JPH06155825A - インパクトドットプリンタ装置 - Google Patents

インパクトドットプリンタ装置

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Publication number
JPH06155825A
JPH06155825A JP30897092A JP30897092A JPH06155825A JP H06155825 A JPH06155825 A JP H06155825A JP 30897092 A JP30897092 A JP 30897092A JP 30897092 A JP30897092 A JP 30897092A JP H06155825 A JPH06155825 A JP H06155825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platen
paper feed
knob
vibration
paper
Prior art date
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Pending
Application number
JP30897092A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoyuki Niimura
素行 新村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP30897092A priority Critical patent/JPH06155825A/ja
Publication of JPH06155825A publication Critical patent/JPH06155825A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インパクトドットプリンタの紙送りノブから
の発生音を抑える。 【構成】 紙送りノブ4をプラテン軸1aと紙送りモー
タ5の間の紙送り輪列3の回転軸3cに設置した。 【効果】 プラテン1からの振動が紙送りノブ4に伝わ
らなくなり、紙送りノブ4の振動・共振が回避され、部
品点数を増やすことなく、また、大きな構造変更なくし
て低騒音プリンタが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ装置に関する
もので、さらに詳しくは紙送りノブに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】今日、パーソナルコンピュータやワード
プロセッサーなど、OA機器の普及に伴い、その印字媒
体として使用されるプリンタの騒音問題が、オフィスや
一般家庭に於いてクローズアップされてきている。その
ため最近のプリンタにおいては、プリンタ自体の発生す
る騒音を極力抑える工夫や、発生した騒音を外装ケース
にて遮断するなどの工夫が凝らされている。
【0003】しかしながら、後者の工夫に於てプリンタ
の発生音を遮断するために設けた外装ケースは、時とし
てプリンタの音を特定の周波数で増幅させることがあ
る。それは、印字ヘッドが搭載されたキャリッジを移動
させたり、紙送りを行うためのモータの振動が外装ケー
スに伝わり、オペレータに直接対向し、プリンタ部品
中、最大の面積を持った外装ケースが振動して、オペレ
ータに直接、強い放射音を浴びせる場合や、ワイヤドッ
トプリンタのように、印字時の振動がプラテンを介して
外装ケースの外側にある紙送りノブに伝達され、印字の
振動の周波数と、紙送りノブの固有振動数が一致したと
きなどは、紙送りノブが共振して、やはりオペレータに
直接放射音を浴びせることになる。特に、後者の紙送り
ノブの振動を抑える従来技術としては、以下のものが存
在する。
【0004】図4に特開平4−29865に示される構
造を示す。この技術は、印字ヘッド6によって直接振動
させられたプラテン1のプラテン軸1aに紙送りノブ4
が取り付けられているプリンタに於いて、プラテン1か
ら伝わってくる振動を、プラテン軸1aと紙送りノブ4
との間に弾性部材20を挿入して減衰させ、紙送りノブ
4の振動を少なくし、音の放射を抑えようとするもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】まず、一般的なインパ
クトドットプリンタ装置のメカニカルな各部分の構造を
示した斜視図である図1を用いて、その印字動作につい
て説明する。
【0006】プリンタ本体の骨格は、垂直に立つ側面フ
レーム11・12、及びそれらを取り付けるベースとな
る下フレーム13とから形成されている。プラテン1
は、その側面フレーム11・12にプラテン軸受け2を
介してプラテン軸1aで支えられており、プラテン軸1
aとプラテン軸受け2は適度なクリアランスを持ち、プ
ラテン1はスムースに回転可能である。このプラテン1
と対向して印字ヘッド6が設置されている。印字ヘッド
6はキャリッジ7に固定され、キャリッジ7はキャリッ
ジモータ9と連動したベルト8によって、キャリッジガ
イド15・16にガイドされながらプラテン1と平行に
左右に移動する。
【0007】印字はこれらの印字ヘッド6とプラテン1
の間に於いて行われる。印字ヘッド6とプラテン1の間
には用紙14とともにインクリボン17が挿入され、印
字ヘッド6がインクリボン17を叩き、インクが用紙1
4に転写される。用紙14はプラテン1の回転とともに
送られ、そのたびに1行の印字が行われる。プラテン1
の回転は、プラテン軸1aとキャリッジモータ9の間に
設けられた紙送り輪列3によって紙送りモータ5の動力
がプラテン1に伝えられ、行われる。
【0008】次に、図5を用いて本発明が解決しようと
する紙送りノブ4の音の発生について、その印字時の振
動伝達経路とともに説明する。
【0009】印字によってプラテン1は、印字ヘッド6
によりインクリボン17と用紙14を介して叩かれる。
このときの振動は、振動伝達経路21(図1参照)のよ
うにプラテン1を伝わり、プラテン軸1aからプラテン
軸受け2、側面フレーム11・12へと伝わる経路、も
う一つはプラテン軸1aから紙送りノブ4へと伝わる振
動伝達経路22の経路の2つがある。このうち、後者の
振動伝達経路22に沿って振動が伝達した場合は、プラ
テン軸1aの先に設けられた紙送りノブ4に振動が伝達
される。このとき、紙送りノブ4は2つの状況で音を発
生する。
【0010】1つは、紙送りノブ4が単純に振動し、紙
送りノブ4がある程度の面積を持ってプリンタケース1
0の外に露出しているため、音を発生する場合。
【0011】もう1つは、印字によって発生する振動の
周波数と、紙送りノブ4の固有振動数が一致した場合
で、このときはさきの場合より音の放射は大きくなる。
また、この場合はプラテン1と紙送りノブ4の間の振動
を完全に遮断しないと、紙送りノブ4の放射音は抑える
ことができない。
【0012】以上のように、印字ヘッド6に直接振動を
加えられるプラテン1のプラテン軸1aに紙送りノブ4
が装着されていると、プリンタケース10の外に位置す
る紙送りノブ4が共振・振動して音を発し、直接オペレ
ータの耳に音が到達して、不快な騒音として認識され
る。特開平4−29865号にて開示されているよう
に、プラテン軸1aと紙送りノブ4の間に弾性部材20
を挿入しても完全に振動を遮断できないために、特に共
振の場合などは充分な効果が得られにくい。
【0013】また、弾性部材20を設けた場合、近年の
プリンタように非常に効率よくレイアウトされた省スペ
ース指向のプリンタでは、新たに弾性部材20を装着し
た分のスペースが必要となり、プリンタの小型化が難し
くなるばかりか、部材が増えたことによるコストアップ
も問題となる。
【0014】さらに手動で紙送りをする際、プラテン軸
1aと紙送りノブ4とにそれぞれ回転方向で位置決め、
固定されている弾性部材20には、回転方向の捻り応力
が頻繁にかかることになり、ゴム製の弾性部材20自体
の耐久性も問題となっていた。
【0015】そこで本発明では、上記問題を解決しよう
とするものであり、印字に伴う振動により紙送りノブが
振動・共振し騒音が発生する、という現象を抑制し、騒
音の少ないインパクトドットプリンタ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、本発明のインパクトドットプリンタ装置で
は、印字ヘッドと対向して回転可能に支持されたプラテ
ンを有し、印字ヘッドとプラテン間に用紙を挿入して印
字せしめるインパクトドットプリンタ装置に於て、プラ
テンに紙送りモータからの動力を伝え、プラテンを回転
させる紙送り輪列を備え、この紙送り輪列の歯車間にバ
ックラッシュを設け、紙送り輪列には潤滑剤を塗布し、
手動でプラテンを回転させる紙送りノブを、プラテンと
紙送りモータ間の紙送り輪列の回転軸に取付たことを特
徴とする。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を以下に図面を用いて説明す
る。
【0018】本実施例では、印字ヘッド6に直接加振さ
れ振動するプラテン1と、その振動が紙送りノブ4に伝
達する経路である振動伝達経路22に於て、振動の伝達
を遮断すべく、最も確実な方法としてプラテン1のプラ
テン軸1aには紙送りノブ4を設けず、プラテン1に紙
送りモータ5からの動力を伝達するために設けられた、
バックラッシュと潤滑剤を有する紙送り輪列3の回転軸
3cに紙送りノブ4を設けた。以下にその説明を本実施
例を適用したインパクトドットプリンタの斜視図と平面
図である図2、図3を用いて説明する。
【0019】前にも述べたように紙送りノブ4は、プラ
テン軸1aには設けず、紙送り輪列3の一部である歯車
3bの回転軸3cに装着されている。手動でプラテン1
を回転させ、図示していない用紙14を送るときには、
紙送りノブ4を回転させることにより歯車3bとそれに
噛み合わさる紙送り輪列3が回転し、プラテン軸1aに
取り付けられた歯車3aに動力が伝えられ、従来技術を
用いたプリンタ装置と全く同様にプラテン1が回転して
紙送りすることができる。またこの際、紙送りノブ4は
回転軸3cに取り付けられているため、紙送りノブ4の
頻繁な回転による回転方向の応力に対しても、紙送りノ
ブの耐久性にのみ依存して品質は補償されるため、通
常、紙送りノブ4より耐久性の劣るゴム製弾性部材20
によって紙送り部の品質の低下を懸念する必要もない。
【0020】印字の際にも従来と同様に、プラテン1が
印字ヘッド6に叩かれ、プラテン1に振動が発生する
が、その振動の伝達は振動伝達経路23に沿って紙送り
輪列3の歯車3aから歯車3bに向かってなされる。し
かし、歯車3aおよび歯車3bを含む紙送り輪列3内の
各歯車間には、ガタとなるバックラッシュが存在し、か
つ、そのバックラッシュの隙間の間には潤滑剤が塗布さ
れている。このことにより振動伝達経路23に沿って伝
わってきた振動は、紙送り輪列部材3aから紙送りノブ
4が装着されている回転軸3cを軸とする歯車3bに到
達する間に効率よく減衰される。そして最終的に紙送り
ノブ4に伝わる振動はほとんど遮断されることになり、
従来の一般的なインパクトドットプリンタ装置のよう
に、紙送りノブ4がプラテン軸1aに装着されていたと
きの紙送りノブ4の振動の大きさと比べて格段に小さく
なる。よって紙送りノブ4は振動せず、プリンタケース
10の外側にあっても、オペレータに直接届くような騒
音を発生せずに印字可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明をインパクトドッ
トプリンタ装置に適用することによって、印字時に発生
した振動がプラテンから紙送りノブに伝達しなくなるた
め、プリンタケースの外に位置する紙送りノブが、振動
させられたり、共振の発生を回避することができる。故
に、新たな部材の追加や、耐久性の問題を考慮すること
なく、低コストで省スペースの低騒音プリンタが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なインパクトドットプリンタ装置のメカ
ニカルな部分の構造を示した斜視図。
【図2】本発明の実施例を示したインパクトドットプリ
ンタの斜視図。
【図3】本発明の実施例を示したインパクトドットプリ
ンタの平面図。
【図4】特開平4−29865号に基づく従来技術を示
したインパクトドットプリンタの斜視図。
【図5】印字時の振動伝達経路と、紙送りノブからの放
射音を示した従来のインパクトドットプリンタの平面
図。
【符号の説明】 1 プラテン 1a プラテン軸 2 プラテン軸受け 3 紙送り輪列 3a 歯車 3b 歯車 3c 回転軸 4 紙送りノブ 5 紙送りモータ 6 印字ヘッド 7 キャリッジ 8 ベルト 9 キャリッジモータ 10 プリンタケース 11 側面フレーム 12 側面フレーム 13 下フレーム 14 用紙 15 キャリッジガイド 16 キャリッジガイド 17 インクリボン 20 弾性部材 21 振動伝達経路 22 振動伝達経路 23 振動伝達経路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドと対向して回転可能に支持さ
    れたプラテンを有し、前記印字ヘッドと前記プラテン間
    に用紙を挿入して印字せしめるインパクトドットプリン
    タ装置に於て、前記プラテンに紙送りモータからの動力
    を伝え、前記プラテンを回転させる紙送り輪列を備え、
    該紙送り輪列の歯車間にバックラッシュを設け、前記紙
    送り輪列には潤滑剤を塗布し、手動で前記プラテンを回
    転させる紙送りノブを、前記プラテンと前記紙送りモー
    タ間の前記紙送り輪列の回転軸に取付たことを特徴とす
    るインパクトドットプリンタ装置。
JP30897092A 1992-11-18 1992-11-18 インパクトドットプリンタ装置 Pending JPH06155825A (ja)

Priority Applications (1)

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JP30897092A JPH06155825A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 インパクトドットプリンタ装置

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JP30897092A JPH06155825A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 インパクトドットプリンタ装置

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JPH06155825A true JPH06155825A (ja) 1994-06-03

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ID=17987415

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JP30897092A Pending JPH06155825A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 インパクトドットプリンタ装置

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