JPH06155346A - ロボットの教示装置 - Google Patents
ロボットの教示装置Info
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- JPH06155346A JPH06155346A JP33980192A JP33980192A JPH06155346A JP H06155346 A JPH06155346 A JP H06155346A JP 33980192 A JP33980192 A JP 33980192A JP 33980192 A JP33980192 A JP 33980192A JP H06155346 A JPH06155346 A JP H06155346A
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- JP
- Japan
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- robot
- force
- matrix
- orientation
- control
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Abstract
(57)【要約】
【目的】力制御の可能なロボットにおけるジョグ運転に
よる教示動作において障害物の破損を防止すること。 【構成】位置姿勢制御と力制御とを行うことのできるロ
ボットの教示装置において、ロボットのハンド部に配設
され、反力を検出する力覚センサと、ジョグ運転指令を
与える操作手段と、操作手段の操作状態に応じてロボッ
トをジョグ動作させる制御手段132と、ジョグ動作中
に力覚センサの出力する信号を入力118して、各反力
成分が予め設定された所定値を越えるか否かを判定する
判定手段126と、操作手段の操作状態にかかわらず、
判定手段により所定値を越えると判定される期間、その
方向のジョグ動作を禁止させる動作方向制限手段141
とを設けた。
よる教示動作において障害物の破損を防止すること。 【構成】位置姿勢制御と力制御とを行うことのできるロ
ボットの教示装置において、ロボットのハンド部に配設
され、反力を検出する力覚センサと、ジョグ運転指令を
与える操作手段と、操作手段の操作状態に応じてロボッ
トをジョグ動作させる制御手段132と、ジョグ動作中
に力覚センサの出力する信号を入力118して、各反力
成分が予め設定された所定値を越えるか否かを判定する
判定手段126と、操作手段の操作状態にかかわらず、
判定手段により所定値を越えると判定される期間、その
方向のジョグ動作を禁止させる動作方向制限手段141
とを設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位置決め制御と力制御
とを同時に行うことができるロボットにおける教示装置
に関する。特に、ジョグ運転による教示動作時に、動作
経路周辺に存在する障害物を破壊しないようにした装置
に関する。
とを同時に行うことができるロボットにおける教示装置
に関する。特に、ジョグ運転による教示動作時に、動作
経路周辺に存在する障害物を破壊しないようにした装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットに加工物体の表面を研磨させた
りバリ取りをさせる場合には、常時、加工物体に一定の
力がかかるように制御する必要がある。このために、ロ
ボットのハンド部に力覚センサを配設して、加工物体か
らハンドが受ける反力を検出して、この反力が指令値を
とるように工具の加工物体への接触圧力を制御してい
る。一方において、時々刻々指令される指令位置及び姿
勢に対する現実の工具の位置及び姿勢の偏差が零となる
ように位置姿勢決め制御が行われている。このように、
工具の加工物体に対する圧力を制御する必要があるロボ
ットでは、実際の加工に際して力制御と位置制御とが同
時に行われている。
りバリ取りをさせる場合には、常時、加工物体に一定の
力がかかるように制御する必要がある。このために、ロ
ボットのハンド部に力覚センサを配設して、加工物体か
らハンドが受ける反力を検出して、この反力が指令値を
とるように工具の加工物体への接触圧力を制御してい
る。一方において、時々刻々指令される指令位置及び姿
勢に対する現実の工具の位置及び姿勢の偏差が零となる
ように位置姿勢決め制御が行われている。このように、
工具の加工物体に対する圧力を制御する必要があるロボ
ットでは、実際の加工に際して力制御と位置制御とが同
時に行われている。
【0003】又、このような力制御と位置制御とが行わ
れるロボットにおける教示操作には、ロボットのハンド
部を把持して、工具先端点を必要な動作経路に沿って移
動させて教示させる方法と、操作盤を操作してジョグ運
転により工具先端点を必要な動作経路上に位置決めする
方法がある。
れるロボットにおける教示操作には、ロボットのハンド
部を把持して、工具先端点を必要な動作経路に沿って移
動させて教示させる方法と、操作盤を操作してジョグ運
転により工具先端点を必要な動作経路上に位置決めする
方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ジョグ
運転による方法は、作業者の操作盤の誤操作により工具
先端点が作業者の意図しない経路を移動して、動作経路
の周囲に存在する物体を傷つけたり、破壊したりすると
いう問題がある。また、このことを避けるためには、作
業者は慎重にロボットのジョグ運転を行わなければなら
ず、教示操作に時間がかかるという問題がある。本発明
は、上記の課題を解決するために成されたものであり、
力制御と位置制御とを同時に行うことのできるロボット
において、動作経路周囲に存在する物体を傷つけたり、
破壊したりすることを防止すると共にジョグ運転による
教示を効率良く行うことを目的とする。
運転による方法は、作業者の操作盤の誤操作により工具
先端点が作業者の意図しない経路を移動して、動作経路
の周囲に存在する物体を傷つけたり、破壊したりすると
いう問題がある。また、このことを避けるためには、作
業者は慎重にロボットのジョグ運転を行わなければなら
ず、教示操作に時間がかかるという問題がある。本発明
は、上記の課題を解決するために成されたものであり、
力制御と位置制御とを同時に行うことのできるロボット
において、動作経路周囲に存在する物体を傷つけたり、
破壊したりすることを防止すると共にジョグ運転による
教示を効率良く行うことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、ロボットの工具の位置及び姿勢を指令
された位置及び姿勢に追随させる位置姿勢制御と、ロボ
ットのハンド部に反力を検出する力覚センサを取り付
け、力覚センサの検出する反力を指令された反力に追随
させる力制御とを行うことのできるロボットの教示装置
において、ロボットのハンド部に配設され、反力を検出
する力覚センサと、ジョグ運転指令を与える操作手段
と、操作手段の操作状態に応じてロボットをジョグ動作
させる制御手段と、ジョグ動作中に力覚センサの出力す
る信号を入力して、各反力成分が予め設定された所定値
を越えるか否かを判定する判定手段と、判定手段により
所定値を越えると判定される期間、操作手段の操作状態
にかかわらず、その方向のジョグ動作を禁止させる動作
方向制限手段とを設けたことを特徴とする。
の発明の構成は、ロボットの工具の位置及び姿勢を指令
された位置及び姿勢に追随させる位置姿勢制御と、ロボ
ットのハンド部に反力を検出する力覚センサを取り付
け、力覚センサの検出する反力を指令された反力に追随
させる力制御とを行うことのできるロボットの教示装置
において、ロボットのハンド部に配設され、反力を検出
する力覚センサと、ジョグ運転指令を与える操作手段
と、操作手段の操作状態に応じてロボットをジョグ動作
させる制御手段と、ジョグ動作中に力覚センサの出力す
る信号を入力して、各反力成分が予め設定された所定値
を越えるか否かを判定する判定手段と、判定手段により
所定値を越えると判定される期間、操作手段の操作状態
にかかわらず、その方向のジョグ動作を禁止させる動作
方向制限手段とを設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】ロボットのハンド部には工具が加工物体から受
ける反力を検出する力覚センサが配設されている。ジョ
グ運転中、この力覚センサにより検出される反力の各成
分が判定手段により監視され、各成分が所定値を越えた
か否かが判定される。ある反力成分が所定値を越えた場
合には、動作方向制限手段により、操作手段の操作状態
にかかわらず、その所定値を越える方向の動作が禁止さ
れる。
ける反力を検出する力覚センサが配設されている。ジョ
グ運転中、この力覚センサにより検出される反力の各成
分が判定手段により監視され、各成分が所定値を越えた
か否かが判定される。ある反力成分が所定値を越えた場
合には、動作方向制限手段により、操作手段の操作状態
にかかわらず、その所定値を越える方向の動作が禁止さ
れる。
【0007】
【発明の効果】このように、操作手段の指令によりジョ
グ運転を行って動作経路を教示させる場合に、反力が大
きくなる方向への動作が制限されるので、周囲に存在す
る物体を傷つけたり、破壊したりすることが防止され
る。又、周囲の物体を傷つけたり、破壊したりする心配
がないことから、作業者はジョグ運転を迅速に行うこと
ができ、教示操作を効率良く行うことができる。
グ運転を行って動作経路を教示させる場合に、反力が大
きくなる方向への動作が制限されるので、周囲に存在す
る物体を傷つけたり、破壊したりすることが防止され
る。又、周囲の物体を傷つけたり、破壊したりする心配
がないことから、作業者はジョグ運転を迅速に行うこと
ができ、教示操作を効率良く行うことができる。
【0008】
【実施例】以下本発明を具体的な実施例に基づいて説明
する。図1は6軸多関節ロボットの機構を示した機構図
である。10がロボット本体であり、フロアに本体10
を固定するベース13が配設され、ベース13上にはコ
ラム12が固設されており、コラム12はボディ14を
回転自在に配設している。ボディ14はアッパーアーム
15を回動自在に軸支し、アッパーアーム15は、フォ
アアーム16を回動自在に軸支している。ボディ14、
アッパーアーム15、フォアアーム16は、それぞれ、
サーボモータSm1,Sm2,Sm3(図2参照)によって、
軸a,b,cの回りに回転駆動される。この回転角はエ
ンコーダE1,E2,E3によって検出される。フォア
アーム16の先端部にはリスト17がd軸の周りに回転
可能に軸支され、リスト17にはハンド18がe軸の周
りに回動自在に軸支されている。ハンド18のフランジ
18aはf軸の回りに回転可能に軸支されており、その
フランジ18aには円筒形状の力覚センサ30が固設さ
れている。
する。図1は6軸多関節ロボットの機構を示した機構図
である。10がロボット本体であり、フロアに本体10
を固定するベース13が配設され、ベース13上にはコ
ラム12が固設されており、コラム12はボディ14を
回転自在に配設している。ボディ14はアッパーアーム
15を回動自在に軸支し、アッパーアーム15は、フォ
アアーム16を回動自在に軸支している。ボディ14、
アッパーアーム15、フォアアーム16は、それぞれ、
サーボモータSm1,Sm2,Sm3(図2参照)によって、
軸a,b,cの回りに回転駆動される。この回転角はエ
ンコーダE1,E2,E3によって検出される。フォア
アーム16の先端部にはリスト17がd軸の周りに回転
可能に軸支され、リスト17にはハンド18がe軸の周
りに回動自在に軸支されている。ハンド18のフランジ
18aはf軸の回りに回転可能に軸支されており、その
フランジ18aには円筒形状の力覚センサ30が固設さ
れている。
【0009】力覚センサ30は図3に示すように、上部
フランジ30aと下部フランジ30bと円筒部30cと
で構成されており、上部フランジ30aがハンド18の
フランジ18aに固設され、下部フランジ30bに工具
台19が固設される。又、円筒部30cの側壁には図示
するx軸、y軸、z軸方向の3力成分と各軸の回りの各
モーメント成分の併せて6力成分を検出するための歪み
センサ31〜38が貼付されている。この歪みセンサ3
1〜38の出力する信号を処理して、中心点Oにかかる
反力の6力成分が演算される。尚、歪みセンサの出力か
ら6力成分を演算するための歪み変換行列は、例えば、
特開平2−24091号公報に記載されている方法によ
り求められる。
フランジ30aと下部フランジ30bと円筒部30cと
で構成されており、上部フランジ30aがハンド18の
フランジ18aに固設され、下部フランジ30bに工具
台19が固設される。又、円筒部30cの側壁には図示
するx軸、y軸、z軸方向の3力成分と各軸の回りの各
モーメント成分の併せて6力成分を検出するための歪み
センサ31〜38が貼付されている。この歪みセンサ3
1〜38の出力する信号を処理して、中心点Oにかかる
反力の6力成分が演算される。尚、歪みセンサの出力か
ら6力成分を演算するための歪み変換行列は、例えば、
特開平2−24091号公報に記載されている方法によ
り求められる。
【0010】力覚センサ30の下部フランジ30bには
工具台19が固設され、その工具台19にはバリ取り工
具11が固設されている。そして、d軸、e軸、f軸は
サーボモータSm4、Sm5、Sm6によって駆動される。
工具台19が固設され、その工具台19にはバリ取り工
具11が固設されている。そして、d軸、e軸、f軸は
サーボモータSm4、Sm5、Sm6によって駆動される。
【0011】図2は、本発明にかかる教示装置を含むロ
ボットの位置姿勢制御装置の電気的構成を示したブロッ
クダイヤグラムである。CPU20には、メモリ25、
サーボモータを駆動するためのサーボCPU22a〜2
2f、ジョグ運転の指令、教示点の指示等を行う操作盤
26が接続されている。ロボットに取付けられた各軸a
〜f駆動用のサーボモータSm1〜Sm6は、それぞれサー
ボCPU22a〜22fによって駆動される。
ボットの位置姿勢制御装置の電気的構成を示したブロッ
クダイヤグラムである。CPU20には、メモリ25、
サーボモータを駆動するためのサーボCPU22a〜2
2f、ジョグ運転の指令、教示点の指示等を行う操作盤
26が接続されている。ロボットに取付けられた各軸a
〜f駆動用のサーボモータSm1〜Sm6は、それぞれサー
ボCPU22a〜22fによって駆動される。
【0012】サーボCPU22a〜22fのそれぞれ
は、CPU20から出力される各軸のトルク指令値W1
〜W6に基づいて、サーボモータSm1〜Sm6の出力トル
クを制御する。各駆動軸に連結されたエンコーダE1〜
E6の出力α1〜α6はCPU20に入力しており、C
PU20による位置及び姿勢行列の演算に用いられる。
CPU20には操作盤26が接続されており、操作盤2
6の操作状態により、ジョグ運転による教示や教示され
た動作経路に沿った加工が実行される。メモリ25には
ロボットを教示点データに従って動作させるためのプロ
グラムが記憶されたPA領域とバリ取り工具11の位置
と姿勢を表す教示点データを記憶するPDA領域とが設
けられている。教示モードにおいて、複数の教示点にお
ける位置データと姿勢データはPDA領域に記憶され
る。また、バリ取り工具11は工具駆動回路23により
駆動され、力覚センサ30の各歪みセンサ31〜38の
信号は、CPU20に入力されるようになっている。
は、CPU20から出力される各軸のトルク指令値W1
〜W6に基づいて、サーボモータSm1〜Sm6の出力トル
クを制御する。各駆動軸に連結されたエンコーダE1〜
E6の出力α1〜α6はCPU20に入力しており、C
PU20による位置及び姿勢行列の演算に用いられる。
CPU20には操作盤26が接続されており、操作盤2
6の操作状態により、ジョグ運転による教示や教示され
た動作経路に沿った加工が実行される。メモリ25には
ロボットを教示点データに従って動作させるためのプロ
グラムが記憶されたPA領域とバリ取り工具11の位置
と姿勢を表す教示点データを記憶するPDA領域とが設
けられている。教示モードにおいて、複数の教示点にお
ける位置データと姿勢データはPDA領域に記憶され
る。また、バリ取り工具11は工具駆動回路23により
駆動され、力覚センサ30の各歪みセンサ31〜38の
信号は、CPU20に入力されるようになっている。
【0013】次に、本装置の作動について説明する。ロ
ボットの力と位置のフィードバック制御は、CPU20
により、図7、図8に示す手順に従って、図4に示す伝
達関数を用いて実行される。図7、図8に示すプログラ
ムは、微小時間間隔毎のタイマ割り込みにより繰り返し
起動されている。
ボットの力と位置のフィードバック制御は、CPU20
により、図7、図8に示す手順に従って、図4に示す伝
達関数を用いて実行される。図7、図8に示すプログラ
ムは、微小時間間隔毎のタイマ割り込みにより繰り返し
起動されている。
【0014】1)位置姿勢制御 各駆動軸のエンコーダE1〜E6により検出された角度
α1〜α6から、ワールド座標系におけるハンド座標系
の位置姿勢行列Xが演算される(ステップ200)。良
く知られたように、ロボットの各駆動軸の回転角(α1
〜α6)(以下、駆動軸の角度で表す座標系を「ジョイ
ント座標系」という)を用いて、フロアに固定された絶
対座標系0−XYZ(以下、「ワールド座標系」とい
う)で表されたハンド18のフランジ18aの中心に固
定された座標系(以下、「ハンド座標系」という)の位
置及び姿勢を表す行列(以下、「位置姿勢行列」とい
う)を求める関数gi,j (α1,…,α6)が存在す
る。現時点での位置姿勢行列はこの関数を用いて演算す
ることができる。
α1〜α6から、ワールド座標系におけるハンド座標系
の位置姿勢行列Xが演算される(ステップ200)。良
く知られたように、ロボットの各駆動軸の回転角(α1
〜α6)(以下、駆動軸の角度で表す座標系を「ジョイ
ント座標系」という)を用いて、フロアに固定された絶
対座標系0−XYZ(以下、「ワールド座標系」とい
う)で表されたハンド18のフランジ18aの中心に固
定された座標系(以下、「ハンド座標系」という)の位
置及び姿勢を表す行列(以下、「位置姿勢行列」とい
う)を求める関数gi,j (α1,…,α6)が存在す
る。現時点での位置姿勢行列はこの関数を用いて演算す
ることができる。
【0015】この位置姿勢行列Xに行列(I−A)が掛
け算され、位置姿勢のフィードバック値(I−A)Xが
演算される(ステップ202)。但し、Iは単位行列で
あり、Aは位置姿勢制御と力制御との組み合わせを調節
する選択行列であり、この選択行列Aは成分の全てが0
〜1の間の値をとる対角行列で表される。又、ワールド
座標系で表されたハンド座標系の指令位置姿勢行列Xt
に(I−A)が掛け算され、位置姿勢の指令値(I−
A)Xt が演算される(ステップ204)。そして、指
令値(I−A)Xt のフィードバック値(I−A)Xに
対する偏差(I−A)(X−Xt )が演算され(ステッ
プ206)、この偏差に逆ヤコビ行列J-1が掛け算さ
れ、ジョイント座標における角度偏差δt (=J-1(I
−A)(X−Xt ))が求められる(ステップ20
8)。ヤコビ行列Jは、上記関数gi,j (α1,…,α
6)に関する一次偏微分関数行列である。即ち、ヤコビ
行列Jは、ジョイント座標の微小変化Δαを位置姿勢行
列の微小変化ΔXに変換する変換行列である。上記の偏
差(I−A)(X−Xt )は、通常は小さいので、逆ヤ
コビ行列J-1によりジョイント座標系における角度偏差
δt を演算することができる。
け算され、位置姿勢のフィードバック値(I−A)Xが
演算される(ステップ202)。但し、Iは単位行列で
あり、Aは位置姿勢制御と力制御との組み合わせを調節
する選択行列であり、この選択行列Aは成分の全てが0
〜1の間の値をとる対角行列で表される。又、ワールド
座標系で表されたハンド座標系の指令位置姿勢行列Xt
に(I−A)が掛け算され、位置姿勢の指令値(I−
A)Xt が演算される(ステップ204)。そして、指
令値(I−A)Xt のフィードバック値(I−A)Xに
対する偏差(I−A)(X−Xt )が演算され(ステッ
プ206)、この偏差に逆ヤコビ行列J-1が掛け算さ
れ、ジョイント座標における角度偏差δt (=J-1(I
−A)(X−Xt ))が求められる(ステップ20
8)。ヤコビ行列Jは、上記関数gi,j (α1,…,α
6)に関する一次偏微分関数行列である。即ち、ヤコビ
行列Jは、ジョイント座標の微小変化Δαを位置姿勢行
列の微小変化ΔXに変換する変換行列である。上記の偏
差(I−A)(X−Xt )は、通常は小さいので、逆ヤ
コビ行列J-1によりジョイント座標系における角度偏差
δt を演算することができる。
【0016】この角度偏差δt に位置ゲインKP が掛け
算され、位置姿勢に関する最終指令モーメントMXt(=
KP J-1(I−A)(X−Xt ))が演算される(ステ
ップ210)。今、仮に、選択行列Aを零行列に等しく
すると、力のフィードバック制御はなくなるので(ステ
ップ224の力に関する最終指令モーメントMFtは0と
なる)、位置姿勢に関する最終指令モーメントMXTの検
出モーメントMd に対する偏差に応じて各駆動軸のサー
ボモータSm1〜Sm6の出力トルクが制御される(ステッ
プ228〜230)。この結果、検出されたハンド座標
系の位置姿勢行列Xが指令位置姿勢行列Xt に等しくな
るように各駆動軸のサーボモータSm1〜Sm6の出力トル
クが制御されることになる。
算され、位置姿勢に関する最終指令モーメントMXt(=
KP J-1(I−A)(X−Xt ))が演算される(ステ
ップ210)。今、仮に、選択行列Aを零行列に等しく
すると、力のフィードバック制御はなくなるので(ステ
ップ224の力に関する最終指令モーメントMFtは0と
なる)、位置姿勢に関する最終指令モーメントMXTの検
出モーメントMd に対する偏差に応じて各駆動軸のサー
ボモータSm1〜Sm6の出力トルクが制御される(ステッ
プ228〜230)。この結果、検出されたハンド座標
系の位置姿勢行列Xが指令位置姿勢行列Xt に等しくな
るように各駆動軸のサーボモータSm1〜Sm6の出力トル
クが制御されることになる。
【0017】2)力制御 力覚センサ30の各歪みセンサ31〜38の出力する信
号からハンド18のフランジ18aの中心に固定された
ハンド座標系における力の6成分fが演算される(ステ
ップ212)。次に、ハンド座標系における力の6成分
fをワールド座標系における力の6成分へ変換する行列
T(ジョイント座標α1〜α6の関数)を用いて、ワー
ルド座標系での力の6成分Fが求められる(ステップ2
14)。
号からハンド18のフランジ18aの中心に固定された
ハンド座標系における力の6成分fが演算される(ステ
ップ212)。次に、ハンド座標系における力の6成分
fをワールド座標系における力の6成分へ変換する行列
T(ジョイント座標α1〜α6の関数)を用いて、ワー
ルド座標系での力の6成分Fが求められる(ステップ2
14)。
【0018】この力の6成分Fに選択行列Aが掛け算さ
れ、力のフィードバック値AFが求められる(ステップ
216)。一方、力の6成分の指令値Ft に選択行列A
が掛け算され、指令値AFt が演算される(ステップ2
18)。この指令値AFt のフィードバック値AFに対
する偏差A(Ft −F)が演算され(ステップ22
0)、この偏差A(Ft −F)に転置ヤコビ行列JT が
掛け算されて、ジョイント座標系における各駆動軸回り
の偏差モーメントΔt (=JT A(Ft −F))が演算
され(ステップ222)、その偏差モーメントΔt に力
ゲインKf が掛け算されて、力制御に関する最終指令モ
ーメントMFt(=Kf Δt =Kf JT A(Ft −F))
が演算される(ステップ224)。又、検出された力の
6成分Fに転置ヤコビ行列JT が掛け算されて各駆動軸
にかかる検出モーメントMd (=JT F)が演算される
(ステップ226)。今、仮に、選択行列Aを単位行列
に等しくすると、位置姿勢のフィードバック制御はなく
なるので(ステップ210の位置姿勢に関する最終指令
モーメントMXtは0となる)、力制御に関する最終指令
モーメントMFtの検出モーメントMd に対する偏差に応
じて各駆動軸のサーボモータSm1〜Sm6の出力トクルが
制御される(ステップ228〜230)。この結果、検
出された力の6成分Fが力の6成分の指令値Ft に等し
くなるように各駆動軸のサーボモータSm1〜Sm6の出力
トクルが制御されることになる。
れ、力のフィードバック値AFが求められる(ステップ
216)。一方、力の6成分の指令値Ft に選択行列A
が掛け算され、指令値AFt が演算される(ステップ2
18)。この指令値AFt のフィードバック値AFに対
する偏差A(Ft −F)が演算され(ステップ22
0)、この偏差A(Ft −F)に転置ヤコビ行列JT が
掛け算されて、ジョイント座標系における各駆動軸回り
の偏差モーメントΔt (=JT A(Ft −F))が演算
され(ステップ222)、その偏差モーメントΔt に力
ゲインKf が掛け算されて、力制御に関する最終指令モ
ーメントMFt(=Kf Δt =Kf JT A(Ft −F))
が演算される(ステップ224)。又、検出された力の
6成分Fに転置ヤコビ行列JT が掛け算されて各駆動軸
にかかる検出モーメントMd (=JT F)が演算される
(ステップ226)。今、仮に、選択行列Aを単位行列
に等しくすると、位置姿勢のフィードバック制御はなく
なるので(ステップ210の位置姿勢に関する最終指令
モーメントMXtは0となる)、力制御に関する最終指令
モーメントMFtの検出モーメントMd に対する偏差に応
じて各駆動軸のサーボモータSm1〜Sm6の出力トクルが
制御される(ステップ228〜230)。この結果、検
出された力の6成分Fが力の6成分の指令値Ft に等し
くなるように各駆動軸のサーボモータSm1〜Sm6の出力
トクルが制御されることになる。
【0019】3)力及び位置姿勢制御 選択行列Aが零行列でも単位行列でもない場合には、力
と位置姿勢の同時制御が行われる。力制御に関する最終
指令モーメントMFtと位置姿勢に関する最終指令モーメ
ントMXtの和MFt+MXtの検出モーメントMd に対する
偏差によりトルク指令値Wが演算され(ステップ22
8)、各軸のトルク指令値W1〜W6がサーボCPU2
2a〜22fに出力され、サーボモータSm1〜Sm6の出
力トルクが指令トルクに等しくなるように制御される
(ステップ230)。この結果、検出された力の6成分
Fが力の6成分の指令値Ft に等しくなり、検出された
ハンド座標系の位置姿勢行列Xが指令位置姿勢行列Xt
に等しくなるように各駆動軸のサーボモータSm1〜Sm6
の出力トクルが制御されることになる。
と位置姿勢の同時制御が行われる。力制御に関する最終
指令モーメントMFtと位置姿勢に関する最終指令モーメ
ントMXtの和MFt+MXtの検出モーメントMd に対する
偏差によりトルク指令値Wが演算され(ステップ22
8)、各軸のトルク指令値W1〜W6がサーボCPU2
2a〜22fに出力され、サーボモータSm1〜Sm6の出
力トルクが指令トルクに等しくなるように制御される
(ステップ230)。この結果、検出された力の6成分
Fが力の6成分の指令値Ft に等しくなり、検出された
ハンド座標系の位置姿勢行列Xが指令位置姿勢行列Xt
に等しくなるように各駆動軸のサーボモータSm1〜Sm6
の出力トクルが制御されることになる。
【0020】尚、上記の説明において、指令位置姿勢行
列Xt はハンド18のフランジ18aの中心に固定され
たハンド座標系の位置及び姿勢を表す行列としている。
しかし、教示データとして、ワールド座標系で表したバ
リ取り工具11の位置姿勢行列が与えられた場合には、
バリ取り工具11の位置姿勢行列に工具行列(ハンド座
標系の位置姿勢行列をバリ取り工具11の位置姿勢行列
に変換する行列)の逆行列を掛けて、上記処理過程にお
けるハンド座標系の指令位置姿勢行列Xt を求める必要
がある。
列Xt はハンド18のフランジ18aの中心に固定され
たハンド座標系の位置及び姿勢を表す行列としている。
しかし、教示データとして、ワールド座標系で表したバ
リ取り工具11の位置姿勢行列が与えられた場合には、
バリ取り工具11の位置姿勢行列に工具行列(ハンド座
標系の位置姿勢行列をバリ取り工具11の位置姿勢行列
に変換する行列)の逆行列を掛けて、上記処理過程にお
けるハンド座標系の指令位置姿勢行列Xt を求める必要
がある。
【0021】次に、上記構成のロボットにおける教示動
作について、CPU20の処理手順を示した図5、図6
に示すフローチャートを参照して説明する。図5に示す
プログラムは、操作盤26のジョグ運転教示開始キーの
操作に応答して実行が開始される。
作について、CPU20の処理手順を示した図5、図6
に示すフローチャートを参照して説明する。図5に示す
プログラムは、操作盤26のジョグ運転教示開始キーの
操作に応答して実行が開始される。
【0022】ステップ100では、選択行列Aが零行列
に初期設定される。即ち、ジョグ運転による教示動作に
おいては、力制御は行われずに、位置姿勢制御のみが行
われる。次に、ステップ102において、操作盤26の
キーの操作状態が読取られ、ステップ104において、
動作指令キーがオン状態か否かが判定される。動作指令
キーがオン状態でなければ、ステップ106において教
示キーがオン状態か否かが判定され、オン状態であれ
ば、ステップ108において、その時のエンコーダE1
〜E6の出力値が読み込まれる。そして、ステップ11
0において、変換関数gを用いて、ワールド座標におけ
るハンド座標系の位置姿勢行列Xが演算される。さら
に、工具行列を用いて、バリ取り工具11の位置姿勢行
列が演算され、ステップ112において、その位置姿勢
行列は教示データとしてPDA領域に記憶され、ステッ
プ102に戻る。
に初期設定される。即ち、ジョグ運転による教示動作に
おいては、力制御は行われずに、位置姿勢制御のみが行
われる。次に、ステップ102において、操作盤26の
キーの操作状態が読取られ、ステップ104において、
動作指令キーがオン状態か否かが判定される。動作指令
キーがオン状態でなければ、ステップ106において教
示キーがオン状態か否かが判定され、オン状態であれ
ば、ステップ108において、その時のエンコーダE1
〜E6の出力値が読み込まれる。そして、ステップ11
0において、変換関数gを用いて、ワールド座標におけ
るハンド座標系の位置姿勢行列Xが演算される。さら
に、工具行列を用いて、バリ取り工具11の位置姿勢行
列が演算され、ステップ112において、その位置姿勢
行列は教示データとしてPDA領域に記憶され、ステッ
プ102に戻る。
【0023】又、ステップ106において、教示キーが
オン状態でないと判定された場合には、ステップ114
において、操作盤26の終了キーがオン状態か否かが判
定され、オン状態であれば、本動作は終了し、オン状態
でなければ、ステップ116において、操作キーの種類
に対応した処理が実行される。
オン状態でないと判定された場合には、ステップ114
において、操作盤26の終了キーがオン状態か否かが判
定され、オン状態であれば、本動作は終了し、オン状態
でなければ、ステップ116において、操作キーの種類
に対応した処理が実行される。
【0024】次に、ステップ104において、動作指令
キーがオン状態であると判定された場合には、ジョグ運
転を行うためのステップ118以下の処理が実行され
る。ステップ118では、力覚センサ30の各歪みセン
サ31〜38の出力が読み取られ、ステップ120にお
いて、上述したように、ワールド座標系における力の6
成分Fが演算される。そして、ステップ122では、エ
ンコーダE1〜E6の出力が読み取られ、ステップ12
4において、上述したように、ワールド座標系における
ハンド座標系の位置姿勢行列Xが演算される。
キーがオン状態であると判定された場合には、ジョグ運
転を行うためのステップ118以下の処理が実行され
る。ステップ118では、力覚センサ30の各歪みセン
サ31〜38の出力が読み取られ、ステップ120にお
いて、上述したように、ワールド座標系における力の6
成分Fが演算される。そして、ステップ122では、エ
ンコーダE1〜E6の出力が読み取られ、ステップ12
4において、上述したように、ワールド座標系における
ハンド座標系の位置姿勢行列Xが演算される。
【0025】次に、ステップ126において、力の6成
分Fの各成分Fi がしきい値Thi 以上か否かが判定さ
れ、少なくとも1つの成分がしきい値Thi を越えた場合
には、ステップ128に移行してそのことを記憶するた
めにフラグRが1に設定され、6成分が全てしきい値を
越えていない場合には、ステップ130において、その
ことを記憶するためにフラグRが0に設定される。
分Fの各成分Fi がしきい値Thi 以上か否かが判定さ
れ、少なくとも1つの成分がしきい値Thi を越えた場合
には、ステップ128に移行してそのことを記憶するた
めにフラグRが1に設定され、6成分が全てしきい値を
越えていない場合には、ステップ130において、その
ことを記憶するためにフラグRが0に設定される。
【0026】次に、ステップ132において、操作盤2
6の押下されている動作指令キーの種類に対応して、位
置姿勢行列の微小変化を示す行列ΔXt (以下、この行
列を「微小変化行列」という)が演算され、前制御周期
における指令位置姿勢行列Xt0 ` に微小変化行列ΔXt
が加算されて、今回の制御周期における指令位置姿勢行
列Xt が演算される。そして、ステップ134におい
て、この指令位置姿勢行列Xt に対して、図7、図8の
フィードバック制御プログラムが起動される。
6の押下されている動作指令キーの種類に対応して、位
置姿勢行列の微小変化を示す行列ΔXt (以下、この行
列を「微小変化行列」という)が演算され、前制御周期
における指令位置姿勢行列Xt0 ` に微小変化行列ΔXt
が加算されて、今回の制御周期における指令位置姿勢行
列Xt が演算される。そして、ステップ134におい
て、この指令位置姿勢行列Xt に対して、図7、図8の
フィードバック制御プログラムが起動される。
【0027】そして、指令位置姿勢行列Xt に対する位
置姿勢制御が完了すると、ステップ136において、フ
ラグRが1か否かが判定される。フラグRが1であれ
ば、力の6成分のうち少なくとも1成分がしきい値を越
えているので、ステップ138において、力覚センサ3
0の出力が読み取られ、力の6成分Fが演算される。そ
して、しきい値を越えている成分Fi の大きさが前制御
周期における測定値に比べて増加したか否かが判定さ
れ、成分Fi が増加した場合には、ステップ141以下
の動作禁止制御が行われる。
置姿勢制御が完了すると、ステップ136において、フ
ラグRが1か否かが判定される。フラグRが1であれ
ば、力の6成分のうち少なくとも1成分がしきい値を越
えているので、ステップ138において、力覚センサ3
0の出力が読み取られ、力の6成分Fが演算される。そ
して、しきい値を越えている成分Fi の大きさが前制御
周期における測定値に比べて増加したか否かが判定さ
れ、成分Fi が増加した場合には、ステップ141以下
の動作禁止制御が行われる。
【0028】ステップ141では、前制御周期における
指令位置姿勢行列Xt ' がフィードバック制御の指令値
とされ、図7、図8に示すフィードバック制御が実行さ
れる。これにより、力の6成分のうち、しきい値を越え
て増加する成分が存在する場合には、元の位置姿勢に戻
されることになり、動作指令キーにより指令された位置
変化及び姿勢変化が禁止されることになる。そして、ス
テップ142において、位置姿勢変化が禁止されたこと
を示すメッセージが操作盤26に表示され、ステップ1
02に戻る。尚、ステップ136において、フラグRが
0と判定された場合、ステップ140において力の成分
が拡大していないと判定された場合には、ステップ14
1の位置姿勢の戻し動作を行うことなく、ステップ10
2に戻る。
指令位置姿勢行列Xt ' がフィードバック制御の指令値
とされ、図7、図8に示すフィードバック制御が実行さ
れる。これにより、力の6成分のうち、しきい値を越え
て増加する成分が存在する場合には、元の位置姿勢に戻
されることになり、動作指令キーにより指令された位置
変化及び姿勢変化が禁止されることになる。そして、ス
テップ142において、位置姿勢変化が禁止されたこと
を示すメッセージが操作盤26に表示され、ステップ1
02に戻る。尚、ステップ136において、フラグRが
0と判定された場合、ステップ140において力の成分
が拡大していないと判定された場合には、ステップ14
1の位置姿勢の戻し動作を行うことなく、ステップ10
2に戻る。
【0029】この状態で、同一動作指令キーが押下され
続けると、その動作指令キーの指令する方向の微小な位
置姿勢の変化とその戻し動作が繰り返し実行されること
になり、結果的に、その動作指令キーによる動作が禁止
される。作業者は、この停止動作や操作盤26の表示に
より、動作が禁止されたことを知り、その動作指令キー
の押下を中止することができる。
続けると、その動作指令キーの指令する方向の微小な位
置姿勢の変化とその戻し動作が繰り返し実行されること
になり、結果的に、その動作指令キーによる動作が禁止
される。作業者は、この停止動作や操作盤26の表示に
より、動作が禁止されたことを知り、その動作指令キー
の押下を中止することができる。
【0030】ステップ126で力の6成分が全てしきい
値を越えていないと判定された場合には、ステップ13
6の判定がNOとなるので、ステップ102に戻り、同一
の動作指令キーが押下され続けている間、ステップ11
8〜ステップ134が繰り返し実行されることになり、
ステップ134のフィードバック制御により、ロボット
は、動作指令キーに応じて、順次、位置及び姿勢を変化
することになる。
値を越えていないと判定された場合には、ステップ13
6の判定がNOとなるので、ステップ102に戻り、同一
の動作指令キーが押下され続けている間、ステップ11
8〜ステップ134が繰り返し実行されることになり、
ステップ134のフィードバック制御により、ロボット
は、動作指令キーに応じて、順次、位置及び姿勢を変化
することになる。
【図1】本発明の具体的な実施例装置で使用されるロボ
ットを示した構成図。
ットを示した構成図。
【図2】ロボットの制御装置の構成を示したブロック
図。
図。
【図3】力覚センサの構造を示した構造図。
【図4】ロボットの力と位置姿勢のフィードバック制御
を示したブロック図。
を示したブロック図。
【図5】ジョグ運転による教示動作におけるCPUの処
理手順を示したフローチャート。
理手順を示したフローチャート。
【図6】図5に続くフローチャート。
【図7】ロボットの力と位置姿勢のフィードバック制御
におけるCPUの処理手順を示したフローチャート。
におけるCPUの処理手順を示したフローチャート。
【図8】図7に続くフローチャート。
10…ロボット 11…バリ取り工具 18…ハンド 18a…フランジ 20…CPU(制御手段、判定手段、動作方向制限手
段) 26…操作盤(操作手段) 30…力覚センサ 30a、30b…フランジ 31〜38…歪みセンサ ステップ100〜116、122、124、132、1
34、200〜230…制御手段 ステップ118、120、126〜130、136〜1
40…判定手段 ステップ141…動作方向制限手段
段) 26…操作盤(操作手段) 30…力覚センサ 30a、30b…フランジ 31〜38…歪みセンサ ステップ100〜116、122、124、132、1
34、200〜230…制御手段 ステップ118、120、126〜130、136〜1
40…判定手段 ステップ141…動作方向制限手段
Claims (1)
- 【請求項1】 ロボットの工具の位置及び姿勢を指令さ
れた位置及び姿勢に追随させる位置姿勢制御と、ロボッ
トのハンド部に反力を検出する力覚センサを取り付け、
力覚センサの検出する反力を指令された反力に追随させ
る力制御とを行うことのできるロボットの教示装置にお
いて、 ロボットのハンド部に配設され、反力を検出する力覚セ
ンサと、 ジョグ運転指令を与える操作手段と、 前記操作手段の操作状態に応じて前記ロボットをジョグ
動作させる制御手段と、 ジョグ動作中に前記力覚センサの出力する信号を入力し
て、各反力成分が予め設定された所定値を越えるか否か
を判定する判定手段と、 前記判定手段により所定値を越えると判定される期間、
前記操作手段の操作状態にかかわらず、その方向のジョ
グ動作を禁止させる動作方向制限手段とを備えることを
特徴とするロボットの教示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33980192A JPH06155346A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ロボットの教示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33980192A JPH06155346A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ロボットの教示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06155346A true JPH06155346A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18330944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33980192A Pending JPH06155346A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ロボットの教示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06155346A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000141259A (ja) * | 1999-01-01 | 2000-05-23 | Fanuc Ltd | ロボット制御装置 |
WO2009098056A1 (de) | 2008-02-09 | 2009-08-13 | Abb Ag | Verfahren und vorrichtung zum verbinden von formteilen |
KR100964961B1 (ko) * | 2009-02-25 | 2010-06-21 | 한국기계연구원 | 로봇의 직접교시 방법 |
JP2011093011A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-05-12 | Toyota Motor Corp | ロボットアーム制御装置、その制御方法及びプログラム |
JP2013107147A (ja) * | 2011-11-18 | 2013-06-06 | Amada Co Ltd | ワーク搬送機の衝突検出装置 |
JP2014128843A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Toyota Motor Corp | ロボットアーム教示システム及びロボットアーム教示方法 |
DE102016002338A1 (de) | 2015-03-06 | 2016-09-08 | Fanuc Corporation | Roboter-Steuerungsvorrichtung, die den erneuten Start eines Betriebsprogramms beurteilt |
US10406692B2 (en) | 2015-10-07 | 2019-09-10 | Seiko Epson Corporation | Robot system, robot, and robot control apparatus |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP33980192A patent/JPH06155346A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000141259A (ja) * | 1999-01-01 | 2000-05-23 | Fanuc Ltd | ロボット制御装置 |
WO2009098056A1 (de) | 2008-02-09 | 2009-08-13 | Abb Ag | Verfahren und vorrichtung zum verbinden von formteilen |
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DE102016002338A1 (de) | 2015-03-06 | 2016-09-08 | Fanuc Corporation | Roboter-Steuerungsvorrichtung, die den erneuten Start eines Betriebsprogramms beurteilt |
JP2016163928A (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | ファナック株式会社 | 動作プログラムの再開を判断するロボット制御装置 |
CN105936046A (zh) * | 2015-03-06 | 2016-09-14 | 发那科株式会社 | 判断动作程序的重新开始的机器人控制装置 |
US9808934B2 (en) | 2015-03-06 | 2017-11-07 | Fanuc Corporation | Robot control apparatus judging restart of operation program |
DE102016002338B4 (de) * | 2015-03-06 | 2018-02-08 | Fanuc Corporation | Roboter-Steuerungsvorrichtung, die den erneuten Start eines Betriebsprogramms beurteilt |
US10406692B2 (en) | 2015-10-07 | 2019-09-10 | Seiko Epson Corporation | Robot system, robot, and robot control apparatus |
US10828782B2 (en) | 2015-10-07 | 2020-11-10 | Seiko Epson Corporation | Robot system, robot, and robot control apparatus |
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