JPH06157647A - クロロスルホン化ポリオレフィンの製造法 - Google Patents

クロロスルホン化ポリオレフィンの製造法

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JPH06157647A JP31487592A JP31487592A JPH06157647A JP H06157647 A JPH06157647 A JP H06157647A JP 31487592 A JP31487592 A JP 31487592A JP 31487592 A JP31487592 A JP 31487592A JP H06157647 A JPH06157647 A JP H06157647A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】溶剤に溶解又は懸濁させたポリオレフィンを、
ラジカル発生剤を触媒とし、塩素と亜硫酸ガス、塩素と
塩化スルフリル、塩化スルフリル単独、あるいは塩素と
亜硫酸ガスと塩化スルフリル、塩化スルフリルと亜硫酸
ガスを用いて塩素化及びクロロスルホン化させる反応に
際し、溶剤として1,1,2−トリクロロエタンを用
い、反応時に副生した塩化水素および/または亜硫酸ガ
スを反応系外に除去する工程において、工程中の温度を
90℃以下に制御することを特徴とするクロロスルホン
化ポリオレフィンの製造法。 【効果】低温特性及び明色性に優れたクロロスルホン化
ポリオレフィンを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロロスルホン化ポリオ
レフィンの製造法に関するものである。さらに詳しく
は、ポリオレフィンを1,1,2−トリクロロエタンに
溶解又は懸濁させて塩素化及びクロロスルホン化反応を
行なうこと特徴とする低温特性及び明色性に優れたクロ
ロスルホン化ポリオレフィンの製造法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】クロロスルホン化ポリオレフィンは、ポ
リオレフィンを溶媒に溶解又は懸濁させ、塩素化及びク
ロロスルホン化することによって製造され、分子中には
塩素が20〜60重量%、硫黄が0.3〜3.0重量%
含まれる。このクロロスルホン化ポリオレフィンは、金
属酸化物や加硫促進剤とともに容易に加硫されて耐候
性、耐オゾン性、耐熱性、耐薬品性、明色性に優れたエ
ラストマーとして利用される。
【0003】しかしながら、クロロスルホン化ポリオレ
フィンの欠点のひとつとして、耐寒性に乏しいことがあ
げられる。このため我々はかかる欠点の改良を目的とし
て、芳香族化合物を溶媒に用いることによる低温特性の
優れたクロロスルホン化ポリオレフィンの製造法(特開
昭60−144306)を提出した。しかしながら、芳
香族化合物を溶媒に用いて製造されたクロロスルホン化
ポリオレフィンは熱老化時に着色しやすいという問題点
があった。
【0004】一方、塩素化及びクロロスルホン化反応後
の溶液中には、反応時に副生した塩化水素ガスおよび/
または亜硫酸ガスが含まれる。この塩化水素ガスおよび
亜硫酸ガスは腐食性物質であり、これらの腐食性物質を
含む溶液からクロロスルホン化ポリオレフィンを単離す
ることは製造処方上好ましくない。よってこれらの腐食
性物質を反応系外に除去した後にクロロスルホン化ポリ
オレフィンは単離される。従来、反応時に副生した塩化
水素ガスおよび/または亜硫酸ガスを反応系外に除去す
るために、用いる溶媒の沸点温度にて窒素を吹込むこと
による方法が行われていた。しかしながら、沸点の高い
溶媒(例えば沸点が100℃以上の溶媒)を用いてクロ
ロスルホン化ポリオレフィンを製造する場合に於いて、
溶媒の沸点温度にて副生した塩化水素および/または亜
硫酸ガスを反応系外に除去した場合、得られるクロロス
ルホン化ポリオレフィンが着色する問題が発生してい
た。
【0005】以上のような着色問題はクロロスルホン化
ポリオレフィンの特徴である明色性を著しく損うもので
あり、その解決方法が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、1,1,2
−トリクロロエタンを溶剤に用い、低温特性及び明色性
に優れた、商業的に価値の有するクロロスルホン化ポリ
オレフィンの製造法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、溶剤に溶
解又は懸濁させたポリオレフィンを、ラジカル発生剤を
触媒とし、塩素と亜硫酸ガス、塩素と塩化スルフリル、
塩化スルフリル単独、あるいは塩素と亜硫酸ガスと塩化
スルフリル、塩化スルフリルと亜硫酸ガスを用いて塩素
化又は塩素化及びクロロスルホン化させる反応に際し、
溶剤として1,1,2−トリクロロエタンを用い、反応
時に副生した塩化水素ガスおよび/または亜硫酸ガスを
反応系外に除去するに工程において、工程中の温度を9
0℃以下に制御することによる低温特性及び明色性に優
れたクロロスルホン化ポリオレフィンの製造方法に関す
る。以下にその詳細について説明する。
【0008】
【作用】本発明における溶剤は、1,1,2−トリクロ
ロエタンが用いられる。
【0009】塩素化及びクロロスルホン化を行なう反応
はラジカル発生剤を触媒として、塩素と亜硫酸ガス、塩
素と塩化スルフリル、塩化スルフリル単独、あるいは塩
素と亜硫酸ガスと塩化スルフリル、塩化スルフリルと亜
硫酸ガスを、1,1,2−トリクロロエタンに溶解ある
いは懸濁したポリオレフィンと反応させる。塩化スルフ
リルを添加する場合には必要に応じて助触媒としてのピ
リジン、キノリン等のアミン化合物が添加される。反応
温度は40〜150℃、好ましくは60〜130℃であ
り、反応圧力は0〜10kg/cm2、好ましくは0〜
7kg/cm2である。
【0010】ラジカル発生剤としては、アゾ系化合物あ
るいは有機過酸化物等が用いられる。アゾ系化合物とし
てはα,α´−アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス
シクロヘキサンカルボニトリル、2,2´−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)等が挙げられ、有
機過酸化物としては過酸化ベンゾイル、過酸化アセチ
ル、過酸化t−ブチル、過安息香酸t−ブチル等が挙げ
られる。好ましくはアゾ化合物であり、特に好ましくは
α,α´−アゾビスイソブチロニトリルである。
【0011】原料となるポリオレフィンには、例えば高
密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン
(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDP
E)、超低密度ポリエチレン(VLDPE)、エチレン
酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・プロピレン
共重合体(EPM)等のエチレンホモポリマー、コポリ
マーが挙げられる。
【0012】反応の終了後、反応溶液中に残存する塩化
水素ガス及び亜硫酸ガスは窒素を導入することによって
除かれる。また、減圧下において塩化水素ガス及び亜硫
酸ガスの除去を行っても何等問題はない。その際、反応
系中の温度が90℃以下であることが重要である。反応
系中の温度が90℃を超える温度で塩化水素ガス及び亜
硫酸ガスの除去を行った場合は、得られるクロロスルホ
ン化ポリオレフィンが着色する。
【0013】塩化水素ガス及び亜硫酸ガスの除去の後、
必要に応じて安定剤を添加する。安定剤には2,2´−
ビス(4−グリシジルオキシフェニル)プロパンのよう
なエポキシ化合物が好ましい。
【0014】生成物ポリマーを溶剤と分離する方法に
は、水蒸気蒸留、ドラムドライヤー、ベント付き押出機
が知られており、これらの方法により両者が分離され
る。
【0015】本発明で言うクロロスルホン化ポリオレフ
ィンには例えば先に述べたような原料ポリオレフィンの
種類に従いクロロスルホン化ポリエチレン、クロロスル
ホン化エチレン・プロピレン共重合体、クロロスルホン
化エチレン・ブテン共重合体、クロロスルホン化エチレ
ン・ヘキセン共重合体、クロロスルホン化エチレン・酢
酸ビニル共重合体が挙げられる。
【0016】得られた生成物は従来のゴムあるいは樹脂
と同様に配合と混練を行ない、加硫物あるいは未加硫物
で使用される。配合剤としては、マグネシアや水酸化カ
ルシウム等の加硫剤、カーボンブラックやホワイトカー
ボン等の補強剤、炭酸カルシウムやタルク等の充填剤、
可塑剤、加工助剤、老化防止剤あるいはTRAやTT等
の加硫促進剤等のゴムあるいは樹脂用配合剤が挙げられ
る。加硫方法には蒸気加硫、UHF加硫、熱空気加硫、
インジェクション、モールドあるいはロートキュアー等
の一般的手法が挙げられる。
【0017】最終用途には既存のクロロスルホン化ポリ
オレフィンと同様、自動車用ホース、ガスホース、産業
用ホース、エスカレーター手摺、電線、レジャーボー
ト、ルーフィング、ポンドライナー、ロール、ベルト、
ブーツ、パッキン、シート、引き布、接着剤、塗料及び
シーラント等が挙げられる。
【0018】
【実施例】次に実施例にもとづき本発明をさらに詳しく
説明するが、これらは本発明を助けるための例であって
本発明はこれらの実施例より何等の制限を受けるもので
はない。
【0019】なおこれらの実施例で用いた値は以下の測
定方法に準拠して得られたものである。
【0020】塩素、イオウ量:燃焼フラスコ法 未加硫ゴム物性:JIS K 6300 加硫ゴム物性:JIS K 6301 低温特性(低温ねじり試験):JIS K 6301 生成物の色相:目視による。促進劣化による生成物の色
相の安定生:70℃ギヤオーブン法、目視による。
【0021】実施例1 30リッターのグラスライニング製オートクレーブに
1,1,2−トリクロロエタンを28kgと、メルトイ
ンデックス6.2g/10分、密度0.95g/ccの
高密度ポリエチレンを2.8kg仕込んだ。
【0022】クロロスルホン化反応の助触媒としてピリ
ジンを0.3g添加した後、反応器のジャケットに蒸気
を通し、120℃で2時間保持することによってポリエ
チレンを均一に溶解した。またこの間、反応器に15リ
ッター/分の流速で窒素ガスを導入し、反応器に混入し
た空気を排除した。
【0023】ラジカル開始剤として14gのα,α´−
アゾビスイソブチロニトリルを1−ブタノール及び1,
2−エポキシブタンを除去した1,1,2−トリクロロ
エタン2.9kgに溶解した。この溶液を連続的に反応
器へと添加しつつ、5.9kgの塩化スルフリルを別の
投入口より反応器へ添加することから反応を行なった。
この間3時間を要したが、反応器の圧力を2.0kg/
cm2に保った。
【0024】反応の終了後、圧力を常圧に戻し反応器の
温度を70℃まで低下させて、70℃に保ちながら窒素
を導入して反応液に残存する亜硫酸ガスと塩化水素ガス
を除いた。
【0025】安定剤として43gの2,2´−ビス(4
−グリシジルオキシフェニル)プロパンを添加した後、
この溶液を155℃に加熱したドラムドライヤーにフィ
ードして、生成物としてのクロロスルホン化ポリエチレ
ンを溶剤から分離した。
【0026】生成物は純白の色相を有しており、分析の
結果このクロロスルホン化ポリエチレンは35.5%の
塩素と1.0%のイオウを含むことが判った。生ゴムの
ムーニー粘度(ML1+4,100℃)は59であった。
【0027】熱による促進試験より生成物の色相の安定
性を試験したが、70℃の10日を経過しても色相に変
化は見られなかった。
【0028】さらに生成物は表1に示す配合により混練
され、スコーチタイムに代表される未加硫物の物性、引
張り強さ等の加硫物性および低温特性等を測定した。
【0029】得られた値はこれをまとめて表2に示す。
【0030】実施例2 原料のポリオレフィンをメルトインデックス0.09g
/分、密度0.955g/ccの高密度ポリエチレンに
変えた以外は実施例1と同一の方法で反応を行ない、続
いて生成物を分離した。
【0031】生成物は純白の色相を有しており、分析の
結果このクロロスルホン化ポリエチレンは35.2%の
塩素と1.0%のイオウを含むことが判った。生ゴムの
ムーニー粘度(ML1+4,100℃)は99であった。
【0032】熱による促進試験より生成物の色相の安定
性を試験したが、70℃の10日を経過しても色相に変
化は見られなかった。
【0033】さらに生成物は表1に示す配合により混練
され、未加硫物の物性と加硫物性を測定した。
【0034】これをまとめて表2に示す。
【0035】実施例3 原料のポリオレフィンをメルトインデックス4.3g/
分、密度0.922g/ccの線状低密度ポリエチレン
(エチレン・ブテン1共重合体)に変え、塩化スルフリ
ルの添加量を4.0kgと変えた以外は実施例1と同一
の方法で反応を行ない、続いて生成物を分離した。
【0036】生成物は純白の色相を有しており、分析の
結果このクロロスルホン化エチレン・ブテン1共重合体
は29.7%の塩素と0.9%のイオウを含むことが判
った。生ゴムのムーニー粘度(ML1+4,100℃)は
38であった。
【0037】熱による促進試験より生成物の色相の安定
性を試験したが、70℃の10日を経過しても色相に変
化は見られなかった。
【0038】さらに生成物は表1に示す配合により混練
され、未加硫物の物性と加硫物性を測定した。
【0039】これをまとめて表2に示す。
【0040】比較例1 反応時に副生した塩化水素および/または亜硫酸ガスを
反応系外に除去する工程に際し、工程中の温度を溶媒で
ある1,1,2−トリクロロエタンの沸点である113
℃にて行った以外は実施例1と同一の方法で反応を行な
い、続いて生成物を分離した。
【0041】生成物は褐色の色相を有しており、分析の
結果このクロロスルホン化ポリエチレンは35.1%の
塩素と1.0%のイオウを含むことが判った。生ゴムの
ムーニー粘度(ML1+4,100℃)は58であった。
【0042】熱による促進試験より生成物の色相の安定
性を試験したが、70℃の10日を経過しても色相に変
化は見られなかった。
【0043】さらに生成物は表1に示す配合により混練
され、未加硫物の物性と加硫物性を測定した。
【0044】これをまとめて表2に示す。
【0045】明色性に劣ることを示している。
【0046】比較例2 溶剤に四塩化炭素を用い、反応時に副生した塩化水素お
よび/または亜硫酸ガスを反応系外に除去する工程に際
し、工程中の温度を溶媒である四塩化炭素の沸点である
76.8℃にて行った以外は実施例1と同一の方法で反
応を行ない、続いて生成物を分離した。
【0047】生成物は純白の色相を有しており、分析の
結果このクロロスルホン化ポリエチレンは35.4%の
塩素と1.0%のイオウを含むことが判った。生ゴムの
ムーニー粘度(ML1+4,100℃)は59であっ
た。
【0048】熱による促進試験より生成物の色相の安定
性を試験したが、70℃の10日を経過しても色相に変
化は見られなかった。
【0049】さらに生成物は表1に示す配合により混練
され、未加硫物の物性と加硫物性を測定した。
【0050】これをまとめて表2に示す。
【0051】低温特性が劣っていることを示している。
【0052】比較例3 溶剤にモノクロロベンゼンを用いた以外は実施例1と同
一の方法で反応を行ない、続いて生成物を分離した。
【0053】生成物は純白の色相を有しており、分析の
結果このクロロスルホン化ポリエチレンは35.5%の
塩素と1.0%のイオウを含むことが判った。生ゴムの
ムーニー粘度(ML1+4,100℃)は54であった。
【0054】熱による促進試験より生成物の色相の安定
性を試験したが、70℃の5日を経過すると褐色に変色
した。
【0055】さらに生成物は表1に示す配合により混練
され、未加硫物の物性と加硫物性を測定した。
【0056】これをまとめて表2に示す。
【0057】明色性に劣ることを示している。
【0058】比較例4 溶剤に四塩化炭素を用い、反応時に副生した塩化水素お
よび/または亜硫酸ガスを反応系外に除去する工程に際
し、工程中の温度を溶媒である四塩化炭素の沸点である
76.8℃にて行った以外は実施例3と同一の方法で反
応を行ない、続いて生成物を分離した。
【0059】生成物はは純白の色相を有しており、分析
の結果このクロロスルホン化エチレン・ブテン1共重合
体は29.9%の塩素と0.9%のイオウを含むことが
判った。生ゴムのムーニー粘度(ML1+4,100℃)
は39であった。
【0060】熱による促進試験より生成物の色相の安定
性を試験したが、70℃の10日を経過しても色相に変
化は見られなかった。
【0061】さらに生成物は表1に示す配合により混練
され、未加硫物の物性と加硫物性を測定した。
【0062】これをまとめて表2に示す。
【0063】低温特性が劣っていることをしめしてい
る。
【0064】以上の実施例と比較例を参照すれば明らか
なように、本発明で得られるクロロスルホン化ポリオレ
フィンは、低温特性に優れ、かつ純白の色相を有する商
業的価値の高いものである事が判る。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【発明の効果】本発明は溶媒に1,1,2−トリクロロ
エタンを用いることによるクロロスルホン化ポリオレフ
ィンの製造法を確立するものであり、かつ本発明により
得られるクロロスルホン化ポリオレフィンは低温特性及
び明色性に優れたものであり、その商業的価値を高める
ことが可能となる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】塩素、イオウ量:燃焼フラスコ法 未加硫ゴム物性:JIS K 6300 加硫ゴム物性:JIS K 6301 低温特性(低温ねじり試験):JIS K 6301 生成物の色相:目視による。 促進劣化による生成物の色相の安定:70℃ギヤオー
ブン法、目視による。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶剤に溶解又は懸濁させたポリオレフィン
    を、ラジカル発生剤を触媒とし、塩素と亜硫酸ガス、塩
    素と塩化スルフリル、塩化スルフリル単独、あるいは塩
    素と亜硫酸ガスと塩化スルフリル、塩化スルフリルと亜
    硫酸ガスを用いて塩素化及びクロロスルホン化させる反
    応に際し、溶剤として1,1,2−トリクロロエタンを
    用い、反応時に副生した塩化水素および/または亜硫酸
    ガスを反応系外に除去する工程において、工程中の温度
    を90℃以下に制御することを特徴とする、低温特性及
    び明色性に優れたクロロスルホン化ポリオレフィンの製
    造法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012067258A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Tosoh Corp クロロスルホン化ポリオレフィンの製造方法
JP2012162663A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Tosoh Corp クロロスルホン化ポリオレフィン組成物
JP2013124284A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Tosoh Corp クロロスルホン化ポリオレフィンおよびその製造方法

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