JP3074702B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3074702B2
JP3074702B2 JP02158176A JP15817690A JP3074702B2 JP 3074702 B2 JP3074702 B2 JP 3074702B2 JP 02158176 A JP02158176 A JP 02158176A JP 15817690 A JP15817690 A JP 15817690A JP 3074702 B2 JP3074702 B2 JP 3074702B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、画データをLEDヘッドにより像保持体に書
き込む画像形成装置に関する。
従来の技術 この種の画像形成装置の一例として、スキャナ部で読
み取った原稿の画像データをLEDヘッドに転送し、LEDヘ
ッドにより感光体ドラムに対して画像データに対応した
露光(書き込み)を行ない、露光部に形成される静電潜
像に現像装置からトナーを供給してトナー像を形成し、
しかる後、このトナー像を複写紙に転写し、以後転写像
を定着装置によって定着する作像プロセスを行う複写機
がある。
発明が解決しようとする課題 ところで、この種の複写機において、LEDヘッドが感
光体ドラムに対して位置ズレを発生した状態で組み付け
られたり(LEDヘッド自体の取付け誤差或いは感光体ド
ラムの取付け誤差)、或いは組み付け後、運搬時におけ
る振動により位置ズレを発生することがある。このよう
な場合において、例えば、第29図に示すように、LEDヘ
ッド25の一端の位置が、他端の位置に対して副走査方向
においてe(mm)の位置ズレを生じると、感光体ドラム
8に対して正確に搬送されて来る複写紙に対して、第30
図に示されるように印字A、Bが位置ズレ量に対応した
分だけ傾いた状態で印字される不具合を発生する。
また、複写機の他の例として、露光ランプやミラー及
びレンズからなる読取光学系によるアナログの作像工程
に加えて、アナログ画像の不要部分をLEDヘッドにより
ディジタル・イレースする工程を備えたカラー複写機が
ある。ここに、ディジタル・イレース工程は、K(ブラ
ック)像を好ましく得るために行われる。即ち、K像を
作像する場合に、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C
(シアン)の3色の像を重ね合わせる合成方法によって
も或る程度達成できるが、合成色では黒らしい黒になら
ないとか、或いは濃度が不足するといった難点があるた
め、感光体ドラム上に形成されるKの静電潜像にKトナ
ーを供給してK像を得る方法がとられる。
そして、そのためには、Y、M、Cの静電潜像に夫々
含まれるKの静電潜像をその都度イレースする必要があ
るので、LEDヘッドによりディジタル・イレース工程が
行われるのである。
このようなディジタル・イレース工程を行う複写機に
おいては、上記した不具合が特に大きな欠点になる。即
ち、第31図に示すように、LEDヘッド25の位置ズレによ
り図中実線で囲まれた部分がイレースされてK像が作像
されるのに対して、読取光学系により図中破線で囲まれ
た部分にY、M、Cを合成してなるK像が作像されるた
め、図中斜線で示される部分がイレースされず、Y、
M、Cを合成してなるK像が複写紙にそのまま印字され
ることになり、2つのK像のコントラストの相違等に起
因して画像品位が著しく損なわれるからである。
それ故、かかる不具合を解消するために、従来では、
サービスマン等がコピーされた複写紙を目視しながら、
位置ズレを解消できる位置にLEDヘッド25の組み付け位
置を変更する調整作業が行われていた。しかるに、かか
る調整作業は、例えば100μm程度の誤差内で行う必要
があるため、目視で精度よく行うことは甚だ困難であ
る。
特に、最近では、画像品位向上のため、LEDヘッド25
の解像度を上がり、100μmより更に微小な誤差内での
調整が要求されるため、目視での調整作業で対処するこ
とは実質的に不可能である。このため、LEDヘッド25の
位置ズレに起因する印字の傾きや画像品位を確実に防止
できなかったのが現状である。
本発明はかかる現状に鑑みてなされたものであり、LE
Dヘッドが像保持体に対して位置ズレを発生した状態で
組み付けられた場合においても、画像形成動作を精度よ
く行える画像形成装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、画像データをLEDヘッドにより記録媒体に
書き込む画像形成装置において、前記画像データを記憶
する記憶手段を備え、前記記憶手段に記憶された1ライ
ン分の画像データを、前記LEDヘッドの一端の、他端に
対する副走査方向におけるずれ量に対応したドット数の
2倍の分割数で主走査方向に分割し、これを前記LEDヘ
ッドを主走査方向に同じ分割数で分割した各ブロックに
対応付け、前記記録媒体に書き込まれる画像が各ブロッ
クごとに副走査方向にシフトして形成されるように、各
ブロックに対応する画像データを前記LEDヘッドのずれ
量に応じて前記LEDヘッドに転送するようにしたことを
特徴としている。
また、本発明は、画像データをLEDヘッドにより記録
媒体に書き込む画像形成装置において、前記画像データ
を記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段に記憶された
1ライン分の画像データを、前記LEDヘッドを主走査方
向に複数のブロックに分割した各ブロックに対応付け、
前記記録媒体に書き込まれる画像が各ブロック毎に副走
査方向にシフトして形成されるように、各ブロックに対
応する画像データの書き込み又は読み出しのための先頭
アドレスを、各ブロックに対応する画像が前記LEDヘッ
ドの記録媒体に対するずれ量に応じて副走査方向にシフ
トするように指定したことを特徴としている。
また、本発明は、画像データを複数の画像形成手段に
より記録媒体に書き込む画像形成装置において、前記画
像形成手段の少なくとも1つはLEDヘッドであって、前
記画像データを記憶する記憶手段を備え、一の画像形成
手段で前記記録媒体に形成した像に、前記LEDヘッドに
より形成される像を重ね合わせる際に、前記記憶手段に
記憶された1ライン分の画像データを、前記LEDヘッド
を主走査方向において複数に分割した各ブロックに対応
付け、各ブロックに対応する画像データを前記一の画像
形成手段の前記記録媒体に対するずれ量を解消する方向
に副走査方向にシフトさせて前記LEDヘッドに転送して
像重ねを行うようにしたことを特徴としている。
作用 上記構成によれば、LEDヘッドを主走査方向において
複数に分割した各ブロックに対応付けられた画像データ
が、LEDヘッドの記録媒体に対するズレ量に応じて各ブ
ロック毎に副走査方向にシフトされて記録媒体に書き込
まれるようにLEDヘッドに転送されるので、精度の良い
画像形成工程が行える。
実 施 例 以下本発明の一実施例を図面に従って具体的に説明す
る。
第1図は本発明を適用した複写機の主要部を示す正面
断面図、第2図は読取光学系が原稿の後端までスキャン
した状態を示す要部の正面断面図、第3図はアナログの
作像工程及びこれに後続するディジタル・イレース工程
からなる画像形成工程の流れを示す図面である。
図面に従い複写機の概略構成を動作と共に以下に説明
する。この複写機における作像プロセスは、読取光学系
によるアナログの作像工程と、LEDヘッドによるディジ
タル・イレース工程からなる。
(アナログの作像工程) 以下第3図を参照しつつ、第1図及び第2図に従いア
ナログの作像工程について説明する。原稿ガラス30上に
原稿1がセットされると、これの原稿面に露光ランプ2
が光を照射し、原稿1からの反射光の光路を第1、第
2、第3のミラー3、4、5が変換する。変換された反
射光は光路19を通ってレンズ23に導かれ、レンズ23を出
た後、第4のミラー6に入射する。ミラー6は、ハーフ
ミラーからなり、入射光の一部の光路を光路20に変換し
て第5のミラー7に導く。ミラー7に導かれた光は、こ
こで再度反射されて感光体ドラム8の表面に露光され
る。これにより、感光体ドラム8の露光部に静電潜像が
形成される。
なお、露光ランプ2及び第1、第2、第3のミラー
3、4、5からなる読取光学系100は、図外の駆動手段
により矢印a方向に第1図に示す位置から第2図に示す
位置までスキャンされ、これにより原稿1の全原稿面の
読み取りが行われる。但し、原稿1から感光体ドラム8
までの光路長を一定に維持するために、露光ランプ2及
びミラー3はミラー4、5の倍のスピードで駆動され
る。
一方、ミラー6を透過した残りの光は、光路21を通っ
てカラーセンサ17に入射し、次いで画像処理部18に導か
れる。カラーセンサ17は、CCDラインセンサ等の色情報
読み取り素子からなり、原稿1の色情報に応じたR(レ
ッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のデータを1ビ
ットずつ画像処理部18に出力する。
なお、光路19におけるレンズ23と第4のミラー6との
間には、R、G、B及び赤外カット光を各別に透過させ
る回転型のフィルタ22が設けられる。フィルタ22は、図
外の駆動手段により、その回転位置を切換えられ、レン
ズ23を出た光をR、G、B及びR、G、Bを全て含む赤
外カット光として各別にミラー6に導く。このため、読
取光学系のスキャンが4回行われ、感光体ドラム8上に
R、G、B及び赤外カット光が各別に露光され、対応し
た各色の静電潜像が感光体ドラム8上に作像される。
また、上記4回のスキャンに先立ってプレスキャンが
行われるが、このプレスキャン時にはフィルタ22の赤外
カット光部が光路19中に切換えられ、フィルタ22を透過
した光がミラー6を介してカラーセンサ17のみに与えら
れ、R、G、Bのデータが画像処理部18に出力される構
成になっている。画像処理部18は、プレスキャン時に得
られるR、G、Bのデータに基づきKに関するKデータ
を算出し、算出されたKデータをLEDヘッド25に与え
る。このKデータは、感光体ドラム8上の各色の静電潜
像の不要部分をディジタル・イレースするために利用さ
れる。なお、ディジタル・イレースの詳細については後
述する。
不要部分をディジタル・イレースされた各色の静電潜
像には、矢印b方向に回転する感光体ドラム8の回転域
に設けられた現像器10、11、12、13からB、G、R
(B、G、Rの順に読み取りが行われ、この順に現像が
行われる)及び赤外カット光の静電潜像に対応したY
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Kのト
ナーが供給され、感光体ドラム8上にY、M、C、K各
色のトナー像が形成される。
スキャンが行われる都度形成される各色のトナー像
は、転写ベルト9の該当部分に夫々転写され、最終的に
転写ベルト9上において合成される。合成されたトナー
像は、矢印c方向に周回移動する転写ベルト9により転
写チャージャ15の位置に搬送され、ここで複写紙14に転
写される。トナー像を転写された複写紙14は、分離チャ
ージャ16により転写ベルト9から剥がされ、図外の搬送
手段により定着装置24に供給され、ここで定着工程が行
われた後、機外に排出される。
(ディジタル・イレース工程の概略) 次に、第3図を参照しつつ、第4図(a)、(b)、
(c)、(d)に示される工程手順に従ってディジタル
・イレース工程の概略について説明する。前記したプレ
スキャン時において、カラーセンサ17により読み取られ
たR、G、Bの画像データは、読取光学系100のスキャ
ンに伴い1ライン分毎に順次画像処理部18に与えられ、
プレスキャンが終了した時点で全てのラインデータが画
像処理部18に与えられる。
そして、プレスキャンが終了すると、以後感光体ドラ
ム8上において上記したY、M、C、Kの静電潜像を得
るためのスキャンが行われ、これらの静電潜像が形成さ
れる都度、画像処理部18からLEDヘッド25にKデータが
転送され、これを受けたLEDヘッド25が第4図(a)、
(b)、(c)、(d)に示す工程順に従って静電潜像
中の不要部分をイレースする。
即ち、感光体ドラム8上においてY画像を得るための
スキャンが行われ、第4図(a)に示すように、感光体
ドラム8上にY及びKの静電潜像が形成されると、画像
処理部18からKデータがLEDヘッド25に与えられ、与え
られたKデータに基づきLEDヘッド25が駆動され、Kの
静電潜像がイレースされる。そして、イレース後のYの
静電潜像に現像器10からYのトナーが供給され、感光体
ドラム8上にYの静電潜像が形成される。次いで、この
トナー像が転写ベルト9に転写される。
第4図(b)に示す工程では、感光体ドラム8上にM
及びKの静電潜像が形成され、画像処理部18からのKデ
ータにより、Kの静電潜像がイレースされる。そして、
Mの静電潜像に現像器11からMのトナーが供給されて、
Mのトナー像が形成された後、これが転写ベルト9に転
写される。
第4図(c)に示す工程では、感光体ドラム8上にC
及びKの静電潜像が形成され、画像処理部18からのKデ
ータにより、Kの静電潜像がイレースされる。そして、
Cの静電潜像に現像器12からCのトナーが供給されて、
Cのトナー像が形成された後、これが転写ベルト9に転
写される。
一方、第4図(d)に示す工程では、上記工程とは異
なり、赤外カット光が感光体ドラム8上に露光され、こ
れにより感光体ドラム8上にY、M、C、Kの静電潜像
が形成される。そして、この場合には、画像処理部18が
Kデータ以外のデータ、即ちY、M、C像に関するデー
タをLEDヘッド25に転送する。従って、この場合には、
Kの静電潜像を除く、Y、M、Cの静電潜像がイレース
される。それ故、以後現像器13からKの静電潜像にKの
トナーが供給され、形成されたKのトナー像が転写ベル
ト9に転写される。
(複写機の回路構成) 次に、第5図に示すブロック図に従い複写機の回路構
成を動作と共に説明する。オペレータにより操作パネル
41に設けられるコピーキーがオンされると、コピー信号
50がCPU40に与えられ、これを受けたCPU40が読取光学系
100にスキャン信号51を発してプレスキャンを行なわせ
る。CPU40は、これと同時に図外のフィルタ回転手段に
切り換え信号61を発してフィルタ22を回転させ、赤外カ
ット光部を光路19中に切換える。CPU40は、この複写機
の制御中枢となるものであり、前記したアナログの作像
工程及びディジタル・イレース工程の全体を制御する。
そうすると、読取光学系100により読み取られた原稿
画像に対応した反射光がフィルタ22を通ってカラーセン
サ17に与えられる。カラーセンサ17は、反射光を原稿1
の色情報に応じたR、G、Bのデータとして、1ライン
分毎に読み取り、読み取ったデータを1ビットずつ画像
処理部18に出力する。この出力処理は、画像処理部18か
らカラーセンサ17に与えられるCLK(クロック信号)52
に同期して行われる。
画像処理部18は、入力データに基づき前記した如くK
データを算出すると共に、入力データがまとまったビッ
ト数、例えば8ビットになった時点で、CPU40に対してR
EADY信号53を出力し、且つデータバス47上に蓄積した8
ビットのデータをのせる。
CPU40は、画像処理部18からのREADY信号53を受け取る
と、画像メモリ44に対してアドレスを確定するためのア
ドレス信号54と確定されたアドレスにデータバス47上の
8ビットのデータを書き込むためのWR信号(書き込み信
号)55を与える。かくして、画像メモリ44の該当するア
ドレス領域にデータバス47上の8ビットのデータが書き
込まれる。なお、アドレス確定方法の詳細については後
述する。
CPU40は、以上のアドレス確定、書き込み処理を画像
処理部18からREADY信号53が与えられる都度行うと共
に、READY信号53の本数をカウントし、原稿1の1ライ
ン分のデータについての処理が終了したことを確認する
と、その時点で読取光学系100に再度スキャン信号51を
発し、読取光学系100を1ライン分移動させて次の1ラ
イン分のデータの読み取りを行なわせる。そして、以下
かかる処理を読取光学系100が第2図に示す位置に移動
される最終ラインで再行し、原稿1の1画面分のデータ
を画像メモリ44に書き込む。
次に、第6図ないし第8図に従いプレスキャン時に得
たKデータの画像メモリ44に対する書き込み処理の詳細
について説明する。但し、第6図はCPU40の制御手順を
示すフローチャート、第7図及び第8図は画像メモリ44
のアドレス領域を示す図面である。
書き込み処理の具体的な説明に先立って第6図におい
て用いられる記号の定義をまず行う。Nd0:1ライン分の
データのバイト数、Nd:1ライン中の転送バイト数、NL0:
プレスキャン時にカラーセンサ17が読み取ったライン数
であり、カラーセンサ17は原稿1を副走査方向について
0〜NL0−1ラインに分割して読み取る、NL:読み取り中
のライン番号、Ad:画像メモリ44に出力されるアドレ
ス、ANL:NLライン用の画像メモリ44の先頭アドレスであ
る。
なお、第7図及び第8図に示されるように、各ライン
データが書き込まれる画像メモリ44のライン用アドレス
領域は、Nd0バイトずつ確保され、アドレス が各ラインにおける先頭アドレスになっている。各アド
レスの容量は、図示の如く1バイトに設定されている。
以下第6図に従ってCPU40の制御手順について説明す
る。CPU40は、まずステップS1においてNd0、NL0の値を
設定すると共に、NLを0に設定する初期化処理を行う
(S1)。ここに、NL=0とは、第0ラインの読み取りか
ら開始することを意味し、読取光学系100は0〜NL0−1
の合計NL0ライン分の読み取りを行う。
ステップS1の初期処理を終了すると、次にコピー入力
を待ち(S2)、コピー入力がありスキャンが開始される
と、NdをNd=0に設定する(S3)。ここに、Ndが0に設
定されるとは、各ラインの先頭アドレス から書き込み処理が行われることを意味する。
次いで、Ad=ANL(NL=0)としてアドレスを設定し
(S4)、画像処理部18からREADY信号53が入力されるの
を待つ(S5)。READY信号53が入力されると、WR信号55
を画像メモリ44に出力する(S6)。かくして、画像処理
部18からデータバス47を介して8ビットのKデータが先
頭アドレスA0に書き込まれる。
次いで、ステップS7でREADY信号53のカウント結果に
基づきNdの値を調べ、Nd=Nd0−1になったか、即ち1
ライン分のデータの転送が終了したかどうかを判定す
る。終了していない場合は、ステップS8に示すように、
アドレスAd及びNdを夫々一つ増やすAd+1、Nd+1に設
定し、次順のREADY信号53の入力を待ち、ステップS6〜S
7の処理を再行し、1ライン分のデータの転送が終了し
たことを確認すると、次にNL=NL0−1になったか、即
ち現時点における読取りライン番号が最終ラインになっ
たかどうかを判定する(S9)。NL=NL0−1になってい
ない場合は、読み取りライン番号NLを次順のNL+1に設
定し(S10)、次いで読取光学系100にスキャン信号51を
出力し、次のラインのスキャンに備え(S11)、ステッ
プS3以降の処理を再行する。
そして、ステップS9において、全ての読み取りライン
のスキャンが終了したことを確認すると、その時点でプ
レスキャン時に得たKデータの画像メモリ44に対する書
き込み処理を終了する。
次に、上記の如くして画像メモリ44に書き込まれたK
データに基づくディジタル・イレース工程の詳細につい
て説明する。プレスキャンを終了すると、読取光学系10
0による4回のスキャンが順次行われ、その都度、感光
体ドラム8上にY、M、C、Kに対応した静電潜像が形
成されるが、読取光学系100の副走査方向における移動
は、上記同様にCPU40からのスキャン信号51により行わ
れる。即ち、CPU40から読取光学系100に対してスキャン
信号51が4回発せられる。
第9図は静電潜像形成工程におけるCPU40の制御手順
を示すフローチャートであり、以下第5図を参照しつつ
CPU40の制御手順について説明する。
CPU40は、まずステップS20において、画像メモリ44と
P/S(パラレル/シリアル)変換レジスタ46との間に介
装されるセレクタ45に対してSelect(セレクト)信号56
を発し、セレクタ45を構成する非反転バッファ45aと反
転バッファ45bとの画像メモリ44及びP/S変換レジスタ46
に対する接続状態を切換える。
即ち、Y、M、Cの静電潜像に対してディジタル・イ
レース工程を行う場合には、画像メモリ44に書き込まれ
たKデータをそのまま使ってイレースできるので、この
時には、接続状態を非反転バッファ45a側に切換える一
方、Y、M、Cを含んでなるKのイレースを行う時に
は、画像メモリ44内にY、M、Cに関するデータがない
ので、この場合には、接続状態を非反転バッファ45a側
に切換え、これによりKデータをいわばY、M、Cデー
タに変換してP/S変換レジスタ46に出力する構成をと
る。
さて、ステップS20の処理を終了すると、次にステッ
プS21において、画像先端合わせのために読取光学系100
を副走査方向に数ライン分スキャンさせる。ここに、画
像先端合わせは、ディジタル・イレース工程も一種の作
像工程であり、アナログの作像工程によって感光体ドラ
ム8上に形成される静電潜像を精度よくイレースするた
めには、両工程によって形成される像を正確に位置合わ
せする必要があり、そのために、アナログの作像工程を
最終的に行うミラー7とディジタル・イレース工程を行
うLEDヘッド25の副走査方向における離隔寸法を解消す
べく、読取光学系100を数ライン分スキャンさせるので
ある。
第10図ないし第13図は、かかる数ライン分のスキャン
動作の詳細を示す図面であり、以下その詳細を説明す
る。但し、第10図は原稿1を複数のラインに分割した状
態を示す図面、第11図は感光体ドラム8上に形成される
アナログ像とディジタル像の関係を示す斜視図、第12図
はその側面断面図、第13図はアナログ像の形成ラインと
ディジタル像の形成ラインとの関係を示す図面である。
図示例においては、ミラー7とLEDヘッド25が原稿1
の副走査方向において4ライン分ずれている状態を想定
しており、第12図から明らかなように、LEDヘッド25が
感光体ドラム8上の第1ラインをイレースしている時
に、ミラー7が第5ラインにアナログ像を形成する。従
って、このままでは、アナログ像とディジタル像を一致
させることが不可能になる。但し、各ラインの第10図で
示されるスキャン(副走査方向)の幅は、カラーセンサ
17が読み取れる最小の幅に設定されている。
そこで、第13図に示すように、読取光学系100をLEDヘ
ッド25の駆動開始に先立って4ライン分スキャンさせ、
且つこれに同期して感光体ドラム8を第11図において矢
印b方向に必要分回転させる。つまり、LEDヘッド25の
駆動開始に先立って、アナログ像を第0ラインから第3
ライン迄の4ライン分スキャンさせておく(第13図参
照)。
そうすると、第12図からわかるように、LEDヘッド25
の駆動を開始すると、その時点で感光体ドラム8上に形
成される第0ラインのアナログ像がLEDヘッド25に対向
する位置に回転されて来る。それ故、この時点でLEDヘ
ッド25の駆動を開始すると、LEDヘッド25が第0ライン
の静電潜像のイレースを行うことになり、結果的にアナ
ログ像とディジタル像が重ね合わされる。
さて、ステップS21の画像先端合わせの処理を終了す
ると、次に、読み出し中のライン番号NLを0にセットし
(S22)、次いでNd=0にセットして読み出しデータを
最初の1バイトに設定する(S23)。次いで、ステップS
24で、画像メモリ44に出力されるアドレスAdを当該時点
において該当するNLライン用メモリの先頭アドレス (説明の便宜上、フローチャートにおいて先頭アドレス
として任意の を表示したが、A0から開始される)にセットして画像メ
モリ44のアドレスを設定する。
アドレスが設定されると、RD/WR(リード/ライト)
信号57を第5図に示すように、画像メモリ44とP/S変換
レジスタ46に夫々出力する(S25)。これにより、画像
メモリ44の該当するアドレスからデータが読み出され
て、P/S変換レジスタ46に書き込まれる。P/S変換レジス
タ46への書き込みは、8ビットのデータがパラレルで書
き込まれる。
そして、この書き込まれたデータが、CPU40からP/S変
換レジスタ46及びLEDヘッド25に与えられるCLK信号58に
同期して1ビットのシリアルのデータとして、1ビット
ずつシフトされてLEDヘッド25に取り込まれる。ここ
に、LEDヘッド25は、原稿1の1ライン分のデータが入
力可能なシフトレジスタを備えてなる。
それ故、RD/WR信号57によりP/S変換レジスタ46にデー
タを書き込んだ後、ステップS26に示すように、CLK信号
58をP/S変換レジスタ46及びLEDヘッド25に8回出力する
と、LEDヘッド25に8ビットのデータが取り込まれるこ
とになる。
8ビットのデータの取り込みを終了すると、ステップ
S27で1ライン中の転送バイトの数Ndを調べ、Nd=Nd0
1になったかどうか、即ち1ライン分のデータが全てLE
Dヘッド25に転送されたかどうかを判定し、全て転送さ
れていない場合は、ステップS28に示すように、Ad及びN
dを夫々Ad+1、Nd+1にセットしてアドレスを一つイ
ンクリメントし、次順のバイトデータをLEDヘッド25に
転送する。
そして、全てのバイトデータの転送が終了した時点
で、第5図に示すように、LEDヘッド25に対してSTB(ス
トローブ)信号59を出力し、LEDヘッド25の駆動を開始
する(S29)。次いで、ステップS30で、NL=NL0−1に
なったかどうか、即ち、LEDヘッド25の駆動が開始され
てから全ラインのイレースが終了したかどうかを判定
し、終了していない場合は、次順のライン番号のイレー
スを行うためにNLをNL+1にセットし(S31)、次い
で、読取光学系100を1ライン分移動させて次順のライ
ンのスキャンを行う(S32)。そして、以下ステップS23
以降の処理を再行し、NL=NL0−1になった時点で処理
を終了する。
但し、このフローチャートでは、Y、M、C、Kの内
の1色分についての処理を示しており、上記処理を4回
行なってディジタル・イレース工程が終了する。なお、
Kのディジタル・イレースについては、画像メモリ44内
にY、M、Cに関するデータが書き込まれていないの
で、この場合には、ステップS20において、反転バッフ
ァ45bを画像メモリ44とP/S変換レジスタ46との間に接続
すべくSelect信号56を発し、以下ステップS21以降の処
理を行う。
(画像メモリへのデータ転送タイミング及びLEDヘッド
の駆動タイミングの詳細) 第14図はカラーセンサ17から画像メモリ44へのデータ
転送の転送タイミングを示すタイミングチャート、第15
図はLEDヘッド25の具体的な駆動タイミングを示すタイ
ミングチャートである。以下第14図及び第15図に従って
その詳細を説明する。
まず、第14図により転送タイミングについて説明す
る。カラーセンサ17により上記の如くして読み取られ、
画像処理部18により処理されたデータは1バイト単位の
イレース用のKデータとして生成され、Kデータの生成
が終了すると(第14図(a)参照)、その時点で画像処
理部18がCPU40に対して第14図(b)に示されるREADY信
号53を発する。CPU40は、READY信号53の立ち下がりを検
出すると、画像メモリ44に対して第14図(c)、(d)
に示すタイミングでアドレス信号54及び▲▼信号55
を夫々出力し、これによりデータの画像メモリ44に対す
る書き込みが行われる。
なお、原稿1の1ライン分のデータ数がNバイトであ
るとすると、前記した書き込み処理をN回行うことによ
り1ライン分のKデータの画像メモリ44に対する書き込
みが行われる。
次に、LEDヘッド25の駆動タイミングについて説明す
る。前記の如くして画像メモリ44に1ライン分のKデー
タが書き込まれると、CPU40が第15図(a)に示すタイ
ミングでアドレス信号54を画像メモリ44に出力する。こ
のアドレス信号54は、画像メモリ44内に書き込まれたK
データの内の必要な転送データ(8ビットのデータ)を
選択するため、即ち転送データのアドレスを指定するた
めに出力される。CPU40はこれと同時に第15図(b)に
示される▲▼信号57を“L"として画像メモリ
44に出力する。そうすると、指定されたKデータが1バ
イトずつ画像メモリ44から読み出され、P/S変換レジス
タ46に転送される。なお、画像メモリ44内の転送データ
のアドレスは、アクセスに要する時間遅れのため第15図
(e)に示されるタイミングで確定される。
▲▼信号57はR/S変換レジスタ46に対して
も第15図(f)で示されるタイミングで出力される。▲
▼信号57が入力されると、その時点からP/S
変換レジスタ46に対する転送データの書き込みが開始さ
れる。即ち、▲▼信号57は、画像メモリ44に
対しては読み出し信号となり、P/S変換レジスタ46に対
しては書き込み信号となる。
転送データのアドレスが確定され、P/S変換レジスタ4
6に▲▼信号57が出力されると、アクセスに
要する時間遅れのため第15図(g)で示されるタイミン
グで転送データがP/S変換レジスタ46に書き込まれる。
そうすると、CPU40がP/S変換レジスタ46及びLEDヘッド2
5に第15図(h)で示されるタイミングでCLK信号58を出
力し、これにより、P/S変換レジスタ46からLEDヘッド25
に1ビットずつデータが転送される。
より具体的には、第15図(h)に示されるように、CL
K信号58の立ち下がりでLEDヘッド25内のシフトレジスタ
に1ビットのデータが書き込まれ、CLK信号58の立ち上
がりでこのデータがシフトされる構成になっている。転
送データは、8ビットのデータからなるので、CPU40か
ら8回分のCLK信号58が入力されると、その時点でP/S変
換レジスタ46からLEDヘッド25への転送が終了する。
原稿1の1ライン分のデータはNバイトの転送データ
からなるので、第15図(e)〜(h)の動作をN回行う
と、1ライン分のデータが画像メモリ44からLEDヘッド2
5に転送される。
そして、1ライン分のデータの転送が終了すると、LE
Dヘッド25内のデータは、CPU40から第15図(c)で示さ
れるタイミングでLEDヘッド25に出力されるLATCH信号60
(第5図参照)によりLEDヘッド25内の出力バッファ
(図示せず)にラッチされる。そして、その後、第15図
(d)で示されるタイミングでCPU40からLEDヘッド25に
STB信号59が“L"として出力されると、出力バッファ内
のデータに従ってLEDヘッド25の駆動が行われる。な
お、図示するように、LEDヘッド25の駆動中に次順のラ
インデータの転送動作が行われる。
(LEDヘッドの取付け誤差を補正する手段) 上記構成に加えてこの複写機には、LEDヘッド25の感
光体ドラム8に対する取付け誤差に起因する画像品位の
劣化を防止する補正手段を備えている。第16図は、本発
明の補正原理を示す図面であり、以下第16図に従ってそ
の詳細をまず説明する。
図において、破線は感光体ドラム8上におけるアナロ
グ像を示し、実線はディジタル像を示す。図示例では、
第16図(a)に示すようにLEDヘッド25が感光体ドラム
8に対してこれの軸長方向に対して4ビット分、即ち像
の1ライン幅に対して4ドット分ずれた状態で取付けら
れた場合を想定している。それ故、以下に述べる補正手
段によりデータ補正を行わず、そのままディジタル・イ
レース工程を行うものとすると、アナログの作像工程に
より形成される直線(破線部)とディジタル・イレース
工程により形成される直線(実線部)とが感光体ドラム
8の図上右端末において副走査方向に4ドット分ずれる
ことになり、上記従来例同様の欠点を生じる。
そこで、本発明においては、第16図(b)に示すよう
に、LEDヘッド25の領域をこれの長手方向についてa〜
hの8つのブロックにいわば仮想的に分割し、ディジタ
ル・イレースの際にこれら8つのブロック毎にイレース
用データを転送する構成をとる。
第17図は、ブロック毎に転送されるディジタル像の第
Nラインの転送データの内容を示しており、aのブロッ
クにおいては第16図で破線で示されるアナログ像の第N
ラインのaブロックに相当する領域に対して実線で示さ
れる第Nラインのブロックデータを転送し、以下、b及
びcのブロックにおいて、アナログ像の第Nラインに対
して第N+1ラインのブロックデータを、d及びeのブ
ロックにおいて、アナログ像の第Nラインに対して第N
+2ラインのブロックデータを、f及びgのブロックに
おいて、アナログ像の第Nラインに対して第N+3ライ
ンのブロックデータを、hのブロックにおいて、アナロ
グ像の第Nラインに対して第N+4ラインのブロックデ
ータを夫々転送する。
このように8分割し、かつシフトしてディジタル像の
転送を行うと、第16図(b)から明らかなように、LED
ヘッド25に4ドット分の取付け誤差が存在する場合に
は、4/8=0.5により副走査方向に0.5ずつ誤差が振り分
けられるので、合成されるアナログ像とディジタル像と
の誤差を±0.5ドット内に抑えることができる。尚、分
割数については8に限定されるものではなく、ドットズ
レ量の倍数に分割するものとする。
次に、第5図を参照しつつ、第18図ないし第20図に従
って上記補正原理を実行する手段の内容について説明す
る。但し、第18図はCPU40の画像形成工程における制御
内容の全体を示すフローチャート、第19図は画像メモリ
44のアドレス領域を示す図面、第20図はアドレスの読み
出し手順を示す図面である。
CPU40は、ステップS40で示されるプレスキャンが行わ
れ、前記した手順で画像メモリ4 4のアドレスにKデータが書き込まれると、次に、オペ
レータからのキー入力を待ち、データの補正を行うため
に必要な設定値Eが入力されたかどうかを判定する(S4
1)。
ここに、設定値Eの入力は、オペレータが操作パネル
41に付設されるスライドスイッチ42を操作して行われ
る。即ち、オペレータがスライドスイッチ42を適当な位
置に切換えると、対応した電圧値VRがA/D変換器43に出
力され、A/D変換器43によりディジタル変換された設定
値EがCPU40に出力される構成になっている。
設定値Eは、E=0〜2Mで表され、Eの値が電圧値VR
に対応している。2Mは、この複写機におけるLEDヘッド2
5の取付け誤差に起因するドット量のズレを補正できる
最大値に相当する。従って、前回コピーした複写紙の印
字状態を目視したオペレータが、目視でEの値を割り出
し、これに応じてスライドスイッチ42の切換位置を選択
することにより設定される。なお、E=Mの場合をドッ
トのズレを生じていない正常状態における値とする。ま
た、Eの値は、あくまでもズレ量解消の目安となる値で
有り、一度の補正によりドットのズレが解消しない場合
は、再度オペレータが設定値EをCPU40に入力すること
になる。
設定値Eが入力されると、次に上記した先端合わせ用
のスキャンを行ない(S42)、この処理が終了した時点
で設定値Eの読み込みを行う(S43)。そして、設定値
Eに基づきE0=E−Mを演算する(S43)。ここに、E0
は正常値(=M)と設定値Eとの誤差、即ちドットのズ
レ量に相当し、E0>0の場合に画像メモリ44のアドレス
を増加させる方向にシフトし、E00<の場合にアドレス
を減少させる方向にシフトすることを意味する。なお、
E0とMとの間には、−M<E0<Mの関係がある。
それ故、ステップS44の次にステップS45でE0>0を判
定し、E0>0の場合は、A=1、即ち画像メモリ44のア
ドレスシフトを増加方向に(S46)、E0<0の場合には
アドレスを減少する方向、A=−1に設定する(S4
7)。Aはアドレスのシフト量である。アドレスのシフ
ト量設定を行うと、ステップS48でD=2E0を演算し、LE
Dヘッド25の仮想的に複数のブロックに分割する場合の
分割数Dを決定する。本実施例では、4ドットのズレを
想定しているので、LEDヘッド25を仮想的に8分割する
ことになる。ここに、ドットのズレ量の2倍にLEDヘッ
ド25を分割するのは、上記した理由によりブロック数を
2倍に設定すると、ドットのズレを副走査方向に±0.5
ずつ振り分けることができ、これにより精度のよい画像
合わせが行えるからである。
分割数Dを決定すると、次にステップS49で最初の1
ライン分の転送データを画像メモリ44から読み出すこと
になるが、その詳細を説明する前に、第19図に従い転送
データを読み出す時の第0ラインにおけるアドレスの変
化を説明する。但し、第19図において斜線部は前記第16
図で示されるディジタル像のラインの第0ラインを示
す。
通常、第0ラインは、先頭アドレスA0から読み出しが
開始され、1バイト分の転送データが転送される毎にア
ドレスが一つずつ増加する方向にシフトされて行くが、
本実施例では分割数Dを8に決定したことにより、第0
ラインのa、b、c、d、e、f、g、h各ブロックに
おいて第19図の斜線部及び第20図で示されるように、a
ブロックについて、アドレスA0、A0+1、A0+2…A0
(1/8)Ndo−1から読み出された(1/8)Ndoバイトのデ
ータが転送される。
以下、b、cブロックについて、アドレスA1+(1/
8)Ndo、A1+(1/8)Ndo+1…A1+(2/8)Ndo、A1
(2/8)Ndo+1…A1+(3/8)Ndo−1の(2/8)Ndoバイ
トのデータが、d、eブロックについて、アドレスA2
(3/8)Ndo、A2+(3/8)Ndo+1…の(2/8)Ndoバイト
のデータが、f、gのブロックについて、アドレスA3
(5/8)Ndo、A3+(5/8)Ndo+1…の(2/8)Ndoバイト
のデータが、hブロックについて、アドレスA4+(7/
8)Ndo、A4+(7/8)Ndo+1…A4+Ndo−1の(1/8)N
doバイトのデータが夫々転送される。
なお、第21図に参考として、各ラインのメモリをD分
割した場合の第Nラインにおける転送データを示してお
く。但し、D分割する場合において、NdoがDで割り切
れない場合は、Ndo/Dとして最も近い整数を採用する。
再び、フローチャートの説明に返って、ステップS49
において、読み取り中のライン番号NLを0にセットして
第0ラインのスキャンを指定する。次いで、ステップS5
0で、転送バイト数の番号Ndを0に設定(初期設定)す
ると共に、アドレス変更時におけるベースアドレス変数
NLLをNLに設定する。
次に、画像メモリ44に出力されるアドレスAdをA
NLL(=第0ラインのA0)として転送バデータが書き込
まれるアドレスを設定する(S51)。そして、画像メモ
リ44及びP/S変換レジスタ46にRD/WR信号57を出力し(S5
2)、またP/S変換レジスタ46及びLEDヘッド25に8回分
のCLK信号58を出力し(S53)、その後、転送バイト数Nd
及びアドレスAdを夫々1つ増やして、転送データをLED
ヘッド25に転送する(S54)。そして、ステップS52〜ス
テップS54の処理を(1/D)Ndo回繰り返して、1ブロッ
ク分の転送データを転送する。
次いで、ステップS55において、ベースアドレス変数N
LLをNLL+A(=±1、但し、本実施例では読み出しア
ドレスが増加するので、A=1)に設定する。そして、
設定されたベースアドレス変数NLLに基づき、ステップS
56で次順のアドレスAd(=ANLL+Nd)を設定し、以下ス
テップS57〜ステップS59で上記同様の転送データの転送
を行う。但し、ここでは、第16図の説明で述べたよう
に、2ブロック分のデータを転送する必要があるので、
ステップS57〜ステップS59の処理を(2/D)Ndo回行うこ
とになる。
そして、ステップS60において、Nd≧〔(D−1)/
D〕・Ndo−1になったかどうか、つまり2ブロック分の
データが転送される全てのブロックのデータ転送が終了
したかどうかを判定し、終了していない場合は、ベース
アドレス変数NLLを次順の値に設定し、ステップS57〜ス
テップS59の処理を同様に(2/D)Ndo回行う。そして、N
d=〔(D−1)/D〕・Ndo−1になると、残りの転送デ
ータは、最終ブロックの(1/D)Ndoとなる。
従って、ステップS61〜ステップS65で上記同様にして
この(1/D)Ndo分の転送データの転送を行う。なお、こ
こでの処理において、転送データのバイト数をNdo−1
と比較することにより、1ライン分の転送データの転送
が終了したかどうか判定することになる。即ち、1ライ
ン分の転送データのバイト数が分割数Dで割り切れない
場合があるので、その場合の誤差を吸収するためであ
る。
以上のようにして1ライン分のデータの転送を終了す
ると、LEDヘッド25に対してSTB信号59を出力し、転送デ
ータに従ってLEDヘッド25を駆動する(S66)。そして、
ステップS67において、全てのラインのデータ転送が終
了したかどうかを判定し、終了していない場合は、ライ
ン番号NLを次順のNL+1に設定し、ステップS50以降の
処理を再行する。そして、全てのラインのデータの転送
が終了したことを確認した時点で以上の転送処理を終了
する。
第22図は上記実施例に従ってアナログ像とディジタル
像とを重ね合わせた状態を示す図面であり、図示の如く
画像を略一致させることができた。それ故、かかる実施
例によれば画像品位を格段に向上できることになる。
変形例 第23図ないし第26図は本発明の変形例を示す図面であ
り、この変形例では、上記実施例が画像メモリ44のアド
レスを原稿1の1ライン分について、アナログ像とディ
ジタル像とのドットのズレ量の2倍のブロック数に仮想
的に分割し、これらのブロックデータをズレ量を解消す
る副走査方向にブロック毎にシフトしてLEDヘッド25に
転送することとしたが、この変形例では、1ライン分の
データを複数のブロックデータに分割する点については
共通するが、ドットのズレ量に応じて各ブロックの先頭
アドレスをシフトし、シフトしたデータをLEDヘッド25
に転送してこれの駆動を行う構成をとる点が異なる。
以下、第23図ないし第26図に従いその詳細を説明す
る。但し、第23図は画像メモリ44のメモリ構成を示す図
面、第24図は画像メモリ44内のデータの読み出し手順を
示すフローチャート、第25図はLEDヘッド25の取付け誤
差を示す図面、第26図はアナログ像とディジタル像との
補正後の位置関係を示す図面である。
この変形例では、第26図及び第25図に示すように1ラ
インを4ブロックに分割し、且つドットのズレが3ライ
ンにわたって発生している状態を想定している。
まず、画像メモリ44へのデータの書き込み、読み出し
時におけるアドレス発生手順について説明する。第23図
に示すように、この変形例では、原稿1の1ライン分の
データ数をNバイト、有効ライン数をMラインとするた
めN×Mが原稿1の有効画像領域となる。各ラインにお
けるブロックa、b、c、d(第26図参照)のデータ量
を夫々a0バイト、b0バイト、c0バイト、d0バイト確保
し、図示の如く配置する。各ブロックにおける先頭アド
レスを、Aad、Bad、Cad、Dadとする。
そして、1つのアドレスに対して1バイトのデータを
割りつける。それ故、各アドレスの先頭アドレスAad、B
ad、Cad、Dadは読み取りラインが1つ増加する毎にa0
b0、c0、d0バイトずつアドレスアップして行く。
以上の点を念頭において以下第24図に示されるフロー
チャートの詳細について説明する。ステップS70におい
て、オペレータからのキー入力を待ち、操作パネル41に
設けられる補正ライン数入力回路(図示せず)より、各
ブロックa、b、c、dにおける補正ライン数Na、Nb
Nc、Ndが入力されたかどうかを判定する。
ここに、補正ライン数Na、Nb、Nc、Ndは、各ブロック
a、b、c、dにおけるドットのズレ量を解消できるラ
イン数を第26図で示されるコピー状態を視認して割り出
したオペレータのキー操作により設定入力される。な
お、この補正ライン数Na、Nb、Nc、Ndの入力操作は、画
像メモリ44へのデータの書き込み時に行なってもよい
し、読み出してLEDヘッド25に転送する際に行うことに
してもよい。また、補正を要しない場合は、Na=Nb=Nc
=Nd=0となる。
今、Na=Nb=Nc=Nd=0が入力された場合を想定し、
ステップS71以下の処理について説明する。まず、ステ
ップS71で先頭アドレスAad0(=Aad+Na×a0)、B
ad0(=Bad+Nb×b0)、Cad0(=Cad+NC×c0)、Dad0
(=Dad+Nd×d0)を設定する。但し、この場合は、Na
=Nb=Nc=Nd=0であるので、画像メモリ44に書き込ま
れる各ブロックの先頭アドレスはAad、Bad、Cad、Dad
なる。そして、ステップS72、ステップS73で示すよう
に、画像メモリ44にアドレス信号54を出力し、アドレス
a1、a2…を順次アドレスアップして行き、かかる処理を
a0回実行して第27図で示されるアドレスAad0、Aad0+1
Aad0+2…Aad0+a0-1を第1ライン用のアドレスとして得
る。そして、以下同様に、ステップS74、ステップS75を
b0回、ステップS76、ステップS77をc0回、ステップS7
8、ステップS79をd0回夫々実行して、第27図に示される
b、c、dブロックにおける第1ライン用のアドレスを
得る。そして、以上の処理をMライン分繰り返すと、最
終的に第23図に示されるメモリ配置を得ることができ
る。
次に、画像メモリ44からのデータの読み出しである
が、この変形例では第25図に示す取付け誤差状態を想定
しているので、補正ライン数としてNa=−3、Nb=−
2、Nc=−1、Nd=0を設定する。これにより、第1ラ
インとして、Aad0-3a0,…Aad0-2a0-1,Bad0-2b0,…B
ad0-b0-1,Cad0-ca,…Cad0-1,Dad0,…Dad0+d0-1を得、第
2ラインとして、Aad0-2a0,…Aad0-a0-1,Bad0-b0,…B
ad0-1,Cad0,…Cad0+c0-1,Dad0+d0,…Dad0+2d0-1を得
る。
従って、各ブロックの読み出しは、第28図に示される
状態で行われ、これにより、補正ライン数シフトされた
データがLEDヘッド25に転送されるので、上記実施例同
様にアナログ像とディジタル像とを略一致させることが
できる。
なお、読み出しに補正ライン数をNa=3、Nb=2、Nc
=1、Nd=0に設定すると、同様の結果が得られること
は勿論である。
なお、この変形例においては、LEDヘッド25を仮想的
に4分割し、これに応じて画像メモリ44のアドレス領域
を対応して4分割し、且つ4つの補正ライン数Na、Nb
Nc、Ndを設定することとしたが、かかる分割例に限定さ
れないことを勿論である。
尚、以上の実施例では、本発明をディジタル・イレー
ス工程を伴う像重ねを行う複写機における静電潜像イレ
ース用のLEDヘッドの取付け誤差の補償に適用する場合
について説明したが、像重ねを行わない通常のプリンタ
等の画像形成装置における静電潜像書き込み用のLEDヘ
ッド、液晶シャッタ等のいわゆる固体走査型のプリンタ
ヘッドの取付け誤差の補償についても同様に適用でき
る。更にまた、レーザプリンタにおけるレーザヘッドや
ミラー等のレーザ光学系と、感光体との相対的な位置ズ
レの補償にも適用することができる。即ち、本発明は、
感光体や記録用紙等の記録媒体にライン状に画像を形成
する種々の型式の画像形成装置において、画像形成手段
や記録媒体の取付け誤差を補償することができ、また、
CCDラインセンサ等の画像読取センサに取付け誤差が生
じている場合にも同様の補正を行うことにより取付け誤
差を解消して精度のよい画像読取工程を享受できる。
発明の効果 以上の本発明による場合は、LEDヘッドの記録媒体に
対する相対的な取り付け誤差等を解消すべく、LEDヘッ
ドを主走査方向において複数に分割した各ブロックに対
応付けた画像データをLEDヘッドに転送する構成をとる
ので、画像品位を格段に向上できるという利点がある。
また、特に請求項3記載の画像形成装置によれば、精
度の良い像重ね工程が享受できる画像形成装置を実現で
きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した複写機の主要部を示す正面断
面図、第2図は読取光学系が原稿の後端までスキャンし
た状態を示す要部の正面断面図、第3図はアナログの作
像工程及びこれに後続するディジタル・イレース工程か
らなる画像形成工程の手順を示すフローチャート、第4
図はディジタル・イレース工程の詳細を示す工程図、第
5図は制御系の全体構成を示すブロック図、第6図はCP
Uの動作手順を示すフローチャート、第7図及び第8図
は画像メモリのメモリ構成を示す図面、第9図は静電潜
像形成工程におけるCPUの制御手順を示すフローチャー
ト、第10図は原稿を複数のラインに分割した状態を示す
図面、第11図は感光体ドラム上に形成されるアナログ像
とディジタル像の位置関係を示す斜視図、第12図はその
側面断面図、第13図はアナログ像の形成ラインとディジ
タル像の形成ラインとの関係を示す図面、第14図はカラ
ーセンサから画像メモリへのデータ転送の転送タイミン
グを示すタイミングチャート、第15図はLEDヘッドの具
体的な駆動タイミングを示すタイミングチャート、第16
図は本発明の補正原理を示す図面、第17図はブロック毎
に転送されるディジタル像の第Nラインの転送データの
内容を示す図面、第18図はCPUの制御内容を示す図面、
第19図は画像メモリのアドレス領域を示す図面、第20図
はアドレスの読み出し手順を示す図面、第21図は画像メ
モリのアドレスのその他の分割例を示す図面、第22図は
本発明の効果を示す図面、第23図以下は本発明の変形例
を示す図面であり、第23図は画像メモリのメモリ構成を
示す図面、第24図は画像メモリ内のデータの読み出し手
順を示すフローチャート、第25図はLEDヘッドの取付け
誤差を示す図面、第26図はアナログ像とディジタル像と
の補正後の位置関係を示す図面、第27図は画像メモリの
アドレスを示す図面、第28図は転送画像メモリの読出し
手順を示す図面、第29図はLEDヘッドと感光体ドラムと
の取付誤差を示す図面、第30図及び第31図は従来例の欠
点を示す図面である。 25……LEDヘッド、44……画像メモリ、8……感光体ド
ラム、17……カラーセンサ、18……画像処理部、22……
フィルタ、41……操作パネル、42……スライドスイッ
チ、40……CPU、46……P/S変換レジスタ、100……読取
光学系、47……データバス。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データをLEDヘッドにより記録媒体に
    書き込む画像形成装置において、 前記画像データを記憶する記憶手段を備え、 前記記憶手段に記憶された1ライン分の画像データを、
    前記LEDヘッドの一端の、他端に対する副走査方向にお
    けるずれ量に対応したドット数の2倍の分割数で主走査
    方向に分割し、これを前記LEDヘッドを主走査方向に同
    じ分割数で分割した各ブロックに対応付け、前記記録媒
    体に書き込まれる画像が各ブロックごとに副走査方向に
    シフトして形成されるように、各ブロックに対応する画
    像データを前記LEDヘッドのずれ量に応じて前記LEDヘッ
    ドに転送するようにしたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】画像データをLEDヘッドにより記録媒体に
    書き込む画像形成装置において、 前記画像データを記憶する記憶手段を備え、 前記記憶手段に記憶された1ライン分の画像データを、
    前記LEDヘッドを主走査方向に複数のブロックに分割し
    た各ブロックに対応付け、前記記録媒体に書き込まれる
    画像が各ブロック毎に副走査方向にシフトして形成され
    るように、各ブロックに対応する画像データの書き込み
    又は読み出しのための先頭アドレスを、各ブロックに対
    応する画像が前記LEDヘッドの記録媒体に対するずれ量
    に応じて副走査方向にシフトするように指定したことを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】画像データを複数の画像形成手段により記
    録媒体に書き込む画像形成装置において、 前記画像形成手段の少なくとも1つはLEDヘッドであっ
    て、 前記画像データを記憶する記憶手段を備え、 一の画像形成手段で前記記録媒体に形成した像に、前記
    LEDヘッドにより形成される像を重ね合わせる際に、前
    記記憶手段に記憶された1ライン分の画像データを、前
    記LEDヘッドを主走査方向において複数に分割した各ブ
    ロックに対応付け、各ブロックに対応する画像データを
    前記一の画像形成手段の前記記録媒体に対するずれ量を
    解消する方向に副走査方向にシフトさせて前記LEDヘッ
    ドに転送して像重ねを行うようにしたことを特徴とする
    画像形成装置。
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