JPH061542Y2 - 傾斜走行可能なリニアモータ式搬送装置 - Google Patents

傾斜走行可能なリニアモータ式搬送装置

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JPH061542Y2
JPH061542Y2 JP1988108304U JP10830488U JPH061542Y2 JP H061542 Y2 JPH061542 Y2 JP H061542Y2 JP 1988108304 U JP1988108304 U JP 1988108304U JP 10830488 U JP10830488 U JP 10830488U JP H061542 Y2 JPH061542 Y2 JP H061542Y2
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JP
Japan
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rail
linear motor
carriers
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horizontal
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JP1988108304U
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JPH0231232U (ja
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幸雄 茶山
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Tsubakimoto Chain Co
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Tsubakimoto Chain Co
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、リニアモータを駆動源としそれぞれ前輪、後
輪を具えてレール上を走行する前後キャリヤを有してな
るリニアモータ式搬送装置に関する。
従来技術及びその課題 従来、この種のリニアモータ式(モノレール)搬送装置
10は、第8図に示すように、モノレール11上を前後
輪12,13をそれぞれ有する前後キャリヤ141,1
2がリニアモータ17を駆動源にして走行し、図示し
ない搬送物を搬送するものである。
リニアモータ17は、例えば前後キャリヤ側に設けた一
次側電機子15とモノレール側11に設けた二次側導体
16とで構成され、前記一次側電機子15は、前後輪1
2,13の位置に夫々具えられた水平旋回可能な一対の
連結手段18,19を介して前後キャリヤの間にレール
11に対向して具えられている。
ところが、このようなリニアモータ式搬送装置10は、
連結手段18,19が垂直面内での旋回(すなわち、前
後方向の傾動)を許容する構造ではないため、前後キャ
リヤ141,142がレール11の垂直面内で傾斜(上昇
又は下降)した部分を走行するような場合、前後キャリ
ヤ141,142は前後方向に屈曲できず、円滑な走行が
妨げられる問題点を有している。
課題を解決するための手段 本考案は、リニアモータを駆動源としレール上を走行す
る前後輪をそれぞれ具えた前後キャリヤを有し、前記リ
ニアモータの一次側電機子と二次側導体の一方が前記レ
ール側に、他方が前記キャリヤ側に設けられたリニアモ
ータ式搬送装置において、前記前後キャリヤが垂直面内
において旋回可能な連結手段を介して水平フレームに連
結され、該水平フレームに前記一次側電機子又は二次側
導体が設けられているとともに、前記レールの下面に接
触しうるガイドローラを前記前後輪の中心からそれぞれ
前記レールに降ろした法線の進行方向両側に位置するよ
うに前記前後キャリヤに設けた構成により、前記課題を
解決したものである。
作用 本考案によると、例えば、前後キャリヤがレールの垂直
面内で傾斜する部分を走行する時、その走行にともなっ
て連結手段が垂直面内において旋回(屈曲)することが
できるので、前記キャリヤはレールの傾斜部分に沿って
通過することができる。
このとき、前後キャリヤは、レールの傾斜に関係なく、
自重によって垂直状態を維持しようとする。このため、
レールに対する前後キャリヤの交差角が直角でなくなろ
うとする。しかし、戦後キャリヤは、レールの下面に接
触しうるガイドローラを前後輪の中心からそれぞれレー
ルに降ろした法線の進行方向両側に位置するように有し
ているので、レールに対して略々直角状態を維持して走
行することができる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第3図に示すリニアモータ式搬送装置30
は、リニアモータ31を駆動源とした前後キャリヤ32
1,322を走行させて、搬送物(図示省略)を搬送する
ものである。
前後キャリヤ321,322は、断面コ字状のレール33
の内側33aを走行する前輪34を具えた前部フレーム
35と、後輪36を具えた後部フレーム37とが、第1
連結手段40と第2連結手段41を介して水平フレーム
38に連結されて構成されている。
前記前後部フーム35,37には、各々、レール33の
内面と外面を挾む4個の上部サイドローラ42と、4個
の下部再度ローラ43と、レールの下面に接触しうる2
個の下面ガイドローラ44とが具えられている。
下面カイドローラ44は、前後輪34,36の中心から
それぞれレール33に降ろした法線(図示せず。)の進
行方向両側に位置するように、前後部フレーム35,3
7に設けられている。後輪36の近くには電磁ブレーキ
45が設けられている。
第1の連結手段40,40は垂直面内における旋回を許
容するもので、各々、前後部フレーム35,37に具え
られた支持板50と、この支持板50に設けられた一対
の連結部材51,51に渡すように水平に枢着された水
平ピン52とで構成されている。
第2の連結手段41,41は水平面内での旋回を許容す
るもので、各々、水平ピン52の両側に垂直に設けられ
た垂直ピン53,53と、コ字状部分が垂直ピン53,
53に枢着され水平旋回するとともに水平フレーム38
を支持する水平旋回部材54とで構成されている。
前記水平ピン52と垂直ピン53は、前後輪34,36
の真下に位置した十字形状の十字部材55(第2図参
照)の水平部分と垂直部分とに各々相当する。
リニアモータ31は、前記水平フレーム38上に具えら
れた一次側電機子60と、鉄等の磁性材料からなる前記
レール33の下面に設けられたアルミ等の非磁性材料か
らなる二次側導体61とで構成されている。なお、レー
ルそのものが二次側導体であることもある。又、アルミ
等の非磁性材料からなるレール33に鉄等の磁性材料と
アルミ等の非磁性材料からなる二次側導体61を積層
し、サンドイッチ構造にして、二次側を構成することも
ある。
一次側電機子60への電力供給は、後部フレーム37に
設けた集電子62がレール33の内面33aの長手方向
に敷設されたトロリーレール63に接触して行われる。
前記キャリヤ321,322の走行速度あるいは走行距離
の検知は、前輪34に対向して前部フレーム35に設け
られたエンコーダ64によって行われる。
前後キャリヤ321,322の走行制御は、前記水平旋回
部材54,54に取り付けた断面角状のパイプ65の両
端に設けた制御盤66,66によって行なわれる。
次に、動作を説明する。
トロリーレール63から電力を得た一次側電機子60
は、二次側導体61との間に推力を生じさせ前後キャリ
ヤ321,322を第1,3図の矢印A方向に走行させ
る。
第3図のように、前後キャリヤ321,322がレール3
3の垂直面内でのカーブ部分67にさしかかると、前後
部フレーム35,37は、下面ガイドローラ44,44
の案内で、第3図に示すように、カーブ部分67に沿っ
て傾斜し、水平ピン52を中心に水平旋回部材54に対
して前後方向に屈曲する。即ち、前後キャリヤ321
322は、第1の連結手段40,40の部分で前後方向
に屈曲し、円滑に走行する。
又、前後キャリヤ321,322がレール33の水平面内
でのカーブ部分(例えば、第7図の「68」の部分)を
走行するときは、前後部フレーム35,37が上下のガ
イドローラ42,43の案内でこのカーブ部分の接線方
向に向きを規制され、水平フレーム38に対し垂直ピン
53,53を中心に水平屈曲する。すなわち、前後キャ
リヤ321,322は第2連結手段41,41の部分で水
平屈曲し、カーブ部分に沿って円滑に走行する。
次に、第4図乃至第6図に示すリニアモータ式搬送装置
70は、第2の連結手段81,81を第1の連結手段8
0,80の内側に設けたものである。
第1図乃至第3図の実施例と異なる部分に異なる符号を
付して説明する。
第1の連結手段80,80は垂直面内での旋回を許容す
るもので、各々、前後部フレーム35,37に具えられ
た支持板90と、この支持板90に設けられた一対の連
結部材91,91に渡すように水平に枢着された水平ピ
ン92と、この水平ピン92に枢着された前後傾動部材
95とで構成されている。
水平ピン92,92は前後輪34,36の真下に位置し
ている。
第2の連結手段81,81は水平面内での旋回を許容す
るもので、各々、前記前後傾動部材95に垂直に設けら
れた垂直ピン93と、コ字状部分が垂直ピン93に枢着
されて水平フレーム38を支持する水平旋回部材94と
で構成されている。
両垂直ピン93,93間の距離L1は、水平ピン92,
92間の距離L2より短く設定されている。前後キャリ
ヤ321,322がレール33の垂直面内でのカーブ部分
67にさしかかると、前後部フレーム35,37は、下
面のガイドローラ44,44の案内でカーブ部分67に
沿って傾斜し、水平ピン92を中心に前後傾動部材95
に対して屈曲する。すなわち、前後キャリヤ321,3
2は第1の連結手段80,80の部分で前後方向に屈
曲して、カーブ部分67を走行する。
又、第7図のように、前後キャリヤ321,322が矢印
B方向に走行しレール33の水平面内でのアーブ部分6
8にさしかかると、前後部フレーム35,37は、上下
部サイドローラ42,43の案内でカーブ部分68の接
線方向に向きを規制され、垂直ピン93を中心に水平旋
回部材94に対し水平屈曲する。即ち、前後キャリヤ3
1,322は第2の連結手段81,81の部分で水平屈
曲する。
この結果、前後部フレーム35,37とともに接線方向
に向いた前後傾動部材95,95の先端間に設けられて
いる一次側電機子60は、常にその中心がカーブ部分6
8への接点となり接線方向に向きを換えながら、二次側
導体61に沿って進むので、推力を減少することなく前
後キャリヤ321,322走行させる。
この第4図乃至第6図の実施例は、第1図乃至第3図の
実施例より水平面内でのカーブ部分68のカーブが急で
あっても、一次側電機子60は二次側導体61に確実に
対向し、そのため推力が減少しない。なお、前記各垂直
ピン、水平ピンと、各連結部材との連結は、メタル軸受
(図示省略)を介しておこなうと摩擦が低減できる。
さらに、以上の実施例の搬送装置は懸垂式であるが、跨
乗式であってもよい。
又、キャリヤ側に一次側電機子を設け、レールに二次側
導体を設けているが、この関係は逆であってもよい。
考案の効果 以上のように、本考案のリニアモータ式搬送装置による
と、垂直面内でのカーブ部分があっても前後キャリヤは
円滑に走行することができる。しかも、リニアモータ駆
動は車輪の粘着抵抗によらないため、大きな傾斜角での
走行も可能である。
従つて、レールの敷設を自由にでき、搬送システムのレ
イアウトが容易になる。
又、前後キャリヤがレールの傾斜部分を走行するとき、
下面ガイドローラによって、レールに対し略々直角状態
に保持されるため、前後キャリヤは、レールの傾斜部分
を安定して円滑に走行することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の実施例で、このうちに、 第1図は正面図で、第2図の1−1矢視断面図、 第2図は第1図の2−2矢視断面図、 第3図は前後キャリヤが傾斜部分を走行する場合の概略
正面図、 第4図乃至第6図は他の実施例で、このうち、 第4図は正面図で、第5図の4−4矢視断面図、 第5図は第4図の5−5矢視断面図、 第6図は前後キャリヤが傾斜部分を走行する場合の概略
正面図である。 第7図は前後キャリヤが水平面内でのカーブ部分を走行
する場合の概略平面図である。 第8図は従来例の概略正面図である。 30,70…リニアモータ式搬送装置 31…リニアモータ 321,322…前後キャリヤ 33…レール(モノレール) 34…前輪 36…後輪 40,80…連結手段 44…下面ガイドローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リニアモータを駆動源としレール上を走行
    する前後輪をそれぞれ具えた前後キャリヤを有し、前記
    リニアモータの一次側電機子と二次側導体の一方が前記
    レール側に、他方が前記キャリヤ側に設けられたリニア
    モータ式搬送装置において、 前記前後キャリヤが垂直面内において旋回可能な連結手
    段を介して水平フレームに連結され、該水平フレームに
    前記一次側電機子又は二次側導体が設けられているとと
    もに、前記レールの下面に接触しうるガイドローラを前
    記前後輪の中心からそれぞれ前記レールに降ろした法線
    の進行方向両側に位置するように前記前後キャリヤに設
    けたことを特徴とする、 リニアモータ式搬送装置。
JP1988108304U 1988-08-19 1988-08-19 傾斜走行可能なリニアモータ式搬送装置 Expired - Lifetime JPH061542Y2 (ja)

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JP1988108304U JPH061542Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19 傾斜走行可能なリニアモータ式搬送装置

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JPH0231232U JPH0231232U (ja) 1990-02-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3329328C2 (de) * 1983-08-13 1985-09-12 R. Stahl Fördertechnik GmbH, 7000 Stuttgart Tragschienenanordnung für Hängebahnen, Krane oder dergl.
JPS62225106A (ja) * 1986-03-24 1987-10-03 Daifuku Co Ltd リニアモ−タ利用の搬送設備

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JPH0231232U (ja) 1990-02-27

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