JPH1118190A - ノイズキャンセルシステム - Google Patents
ノイズキャンセルシステムInfo
- Publication number
- JPH1118190A JPH1118190A JP9165560A JP16556097A JPH1118190A JP H1118190 A JPH1118190 A JP H1118190A JP 9165560 A JP9165560 A JP 9165560A JP 16556097 A JP16556097 A JP 16556097A JP H1118190 A JPH1118190 A JP H1118190A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microphone
- vibration
- signals
- vibration noise
- directions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】カメラ一体型ＶＴＲにおいて振動ノイズキャン
セルシステムを可能とし、マイクのデザイン上の制約を
無くすることにある。 【解決手段】Ｘ、Ｙ方向の角速度センサーからの信号を
利用する手段と、その信号を抜き出す回路及び遅延回路
を具備し、マイクを振動センサーとし、各々の信号の減
算手段により、振動ノイズをキャンセルできるように構
成した。
セルシステムを可能とし、マイクのデザイン上の制約を
無くすることにある。 【解決手段】Ｘ、Ｙ方向の角速度センサーからの信号を
利用する手段と、その信号を抜き出す回路及び遅延回路
を具備し、マイクを振動センサーとし、各々の信号の減
算手段により、振動ノイズをキャンセルできるように構
成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ一体型ＶＴ
Ｒ等、機器の外部及び内部からの振動発生源を有し、か
つ音声システムを具備する機器において、有効な振動ノ
イズキャンセルシステムに関する。
Ｒ等、機器の外部及び内部からの振動発生源を有し、か
つ音声システムを具備する機器において、有効な振動ノ
イズキャンセルシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】カメラ一体型ＶＴＲを一例にあげると、
振動ノイズ低減策としては、マイクをゴムで浮かして、
ダンパー効果により振動を伝わりにくくするのが一般的
であるが、電気的には、ツインカプセルマイクと称し
て、２個のマイクを互いに相対方向に配置して振動ノイ
ズが発生した場合、各々のマイクの振動方向が逆位相に
なるようにし、その２個のマイクの出力信号を加算して
振動ノイズキャンセルする方式が公知である。
振動ノイズ低減策としては、マイクをゴムで浮かして、
ダンパー効果により振動を伝わりにくくするのが一般的
であるが、電気的には、ツインカプセルマイクと称し
て、２個のマイクを互いに相対方向に配置して振動ノイ
ズが発生した場合、各々のマイクの振動方向が逆位相に
なるようにし、その２個のマイクの出力信号を加算して
振動ノイズキャンセルする方式が公知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記方式では振動に対
してはＸ方向、Ｙ方向の何れかの、一方向だけの振動に
に対してのみ効果がなく、実際の機器の振動ノイズに対
してキャンセルさせるには、マイクの配置を充分考慮し
なければならず、デザイン上の制約が大きく、またマイ
ク及びマイク回路が２系統必要になるためコストＵＰに
なっている。
してはＸ方向、Ｙ方向の何れかの、一方向だけの振動に
に対してのみ効果がなく、実際の機器の振動ノイズに対
してキャンセルさせるには、マイクの配置を充分考慮し
なければならず、デザイン上の制約が大きく、またマイ
ク及びマイク回路が２系統必要になるためコストＵＰに
なっている。
【０００４】本発明の目的はカメラ一体型ＶＴＲの振動
ノイズキャンセルシステムを提供することにある。
ノイズキャンセルシステムを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は機器の振動状態
においてＸ方向、Ｙ方向に各々配置した１対の角速度セ
ンサーからの振動ノイズを利用して、マイクからの音声
信号に含まれる振動ノイズをキャンセルすることで上記
課題を解決するものである。
においてＸ方向、Ｙ方向に各々配置した１対の角速度セ
ンサーからの振動ノイズを利用して、マイクからの音声
信号に含まれる振動ノイズをキャンセルすることで上記
課題を解決するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図１及
び図２により説明する。図１において、ａはカメラ一体
型ＶＴＲのカメラ（レンズ）部分を示す。ｂはカメラ一
体型ＶＴＲのマイク部分を示す。１はＸ（横）方向の振
動を検出する角速度センサーであり、１´はＹ（縦）方
向の振動を検出する角速度センサーである。
び図２により説明する。図１において、ａはカメラ一体
型ＶＴＲのカメラ（レンズ）部分を示す。ｂはカメラ一
体型ＶＴＲのマイク部分を示す。１はＸ（横）方向の振
動を検出する角速度センサーであり、１´はＹ（縦）方
向の振動を検出する角速度センサーである。
【０００７】従来技術である２及び２´は１及び１´の
信号を機器の振動による画面上での揺れ情報として必要
な信号を抜き出すためのバンドパスフィルター（以下Ｂ
ＰＦと称する）であり、３及び３´はその信号の増幅器
である。そして、１０は３及び３´の信号を読み取り、
画面上の揺れを補正するためのマイクロプロセッサー
（μ−ｃｏｍと称する）である。
信号を機器の振動による画面上での揺れ情報として必要
な信号を抜き出すためのバンドパスフィルター（以下Ｂ
ＰＦと称する）であり、３及び３´はその信号の増幅器
である。そして、１０は３及び３´の信号を読み取り、
画面上の揺れを補正するためのマイクロプロセッサー
（μ−ｃｏｍと称する）である。
【０００８】図１の点線部は本発明による、振動ノイズ
キャンセルシステムを構築する回路ブロックを示す。４
及び４´は上記Ｘ方向、Ｙ方向の角速度センサーからの
信号が微小であるため、信号の安定化を図る増幅器であ
る。５及び５´は振動ノイズをキャンセルするために必
要な音声周波数帯域の信号を取り出すＢＰＦである。６
は各々のＢＰＦ信号出力の加算器であり、７はその加算
された信号を遅延させる回路である。８は７の遅延され
た信号とｂのマイクからの信号との減算器である。９は
その信号の出力増幅器である。
キャンセルシステムを構築する回路ブロックを示す。４
及び４´は上記Ｘ方向、Ｙ方向の角速度センサーからの
信号が微小であるため、信号の安定化を図る増幅器であ
る。５及び５´は振動ノイズをキャンセルするために必
要な音声周波数帯域の信号を取り出すＢＰＦである。６
は各々のＢＰＦ信号出力の加算器であり、７はその加算
された信号を遅延させる回路である。８は７の遅延され
た信号とｂのマイクからの信号との減算器である。９は
その信号の出力増幅器である。
【０００９】本実施例において、図１のレンズ部ａのモ
ーターが駆動して、機器にモーターの振動が伝わった場
合には、各々のＸ、Ｙ方向（１、１´）の角速度センサ
ーは振動を検知して電気信号として出力する。その信号
は４、４´の増幅器を通り５、５´のＢＰＦにて所望の
振動ノイズ信号成分が取り出され、６の加算器にて各々
の信号が加算される。
ーターが駆動して、機器にモーターの振動が伝わった場
合には、各々のＸ、Ｙ方向（１、１´）の角速度センサ
ーは振動を検知して電気信号として出力する。その信号
は４、４´の増幅器を通り５、５´のＢＰＦにて所望の
振動ノイズ信号成分が取り出され、６の加算器にて各々
の信号が加算される。
【００１０】この時の信号成分を図２（ａ）のＤで示
す。この時、横軸の時間Ｔはレンズで発生した時間を０
とした時の時間経過を示す。図１のレンズａからの振動
ノイズ成分である。また、図１のマイクｂはａのレンズ
と同じ機器内部に配置しているため、マイクｂにも振動
が伝わり図２（ａ）のＤと同様な図２（ｂ）のＦで示す
振動ノイズ成分となり、この信号がマイクｂからの出力
信号となる。しかし、レンズ部ａの振動は、マイクｂに
伝搬するまでにはマイクとの距離があるため、図（ａ）
で示す様に時間差Ｔが生じる。そこで、遅延回路７を設
けレンズａの振動成分をマイクｂの振動遅れ時間と同様
に遅延回路７にて時間差Ｔ分（図２のＥで示す）だけ遅
らせることで、レンズ部ａとマイクｂの振動成分には時
間差は生じない。従って、減算器８で各々の信号の減算
を行なえば図２（ｃ）で示す様に振動ノイズ成分はキャ
ンセルされ、かつ、増幅器９には振動ノイズは出力され
ない状態で、マイク音声出力が得られる。
す。この時、横軸の時間Ｔはレンズで発生した時間を０
とした時の時間経過を示す。図１のレンズａからの振動
ノイズ成分である。また、図１のマイクｂはａのレンズ
と同じ機器内部に配置しているため、マイクｂにも振動
が伝わり図２（ａ）のＤと同様な図２（ｂ）のＦで示す
振動ノイズ成分となり、この信号がマイクｂからの出力
信号となる。しかし、レンズ部ａの振動は、マイクｂに
伝搬するまでにはマイクとの距離があるため、図（ａ）
で示す様に時間差Ｔが生じる。そこで、遅延回路７を設
けレンズａの振動成分をマイクｂの振動遅れ時間と同様
に遅延回路７にて時間差Ｔ分（図２のＥで示す）だけ遅
らせることで、レンズ部ａとマイクｂの振動成分には時
間差は生じない。従って、減算器８で各々の信号の減算
を行なえば図２（ｃ）で示す様に振動ノイズ成分はキャ
ンセルされ、かつ、増幅器９には振動ノイズは出力され
ない状態で、マイク音声出力が得られる。
【００１１】本実施の形態によれば、従来技術である
Ｘ、Ｙ方向の角速度センサーの信号の利用と、マイクも
振動センサーとして利用して、Ｘ、Ｙ方向からの信号に
遅延回路を設け各々の信号成分を減算することで、マイ
クの配置等のデザイン上の制約も受けること無く、振動
ノイズをキャンセルすることができる。
Ｘ、Ｙ方向の角速度センサーの信号の利用と、マイクも
振動センサーとして利用して、Ｘ、Ｙ方向からの信号に
遅延回路を設け各々の信号成分を減算することで、マイ
クの配置等のデザイン上の制約も受けること無く、振動
ノイズをキャンセルすることができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、従来機能であるＸ、Ｙ
方向の角速度センサーからの信号が利用でき、その信号
を抜き出す回路及び遅延回路を設け、かつマイクも振動
センサーとして利用できることから、各々の信号の減算
を行なうことでマイクの配置等のデザイン上に制約が無
く、振動ノイズキャンセル効果がある。
方向の角速度センサーからの信号が利用でき、その信号
を抜き出す回路及び遅延回路を設け、かつマイクも振動
センサーとして利用できることから、各々の信号の減算
を行なうことでマイクの配置等のデザイン上に制約が無
く、振動ノイズキャンセル効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態を示すブロック図。
【図２】本発明による振動ノイズ成分とそのキャンセル
状態を示すグラフ。
状態を示すグラフ。
ａ…レンズ、 ｂ…マイク、 １、１´…角
速度センサー、２、２´…ＢＰＦ、３、３´…増幅器、
４、４´…増幅器、５、５´…ＢＰＦ、６…加算器、
７…遅延回路、８…減算器、 ９…増幅
器、 １０…マイクロプロセッサー、Ｄ…６の出
力信号ノイズ成分、 Ｅ…７の出力信号ノイズ
成分、Ｆ…ｂの出力信号ノイズ成分、 Ｇ…８
の信号出力成分。
速度センサー、２、２´…ＢＰＦ、３、３´…増幅器、
４、４´…増幅器、５、５´…ＢＰＦ、６…加算器、
７…遅延回路、８…減算器、 ９…増幅
器、 １０…マイクロプロセッサー、Ｄ…６の出
力信号ノイズ成分、 Ｅ…７の出力信号ノイズ
成分、Ｆ…ｂの出力信号ノイズ成分、 Ｇ…８
の信号出力成分。
Claims (1)
- 【請求項１】Ｘ（横）方向、Ｙ（縦）方向の角速度セン
サーと音声システムを具備した機器において、その機器
の外部或は内部から印加される振動による音声システム
に発生するノイズを該角速度センサーが振動を検知して
得られた電気信号を利用してキャンセル或は低減するこ
とを特徴とするノイズキャンセルシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9165560A JPH1118190A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | ノイズキャンセルシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9165560A JPH1118190A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | ノイズキャンセルシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1118190A true JPH1118190A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15814690
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9165560A Pending JPH1118190A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | ノイズキャンセルシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1118190A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011010074A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Nikon Corp | カメラボディ及び撮像装置 |
| CN102340719A (zh) * | 2010-07-19 | 2012-02-01 | 廖明忠 | 一种基于传感器获取声音信号的方法及装置 |
| US8155345B2 (en) | 2006-02-27 | 2012-04-10 | Panasonic Corporation | Wearable terminal, mobile imaging sound collecting device, and device, method, and program for implementing them |
-
1997
- 1997-06-23 JP JP9165560A patent/JPH1118190A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8155345B2 (en) | 2006-02-27 | 2012-04-10 | Panasonic Corporation | Wearable terminal, mobile imaging sound collecting device, and device, method, and program for implementing them |
| JP4931907B2 (ja) * | 2006-02-27 | 2012-05-16 | パナソニック株式会社 | ウェアラブル端末、および、携帯撮像収音装置、およびそれらを実現する装置、方法、プログラム |
| JP2011010074A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Nikon Corp | カメラボディ及び撮像装置 |
| CN102340719A (zh) * | 2010-07-19 | 2012-02-01 | 廖明忠 | 一种基于传感器获取声音信号的方法及装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US11462201B2 (en) | Active acoustic and vibration noise canceling in waterproof camera | |
| EP0509742B1 (en) | Microphone apparatus | |
| KR930015944A (ko) | 잡음 저감장치 | |
| KR20050016090A (ko) | 마이크로폰 장치, 노이즈 저감 방법 및 기록 장치 | |
| US4420655A (en) | Circuit to compensate for deficit of output characteristics of a microphone by output characteristics of associated other microphones | |
| US5206910A (en) | Stereo microphone unit | |
| JPH1118190A (ja) | ノイズキャンセルシステム | |
| JP7528641B2 (ja) | 音響センサ | |
| JPH0458699A (ja) | マイクロホン装置 | |
| GB1492963A (en) | Preventing or reducing transmission of sound | |
| JP2016025514A (ja) | 集音装置 | |
| JP2002344787A (ja) | ビデオ撮像録音装置の収音装置 | |
| JPH07107365A (ja) | ビデオカメラの制振装置 | |
| JP3796869B2 (ja) | 能動型騒音低減装置及び騒音低減方法 | |
| JPS595799A (ja) | 耐振動マイクロホン | |
| JPH0775192A (ja) | マイクロフォン | |
| JPH0830959B2 (ja) | 消音装置 | |
| JP2005328314A (ja) | マイクロホン | |
| EP1189483A1 (en) | Stereo acoustic image amplifier | |
| JPH08293156A (ja) | 音声記録装置 | |
| JPH06153288A (ja) | 車載用音響再生システム | |
| KR940006042Y1 (ko) | 마이크로폰장치 | |
| JPH08272377A (ja) | 騒音低減装置 | |
| JPH0591385A (ja) | ビデオ一体型カメラ | |
| JP2555939B2 (ja) | マイク音声入力装置 |