JPH06156317A - 車体閉断面部閉塞用発泡材 - Google Patents

車体閉断面部閉塞用発泡材

Info

Publication number
JPH06156317A
JPH06156317A JP31534692A JP31534692A JPH06156317A JP H06156317 A JPH06156317 A JP H06156317A JP 31534692 A JP31534692 A JP 31534692A JP 31534692 A JP31534692 A JP 31534692A JP H06156317 A JPH06156317 A JP H06156317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closed cross
section
foaming agent
cross sectional
foam material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31534692A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Ishikawa
昌浩 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP31534692A priority Critical patent/JPH06156317A/ja
Publication of JPH06156317A publication Critical patent/JPH06156317A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 車体の閉断面部4に断面略中央に位置するブ
ラケット6を設け、ブラケット6の内面に発泡材5を接
着する。発泡材5を閉断面部4の内壁面から浮かせて配
置でき、電着塗装時に塗料が閉断面部4の内壁面に発泡
材5に邪魔されることなく流れ、塗料の付き回り性が向
上する。また、塗装後の加熱乾燥工程で発泡材5を加熱
発泡させるとき、発泡材5が断面中央部から全方向に膨
張して閉断面部の内面全面に密着する。そのため、発泡
材を閉断面部の片側の内壁面に接着して取付ける場合に
比し発泡材の膨張距離が短くなり、熱ダレによる閉塞性
の低下を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体のピラー部等の閉
断面部に取付けられ、加熱処理によって膨張して閉断面
部を閉塞する発泡材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体の閉断面部内を介して伝達さ
れる振動騒音を低減すべく、閉断面部に車体の組立工程
で予め発泡材を取付けておき、塗装後の加熱乾燥工程で
発泡材を膨張させて閉断面部を閉塞するものが知られて
いる。この場合、閉断面部への発泡材の取付けは、特公
平1−56945号公報や特公平4−110280号公
報に見られるように、閉断面部の片側の内壁面に発泡材
を接着して行うを一般としているが、このものでは、車
体の電着塗装に際し閉断面部の発泡材接着箇所には塗料
が付かず、発錆の原因となることがあり、更には発泡材
が閉断面部の片側に偏って取付けられるため、発泡材と
閉断面部の反対側の内壁面との間の距離が長くなり、発
泡材がその加熱による膨張で反対側の内壁面に密着する
までに熱によるダレを生じて、閉断面部の閉塞性が低下
することもある。また、かかる不具合を解消するため、
特公平4−58376号公報により、閉断面部内にフッ
クを取付け、発泡材を閉断面部の内壁面から浮かせた状
態でフックに引掛け支持させるようにしたものも知られ
ているが、このものでは電着塗装時に閉断面部に流入す
る塗料液からの動圧を受けて発泡材が位置ずれすること
があり、上記の不具合を完全には解消できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑み、電着塗装に際しての閉断面部への塗料の付き回り
性を向上すると共に発泡材の位置決め精度や保持力を高
めて閉断面部の閉塞性も向上し得るようにすることをそ
の目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、車体の閉断面部に取付けられる、加熱処理に
よって膨張する発泡材であって、該発泡材を、閉断面部
の内壁面に端部で固定される、閉断面部の断面略中央部
に延設される板状ブラケットの両面に、閉断面部の内壁
面から浮かせて閉断面部の断面略中央部に位置するよう
に接着したことを特徴とする。
【0005】
【作用】閉断面部の内壁面に発泡材が接していないた
め、電着塗装に際しての閉断面部への塗料の付き回り性
が向上し、更に、発泡材は板状ブラケットの両面に接着
固定されるため、閉断面部への塗料液の流入によっても
位置ずれすることなく断面中央部に位置決め保持され、
加熱処理時に断面中央部から全方向に略均等に膨張して
閉断面部の内面全周に密着することになり、膨張距離が
短くなって熱ダレによる閉塞性の低下が抑制される。
尚、板状ブラケットの発泡材接着面には電着塗料が付か
ず、該接着面での発錆によって車体のもらい錆を生ずる
可能性があり、そのため板状ブラケットは防錆材料製と
し、更には加熱処理時の熱変形を生じないよう耐熱変形
性を有する材料で形成することが望ましい。
【0006】
【実施例】以下、図1に示す自動車車体のセンタピラー
の図中Aで示す部分への発泡材の取付けに本発明を適用
した実施例について説明する。
【0007】センタピラーは、図2に示す如く、アウタ
1とインナ2と中間のスティフナ3とをこれら各部材の
両側のフランジを重合させた状態で溶接することにより
構成されており、インナ2とスティフナ3とで構成され
る閉断面部4に、両者を溶接する前に図3(a)及び図
4(a)に示す如くシート状の発泡材5を取付け、車体
塗装後の加熱乾燥工程で発泡材5を加熱膨張させて、発
泡された発泡材5′により図3(b)及び図4(b)に
示す如く閉断面部4を閉塞する。
【0008】ここで、スティフナ3には、閉断面部4の
断面中央部に位置して上下方向にのびる板状ブラケット
6がその上下の屈曲部の端部において予め溶接されてお
り、このブラケット5の両側面にシート状発泡材5を接
着し、該発泡材5がスティフナ3及びインナ2から浮い
た状態で閉断面部の断面略中央部に配置されるようにし
た。尚、ブラケット6は防錆性及び耐熱変形性を有する
材料、例えば亜鉛メッキ鋼板や耐熱樹脂で形成される。
【0009】上記の構成によれば、車体組立後の電着塗
装に際し、閉断面部4の内壁面となるインナ2とスティ
フナ3の内面に発泡材5に邪魔されることなく塗料が流
れ、塗料の付き回り性が向上し、更に、閉断面部4内へ
の塗料液の流入によっても発泡材5は位置ずれすること
なく断面中央部に位置決め保持される。かくて、塗装後
の加熱乾燥工程において、発泡材5は断面中央部から全
方向にほぼ均等に膨張してインナ2及びスティフナ3の
内面に密着することになり、その膨張距離が短くなって
熱ダレの発生が抑制され、更に、発泡後の発泡材5′は
ブラケット6を詰み込み、その結果ブラケット6により
発泡材5′の位置ずれが防止され、閉断面部4の閉塞状
態が長期に亘って良好に維持される。
【0010】尚、上記実施例ではブラケット6をその上
下両端でスティフナ3に固定したが、図5に示す如くブ
ラケット6をL形としてその下端をスティフナ3に溶接
し、閉断面部4の断面中央に位置するブラケット6の上
部にこれを被包するようにしてシート状発泡材5を折返
し、ブラケット6の両面に発泡材5を接着しても良い。
これによれば、ブラケット6の発泡材接着面への上方か
らの水の侵入が阻止され、防錆上有利である。
【0011】以上、センタピラーへの発泡材5の取付け
に本発明を適用した実施例について説明したが、図1に
Bで示すリヤピラーの部分や、Cで示すフロントルーフ
レールの部分や、Dで示すリヤルーフレールの部分とい
った車体の閉断面部への発泡材の取付けにも本発明は勿
論適用できる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、車体の電着塗装に際しての閉断面部への塗料
の付き回り性が向上すると共に、発泡材の位置決め精度
や保持力が向上し、発泡材の加熱発泡時の熱ダレを抑制
して閉断面部の閉塞性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車体の斜視図
【図2】 そのセンタピラーの斜視図
【図3】 (a)(b)は図2のIII−III線で截断した
発泡前と後の状態を示す断面図
【図4】 (a)(b)は図2のIV−IV線で截断した発
泡前と後の状態を示す断面図
【図5】 他の実施例を示す図3(a)に対応する断面
【符号の説明】
4 閉断面部 5 発泡材 6 ブラケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の閉断面部に取付けられる、加熱処
    理によって膨張する発泡材であって、該発泡材を、閉断
    面部の内壁面に端部で固定される、閉断面部の断面略中
    央部に延設される板状ブラケットの両面に、閉断面部の
    内壁面から浮かせて閉断面部の断面略中央部に位置する
    ように接着したことを特徴とする車体閉断面部閉塞用発
    泡材。
  2. 【請求項2】 前記板状ブラケットが防錆性及び耐熱変
    形性を有する材料で形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の車体閉断面部閉塞用発泡材。
JP31534692A 1992-11-25 1992-11-25 車体閉断面部閉塞用発泡材 Pending JPH06156317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31534692A JPH06156317A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 車体閉断面部閉塞用発泡材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31534692A JPH06156317A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 車体閉断面部閉塞用発泡材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06156317A true JPH06156317A (ja) 1994-06-03

Family

ID=18064311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31534692A Pending JPH06156317A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 車体閉断面部閉塞用発泡材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06156317A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6247287B1 (en) 1998-08-05 2001-06-19 Neo-Ex Lab, Inc. Structure and method for closing and reinforcing hollow structural members
US6357819B1 (en) 1998-11-30 2002-03-19 Neo-Ex Lab., Inc. Shaped foamable materials
US6467834B1 (en) * 2000-02-11 2002-10-22 L&L Products Structural reinforcement system for automotive vehicles
US6474726B1 (en) 1999-08-05 2002-11-05 Mazda Motor Corporation Automobile bodyshell frame structure
US7484946B2 (en) 2005-08-19 2009-02-03 Zephyros, Inc. Method and assembly for locating material within a structure
US7950723B2 (en) * 2005-06-07 2011-05-31 Zephyros, Inc. Noise reduction member and system

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6247287B1 (en) 1998-08-05 2001-06-19 Neo-Ex Lab, Inc. Structure and method for closing and reinforcing hollow structural members
US6357819B1 (en) 1998-11-30 2002-03-19 Neo-Ex Lab., Inc. Shaped foamable materials
US6474726B1 (en) 1999-08-05 2002-11-05 Mazda Motor Corporation Automobile bodyshell frame structure
US6467834B1 (en) * 2000-02-11 2002-10-22 L&L Products Structural reinforcement system for automotive vehicles
US7950723B2 (en) * 2005-06-07 2011-05-31 Zephyros, Inc. Noise reduction member and system
US7484946B2 (en) 2005-08-19 2009-02-03 Zephyros, Inc. Method and assembly for locating material within a structure

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5903454B2 (ja) 密閉型アルミニウム製ハニカム構造補強材
US7144071B2 (en) Multi segment parts
JP4243371B2 (ja) 自動車のボデーピラーのためのエネルギ吸収性の被覆体
US3400971A (en) Vehicle window mounting
JPH02175475A (ja) 車体構造部材への樹脂注入強化方法および注入樹脂のせき止め構造
GB2401349A (en) Reinforcement for a vehicle panel
JPH03276879A (ja) 自動車用マッドガード
JPH06156317A (ja) 車体閉断面部閉塞用発泡材
US7052072B2 (en) Sealing for an opening closure on a car body, especially in space-frame design
US20070246970A1 (en) Structural acoustic sound baffle for automotive sheet metal cavity applications
JP3567772B2 (ja) 不等厚センターピラー部材
JP2748683B2 (ja) 自動車の車体骨格部材とその製造方法
JPS5863542A (ja) 車体フロア構造
JP2903196B2 (ja) 発泡充填で補強されたボディ構造およびそのボディの補強方法
JPH0212090Y2 (ja)
US20050284047A1 (en) Window assembly for a motor vehicle
KR100528087B1 (ko) 차량 프레임의 소음방지판
CN114291167B (zh) 一种门槛梁结构及车辆
JP7151195B2 (ja) 防食構造の形成方法
GB2276903A (en) Motor vehicle window aperture infill arrangement
JPH06247221A (ja) ルーフモール取付方法
JPS6135446Y2 (ja)
JPH035176Y2 (ja)
JP3924950B2 (ja) 自動車の車体パネル
JPS6157230B2 (ja)