JPH0615474Y2 - スイッチング・レギュレータの保護回路 - Google Patents

スイッチング・レギュレータの保護回路

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JPH0615474Y2
JPH0615474Y2 JP12559488U JP12559488U JPH0615474Y2 JP H0615474 Y2 JPH0615474 Y2 JP H0615474Y2 JP 12559488 U JP12559488 U JP 12559488U JP 12559488 U JP12559488 U JP 12559488U JP H0615474 Y2 JPH0615474 Y2 JP H0615474Y2
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JP12559488U
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JPH0249330U (ja
Inventor
信裕 多田
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日本電気精器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、スイッチング・レギュレータの起動特性を
安定化させるためのスイッチング・レギュレータの保護
回路に関するものである。
〔従来の技術〕
スイッチング・レギュレータは整流回路と電力変換回路
との組み合わせによって構成されており、電力変換回路
の主要部である半導体スイッチング素子は、コントロー
ル回路によって入力電圧をON・OFF制御され、ON
とOFFの比率を調整することにより出力電圧を制御し
ている。従来のスイッチング・レギュレータにおいて
は、第2図に示すように、整流回路105の出力側に抵
抗109を介して接続された保護回路103が設けられ
ており、電源電圧のおおよそ50%以下の電圧で前記保
護回路103はその保護機能を生かし、スイッチング・
レギュレータにおいて発生する異常現象に対処してい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
スイッチング・レギュレータのテスト等のように、交流
電源電圧を徐々に上げて行く場合には、前述のように、
保護回路103は低電圧においてその保護機能を生かす
が、この低電圧では半導体スイッチング素子101はO
Nとならない。このため保護回路103は作動して、コ
ントロール回路をラッチさせ、永久に出力は立ち上がら
ない。
従って半導体スイッチング素子101がONとなる電圧
になっても、前述のラッチは続くので、スイッチング・
レギュレータが起動できない欠点があった。また、交流
電源電圧が正常のときに、スイッチング・レギュレータ
を起動させる場合においても、半導体スイッチング素子
101がONとなる前に保護回路103がその保護機能
が働くようになるので、保護回路103に遅延回路を設
けて、前記半導体スイッチング素子101の立上りに支
障のないように対処していた。
さらに、整流回路105の出力端子に並列接続されてい
るコンデンサ106の容量は大きいので、一旦保護回路
103が作動してスイッチング・レギュレータをOFF
とした後も、抵抗109を介して前記コンデンサ106
の放電電流の供給を受けて、保護回路103はラッチを
続け、交流電源をSWによって切り、ラッチを解くの
に時間を要していた。
この考案は、前述した課題を解決し、保護回路が適切な
時期にその保護機能を発揮できるよにすることによっ
て、スイッチング・レギュレータの起動特性の改善と安
全性を高めることを可能にするスイッチング・レギュレ
ータの保護回路を提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的を達成するために、この考案は、コントロー
ル回路2及び保護回路3を備えた半導体スイッチング素
子1と、前記半導体スイッチング素子1のコレクタ側に
接続された変換トランス4と、前記変換トランス4及び
半導体スイッチング素子1のエミツタ側に出力端子を接
続し、一次側交流電源に入力端子を接続した整流回路5
と、前記整流回路5の出力端子に並列接続されたコンデ
ンサ6と、一次側電源スイッチ8と、さらに前記変換ト
ランス4の二次側に接続された整流出力回路7とから構
成されたスイッチング・レギュレータにおいて、前記変
換トランス4の一次側に設けた補助巻線9と、ダイオー
ド13及び抵抗14を介して前記補助巻線9に接続され
たゲート回路を備え、ダイオート11を介して一次側電
源回路に接続されたSCR10と、前記SCR10のア
ノード側と前記保護回路3の間に挿入されたコンデンサ
12と、さらに前記SCR10のカソード側と前記保護
回路3の間に挿入された抵抗15とから構成された保護
回路の駆動部16を設けた。
〔作用〕
本考案の駆動部16を備えた保護回路3では、半導体ス
イッチング素子1がONにならないと、SCR10もO
Nとならないので、保護回路3の駆動部16として設け
られた回路は、導通状態とならない。即ち、半導体スイ
ッチング素子1が起動してから、保護回路3はその保護
機能を発揮するようになる。
また、前記駆動部16に含まれるコンデンサ12の容量
は小さいので、一次側電源スイッチ8をOFFすること
により、保護回路3のラッチを容易に解くことができ
る。
〔実施例〕
以下、この実施例について添付図面を参照しながら説明
する。
第1図は、この考案に係る保護回路を設けたスイッチン
グ・レギュレータの結線図であり、半導体スイッチング
素子1のベースとエミツタ間には保護回路3を備えたコ
ントロール回路2が接続されており、また前記半導体ス
イッチング素子1のコレクタは電源トランス4に、エミ
ツタは整流回路5に接続されている。
整流回路5の入力端子は一次側電源スイッチ8を経て交
流電源に接続されており、出力端子は前記半導体スイッ
チング素子1と変換トランス4の一次側に接続され、か
つ、コンデンサ6も並列接続されている。
前記変換トランス4の二次側には整流出力回路7が接続
されており、またSCR10のゲート回路へダイオード
13及び抵抗14を介してゲート電源を供給する補助巻
線9が、前記電源トランス4の一次側に設けられてい
る。
前記SCR10はダイオード11を介して直流電源の供
給を受け、さらに、アノード側はコンデンサ12を介し
て、カソード側は抵抗15を介して保護回路3に接続さ
れている。
前述の回路構成においては、半導体スイッチング素子1
がONしないとSCR10もONとならないので、抵抗
15を介してSCR10に接続されている保護回路3も
その保護機能を生かされない。
即ち、半導体スイッチング素子1のONと共に保護回路
3の保護機能が生かされるので、スイッチング・レギュ
レータの起動特性は改善され、安全性を高めることが可
能となる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によるスイッチング・レ
ギュレータの保護回路は、交流電源を徐々に立上げてゆ
くような場合においても保護回路の誤動作はなく、半導
体スイッチング素子の起動と共にその保護機能を発揮す
るようになるので、スイッチング・レギュレータの起動
特性を安定化させる効果がある。またコンデンサ12の
容量も小さくてよいので放電電流も小さく、保護回路が
作動してラッチを続けても、一次側電源スイッチをOF
Fとすることにより容易に保護回路のラッチを解くこと
ができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示す結線図、第2図は従来
の結線図である。 1…半導体スイッチング素子、 2…コントロール回路、 3…保護回路、 4…変換トランス、 5…整流回路、 6,12…コンデンサ、 7…整流出力回路、 8…電源スイッチ、 9…変換トランスの補助巻線、 10…SCR、 11,13…ダイオード、 14,15…抵抗、 16…保護回路の駆動部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コントロール回路(2)及び保護回路
    (3)を備えた半導体スイッチング素子(1)と、前記
    半導体スイッチング素子(1)のコレクタ側に接続され
    た変換トランス(4)と、前記変換トランス(4)及び
    半導体スイッチング素子(1)のエミツタ側に出力端子
    を接続し、一次側交流電源に入力端子を接続した整流回
    路(5)と、前記整流回路(5)の出力端子に並列接続
    されたコンデンサ(6)と、一次側電源スイッチ(8)
    と、さらに前記電源トランス(4)の二次側に接続され
    た整流出力回路(7)とから構成されたスイッチング・
    レギュレータにおいて、 前記変換トランス(4)の一次側に設けた補助巻線
    (9)と、ダイオード(13)及び抵抗(14)を介し
    て前記補助巻線(9)に接続されたゲート回路を備え、
    ダイオード(11)を介して一次側電源回路に接続され
    たSCR(10)と、前記SCR(10)のアノード側
    と前記保護回路(3)の間に挿入されたコンデンサ(1
    2)と、さらに前記SCR(10)のカソード側と前記
    保護回路(3)の間に挿入された抵抗(15)とから構
    成された保護回路の駆動部(16)を設けたことを特徴
    とするスイッチング・レギュレータの保護回路
JP12559488U 1988-09-26 1988-09-26 スイッチング・レギュレータの保護回路 Expired - Lifetime JPH0615474Y2 (ja)

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JPH0249330U JPH0249330U (ja) 1990-04-05
JPH0615474Y2 true JPH0615474Y2 (ja) 1994-04-20

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