JPH05138742A - 建築用外装材の接合部材 - Google Patents

建築用外装材の接合部材

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JPH05138742A
JPH05138742A JP3332639A JP33263991A JPH05138742A JP H05138742 A JPH05138742 A JP H05138742A JP 3332639 A JP3332639 A JP 3332639A JP 33263991 A JP33263991 A JP 33263991A JP H05138742 A JPH05138742 A JP H05138742A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明はパネル、ガラス、サッシなどの建築
用外装材を容易に、かつ短時間で接合するのに用いられ
る接合部材の提供を目的とするものである。 【構成】 本発明の建築用外装材の接合装置は、発熱シ
ート1、特には絶縁性クロス2の一方向のみに電気抵抗
線3を織り込んだ発熱シート1の両表面を、未硬化の加
熱硬化型シリコーンゴム5で被覆してなる自己発熱接着
シート4よりなることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築用外装材の接合部
材、特には建築用パネル、ガラス、サッシなどの建築用
外装材の接合に用いる接合部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築用パネル、ガラスなどを建物の壁面
に装着する場合には、これらのパネル、ガラスを支持す
る枠材が外部に露出しないように取り付けることが必要
とされる。そのため、このパネル、ガラスなどの装着は
図4のa)、b)に示したように建物の支柱に設けられた一
平面を有するアルミニウム製の枠材21に嵌合されている
シリコーンゴムガスケット22あるいはこれに粘着されて
いる発泡ポリスチレンまたは発泡ポリエチレンなどから
なるバックスペーサー23を常温硬化性のシリコーンゴム
シーラント24を介してパネルまたはガラス板25に接着一
体化するという方法で行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法では
シリコーンゴムシーラントが完全硬化するまで2〜3週
間の期間が必要であり、この硬化期間中にこれに風、振
動などの外力が作用すると、接着面での接着信頼性が得
られなくなるという大きな問題があり、これにはまたア
ルミニウム製枠材などのサッシ枠などにガラスを接着し
たものは十分な養生期間が必要であることから大型のビ
ルに施行する場合には特に広範な作業スペースが必要と
されるという問題点もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不
利、問題点を解決した建築用外装材の接合部材に関する
もので、これは発熱シート、特には絶縁性クロスの一方
向に電気抵抗線を織り込んだ発熱シートの両表面を未硬
化加熱硬化型シリコーンゴムで被覆してなる自己発熱接
着シートよりなることを特徴とするものである。
【0005】すなわち、本発明者は建築用外装材を容
易、かつ短時間で接合することのできる接合部材を開発
すべく種々検討した結果、これについては発熱シート、
特には絶縁性のクロスに電気抵抗線を織り込んだ発熱シ
ートの表面に未硬化の加熱硬化型のシリコーンゴムを被
覆したものを建築用外装材におけるシリコーンゴムブロ
ックの上面に貼付してからこれに通電して加熱し、この
加熱でシリコーンゴムを硬化させればこのシリコーンゴ
ムブロックがこの接合部材で短時間で完全に接合すると
いうことを見出し、この発熱シートの種類、構成、シリ
コーンゴムの選定などについての研究を進めて本発明を
完成させた。以下にこれをさらに詳述する。
【0006】
【作用】本発明は建築用外装材の接合部材に関するもの
であり、これは発熱シート、例えばシリコーンゴムにカ
ーボンブラックを添加してなる半導電性面発熱体や、絶
縁性クロスの一方向に電気抵抗線を織り込んだシートの
両表面を未硬化の加熱硬化型シリコーンゴムで被覆して
なる自己発熱接着シートあるいは従来公知の発熱シート
からなるものであるが、これによればこれを建築用外装
材としてのガスケット上に貼付して通電し加熱すれば、
この加熱でシリコーンゴムが硬化し、これがガスケット
と接着するので、目的とする建築用外装材の接合が容易
にかつ短時間に行なわれるという有利性が与えられる。
【0007】本発明における接合部材は発熱シートに加
熱硬化型のシリコーンゴムを被覆した自己発熱接着シー
トからなるものとされる。この発熱シートは前記した
ような発熱シートが例示されるが、特には図1のa)に示
したようにガラスクロス、ポリアミドクロス、ポリアミ
ドイミドクロスなどのような耐熱性で絶縁性のクロス2
の一方向に、ニクロム線、ステンレス線、炭素繊維など
の発熱線3を織り込んだものとされるが、この絶縁性ク
ロスは厚みが 0.1〜 0.6mm程度で密度が縦糸15〜40本/
25mm、横糸15本〜40本/25mmの範囲のものとすることが
補強性および発熱線の織り込み易さから好ましいものと
される。
【0008】また、この発熱線は比抵抗が70〜80μΩcm
で線径が 0.1〜 0.2mmのものを使用すればよいが、これ
は線径が数μm のステンレス繊維を束ねて同等の線径と
したもの、あるいは比抵抗が 1.5× 2.0×10-3Ωcm程度
で線径が数μm の炭素繊維を束ねて同径としたものが織
り込み易さから好ましいものとされる。なお、この発熱
線の絶縁性クロスへの織り込みはこの間隔を1〜10mmと
し、 170〜 180℃まで昇温可能とするために発熱体のW
密度が 0.5〜5W/cm2 となるように印加電圧を調整す
ることがよい。
【0009】本発明の接合部材に使用される自己発熱接
着シートは図1のb)に示したように上記した発熱シー
の両表面に未硬化の加熱硬化型シリコーンゴム5を
被覆することによって作られるが、これはその外側をエ
ンボス模様のついた離型紙6で被覆したものとすること
がよい。ここに使用される加熱硬化型のシリコーンゴム
5は平均単位式がRaSiO4-aで示され、R がメチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、ビニ
ル基、アリル基などのアルケニル基、フェニル基、トリ
ル基などのアリール基、またはこれらの基の炭素原子に
結合する水素原子の一部または全部をハロゲン原子、シ
アノ基などで置換したクロロメチル基、トリフルオロプ
ロピル基、シアノエチル基などから選択される同一また
は異種の非置換または置換の1価炭化水素基、a が1.90
〜2.05であるものとすればよいが、このものはそのR の
80モル%以上がメチル基で、 0.1〜 0.5モル%がビニル
基とされる、25℃における粘度が 100cs以上、好ましく
は 1,000cs以上であるオルガノポリシロキサンをベース
とするものとすることがよいが、これは自己接着性のも
のとすることが好ましい。
【0010】このシリコーンゴムはシリカ系充填剤を配
合したものが一般的であり、この充填剤としては煙霧質
シリカ、湿式シリカ、石英粉末、けいそう土などが代表
的なものとして例示されるが、これらは粒径が50μm 以
下のものとすることがよく、この添加量はオルガノポリ
シロキサン 100重量部に対して20〜 200重量部の範囲と
すればよい。なお、この組成物はシリカ分散剤としてア
ルコキシ基、シラノール基などを含有するシランを含ん
だものとしてもよく、さらには着色のため無機質の顔料
などを含んだものとしてもよい。
【0011】また、このシリコーンゴム組成物はこれを
硬化させる架橋剤を含むものとされるが、これには1分
半減期が 165℃以下のものとすることがよいことから、
ベンゾイルパーオキサイド、モノクロロベンゾイルパー
オキサイド、 1.1−ジ−t−ブチルパーオキシ− 3.3.5
−トリメチルシクロヘキサン、 2.5−ジメチル− 2.5−
ジベンゾイルパーオキシヘキサン、 1.6−ビス−t−ブ
チルカルボキシヘキサンなどが例示される。なお、この
シリコーンゴム組成物はこのオルガノポリシロキサンを
アルケニル基などの脂肪族不飽基を含有するものとし、
これに分子中にけい素原子に結合した水素原子を少なく
とも2個含有するオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンと塩化白金酸、塩化白金酸とアルコール、アルデヒ
ド、オレフィン、ビニルシロキサンとの錯塩などからな
る白金触媒とからなる付加反応型のものとしてもよい。
【0012】このシリコーンゴム組成物の発熱シート
への被覆はこれを発熱シートに粘着すればよいが、こ
れは例えば発熱シートを芯材として押し出しを行なって
その両面にシリコーンゴムの被覆を設けるか、カレンダ
ーによるトッピングで設けてもよいが、これはまたは発
熱シートをシリコーンゴムを溶解した溶液に含浸させて
もよい。なお、このシリコーンゴム被覆層の厚さはこの
発熱シートにシリコーンゴム5を被覆してなる自己発
熱接着シートの厚さが通常 0.3〜3mmのものとされる
ことから 0.1〜1mm程度のものとすればよい。
【0013】このようにして作られた自己発熱接着シー
はテープ状クロス2の長手方向のみに一定の間隔で
発熱線3が編み込まれているので、これを任意の位置で
切断し、その端面の発熱線に通電すればこれを発熱させ
ることができるが、この発熱線3への通電は例えば図2
のa)に示したように自己発熱接着シートにアルミニウ
ム製枠材7とシリコーンゴムブロック8を重ね、この自
己発熱接着シートの両端を低融点金属、例えば融点が
100℃以下であるPb、Sn、Biなどの合金の溶融バス9の
中にまとめて浸漬し、一括導通させるか、図2のb)に示
したようにこの自己発熱接着シートの両端近接にエッ
ジを有する圧着型の電極端子10を押圧するようにすれば
よい。また、その他のタイプの発熱シートも通電による
常法にしたがって発熱させればよい。
【0014】この自己発熱接着シートによる建築用外装
材の接合は、図3に示したようにシリコーンゴムブロッ
ク8の両側にその両端のリード線に電源を接続した自己
発熱接着シートを重ね、これにアルミニウム製枠材7
とパネルまたはガラス板11を重ねてから、自己発熱接着
シートに通電し、これらに 20g/cm2以上の圧力を加え
ると、この自己発熱接着シートが10〜50℃/分程度の
昇温速度で 160〜 180℃まで昇温するのでシリコーンゴ
ム5が硬化すると共にこれがアルミニウム製枠材7とパ
ネル、ガラス板11に接着するので、建築用外装材のの接
合が容易にかつ短時間で行なわれるという有利性が与え
られる。
【0015】なお、この場合、自己発熱接着シート
昇温速度が早過ぎると熱伝導性のわるいガラスが破損す
る危険があるので、この外装材がガラスであるときには
この昇温速度が15〜30℃/分となるようにし、この昇温
も 150℃を上限温度とすることがよいが、このシリコー
ンゴムの硬化接着のためにアルミニウム枠材、パネル、
ガラス面には接着助剤としてのシランカップリング剤を
塗布しておくことが好ましいし、このガラス、アルミニ
ウム製枠材は接着時にここに気泡が溜ると接着が不良と
なるおそれがあるので、ここに使用する未硬化のシリコ
ーンゴムの表面の粘着を防ぐためにこれに貼付される離
型紙をエンボス模様を付けたものとしてエンボス模様を
転写しておくことがよく、これによれば別工程でエンボ
ス加工する必要はない。
【0016】
【実施例】つぎに本発明の実施例をあげる。 実施例1 縦糸30本/25mm、横糸20本/25mmで厚さ 0.3mm、幅20mm
のガラスクロスにステンレス線を2mmピッチで織りこん
だ発熱線入りガラスクロスの片面に、自己接着性シリコ
ーンゴムコンパウンド・KE702BU 〔信越化学工業(株)
製商品名〕 100重量部に架橋剤としての 1.6−ビス−t
−ブチルカルボキシヘキサン 0.8重量部、モノクロロベ
ンゾイルパーオキサイド 0.3重量部を添加したシリコー
ンゴム組成物をカレンダートッピングにより被覆すると
共に、その反対面に予め分出したシリコーンゴム組成物
を圧着一体化して厚さ 1.5mmの自己発熱接着シートを作
った。
【0017】ついで、このシートを長さ1.1mにカット
し、これを断面20mm×20mm、長さ1mのシリコーンゴム
ブロックの上面に貼付し、ここにアルミニウム製の枠材
をのせ、 50g/cm2の圧力を加え、この自己発熱接着シー
トに50Vの電圧を印加して毎分20℃の速さで昇温させ、
170℃に到達後10分間通電を継続してから電源を切り、
自然に冷却したところ、自己発熱接着シートとシリコー
ンゴムガスケットおよびアルミニウム製枠材は完全に接
着しており、この3セットについてアルミニウム製枠材
の剥離試験を行なったところ、この3セットはいずれも
接着層のゴム部に破壊に生じ、良好に接着していること
が確認された。
【0018】また、残りの3セットおよびアルミニウム
の貼付されていない上記シリコーンゴムガスケット3本
について、アルミニウム製枠材の貼付されているシリコ
ーンゴムガスケットについてはその対面に、またガスケ
ットのみについてはその一面に、上記の自己発熱接着シ
ートを置き、ここにガラス板を載置し、50g/cm2の圧力
を加えたのち、このシートに30Vの電圧を印加して毎分
15℃の速さで昇温させ、 150℃に到達後30分間通電を継
続したのち電源を切り、自然冷却させて接着させ、この
ガスケットとガラスが接着されたものについて剥離試験
を行ったところ、いずれも上記同様に接着部は部材破壊
となり、良好に接着していた。
【0019】実施例2 縦糸19本/25mm、横糸25本/25mmで厚さ0.24mm、幅20mm
のガラスクロスに炭素繊維線を2mmピッチで織りこんだ
発熱線入りガラスクロスの両表面をシリコーンプライマ
ー No.18B 〔信越化学工業(株)製商品名〕で処理した
のち、ここにシリコーンゴムコンパウンド・KE561U〔信
越化学工業(株)製商品名〕 100重量部に架橋剤として
の 1.6−ビス−t−ブチルカルボキシヘキサン 0.8重量
部、モノクロロベンゾイルパーオキサイド 0.3重量部を
添加したシリコーンゴム組成物を押し出し機で被覆して
厚さ 1.8mmの自己発熱接着シートを作った。
【0020】ついで、このシートを長さ1.1mにカット
し、これを断面20mm×20mm、長さ1mのシリコーンゴム
ブロックの上面に貼付し、ここに上記したシリコーンプ
ライマー No.18B で処理したアルミニウム製の枠材をの
せ、 50g/cm2の圧力を加え、この自己発熱接着シートに
80Vの電圧を印加して毎分35℃の速さで昇温させ、 170
℃に到達後10分間通電を続けたのち電源を切り、自然冷
却させて接着を完了させ、上記と同様に剥離試験を行っ
たところ、この接着性に問題のないことが確認された。
【0021】なお、これについてはアルミニウム製枠材
の貼付された対面のシリコーンゴムブロックに上記の自
己発熱接着シートをのせ、ここに上記したシリコーンプ
ライマー No.18B で処理ずみの8mmガラス板を載置し、
50g/cm2の圧力を加え、再度この自己発熱接着シートに
50Vの電圧を印加して毎分15℃の速さで昇温させ、 150
℃に到達後30分間通電を継続したのち電源を切り、自然
冷却させて接着を終了させたところ、このものも上記同
様の剥離試験において接着性に問題のないことが確認さ
れた。
【0022】
【発明の効果】本発明は建築用外装材の接合部材に関す
るものであり、これは前記したように発熱シート、特に
は絶縁クロスの1方向のみに電気抵抗線を織り込んだ発
熱シートの両表面を未硬化の加熱加硫型シリコーンゴム
で被覆した自己発熱接着シートを使用するものである
が、これによれば工場内でガラス、パネルとアルミニウ
ム製枠材およびシリコーンゴムガスケットとを容易に、
かつ短時間で接着一体化することができ、屋外作業がな
くなるし、接着の不安定要因を除くことができるので、
建築用外装材の接合の信頼性を著しく向上することがで
きるし、これはまた作業が短時間ですむので従来のよう
な長時間の養生も不要となり、広大なスペースも不要に
なるという有利性が与えられる。なお、これによればガ
ラス、パネル、アルミニウム製枠材とシリコーンンゴム
ガスケットの接着を工場生産とすることができ、この期
間は施工期間から除外することができるので、トータル
の工期が短縮されるなどの効果も与えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用される自己発熱接着シートの構成
図で、a)はそのクロスの縦断面図、b)はその積層縦断面
図を示したものである。
【図2】a)、b)はいずれも本発明で使用される自己発熱
接着シートによる接着方法を示す縦断面図である。
【図3】本発明における自己発熱接着シートによる建築
用外装材の接合方法を示す縦断面図である。
【図4】従来法による建築用外装材の接合方法の縦断面
図で、a)はシリコーンゴムガスケットを用いるもの、b)
はシリコーンゴム製バックスペーサーを用いるものであ
る。
【符号の説明】 ・・・・ 発熱シート、 2 ・・・・ 絶縁クロ
ス、3 ・・・・ 発熱線、 ・・・・ 自己
発熱接着シート、5 ・・・・ 未硬化シリコーンゴム、
6 ・・・・ 離型紙、7 ・・・・ 溶融バス、
8 ・・・・ 圧着型電極端子、9 ・・・・ パネル、ガラス。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】本発明の接合部材に使用される自己発熱接
着シートは図1のb)に示したように上記した発熱シー
の両表面に未硬化の加熱硬化型シリコーンゴム5を
被覆することによって作られるが、これはその外側をエ
ンボス模様のついた離型紙6で被覆したものとすること
がよい。ここに使用される加熱硬化型のシリコーンゴム
5は平均単位式がRaSiO4-aで示され、R がメチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、ビニ
ル基、アリル基などのアルケニル基、フェニル基、トリ
ル基などのアリール基、またはこれらの基の炭素原子に
結合する水素原子の一部または全部をハロゲン原子、シ
アノ基などで置換したクロロメチル基、トリフルオロプ
ロピル基、シアノエチル基などから選択される同一また
は異種の非置換または置換の1価炭化水素基、a が1.90
〜2.05であるものとすればよいが、このものはそのR の
80モル%以上がメチル基で、 0.1〜 0.5モル%がビニル
基とされる、25℃における粘度が 100cs以上、好ましく
は 1,000cs以上であるオルガノポリシロキサンをベース
とするものとすることがよいが、これは自己接着性のも
のとすることが好ましい。シリコーンゴムを自己接着性
とする為にはこれにシランカップリング剤例えばアミノ
シラン、エポキシシラン、ビニルシラン等(表1)ある
いはチタネート系カップリング剤(表2)、アルミニウ
ム系カップリング剤(表3)又はこれらをブレンドした
もの等を添加することにより行われる。
【表1】
【表2】
【表3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、このシリコーンゴム組成物はこれを
硬化させる架橋剤を含むものとされるが、これには1分
半減期が 165℃以下のものとすることがよいことから、
ベンゾイルパーオキサイド、モノクロロベンゾイルパー
オキサイド、 1.1−ジ−t−ブチルパーオキシ− 3.3.5
−トリメチルシクロヘキサン、 2.5−ジメチル− 2.5−
ジベンゾイルパーオキシヘキサン、 1.6−ビス−t−ブ
チルカルボキシヘキサンなどが例示される。なお、この
シリコーンゴム組成物はこのオルガノポリシロキサンを
アルケニル基などの脂肪族不飽基を含有するものとし、
これに分子中にけい素原子に結合した水素原子を少なく
とも2個含有するオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンと塩化白金酸、塩化白金酸とアルコール、アルデヒ
ド、オレフィン、ビニルシロキサンとの錯塩などからな
る白金触媒とからなる付加反応型のものとしてもよい。
特に付加反応型のシリコーンゴムであれば高温で水分の
影響を受けるような場合に過酸化物加流と違って過酸化
物の分解残渣である例えばベンゾイルパーオキサイド系
の強酸がないため加水分解による劣化が少ないので好ま
しいものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 13/08 101 K 8913−2E E06B 3/56 // B29L 31:10 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱シートの両表面を未硬化加熱硬化型シ
    リコーンゴムで被覆してなる自己発熱接着シートよりな
    ることを特徴とする建築用外装材の接合部材。
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