JPH06153288A - 車載用音響再生システム - Google Patents

車載用音響再生システム

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Publication number
JPH06153288A
JPH06153288A JP4291411A JP29141192A JPH06153288A JP H06153288 A JPH06153288 A JP H06153288A JP 4291411 A JP4291411 A JP 4291411A JP 29141192 A JP29141192 A JP 29141192A JP H06153288 A JPH06153288 A JP H06153288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microphone
sound
vibration
signal
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP4291411A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Hayakawa
純一 早川
Izumi Saeki
泉 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP4291411A priority Critical patent/JPH06153288A/ja
Publication of JPH06153288A publication Critical patent/JPH06153288A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車室内にマイクロホンを設置したとき、この
マイクロホンで検出される車の振動成分による異音やハ
ウリングの発生を防止する車載用音響再生システムを提
供する。 【構成】 天井に設置されたマイクロホン1の近傍に振
動ピックアップ2が設置されている。マイクロホン1で
収集された信号は、マイクアンプ5で増幅されてDSP
7に入る。一方振動ピックアップ2で検出された信号
は、チャージアンプ6で増幅されてDSP7に入る。D
SP7ではマイクロホン1の信号のうち振動成分と振動
ピックアップ2の振動信号とを相殺する処理をする。こ
のためDSP7からは音の成分のみが出力され、パワー
アンプ8を介してスピーカ9から出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【課題を解決するための手段】この発明は車載用音響再
生装置に係り、特に車室内に設置したマイクロホンが収
集した車体の振動成分等を除去して、音場感を改善する
の好適な車載用音響再生システムに関する。
【0002】
【従来技術】従来、一般室内用として、任意の音場感を
実現するため、図4に示すように、室内の音を収集する
マイクロホン21を所定箇所に設け、このマイクロホン
21で室内音を収集し、マイクロホンアンプ25で増幅
した音信号を、デジタル・シグナル・プロセッサ(以下
DSPという)24で処理して遅延させたり、反射音や
残響音を加減して、室内所定箇所に設置された複数のス
ピーカ22から出力する音響再生装置が提供されてい
た。
【0003】また、車載用音響再生システムとして、上
記のようにマイクロホンを用いてスピーカからの楽音を
収集するものは、このマイクロホンに、車体に伝わる振
動等も信号として入ってしまっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の一般室
内用の音響再生装置を車室内にそのまま応用すると、車
室は狭いためスピーカとマイクロホン間の距離が余り確
保できず、スピーカからの音がマイクロホンに直接収集
され、この出力信号が増幅されてスピーカから出力され
るため、ハウリングが発生し易かった。
【0005】また、車載用音響再生システムとして、前
記のようにマイクロホンを用いて、スピーカからの楽音
を収集するものは、車体に伝わる振動等も信号としてマ
イクロホンに入ってしまい、異音やハウリングを発生さ
せる原因の1つとなっていた。
【0006】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは従来例の欠点を解消
し、車室内にマイクロホンを設置したとき、このマイク
ロホンで検出される車の振動成分による異音やハウリン
グを防止する車載用音響再生システムを提供するところ
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の車載用音響再
生システムは、車室内に、スピーカと、このスピーカか
ら出力された楽音を収集する第1マイクロホンと、信号
処理手段とを備え、第1マイクロホンによって収集され
た信号を信号処理手段で処理してスピーカから出力する
よう構成した車載用音響再生システムにおいて、前記第
1マイクロホンの近傍に振動ピックアップを設置し、こ
の振動ピックアップの振動信号と第1マイクロホンの出
力信号における振動成分とが前記信号処理手段で処理さ
れ、同成分が相殺されるよう構成したものである。
【0008】また、前記振動ピックアップに代えて第2
マイクロホンを設置し、この第2マイクロホンの音の導
入口前部に遮音材を配置して、音の成分を除去するよう
構成したものである。
【0009】更に、前記振動ピックアップに代えて前記
第1マイクロホンと略同特性を有した第3マイクロホン
を設置し、この第1マイクロホンと第3マイクロホンと
を組合わせて双指向性を持つよう構成したものである。
【0010】
【作用】この発明によれば、図1および図2に示すよう
に、車室内に設置された第1マイクロホンの近傍に振動
ピックアップや遮音材を備えた第2マイクロホンを設置
しているので、これら振動ピックアップや第2マイクロ
ホンで屋根(ルーフ)や天井材等の振動を検出し、振動
信号として出力させ、この振動信号と第1マイクロホン
の出力信号のうちの振動成分とを、信号処理手段で処理
して同成分を相殺することにより除去し、信号処理手段
からは出力しないようにしている。これにより、第1マ
イクロホンを設置したことによって発生する振動成分に
起因したハウリングの発生を防止することができる。
【0011】また、図3に示すように、第1マイクロホ
ンの近傍にこの第1マイクロホンと略同特性を有した第
3マイクロホンを、防振材で覆って設置し、この第1、
第3マイクロホンを組合せて、双指向特性を持たせてあ
るので、屋根や天井材からの振動を直接拾わず、第1、
第3マイクロホンで収集された同相の音信号を信号処理
手段で逆相にして合成し互に相殺して同相分を除去して
いる。このため同相でない信号成分のみが信号処理手段
から出力される。
【0012】
【実施例】この発明に係る車載用音響再生システムの実
施例を図1乃至図3に基づき説明する。図1は第1実施
例の構成を示すブロック図、図2は第2実施例の構成を
示すブロック図、図3は第3実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【0013】第1実施例では、図1に示すように、音を
含めた全体の信号を収集している第1マイクロホン1
と、この第1マイクロホンのごく近傍に振動ピックアッ
プ2を、車体の屋根3と車室内の内装による天井材4の
間に設置してある。第1マイクロホン1からの出力はマ
イクアンプ5を通って増幅され、信号処理手段であるD
SP7に入力される。一方振動ピックアップ2からの出
力はチャージアンプ6を通って増幅され、第1マイクロ
ホン1の出力と同様にDSP7に入力される。DSP7
においては両者の信号を処理し、第1マイクロホン1の
出力信号のうち車体の振動による成分が相殺されて取り
除かれ、音の成分のみが抽出されてパワーアンプ8に加
えられた後スピーカ9から出力される。
【0014】以上のような操作を経ることにより、スピ
ーカ9からは音の成分のみが出力されるため、第1マイ
クロホンを設置したことによって生じる天井のフレーム
や天井材4の共振による異音の再生がなくなると同時
に、この共振によって励起されるハウリングも防止する
ことができる。
【0015】第2実施例では、図2に示すように、音を
含めた全体の信号を収集している第1マイクロホン1
と、この第1マイクロホン1のごく近傍にもう一本の第
2マイクロホン10を、車体の屋根3と車室内の内装に
よる天井材4の間に設置してある。第2マイクロホン1
0の音の導入口の前部とその周囲には遮音材11が配置
され、第2マイクロホン10に音の成分がなるべく入力
しないように構成してある。このような構成により、第
2マイクロホン10には主に振動成分が取り込まれるこ
とになる。
【0016】第2マイクロホン10からの出力はマイク
アンプ12を通って増幅され、DSP7に入力される。
更に、第1実施例と同様にDSP7において第1マイク
ロホン1からの信号とともに処理され、第1マイクロホ
ン1の出力信号のうち振動による成分が相殺されて取り
除かれ、音の成分のみが抽出されてパワーアンプ8に加
えられた後スピーカ9から出力される。以上により、第
1実施例と同様、異音やハウリングの発生が防止でき
る。
【0017】第3実施例では、図3に示すように、音を
含めた全体の信号を収集している第1マイクロホン1
と、この第1マイクロホン1のごく近傍に、もう一本の
第1マイクロホン1と特性が略同一のもう一本の第3マ
イクロホン13を、車体の屋根3と車室内の内装による
天井材4の間に、音の導入口が反対側を向くように設置
してある。第1マイクロホン1および第3マイクロホン
13の音の導入口の前部には、ウィンドスクリーン14
が設けられると共に、第1マイクロホン1および第3マ
イクロホン13が防振材15によって覆われて設置さ
れ、車体の屋根3や天井材4からの振動を直接拾わない
ように構成してある。
【0018】第1マイクロホン1および第3マイクロホ
ン13からの出力は、それぞれマイクアンプ5およびマ
イクアンプ12を通って増幅され、ともにDSP7に入
力される。更に、DSP7において第1マイクロホン1
からの信号と第3マイクロホン13からの信号を、逆相
で合成するように処理することにより、第1、第3マイ
クロホン1、13に対して同相で入力されるような信号
に対しては、DSP7で相殺処理され、この信号が出力
されないように設定してある。従って、同相でない信号
成分のみが抽出されパワーアンプ8に加えられた後スピ
ーカ9から出力される。
【0019】このような構成により、第1マイクロホン
1と第3マイクロホン13は一つの双指向性のマイクロ
ホンとすることができる。
【0020】すなわち、第1、第3マイクロホン1、1
3に対して同相で入力されるような天井材4の振動や第
1、第3マイクロホン1、13から等距離にある音源か
らの信号は、出力されないことになり、不必要な音や振
動を拾わないよう設定することが可能となる。また、第
1、第3マイクロホン1、13の周りに防振材15を配
置したことにより、車体の屋根3や車室内の天井材4の
振動のうち、この双指向性マイクロホンに入ってくる同
相でない振動で生じる異音の発生が防止できる。
【0021】以上により、第3実施例においても第1実
施例と同様、異音やハウリングの発生が防止できる。
【0022】
【発明の効果】この発明に係る車載用音響再生システム
によれば、車室内に設置した第1マイクロホンにより収
集した音に対して、DSPで処理を施してスピーカから
再生する際に、車室内に音を収集するための、第1マイ
クロホンの近傍に振動ピックアップを取り付け、第1マ
イクロホンで収集した信号のうち振動成分を相殺するよ
う振動ピックアップの出力を接続し、また振動ピックア
ップに代わり第2マイクロホンを取り付け、この第2マ
イクロホンを、主に振動を拾うように音の入って来る経
路を遮音材で塞ぎ、前述の振動ピックアップ同様、振動
成分を相殺するようにDSPで処理することにより、車
体の屋根や内装の天井材の共振によって生じる異音を再
生することがなくなると同時に、この共振によって励起
されるハウリングも防止することができる。
【0023】また、振動ピックアップの代わりに取り付
ける第3マイクロホンが、前記、音を収集するための第
1マイクロホンと略同一の特性を持ち、この第1マイク
ロンホンと組みあわせて双指向特性を持つように構成
し、両マイクロホンに同相で入って来る振動成分や音を
相殺するようにすることにより、不必要な音や振動を拾
わないように設定することで、異音やハウリングの発生
防止も可能となる。
【0024】以上により、極めて自然な音場を車室内に
作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3実施例を示すブロック図である。
【図4】従来例の室内音響再生システムを示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 第1マイクロホン 2 振動ピックアップ 3 屋根 4 内装の天井材 5 マイクロホンアンプ 6 チャージアンプ 7 DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ) 8 パワーアンプ 9 スピーカ 10 第2マイクロホン 11 遮音材 12 マイクロホンアンプ 13 第3マイクロホン 14 ウィンドスクリーン 15 防振材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車載用音響再生装置に
係り、特に車室内に設置したマイクロホンが収集した車
体の振動成分等を除去して、音場感を改善するの好適
な車載用音響再生システムに関する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカと、このスピーカから出力され
    た楽音を収集する第1マイクロホンと、信号処理手段と
    を車室内に備え、第1マイクロホンによって収集された
    信号を信号処理手段で処理してスピーカから出力するよ
    う構成した車載用音響再生システムにおいて、 前記第1マイクロホンの近傍に振動ピックアップを設置
    し、この振動ピックアップの振動信号と、第1マイクロ
    ホンの出力信号における振動成分とが前記信号処理手段
    で処理され、同成分が相殺されるよう構成したことを特
    徴とする車載用音響再生システム。
  2. 【請求項2】 前記振動ピックアップに代えて第2マイ
    クロホンを設置し、この第2マイクロホンの音の導入口
    前部に遮音材を配置して、音の成分を除去するよう構成
    したことを特徴とする請求項1記載の車載用音響再生シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記振動ピックアップに代えて前記第1マ
    イクロホンと略同特性を有した第3マイクロホンを設置
    し、この第1マイクロホンと第3マイクロホンとを組合
    わせて双指向性を持つよう構成したことを特徴とする請
    求項1記載の車載用音響再生システム。
JP4291411A 1992-10-29 1992-10-29 車載用音響再生システム Pending JPH06153288A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4291411A JPH06153288A (ja) 1992-10-29 1992-10-29 車載用音響再生システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4291411A JPH06153288A (ja) 1992-10-29 1992-10-29 車載用音響再生システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06153288A true JPH06153288A (ja) 1994-05-31

Family

ID=17768547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4291411A Pending JPH06153288A (ja) 1992-10-29 1992-10-29 車載用音響再生システム

Country Status (1)

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JP (1) JPH06153288A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327278A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Nissan Motor Co Ltd 車両用マイクの遮音構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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