JPH06152909A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06152909A
JPH06152909A JP4303550A JP30355092A JPH06152909A JP H06152909 A JPH06152909 A JP H06152909A JP 4303550 A JP4303550 A JP 4303550A JP 30355092 A JP30355092 A JP 30355092A JP H06152909 A JPH06152909 A JP H06152909A
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JP
Japan
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image
unit
reference pattern
photoconductor
developing
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Application number
JP4303550A
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English (en)
Inventor
Takashi Mama
孝 真間
Shuichi Yamazaki
修一 山崎
Nobuyuki Sato
信行 佐藤
Shinji Kobayashi
真治 小林
Kenji Yamakawa
健志 山川
Yoshio Kaneko
良雄 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像状態を表示する画像形成装置を提供す
る。 【構成】 原稿読取部32と、画像処理部67と、感光
体の外周に配置された帯電手段、複数の露光手段43,
46、複数の現像手段、転写手段及び定着手段よりなる
プリンタ部40とを備えた画像形成装置において、少な
くとも一つの露光手段43,46に感光体に基準パター
ン像を形成する基準パターン像発生手段81,82を配
設し、この基準パターン像発生手段81,82により感
光体に形成された基準パターン像をプリンタ部40によ
り転写紙にプリントした後で原稿読取部32により読取
らせた時にその出力信号に基づいて画像状態を演算する
画像状態演算手段を設け、その演算結果を表示する画像
状態表示手段を設け、原稿読取部32により読取った基
準パターン像の画像情報に基づいて画像状態を演算する
ことにより、現状の画像の不具合箇所を表示するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法に基づいて
感光体に画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、特開昭57−19764号公
報、特開昭64−65570号公報、特開平1−223
475号公報、特開平2−148063号公報、特開平
2−203315号公報等に記載されているように、感
光体の外周に露行手段と現像手段とを印字色の数に応じ
て複数組配列した画像形成装置がある。
【0003】この種の画像形成装置として、まず、レー
ザユニットから出射されたレーザビーム光を偏向手段に
より感光体上に走査露光する露光手段である二つのレー
ザビーム走査露光装置を備えた従来の画像形成装置の一
例を図13及び図14に基づいて説明する。回転自在に
ドラム状の感光体1の周囲には、除電ランプ2と、帯電
手段である二つの帯電チャージャ3,4と、露光手段で
ある二つのレーザビーム走査露光装置5,6と、現像手
段である二つの現像ユニット7,8と、転写手段である
転写チャージャ9と、クリーニングユニット10とが配
設されている。画像形成に際しては、まず、感光体1が
矢印a方向に回転される過程で特定の色(例えば黒)用
の帯電チャージャ3によって外周面が一様に帯電され、
その帯電部分に特定の色用のレーザビーム走査露光装置
5から画像信号に対応する光信号が走査されて静電潜像
が形成され、この静電潜像が特定の色用の現像ユニット
7により現像される。続いて、感光体1は他の色(例え
ば赤)用の帯電チャージャ4によって外周面が一様に帯
電され、その帯電部分に他の色用のレーザビーム走査露
光装置6から画像信号に対応する光信号が走査されて静
電潜像が形成され、この静電潜像が他の色用の現像ユニ
ット8により現像される。そして、感光体1上に形成さ
れた2色のトナー像は転写チャージャ9の作用の下に転
写紙に転写され、転写された転写紙は定着ローラ11に
より熱と圧力とを受けて転写画像が定着される。また、
感光体1はその外周面に残ったトナーがクリーニングユ
ニット10により払拭され、さらに外周面に残る残存電
荷が除電ランプ2により電気的に中和され、次の画像形
成のための準備がなされる。
【0004】これらのレーザビーム走査露光装置5,6
は、レーザユニット12から出射されたレーザビーム光
をシリンドリカルレンズ13により偏向手段であるポリ
ゴンミラー14に向けて副走査方向にのみ集光し、モー
タ15により回転されるポリゴンミラー14で反射させ
てレーザビーム光を偏向し、偏向されたレーザビーム光
を感光体1の軸方向に沿って等速度偏向するようにfθ
レンズ16により補正し、その補正したレーザビーム光
をミラー17,18を介して感光体1に照射するととも
に、ミラー18からの反射ビーム光を感光体1の画像形
成領域外の端部付近に配置したミラー19により位置検
知センサ20に入射するもので、これらのレーザビーム
走査露光装置5,6は、それぞれハウジング21に収容
されている。
【0005】また、他の例を図15に示す。なお、図1
3及び図14において説明した部分と同一部分は同一符
号で示し、説明も省略する、この例は、二つのレーザユ
ニット(図示せず)から出射されたレーザビーム光をそ
れぞれシリンドリカルレンズ(図示せず)により副走査
方向に集光し、それらのレーザビーム光をそれぞれポリ
ゴンミラー14により偏向し、一方のポリゴンミラー1
4で偏向されたレーザビーム光をミラー22,23によ
り反射して感光体1に照射し、他方のポリゴンミラー1
4により偏向されたレーザビーム光をミラー24,25
により反射して感光体1に照射することにより、感光体
1の外周面の異なる位置に静電潜像を形成し、これらの
静電潜像を色別に現像ユニット7,8により現像するよ
うにし、他方では、ミラー23からの反射ビーム光をミ
ラー26により一方の位置検知センサ20に入射し、ミ
ラー24からの反射ビーム光をミラー27,28により
他方の位置検知センサ20に入射するようにしたもの
で、以上の光学系は一つのハウジング29に収容されて
いる。
【0006】さらに、露光手段としてレーザビーム走査
露光装置と、LEDアレイのドット光を感光体上に照射
するLEDアレイ露光装置とを備えた画像形成装置とし
て、本出願人が特願平3−286052号として出願し
たものがあり、この画像形成装置の一例を本発明に係る
画像形成装置の先行技術として図16及び図17に基づ
いて説明する。なお、ここでは、画像形成装置としてデ
ジタル複写機を用いて説明する。複写機本体30の上部
には、自動原稿供給装置31よって供給された原稿の画
像を読取る原稿読取部32が設けられている。この原稿
読取部32は、自動原稿供給装置31によりコンタクト
ガラス33上に供給された原稿、又は操作者により前記
コンタクトガラス33上に載置された原稿を光源34に
より照明し、その原稿の反射画像を複数のミラー35,
36,37により順次反射し、結像レンズ38によりC
CDイメージセンサ39に結像するものである。このC
CDイメージセンサ39は、フィルタ(図示せず)によ
り色分解された原稿画像をそれぞれの色に対応する電気
信号に変換する。
【0007】前記原稿読取部32の下方には、この原稿
読取部32により読取られた原稿画像をプリントするプ
リンタ部40が設けられている。このプリンタ部40に
は、回転自在な感光体41が設けられており、この感光
体41の周囲には、帯電手段である第一の帯電チャージ
ャ42と、露光手段であるレーザビーム走査露光装置4
3と、現像手段である第一の現像ユニット44と、帯電
手段である第二の帯電チャージャ45と、露光手段であ
るLEDアレイ露光装置46と、現像手段である第二の
現像ユニット47と、転写手段である転写チャージャ4
8と、クリーニングユニット49とが順に配設されてい
る。また、前記複写機本体30の下部の一端側に装着さ
れた給紙トレイ(図示せず)上の転写紙50を送り出す
給紙ローラ51と、複数の搬送ローラ52と、レジスト
ローラ53と、転写ベルト54と、定着部55とが設け
られている。
【0008】前記レーザビーム走査露光装置43は、レ
ーザダイオード等のビーム発光素子(図示せず)から照
射されたレーザビーム光をシリンドリカルレンズ(図示
せず)により副走査方向に集光し、この集光されたレー
ザビーム光をモータ56により回転駆動される偏向手段
であるポリゴンミラー57で主走査方向に偏向走査し、
この偏向走査ビーム光を前記感光体41の軸方向(主走
査方向)に沿って等速度偏向するようにfθレンズ58
により補正し、この補正したレーザビーム光を複数のミ
ラー59,60,61を介して前記感光体41に照射す
るものである。
【0009】前記LEDアレイ露光装置46は、図17
に示すように、ハウジング62にIC駆動回路63とL
EDアレイチップ64とを保持する基板65と、前記L
EDアレイチップ64に対向するセルホックレンズアレ
イ66とを収容することにより形成されている。前記L
EDアレイチップ64は、多数のLEDを前記感光体4
1の軸方向に沿って配列することにより形成され、それ
らのLEDは前記IC駆動回路63にワイヤボンディン
グによって接続されている。
【0010】このような構成において、原稿読取部32
によって読み取られた画像データ、即ち、CCDイメー
ジセンサ39によってそれぞれの色に応じて電気信号に
変換された画像データは、画像処理部(図示せず)で変
換され、続いて、特定の色(例えば黒色)の画像データ
はレーザビーム走査露光装置43に出力され、他の色
(例えば赤色)の画像データは一旦メモリ(図示せず)
に格納された後、特定の色の画像データより遅れたタイ
ミングでLEDアレイ露光装置46に出力される。一
方、感光体41は時計方向に回転駆動され、所定のタイ
ミングで放電する第一の帯電チャージャ42と第二の帯
電チャージャ45とにより帯電される。この感光体41
の帯電部分にレーザビーム走査露光装置43とLEDア
レイ露光装置46とにより静電潜像が形成される。これ
らの静電潜像は、それぞれ第一の現像ユニット44又は
第二の現像ユニット47により異なる色のトナーで現像
される。そして、給紙ローラ51と搬送ローラ52とに
より供給されてきた転写紙50が、感光体41の動作に
同期して回転するレジストローラ53により感光体41
の下部外周に搬送されると、感光体41上の現像画像が
転写チャージャ48により転写紙50上に転写される。
その後、この転写紙50は、転写ベルト54を介して定
着部55へ送られ、熱と圧力とを受けて転写画像が定着
される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例や本出願人が出願した先行技術のように、感光
体の周辺に複数の露光手段と複数の現像手段とを設けた
画像形成装置にあっては、環境温度の変化や自己発熱に
よる温度変化で各露光手段によって感光体の外周面に形
成される静電潜像の位置の相対的なずれが発生するとい
う問題があり、しかも、画像形成装置内部の汚れや発光
素子(露光手段としてLEDアレイ等のアレイ状の光書
込み装置等)の劣化や経時変化による感光体の感度変動
や現像剤の劣化等の影響により画像の濃度ムラや階調性
の変化が生じてしまう。そこで、画像形成装置内部で画
像の位置ずれや濃度ムラや階調性の変化などの全ての情
報を得ようとすれば、画像形成装置の内部に複数種のセ
ンサを配置する必要が生じ、画像形成装置が大型化する
という問題もある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、コンタクトガラス上にセットされた原稿の画像を読
取る原稿読取部を設け、この原稿読取部により得られた
画像情報を画像処理する画像処理部を設け、回転自在な
感光体と、この感光体の外周に対向配置された帯電手段
と、前記感光体の外周の異なる位置に対向配置された複
数の露光手段と、これらの露光手段により前記感光体の
外周面の異なる位置に形成された静電潜像をそれぞれに
対応した色のトナーで現像する複数の現像手段と、これ
らの現像手段により前記感光体の外周面に形成されたト
ナー像を転写紙に転写する転写手段と、この転写手段に
より前記転写紙に転写された転写画像を定着する定着手
段とを備えたプリンタ部を設けた画像形成装置におい
て、少なくとも一つの前記露光手段に前記感光体の外周
面に基準パターン像を形成する基準パターン像発生手段
を配設し、この基準パターン像発生手段により前記感光
体の外周面に形成された基準パターン像を前記プリンタ
部により前記転写紙にプリントした後で前記原稿読取部
により読取らせた時にその出力信号に基づいて画像状態
を演算する画像状態演算手段を設け、この画像状態演算
手段による演算結果を表示する画像状態表示手段を設け
た。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、少なくとも一つの露光手段に画像状態演
算手段による演算結果に基づいて露光条件を変更する露
光条件変更手段を設けた。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明において、少なくとも一つの現像手段に画像状態演
算手段による演算結果に基づいて現像条件を変更する現
像条件変更手段を設けた。
【0015】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
発明において、画像状態演算手段による演算結果に基づ
いて帯電手段による感光体の帯電電位を変更する帯電電
位変更手段を設けた。
【0016】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
発明において、画像状態演算手段による演算結果に基づ
いて画像処理部の階調処理条件を変更する階調処理条件
変更手段を設けた。
【0017】請求項6記載の発明では、請求項1,2,
3,4又は5記載の発明において、画像状態演算手段に
より得られた画像状態を表す情報を外部と通信する通信
手段を設けた。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明においては、基準パターン
像発生手段により発生した基準パターン像を露光手段で
露光して感光体の外周面に基準パターン像の静電潜像を
形成した後、プリンタ部により転写紙にプリントし、こ
の転写紙にプリントされたパターン像を原稿読取部によ
り読取り、この原稿読取部の出力信号に基づいて画像状
態演算手段により画像の位置ずれや濃度ムラや階調性の
変化量等の画像状態を表す情報を算出し、その演算結果
を画像状態表示手段に表示することにより、画像の不具
合箇所が分かり、メンテナンス作業が容易となる。
【0019】請求項2記載の発明においては、画像状態
演算手段によって画像の位置ずれや濃度ムラの情報が検
出された際に、露光条件変更手段によって露光手段の露
光条件を変更することにより、画像の位置ずれや濃度ム
ラを自動的に補正することが可能となる。
【0020】請求項3記載の発明においては、画像状態
演算手段によって画像の濃度ムラの情報が検出された際
に、現像条件変更手段によって現像手段の現像条件を変
更することにより、画像の濃度ムラを自動的に補正する
ことが可能となる。
【0021】請求項4記載の発明においては、画像状態
演算手段によって画像の濃度ムラの情報が検出された際
に、帯電電位変更手段によって帯電手段による感光体の
帯電電位を変更することにより、画像の濃度ムラを自動
的に補正することが可能となる。
【0022】請求項5記載の発明においては、画像状態
演算手段によって画像の階調性の変化の情報が検出され
た際に、階調処理条件変更手段によって画像処理部の階
調処理条件を変更することにより、画像の階調性が設定
値からずれた場合に自動的に補正することが可能とな
る。
【0023】請求項6記載の発明においては、通信手段
によって画像情報を外部と通信することにより、遠隔地
から装置の診断及び補正が可能となる。
【0024】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1ないし
図6に基づいて説明する。なお、図16及び図17にお
いて説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も
省略する。また、図16に示した第一の現像ユニット4
4のトナーの色が黒、第二の現像ユニット47のトナー
の色が赤に設定されているものとする。図1は本実施例
の画像形成に係る電気的なシステム構造を示すもので、
原稿読取部32と、画像処理部67と、プリンタ部40
とが順次接続されており、これら原稿読取部32と画像
処理部67とプリンタ部40とともに操作部68がバス
ラインを介してシステムコントローラ69に接続されて
いる。このシステムコントローラ69は、前記原稿読取
部32や前記プリンタ部40に対してスタート信号や同
期信号や倍率指定信号を送出し、前記画像処理部67に
対しては画像処理モード指定信号(単色又は二色モード
指定信号)を送出し、さらに各モジュールからの異常信
号や動作状態ステイタス信号(wait ready busy stop)
によるシステム全体の制御を行うものである。
【0025】前記操作部68は、図2に示すように、画
像の状態を表示する画像状態表示手段としての液晶ディ
スプレイ70と、プリント枚数や倍率やプリントスター
ト等の操作情報を入力する各種の操作ボタン71(図2
中にはテンキーを示す)とを備えており、この操作ボタ
ン71から入力されたプリント枚数、倍率、プリントス
タート等の情報に応じた操作信号を前記システムコント
ローラ69へ出力するものである。
【0026】前記原稿読取部32には、前記システムコ
ントローラ69から送られてきたプリントスタート信号
により指定された倍率に対応する操作速度で原稿を走査
し、この原稿の画像情報をR(赤),G(緑),B
(青)のフィルタ72R,72G,72Bを通してそれ
ぞれの色に対応する電気信号に変換して読取る3つのC
CDイメージセンサ39が設けられている。これらのC
CDイメージセンサ39の出力側には、R,G,Bの各
色毎に設けられた3つのA/D変換器73が接続されて
おり、これらのA/D変換器73の出力側には、シェー
ディング補正回路74とバッファメモリ75とが順次接
続されている。そして、前記CCDイメージセンサ39
で読取られた画像情報を前記A/D変換器73によりデ
ジタルの画像データに変換し、前記シェーディング補正
回路74によりシェーディング補正を行った後、一旦前
記バッファメモリ75に記憶し、このバッファメモリ7
5により次段の前記画像処理部67へこの画像処理部6
7との同期を合わせて画像データを出力するものであ
る。
【0027】前記画像処理部67の入力段には、前記原
稿読取部32から送られてきた画像データの階調性を感
光体41や前記第一、第二の現像ユニット44,47の
特性に合わせて変更するγ補正回路76が設けられてい
る。このγ補正回路76の出力側には、その出力画像デ
ータに基づいて前記第一、第二の現像ユニット44,4
7の黒色トナー、赤色トナーに合った色信号を生成する
黒分離・色生成回路77と、前記システムコントローラ
69から送られてくる画像処理モード指定信号(写真・
文字モード)により階調処理を施す階調処理回路78
と、前記第一、第二の現像ユニット44,47の黒色ト
ナー、赤色トナーに対応した画像データを選択し次段の
前記プリンタ部40へ送るセレクタ79とが順次接続さ
れている。また、このセレクタ79から出力される2つ
の画像データの内のLEDアレイ露光装置46へ送られ
る前記第二の現像ユニット47の赤色トナーに対応する
画像データを、感光体41の外周面におけるレーザビー
ム走査露光装置43による露光位置とLEDアレイ露光
装置46による露光位置との間隔だけずらすために、一
旦記憶するバッファメモリ80が設けられている。
【0028】前記プリンタ部40には、感光体41の周
囲に配置されたレーザビーム走査露光装置43とLED
アレイ露光装置46との各々に対して基準パターン像を
発生する基準パターン像発生手段としてのROM81,
82が設けられている。また、前記ROM81の出力デ
ータと前記画像処理部67からの第一の現像ユニット4
4の黒色トナーに対応する画像データとが入力されてこ
れらの入力の内の一つを選択するセレクタ83が設けら
れており、このセレクタ83の出力側には、レーザドラ
イバ84を介して前記レーザビーム走査露光装置43が
接続されている。さらに、前記ROM82の出力データ
と前記画像処理部67からの前記第二の現像ユニット4
7の赤色トナーに対応する画像データ(バッファメモリ
80の出力データ)とが入力されてこれらの入力の内の
一つを選択するセレクタ85が設けられ、このセレクタ
85の出力側には、LEDアレイドライバ86を介して
前記LEDアレイ露光装置46が接続されている。
【0029】前記システムコントローラ69には、図3
に示すように、前記ROM81,82により発生させた
基準パターン像を前記プリンタ部40により一旦転写紙
50にプリントした後でそのプリント画像を前記原稿読
取部32により読取った時に、この読取った基準パター
ン像のデータを記憶するフレームメモリ87と、このフ
レームメモリ87に記憶された基準パターン像のデータ
に基づいてデータの検出、演算処理を行う画像状態演算
手段としてのCPU88とが設けられている。このCP
U88の出力側は、前記操作部68に設けられた前記液
晶ディスプレイ70に接続されている。
【0030】このような構成において、環境温度の変化
や経時変化による感光体41の感度の変動や現像剤の劣
化等により画質が劣化してきた場合には、操作部68の
各種操作ボタン71、例えば、基準パターン像(テスト
チャート)出力ボタン及びプリントスタートボタンを押
してこれらの操作情報を入力することにより、システム
コントローラ69を介してプリンタ部40へ基準パター
ン像出力の指令信号が送られ、プリンタ部40に設けら
れているROM81,82により基準パターン像の画像
データがレーザドライバ84及びLEDアレイドライバ
86へ送られ、レーザビーム走査露光装置43とLED
アレイ露光装置46とによって露光されて感光体41の
外周面に基準パターンの静電潜像が形成され、電子写真
法による現像、転写、定着等の各工程を経て転写紙50
上に基準パターン像がプリントされる。
【0031】ここで、前記ROM81,82に書込まれ
ている複数の基準パターン像,,,をA4サイ
ズの転写紙50上にプリントした一例を図4に示す。同
図中、基準パターン像は黒の像BKと赤の像Rとの副
走査方向yの間隔を検出するためのライン像、基準パタ
ーン像は黒の像BKと赤の像Rとの主走査方向xの間
隔を検出するためのライン像、基準パターン像は黒の
像BKと赤の像Rとの主走査方向xの濃度ムラを検出す
るための主走査方向xに一定濃度の基準パターン像、基
準パターン像は黒の像BKと赤の像Rとの階調性を検
出するための基準パターン像をそれぞれ示すもので、こ
れらの基準パターン像,,,の中で黒の像BK
はレーザビーム走査露光装置43の露光により形成さ
れ、赤の像RはLEDアレイ露光装置46の露光により
形成されたものである。
【0032】そして、図5のフローチャートを参照して
説明すると、原稿読取部32により転写紙50にプリン
トされた基準パターン像,,,の読取りを開始
し、その画像情報をフレームメモリ87に取込んで記憶
し、読取りを終了する。すると、CPU88からのコマ
ンドによりフレームメモリ87内の基準パターン像の位
置に対応するアドレスのデータが読出され、CPU88
によりデータの検出、演算処理が施された後、その演算
結果が操作部68の液晶ディスプレイ70に送られて表
示される。この時の液晶ディスプレイ70の表示例を図
2に示す。
【0033】この図2中に示す主走査方向x及び副走査
方向yの位置ずれは、図4に示した基準パターン像,
のそれぞれの黒ラインBKと赤ラインRとの間隔を求
め、この間隔と予め設定されている間隔との差(ずれ)
をCPU88で演算して求める。具体的に説明すると、
例えば、主走査方向xの位置ずれを求める場合には、図
6に示すように、基準パターン像を用い、まず、CP
U88により黒ラインBKのx方向(主走査方向)のア
ドレス480〜520、y方向(副走査方向)のアドレ
ス690〜710の範囲の8bitの濃度データをフレ
ームメモリ87から読出し、その中の濃度が予め設定さ
れた設定値より大きいアドレスを検出する。この検出し
たアドレスの一例を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】ついで、表1に示すx方向のアドレスの平
均値を求め、その値をx方向の位置データとする。同様
にして赤ラインRのx方向の位置データを求め、黒ライ
ンBKと赤ラインRとの位置データの差(間隔データ)
と、予め設定された黒ラインBKと赤ラインRとの間隔
データとの差を主走査方向xの位置ズレ量として算出す
る。また、副走査方向yの位置ずれを求める場合には、
図4に示した基準パターン像を用い、上記と同様にし
て求める。さらに、濃度ムラや階調性の変化を求めるた
めの濃度データは、図4に示した基準パターン像,
を用いて上記同様に予め設定されたアドレス値の濃度デ
ータを読取出し、演算を行うことで求められる。
【0036】このように、本実施例では、画像の状態を
判断する際には、図4に示すような基準パターン像,
,,を一旦転写紙50上にプリントし、その画像
を原稿読取部32により読取って画像の情報を得て、フ
レームメモリ87とCPU88とにより画像の状態を演
算して液晶ディスプレイ70に表示することにより、画
像の不具合箇所が分かり、メンテナンス作業が容易とな
る。即ち、液晶ディスプレイ70によって操作者に画像
の補正量を知らせることにより、操作者がマニュアルに
て画像の位置ずれや濃度ムラや階調性の変化(図2参
照)を補正するメンテナンス作業が容易となり、その後
は良好な画像を得ることが可能となる。なお、上記にお
いてはフレームメモリ87を用いた例について述べた
が、数ラインのメモリを用いて平均値処理等を行い濃度
データ等の情報を求めても同様に実施可能である。
【0037】次に、請求項2記載の発明の第一の実施例
を図4,7及び図8に基づいて説明する。なお、図1な
いし図6において説明した部分と同一部分は同一符号で
示し、説明も省略する(以下同様)。本実施例は、図4
に示す基準パターン像の黒ラインBKと赤ラインRと
の間隔が予め設定された設定値からずれた時の主走査方
向xの位置ずれの補正方法に関するものである。図7は
本実施例の電気的なシステム構造を示すもので、レーザ
ビーム走査露光装置43の露光開始位置を主走査方向x
に移動させる露光条件変更手段としての露光開始タイミ
ング設定回路89が設けられている。この露光開始タイ
ミング設定回路89には、感光体41の画像形成領域外
の端部付近に配置されてレーザビーム走査露光装置43
のレーザビーム光の位置検知信号を出力する位置検知セ
ンサであるPINフォトダイオード90が設けられてい
る。このPINフォトダイオード90には、このPIN
フォトダイオード90から出力された位置検知信号を増
幅する増幅回路91と、この増幅回路91で増幅された
信号の波形を整形する波形整形回路92と、n+1個の
遅延データD0 〜Dn をもつ遅延回路93と、データセ
レクタ94と、このデータセレクタ94により遅延デー
タD0 〜Dn の中の一つを選択させるn+1個の選択信
号S0 〜Sn を外部から入力するスイッチ部95とが順
次接続されている。
【0038】このような構成において、図8はPINフ
ォトダイオード90から出力される位置検知信号と露光
開始タイミングとの関係を示すもので、同図(a)はP
INフォトダイオード90が出力する位置検知信号A、
同図(b)は位置検知信号Aをt時間遅延させた遅延信
号B、同図(c)は遅延信号Bに同期した画像クロック
C、同図(c)は露光開始タイミング信号Dである。こ
の露光開始タイミング信号Dは、遅延信号Bを発生して
から周期Sで繰返される画像クロックCをn(整数)回
カウントした時間T後に発生され、感光体41上の位置
Pを始点として画像が記録される。よって、一周期S毎
に出力する画像クロックCのカウント数n、又は遅延信
号Bの遅延時間tを変えることにより露光開始タイミン
グ信号Dを変更(画像の書出し開始位置を変更)できる
ことが分かる。
【0039】そこで、露光開始タイミング設定回路89
により遅延信号Bの遅延時間tを変更する。即ち、レー
ザビーム走査露光装置43のレーザビーム光の位置を検
知したPINフォトダイオード90からの位置検知信号
Aを増幅回路91で増幅して波形整形回路92で波形整
形した後、遅延回路93に入力し、この遅延回路93で
n+1個の遅延データD0 〜Dn を生成してデータセレ
クタ94に出力し、スイッチ部95によって外部からの
所定の信号に基づいてデータセレクタ94の選択信号S
0 〜Sn の中の一つを設定し、その選択信号に応じて遅
延データD0 〜Dn の中から所望の遅延データを選択す
ることにより、所望の遅延時間tで遅延されたが遅延信
号Bがデータセレクタ94の出力端子Yから出力され
る。したがって、LEDアレイ露光装置46による画像
の主走査方向xの位置ずれを見込んで、露光開始タイミ
ング設定回路89により遅延信号Bの遅延時間tを変え
ることにより、レーザビーム走査露光装置43の露光開
始タイミング信号Dを出力させるタイミングを選択し、
主走査方向xの画像の位置をずらすことが可能となる。
これにより、図4に示した基準パターン像の黒ライン
BKと赤ラインRとの間隔が設定値からずれた時の位置
ずれ、即ち、レーザビーム走査露光装置43とLEDア
レイ露光装置46との間の主走査方向xの位置ずれを補
正し、色ずれのない画像を得ることが可能となる。
【0040】なお、データセレクタ94から出力される
遅延信号Bと画像クロックCとの同期をとる際には、例
えば、本出願人により出願されている特開昭56−16
2673号公報中に示される位相差検出部とクロック遅
延部とクロック選択部よりなる同期装置や、特開昭60
−153259号公報に示されるクロック遅延部とラッ
チ回路等の検知回路とデータセレクタ等のクロック選択
部とよりなる同期装置が用いられる。
【0041】次に、請求項2記載の発明の第二の実施例
を図4,8及び図9に基づいて説明する。本実施例も図
7に示した前記実施例と同様に、図4に示す基準パター
ン像の黒ラインBKと赤ラインRとの間隔が予め設定
された設定値からずれた時の主走査方向xの位置ずれの
補正方法に関するものである。図9は本実施例の電気的
なシステム構造を示すもので、主走査方向xの画像記録
幅(倍率)を変更する露光条件変更手段としての画像記
録幅変更回路96が設けられている。この画像記録幅変
更回路96は、一般にPLL回路として知られているよ
うに、発振器97と、位相比較器98と、ローパスフィ
ルタ99と、増幅器100と、VCO(電圧制御形発振
器)101とを順次接続し、このVCO101の出力側
と前記位相比較器98との間にプログラマブル分周器1
02を接続した構造とされている。
【0042】このような構成において、発振器97の発
振周波数をf、プログラマブル分周器102の分周比を
1/Nとすると、取出せる画像クロック(CLK)の周
波数はNfとなる。したがって、プログラマブル分周器
102の分周比を1/(N+1)とした時、画像クロッ
クの周波数は(N+1)fとなり、周波数は(N+1)
f−Nf=fだけ変化することになる。このようにし
て、プログラマブル分周器102に与えるデータを変え
ることによって、図8に示した画像クロックCの周波数
をfのステップで変化させて主走査方向xの画像記録幅
を変えることが可能となる。即ち、画像クロックCの周
期を長くすることにより、換言すれば画像クロックCの
周波数を低くすることにより、主走査方向xの画像記録
幅を広くすることが可能となり、逆に画像クロックCの
周期を短くすることにより画像記録幅を狭めることが可
能となる。これにより、図4に示した基準パターン像
の黒ラインBKと赤ラインRとの間隔が設定値からずれ
た時の位置ずれ、即ち、レーザビーム走査露光装置43
とLEDアレイ露光装置46との間の主走査方向xの位
置ずれを補正し、色ずれのない画像を得ることが可能と
なる。
【0043】次に、請求項2記載の発明の第三の実施例
を図4,10及び図11に基づいて説明する。本実施例
は、図4に示す基準パターン像の黒ラインBKと赤ラ
インRとの間隔が予め設定された設定値からずれた時の
副走査方向yの位置ずれの補正方法に関するものであ
る。図10は本実施例の電気的なシステム構造を示すも
ので、LEDアレイ露光装置46の副走査方向yの露光
開始位置を変更する露光条件変更手段としての露光開始
タイミング設定回路103が設けられている。この露光
開始タイミング設定回路103には、画像処理部67と
システムコントローラ69とにバスラインを介して接続
されたDRAMコントローラ104と、前記システムコ
ントローラ69から送られてくるLSYNC,LGAT
E,FGATE,CLK,及びプリセットデータ等の制
御信号に応じて前記DRAMコントローラ104により
前記画像処理部67から送られてくる画像データを書込
むDRAM105とが設けられている。そして、このD
RAM105と前記LEDアレイ露光装置46と前記D
RAMコントローラ104との間はバスラインを介して
接続されている。
【0044】このような構成において、システムコント
ローラ69からDRMコントローラ104に送られてき
たプリセットデータによりDRAM105に書込まれる
ライン数が決定される。例えば、図11に示すDRAM
105のメモリマップを参照して説明すると、プリセッ
トデータがnの時にはDRAM105のアドレス1〜n
に画像処理部67から送られてきたnライン分の画像デ
ータが一旦書込まれ、その後、アドレス1の1ライン目
のデータが読出されるとともにアドレス2にn+1ライ
ン目のデータが書込まれ、さらに、アドレス2からデー
タが読出されるとともにアドレス2にn+1ライン目の
データが書込まれ、このような動作が繰返される。
【0045】そこで、図4に示す基準パターン像の黒
ラインBKと赤ラインRとの間隔が変わりLEDアレイ
露光装置46により形成する画像データの書出しを1ラ
イン分早めようとする場合には、システムコントローラ
69からDRAMコントローラ104に与えるプリセッ
トデータをn−1としてDRAM105に書込むデータ
を常にn−1ライン分とし、アドレス1から1ライン目
のデータを読出すとともにアドレス1にnライン目のデ
ータを書込むように制御する。これにより、基準パター
ン像の黒ラインBKと赤ラインRとの間隔が設定値か
らずれた時の位置ずれ、即ち、レーザビーム走査露光装
置43とLEDアレイ露光装置46との間の副走査方向
yの位置ずれを補正し、色ずれのない画像を得ることが
可能となる。なお、ここではLEDアレイ露光装置46
を用いてその副走査方向yの露光開始タイミングを補正
したが、レーザビーム走査露光装置43を用いてその副
走査方向yの露光開始タイミングを補正するようにして
も同様に実施可能である。
【0046】次に、請求項2記載の発明の第四の実施例
を図4を参照して説明する。本実施例は、図4に示す基
準パターン像の黒ラインBKと赤ラインRとの間隔が
主走査方向xの左右で異なる場合の補正方法に関するも
のである。この場合、レーザビーム走査露光装置43を
用いる時には、露光条件変更手段として、例えば、本出
願人により出願されている特開平1−284870号公
報中に示される圧電素子による光学部材状態変更手段を
用いてレーザビーム走査露光装置43内の光学部材を傾
けたり、本出願人により出願されている特開平1−28
4871号公報中に示されるレーザユニット支持部材、
回転カム、圧縮スプリング、ウォームホイール、ステッ
ピングモータ及びウォーム等からなるレーザユニット状
態変更手段を用いてレーザビーム走査露光装置43その
ものを回転させたりすることにより走査線の傾きを変更
することで、主走査方向xの左右の基準パターン像の
黒ラインBKと赤ラインRとの間隔のずれを補正するこ
とが可能となる。
【0047】また、LEDアレイ露光装置46を用いる
時には、露光条件変更手段として、例えば、本出願人に
より出願されている特開昭64−84262号公報中に
示されるアクチュエータによる状態変更手段を用いてL
EDアレイ露光装置46の書込みヘッドそのものの傾き
を変更することで、主走査方向xの左右の基準パターン
像の黒ラインBKと赤ラインRとの間隔のずれを補正
することが可能となる。
【0048】次に、請求項2,3,4及び5記載の発明
の一実施例を図4を参照して説明する。本実施例は、基
準パターン像,の情報により画像の濃度ムラや階調
性の変化が観測された場合の補正方法に関するものであ
る。まず、基準パターン像の情報により画像の濃度ム
ラが観測された場合の3つの補正方式について述べる。
その第一の方式は請求項2記載の発明に相当するもの
で、レーザビーム走査露光装置43にその露光条件を変
更する露光条件変更手段(図示せず)を設けたものであ
る。この場合、前記露光条件変更手段として、例えば、
本出願人により出願されている特開平1−283576
号公報中に示されるレーザビーム出力変更回路やパルス
幅設定回路を用い、CPU88によって演算された基準
パターン像の濃度データに基づいて濃度ムラを打ち消
すようにレーザビーム走査露光装置43の出力(露光エ
ネルギー)をレーザビーム出力変更回路によって変更す
るとともに、パルス幅設定回路によってレーザビーム走
査露光装置43を駆動する駆動パルスのパルス幅を変更
することにより、画像の濃度ムラを補正することが可能
となる。なお、同様に、露光条件変更手段によりLED
アレイ露光装置46の露光条件を変更するようにしても
よい。
【0049】第二の方式は請求項3記載の発明に相当す
るもので、黒色及び赤色トナー用の第一、第二の現像ユ
ニット44,47の現像条件を変更する現像条件変更手
段(図示せず)を設けたものである。この場合、現像条
件変更手段として、例えば、本出願人により出願されて
いる特開平1−276166号公報に示されるバイアス
電圧変更回路やパルス幅設定回路を用い、CPU88に
よって演算された基準パターンの濃度データに基づい
て濃度ムラを打消すように現像ユニット44,47のバ
イアス電圧をバイアス電圧変更回路によって変更すると
ともに、パルス幅設定回路によってレーザビーム走査露
光装置43を駆動する駆動パルスのパルス幅を変更する
ことにより、画像の濃度ムラを補正することが可能とな
る。また、CPU88によって演算された基準パターン
の濃度データに基づいて濃度ムラを打消すように現像
条件変更手段によって現像ユニット44,47のトナー
濃度の設定値を変更するようにしても同様に実施可能で
ある。
【0050】第三の方式は請求項4記載の発明に相当す
るもので、第一、第二の帯電チャージャ42,45によ
る感光体41の帯電電位を変更する帯電電位変更手段
(図示せず)を設けたものである。この場合、例えば、
上述の特開平1−283576号や特開平1−2761
66号公報中に示される表面電位検出器と電位検出回路
とよりなる電位検出手段を用い、この電位検出手段によ
り感光体41の帯電電位を検出しながらCPU88によ
って演算された基準パターンの濃度データに基づいて
濃度ムラを打ち消すように第一、第二の帯電チャージャ
42,45の帯電電位を帯電電位変更手段によって変更
することにより、画像の濃度ムラを補正することが可能
となる。
【0051】一方、図4に示す基準パターン像の情報
により画像の階調性が予め設定された設定値からずれた
場合の補正方法について述べる。この補正方式は請求項
5記載の発明に相当するもので、画像処理部67の階調
処理回路78の階調処理条件を変更する階調処理条件変
更手段(図示せず)を設けたものである。この場合、C
PU88により演算された基準パターン像の階調デー
タに基づいて階調性の変化を打消すように画像処理部6
7の階調処理回路78における階調信号の設定値を階調
処理条件変更手段によって変更するとともに、例えば、
上述の特開平1−283576号や特開平1−2761
66号公報中に示されるパルス幅設定回路を用いて階調
処理条件変更手段によって変更した階調信号の設定値に
応じたパルス信号を生成し、このパルス信号をレーザド
ライバ84に与えてレーザビーム走査露光装置43を駆
動することにより、画像の階調性が予め設定された設定
値からずれた場合にその階調性の変化を補正することが
可能となる。なお、同様に、階調処理条件変更手段によ
って変更した階調信号の設定値に応じてLEDアレイ露
光装置46を駆動するようにしてもよい。
【0052】次に、請求項6記載の発明の一実施例を図
12に基づいて説明する。本実施例は、複写機本体30
と遠隔地に配置されたパーソナルコンピュータ等のデー
タ処理部106とをそれぞれのシリアルI/Oインター
フェース107とモデム108とを介して電話回線10
9で接続したものである。ここに、これらのシリアルI
/Oインターフェース107とモデム108と電話回線
109とにより通信手段110が形成されている。な
お、図12中に示す画像補正手段111は、上述の各実
施例において説明した露光条件変更手段や現像条件変更
手段や帯電電位変更手段や階調処理条件変更手段等に相
当するものとする。
【0053】この場合、データ処理部106では、複写
機本体30からの基準パターン像の情報を通信手段11
0を介して受信して複写機本体30の画像状態を演算
し、その演算結果に応じた画像補正信号を通信手段11
0を介して複写機本体30へ送信する。そして、複写機
本体30では、データ処理部106から受信した画像補
正信号に基づいて画像補正手段111により画像を補正
する。このように、本実施例では、通信手段110によ
って複写機本体30の現状の画像情報を外部と通信する
ことにより、遠隔地から複写機本体30の診断及び補正
を行い得るものとなる。
【0054】
【発明の効果】コンタクトガラス上にセットされた原稿
の画像を読取る原稿読取部を設け、この原稿読取部によ
り得られた画像情報を画像処理する画像処理部を設け、
回転自在な感光体と、この感光体の外周に対向配置され
た帯電手段と、前記感光体の外周の異なる位置に対向配
置された複数の露光手段と、これらの露光手段により前
記感光体の外周面の異なる位置に形成された静電潜像を
それぞれに対応した色のトナーで現像する複数の現像手
段と、これらの現像手段により前記感光体の外周面に形
成されたトナー像を転写紙に転写する転写手段と、この
転写手段により前記転写紙に転写された転写画像を定着
する定着手段とを備えたプリンタ部を設けた画像形成装
置において、請求項1記載の発明によれば、少なくとも
一つの前記露光手段に前記感光体の外周面に基準パター
ン像を形成する基準パターン像発生手段を配設し、この
基準パターン像発生手段により前記感光体の外周面に形
成された基準パターン像を前記プリンタ部により前記転
写紙にプリントした後で前記原稿読取部により読取らせ
た時にその出力信号に基づいて画像状態を演算する画像
状態演算手段を設け、この画像状態演算手段による演算
結果を表示する画像状態表示手段を設けたので、基準パ
ターン像発生手段により発生した基準パターン像を露光
手段で露光して感光体の外周面に基準パターン像の静電
潜像を形成した後、プリンタ部により転写紙にプリント
し、この転写紙にプリントされたパターン像を原稿読取
部により読取り、この原稿読取部の出力信号に基づいて
画像状態演算手段により画像の位置ずれや濃度ムラや階
調性の変化量等の画像状態を表す情報を算出し、その演
算結果を画像状態表示手段に表示することにより、画像
の不具合箇所が分かり、メンテナンス作業を容易にする
ことができ、しかも、従来に比べ装置内部に配置される
センサの数を低減して装置の小型化を図ることができる
ものである。
【0055】この際、請求項2記載の発明によれば、少
なくとも一つの露光手段に画像状態演算手段による演算
結果に基づいて露光条件を変更する露光条件変更手段を
設けたので、画像状態演算手段によって画像の位置ずれ
や濃度ムラの情報が検出された際に、露光条件変更手段
によって露光手段の露光条件を変更することにより、画
像の位置ずれや濃度ムラを自動的に補正することができ
るものである。
【0056】また、請求項3記載の発明によれば、少な
くとも一つの現像手段に画像状態演算手段による演算結
果に基づいて現像条件を変更する現像条件変更手段を設
けたので、画像状態演算手段によって画像の濃度ムラの
情報が検出された際に、現像条件変更手段によって現像
手段の現像条件を変更することにより、画像の濃度ムラ
を自動的に補正することができるものである。
【0057】さらに、請求項4記載の発明によれば、画
像状態演算手段による演算結果に基づいて帯電手段によ
る感光体の帯電電位を変更する帯電電位変更手段を設け
たので、画像状態演算手段によって画像の濃度ムラの情
報が検出された際に、帯電電位変更手段によって帯電手
段による感光体の帯電電位を変更することにより、画像
の濃度ムラを自動的に補正することができるものであ
る。
【0058】請求項5記載の発明によれば、画像状態演
算手段による演算結果に基づいて画像処理部の階調処理
条件を変更する階調処理条件変更手段を設けたので、画
像状態演算手段によって画像の階調性の変化の情報が検
出された際に、階調処理条件変更手段によって画像処理
部の階調処理条件を変更することにより、画像の階調性
が予め設定された設定値からずれた場合に自動的に補正
することができるものである。
【0059】これらの発明において、請求項6記載の発
明によれば、画像状態演算手段により得られた画像状態
を表す情報を外部と通信する通信手段を設けたので、遠
隔地から装置の診断及び補正を行うことができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例を示すブロック
図である。
【図2】操作部の拡大平面図である。
【図3】画像状態を演算するCPU周辺のブロック図で
ある。
【図4】転写紙上に形成された4種類の基準パターン像
を示す平面図である。
【図5】フローチャートである。
【図6】基準パターン像の拡大平面図である。
【図7】請求項2記載の発明の第一の実施例を示す回路
図である。
【図8】タイミングチャートである。
【図9】請求項2記載の発明の第二の実施例を示す回路
図である。
【図10】請求項2記載の発明の第三の実施例を示すブ
ロック図である。
【図11】DRAMのメモリマップである。
【図12】請求項6記載の発明の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図13】従来例を示す縦断側面図である。
【図14】その斜視図である。
【図15】他の従来例を示す縦断正面図である。
【図16】本出願人が出願した既提案例におけるデジタ
ル複写機の全体構造を示す縦断正面図である。
【図17】LEDアレイ露光装置の縦断正面図である。
【符号の説明】
32 原稿読取部 33 コンタクトガラス 40 プリンタ部 41 感光体 42,45 帯電手段 43,46 露光手段 44,47 現像手段 48 転写手段 50 転写紙 55 定着手段 67 画像処理部 70 画像状態表示手段 81,82 基準パターン像発生手段 88 画像状態演算手段 89 露光条件変更手段 96 露光条件変更手段 103 露光条件変更手段 110 通信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/29 Z 9186−5C (72)発明者 小林 真治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山川 健志 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 金子 良雄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトガラス上にセットされた原稿
    の画像を読取る原稿読取部を設け、この原稿読取部によ
    り得られた画像情報を画像処理する画像処理部を設け、
    回転自在な感光体と、この感光体の外周に対向配置され
    た帯電手段と、前記感光体の外周の異なる位置に対向配
    置された複数の露光手段と、これらの露光手段により前
    記感光体の外周面の異なる位置に形成された静電潜像を
    それぞれに対応した色のトナーで現像する複数の現像手
    段と、これらの現像手段により前記感光体の外周面に形
    成されたトナー像を転写紙に転写する転写手段と、この
    転写手段により前記転写紙に転写された転写画像を定着
    する定着手段とを備えたプリンタ部を設けた画像形成装
    置において、少なくとも一つの前記露光手段に前記感光
    体の外周面に基準パターン像を形成する基準パターン像
    発生手段を配設し、この基準パターン像発生手段により
    前記感光体の外周面に形成された基準パターン像を前記
    プリンタ部により前記転写紙にプリントした後で前記原
    稿読取部により読取らせた時にその出力信号に基づいて
    画像状態を演算する画像状態演算手段を設け、この画像
    状態演算手段による演算結果を表示する画像状態表示手
    段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも一つの露光手段に画像状態演
    算手段による演算結果に基づいて露光条件を変更する露
    光条件変更手段を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つの現像手段に画像状態演
    算手段による演算結果に基づいて現像条件を変更する現
    像条件変更手段を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像状態演算手段による演算結果に基づ
    いて帯電手段による感光体の帯電電位を変更する帯電電
    位変更手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像状態演算手段による演算結果に基づ
    いて画像処理部の階調処理条件を変更する階調処理条件
    変更手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 画像状態演算手段により得られた画像状
    態を表す情報を外部と通信する通信手段を設けたことを
    特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の画像形成
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002268290A (ja) * 2001-03-07 2002-09-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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