JPH06156709A - カム式回転昇降装置及び之を用いた連続作業装置 - Google Patents

カム式回転昇降装置及び之を用いた連続作業装置

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JPH06156709A
JPH06156709A JP31722192A JP31722192A JPH06156709A JP H06156709 A JPH06156709 A JP H06156709A JP 31722192 A JP31722192 A JP 31722192A JP 31722192 A JP31722192 A JP 31722192A JP H06156709 A JPH06156709 A JP H06156709A
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cam
panel
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rotary
type rotary
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JP31722192A
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Takayuki Okuyama
孝行 奥山
Takeshi Kawasaki
毅 河崎
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 陰極線管の蛍光面作製装置に用いられる回転
昇降装置における回転昇降時間の短縮化を図る。 【構成】 昇降用シリンダー33の軸35に回転可能に
設けられたパネル受け台32と、パネル受け台32を回
転方向に45°案内する案内手段34を備え、案内手段
をパネル受け台32側に設けたカムフォロア37とこの
カムフォロア37と係合するカム溝38を有したカム板
39とにより形成して、昇降用シリンダー33の動作に
応じてパネル受け台32が回転しながら昇降するように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カム式回転昇降装置及
びこのカム式回転昇降装置を用いた例えば蛍光面作製装
置等の連続作業装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管における蛍光面、例えば
赤,緑及び青の各蛍光体ストライプ間に黒色ストライプ
(光吸収層)を形成したストライプ型のカラー蛍光面は
例えば次のようにして形成される。先ず、陰極線管のパ
ネル内面にPVA(ポリビニルアルコール)等による感
光膜を塗布し、乾燥後、色選別電極(いわゆるアパーチ
ャグリル)を光学マスクとして紫外線露光し、水洗等で
現像処理して各色に対応した位置にストライプ状のレジ
スト層を形成する。次に、レジスト層を含む前面にカー
ボンスラリーを塗布し、乾燥後、反転現象して(即ち、
レジスト層と共にその上のカーボン層をリフトオフし
て)、所定パターンのカーボンストライプ即ち黒色スト
ライプを形成する。次に、例えば緑色の蛍光体スラリー
を塗布し、乾燥後、色選別電極を介して露光し、現像処
理して所定のカーボンストライプ間の位置に緑色蛍光体
ストライプを形成し、以下同様にして夫々他の所定のカ
ーボンストライプ間の位置に青色蛍光体ストライプ及び
赤色蛍光体ストライプを形成する。しかる後、中間膜を
塗布し、Alのメタルバック層を形成して目的のカラー
蛍光面が形成される。
【0003】このような感光膜、カーボンスラリー、各
色蛍光体スラリー、中間膜等の注入、塗布、排出、乾
燥、露光、現像等はいわゆる蛍光面作製装置を用いて行
われる。通常、蛍光面作製装置は、カーボンパターン、
緑色蛍光体パターン、青色蛍光体パターン、赤色蛍光体
パターン、中間膜、等に夫々対応するスラリー塗布装置
と、それに対応する各露光台を工程順に配列して構成さ
れる。
【0004】スラリー塗布装置は、テーブル上にその回
転主軸を中心に回動し、且つ自公転可能なクランプヘッ
ドを複数個放射状に配設し、このクランプヘッドにてパ
ネルを保持するように構成される。このテーブルの外周
に現像手段、現像後のヒータ乾燥手段、スラリー(又は
感光液、中間膜用の液)注入手段、スラリー(又は感光
液、中間膜用の液)排出手段、ヒータによるスラリー
(又は感光液、中間膜用の液)乾燥手段等が配される。
【0005】パネルは、搬送コンベアによってスラリー
塗布装置に搬送され、そのパネル投入部より各クランプ
ヘッドに保持され、回転主軸の1回転の間に上記各手段
を移動し、順次、現像−乾燥−スラリー(又は感光液、
中間膜用の液)注入−スピン塗布−スラリー(又は感光
液、中間膜用の液)排出−乾燥の各処理がなされ、パネ
ル取出し部より搬送コンベアに取出され、次の工程に送
られる。搬送コンベアとクランプヘッド間のパネルの受
け渡しは、昇降装置によって行われる。
【0006】ところで、スラリー塗布装置においては、
パネル投入部の位置と、パネル取出し部の位置とが45
°の角間隔を置いて設けられているために、パネル取出
し部でのパネルの向きがパネル投入部でのパネルの向き
より45°ずれることになる。
【0007】このままパネルを昇降装置によって下降さ
せると搬送コンベアとの間で干渉する。従って、パネル
取出し部側に配された昇降装置としては、クランプヘッ
ド上で向きが45°ずれたパネルを搬送コンベア上に下
降するまでに0°に修正しなければならない。
【0008】そこで従来、図8及び図9に示すような角
度修正を可能にした回転昇降装置が提案されている。同
図において、1は回転昇降装置を示し、2はスラリー塗
布装置におけるクランプヘッドであり開閉可能な複数の
クランプローラ3にてパネル4を挟持的に保持するよう
になされている。5は搬送コンベアを示し、駆動ローラ
6を介して駆動する1対のエンドレスベルト7を有して
構成される。
【0009】回転昇降装置1は、パネル4を受けるパネ
ル受け台9と、このパネル受け台9を昇降させる上側シ
リンダー10及び下側シリンダー11を有し、パネル受
け台9の支軸12が上側シリンダー10の軸に固定され
た基板14上において軸受13にて回転可能となされ、
この支軸12を歯車15A,15Bを介して回転シリン
ダー(ロータアクチュエータ)16により回転できるよ
うに構成される。
【0010】スラリー塗布装置のパネル取出し部側に配
した上記の回転昇降装置1は次のように動作する。図1
0のフローチャートを参照しながら説明するに、まず、
スラリー塗布装置が停止する(ステップS1 )。次いで
回転昇降装置1の下側シリンダー11が作動してパネル
受け台9が所定位置まで上昇し(ステップS2 )、その
上昇確認がなされた後(ステップS3 )、回転シリンダ
ー16の作動によってパネル受け台9が支軸12を中心
に45°回転する(ステップS4 )。パネル受け台9の
回転終了が確認された後(ステップS5 )、上側シリン
ダー10が作動してパネル受け台9がクランプヘッド2
の位置まで上昇する(ステップS6 )。
【0011】次いで、上昇確認した後(ステップ
7 )、クランプヘッド2のクランプローラ3が解除さ
れ(ステップS8 )、パネル4がパネル受け台9上に受
け取られる(ステップS9 )。次に、上側シリンダー1
0の作動でパネル受け台9が所定位置まで下降し(ステ
ップS10)、その下降確認がなされた後(ステップ
11)、回転シリンダー16が作動してパネル受け台9
が45°逆回転して元に戻る(ステップS12)。
【0012】この戻りを確認した後(ステップS13)、
下側シリンダー11が作動し、パネル受け台9がそのパ
ネル4を搬送コンベア5に受け渡す位置まで下降する
(ステップS14)。そして、パネル受け台9の下降が確
認された後(ステップS15)、パネル4は搬送コンベア
5上を次の工程に送られる。
【0013】ここで、昇降用シリンダーとして上側シリ
ンダー10と下側シリンダー11の2つを用いる理由
は、パネル4をクランプヘッド2のクランプローラ3か
ら逃がした後、パネル受け台9を45°回転させるこ
と、又パネル4を搬送コンベア5上に受け渡すときに垂
直下降を必要とするためである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転昇降装置1においては、次のような問題点があっ
た。 (i)従来の回転昇降装置を用いた場合には、第1下降
後、停止し、45°回転した後第2下降となるため、無
駄な時間を要し、したがって、回転昇降装置を上昇さ
せ、パネルを受け取って下降し、搬送コンベアへ送り出
し、次の上昇が始まるまでの1サイクルに18秒程度か
かり、16.8秒のシステムインデックスに対応できな
い。 (ii)狭いスペース(250mm×400mm)に3本
のシリンダー10,11,16、連動歯車15A,15
B、支軸(ガイドシャフト)12等が収納されており、
手が入らないために装置自体の分解掃除等のメンテナン
スが困難となり、支軸12、回転シリンダー16等の故
障が発生し、停止する等の不都合が生ずる。 (iii) 上下回転部にエア配管、検出器用配線等があり、
擦れて配管が破れること、断線を起こす等の不都合が生
ずる。
【0015】本発明は、上述の点に鑑み、システムイン
デックスの短縮、故障のない搬送を可能にしたカム式回
転昇降装置及び之を用いた連続作業装置を提供するもの
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカム式回転
昇降装置31は、昇降用シリンダー33の軸に回転可能
に設けた物品受け部32と、この物品受け部32を回転
方向に案内する案内手段34を備え、シリンダー33の
動作に応じて物品4の回転受け渡しを行うように構成す
る。
【0017】案内手段34としては、物品受け部32側
に設けられたカムフォロア37と、カムフォロア37と
係合するカム溝38を有するカム板39とから構成する
ことができる。
【0018】また、カム板39のカム溝38としては、
回転用溝部38Aとこの回転用溝部38Aの上下端に夫
々連通する上部垂直溝部38B及び下部垂直溝部38C
とからなるように形成することができる。
【0019】さらに上記カム板39としては、昇降用シ
リンダー33を中心に円筒状又は半円筒状等いわゆる円
弧状に沿って設けることができる。
【0020】また、本発明に係る連続作業装置21は、
連続作業を行う回転作業台(22,24,25)と、回
転作業台との間で物品4の受け渡しを行い、且つ回転作
業台の投入部27での物品位置と取出し部28での物品
位置の角度θのずれを修正するカム式回転昇降装置31
とを備え、カム式回転昇降装置31には上記ずれの角度
θに応じたカム溝38を有するカム板39と、物品受け
部32側に設けられ該カム溝38に係合するカムフォロ
ア37とからなる案内手段を有するようにして構成す
る。
【0021】
【作用】本発明に係るカム式回転昇降装置31において
は、シリンダー33による昇降時、物品受け部32は案
内手段34にて回転方向に案内されることによって、所
定の角度θだけ回転しながら昇降する。従って、従来の
ような停止動作を伴わず、物品受け部32の昇降と回転
が連続動作で行われ、1サイクルの動作時間の短縮化が
図れる。
【0022】また、案内手段34を物品受け部32側に
設けたカムフォロア37と、このカムフォロア37と係
合されるカム溝38を有したカム板39とによって構成
することにより、物品受け部32の昇降時の回転方向の
動作を容易に行わせることができる。
【0023】また、カム板39のカム溝38を、回転用
溝部38Aとその上下端に連通する上部垂直溝部38B
及び下部垂直溝部38Cを有する形状とすることによ
り、クランプヘッド25より物品4を受け取ってから、
物品受け部32が回転し始まるまでの間は上部垂直溝部
38Bに沿って垂直下降し、また、回転し終わってから
搬送コンベア26上に至る間は下部垂直溝部38Cに沿
って垂直下降する。従って、下降時の物品4とクランプ
ヘッド25との干渉、物品4と搬送コンベア26との干
渉が回避される。
【0024】さらに、カム板39を昇降用シリンダー3
3を中心に円弧状に沿って設けることにより、物品受け
部32の回転方向の案内を円滑に行うことができる。
【0025】本発明の連続作業装置21においては、投
入部27と取出し部28での物品位置の角度ずれがカム
式回転昇降装置31により修正されるので、投入部27
と取出し部28に対応する搬送コンベア26への物品位
置を同じ向きに揃えることができる。且つその1サイク
ルの時間が短縮されるので、所謂システムインデックス
の短縮化が図られる。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0027】本例は、前述と同様の蛍光面作製装置、特
にそのスラリー塗布装置に適用した場合である。
【0028】本例のスラリー塗布装置21は、図1及び
図2に示すように、テーブル22上にその回転主軸23
を中心に回動する複数のアーム24を放射状に配設し、
各アーム24の先端に自転、公転可能なクランプヘッド
25を設け、このクランプヘッド25にて陰極線管のパ
ネル4を保持するように構成される。
【0029】このテーブル22の外周に図示せざるも現
像手段、現像後のヒータ乾燥手段、スラリー(又は感光
液、中間膜用の液)注入手段、スラリー(又は感光液、
中間膜用の液)排出手段、ヒータによるスラリー(又は
感光液、中間膜用の液)乾燥手段等が配される。
【0030】パネル4は搬送コンベア26によってスラ
リー塗布装置21に搬送され、パネル投入部27より各
クランプヘッド25に保持され、この状態で回転主軸2
3の1回転の間に上記各手段を移動し、順次、現像−乾
燥−スラリー(又は感光液、中間膜用の液)注入−スピ
ン塗布−スラリー(又は感光液、中間膜用の液)排出−
乾燥の各処理がなされ、パネル取出し部28より搬送コ
ンベア26に受け渡されて、次の工程に搬送される。
【0031】図2に示すように、パネル投入部27とパ
ネル取出し部28とは互いに所定角度θ例えば45°の
角間隔をおいて配される。なお、クランプヘッド25
は、パネル4を両側より挟持的に保持する開閉可能な複
数(本例4つ)のクランプローラ29を有してなる(図
3参照)。
【0032】そして、スラリー塗布装置21のパネル投
入部27側にはクランプヘッド25と搬送コンベア26
間でパネル4を受け渡しするための通常の昇降装置30
が配設されると共に、パネル取出し部28側にはクラン
プヘッド25と搬送コンベア26間でパネル4を受け渡
しするための本発明に係るカム式回転昇降装置31が配
設される。
【0033】カム式回転昇降装置31は、図3及び図4
に示すように、パネル4を受けるパネル受け台32と、
パネル受け台32を昇降させる1つの昇降用エアシリン
ダー33と、パネル受け台32を回転方向に案内する案
内手段34とを有して構成される。パネル受け台32
は、昇降用エアシリンダー33の軸35に対し、軸受3
6を介して回転可能に取着される。
【0034】一方、案内手段34は、パネル受け台32
の裏面より延長する支持部材36の端部にカムフォロア
37が取付けられ、このカムフォロア37に係合するカ
ム溝38を有するカム板39を配して構成される。カム
板39は昇降用エアシリンダー33を中心に円弧状に形
成され、図4及び図6に示すように、円弧面に沿うよう
に45°の角範囲にわたって上端から下端に傾斜する回
転用溝部38Aと、この回転用溝部38Aの上端に連通
する上部垂直溝部38Bと、回転用溝部38Aの下端に
連通する下部垂直溝部38Cからなるカム溝38が形成
されている。
【0035】カム板39は、カム溝38が円弧状に沿う
ように、半円状(図示の例)又は円筒状に形成すること
ができる。
【0036】従って、昇降用エアシリンダー33による
パネル受け台32の昇降時、カムフォロア37がカム板
39のカム溝38に沿って案内されることにより、パネ
ル受け台32は45°回転しながら昇降することにな
る。
【0037】ここで、クランプヘッド25と搬送コンベ
ア26間の距離L1 を200mm程度とするとき、カム
板39の上部垂直溝部38B及び下部垂直溝部38Cの
夫々の長さL2 及びL4 は50mm程度に、また回転用
溝部38Aの垂直方向の長さL3 は100mm程度に設
定される。
【0038】クランプヘッド25の50mm程度以内は
パネル4との干渉域であり、従って上部垂直溝部38B
はパネル4を干渉域から逃がすためのものである。又、
下降端前50mm程度以内も搬送コンベア26との干渉
域であり、回転拒否域なため、下部垂直溝部38Cはパ
ネル4を回転させないで垂直下降させるためのものであ
る。
【0039】尚、41,42は夫々パネル受け台32の
上昇及び下降を確認するための近接スイッチであり、い
ずれも固定側に取り付けられる。また、搬送コンベア2
6は、前述と同様に、駆動ローラ43を介して駆動する
1対のエンドレスベルト44を有して構成される。パネ
ル取出し部28側の搬送コンベア26の途上にはパネル
4の封止面を清浄に処理する封止面処理機45及びパネ
ル4の外面を清浄にふき取る面ふき機46が配される。
【0040】次に、上述のスラリー塗布装置21の動作
を図7のフローチャートも参照しながら説明する。
【0041】搬送コンベア26上を移送されてきた陰極
線管のパネル4は、スラリー塗布装置21のパネル投入
部27に持来たされると、通常の昇降装置30により上
昇し、クランプヘッド25に保持される。その後、アー
ム24が主軸23を中心に回転し、パネル4に対し、ス
ラリー塗布が行われる。パネル4がテーブル23をほぼ
1周し、パネル取出し部28に持来たされる。
【0042】このパネル取出し部28でのパネル4は、
パネル投入部27でのパネル位置(向き)に対し45°
ずれている。パネル4がパネル取出し部28に持来たさ
れるとスラリー塗布装置21は停止する(図7のステッ
プS21)。
【0043】次に、カム式回転昇降装置31の昇降用エ
アシリンダー33が作動し、パネル受け台32が上昇す
る。このとき、カムフォロア37がカム溝38に案内さ
れることによって、パネル受け台32は45°回転しな
がら上昇しクランプヘッド25に保持されているパネル
4に達する(ステップS22)。
【0044】この上昇位置でパネル受け台32は搬送コ
ンベア26側の待機位置に対して45°回転され、パネ
ル取出し部28でのパネル4の向きと合致する。
【0045】次に、パネル受け台32の上昇確認を行っ
た後(ステップS23)、クランプヘッド25が解除され
(ステップS24)、パネル受け台32上にパネル4が受
け渡される(ステップS25)、このときパネル4の位置
はパネル投入部27のパネル位置を基準にして45°ず
れている。
【0046】次に、昇降用エアシリンダー33が作動
し、パネル4を乗せたパネル受け台32が下降する(ス
テップS26)。このとき、先ずカムフォロア37が上部
垂直溝部38Bに案内され、パネル受け台が50mm程
度垂直下降し、クランプヘッド25との干渉を避けた
後、カムフォロア37が回転用溝部38Aに案内される
ことによってパネル受け台32が45°回転しながら1
00mm程度下降する。更にカムフォロア37が下部垂
直溝部38Cに案内されてパネル受け台32が50mm
程度垂直下降することによって、パネル4が搬送コンベ
ア26上に受け渡される。パネル受け台32は搬送コン
ベア26下、即ちその1対のベルト44間に収納され
る。
【0047】そして、パネル受け台32の下降確認がな
される(ステップS27)。カム式回転昇降装置21は次
の待機状態に入る。パネル4は搬送コンベア26に受け
渡された状態で、パネル投入部27でのパネル4の向き
と同じ(角度0)となり、次の工程へ搬送される。
【0048】上述したカム式回転昇降装置31によれ
ば、1本の昇降用エアシリンダー33と案内手段34を
組合せて構成したことにより、パネル4を45°回転さ
せながら昇降することができ、昇降時間に無駄がなくな
り、従来装置比べて昇降時間の短縮化が図れる。因みに
本実施例のカム式回転昇降装置自体のインデックスは1
0秒程度となる。従って、本実施例のカム式回転昇降装
置31を用いることにより、その1サイクルの時間、即
ち、スラリー塗布装置のシステムインデックスを短縮す
ることができる。特に、16.8秒のシステムインデッ
クスに対応することが可能になる。
【0049】また、カム式回転昇降装置21は構造も簡
素化されるので、メンテナンス時間を短縮し、交換部品
を削減し、故障回数を減少することができる。
【0050】また、エアーによるごみが蛍光面に付着す
ることがなく、陰極線管作成工程での歩留りを向上す
る。構造が簡素化されているので、ごみの発生もなく、
陰極線管作成工程での品質を向上することができる。
【0051】さらに、パネル受け台32とパネル4の封
止面との摩擦がないため、封止面を傷つけることがな
い。また、昇降装置21におけるエアー消費量が減少
し、電気費が減少するので省エネルギー化ができる。
【0052】尚、上例では、シリンダー33としてエア
シリンダーを用いたが、その他、油圧シリンダーを用い
ることができ、このときには重量物の昇降、及び精細な
速度制御が可能となる。
【0053】また、カム板39のカム溝38の形状、寸
法、例えば上下部垂直溝部38B,38Cの長さL2
4 或いは回転角度θ等は装置に応じて任意に設定する
ことができる。
【0054】更に、上例ではカム式回転昇降装置21を
陰極線管の蛍光面作成装置に適用したが、その他、回転
作業台を有して連続して所定の物品に対して作業を行う
ようにした連続作業装置にも適用できるものである。
【0055】
【発明の効果】本発明に係るカム式回転昇降装置によれ
ば、物品を所定角度にわたって回転しながら昇降させる
ことができ、その回転昇降時間を短縮することができ
る。また、本発明に係る回転作業台を有する連続作業装
置によれば、上述カム式回転昇降装置を用いることによ
り、システムインデックスの短縮化を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスラリー塗布装置の概略を示す構
成図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】本発明に係るカム式回転昇降装置の一例を示す
構成図である。
【図4】図3における案内手段の斜視図である。
【図5】カム板の正面図である。
【図6】カム板の横断面図である。
【図7】本発明の動作説明に供するフローチャートであ
る。
【図8】従来の回転昇降装置の例を示す構成図である。
【図9】回転昇降装置と搬送コンベアの関係を示す平面
図である。
【図10】従来例の動作説明に供するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
4 陰極線管のパネル 21 スラリー塗布装置 22 テーブル 23 回転主軸 24 アーム 25 クランプヘッド 26 搬送コンベア 27 パネル投入部 28 パネル取出し部 29 クランプローラ 30 昇降装置 31 カム式回転昇降装置 32 パネル受け台 33 昇降用エアシリンダー 34 案内手段 36 軸受 37 カムフォロア 38 カム溝 39 カム板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降用シリンダーの軸に回転可能に設け
    られた物品受け部と、該物品受け部を回転方向に案内す
    る案内手段を備え、前記シリンダーの動作に応じて前記
    物品の回転受け渡しを行うことを特徴とするカム式回転
    昇降装置。
  2. 【請求項2】 案内手段が、物品受け部側に設けられた
    カムフォロアと、該カムフォロアと係合するカム溝を有
    したカム板とからなることを特徴とする請求項1記載の
    カム式回転昇降装置。
  3. 【請求項3】 カム溝が、回転用溝部と、該回転用溝部
    の上下端に夫々連通する上部垂直溝部及び下部垂直溝部
    とからなることを特徴とする請求項2記載のカム式回転
    昇降装置。
  4. 【請求項4】 カム板が昇降用シリンダーを中心に円弧
    状に沿って設けられることを特徴とする請求項2又は請
    求項3記載のカム式回転昇降装置。
  5. 【請求項5】 連続作業を行う回転作業台と、該回転作
    業台との間で物品の受け渡しを行い、且つ回転作業台の
    投入部での物品位置と取出し部での物品位置の角度のず
    れを修正するカム式回転昇降装置とを備え、該カム式回
    転昇降装置は上記ずれの角度に応じたカム溝を有するカ
    ム板と、物品受け部側に設けられた該カム溝に係合する
    カムフォロアとからなる案内手段を有して成ることを特
    徴とする連続作業装置。
JP31722192A 1992-11-26 1992-11-26 カム式回転昇降装置及び之を用いた連続作業装置 Pending JPH06156709A (ja)

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JP31722192A JPH06156709A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 カム式回転昇降装置及び之を用いた連続作業装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6228421B1 (en) 1998-09-29 2001-05-08 Matsushita Electronics Corporation Method for manufacturing a cathode ray tube
JP2002308512A (ja) * 2001-04-11 2002-10-23 Kyodo Printing Co Ltd 折丁束集積方法、及びその装置
CN102730402A (zh) * 2012-07-06 2012-10-17 嘉兴市新纪元钢管制造有限公司 转向翻钢装置
CN110711778A (zh) * 2019-10-17 2020-01-21 浙江纺织服装职业技术学院 一种用于穿孔机热钢棒自动上料的气缸装置

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