JPH0615633Y2 - クレーンゲーム機 - Google Patents
クレーンゲーム機Info
- Publication number
- JPH0615633Y2 JPH0615633Y2 JP13066788U JP13066788U JPH0615633Y2 JP H0615633 Y2 JPH0615633 Y2 JP H0615633Y2 JP 13066788 U JP13066788 U JP 13066788U JP 13066788 U JP13066788 U JP 13066788U JP H0615633 Y2 JPH0615633 Y2 JP H0615633Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prize
- box
- payout
- crane
- gift
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coin-Freed Apparatuses For Hiring Articles (AREA)
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、箱体内部に入れられている複数種類の景品
のうちプレーヤが欲するものを、外部から遠隔操作でき
るクレーンにより吊り上げて景品払い出し部につながる
景品受けポケットまで搬送することによって獲得できる
ように構成されたクレーンゲーム機に関する。
のうちプレーヤが欲するものを、外部から遠隔操作でき
るクレーンにより吊り上げて景品払い出し部につながる
景品受けポケットまで搬送することによって獲得できる
ように構成されたクレーンゲーム機に関する。
この種のクレーンゲーム機は、第1図に示すように、上
面から内部を透視できるとともに、前部に操作部を備え
る箱体と、箱体の内部に配置され、上記操作部を操作す
ることによって箱体内をX・Y方向に移動制御できるク
レーンユニットとを備える。そして、クレーンユニット
はまた、クレーンユニット本体から索条体によって吊持
されながら上下動し、ネイルの開閉によって箱体底部プ
レイフィールドにある景品を捕捉しうる捕捉手段を備え
ている。この捕捉手段は、その上下動およびネイルの開
閉をもプレーヤが操作できるものや、制限時間経過後、
ネイルが自動的に下動しかつ捕捉動作を行うものなど、
種々のタイプがある。箱体内壁の隅部には、箱体外部の
景品払い出し口につながる景品受けポケットが開口して
おり、上記クレーンユニットによって捕捉された景品を
この景品受けポケットに落とし込むと、この景品は景品
払い出し口に転がり出てくる。このような景品捕捉後の
動作も、プレーヤがクレーンユニットを操作することに
より行うものや、景品捕捉動作後、自動的に行われるも
のがある。
面から内部を透視できるとともに、前部に操作部を備え
る箱体と、箱体の内部に配置され、上記操作部を操作す
ることによって箱体内をX・Y方向に移動制御できるク
レーンユニットとを備える。そして、クレーンユニット
はまた、クレーンユニット本体から索条体によって吊持
されながら上下動し、ネイルの開閉によって箱体底部プ
レイフィールドにある景品を捕捉しうる捕捉手段を備え
ている。この捕捉手段は、その上下動およびネイルの開
閉をもプレーヤが操作できるものや、制限時間経過後、
ネイルが自動的に下動しかつ捕捉動作を行うものなど、
種々のタイプがある。箱体内壁の隅部には、箱体外部の
景品払い出し口につながる景品受けポケットが開口して
おり、上記クレーンユニットによって捕捉された景品を
この景品受けポケットに落とし込むと、この景品は景品
払い出し口に転がり出てくる。このような景品捕捉後の
動作も、プレーヤがクレーンユニットを操作することに
より行うものや、景品捕捉動作後、自動的に行われるも
のがある。
ところで、従来、上記のようなクレーンゲーム機におけ
る景品の補給は、単に、一定期間ごとに所定個数を足す
だけであったため、次のような問題が生じていた。 すなわち、プレーヤが景品を獲得していくにつれ、箱体
の底部に残る景品数が少なくなり、景品獲得の難易度が
変化するとともに、プレーヤによる景品選択の幅がせば
まり、次第にゲームとしての面白さが減じられるのであ
る。 上記の問題を解決するには、従来は、景品補給の回数を
頻繁に行うか、または、箱体の容量を大きくするしかな
かった。しかし、景品補給の回数を頻繁に行うことは人
手もコストもかかることであり、現実には行われていな
い。また、箱体の容量を大きくすることは、より大きな
ゲーム機設置スペースが必要となるので容易に採用しが
たい。 この考案は、上記の事情のもとで考え出されたものであ
って、頻繁な景品補給をする必要がなく、プレーヤによ
る景品獲得の難易度と、景品選択の自由度を簡単な構成
によって制御できるあらたなクレーンゲーム機を提供す
ることをその目的とする。
る景品の補給は、単に、一定期間ごとに所定個数を足す
だけであったため、次のような問題が生じていた。 すなわち、プレーヤが景品を獲得していくにつれ、箱体
の底部に残る景品数が少なくなり、景品獲得の難易度が
変化するとともに、プレーヤによる景品選択の幅がせば
まり、次第にゲームとしての面白さが減じられるのであ
る。 上記の問題を解決するには、従来は、景品補給の回数を
頻繁に行うか、または、箱体の容量を大きくするしかな
かった。しかし、景品補給の回数を頻繁に行うことは人
手もコストもかかることであり、現実には行われていな
い。また、箱体の容量を大きくすることは、より大きな
ゲーム機設置スペースが必要となるので容易に採用しが
たい。 この考案は、上記の事情のもとで考え出されたものであ
って、頻繁な景品補給をする必要がなく、プレーヤによ
る景品獲得の難易度と、景品選択の自由度を簡単な構成
によって制御できるあらたなクレーンゲーム機を提供す
ることをその目的とする。
上記の課題を解決するため、この考案では、次の技術的
手段を講じている。 すなわち、本願考案のクレーンゲーム機は、景品が収容
される箱体と、この箱体内部に装備され、箱体の外部に
配置された操作部を操作することによって遠隔操作でき
るクレーンユニットと、クレーンユニットを操作して捕
獲した景品を排出する景品払い出し部とを備えるクレー
ンゲーム機であって、 上記箱体に景品補給路を介してつながる予備景品貯留手
段と、上記景品払い出し部からの景品の排出を検知する
景品払い出し検知手段と、上記予備景品貯留手段の景品
を箱体内に補給する景品補給手段と、上記景品払い検知
手段からの景品払い出し信号を受け、この景品払い出し
信号にしたがって上記景品補給手段を制御する制御手段
とを備えることを特徴とする。
手段を講じている。 すなわち、本願考案のクレーンゲーム機は、景品が収容
される箱体と、この箱体内部に装備され、箱体の外部に
配置された操作部を操作することによって遠隔操作でき
るクレーンユニットと、クレーンユニットを操作して捕
獲した景品を排出する景品払い出し部とを備えるクレー
ンゲーム機であって、 上記箱体に景品補給路を介してつながる予備景品貯留手
段と、上記景品払い出し部からの景品の排出を検知する
景品払い出し検知手段と、上記予備景品貯留手段の景品
を箱体内に補給する景品補給手段と、上記景品払い検知
手段からの景品払い出し信号を受け、この景品払い出し
信号にしたがって上記景品補給手段を制御する制御手段
とを備えることを特徴とする。
ゲームが開始されると、プレーヤは、箱体の底部のプレ
イフィールドにある景品のうち所望の景品を捕獲すべ
く、クレーンユニットを遠隔操作する。うまくその景品
を捕獲できた場合には、景品払い出し部からその景品を
受け取ることができる。ここまでのゲーム方法は従来の
クレーンゲーム機と同様である。 本願考案では、上述のようにしてプレーヤが景品を捕獲
してこれが箱体内から払い出されると、これを景品払い
出し検知手段が検知する。この検知信号は制御手段に送
られる。一方、箱体には景品補給路を介して予備景品貯
留手段がつなげられており、この予備景品貯留手段内に
ある景品は、上記検知信号を受けた制御手段によって制
御される景品補給手段によって箱体内に供給される。 制御の手法としては、たとえば、景品が払い出される度
に予備景品貯留手段から1個の景品が箱体内に補給され
るようにするほか、種々の方法が考えられる。 たとえば、景品払い出し個数が一定個数に達したとき、
予備景品貯留手段から所定個数の景品を箱体内に補給す
るようにすることもできる。この場合、景品払い出し個
数と景品補給個数とは必ずしも同じである必要はなく、
たとえば、時間帯によってゲームの難易度を変化させる
ために、ある時間帯においては景品払い出し個数より景
品補給個数を少なくして、次第に箱体内に残る景品個数
が少なくなるようにし、ある時間帯においては景品払い
出し個数より景品補給個数を多くして、次第に箱体内に
残る景品個数が多くなるようにするといった制御も可能
である。
イフィールドにある景品のうち所望の景品を捕獲すべ
く、クレーンユニットを遠隔操作する。うまくその景品
を捕獲できた場合には、景品払い出し部からその景品を
受け取ることができる。ここまでのゲーム方法は従来の
クレーンゲーム機と同様である。 本願考案では、上述のようにしてプレーヤが景品を捕獲
してこれが箱体内から払い出されると、これを景品払い
出し検知手段が検知する。この検知信号は制御手段に送
られる。一方、箱体には景品補給路を介して予備景品貯
留手段がつなげられており、この予備景品貯留手段内に
ある景品は、上記検知信号を受けた制御手段によって制
御される景品補給手段によって箱体内に供給される。 制御の手法としては、たとえば、景品が払い出される度
に予備景品貯留手段から1個の景品が箱体内に補給され
るようにするほか、種々の方法が考えられる。 たとえば、景品払い出し個数が一定個数に達したとき、
予備景品貯留手段から所定個数の景品を箱体内に補給す
るようにすることもできる。この場合、景品払い出し個
数と景品補給個数とは必ずしも同じである必要はなく、
たとえば、時間帯によってゲームの難易度を変化させる
ために、ある時間帯においては景品払い出し個数より景
品補給個数を少なくして、次第に箱体内に残る景品個数
が少なくなるようにし、ある時間帯においては景品払い
出し個数より景品補給個数を多くして、次第に箱体内に
残る景品個数が多くなるようにするといった制御も可能
である。
以上から、本願考案のクレーンゲーム機によれば、次の
各効果を発揮することができる。 箱体には、景品補給路を介して予備景品貯留手段が
連結されており、かつ、予備景品貯留手段から適宜景品
が箱体内に補給されるようにしているので、予備景品貯
留手段の容量を上げておけば、ゲーム機全体としての景
品補給間隔を著しく延長することができる。なお、この
とき、予備景品貯留手段は床に配置する必要はないの
で、上述ようにして全体としての容量を上げても、床面
におけるゲーム機設置スペースが拡大するということは
ない。 また、箱体に残る景品の個数を、クレーンユニット
を操作して景品を捕獲するのに適した個数、すなわち、
箱体底部のプレイフィールドに、景品どうしが上下に重
ならない程度の個数に保持することが可能であり、より
ゲームとしての面白さが高まる。 さらに、景品補給手段による箱体内プレイフィール
ドへの景品の補給は、景品払い出し信号にしたがって制
御されるので、景品払い出し個数に対する景品補給個数
を変化させることにより、ゲームの難易度を一定化でき
ることはもちろん、ゲームの難易度を変化させることが
でき、これによって、よりゲームの面白さが高まる。
各効果を発揮することができる。 箱体には、景品補給路を介して予備景品貯留手段が
連結されており、かつ、予備景品貯留手段から適宜景品
が箱体内に補給されるようにしているので、予備景品貯
留手段の容量を上げておけば、ゲーム機全体としての景
品補給間隔を著しく延長することができる。なお、この
とき、予備景品貯留手段は床に配置する必要はないの
で、上述ようにして全体としての容量を上げても、床面
におけるゲーム機設置スペースが拡大するということは
ない。 また、箱体に残る景品の個数を、クレーンユニット
を操作して景品を捕獲するのに適した個数、すなわち、
箱体底部のプレイフィールドに、景品どうしが上下に重
ならない程度の個数に保持することが可能であり、より
ゲームとしての面白さが高まる。 さらに、景品補給手段による箱体内プレイフィール
ドへの景品の補給は、景品払い出し信号にしたがって制
御されるので、景品払い出し個数に対する景品補給個数
を変化させることにより、ゲームの難易度を一定化でき
ることはもちろん、ゲームの難易度を変化させることが
でき、これによって、よりゲームの面白さが高まる。
【実施例の説明】 以下、本願考案の実施例を図面を参照しながら具体的に
説明する。 第1図に示すように、本願考案のクレーンゲーム機1
は、基本的に、矩形の箱体2を備え、この箱体2の内部
底面で構成されるプレイフィールド3にある景品4…
を、箱体2の上部に装備されたクレーンユニット5を遠
隔操作して捕捉できるようになっている。 上記箱体2の上面および左右側面は、透明窓6…となっ
ており、プレイフィールド3の状況および上記クレーン
ユニット5の動きが外部から視認できるようになってい
る。プレーヤは、箱体2の上面手前側に配置された操作
部7の操作ボタン8を適宜操作することにより、上記ク
レーンユニット5を遠隔操作できる。 クレーンユニット5は、箱体2の内部空間の上方におい
て、X方向(箱体平面における横方向)およびY方向
(箱体平面における縦方向)に移動できるように支持さ
れ、かつ、上記の操作ボタン8によってX方向およびY
方向に移動制御できるクレーンユニット本体9と、この
クレーンユニット本体9から索条体10を介して上下移
動可能に吊持された、捕捉手段としてのネイルユニット
11とを有する。クレーンユニット本体9の支持機構と
しては、たとえば、第2図に模式的に示すように、縦方
向(Y方向)にのびる2本のガイドバー12間に、横方
向のガイドバー13を有するスライドユニット14を掛
け渡し状に支持させ、かつ、横方向のガイドバー13に
上記クレーンユニット本体9をスライド可能に支持させ
ることが考えられる。スライドユニット14のY方向へ
のスライド駆動は、たとえば、箱体2を構成する機枠に
おける上記縦方向のガイドバー12の両端近傍に支持さ
せた一対の固定滑車間に無端索条を掛け回し、この無端
索条の一部をスライドユニット14に連結するととも
に、上記固定滑車の一方をサーボモータなどのモータで
駆動するようにすればよい。また、クレーンユニット本
体9のX方向へのスライド駆動は、たとえば、スライド
ユニット14における横方向のガイドバー13の両端近
傍に支持させた一対の固定滑車間に無端索条を掛け回
し、この無端索条の一部をクレーンユニット本体9に連
結するとともに、上記固定滑車の一方をサーボモータな
どのモータで駆動するようにすればよい。 また、上記ネイルユニット11は、ソレノイドを駆動す
ることによって開閉可能なく字状に曲がった3本のネイ
ル15…を備え、上記クレーンユニット本体9からたと
えば小型のウィンチ機構を介して索条体10により吊持
されている。 上記のクレーンユニット5は、クレーンユニット本体9
のX・Y方向の移動、ネイルユニット11の上下動、ネ
イル15…の開閉のすべてを操作部7から操作できるよ
うにすることも可能であるが、本例では、第3図に操作
部7の詳細を示すように、操作ボタン8として、クレー
ンユニット本体9のX・Y方向の位置を制御する4個の
ボタン8a,8b,8c,8dと、景品を捕捉し、かつ
捕捉した景品を景品受け部16に落とし込む一連の動作
を自動的に行わせるキャッチボタン8eしか設けられて
いない。すなわち、プレーヤは、上記4個のボタン8a
(“前”ボタン),8b(“後”ボタン),8c
(“左”ボタン),8d(“右”ボタン)を操作してク
レーンユニット本体9をプレイフィールド上の所望の景
品4の直上に誘導し、そして、キャッチボタン8eを押
す。そうすると、ネイルユニット11が下動し、そして
ネイル15が開閉して景品を捕捉し、そしてこの景品を
箱体2の内壁手前左隅部に設けられた景品受けポケット
16の直上まで搬送し、そしてネイル15を開いて景品
を景品受けポケット16に落とし込むという一連の動作
が自動的に行われる。うまく景品を捕捉できれば、プレ
ーヤは、上記景品受けポケット16に落とし込まれた景
品を、箱体2の外面に設けられた景品払い出し部17か
ら取り出すことができる。なお、上記の動作は、後に、
クレーンゲーム機全体の制御の説明において再び説明す
る。 さて、次に、本願考案においては、第1図、第4図およ
び第5図に示すように、箱体2の奥方部上面に、予備景
品貯留手段としての予備景品ストッカ18が付設されて
いる。 この予備景品ストッカ18は、矩形箱形状を呈してお
り、その底部に配置される景品補給手段19によってこ
の予備景品ストッカ18から送り出された景品が、パイ
プ状の景品補給路20を介して上記箱体2内のプレイフ
ィールド3上に補給されるように、箱体2に対して連繋
されている。 上記景品補給手段19は、本例では、予備景品ストッカ
18の底部に開口する景品補給路20の開口に順次重な
るように環状に配置された複数の景品保持穴21を有す
る回転板19aによって構成されている。この回転板1
9aは、後記する制御手段22によって回転制御される
モータによって、回転させられる。ホッパ状に形成され
たガイド23が予備景品ストッカ18内の景品を上記回
転板19a上に集め、そうして、景品4…は、回転板1
9aの回転中に上記景品保持穴21のいずれかに嵌まり
込む。景品4…は、それを保持する保持穴21が上記景
品補給路20の開口20aに重なった時点で景品補給路
20に落とし込まれ、自重によって箱体2内のプレイフ
ィールド3上に供給される。 さて、本例では、第6図に示すように、上記クレーンユ
ニット5および景品補給手段19は、マイクロコンピュ
ータ22を中心とする制御手段によって制御される。こ
こで、クレーンユニット5の制御のための制御入力は、
操作部7における各操作ボタン8a,8b,8c,8
d,8eからのスイッチ信号であり、クレーンユニット
5におけるクレーンユニット本体9のX方向およびY方
向の過移動を阻止するための各リミットスイッチ(図示
略)からのスイッチ信号も使われる。 また、景品補給手段19を、箱体2からの景品払い出し
状況に応じて制御するために、景品受けポケット16か
ら外部へ排出された景品4を検出する景品払い出し検知
手段24が設けられ、これから出力される景品払い出し
検知信号が制御入力として使用される。また、景品補給
手段19からの景品補給個数を確認するため、景品補給
路20に設けた景品補給検知手段25からの景品補給信
号が使用される。なお、上記景品払い出し検知手段24
および景品補給検知手段25は、所定部位を通過する景
品に触れてON作動するマイクロスイッチで構成するこ
とができる。 さらにまた、本例では、後にフローチャートを参照して
マイクロコンピュータによる制御手法を説明するよう
に、上記景品補給手段19は、景品がX個払い出される
ごとにY個の景品を補給するように制御されるのである
が、上記XおよびYの数値を設定できるDIPスイッチ
がマイクロコンピュータ22に接続されている。なお、
このDIPスイッチは、ゲームの制限時間Tも設定でき
るようにしてある。 以下、上述の構成を備える本例のクレーンゲーム機の制
御の手法を第7図(a)ないし第7図(e)のフローチャート
に沿って説明する。 まず、ステップ101において、DIPスイッチから読
み込まれた上記景品払い出し個数X、景品補給個数Y、
およびゲーム制限時間T等、初期値が設定される。 次に、ステップ102において、クレーンユニット5を
初期状態、すなわち、ネイルユニット11が引き上げら
れ、かつ景品受けポケット16の直上に位置する状態に
戻される。この動作の詳細は後述する。 ステップ103でコインが投入されたことが確認される
と(ステップ103でYES)、ステップ104で制限
時間が経過しているかどうかが判断され、制限時間が経
過していると判断されると(ステップ104でYE
S)、終了動作が行われる。制限時間内である場合(ス
テップ104でNO)には、ステップ105でキャッチ
ボタン8eがONされたかどうかが判定され、ONされ
ていると(ステップ105でYES)、後述の景品捕捉
動作が行われる。キャッチボタン8eがオンされていな
い場合(ステップ105でNO)は、プレーヤによるク
レーンユニット5の操作が終了していない状態である。
以下、ステップ106ないしステップ121は、プレー
ヤの各ボタン(8a,8b,8c,8d)によるクレー
ンユニット5のX・Y方向の操作のためのフローであ
る。ここにおいて、“前”とは、箱体に向かって奥方
向、“後”とは箱体に向かって手前方向、“左”とは箱
体に向かって左方向、“右”とは箱体に向かって右方向
をそれぞれ表す。 ステップ106で“前”ボタンがONされているかどう
かが判断され、ONされていると(ステップ106でY
ES)、前リミットスイッチがONとなっていないこと
を条件に(ステップ107でNO)、ステップ108で
前後方向駆動モータが前方向に駆動される。“前”ボタ
ンがONされていないときは(ステップ106でN
O)、ステップ109で前後方向駆動モータのOFF状
態が保持される。ステップ110で“後”ボタンがON
されているかどうかが判断され、ONされていると(ス
テップ110でYES)、後リミットスイッチがONと
なっていないことを条件に(ステップ111でNO)、
ステップ112で前後方向駆動モータが後方向に駆動さ
れる。“後”ボタンがONされていないときは(ステッ
プ110でNO)、ステップ113で前後方向駆動モー
タのOFF状態が保持される。続いて“右”ボタンがO
Nされているかどうかがステップ114で判断され、O
Nされていると(ステップ114でYES)、右リミッ
トスイッチがONとなっていないことを条件に(ステッ
プ115でNO)、ステップ116で左右方向駆動モー
タが右方向に駆動される。“右”ボタンがONされてい
ないときは(ステップ114でON)、ステップ117
で左右方向駆動モータがOFF状態に保持される。そう
して、ステップ118で“左”ボタンがONされている
かどうかが判断され、ONされていると(ステップ11
8でYES)、左リミットスイッチがONとなっていな
いことを条件に(ステップ119でNO)、ステップ1
20で左右方向駆動モータが左方向に駆動される。
“左”ボタンがONされていないときは(ステップ11
8でNO)、ステップ121で左右方向駆動モータがO
FF状態に保持される。 以上のステップが終了すると、ステップ104に戻り、
制限時間およびキャッチボタン8eの状態が確認され、
変化がなければ、上記ステップ106ないしステップ1
21を繰り返す。このようにして、ステップ106ない
しステップ121により、プレーヤは、クレーンユニッ
ト本体9を所望の景品の直上に誘導することができる。 ゲーム進行の手順として、上記のようにクレーンユニッ
ト本体9のX・Y方向の位置が決ると、ネイルユニット
11による景品捕捉動作に移る。この景品捕捉動作は、
ステップ105においてキャッチボタンがONされる
と、ステップ122ないしステップ129によって自動
的に行われる。なお、以下のステップにおいて、“上”
および“下”は、ネイルユニット11の上下移動方向を
表す。具体的には小型のウイッチ機構によって索条体1
0が牽引および繰り出される。そしてもちろん、ネイル
ユニットの最上動位置および最下動位置を規制するため
に、上下各リミットスイッチがクレーンユニット本体9
に組み込まれいてる。 ステップ105においてキャッチボタン8eがONされ
たと判断されると(ステップ105でYES)、後リミ
ットスイッチと左リミットスイッチの少くともいずれか
一方がONとなっていないことを条件に(ステップ12
2でNO,ステップ123でNO)、ステップ124で
ネイル15が開かれ、下リミットスイッチがONとなる
まで、すなわち、ネイルユニット11が最下動位置をと
るまで、上下駆動モータが下方向に駆動される(ステッ
プ125,ステップ126,ステップ127)。ネイル
ユニット11の最下動位置は、その状態でネイルを閉じ
ると、かりに対応するプレイフィールド3上に景品が存
在する場合、この景品をネイルを閉じることによって捕
捉できる位置である。そうして、ステップ128で、ネ
イルが閉駆動される。なお、上記のように、ネイルユニ
ット11の捕捉動作の前提として、後リミットスイッチ
と左リミットスイッチのいずれか一方がONとなってい
ないこととしたのは、本例の箱体2の内壁における手前
左隅に景品受けポケット16が設けられており、この景
品受けポケット16の直上にネイルユニット11がある
ときに捕捉動作を強行すると、ネイルユニット11が景
品受けポケット16に衝突する不都合が生じるからであ
る。 上記のようにネイルの閉駆動が行われた後は、続いてス
テップ102と同様の復帰動作が自動的に行われる。す
なわち、上リミットスイッチがONとなるまで、上下駆
動モータを上方向に駆動し、ネイルユニット11を上動
させ(ステップ130,ステップ131,ステップ13
2)た後、左リミットスイッチがONとなるまで、左右
方向駆動モータを左方向に駆動してクレーンユニット本
体9を左端まで移動させる(ステップ133,ステップ
134,ステップ135)とともに、後リミットスイッ
チがONとなるまで、前後方向駆動モータを後方向に駆
動してクレーンユニット本体9を後端まで移動させる
(ステップ136,137,138)。かりにステップ
128のネイルの閉動作によって景品がうまく捕捉され
ていると、上記復帰動作により、景品4は景品受けポケ
ット16の直上まで搬送されることになる。次いで、ス
テップ139でネイルを開動させて景品を景品受けポケ
ット16に落下させた後、ステップ140でネイルを閉
じて初期状態に戻る。景品受けポケット16に落とし込
まれた景品は、箱体2の前面の景品払い出し部17に排
出され、プレーヤは景品を手にすることができる。 以下、ステップ141ないしステップ148は、景品補
給手段19の制御フローである。ステップ141におい
て景品払い出し検知手段24が景品払い出しを検知する
と(ステップ141でYES)、ステップ141で景品
払い出し予定数Xから1が減じられる。景品払い出し検
知手段24が景品の払い出しを検知しない間は(ステッ
プ141でNO)、ステップ103ないしステップ14
0までのステップが繰り返される。次に、ステップ14
3においてステップ142によって1ずつ減じられるX
が0となっているかどうかが判断され、0となっている
場合、すなわち、予定の個数の景品の払い出しが終わる
と(ステップ143でYES)、景品補給手段19の駆
動を開始する。具体的には、上記回転板19aをモータ
によって回転させる。回転板19aが回転すると、その
各景品保持穴21が景品補給路20の開口20aと一致
するごとに、1個ずつ、景品が景品補給路20を介し
て、箱体2のプレイフィールド3上に落下捕球される。
この景品の補給数は、景品補給検知手段25からの信号
によってカウントされる。すなわち、景品補給検知手段
25が景品の補給を検知すると(ステップ145でYE
S)、ステップ146で補給の予定数Yから1が減じら
れ、これが0となった時点で(ステップ147でYE
S)上記回転板19aの回転が停止される。こうして景
品の補給が終わると、ステップ103からの各ステップ
が繰り返される。 なお、景品補給路20の下側の開口は、重力によってこ
の補給路を通って箱体2内に放出された景品が、プレイ
フィールド3の中央に落下するように設定することが好
ましく、このようにすると、プレイフィールド上での景
品4…に偏りをなくすことができる。 もちろん、この考案の範囲は上述の実施例に限定される
ものではない。本願考案は要するに、景品払い出しにし
たがって、マイクロコンピュータを中心として構成され
る制御手段によって景品をプレイフィールド上に補給す
ることである。実施例では、景品補給を開始するまでの
景品払い出し数X、および、景品補給数Yをマニュアル
で設定できることを前提としているが、たとえば、時間
帯によって上記XおよびYを変化させ、ゲームの難易度
を変化させるようにすることもできる。これには、たと
えば、上記XおよびYの数値の異なるテーブルを記憶装
置に記憶させておき、かつ、マイクロコンピュータ内に
時計機能を装備させ、時間帯によって異なるテーブルか
ら上記XおよびYの数値を読み込むようにすればよい。 また、実施例では、景品の補給数を景品補給検知手段か
らの信号によってカウントしているが、その他にも、た
とえば景品補給手段19の回転板19aの回転角度を時
間によって計ることにより、実質的に景品補給数をカウ
ントできるようにしてもよい。 さらに、クレーンユニット5の構成には、種々のものが
あり、また、その操作手法にも種々のものがある。よっ
て、これらの変更が本願考案の範囲に影響を及ぼすもの
ではない。 さらに、実施例では、箱体に対して予備景品ストッカが
直接的に連結されているが、景品補給路で連繋されてお
れば、とくに直接連結されていなくてもよい。また、景
品補給路は、重力を利用したものである必要はなく、コ
ンベア装置が付属していてもよい。
説明する。 第1図に示すように、本願考案のクレーンゲーム機1
は、基本的に、矩形の箱体2を備え、この箱体2の内部
底面で構成されるプレイフィールド3にある景品4…
を、箱体2の上部に装備されたクレーンユニット5を遠
隔操作して捕捉できるようになっている。 上記箱体2の上面および左右側面は、透明窓6…となっ
ており、プレイフィールド3の状況および上記クレーン
ユニット5の動きが外部から視認できるようになってい
る。プレーヤは、箱体2の上面手前側に配置された操作
部7の操作ボタン8を適宜操作することにより、上記ク
レーンユニット5を遠隔操作できる。 クレーンユニット5は、箱体2の内部空間の上方におい
て、X方向(箱体平面における横方向)およびY方向
(箱体平面における縦方向)に移動できるように支持さ
れ、かつ、上記の操作ボタン8によってX方向およびY
方向に移動制御できるクレーンユニット本体9と、この
クレーンユニット本体9から索条体10を介して上下移
動可能に吊持された、捕捉手段としてのネイルユニット
11とを有する。クレーンユニット本体9の支持機構と
しては、たとえば、第2図に模式的に示すように、縦方
向(Y方向)にのびる2本のガイドバー12間に、横方
向のガイドバー13を有するスライドユニット14を掛
け渡し状に支持させ、かつ、横方向のガイドバー13に
上記クレーンユニット本体9をスライド可能に支持させ
ることが考えられる。スライドユニット14のY方向へ
のスライド駆動は、たとえば、箱体2を構成する機枠に
おける上記縦方向のガイドバー12の両端近傍に支持さ
せた一対の固定滑車間に無端索条を掛け回し、この無端
索条の一部をスライドユニット14に連結するととも
に、上記固定滑車の一方をサーボモータなどのモータで
駆動するようにすればよい。また、クレーンユニット本
体9のX方向へのスライド駆動は、たとえば、スライド
ユニット14における横方向のガイドバー13の両端近
傍に支持させた一対の固定滑車間に無端索条を掛け回
し、この無端索条の一部をクレーンユニット本体9に連
結するとともに、上記固定滑車の一方をサーボモータな
どのモータで駆動するようにすればよい。 また、上記ネイルユニット11は、ソレノイドを駆動す
ることによって開閉可能なく字状に曲がった3本のネイ
ル15…を備え、上記クレーンユニット本体9からたと
えば小型のウィンチ機構を介して索条体10により吊持
されている。 上記のクレーンユニット5は、クレーンユニット本体9
のX・Y方向の移動、ネイルユニット11の上下動、ネ
イル15…の開閉のすべてを操作部7から操作できるよ
うにすることも可能であるが、本例では、第3図に操作
部7の詳細を示すように、操作ボタン8として、クレー
ンユニット本体9のX・Y方向の位置を制御する4個の
ボタン8a,8b,8c,8dと、景品を捕捉し、かつ
捕捉した景品を景品受け部16に落とし込む一連の動作
を自動的に行わせるキャッチボタン8eしか設けられて
いない。すなわち、プレーヤは、上記4個のボタン8a
(“前”ボタン),8b(“後”ボタン),8c
(“左”ボタン),8d(“右”ボタン)を操作してク
レーンユニット本体9をプレイフィールド上の所望の景
品4の直上に誘導し、そして、キャッチボタン8eを押
す。そうすると、ネイルユニット11が下動し、そして
ネイル15が開閉して景品を捕捉し、そしてこの景品を
箱体2の内壁手前左隅部に設けられた景品受けポケット
16の直上まで搬送し、そしてネイル15を開いて景品
を景品受けポケット16に落とし込むという一連の動作
が自動的に行われる。うまく景品を捕捉できれば、プレ
ーヤは、上記景品受けポケット16に落とし込まれた景
品を、箱体2の外面に設けられた景品払い出し部17か
ら取り出すことができる。なお、上記の動作は、後に、
クレーンゲーム機全体の制御の説明において再び説明す
る。 さて、次に、本願考案においては、第1図、第4図およ
び第5図に示すように、箱体2の奥方部上面に、予備景
品貯留手段としての予備景品ストッカ18が付設されて
いる。 この予備景品ストッカ18は、矩形箱形状を呈してお
り、その底部に配置される景品補給手段19によってこ
の予備景品ストッカ18から送り出された景品が、パイ
プ状の景品補給路20を介して上記箱体2内のプレイフ
ィールド3上に補給されるように、箱体2に対して連繋
されている。 上記景品補給手段19は、本例では、予備景品ストッカ
18の底部に開口する景品補給路20の開口に順次重な
るように環状に配置された複数の景品保持穴21を有す
る回転板19aによって構成されている。この回転板1
9aは、後記する制御手段22によって回転制御される
モータによって、回転させられる。ホッパ状に形成され
たガイド23が予備景品ストッカ18内の景品を上記回
転板19a上に集め、そうして、景品4…は、回転板1
9aの回転中に上記景品保持穴21のいずれかに嵌まり
込む。景品4…は、それを保持する保持穴21が上記景
品補給路20の開口20aに重なった時点で景品補給路
20に落とし込まれ、自重によって箱体2内のプレイフ
ィールド3上に供給される。 さて、本例では、第6図に示すように、上記クレーンユ
ニット5および景品補給手段19は、マイクロコンピュ
ータ22を中心とする制御手段によって制御される。こ
こで、クレーンユニット5の制御のための制御入力は、
操作部7における各操作ボタン8a,8b,8c,8
d,8eからのスイッチ信号であり、クレーンユニット
5におけるクレーンユニット本体9のX方向およびY方
向の過移動を阻止するための各リミットスイッチ(図示
略)からのスイッチ信号も使われる。 また、景品補給手段19を、箱体2からの景品払い出し
状況に応じて制御するために、景品受けポケット16か
ら外部へ排出された景品4を検出する景品払い出し検知
手段24が設けられ、これから出力される景品払い出し
検知信号が制御入力として使用される。また、景品補給
手段19からの景品補給個数を確認するため、景品補給
路20に設けた景品補給検知手段25からの景品補給信
号が使用される。なお、上記景品払い出し検知手段24
および景品補給検知手段25は、所定部位を通過する景
品に触れてON作動するマイクロスイッチで構成するこ
とができる。 さらにまた、本例では、後にフローチャートを参照して
マイクロコンピュータによる制御手法を説明するよう
に、上記景品補給手段19は、景品がX個払い出される
ごとにY個の景品を補給するように制御されるのである
が、上記XおよびYの数値を設定できるDIPスイッチ
がマイクロコンピュータ22に接続されている。なお、
このDIPスイッチは、ゲームの制限時間Tも設定でき
るようにしてある。 以下、上述の構成を備える本例のクレーンゲーム機の制
御の手法を第7図(a)ないし第7図(e)のフローチャート
に沿って説明する。 まず、ステップ101において、DIPスイッチから読
み込まれた上記景品払い出し個数X、景品補給個数Y、
およびゲーム制限時間T等、初期値が設定される。 次に、ステップ102において、クレーンユニット5を
初期状態、すなわち、ネイルユニット11が引き上げら
れ、かつ景品受けポケット16の直上に位置する状態に
戻される。この動作の詳細は後述する。 ステップ103でコインが投入されたことが確認される
と(ステップ103でYES)、ステップ104で制限
時間が経過しているかどうかが判断され、制限時間が経
過していると判断されると(ステップ104でYE
S)、終了動作が行われる。制限時間内である場合(ス
テップ104でNO)には、ステップ105でキャッチ
ボタン8eがONされたかどうかが判定され、ONされ
ていると(ステップ105でYES)、後述の景品捕捉
動作が行われる。キャッチボタン8eがオンされていな
い場合(ステップ105でNO)は、プレーヤによるク
レーンユニット5の操作が終了していない状態である。
以下、ステップ106ないしステップ121は、プレー
ヤの各ボタン(8a,8b,8c,8d)によるクレー
ンユニット5のX・Y方向の操作のためのフローであ
る。ここにおいて、“前”とは、箱体に向かって奥方
向、“後”とは箱体に向かって手前方向、“左”とは箱
体に向かって左方向、“右”とは箱体に向かって右方向
をそれぞれ表す。 ステップ106で“前”ボタンがONされているかどう
かが判断され、ONされていると(ステップ106でY
ES)、前リミットスイッチがONとなっていないこと
を条件に(ステップ107でNO)、ステップ108で
前後方向駆動モータが前方向に駆動される。“前”ボタ
ンがONされていないときは(ステップ106でN
O)、ステップ109で前後方向駆動モータのOFF状
態が保持される。ステップ110で“後”ボタンがON
されているかどうかが判断され、ONされていると(ス
テップ110でYES)、後リミットスイッチがONと
なっていないことを条件に(ステップ111でNO)、
ステップ112で前後方向駆動モータが後方向に駆動さ
れる。“後”ボタンがONされていないときは(ステッ
プ110でNO)、ステップ113で前後方向駆動モー
タのOFF状態が保持される。続いて“右”ボタンがO
Nされているかどうかがステップ114で判断され、O
Nされていると(ステップ114でYES)、右リミッ
トスイッチがONとなっていないことを条件に(ステッ
プ115でNO)、ステップ116で左右方向駆動モー
タが右方向に駆動される。“右”ボタンがONされてい
ないときは(ステップ114でON)、ステップ117
で左右方向駆動モータがOFF状態に保持される。そう
して、ステップ118で“左”ボタンがONされている
かどうかが判断され、ONされていると(ステップ11
8でYES)、左リミットスイッチがONとなっていな
いことを条件に(ステップ119でNO)、ステップ1
20で左右方向駆動モータが左方向に駆動される。
“左”ボタンがONされていないときは(ステップ11
8でNO)、ステップ121で左右方向駆動モータがO
FF状態に保持される。 以上のステップが終了すると、ステップ104に戻り、
制限時間およびキャッチボタン8eの状態が確認され、
変化がなければ、上記ステップ106ないしステップ1
21を繰り返す。このようにして、ステップ106ない
しステップ121により、プレーヤは、クレーンユニッ
ト本体9を所望の景品の直上に誘導することができる。 ゲーム進行の手順として、上記のようにクレーンユニッ
ト本体9のX・Y方向の位置が決ると、ネイルユニット
11による景品捕捉動作に移る。この景品捕捉動作は、
ステップ105においてキャッチボタンがONされる
と、ステップ122ないしステップ129によって自動
的に行われる。なお、以下のステップにおいて、“上”
および“下”は、ネイルユニット11の上下移動方向を
表す。具体的には小型のウイッチ機構によって索条体1
0が牽引および繰り出される。そしてもちろん、ネイル
ユニットの最上動位置および最下動位置を規制するため
に、上下各リミットスイッチがクレーンユニット本体9
に組み込まれいてる。 ステップ105においてキャッチボタン8eがONされ
たと判断されると(ステップ105でYES)、後リミ
ットスイッチと左リミットスイッチの少くともいずれか
一方がONとなっていないことを条件に(ステップ12
2でNO,ステップ123でNO)、ステップ124で
ネイル15が開かれ、下リミットスイッチがONとなる
まで、すなわち、ネイルユニット11が最下動位置をと
るまで、上下駆動モータが下方向に駆動される(ステッ
プ125,ステップ126,ステップ127)。ネイル
ユニット11の最下動位置は、その状態でネイルを閉じ
ると、かりに対応するプレイフィールド3上に景品が存
在する場合、この景品をネイルを閉じることによって捕
捉できる位置である。そうして、ステップ128で、ネ
イルが閉駆動される。なお、上記のように、ネイルユニ
ット11の捕捉動作の前提として、後リミットスイッチ
と左リミットスイッチのいずれか一方がONとなってい
ないこととしたのは、本例の箱体2の内壁における手前
左隅に景品受けポケット16が設けられており、この景
品受けポケット16の直上にネイルユニット11がある
ときに捕捉動作を強行すると、ネイルユニット11が景
品受けポケット16に衝突する不都合が生じるからであ
る。 上記のようにネイルの閉駆動が行われた後は、続いてス
テップ102と同様の復帰動作が自動的に行われる。す
なわち、上リミットスイッチがONとなるまで、上下駆
動モータを上方向に駆動し、ネイルユニット11を上動
させ(ステップ130,ステップ131,ステップ13
2)た後、左リミットスイッチがONとなるまで、左右
方向駆動モータを左方向に駆動してクレーンユニット本
体9を左端まで移動させる(ステップ133,ステップ
134,ステップ135)とともに、後リミットスイッ
チがONとなるまで、前後方向駆動モータを後方向に駆
動してクレーンユニット本体9を後端まで移動させる
(ステップ136,137,138)。かりにステップ
128のネイルの閉動作によって景品がうまく捕捉され
ていると、上記復帰動作により、景品4は景品受けポケ
ット16の直上まで搬送されることになる。次いで、ス
テップ139でネイルを開動させて景品を景品受けポケ
ット16に落下させた後、ステップ140でネイルを閉
じて初期状態に戻る。景品受けポケット16に落とし込
まれた景品は、箱体2の前面の景品払い出し部17に排
出され、プレーヤは景品を手にすることができる。 以下、ステップ141ないしステップ148は、景品補
給手段19の制御フローである。ステップ141におい
て景品払い出し検知手段24が景品払い出しを検知する
と(ステップ141でYES)、ステップ141で景品
払い出し予定数Xから1が減じられる。景品払い出し検
知手段24が景品の払い出しを検知しない間は(ステッ
プ141でNO)、ステップ103ないしステップ14
0までのステップが繰り返される。次に、ステップ14
3においてステップ142によって1ずつ減じられるX
が0となっているかどうかが判断され、0となっている
場合、すなわち、予定の個数の景品の払い出しが終わる
と(ステップ143でYES)、景品補給手段19の駆
動を開始する。具体的には、上記回転板19aをモータ
によって回転させる。回転板19aが回転すると、その
各景品保持穴21が景品補給路20の開口20aと一致
するごとに、1個ずつ、景品が景品補給路20を介し
て、箱体2のプレイフィールド3上に落下捕球される。
この景品の補給数は、景品補給検知手段25からの信号
によってカウントされる。すなわち、景品補給検知手段
25が景品の補給を検知すると(ステップ145でYE
S)、ステップ146で補給の予定数Yから1が減じら
れ、これが0となった時点で(ステップ147でYE
S)上記回転板19aの回転が停止される。こうして景
品の補給が終わると、ステップ103からの各ステップ
が繰り返される。 なお、景品補給路20の下側の開口は、重力によってこ
の補給路を通って箱体2内に放出された景品が、プレイ
フィールド3の中央に落下するように設定することが好
ましく、このようにすると、プレイフィールド上での景
品4…に偏りをなくすことができる。 もちろん、この考案の範囲は上述の実施例に限定される
ものではない。本願考案は要するに、景品払い出しにし
たがって、マイクロコンピュータを中心として構成され
る制御手段によって景品をプレイフィールド上に補給す
ることである。実施例では、景品補給を開始するまでの
景品払い出し数X、および、景品補給数Yをマニュアル
で設定できることを前提としているが、たとえば、時間
帯によって上記XおよびYを変化させ、ゲームの難易度
を変化させるようにすることもできる。これには、たと
えば、上記XおよびYの数値の異なるテーブルを記憶装
置に記憶させておき、かつ、マイクロコンピュータ内に
時計機能を装備させ、時間帯によって異なるテーブルか
ら上記XおよびYの数値を読み込むようにすればよい。 また、実施例では、景品の補給数を景品補給検知手段か
らの信号によってカウントしているが、その他にも、た
とえば景品補給手段19の回転板19aの回転角度を時
間によって計ることにより、実質的に景品補給数をカウ
ントできるようにしてもよい。 さらに、クレーンユニット5の構成には、種々のものが
あり、また、その操作手法にも種々のものがある。よっ
て、これらの変更が本願考案の範囲に影響を及ぼすもの
ではない。 さらに、実施例では、箱体に対して予備景品ストッカが
直接的に連結されているが、景品補給路で連繋されてお
れば、とくに直接連結されていなくてもよい。また、景
品補給路は、重力を利用したものである必要はなく、コ
ンベア装置が付属していてもよい。
第1図は本願考案のクレーンゲーム機の一実施例の全体
斜視図、第2図はクレーンユニットの模式図、第3図は
操作部の詳細平面図、第4図は第1図のIV−IV線断面
図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6図はブロッ
ク図、第7図(a)ないし第7図(e)は制御手段による制御
の手法の一例を示すフローチャートである。 1……クレーンゲーム機、2……箱体、5……クレーン
ユニット、17……景品払い出し部、18……予備景品
貯留手段、19……景補供給手段、22……制御手段、
24……製品払い出し検知手段。
斜視図、第2図はクレーンユニットの模式図、第3図は
操作部の詳細平面図、第4図は第1図のIV−IV線断面
図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6図はブロッ
ク図、第7図(a)ないし第7図(e)は制御手段による制御
の手法の一例を示すフローチャートである。 1……クレーンゲーム機、2……箱体、5……クレーン
ユニット、17……景品払い出し部、18……予備景品
貯留手段、19……景補供給手段、22……制御手段、
24……製品払い出し検知手段。
Claims (1)
- 【請求項1】景品が収容される箱体と、この箱体内部に
装備され、箱体の外部に配置された操作部を操作するこ
とによって遠隔操作できるクレーンユニットと、クレー
ンユニットを操作して捕獲した景品を排出する景品払い
出し部とを備えるクレーンゲーム機であって、 上記箱体に景品補給路を介してつながる予備景品貯留手
段と、上記景品払い出し部からの景品の払い出しを検知
する景品払い出し検知手段と、上記予備景品貯留手段の
景品を箱体内に補給する景品補給手段と、上記景品払い
出し検知手段からの景品払い出し信号を受け、この景品
払い出し信号にしたがって上記景品補給手段を制御する
制御手段とを備えることを特徴とする、クレーンゲーム
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13066788U JPH0615633Y2 (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | クレーンゲーム機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13066788U JPH0615633Y2 (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | クレーンゲーム機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0251594U JPH0251594U (ja) | 1990-04-11 |
JPH0615633Y2 true JPH0615633Y2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=31386042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13066788U Expired - Lifetime JPH0615633Y2 (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | クレーンゲーム機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0615633Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2511672Y2 (ja) * | 1990-06-27 | 1996-09-25 | 株式会社セガ・エンタープライゼス | クレ―ンゲ―ム機の景品展示基台 |
JP4497871B2 (ja) * | 2003-09-09 | 2010-07-07 | 株式会社バンダイナムコゲームス | 景品移動装置及び景品獲得型ゲーム装置 |
JP2014004192A (ja) * | 2012-06-26 | 2014-01-16 | Cyberstep Inc | ゲーム装置及びゲームシステム |
-
1988
- 1988-10-04 JP JP13066788U patent/JPH0615633Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0251594U (ja) | 1990-04-11 |
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