JPH06156771A - カード発出装置 - Google Patents

カード発出装置

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JPH06156771A
JPH06156771A JP4315377A JP31537792A JPH06156771A JP H06156771 A JPH06156771 A JP H06156771A JP 4315377 A JP4315377 A JP 4315377A JP 31537792 A JP31537792 A JP 31537792A JP H06156771 A JPH06156771 A JP H06156771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
issuing device
belt
case
endless belt
Prior art date
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Pending
Application number
JP4315377A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Kono
順二 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
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Publication of JPH06156771A publication Critical patent/JPH06156771A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カードの変形や汚れ、当該カードと係合する
部材の変形や汚れ等があっても、確実にカードを発出す
ることができる信頼性の高いカード発出装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 カードケース1、カードケース1内に積層状
に収納されたカード5が載置される基準面3を有する基
板2、基板外から上記カードケース内に臨んで最下段の
カードに係合するカード繰り出し機構を備えるカード発
出装置において、上記基準面の一部はカード繰り出し方
向に可動可能な磁性体からなる可動部11であり、カー
ド繰り出し方向から見たカード後端縁に係合可能なカー
ド押し出し片12を有することを特徴とするとともにカ
ード押し出し片12がカードと接触して押し出す周辺に
永久磁石20を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリペイドカード等の
カードを発券する自動券売機に設けられるカード発出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のこの種のカード発出装置を
概略図で示したものである。同図において、1はカード
ケースであって、上端および下端が共に開口している。
2は装置の基板であって、カードケース1の底蓋を兼
ね、基準面となる上面3の所定位置にカードケース1が
載置・固定される。4はスリット状のカード発出口(間
隔S)であって、カードケース1の図において右側壁1
Rの下端縁面と基板2の上面3との間に形成されてい
る。また、基板2の上記カード発出口近傍にはローラ用
窓2Aが形成されている。5はカードケース1内に積層
状に収納されたカード(図8に斜視図で示す)、6は重
錘である。図8において、a、bおよびtはそれぞれカ
ード5の長さ、幅および厚さを示している。7はカード
繰り出し機構の繰り出しローラであって、基板2の下側
に配設され、その一部がローラ用窓2Aから基板上面3
に臨んでいる。8A、8Bは発出用ローラ対である。な
お、t<S<2tの関係にある。
【0003】この構成においては、カードケース1内の
積層状のカード群の上に重錘6が置かれているので、各
カードは基板2方向へ向かう押圧力Pを受けており、最
下段のカード5は繰り出しローラ7の周面に圧接してい
る。
【0004】カード相互間の摩擦係数をμ1 、カード5
とローラ7との摩擦係数をμ2 とした場合、μ1 <<μ
2 となるように設定されているので、繰り出しローラ7
が図示矢印方向へ回動すると、最下段のカード5はカー
ド発出口4へ向けて所定量だけ繰り出され、カード5の
先端部分がカード発出口4を通過して図示矢印方向へ回
転している発出用ローラ対8A、8Bにかみこまれ、当
該カード5は図示しない搬送装置へ送り出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のカード発出
装置は、上記μ1 とμ2 がμ1 <<μ2 の関係にあるこ
とを条件として正常動作するが、温度や湿度の変化、カ
ード表面の汚れ、繰り出しローラの表面の汚れ、磨耗等
によって、μ1 、μ2 が変化した場合、条件μ1<<μ
2 が満足されなくなる場合が生じ、また、カードの変形
やカード繰り出し用のローラの変形が起き、両者の接触
圧がカード繰り出し方向に不均一になると、カード送り
量が不足したり、カード繰り出し時間がかかり過ぎたり
して、カード発出不良となる。
【0006】本発明はこの問題を解消するためになされ
たもので、カードの変形や汚れ、当該カードと係合する
部材の変形や汚れ等があっても、確実にカードを発出す
ることができる信頼性の高いカード発出装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項1では、カードケース、このカードケ
ース内に積層状に収納されたカードが載置される基準面
を有する基板、基板外から上記カードケース内に臨んで
最下段のカードに係合するカード繰り出し機構を備える
カード発出装置において、上記基準面の一部はカード繰
り出し方向に可動可能な可動基準面であり、カード繰り
出し方向から見たカード後端縁に係合可能なカード押し
出し片を有する構成とした。
【0008】請求項2では、可動部は、カード繰り出し
機構を構成する無端ベルトと、当該無端ベルト上に固定
された磁性を有するカード押し出し片と、当該カード押
し出し片を基板側へ付勢する磁石からなる構成とした。
【0009】請求項3では、可動基準面は、カード繰り
出し機構を構成する磁性を有する無端ベルトと、当該無
端ベルトを基板側へ付勢する磁石とにより構成した。
【0010】請求項4では、無端ベルトは、所定間隔で
配置された複数個のカード押し出し片を有する構成とし
た。
【0011】請求項5では、無端ベルトは位置センサに
より検知可能な被検知部を有している構成とした。
【0012】
【作用】本発明では、可動基準面に設けたカード押し出
し片がカードの端縁を引っ掛けて可動基準面の移動に伴
いカードを繰り出すので、カードの変形や汚れがあって
も、確実にカードが繰り出される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面を参照して説
明する。
【0014】図1および図2において、カードケース1
の図において左側壁1Lの下端は前後壁の下端より短く
切り欠かれ、当該下端縁面と基板2の上面3との間にス
リット状のベルト口9(スリット高さ幅;e)が区画さ
れている。11は厚さxのカード繰り出し用の磁性を有
するベルト(無端ベルト)であって、図4および図5に
示すように外面側には高さh(t/2<h<t)で幅c
を持つカード押し出し片12が長手方向に所定間隔を隔
てて設けられており、三角配置の3つのローラ(ガイド
ローラ14、15および駆動ローラ16にわたって張設
されている。ベルト11には、また、位置検知用の孔1
3が設けられている。なお、h<t<eの関係にある。
基板2には、2つの窓17、18がカード繰り出し方向
に所定間隔を隔てて形成されている。一方の窓18はカ
ードケース2内に開口するように、他方の窓17はカー
ドケース2外に開口するように設けられ、両窓間の部分
は他部の上面3に対して所定深さxだけ低く形成された
ベルトスライド面19となっており、ベルトスライド面
19を持つ基板部分には平板状の永久磁石20がベルト
スライド面19と面一に埋め込まれている。駆動ローラ
14と15はそれぞれ窓18と17内に臨むように配置
され、ベルト11は駆動ローラ16→ガイドローラ15
→窓17→ベルト口9→窓18→ガイドローラ14→駆
動ローラ16の径路をベルトスライド面19および永久
磁石20上を摺動しながら回動する。永久磁石20はベ
ルト口9の前方から後方に広がっており、その幅dはカ
ード押し出し片12wより小さくない値に設定してあ
る、すなわち、c>d>w。21は位置センサであり、
当該センサを位置検知用の孔13が通過する度にパルス
信号を発生する。このパルス信号は、ベルト11の起動
・停止、またカードの残数検知等のために用いられる。
【0015】この構成においては、ベルト11は上記の
ように回動し、ベルト口9の前方(カード繰り出し方向
から見た場合後方)までくると、永久磁石20によりベ
ルトスライド面19側は吸引され、当該ベルトスライド
面19と面一の永久磁石20上面に面接する。このベル
トスライド面19は上面3よりベルト厚みxだけ低く形
成されているので、ベルト11の上記ベルト口9前方に
達した部分は基板2の基準面である上面3と面一にな
り、この状態でベルトスライド面19すなわち永久磁石
20面上を摺動する。
【0016】カード発出指令が発生すると、ベルト11
が図示矢印方向へ駆動される。(ホームポジション(図
1にY1で示す位置)にあるカード押し出し片12はベ
ルト口9を通過してカードケース1内へ入り、最下段の
カード5の後端縁に係合する。最下段のカード5の後端
縁の基準面からの高さはtであり、カード押し出し片1
2の基準面からの高さはh(<t)であるから、カード
押し出し片12は最下段のカード5の後端縁にのみ係合
する。従って、ベルト11が更に図示矢印方向へ駆動さ
れると、図3に示すように、最下段のカード5だけがカ
ード発出口4側へ押される。カード押し出し片12がベ
ルト口9を通過し最下段のカード5に係合して距離L1
だけ進むと、当該カード5の前端が発出用ローラ対8
A、8Bにかみこまれる。図3における距離L2 はカー
ド発出口4から繰り出されたカードの先端が発出用ロー
ラ対8A、8Bにかみこまれるまでの距離を示してお
り、L1 >L2 の関係にある。なお、複数個のカード押
し出し片12は、1枚のカードの繰り出しを終了してベ
ルト11の回動が停止した時、次のカード押し出し片1
2が上記ホームポジションに位置して待機するように配
設してある。
【0017】なお、発出用ローラ対8A、8Bによるカ
ード発出速度V1 とベルト11による発出速度V2 との
関係は、V1 >V2 となっている。
【0018】本実施例では、基板2の、ベルト口9の前
方からガイドローラ14の近傍までベルト11がベルト
スライド面19に密着して移動するから、この間は、常
に、カード押し出し片12の基準面3からの高さが安定
する。この結果、カード押し出し片12は最下段のカー
ド5の後端縁にのみ確実に係合し、常に、最下段のカー
ド5のみを繰り出すことができる。
【0019】このように、本実施例は、カード押し出し
片12で最下段のカード5の後端縁を引っ掛けて押し出
す構成であり、前記従来のように前記μ1 とμ2 がμ1
<<μ2 の関係にあることを条件として作動させるもの
ではないから、温度や湿度等環境の変化やカード表面の
汚れ、カードの変形等に左右されることなく確実にカー
ドを一枚づつ、確実に所定時間内に発出することができ
る。
【0020】なお、ベルト11と永久磁石20間の摩擦
係数を小さくするために、両者の接触面はコーティング
を施すことが望ましい。
【0021】また、ベルト11と駆動ローラ16間のス
リップが心配である場合には、図5に示すよすにスプロ
ケット用送り孔11aを形成し、駆動ローラ16をスプ
ロケットローラにすればよい。
【0022】また、上記実施例では、ベルト11を磁性
体として永久磁石20により吸引させているが、カード
押し出し片12を磁性体で構成し、当該カード押し出し
片12をベルトを介し永久磁石20により吸引させても
よい。
【0023】また、永久磁石20に代えて電磁石等を用
することも可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、基準面の一
部を可動部とし、可動部に設けたカード押し出し片で最
下段のカードの端縁を引っ掛けて繰り出す構成であるの
で、確実にカードを一枚づつ、確実に所定時間内に発出
することができ、従来に比し、信頼性を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】上記実施例の図1のA−A矢印方向から見た図
である。
【図3】上記実施例のカード発出状態を示す断面図であ
る。
【図4】上記実施例におけるベルトの部分拡大平面図で
ある。
【図5】図3のB−B矢視図である。
【図6】上記実施例におけるベルトの他の例の部分拡大
平面図である。
【図7】従来のカード発出装置の断面図である。
【図8】発出されるカードの1例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 カードケース 2 基板 3 基準面を与える基板上面 4 カード発出口 5 カード 6 重錘 8A、8B 発出用ローラ対 9 ベルト口 11 ベルト 12 カード押し出し片 13 被検知部 14、15 ガイドローラ 16 駆動ローラ 17、18 窓 19 ベルトスライド面 20 永久磁石 21 位置センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードケース、このカードケース内に積
    層状に収納されたカードが載置される基準面を有する基
    板、基板外から上記カードケース内に臨んで最下段のカ
    ードに係合するカード繰り出し機構を備えるカード発出
    装置において、上記基準面の一部はカード繰り出し方向
    に可動可能な可動部であり、カード繰り出し方向から見
    たカード後端縁に係合可能なカード押し出し片を有する
    ことを特徴とするカード発出装置。
  2. 【請求項2】 可動部は、カード繰り出し機構を構成す
    る無端ベルトと、当該無端ベルト上に固定された磁性を
    有するカード押し出し片と、当該カード押し出し片を基
    板側へ付勢する磁石とにより構成されていることを特徴
    とする請求項1記載のカード発出装置。
  3. 【請求項3】 可動部は、可動基準面であって、カード
    繰り出し機構を構成する磁性を有する無端ベルトと、当
    該無端ベルトを基板側へ付勢する磁石とにより構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のカード発出装
    置。
  4. 【請求項4】 無端ベルトは、所定間隔で配置された複
    数個のカード押し出し片を有することを特徴とする請求
    項2または3記載のカード発出装置。
  5. 【請求項5】 無端ベルトは位置センサにより検知可能
    な被検知部を有していることを特徴とする請求項2また
    は3または4記載のカード発出装置。
JP4315377A 1992-11-25 1992-11-25 カード発出装置 Pending JPH06156771A (ja)

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JP4315377A JPH06156771A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 カード発出装置

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ID=18064678

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008165402A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Nidec Sankyo Corp カード送出装置
CN101823628A (zh) * 2010-04-28 2010-09-08 黄幼华 薄型片状铁质小零件自动送料装置

Cited By (2)

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JP2008165402A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Nidec Sankyo Corp カード送出装置
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