JPH069585Y2 - スイッチング電源 - Google Patents

スイッチング電源

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JPH069585Y2
JPH069585Y2 JP1987096138U JP9613887U JPH069585Y2 JP H069585 Y2 JPH069585 Y2 JP H069585Y2 JP 1987096138 U JP1987096138 U JP 1987096138U JP 9613887 U JP9613887 U JP 9613887U JP H069585 Y2 JPH069585 Y2 JP H069585Y2
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俊夫 茶村
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、入力端から出力端に至る電力伝送ラインに直
列に挿入された三端子制御素子と、直流出力電圧が安定
化する方向に三端子制御素子を制御する制御回路と、入
力端に電源が投入されたとき動作を開始して三端子制御
素子の制御電極に起動信号を供給し、起動信号の供給時
から制御回路が動作を開始するまでの間、三端子制御素
子をオン状態に保つ起動回路とを備えることにより、安
定した制御動作が得られ、しかも、損失が少なく、高効
率のスイッチング電源が得られるようにしたものであ
る。
〈従来の技術〉 第2図はこの種のスイッチング電源の一般的な構成を示
すブロック図で、1及び2は入力端、3及び4は出力
端、5は三端子制御素子、6は制御回路、7は出力回路
である。三端子制御素子5はトランジスタ等によって構
成し、その主回路を、入力端子1から出力端子3に至る
電力伝送ラインに直列に接続してある。制御回路6は、
出力端3−4間に現われる直流出力電圧Vを監視し、
直流出力電圧Vが安定化する方向に、三端子制御素子
5を制御するもので、一般にはIC回路によって構成さ
れ、三端子制御素子5よりは前段の入力端側から動作電
源を得ている。三端子制御素子5は制御回路6から与え
られる制御信号によって、スイッチング制御方式によっ
て制御される。三端子制御素子5の出力は出力回路7を
経て出力端3,4に供給され、出力端3−4間に直流出
力電圧Vが得られる。三端子制御素子5がスイッチン
グ制御方式であるときは、出力回路7は整流平滑回路と
して構成される。
上記構成のスイッチング電源は、一般には、入力端1−
2間に入力される直流入力電圧Vよりも、出力端3−
4間から取出される直流出力電圧Vが低くなるステッ
プダウン方式のスイッチング電源となる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上述したように、従来のこの種のスイッチング電源で
は、制御回路6の動作電源を、三端子制御素子5よりは
前段の入力端側から取っていた。このため、次のような
問題点があった。
(イ)直流入力電圧Vは不安定な場合が多い。直流入
力電圧Vが安定であれば、三端子制御素子5や制御回
路6を備えて安定化する必要はない。このため、制御回
路6に不安定な動作電源が供給されることになり、制御
回路6による三端子制御素子5の制御動作が不安定にな
り、直流出力電圧Vの安定化に悪影響を及ぼす。
(ロ)制御回路6はIC回路で構成されていて、一般に
は定電流で動作する。一方、この種のスイッチング電源
では、直流入力電圧Vが直流出力電圧Vよりも高く
なるのが普通である。このため、制御回路6の動作電源
を、三端子制御素子5よりは前段の入力端側から取る従
来構成では、制御回路6での損失が増え、高効率のスイ
ッチング電源を実現することが困難である。
(ハ)IC回路で構成される制御回路6は、動作電源の
入力電圧範囲に制限がある。直流入力電圧Vが入力電
圧範囲内にあればよいが、入力電圧範囲を超えた場合に
は、例えば第3図に示すように、電圧ドロッパ8を付加
する必要がある。このため、損失が増え、効率が低下す
る。
(ニ)制御回路6は定電流動作をするといっても、その
消費電流は、電源電圧が高くなるにつれて、若干、上昇
する傾向にある。このため、直流入力電圧Vが高くな
るほど、損失が増え、効率が低下する。
〈問題点を解決するための手段〉 上述する従来の問題点を解決するため、本考案に係るス
イッチング電源は、主電極が入力端から出力端に至る電
力伝送ラインに直列に挿入された三端子制御素子と、前
記出力端に現われる直流出力電圧を監視し前記直流出力
電圧が安定化する方向に前記三端子制御素子を制御する
制御回路と、起動回路とを備えており、 前記制御回路は、動作電源を前記出力端側から得てお
り、 前記起動回路は、前記入力端側から動作電源が供給さ
れ、前記入力端に電源が投入されたとき動作を開始して
前記三端子制御素子の制御電極に起動信号を供給し、前
記起動信号の供給時から前記制御回路が動作を開始する
までの間、前記三端子制御素子をオン状態に保つこと を特徴とする。
〈作用〉 制御回路の動作電源を出力端側から得ることにより、制
御回路に対して安定な動作電源を供給できる。このた
め、制御回路による三端子制御素子の制御動作が安定化
され、直流出力電圧が高度に安定化される。
また、入力端から出力端に至る電力伝送ラインに直列に
三端子制御素子を挿入する回路構成では、前述したよう
に、スイッチング制御方式及び連続制御方式の何れの方
式を取る場合でも、一般には、直流出力電圧は直流入力
電圧よりも低くなる。従って、制御回路の動作電源を出
力端側から得ることにより、制御回路に対して、直流入
力電圧よりも低い直流出力電圧を供給し、制御回路の損
失を減少させ、効率を向上させることができる。
しかも、制御回路に対して、直流入力電圧よりも低い直
流出力電圧を供給するので、直流入力電圧がIC回路で
なる制御回路の入力電圧範囲を超えた場合でも、電圧ド
ロッパ等を付加する必要がなくなり、効率が向上する。
起動回路は、入力端側から動作電源が供給され、入力端
に電源が投入されたとき動作を開始して三端子制御素子
の制御電極に起動信号を供給し、起動信号の供給時から
制御回路が動作を開始するまでの間、三端子制御素子を
オン状態に保つから、制御回路の動作電源を出力端側か
ら得なければならない回路構成において、制御回路の起
動に必要な直流電源を、出力端側に確実に生じさせ、制
御回路及びスイッチング電源全体を確実に起動させるこ
とができる。
〈実施例〉 第1図は本考案に係るスイッチング電源の電気回路図で
ある。図において、第2図及び第3図と同一の参照符号
は同一性ある構成部分を示している。図示するように、
本考案においても、従来と同様に、入力端1,2から出
力端3,4に至る電力伝送ラインに直列に三端子制御素
子5の主回路を接続し、出力端3−4間に現われる直流
出力電圧Vを、制御回路6によって監視し、制御回路
6からの制御信号によって、直流出力電圧Vが安定化
する方向に三端子制御素子5を制御する。三端子制御素
子5はバイポーラトランジスタまたは電界効果トランジ
スタ等によって構成し、スイッチング制御方式によって
動作させる。
従来と異なって、制御回路6の動作電源を、出力端3,
4側から得るようにしたことである。この実施例では、
出力端3−4間に現われる直流出力電圧Vを制御回路
6の動作電源として用いている。
直流出力電圧Vは三端子制御素子5及び制御回路6に
よる安定化制御を受けた後の電圧であり、その値はある
一定の値で安定している。従って、この直流出力電圧V
を制御回路6の動作電源として用いることにより、制
御回路6に対して安定な動作電源を供給し、制御回路6
による三端子制御素子5の制御動作を安定化し、安定し
た直流出力電圧Vを得ることができる。
また、入力端1,2から出力端3,4に至る電力伝送ラ
インに直列に三端子制御素子5を挿入する回路構成の場
合、一般には、直流出力電圧Vは直流入力電圧V
りも低くなるステップダウン方式のスイッチング電源と
なる。従って、制御回路6の動作電源を出力端3−4側
から得ることにより、制御回路6に対して、直流入力電
圧Vよりも低い直流出力電圧Vを供給し、制御回路
6の損失を減少させ、効率を向上させることができる。
しかも、制御回路6に対して、直流入力電圧Vよりも
低い直流出力電圧Vを供給するので、直流入力電圧V
が制御回路6の入力電圧範囲を超えた場合でも、電圧
ドロッパ等を付加する必要がなくなり、効率が向上す
る。
9は起動時に三端子制御素子5を導通させる起動回路で
ある。起動回路9によって三端子制御素子5が導通する
と、そのときに出力端3,4側に現われる電圧が制御回
路6に供給され、制御回路6が動作を開始する。制御回
路6の動作開始により制御回路6から三端子制御素子5
に制御信号が送られ、定常動作に入る。
三端子制御素子5はトランジスタ51によって構成し、
トランジスタ51のエミッタ及びコレクタを入力端1か
ら出力端3に至る電力伝送ラインに直列に接続してあ
る。52はトランジスタ51のエミッタとベースとの間
に接続された抵抗である。
制御回路6はIC回路で構成され、出力端3側に現われ
る直流出力電圧Vを動作電源として利用するようにな
っている。制御回路6には、直流出力電圧Vを抵抗6
1,62によって分圧した電圧信号が入力されており、
この電圧信号に基づいて、直流出力電圧Vが一定とな
るように、トランジスタ51を制御する。制御回路6に
よるトランジスタ51の制御はスイッチング制御方式と
し、その時比率を制御することにより、直流出力電圧V
を安定化する。トランジスタ51のスイッチング動作
により、そのコレクタ側に得られるスイッチング出力
は、ダイオード71、チョークコイル72及びコンデン
サ73でなる出力回路7によって直流に変換され、出力
端3に直流出力電圧Vが得られる。
起動回路9は、トランジスタ91、抵抗92,93によ
って構成されている。10は起動後に起動回路9を停止
させる停止回路であって、起動回路9を構成するトラン
ジスタ91のベースにコレクタを接続したトランジスタ
101、直流出力電圧Vを分割してトランジスタ10
1のベースに与える抵抗102,103を備えて構成さ
れている。
起動時に、入力端1とアースとの間に直流入力電圧V
が印加されると、抵抗92を通して、トランジスタ91
のベースがドライブされ、トランジスタ91が導通す
る。トランジスタ91が導通すると、三端子制御素子5
を構成するトランジスタ51が導通し、出力回路7を経
て、出力端3側に電圧が現われる。この電圧は制御回路
6の動作電源となり、制御回路6が動作を開始する。制
御回路6の動作開始により、三端子制御素子5を構成す
るトランジスタ51が制御回路6からの制御信号を受け
て動作を開始し、定常動作状態に入る。
起動から定常動作に至る過程において、直流出力電圧V
があるレベルに達すると、停止回路10のトランジス
タ101が導通する。トランジスタ101が導通する
と、起動回路9のトランジスタ91がオフとなるので、
起動回路9は回路オープンとなる。起動回路9は第2図
の点線で示すように、三端子制御素子5を構成するトラ
ンジスタ51のベース側とアースとの間に抵抗94を接
続して構成することもできる。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案によれば、次のような効果が得
られる。
(a)制御回路の動作電源を出力端側から得ることによ
り、制御回路に対して安定な動作電源を供給し、制御回
路による三端子制御素子の制御動作を安定化し、安定し
た直流出力電圧が得られるようにしたスイッチング電源
を提供できる。
(b)制御回路の損失を減少させ、効率を向上させたス
テップダウン方式のスイッチング電源を提供できる。
(c)直流入力電圧が制御回路の入力電圧範囲を超えた
場合でも、電圧ドロッパ等を付加する必要がなく、高効
率のスイッチング電源を提供できる。
(d)起動回路は入力端側から動作電源が供給され入力
端に電源が投入されたとき動作を開始して三端子制御素
子の制御電極に起動信号を供給し、起動信号の供給時か
ら制御回路が動作を開始するまでの間、三端子制御素子
をオン状態に保つから、制御回路の動作電源を出力端側
から得なければならない回路構成において、制御回路の
起動に必要な直流電源を、出力端側に確実に生じさせ、
制御回路及びスイッチング電源全体を確実に起動させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るスイッチング電源の電気回路図、
第2図は従来のスイッチング電源のブロック図、第3図
は別の従来例におけるブロック図である。 1,2……入力端、3,4……出力端、5……三端子制
御素子、6……制御回路、9……起動回路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主電極が入力端から出力端に至る電力伝送
    ラインに直列に挿入された三端子制御素子と、前記出力
    端に現われる直流出力電圧を監視し前記直流出力電圧が
    安定化する方向に前記三端子制御素子を制御する制御回
    路と、起動回路とを備えるスイッチング電源であって、 前記制御回路は、動作電源を前記出力端側から得てお
    り、 前記起動回路は、前記入力端側から動作電源が供給さ
    れ、前記入力端に電源が投入されたとき動作を開始して
    前記三端子制御素子の制御電極に起動信号を供給し、前
    記起動信号の供給時から前記制御回路が動作を開始する
    までの間、前記三端子制御素子をオン状態に保つこと を特徴とするスイッチング電源。
  2. 【請求項2】前記直流出力電圧は、前記入力端に与えら
    れる直流入力電圧よりも低いことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載のスイッチング電源。
JP1987096138U 1987-06-23 1987-06-23 スイッチング電源 Expired - Lifetime JPH069585Y2 (ja)

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