
硬化物を介して接着させるに当り、上記接着性シリコー
ンゴム組成物に導電性物質を添加して導電性を付与し、
この導電性シリコーンゴム組成物を通電することにより
これを自己発熱させると共に、この熱で導電性シリコー
ンゴム組成物を硬化させて被着体相互を接着させること
を特徴とする接着方法。 【効果】 本発明のシリコーンゴムを用いた接着方法に
よれば、特殊な加熱装置を必要とせず、低コスト、短時
間で効率よく被着体の接着を行うことができ、しかも接
着する際の場所を選ばず、被着体の大きさの制限も受け
ないため、建築現場における各種接着、自動車などの大
型の被着体を好適に接着することができる。電磁波シー
ルしなければならないコンピュータールーム用ガスケッ
ト、電子部品の電磁波シールの用途として特に有用であ
る。
硬化物を介して接着させるに当り、上記接着性シリコー
ンゴム組成物に導電性物質を添加して導電性を付与し、
この導電性シリコーンゴム組成物を通電することにより
これを自己発熱させると共に、この熱で導電性シリコー
ンゴム組成物を硬化させて被着体相互を接着させること
を特徴とする接着方法。 【効果】 本発明のシリコーンゴムを用いた接着方法に
よれば、特殊な加熱装置を必要とせず、低コスト、短時
間で効率よく被着体の接着を行うことができ、しかも接
着する際の場所を選ばず、被着体の大きさの制限も受け
ないため、建築現場における各種接着、自動車などの大
型の被着体を好適に接着することができる。電磁波シー
ルしなければならないコンピュータールーム用ガスケッ
ト、電子部品の電磁波シールの用途として特に有用であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコーンゴムを用い
た接着方法に関し、更に詳しくは短時間で効率よく、か
つ加熱炉などの特殊なヒーターを必要とすることなく被
着体相互を接着させる接着方法に関するものである。
た接着方法に関し、更に詳しくは短時間で効率よく、か
つ加熱炉などの特殊なヒーターを必要とすることなく被
着体相互を接着させる接着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
シリコーンゴムを用いて被着体同士を接着させる方法と
しては、室温硬化型(RTV)のシリコーンゴム組成物
を用い、常温で時間をかけて硬化接着させる方法、加熱
硬化型(HTV)のシリコーンゴム組成物を用い、加熱
炉やヒーターで加熱することによって短時間で硬化接着
させる方法がある。
シリコーンゴムを用いて被着体同士を接着させる方法と
しては、室温硬化型(RTV)のシリコーンゴム組成物
を用い、常温で時間をかけて硬化接着させる方法、加熱
硬化型(HTV)のシリコーンゴム組成物を用い、加熱
炉やヒーターで加熱することによって短時間で硬化接着
させる方法がある。
【0003】例えば電子部品や自動車部品のような小型
の被着体を接着させる場合は、上記HTVシリコーンゴ
ム組成物を用いた接着方法を採用することにより、短時
間で比較的効率よく被着体を接着することができる。一
方、建築分野における被着体はビルの窓枠やサッシなど
大型のものであるため、加熱炉やヒーターを使用するこ
とができないので、RTVシリコーンゴム組成物を用
い、被着体をクランプなどの固定治具で固定した状態で
室温に長時間静置することにより、RTVシリコーンゴ
ム組成物を硬化させて被着体同士を接着させる方法を採
用している。
の被着体を接着させる場合は、上記HTVシリコーンゴ
ム組成物を用いた接着方法を採用することにより、短時
間で比較的効率よく被着体を接着することができる。一
方、建築分野における被着体はビルの窓枠やサッシなど
大型のものであるため、加熱炉やヒーターを使用するこ
とができないので、RTVシリコーンゴム組成物を用
い、被着体をクランプなどの固定治具で固定した状態で
室温に長時間静置することにより、RTVシリコーンゴ
ム組成物を硬化させて被着体同士を接着させる方法を採
用している。
【0004】上記HTVシリコーンゴム組成物を用いた
接着方法は、被着体全体を加熱することが必要であり、
大型の被着体を極めて短時間で接着させようとする場合
は、大型の加熱炉やヒーターが必要である。このため大
型の被着体の接着にこの接着方法を採用した場合、コス
ト高になり、しかも被着体がガラスなどのように壊れ易
い場合、加熱炉から出し入れするときなどに破壊してし
まう危険性があり、加熱硬化による接着作業を行うこと
は極めて困難である。
接着方法は、被着体全体を加熱することが必要であり、
大型の被着体を極めて短時間で接着させようとする場合
は、大型の加熱炉やヒーターが必要である。このため大
型の被着体の接着にこの接着方法を採用した場合、コス
ト高になり、しかも被着体がガラスなどのように壊れ易
い場合、加熱炉から出し入れするときなどに破壊してし
まう危険性があり、加熱硬化による接着作業を行うこと
は極めて困難である。
【0005】また、上記RTVシリコーンゴム組成物を
用いた接着方法は、硬化接着に長時間を要し、非効率的
であるばかりか屋外で硬化接着を行った場合、天候など
によって接着剤の硬化むらや接着むらが生じる場合があ
る。特に雨中で接着作業を行った場合、雨が接着剤と被
着体の界面に浸透して接着力の低下を引き起こし、はな
はだしい場合には剥離などを起こすことがある。
用いた接着方法は、硬化接着に長時間を要し、非効率的
であるばかりか屋外で硬化接着を行った場合、天候など
によって接着剤の硬化むらや接着むらが生じる場合があ
る。特に雨中で接着作業を行った場合、雨が接着剤と被
着体の界面に浸透して接着力の低下を引き起こし、はな
はだしい場合には剥離などを起こすことがある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
接着性シリコーンゴム組成物を接着剤として用い、特殊
な加熱装置を必要とすることなく短時間で、かつ効率的
に硬化接着する接着方法を提供することを目的とする。
接着性シリコーンゴム組成物を接着剤として用い、特殊
な加熱装置を必要とすることなく短時間で、かつ効率的
に硬化接着する接着方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、接着性シリ
コーンゴム組成物を用いて被着体相互を接着させるに当
り、まず接着性シリコーンゴム組成物に導電性物質を添
加することにより導電性を付与した導電性シリコーンゴ
ム組成物を調製し、この導電性シリコーンゴム組成物を
被着体相互の接着部分に介在させ、次いで導電性シリコ
ーンゴム組成物を通電することにより、この導電性シリ
コーンゴム組成物が自己発熱すると共に、この熱で速や
かに硬化し、被着体相互を特殊な加熱装置を必要とする
ことなく短時間で効率よく接着させることができること
を見い出した。そして、この接着方法によれば、接着す
る際の場所を選ばず、被着体の大きさの制限も受けない
ため、建築現場における各種接着、自動車などの大型の
被着体の接着に好適であり、また、硬化後のシリコーン
ゴムは導電性を有するため、電磁波シールしなければな
らないコンピュータールーム用ガスケット、電子部品の
電磁波シールの用途としても特に有用であることを知見
し、本発明をなすに至った。
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、接着性シリ
コーンゴム組成物を用いて被着体相互を接着させるに当
り、まず接着性シリコーンゴム組成物に導電性物質を添
加することにより導電性を付与した導電性シリコーンゴ
ム組成物を調製し、この導電性シリコーンゴム組成物を
被着体相互の接着部分に介在させ、次いで導電性シリコ
ーンゴム組成物を通電することにより、この導電性シリ
コーンゴム組成物が自己発熱すると共に、この熱で速や
かに硬化し、被着体相互を特殊な加熱装置を必要とする
ことなく短時間で効率よく接着させることができること
を見い出した。そして、この接着方法によれば、接着す
る際の場所を選ばず、被着体の大きさの制限も受けない
ため、建築現場における各種接着、自動車などの大型の
被着体の接着に好適であり、また、硬化後のシリコーン
ゴムは導電性を有するため、電磁波シールしなければな
らないコンピュータールーム用ガスケット、電子部品の
電磁波シールの用途としても特に有用であることを知見
し、本発明をなすに至った。
【0008】以下、本発明を更に詳しく説明すると、本
発明の接着方法は、被着体相互を接着性シリコーンゴム
組成物の硬化物を介して接着させるに当り、上記接着性
シリコーンゴム組成物に導電性物質を添加して導電性を
付与し、この導電性シリコーンゴム組成物を通電するこ
とによりこれを自己発熱させると共に、この熱で導電性
シリコーンゴム組成物を硬化させて被着体相互を接着さ
せるものである。
発明の接着方法は、被着体相互を接着性シリコーンゴム
組成物の硬化物を介して接着させるに当り、上記接着性
シリコーンゴム組成物に導電性物質を添加して導電性を
付与し、この導電性シリコーンゴム組成物を通電するこ
とによりこれを自己発熱させると共に、この熱で導電性
シリコーンゴム組成物を硬化させて被着体相互を接着さ
せるものである。
【0009】ここで、被着体は、接着性シリコーンゴム
組成物により接着可能ないずれのものをも使用すること
ができる。
組成物により接着可能ないずれのものをも使用すること
ができる。
【0010】また、接着性シリコーンゴム組成物として
は、縮合型、付加型、過酸化物型のいずれの硬化様式の
ものも使用し得る。なお、縮合反応硬化型のシリコーン
ゴム組成物は、加水分解性を有するシラノールとアルコ
キシシラン、アセトキシシラン、アミノキシシラン又は
これらの部分加水分解シロキサンとを縮合させることに
よって架橋、硬化させるものであり、付加型は、白金属
系金属などを触媒に用いてSi原子に直結したビニル基
等のアルケニル基とSiH基とによる付加反応で架橋、
硬化させるものであり、過酸化物型は、有機過酸化物を
シリコーンゴム組成物に混合し、その過酸化物の分解温
度まで高め、発生するラジカルによって架橋、硬化させ
るものである。
は、縮合型、付加型、過酸化物型のいずれの硬化様式の
ものも使用し得る。なお、縮合反応硬化型のシリコーン
ゴム組成物は、加水分解性を有するシラノールとアルコ
キシシラン、アセトキシシラン、アミノキシシラン又は
これらの部分加水分解シロキサンとを縮合させることに
よって架橋、硬化させるものであり、付加型は、白金属
系金属などを触媒に用いてSi原子に直結したビニル基
等のアルケニル基とSiH基とによる付加反応で架橋、
硬化させるものであり、過酸化物型は、有機過酸化物を
シリコーンゴム組成物に混合し、その過酸化物の分解温
度まで高め、発生するラジカルによって架橋、硬化させ
るものである。
【0011】このような接着性シリコーンゴム組成物と
しては、上記いずれの硬化型のものでも市販品を用いる
ことができ、また、いずれの組成物も公知の組成とする
ことができるが、これらの中では作業の容易性等の点か
ら付加反応硬化型のシリコーンゴム組成物を使用するこ
とが好ましい。この付加型のシリコーンゴム組成物は、
アルケニル基を含有するオルガノポリシロキサンとSi
H基を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
とを主成分とし、上述したようにアルケニル基とSiH
基との付加反応で架橋、硬化するもので、この場合この
組成物には通常白金、白金化合物等の付加反応触媒が触
媒量添加されるものである。なお、接着性シリコーンゴ
ム組成物は、液状であっても、ミラブル型であってもよ
く、その形態は特に制限されない。
しては、上記いずれの硬化型のものでも市販品を用いる
ことができ、また、いずれの組成物も公知の組成とする
ことができるが、これらの中では作業の容易性等の点か
ら付加反応硬化型のシリコーンゴム組成物を使用するこ
とが好ましい。この付加型のシリコーンゴム組成物は、
アルケニル基を含有するオルガノポリシロキサンとSi
H基を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
とを主成分とし、上述したようにアルケニル基とSiH
基との付加反応で架橋、硬化するもので、この場合この
組成物には通常白金、白金化合物等の付加反応触媒が触
媒量添加されるものである。なお、接着性シリコーンゴ
ム組成物は、液状であっても、ミラブル型であってもよ
く、その形態は特に制限されない。
【0012】一方、上記接着性シリコーンゴム組成物に
添加される導電性物質は、シリコーンゴム組成物に導電
性を付与し、これを通電したときに自己発熱させるもの
であればよく、例えば通常の導電性シリコーンゴムを得
るのに用いられる公知の導電性物質を用いることができ
る。この導電性物質の形状も粉末状、繊維状等、いずれ
のものであってもよく、またその大きさも適宜選定され
る。具体的には、導電性物質として、アルミニウム、
銅、ニッケル、鉄、ステンレス及び銀等の金属からなる
金属繊維や金属粉末、炭素繊維、カーボンブラックなど
から選ばれる1種又は2種以上を挙げることができる。
添加される導電性物質は、シリコーンゴム組成物に導電
性を付与し、これを通電したときに自己発熱させるもの
であればよく、例えば通常の導電性シリコーンゴムを得
るのに用いられる公知の導電性物質を用いることができ
る。この導電性物質の形状も粉末状、繊維状等、いずれ
のものであってもよく、またその大きさも適宜選定され
る。具体的には、導電性物質として、アルミニウム、
銅、ニッケル、鉄、ステンレス及び銀等の金属からなる
金属繊維や金属粉末、炭素繊維、カーボンブラックなど
から選ばれる1種又は2種以上を挙げることができる。
【0013】これら導電性物質の配合量は接着性シリコ
ーンゴム組成物100部(重量部、以下同じ)に対して
5〜200部、特に15〜100部とすることが好まし
い。この配合量が5部未満では発熱量が小さくなり過ぎ
るため硬化時間が長くなり、200部を越えると接着性
シリコーンゴムの特性が低下する場合がある。
ーンゴム組成物100部(重量部、以下同じ)に対して
5〜200部、特に15〜100部とすることが好まし
い。この配合量が5部未満では発熱量が小さくなり過ぎ
るため硬化時間が長くなり、200部を越えると接着性
シリコーンゴムの特性が低下する場合がある。
【0014】上記接着性シリコーンゴム組成物に導電性
物質を添加して導電性シリコーンゴム組成物を調製する
場合は、これらをニーダー、バンバリーミキサー、二本
ロール、三本ロールなどの混練機で均一に混合する方法
を採用し得る。
物質を添加して導電性シリコーンゴム組成物を調製する
場合は、これらをニーダー、バンバリーミキサー、二本
ロール、三本ロールなどの混練機で均一に混合する方法
を採用し得る。
【0015】なお、この導電性シリコーンゴム組成物中
には、接着性シリコーンゴム組成物に通常用いられてい
る難燃剤、耐熱剤、補強剤、着色剤などの添加剤を本発
明の効果を損なわない範囲で添加することができる。
には、接着性シリコーンゴム組成物に通常用いられてい
る難燃剤、耐熱剤、補強剤、着色剤などの添加剤を本発
明の効果を損なわない範囲で添加することができる。
【0016】この導電性シリコーンゴム組成物を用いて
被着体を接着させるには、例えば図1に示すように被着
体1に導電性シリコーンゴム組成物2を塗布してもう1
枚の被着体1でこの組成物2を挟み、図2に示すように
導電性シリコーンゴム組成物2の両端に電極3を取り付
け、電源4から通電する。この場合、可変抵抗器5の抵
抗値を変えることにより、導電性シリコーンゴム組成物
2に流す電流の値を変えることができる。なお、図2に
おいて電源4は直流電源であるが、交流電源を用いるこ
ともできる。
被着体を接着させるには、例えば図1に示すように被着
体1に導電性シリコーンゴム組成物2を塗布してもう1
枚の被着体1でこの組成物2を挟み、図2に示すように
導電性シリコーンゴム組成物2の両端に電極3を取り付
け、電源4から通電する。この場合、可変抵抗器5の抵
抗値を変えることにより、導電性シリコーンゴム組成物
2に流す電流の値を変えることができる。なお、図2に
おいて電源4は直流電源であるが、交流電源を用いるこ
ともできる。
【0017】上記電流値は接着性シリコーンゴム組成物
に配合する導電性物質の量によって異なるが、いずれに
しても導電性物質量や電流量を調節して導電性シリコー
ンゴム組成物が40〜200℃、特に60〜180℃で
自己発熱するようにすることが好ましい。
に配合する導電性物質の量によって異なるが、いずれに
しても導電性物質量や電流量を調節して導電性シリコー
ンゴム組成物が40〜200℃、特に60〜180℃で
自己発熱するようにすることが好ましい。
【0018】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。
【0019】[実施例1]付加反応硬化型の接着性シリ
コーンゴム組成物〔シリコーンゴム接着剤(KE183
0、信越化学工業(株)製)〕100部と粉状アセチレ
ンブラック(電気化学(株)製)60部とを加圧ニーダ
ーを用いて混合し、導電性シリコーンゴム組成物を得
た。被着体1として幅25mmのガラスを用い、このシ
リコーンゴム組成物を図1に示すように10×25×2
mmとなるように被着体に塗布し、更にもう1枚のガラ
ス1’でシリコーンゴム組成物2を挟み、図2に示した
装置を用いてこのシリコーンゴム組成物2の両端に0.
2mAの電流を30分間流したところ、シリコーンゴム
組成物は120℃に自己発熱して硬化し、2枚のガラス
が接着された。
コーンゴム組成物〔シリコーンゴム接着剤(KE183
0、信越化学工業(株)製)〕100部と粉状アセチレ
ンブラック(電気化学(株)製)60部とを加圧ニーダ
ーを用いて混合し、導電性シリコーンゴム組成物を得
た。被着体1として幅25mmのガラスを用い、このシ
リコーンゴム組成物を図1に示すように10×25×2
mmとなるように被着体に塗布し、更にもう1枚のガラ
ス1’でシリコーンゴム組成物2を挟み、図2に示した
装置を用いてこのシリコーンゴム組成物2の両端に0.
2mAの電流を30分間流したところ、シリコーンゴム
組成物は120℃に自己発熱して硬化し、2枚のガラス
が接着された。
【0020】この硬化したシリコーンゴムの剪断接着力
及び凝集破壊率を下記の方法で測定した。結果を表1に
示す。剪断接着力 引張り試験機(オートグラフ島津(株)社製)で50m
m/minの引張り速度にて測定した。凝集破壊率 上記テストで破断した接着試験片を目視観察にて求め
た。
及び凝集破壊率を下記の方法で測定した。結果を表1に
示す。剪断接着力 引張り試験機(オートグラフ島津(株)社製)で50m
m/minの引張り速度にて測定した。凝集破壊率 上記テストで破断した接着試験片を目視観察にて求め
た。
【0021】[実施例2]付加反応硬化型接着性シリコ
ーンゴム組成物〔シリコーンゴム接着剤(KE702
U、信越化学工業(株)製)〕100部、粉状アセチレ
ンブラック(電気化学(株)製)40部、白金触媒(C
−19A、信越化学工業(株)製)1部、SiH基を含
む架橋剤(C−19B、信越化学工業(株)製)2.5
部を加圧ニーダーを用いて混合し、導電性シリコーンゴ
ム組成物を得た。このシリコーンゴム組成物を実施例1
と同様にガラスに塗布し、電流値を0.3mAとした以
外は実施例1と同様にしてシリコーンゴム組成物に30
分間通電して120℃に自己発熱させ、シリコーンゴム
組成物を硬化させて、同様の測定を行った。測定結果を
表1に併記する。
ーンゴム組成物〔シリコーンゴム接着剤(KE702
U、信越化学工業(株)製)〕100部、粉状アセチレ
ンブラック(電気化学(株)製)40部、白金触媒(C
−19A、信越化学工業(株)製)1部、SiH基を含
む架橋剤(C−19B、信越化学工業(株)製)2.5
部を加圧ニーダーを用いて混合し、導電性シリコーンゴ
ム組成物を得た。このシリコーンゴム組成物を実施例1
と同様にガラスに塗布し、電流値を0.3mAとした以
外は実施例1と同様にしてシリコーンゴム組成物に30
分間通電して120℃に自己発熱させ、シリコーンゴム
組成物を硬化させて、同様の測定を行った。測定結果を
表1に併記する。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明の接着方法によれば、特殊な加熱
装置を必要とせず、低コスト、短時間で効率よく被着体
の接着を行うことができ、しかも接着する際の場所を選
ばず、被着体の大きさの制限も受けないため、建築現場
における各種接着、自動車などの大型の被着体を好適に
接着することができる。また、硬化後のシリコーンゴム
は導電性を有するため、電磁波シールしなければならな
いコンピュータールーム用ガスケット、電子部品の電磁
波シールの用途として特に有用である。また、熱線反射
ガラスや熱線吸収ガラスをマリオンと接着させたSSG
構法に用いる構造シーラントとしても有用である。
装置を必要とせず、低コスト、短時間で効率よく被着体
の接着を行うことができ、しかも接着する際の場所を選
ばず、被着体の大きさの制限も受けないため、建築現場
における各種接着、自動車などの大型の被着体を好適に
接着することができる。また、硬化後のシリコーンゴム
は導電性を有するため、電磁波シールしなければならな
いコンピュータールーム用ガスケット、電子部品の電磁
波シールの用途として特に有用である。また、熱線反射
ガラスや熱線吸収ガラスをマリオンと接着させたSSG
構法に用いる構造シーラントとしても有用である。
【図1】本発明の接着方法の一実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明の接着方法で用いる通電装置の一例を示
す概略平面図である。
す概略平面図である。
1 被着体 2 接着性シリコーンゴム組成物 3 電極 4 電源
Claims (1)
- 【請求項1】 被着体相互を接着性シリコーンゴム組成
物の硬化物を介して接着させるに当り、上記接着性シリ
コーンゴム組成物に導電性物質を添加して導電性を付与
し、この導電性シリコーンゴム組成物を通電することに
よりこれを自己発熱させると共に、この熱で導電性シリ
コーンゴム組成物を硬化させて被着体相互を接着させる
ことを特徴とする接着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4333615A JPH06157996A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4333615A JPH06157996A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 接着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06157996A true JPH06157996A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18268036
Family Applications (1)
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JP4333615A Pending JPH06157996A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 接着方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JPH06157996A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0971367A1 (en) * | 1998-07-09 | 2000-01-12 | Dow Corning Corporation | Electrically conductive silicone compositions |
JP2005076023A (ja) * | 2003-09-04 | 2005-03-24 | Hitachi Chem Co Ltd | 低弾性接着剤並びにこの接着剤を用いた積層物、接着剤付き放熱板、接着剤付き金属箔 |
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JP2022175320A (ja) * | 2021-05-13 | 2022-11-25 | 三菱重工業株式会社 | 融着方法および構造体 |
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JPS5714669A (en) * | 1980-06-30 | 1982-01-25 | Bridgestone Corp | Electrically conductive bonding method of metal |
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-
1992
- 1992-11-19 JP JP4333615A patent/JPH06157996A/ja active Pending
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