JP2006327278A - 車両用マイクの遮音構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両外部からの音振を遮断可能な車両用マイクの遮音材を提供する。
【解決手段】 車両の車室内に設けられた車両用マイクの遮音構造であって、前記車室は、前記マイクの配設部を備えた内壁部材を有し、前記マイクは、前記配設部に配設され、前記内壁部材と車両外壁との間に遮音材を設けることとした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両用マイクの遮音構造に関する。
従来、車両の車室内にスピーカとマイクを配設し、車室内において乗員同士の会話を補助する技術がある。この技術にあっては、スピーカを車両の後部座席近傍の天井部のヘッドライニングに配設させ、マイクを運転席近傍のピラーやステアリングやインストルメントパネル等に配設させるものがあった。そして、ドライバー等の会話を上記マイクで集音して、後部座席の乗員に聞き取りやすくするためにスピーカで拡声し、乗員同士の会話の補助を行っているものがあった。
ここで、近年、自動車の構成部品のモジュール化が図られ、上記ヘッドライニングも1つのモジュールとして製造されるようになってきた。このため、車室内会話補助装置も生産性を向上させるために、ヘッドライニング等の1つのモジュールに収納されることが望まれるようになった。
したがって、上記従来技術にあっては、マイクをスピーカとほぼ同一平面上のモジュール構成のヘッドライニングであるルーフモジュールに配設し、マイクをスピーカが配設されている部材と同じ部材であるルーフモジュールの同一面に配設している。
また、ヘッドライニングにマイクを配設する際には、このマイクの外縁に防振ゴムを設けることにより、ヘッドライニングの振動がマイクに伝達されることを抑制している(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−105989号公報
しかしながら上記従来技術にあっては、防振ゴムによってヘッドライニングの振動伝達を抑制するのみであり、車両外部からの音振を遮断または吸収することはできず、例えば雨音などのノイズもマイクに入力されてマイクの拡声音と干渉して聞き取りづらくなる、という問題があった。
本発明は上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、マイクに入力される車両外部からのノイズを低減可能な遮音材を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明では、車両の車室内に設けられた車両用マイクの遮音構造であって、前記車室は、前記マイクの配設部を備えた内壁部材を有し、前記マイクは、前記配設部に配設され、前記内壁部材と車両外壁との間に遮音材を設けることとした。
よって、マイクに遮音材を設けることで、マイクに入力される車両外部からのノイズを低減可能な車両用マイクの遮音材を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて説明する。
[概要]
図1は車両の天井であるヘッドライニング1の斜視図、図2は後部座席における車両天井部分の断面図、図3は拡大断面図である。ヘッドライニング1の後部にはマイク200を配設するマイク配設孔11が設けられ、このマイク配設孔11の鉛直上方から遮音材100が配設される。車両天井部分における外壁であるルーフパネル2とヘッドライニング1とはブラケット3により接続される。
遮音材100は長方形部材であり、ヘッドライニング1に両面テープや接着剤等により固定されてルーフパネル2とヘッドライニング1との間に配設される。本願実施例では両面テープ12により接着されるものとする。遮音材100とルーフパネル2及びヘッドライニング1の間に隙間が形成されないよう、遮音材100はルーフパネル2及びヘッドライニング1と完全に当接して配設される。
遮音材100は3層構造であり、鉛直上方から順に上層部110、中層部120、下層部130を有する。上層部110はウレタン材で形成された制振材であり、ルーフパネル2の振動を吸収する。中層部120はゴム材で形成された遮音材であり、上層部110と下層部130間の振動を遮断する。また、下層部130はフェルト材で形成され、吸音・遮音を行う。上述のように、この下層部130は両面テープ12でヘッドライニング1と接着される。
なお、上層部110は制振材であればウレタン材でなくともよく特に限定しない。同様に、中層部120も遮音作用があればゴム材でなくともよいし、下層部130も吸音・遮音材であれば材質は問わない。
下層部130の鉛直下方部分には、マイク200を嵌合させる凹部であるマイク嵌合孔140が設けられている。このマイク嵌合孔140に、ヘッドライニング1を挟んで鉛直下方からマイク200が嵌合される。これにより、マイク200はヘッドライニング1と当接することなく下層部130のみにより保持されるとともに、集音部210を除き全て下層部130に覆われることとなる。
[遮音材による音振遮断・吸収]
(鉛直上方からの音振遮断・吸収作用)
降雨時等、ルーフパネル2に振動が発生した場合、ルーフパネル2に接する遮音材100の上層部110によりルーフパネル2の振動が低減され、ルーフパネル2から発生する音が低減される。中層部120は遮音材であるため、上層部110の振動の大部分は中層部120により遮断される。
中層部120を透過した音振は吸音・遮音材である下層部130によりほぼ吸収される。したがって、ルーフパネル2の音振はマイク200にほとんど伝達せず、ルーフパネル2の音振がマイク200の発信音に影響を及ぼすことはない。
すなわち、単に遮音材100によってルーフパネル2側からの音を遮断するのみならず、遮音材100をルーフパネル2に当接させることにより、ルーフパネル2そのものの振動も低減できるので、非常に効果が高いものになり、さらに、三層構造とすることでその効果をより向上させている。
(ヘッドライニングからの振動伝達防止作用)
上述のように、遮音材100は下層部130においてヘッドライニング1と接着され、マイク200は下層部130のマイク嵌合孔140との嵌合によってのみ保持され、ヘッドライニング1と当接しない。したがって、ヘッドライニング1の振動は直接マイク200に伝達しない。
ヘッドライニング1に振動が発生したとしても、ヘッドライニング1とマイク200との間にはフェルト材で形成された下層部130が介在するため、ヘッドライニング1の振動は下層部130により吸収されてマイク200には伝達しない。
[従来例と本願実施例における作用効果の対比]
従来、マイクをヘッドライニングに配設した車両にあっては、マイクの外縁に防振ゴムを設けて振動を抑制しているが、マイクの鉛直上方には音振を遮断または吸収する部材が設けられていないため、雨音などマイクの鉛直上方からの音振を遮断または吸収することはできず、降雨時などはマイクの拡声音が聞き取りづらくなる、という問題があった。
これに対し本願実施例では、マイク200が配設される部分に遮音材100を設けた。これにより、ヘッドライニング1からの振動のみならずマイク200の鉛直上方からの音振が伝達することを抑制することが可能となり、マイク200の拡声音と外部からの音振との干渉を回避してマイク音が聞き取りづらくなることを回避できる。
また、遮音材100はルーフパネル2とヘッドライニング1との間に設けられ、遮音材100はルーフパネル2及びヘッドライニング1と隙間なく当接させることとした。これにより、遮音材100によりルーフパネル2及びヘッドライニング10の振動を確実に吸収するとともに、ルーフパネル2とヘッドライニング1との間から進入する音振を吸収・遮断することが可能となり、マイク200への音振伝達抑制効果をより向上させることができる。
また、遮音材100は、ウレタン材の上層部110、ゴム材の中層部120、及びフェルト材の下層部130の3層構造とした。これにより、ルーフパネル2の振動を上層部110で吸収し、中層部120において鉛直下方への音振を遮断するとともに、下層部130においても音振を吸収・遮断することで、音振がルーフパネル2からマイク200へ伝達することを確実に低減できる。
さらに、マイク200は遮音材100の下層部130に設けられたマイク嵌合孔140に嵌合され、マイク200は鉛直下面の拡声部210を除いた鉛直上方及び水平方向側面を全て下層部130に覆われることとした。これにより、ヘッドライニング1とマイク200との間に下層部130が介在させ、ヘッドライニング1の振動がマイク200に直接伝達することを回避し、音振遮断をより確実なものとすることができる。
(他の実施例)
以上、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
ヘッドライニングの斜視図である。 後部座席における車両天井部分の断面図である。 後部座席における車両天井部分の拡大断面図である。
符号の説明
1 ヘッドライニング
2 ルーフパネル
3 ブラケット
10 ヘッドライニング
11 マイク配設孔
12 両面テープ
100 遮音材
110 上層部
120 中層部
130 下層部
140 マイク嵌合孔
200 マイク
210 拡声部

Claims (7)

  1. 車両の車室内に設けられた車両用マイクの遮音構造であって、
    前記車室は、前記マイクの配設部を備えた内壁部材を有し、
    前記マイクは、前記配設部に配設され、
    前記内壁部材と車両外壁との間に遮音材を設けたこと
    を特徴とする車両用マイクの遮音構造。
  2. 請求項1に記載の車両用マイクの遮音構造において、
    前記遮音材は、前記車両外壁及び前記内壁部材に当接すること
    を特徴とする車両用マイクの遮音構造。
  3. 請求項2に記載の車両用マイクの遮音構造において、
    前記遮音材は、制振材と、音振遮断材と、吸音材の3層構造を有し、
    前記音振遮断材は、前記制振材と前記吸音材に挟まれ、
    前記制振材は、前記車両外壁に当接し、
    前記吸音材は、前記内壁部材に当接すること
    を特徴とする車両用マイクの遮音構造。
  4. 請求項1ないし請求項3に記載の車両用マイクの遮音構造において、
    前記マイクは、前記遮音材を介して前記配設部に配設されること
    を特徴とする車両用マイクの遮音構造。
  5. 請求項1ないし請求項4に記載の車両用マイクの遮音構造において、
    前記マイクは、一の乗員の声を集音するとともに、該音声情報を他の乗員の近傍に配置された拡声器に送信し、乗員同士の会話を補助する会話補助装置の構成品であること
    を特徴とする車両用マイクの遮音構造。
  6. 請求項1ないし請求項5に記載の車両用マイクの遮音構造において、
    前記遮音材は、前記マイクの集音部を除き、前記マイクの外周を全て被覆すること
    を特徴とする車両用マイクの遮音構造。
  7. 請求項1ないし請求項6に記載の車両用マイクの遮音構造において、
    前記内壁部材はヘッドライニングであって、
    前記車両外壁はルーフパネルであること
    を特徴とする車両用マイクの遮音構造。
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