JPH06156503A - コードマークを印刷してある溶接缶胴及び溶接缶胴にコードマークを印刷する方法 - Google Patents
コードマークを印刷してある溶接缶胴及び溶接缶胴にコードマークを印刷する方法Info
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- JPH06156503A JPH06156503A JP4341271A JP34127192A JPH06156503A JP H06156503 A JPH06156503 A JP H06156503A JP 4341271 A JP4341271 A JP 4341271A JP 34127192 A JP34127192 A JP 34127192A JP H06156503 A JPH06156503 A JP H06156503A
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Abstract
ードマークを施す。 【構成】 外側表面の殆ど全面に装飾印刷が施されてい
る溶接缶胴の装飾印刷が施されていない部分である溶接
継目4とその両側の細長い領域3の一部に、少なくとも
溶接装置のライン名と溶接した年月日および10分単位
以下の時刻を表示するコードマーク5を印刷し、該コー
ドマーク5印刷面上を透明塗膜で保護被覆してある。
Description
び製造ライン名等のコードマーク(数字、記号、符号
等)を印刷した溶接缶胴および溶接缶胴にコードマーク
を印刷する方法に関する。
に、その製品にコードマークを施すことは、一般に行わ
れており、例えば缶詰の場合には、缶詰製造工場名と缶
詰製造年月日とをインクジェット印刷法により缶蓋表面
に印刷している。また、特開昭52−64302号公報
には、これらの他に、缶詰製造ライン名や缶詰製造時間
および作業員の識別記号をインクジェット印刷法により
缶表面に印刷することが望ましい旨記載されている。
イージーオープン缶蓋の表面に製造月と製造工場のライ
ン名およびその用途を示すコードマークを刻印すること
を一部の製缶メーカーでは実施しており、また缶胴につ
いては、製造年月日を示すコードマークを、2ピース缶
の缶底にインクジェット印刷法により透明インクで印刷
することが提案されている(特開昭57−187288
号公報)。
缶胴と一体成形される部分であり、また通常印刷を施さ
ない部分であるので、コードマークを缶底に印刷して
も、缶詰のコードマークと区別できるならば、特に問題
はない。
る溶接缶胴のように、缶蓋とは別の成形装置で成形され
たもののコードマークを缶胴ではなく缶蓋に施すのは、
缶蓋自体のコードマークと紛らわしくなる上に従来から
慣用されている缶詰のコードマークとも紛らわしくなる
ので好ましくない。
場合であっても、その殆ど全面に施されている消費者の
購買意欲をそそる装飾印刷の効果を減殺しないように施
さなければならない。又溶接缶胴自体に施すコードマー
クは、後の追跡調査に使用するという目的に合致する内
容とする必要があり、さらに缶胴製造時に施すことが望
まれるから、後加工時や缶詰の加熱殺菌時および搬送時
に剥離してしまわないように施さなければならない。
刷を損なわず、しかも耐久性に富むコードマークを施し
た溶接缶胴およびそのコードマークの印刷方法を提供す
ることを目的とするものである。
に、本発明は、溶接缶胴の装飾印刷が施されていない溶
接継目とその両側の細長い領域(非装飾印刷領域)の一
部に、少なくとも溶接装置のライン名と溶接した年月日
および10分単位以下の時刻を表示するコードマークを
印刷し、このコードマーク印刷面の上を透明塗膜で保護
被覆した。
に装飾印刷を有する缶胴ブランクを丸めて装飾印刷の施
されていない両端縁部を所定幅だけ重合させつつ該缶胴
ブランクを水平方向に搬送し、該缶胴ブランクの重合部
を上・下電極ロール間を通して該重合部を抵抗シーム溶
接した後、溶接した重合部の向きを変えずに更に同一方
向に搬送しつつ、該重合部の外面側およびその両側の細
長い非装飾印刷領域の一部に、少なくとも溶接装置のラ
イン名と溶接した年月日および10分単位以下の時刻を
表示するコードマークをインクジェット印刷法により印
刷し、直ちにコードマーク印刷上に透明塗料を塗装し、
その後、該塗料を乾燥させるというものである。
れていない領域に施すので、読取りやすいし、コードマ
ークの存在が装飾印刷の効果を減殺することはない。ま
た本発明のコードマークは、缶胴溶接装置のライン名と
溶接日時を10分単位以下の時刻で表示しているので、
後工程または缶詰の流通段階で缶胴に起因する不良品が
発見された場合には、欠陥のある缶胴が製造された溶接
装置で同時刻およびその前後の時間に製造された欠陥の
ある可能性の高い缶胴だけを多くの缶胴から容易且つ的
確に選別できる。
1機のラインでも、所謂250g入り飲料缶の缶胴なら
ば360〜500缶/分、190g入りの飲料缶の缶胴
ならば450〜630缶/分程度の製缶速度で稼働して
おり、1時間の稼働でそれぞれ21,600〜30,0
00缶、27,000〜37,800缶程度が生産され
ることになる。したがって、従来からイージーオープン
缶蓋や缶詰に施されていたコードマークのように、製造
ライン名と製造年月日の表示だけでは、同日に製造され
たものだけを選別するとしても15万缶以上を選別する
必要があり、また特開昭52−64302号公報のよう
に、時間までを表示すると、同一時間に製造されたもの
だけ選別するとしても数万缶選別しなくてはならない
が、本発明では10分単位以下の時刻を表示しているの
で、同一時刻のものだけを選別する場合、数千缶選別す
るだけで良く、その結果、選別品の再検査に要する時間
や人員が少なくて済む。
塗膜で被覆しているので、その後の缶胴のネックイン加
工、フランジ加工、缶蓋巻締加工および缶胴搬送工程、
さらには内容物充填工程、缶蓋巻締密封工程、加熱殺菌
工程、缶詰搬送工程等で、コードマークが剥離したり、
変色して読み取り不能になる可能性が少ない。
た溶接後の溶接継目の外面側およびその両側の狭い非装
飾印刷領域に保護用の透明塗料を塗装する直前に、コー
ドマークの印刷工程を挿入し、しかもインクジェット印
刷法により印刷するので、非装飾領域に正確に印刷でき
るうえに従来のライン構成を変更する必要がない。
良に起因するが、本発明ではコードマークの印刷工程を
溶接工程の直後に行うので、その表示が10分単位以下
の時刻であることと相俟って、後で欠陥品が発見された
場合の再検査すべき缶胴の範囲をより的確に決定するこ
とができる。
する。図1は本発明のコードマークを印刷した溶接缶を
示す斜視図であり、図2は要部の拡大図である。図中符
号1は、溶接缶胴であり、広範囲に装飾印刷(図示せ
ず)を施した部分2と、装飾印刷を施してない細長く狭
い領域3と、狭い領域3の中央にある狭い幅の溶接継目
4とを有する。
ーク5を印刷した(僅かに溶接継目4の両側にはみ出し
ている)。図2のコードマーク5は、下側から順に、工
場名,製缶ライン名,溶接機の番号、西暦年、月、日、
時、分を表わし、例えば、最初の0は大阪工場、ハイフ
ォンの後の06は6号ライン、Bは溶接機がB号機、次
のBKCは1992年11月3日、KQは10時32分
を表わすように、予め数字およびアルファベットに意味
を持たせておいた。なお、本実施例では、最後の分単位
を表わすアルファベットを、2分毎に別のアルファベッ
トに変えるように設定したので、同一溶接機でも2分毎
に異なるコードマーク5が缶胴の溶接継目4に印字され
ることになる。
位で変えるようにしても良い。また、溶接機が1製缶
(溶接装置)ラインに1機しかない場合には、両方を表
示する必要がないことは明らかである。なお、図1中符
号6は、溶接缶胴1に巻締固着した缶蓋である。
の配置を示す概略図であり、図4は印刷装置と溶接缶胴
との位置関係を示す部分図である。図3中符号7は溶接
機であり、図示しないが、上・下電極ロールを備え、こ
の上・下電極ロールの外周にワイヤ電極が巻回され、こ
の上・下電極ロールの間のワイヤ電極間を、丸められた
缶胴ブランクの重ね合わされた重合部が通過する際にワ
イヤ電極間に電流が流れ、重合部が発熱して溶接される
ようになっている。
の文字や符号を被印刷面上に噴射するインクジェットプ
リンターヘッドであり、プリンター本体9と連結されて
いる。
ていない狭い領域3に透明の保護塗料を施すためのスプ
レー装置である。保護塗料はロール塗装装置を使って塗
装しても良い。なお、図示してないが、溶接後の缶胴は
2本の無端ベルトで挾み付けて溶接継目の位置がずれな
いようにした(好ましくはマグネットベルトを使用す
る)状態で水平方向に搬送しながら(図4の矢印方
向)、コードマークを印刷し、保護塗料を塗装する。
ットプリンターヘッド8との間には、缶胴内面側の非塗
装領域(装飾印刷が施されていない狭い領域3に対応す
る領域)に保護塗料を塗装するスプレー装置が配置され
ており、ここで内面側の溶接継目およびその両側部分に
保護塗料を施す。符号11は缶胴内外面の溶接継目およ
びその両側部分に施した保護塗料を乾燥させる乾燥炉で
ある。
m,横方向長さ165.65mmで一方の面の横方向の両
側にそれぞれ1.90mm幅の装飾印刷の施されていない
領域をもち、他方の面の横方向の両端部の1.90mm幅
以外は缶内面用のエポキシーフェノール系塗料が施され
ている250g入り缶胴用のブランク(錫メッキ鋼板
製)を溶接機7に供給し、缶胴ブランクを丸めて装飾印
刷および内面用塗料の施されていない領域である両端縁
部を上側で重ね合わせ(重合部の幅0.5mm)、その
状態で缶胴ブランクを水平方向に搬送させつつ缶胴ブラ
ンクの重合部を上・下電極ロールの間に通して重合部を
電気抵抗シーム溶接し、さらに重合部を上側にしたまま
の状態で缶胴を2個のマグネット付き無端ベルトで挾圧
保持して水平方向に搬送しながら、先ず、インクジェッ
トプリンターヘッド8から図2に示す如きコードマーク
を溶接継目およびその両側の装飾印刷の施されていない
狭い領域内に印刷し、次にスプレー装置10から透明な
アルキッド樹脂塗料を、コードマーク印刷面上含む装飾
印刷の施されていない領域を完全にカバーするようにス
プレー塗装し、その後缶胴を乾燥炉11内に搬送し、保
護塗料であるアルキッド樹脂塗料を乾燥させて溶接缶胴
(イ)を得た。
クの印刷面上を含む装飾印刷の施されていない領域に保
護塗料を塗装しないことのみ異なる溶接缶胴(ロ)と、
溶接継目を含む装飾印刷の施されていない領域に先に保
護塗料を塗装し、乾燥した後にこの塗膜上にコードマー
クを印刷し、乾燥させた溶接缶胴(ハ)とを製造した。
たインクジェットプリンターは、VIDEOJET E
XCEL HRであり、インクは16−5600である
(いずれもビデオジェット社製)。またコードマーク
は、図2に示す如く、数字とアルファベットとを組み合
わせたものを用いたが、その文字サイズは、1文字約
1.0mm四方のものであった。
とフランジ加工とを施し、一方の端部に缶蓋を巻締めた
後、それぞれ95℃の温水を充填し、缶蓋を巻締めて密
封してからレトルト釜に収容し、125℃で30分間の
加熱加圧殺菌処理をした。
トンケースに止め、それぞれ振動試験機にベルトで固定
し、室温(20℃)で、振動条件1G(振幅1cm、振動
数4.98Hz )で水平方向に30分間の振動試験を行
った後、各グループのコードマークの剥離の有無を調査
し、その結果を表に示す。なお、この振動試験の条件
は、東京−大阪間をトラックで1往復した場合に加わる
振動に相当する。
は、1缶だけ1文字の一部が剥離したが、この文字を含
むコードマーク全部が読取り可能であった。
文字の殆ど全部が剥離したもの2缶と1文字の半分程度
が剥離したもの2缶が発生し、また(ハ)のグループは
1文字の半分程度が剥離したもの2缶が発生してしま
い、これらの缶胴のコードマークは読取りできなかっ
た。
装飾印刷が施されていない領域に施されるので、その読
取りが装飾印刷の色彩によって影響されず、また装飾印
刷効果を減殺することがない。
も溶接装置のライン名と缶胴を溶接した年月日および1
0分単位以下の時刻を表示しているので、後で缶胴不良
が発見された場合に、不良である可能性の高い同一時刻
およびその前後の時刻に溶接した缶胴だけを選別でき、
いたずらに大量の缶胴または缶詰を回収したり、再検査
する必要がなく、再検査に要する時間や人員が少なくて
済む。
護塗膜で被覆されているので、缶胴の後加工時や缶詰の
加熱殺菌処理時およびそれらの搬送時等に剥離したり変
色して読取り不可能になる可能性が少ない。
目を含む装飾印刷の施されていない細長い領域に保護塗
装を施す直前に、インクジェット印刷法によりコードマ
ークをこの領域に施すので、溶接缶胴製造ラインの溶接
装置と外面側保護塗装装置との間にインクジェット印刷
装置を配置する以外は、従来のライン構成を変更する必
要がなく、しかも最も缶胴不良の原因となる溶接の直後
に10分単位以下の時刻を表示するコードマークを印刷
するので、溶接不良発生の時刻を正確に把握でき、選別
すべき缶胴の選択が的確に判断できる。
斜視図である。
図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 外側表面の殆ど全面に装飾印刷が施され
ている溶接缶胴の装飾印刷が施されていない部分である
溶接継目とその両側の細長い領域の一部に、少なくとも
溶接装置のライン名と溶接した年月日および10分単位
以下の時刻を表示するコードマークが印刷されており、
該コードマーク印刷面上が透明塗膜で保護被覆されてい
ることを特徴とするコードマークを印刷してある溶接缶
胴。 - 【請求項2】 一方の表面の殆ど全面に装飾印刷を有す
る缶胴ブランクを丸めて装飾印刷の施されていない両端
縁部を所定幅だけ重合させつつ該缶胴ブランクを水平方
向に搬送し該缶胴ブランクの重合部を上・下電極ロール
間を通過させて該重合部を抵抗シーム溶接した後、溶接
した重合部の向きを変えることなく更に同一方向に該缶
胴ブランクを搬送しつつ、該重合部の外面側およびその
両側の細長い非装飾印刷領域の一部に、少なくとも溶接
装置のライン名と溶接した年月日および10分単位以下
の時刻を表示するコードマークをインクジェット印刷法
により印刷し、直ちに該コードマーク印刷面上に透明塗
料を塗装し、その後該塗料を乾燥することを特徴とする
溶接缶胴にコードマークを印刷する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34127192A JP3233706B2 (ja) | 1992-11-28 | 1992-11-28 | コードマークを印刷してある溶接缶胴及び溶接缶胴にコードマークを印刷する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34127192A JP3233706B2 (ja) | 1992-11-28 | 1992-11-28 | コードマークを印刷してある溶接缶胴及び溶接缶胴にコードマークを印刷する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06156503A true JPH06156503A (ja) | 1994-06-03 |
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ID=18344758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP34127192A Expired - Lifetime JP3233706B2 (ja) | 1992-11-28 | 1992-11-28 | コードマークを印刷してある溶接缶胴及び溶接缶胴にコードマークを印刷する方法 |
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Country | Link |
---|---|
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-
1992
- 1992-11-28 JP JP34127192A patent/JP3233706B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|
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