JPH06152779A - 帯域圧縮制御方式 - Google Patents

帯域圧縮制御方式

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Publication number
JPH06152779A
JPH06152779A JP4296231A JP29623192A JPH06152779A JP H06152779 A JPH06152779 A JP H06152779A JP 4296231 A JP4296231 A JP 4296231A JP 29623192 A JP29623192 A JP 29623192A JP H06152779 A JPH06152779 A JP H06152779A
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JP
Japan
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signal
terminal
facsimile
trunk
connection
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Withdrawn
Application number
JP4296231A
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English (en)
Inventor
Reiko Yuki
令子 結城
Keiji Fukuda
圭二 福田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話端末とファクシミリ端末とを収容する交
換機における帯域圧縮制御方式に関し、簡易な操作で経
済的に、中継線の利用効率を向上することを目的とす
る。 【構成】 音声信号を圧縮・伸長する圧伸手段(10
1)と、電話端末(2)またはファクシミリ端末(3)
から中継線に発信した場合に、圧伸手段を介して第一の
中継線(4X )に発信接続すると共に圧伸手段を介さず
に第二の中継線(4 Y )に発信接続する並行接続手段
(102)と、送受信信号の種別を識別する信号識別手
段(103)と、音声信号と識別した場合には第一の中
継線を経由する接続を保持して第二の中継線を経由する
接続を解放し、またファクシミリ信号と識別した場合に
は、第二の中継線を経由する接続を保持して第一の中継
線を経由する接続を解放する接続切替手段(104)と
を設ける様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話端末とファクシミ
リ端末とを収容する交換機における帯域圧縮制御方式に
関する。
【0002】近年、電話端末を収容する交換機に、ファ
クシミリ端末を併用する機会が増加しつつある。一方、
音声信号を交換する交換機は、通常毎秒64キロビット
の信号を伝送可能な通信路を設定しているが、交換機に
収容される中継線を効率的に使用する為に、音声信号を
例えば毎秒32キロビット、毎秒16キロビット、或い
は毎秒8キロビットに圧縮し、毎秒64キロビットに多
重化して中継線を転送する手段が実用されつつある。
【0003】
【従来の技術】図3は従来ある通信システムの一例を示
す図である。図3に示される通信システムにおいては、
二組の交換機(1)〔個々の交換機を(11 )および
(12 )と称する、以下同様〕が、中継線(4)により
接続されている。
【0004】各交換機(1)には、それぞれ電話端末
(2)およびファクシミリ端末(FT)(3)が収容さ
れると共に、帯域圧縮トランク(CPT)(14)が設
置されている。
【0005】帯域圧縮トランク(CPT)(14)は、
二組の端末接続端子(15)〔個々の端末接続端子を
(15A )および(15B )と称する、以下同様〕と、
一組の中継線接続端子(16)とにより交換機(1)の
ネットワーク(NW)(11)に接続され、二組の帯域
圧伸部(CMP)(41)と、一組の多重分離部(MD
X)(42)と、二組のファクシミリ信号検出部(FD
T)(43)とを具備している。なお図3においては、
帯域圧伸部(CMP)(41)およびファクシミリ信号
検出部(FDT)(43)はそれぞれ一組のみが示さ
れ、他の一組は省略されている。
【0006】各帯域圧伸部(CMP)(41)は、ファ
クシミリ信号検出部(FDT)(43)から伝達される
切替信号(s)が論理“0”に設定されている場合に
は、予め定められた音声信号圧伸技術により、毎秒64
キロビットの音声信号を毎秒32キロビットに圧縮する
と共に、毎秒32キロビットに圧縮された音声信号を毎
秒64キロビットに伸長し、またファクシミリ信号検出
部(FDT)(43)から伝達される切替信号(s)が
論理“1”に設定されている場合には予め定められたフ
ァクシミリ信号圧伸技術により、毎秒64キロビットの
ファクシミリ信号を毎秒32キロビットに圧縮すると共
に、毎秒32キロビットに圧縮されたファクシミリ信号
を毎秒64キロビットに伸長する。
【0007】なお本発明においては、音声信号の圧伸技
術と、ファクシミリ信号の圧伸技術とは異なるものとす
る。多重分離部(MDX)(42)は、二組の帯域圧伸
部(CMP)(41)から伝達される、毎秒32キロビ
ットに圧縮された音声信号またはファクシミリ信号を、
毎秒64キロビットに多重化して中継線接続端子(1
6)に送出すると共に、中継線接続端子(16)から入
力される毎秒64キロビットに多重化された音声信号ま
たはファクシミリ信号をそれぞれ毎秒32キロビットに
圧縮された二組の音声信号またはファクシミリ信号に分
離し、二組の帯域圧伸部(CMP)(41)にそれぞれ
伝達する。
【0008】各ファクシミリ信号検出部(FDT)(4
3)は、各端末接続端子(15)に接続された電話端末
(2)から送出される音声信号またはファクシミリ端末
(FT)(3)から送出されるファクシミリ信号に、フ
ァクシミリ端末(FT)(3)がファクシミリ信号を毎
秒64キロビットの通信路を経由して送受信する為に変
調する所定周波数の搬送波が検出されるか否かを解析
し、前述の搬送波が検出されぬ場合には電話端末(2)
から送出される音声信号と識別して切替信号(s)を論
理“0”に設定し、また前述の搬送波が検出された場合
にはファクシミリ端末(FT)(3)から送出されるフ
ァクシミリ信号と識別して切替信号(s)を論理“1”
に設定する。
【0009】図3において、交換機(11 )に収容され
る電話端末(21 )が、交換機(1 2 )に収容される電
話端末(22 )との通話を希望する場合に、交換機(1
1 )に対して発呼し、電話端末(22 )の電話番号をダ
イヤルすると、中央処理系装置(CP)(121 )は電
話端末(21 )の発呼を検出し、電話端末(21 )が送
出する電話番号を解析し、交換機(12 )に収容される
電話端末(22 )に対する接続要求であることを識別す
ると、例えば図示されぬ共通線信号網を経由して交換機
(12 )に電話端末(22 )に対する接続を要求すると
共に、交換機(11 )と(12 )とを接続する空き中継
線(4)を選択・捕捉すると共に、帯域圧縮トランク
(CPT)(141 )の空き端末接続端子(15)を選
択・捕捉し、捕捉した端末接続端子〔例えば(1
A )〕に電話端末(21 )をネットワーク(NW)
(111 )を介して接続すると共に、帯域圧縮トランク
(CPT)(141 )の中継線接続端子(161 )を、
中継線(4)をネットワーク(NW)(111 )に接続
するトランク(TRK)(131 )に、ネットワーク
(NW)(111 )を介して接続する。
【0010】一方交換機(12 )においては、中央処理
系装置(CP)(122 )が交換機(11 )から電話端
末(22 )に対する接続要求を受信すると、電話端末
(22)を呼出すと共に、帯域圧縮トランク(CPT)
(142 )の空き端末接続端子(15)を選択・捕捉
し、捕捉した端末接続端子〔例えば(15A )〕に電話
端末(22 )をネットワーク(NW)(112 )を介し
て接続すると共に、帯域圧縮トランク(CPT)(14
2 )の中継線接続端子(162 )を、着信した中継線
(4)をネットワーク(NW)(112 )に接続するト
ランク(TRK)(132 )に、ネットワーク(NW)
(112 )を介して接続する。
【0011】着信電話端末(22 )が応答し、電話端末
(21 )から音声信号が送出されると、帯域圧縮トラン
ク(CPT)(141 )内のファクシミリ信号検出部
(FDT)(43A1)が音声信号を解析し、搬送波が検
出されぬことを確認すると、帯域圧伸部(CMP)(4
1)に伝達する切替信号(s)を論理“0”に設定す
る。
【0012】その結果帯域圧伸部(CMP)(41A1
は、電話端末(21 )から送出される毎秒64キロビッ
トの音声信号を毎秒32キロビットに圧縮して多重分離
部(MDX)(421 )に伝達し、多重分離部(MD
X)(421 )は、帯域圧伸部(CMP)(41A1)か
ら伝達される毎秒32キロビットに圧縮された音声信号
を、図示されぬ他の帯域圧伸部(CMP)(41B1)か
ら伝達される毎秒32キロビットに圧縮された音声信号
またはファクシミリ信号と毎秒64キロビットに多重化
し、中継線接続端子(161 )、ネットワーク(NW)
(111 )およびトランク(TRK)(131 )を介し
て中継線(4)に送出する。
【0013】毎秒64キロビットに多重化された信号
は、中継線(4)を経由して交換機(12 )に転送さ
れ、トランク(TRK)(132 )、ネットワーク(N
W)(112 )および中継線接続端子(162 )を介し
て帯域圧縮トランク(CPT)(142 )内の多重分離
部(MDX)(422 )に伝達される。
【0014】多重分離部(MDX)(422 )は、伝達
された毎秒64キロビットの多重化信号を毎秒32キロ
ビットに圧縮された二組の音声信号またはファクシミリ
信号に分離し、帯域圧伸部(CMP)(41A1)が送出
した毎秒32キロビットに圧縮された音声信号は帯域圧
伸部(CMP)(41A2)に伝達し、また帯域圧伸部
(CMP)(41A2)は、帯域圧伸部(CMP)(41
2 )から伝達された毎秒32キロビットに圧縮された音
声信号を毎秒64キロビットに伸長し、ファクシミリ信
号検出部(FDT)(43A2)、端末接続端子(1
A2)およびネットワーク(NW)(112 )を介して
電話端末(22 )に伝達する。
【0015】また電話端末(21 )から送出される音声
信号も、前述の同様の過程で、帯域圧縮トランク(CP
T)(142 )内の帯域圧伸部(CMP)(41A2)に
より一旦毎秒32キロビットに圧縮された後、中継線
(4)を経由して交換機(11)に転送され、帯域圧縮
トランク(CPT)(141 )内の帯域圧伸部(CM
P)(41A1)により毎秒64キロビットに伸長された
後、電話端末(21 )に伝達される。
【0016】次に、交換機(11 )に収容されるファク
シミリ端末(FT)(31 )が、交換機(12 )に収容
されるファクシミリ端末(FT)(32 )との通信を希
望する場合に、交換機(11 )に対して発呼し、ファク
シミリ端末(FT)(32 )の電話番号をダイヤルする
と、交換機(11 )および(12 )は前述と同様の過程
で、発信ファクシミリ端末(FT)(31 )を、ネット
ワーク(NW)(11 1 )、端末接続端子(15A1)、
帯域圧縮トランク(CPT)(141 )、中継線接続端
子(161 )、ネットワーク(NW)(111 )、トラ
ンク(TRK)(131 )、中継線(4)、トランク
(TRK)(132 )、ネットワーク(NW)(1
2 )、中継線接続端子(162 )、帯域圧縮トランク
(CPT)(142 )、端末接続端子(15A2)および
ネットワーク(NW)(112 )を経由して着信ファク
シミリ端末(FT)(32 )に接続するが、電話端末
(21 )および(22 )の接続と異なる点は、ファクシ
ミリ信号検出部(FDT)(43A1)はファクシミリ端
末(FT)(31 )が送信するファクシミリ信号から搬
送波を検出して帯域圧伸部(CMP)(41A1)に伝達
する切替信号(s)を論理“1”に設定し、またファク
シミリ信号検出部(FDT)(43A2)はファクシミリ
端末(FT)(32 )が送信するファクシミリ信号から
搬送波を検出して帯域圧伸部(CMP)(41A2)に伝
達する切替信号(s)を論理“1”に設定する点のみで
ある。
【0017】以後ファクシミリ端末(FT)(31 )か
ら送出されるファクシミリ信号は、前述の同様の過程
で、帯域圧縮トランク(CPT)(141 )内の帯域圧
伸部(CMP)(41A1)により一旦毎秒32キロビッ
トに圧縮された後、中継線(4)を経由して交換機(1
2 )に転送され、帯域圧縮トランク(CPT)(1
2)内の帯域圧伸部(CMP)(41A2)により毎秒
64キロビットのファクシミリ信号に伸長された後、フ
ァクシミリ端末(FT)(32 )に伝達され、またファ
クシミリ端末(FT)(32 )から送出されるファクシ
ミリ信号も、前述の同様の過程で、帯域圧縮トランク
(CPT)(142 )内の帯域圧伸部(CMP)(41
A2)により一旦毎秒32キロビットに圧縮された後、中
継線(4)を経由して交換機(11 )に転送され、帯域
圧縮トランク(CPT)(141 )内の帯域圧伸部(C
MP)(41A1)により毎秒64キロビットのファクシ
ミリ信号に伸長された後、ファクシミリ端末(FT)
(31 )に伝達される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来ある通信システムにおいては、ファクシミ
リ端末(FT)(3)を帯域圧縮トランク(CPT)
(14)を介して中継線(4)に接続し、帯域圧縮トラ
ンク(CPT)(14)内の帯域圧伸部(CMP)(4
1)を音声信号圧伸形式からファクシミリ信号圧伸形式
に切替えることにより、ファクシミリ端末(FT)
(3)が送出する毎秒64キロビットのファクシミリ信
号を、一旦毎秒32キロビットに圧縮して中継線(4)
を転送することが可能であった。
【0019】然し、ファクシミリ信号を毎秒16キロビ
ット、或いは毎秒8キロビットに圧縮することは、前述
の毎秒32キロビットに圧縮するのと同様の手段では技
術的に不可能である。
【0020】従って、音声信号のみを毎秒16キロビッ
ト、或いは毎秒8キロビットに圧縮する帯域圧縮トラン
クを設け、電話端末(2)からの中継線発信とファクシ
ミリ端末(FT)(3)からの中継線発信とを何等かの
方法で識別し、電話端末(2)からの中継線発信だけを
前述の帯域圧縮トランクを介して中継線(4)に接続
し、ファクシミリ端末(FT)(3)からの中継線発信
は直接中継線(4)に接続することにより、音声信号の
みを圧縮することも考慮される。
【0021】なお電話端末(2)からの中継線発信とフ
ァクシミリ端末(FT)(3)からの中継線発信とを識
別する方法としては、加入者に電話端末(2)からの発
信とファクシミリ端末(FT)(3)からの発信とで異
なる番号を選択させる、或いは交換機(1)が電話端末
(2)からの発呼とファクシミリ端末(FT)(3)か
らの発呼とを自動的に識別させる等が考慮れれるが、前
者は加入者に余分の負担を掛けることとなると共に、操
作誤りが生じ易い問題があり、また後者は電話端末
(2)とファクシミリ端末(FT)(3)とが独立に交
換機(1)に収容される必要があり、多くのファクシミ
リ端末(FT)(3)が電話端末(2)に併設される現
状では実現困難である。
【0022】更に、ファクシミリ端末(FT)(3)か
ら中継線発信した場合に、ファクシミリ信号を帯域圧縮
する代わりに、搬送波でベースバンド信号に復調し、復
調された信号を多重化して中継線(4)を転送させるこ
とも考慮されるが、ファクシミリ信号を復調する為に
は、一旦ファクシミリ信号を蓄積する蓄積手段、並びに
復調処理を行うプロセッサ等を設ける必要があり、経済
的な問題が生ずる。
【0023】本発明は、加入者に余分の負担を掛けるこ
と無く、また交換機の経済性を損なうこと無く、電話端
末とファクシミリ端末との併用を可能とし、且つ毎秒3
2キロビット未満の帯域圧縮を可能な限り利用可能とす
ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を示
す図である。図1において、1は本発明の対象となる交
換機、2および3は交換機(1)に収容される電話端末
およびファクシミリ端末、4X は第一の中継線、4Y
第二の中継線である。
【0025】101は、本発明により交換機(1)に設
けられた圧伸手段である。102は、本発明により交換
機(1)に設けられた並行接続手段である。103は、
本発明により交換機(1)に設けられた信号識別手段で
ある。
【0026】104は、本発明により交換機(1)に設
けられた接続切替手段である。
【0027】
【作用】圧伸手段(101)は、毎秒64キロビットの
音声信号を毎秒所定ビットに圧縮し、且つ毎秒所定ビッ
トに圧縮された音声信号を毎秒64キロビットに伸長す
る。
【0028】並行接続手段(102)は、電話端末
(2)またはファクシミリ端末(3)から中継線に対し
て発信した場合に、圧伸手段(101)を経由して接続
する第一の中継線(4X )と圧伸手段(101)を経由
すること無く接続する第二の中継線(4Y )とに対して
並行して発信接続させる。
【0029】信号識別手段(103)は、電話端末
(2)またはファクシミリ端末(3)が着信端末との間
で送受信する信号を解析し、電話端末(2)およびファ
クシミリ端末(3)の何れの送受信する信号かを識別す
る。
【0030】接続切替手段(104)は、信号識別手段
(103)が前記信号を電話端末(2)の送受信する音
声信号と識別した場合には、第一の中継線(4X )を経
由する接続を保持して第二の中継線(4Y )を経由する
接続を解放し、また信号識別手段(103)が前記信号
をファクシミリ端末(3)の送受信するファクシミリ信
号と識別した場合には、第二の中継線(4Y )を経由す
る接続を保持して第一の中継線(4X )を経由する接続
を解放する。
【0031】なお信号識別手段(103)は、前記信号
からファクシミリ端末(3)が使用する搬送波を検出す
るか否かにより、前記信号をファクシミリ端末(3)の
送受信する信号か否かを識別することが考慮される。
【0032】従って、発信加入者に何等余分の負担を掛
けること無く、音声信号のみを圧伸手段により圧縮して
中継線を転送させることが可能となり、当該交換機の利
便性および経済性を損なうこと無く、中継線の利用効率
を向上可能となる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図2は本発明の一実施例による通信システムを示す
図である。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を
示す。
【0034】図2においては、図1における交換機
(1)として二組の交換機(1)が示されている。交換
機(11 )および(12 )は、第一の中継線(4X )お
よび第二の中継線(4Y )〔以後単に中継線(4X )お
よび(4Y )と称する〕により接続され、それぞれ帯域
圧縮トランク(CPT)(14)を具備している。
【0035】各帯域圧縮トランク(CPT)(14)に
は、図1における圧伸手段(101)として、毎秒64
キロビットの音声信号を毎秒16キロビットに圧縮し、
また毎秒16キロビットに圧縮された音声信号を毎秒6
4キロビットに伸長する四組の帯域圧伸部(CMP)
(41)〔個々の帯域圧伸部(CMP)を(41A )、
(41B )、(41C )および(41D )と称する、以
下同様〕が設けられ、また図1における並行接続手段
(102)および接続切替手段(104)として四組の
スイッチ部(SW)(45)が設けられ、また図1にお
ける信号識別手段(103)として四組のファクシミリ
信号検出部(FDT)(43)と、四組のファクシミリ
信号検出部(FDT)(44)と、一組のファクシミリ
信号検出部(FDT)(46)とが設けられている。
【0036】なお図2に示される帯域圧縮トランク(C
PT)(14)においては、帯域圧伸部(CMP)(4
1)、ファクシミリ信号検出部(FDT)(43)およ
び(44)、並びにスイッチ部(SW)(45)はそれ
ぞれ一組のみが示され、残る三組は省略されている。
【0037】また帯域圧縮トランク(CPT)(14)
は、それそれファクシミリ信号検出部(FDT)(4
3)に接続される四組の端末接続端子(15)と、ファ
クシミリ信号検出部(FDT)(46)に接続される一
組の中継線接続端子(16)と、それぞれファクシミリ
信号検出部(FDT)(44)に接続される四組の中継
線接続端子(17)とによりネットワーク(NW)(1
1)に接続されている。
【0038】また帯域圧縮トランク(CPT)(14)
に設けられている多重分離部(MDX)(42)は、四
組の帯域圧伸部(CMP)(41)から伝達される、毎
秒16キロビットに圧縮された音声信号を毎秒64キロ
ビットに多重化し、ファクシミリ信号検出部(FDT)
(46)を介して中継線接続端子(16)に送出すると
共に、中継線接続端子(16)からファクシミリ信号検
出部(FDT)(46)を介して入力される毎秒64キ
ロビットに多重化された音声信号をそれぞれ毎秒16キ
ロビットに圧縮された四組の音声信号に分離し、四組の
帯域圧伸部(CMP)(41)にそれぞれ伝達する。
【0039】図2において、交換機(11 )に収容され
る電話端末(21 )が、交換機(1 2 )に収容される電
話端末(22 )との通話を希望する場合に、交換機(1
1 )に対して発呼し、電話端末(22 )の電話番号をダ
イヤルすると、中央処理系装置(CP)(121 )は電
話端末(21 )の発呼を検出し、電話端末(21 )が送
出する電話番号を解析し、交換機(12 )に収容される
電話端末(22 )に対する接続要求であることを識別す
ると、例えば図示されぬ共通線信号網を経由して交換機
(12 )に、電話端末(22 )に対する接続を要求する
と共に、交換機(11 )と(12 )とを接続する空き中
継線(4X )および(4Y )をそれぞれ選択・捕捉する
と共に、帯域圧縮トランク(CPT)(141 )の空き
端末接続端子(15)を選択・捕捉し、捕捉した端末接
続端子〔例えば(15A1)〕に電話端末(21 )をネッ
トワーク(NW)(111 )を介して接続すると共に、
帯域圧縮トランク(CPT)(141 )の中継線接続端
子(161 )を中継線(4 X )をネットワーク(NW)
(111 )に接続するトランク(TRK)(13X1
に、ネットワーク(NW)(111 )を介して接続し、
また帯域圧縮トランク(CPT)(141 )の中継線接
続端子(17A1)を中継線(4Y )をネットワーク(N
W)(111 )に接続するトランク(TRK)(1
Y1)に、ネットワーク(NW)(111 )を介して接
続する。
【0040】なお帯域圧縮トランク(CPT)(1
1 )内のスイッチ部(SW)(451)は、現時点に
おいては、ファクシミリ信号検出部(FDT)(4
A1)を帯域圧伸部(CMP)(41A1)とファクシミ
リ信号検出部(FDT)(44A1)との両方に接続して
いる。
【0041】一方交換機(12 )においては、中央処理
系装置(CP)(122 )が交換機(11 )から電話端
末(22 )に対する接続要求を受信すると、電話端末
(22)を呼出すと共に、帯域圧縮トランク(CPT)
(142 )の空き端末接続端子(15)を選択・捕捉
し、捕捉した端末接続端子〔例えば(15A2)〕に電話
端末(22 )をネットワーク(NW)(112 )を介し
て接続すると共に、帯域圧縮トランク(CPT)(14
2 )の中継線接続端子(162 )を、着信した中継線
(4X )をネットワーク(NW)(112 )に接続する
トランク(TRK)(13X2)に、ネットワーク(N
W)(112 )を介して接続し、また帯域圧縮トランク
(CPT)(142 )の中継線接続端子(17A2)を、
着信した中継線(4Y )をネットワーク(NW)(11
2 )に接続するトランク(TRK)(13 Y2)に、ネッ
トワーク(NW)(112 )を介して接続する。
【0042】なお帯域圧縮トランク(CPT)(1
2 )内のスイッチ部(SW)(452)も、現時点に
おいては、ファクシミリ信号検出部(FDT)(4
A2)を帯域圧伸部(CMP)(41A2)とファクシミ
リ信号検出部(FDT)(44A2)との両方に接続して
いる。
【0043】着信電話端末(22 )が応答し、電話端末
(21 )から音声信号が送出されると、帯域圧縮トラン
ク(CPT)(141 )内のファクシミリ信号検出部
(FDT)(43A1)が音声信号を解析し、搬送波が検
出されぬことを確認すると、スイッチ部(SW)(45
A1)に伝達する切替信号(s)を論理“0”に設定す
る。
【0044】スイッチ部(SW)(45A1)は、ファク
シミリ信号検出部(FDT)(43 A1)から伝達される
切替信号(s)が論理“0”に設定されると、ファクシ
ミリ信号検出部(FDT)(43A1)と帯域圧伸部(C
MP)(41A1)との接続を保持し、ファクシミリ信号
検出部(FDT)(43A1)とファクシミリ信号検出部
(FDT)(44A1)との接続を解放する。
【0045】その結果、電話端末(21 )から送出され
る毎秒64キロビットの音声信号は、ネットワーク(N
W)(111 )、端末接続端子(15A1)、ファクシミ
リ信号検出部(FDT)(43A1)およびスイッチ部
(SW)(45A1)を介して帯域圧伸部(CMP)(4
A1)のみに伝達され、帯域圧伸部(CMP)(4
A1)は、スイッチ部(SW)(45A1)から伝達され
る毎秒64キロビットの音声信号を、毎秒16キロビッ
トに圧縮して多重分離部(MDX)(421 )に伝達
し、多重分離部(MDX)(421 )は、帯域圧伸部
(CMP)(41A1)から伝達される毎秒16キロビッ
トに圧縮された音声信号を、図示されぬ他の帯域圧伸部
(CMP)(41B1)乃至(41D1)から伝達される毎
秒16キロビットに圧縮された音声信号と毎秒64キロ
ビットに多重化し、ファクシミリ信号検出部(FDT)
(461 )、中継線接続端子(161 )、ネットワーク
(NW)(111 )およびトランク(TRK)(1
X1)を介して中継線(4X )に送出する。
【0046】毎秒64キロビットに多重化された信号
は、中継線(4X )を経由して交換機(12 )に転送さ
れ、トランク(TRK)(13X2)、ネットワーク(N
W)(112 )および中継線接続端子(162 )および
帯域圧縮トランク(CPT)(142 )内のファクシミ
リ信号検出部(FDT)(462 )を介して多重分離部
(MDX)(422 )に伝達される。
【0047】なお交換機(12 )においては、帯域圧縮
トランク(CPT)(142 )内のファクシミリ信号検
出部(FDT)(44A2)が、電話端末(21 )から送
出された毎秒64キロビットの儘、中継線(4Y )を経
由して転送される信号を解析し、搬送波が検出されぬこ
とを確認すると、スイッチ部(SW)(45A2)に伝達
する切替信号(s)を論理“0”に設定させる。
【0048】スイッチ部(SW)(45A2)は、ファク
シミリ信号検出部(FDT)(44 A2)から伝達される
切替信号(s)が論理“0”に設定されると、ファクシ
ミリ信号検出部(FDT)(43A2)と帯域圧伸部(C
MP)(41A2)との接続を保持し、ファクシミリ信号
検出部(FDT)(43A2)とファクシミリ信号検出部
(FDT)(44A2)との接続を解放する。
【0049】その結果、多重分離部(MDX)(4
2 )は、伝達された毎秒64キロビットに多重化され
た信号を毎秒16キロビットに圧縮された四組の音声信
号に分離し、帯域圧伸部(CMP)(41A1)が送出し
た毎秒16キロビットに圧縮された音声信号は帯域圧伸
部(CMP)(41A2)に伝達し、また帯域圧伸部(C
MP)(41A2)は、多重分離部(MDX)(422
から伝達された毎秒16キロビットに圧縮された音声信
号を毎秒64キロビットに伸長し、スイッチ部(SW)
(45A2)およびファクシミリ信号検出部(FDT)
(43A2)、端末接続端子(15A2)およびネットワー
ク(NW)(112 )を介して電話端末(22)に伝達
する。
【0050】また電話端末(22 )から送出される音声
信号も、前述の同様の過程で、帯域圧縮トランク(CP
T)(142 )内の帯域圧伸部(CMP)(41A2)に
より一旦毎秒16キロビットに圧縮された後、中継線
(4X )を経由して交換機(1 1 )に転送され、帯域圧
縮トランク(CPT)(141 )内の帯域圧伸部(CM
P)(41A1)により毎秒64キロビットに伸長された
後、電話端末(21 )に伝達される。
【0051】次に、交換機(11 )に収容されるファク
シミリ端末(FT)(31 )が、交換機(12 )に収容
されるファクシミリ端末(FT)(32 )との通信を希
望する場合に、交換機(11 )に対して発呼し、ファク
シミリ端末(FT)(32 )の電話番号をダイヤルする
と、中央処理系装置(CP)(121 )はファクシミリ
端末(FT)(31 )の発呼を検出し、ファクシミリ端
末(FT)(31 )が送出する電話番号を解析し、交換
機(12 )に収容されるファクシミリ端末(FT)(3
2 )に対する接続要求であることを識別すると、例えば
図示されぬ共通線信号網を経由して交換機(12 )に、
ファクシミリ端末(FT)(32 )に対する接続を要求
すると共に、交換機(11 )と(12 )とを接続する空
き中継線(4X )および(4Y )をそれぞれ選択・捕捉
すると共に、帯域圧縮トランク(CPT)(141 )の
空き端末接続端子(15)を選択・捕捉し、捕捉した端
末接続端子〔例えば(15A1)〕にファクシミリ端末
(FT)(31 )をネットワーク(NW)(111 )を
介して接続すると共に、帯域圧縮トランク(CPT)
(141 )の中継線接続端子(161 )を、中継線(4
X )をネットワーク(NW)(111 )に接続するトラ
ンク(TRK)(13X1)に、ネットワーク(NW)
(111 )を介して接続し、また帯域圧縮トランク(C
PT)(141 )の中継線接続端子(17A1)を、中継
線(4Y )をネットワーク(NW)(111)に接続す
るトランク(TRK)(13Y1)に、ネットワーク(N
W)(111)を介して接続する。
【0052】なお帯域圧縮トランク(CPT)(1
1 )内のスイッチ部(SW)(451)は、現時点に
おいては、ファクシミリ信号検出部(FDT)(4
A1)を帯域圧伸部(CMP)(41A1)とファクシミ
リ信号検出部(FDT)(44A1)との両方に接続して
いる。
【0053】一方交換機(12 )においては、中央処理
系装置(CP)(122 )が交換機(11 )からファク
シミリ端末(FT)(32 )に対する接続要求を受信す
ると、ファクシミリ端末(FT)(32 )に着信すると
共に、帯域圧縮トランク(CPT)(142 )の空き端
末接続端子(15)を選択・捕捉し、捕捉した端末接続
端子〔例えば(15A2)〕にファクシミリ端末(FT)
(32 )をネットワーク(NW)(112 )を介して接
続すると共に、帯域圧縮トランク(CPT)(142
の中継線接続端子(162 )を、着信した中継線
(4X )をネットワーク(NW)(112 )に接続する
トランク(TRK)(13X2)に、ネットワーク(N
W)(112 )を介して接続し、また帯域圧縮トランク
(CPT)(14 2 )の中継線接続端子(17A2)を、
着信した中継線(4Y )をネットワーク(NW)(11
2 )に接続するトランク(TRK)(13Y2)に、ネッ
トワーク(NW)(112 )を介して接続する。
【0054】なお帯域圧縮トランク(CPT)(1
2 )内のスイッチ部(SW)(452)も、現時点に
おいては、ファクシミリ信号検出部(FDT)(4
A2)を帯域圧伸部(CMP)(41A2)とファクシミ
リ信号検出部(FDT)(44A2)との両方に接続して
いる。
【0055】ファクシミリ端末(FT)(32 )が着信
を受付け、ファクシミリ端末(FT)(31 )からファ
クシミリ信号が送出されると、帯域圧縮トランク(CP
T)(141 )内のファクシミリ信号検出部(FDT)
(43A1)がファクシミリ信号を解析し、搬送波が検出
されることを確認すると、スイッチ部(SW)(4
A1)に伝達する切替信号(s)を論理“1”に設定す
る。
【0056】スイッチ部(SW)(45A1)は、ファク
シミリ信号検出部(FDT)(43 A1)から伝達される
切替信号(s)が論理“1”に設定されると、ファクシ
ミリ信号検出部(FDT)(43A1)とファクシミリ信
号検出部(FDT)(44A1)との接続を保持し、ファ
クシミリ信号検出部(FDT)(43A1)と帯域圧伸部
(CMP)(41A1)との接続を解放する。
【0057】その結果、ファクシミリ端末(FT)(3
1 )から送出される毎秒64キロビットのファクシミリ
信号は、ネットワーク(NW)(111 )、端末接続端
子(15A1)、ファクシミリ信号検出部(FDT)(4
A1)およびスイッチ部(SW)(45A1)を介してフ
ァクシミリ信号検出部(FDT)(44A1)のみに伝達
され、ファクシミリ信号検出部(FDT)(44A1)、
中継線接続端子(17 A1)、ネットワーク(NW)(1
1 )およびトランク(TRK)(13Y1)を介して中
継線(4Y )に送出される。
【0058】なおファクシミリ端末(FT)(31 )が
送出した毎秒64キロビットのファクシミリ信号は、直
ちに帯域圧縮トランク(CPT)(141 )および中継
線(4Y )を経由して交換機(12 )に転送され、トラ
ンク(TRK)(13Y2)、ネットワーク(NW)(1
2 )、中継線接続端子(17A2)を介して帯域圧縮ト
ランク(CPT)(142 )内のファクシミリ信号検出
部(FDT)(44A2)に伝達される。
【0059】ファクシミリ信号検出部(FDT)(44
A2)は、中継線(4Y )からトランク(TRK)(13
Y2)およびネットワーク(NW)(112 )を介して到
着するファクシミリ信号を解析し、搬送波が検出される
ことから、スイッチ部(SW)(45A2)に伝達する切
替信号(s)を論理“1”に設定する。
【0060】スイッチ部(SW)(45A2)は、ファク
シミリ信号検出部(FDT)(44 A2)から伝達される
切替信号(s)が論理“1”に設定されると、ファクシ
ミリ信号検出部(FDT)(43A2)とファクシミリ信
号検出部(FDT)(44A2)との接続を保持し、ファ
クシミリ信号検出部(FDT)(43A2)と帯域圧伸部
(CMP)(41A2)との接続を解放する。
【0061】その結果、ファクシミリ信号検出部(FD
T)(44A2)に伝達される毎秒64キロビットのファ
クシミリ信号は、スイッチ部(SW)(45A2)、ファ
クシミリ信号検出部(FDT)(43A2)、端末接続端
子(15A2)およびネットワーク(NW)(112 )を
介してファクシミリ端末(FT)(32 )に伝達され
る。またファクシミリ端末(FT)(32 )から送出さ
れるファクシミリ信号も、前述の同様の過程で、帯域圧
縮トランク(CPT)(142 )を毎秒64キロビット
の儘で転送され、中継線(4Y )を経由して交換機(1
1 )に転送され、帯域圧縮トランク(CPT)(1
1 )を毎秒64キロビットの儘で転送され、ファクシ
ミリ端末(FT)(31 )に伝達される。
【0062】以上の説明から明らかな如く、本実施例に
よれば、発信側の交換機(11 )内の帯域圧縮トランク
(CPT)(141 )は、電話端末(21 )またはファ
クシミリ端末(FT)(31 )からの中継線発信に接続
された場合に、一旦帯域圧伸部(CMP)(41A1)を
介して中継線(4X )に発信接続させると共に、直接中
継線(4Y )にも発信接続させた後、接続設定後に電話
端末(21 )またはファクシミリ端末(FT)(31
から送出される信号をファクシミリ信号検出部(FD
T)(43A1)により解析し、音声信号と識別した場合
には、帯域圧伸部(CMP)(41A1)および中継線
(4X )を経由する接続を保持して直接中継線(4Y
を経由する接続を解放し、またファクシミリ信号検出部
(FDT)(43A1)がファクシミリ信号と識別した場
合には、直接中継線(4Y )を経由する接続を保持して
帯域圧伸部(CMP)(41A1)および中継線(4X
を経由する接続を解放し、一方着信側の交換機(12
内の帯域圧縮トランク(CPT)(142 )は、中継線
(4X )および(4Y )から電話端末(22 )またはフ
ァクシミリ端末(FT)(32 )に着信接続された場合
に、一旦中継線(4X )を帯域圧伸部(CMP)(41
A2)に着信接続させると共に、中継線(4Y )を直接着
信接続させた後、接続設定後に電話端末(21 )または
ファクシミリ端末(FT)(31 )から送出される信号
をファクシミリ信号検出部(FDT)(44A2)により
解析し、音声信号と識別した場合には、中継線(4X
および帯域圧伸部(CMP)(41A2)を経由する接続
を保持して直接中継線(4Y )を経由する接続を解放
し、またファクシミリ信号検出部(FDT)(44A2
がファクシミリ信号と識別した場合には、直接中継線
(4Y )を経由する接続を保持して中継線(4X )およ
び帯域圧伸部(CMP)(41A2)を経由する接続を解
放し、以後電話端末(21 )および(22 )相互が送受
信する毎秒64キロビットの音声信号は、それぞれ毎秒
16キロビットに圧縮して中継線(4X )を経由して転
送し、またファクシミリ端末(FT)(31 )および
(32 )相互が送受信する毎秒64キロビットのファク
シミリ信号は、それぞれ毎秒64キロビットの儘、中継
線(4Y )を経由して転送することとなる。
【0063】なお、図2はあく迄本発明の一実施例に過
ぎず、例えば帯域圧伸部(CMP)(41)は毎秒64
キロビットの音声信号を、毎秒16キロビットに圧縮す
るものに限定されることは無く、毎秒8キロビットに圧
縮する等、他に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合
にも本発明の効果は変わらない。また本発明の対象とな
る交換機(1)は、図示されるものに限定されぬことは
言う迄も無い。
【0064】
【発明の効果】以上、本発明によれば、前記交換機にお
いて、発信加入者に何等余分の負担を掛けること無く、
音声信号のみを圧伸手段により圧縮して中継線を転送さ
せることが可能となり、当該交換機の利便性および経済
性を損なうこと無く、中継線の利用効率を向上可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を示す図
【図2】 本発明の一実施例による通信システムを示す
【図3】 従来ある通信システムの一例を示す図
【符号の説明】
1 交換機 2 電話端末 3 ファクシミリ端末(FT) 4 中継線 4X (第一の)中継線 4Y (第二の)中継線 11 ネットワーク(NW) 12 中央処理系装置(CP) 13 トランク(TRK) 14 帯域圧縮トランク(CPT) 15、17 端末接続端子 16 中継線接続端子 41 帯域圧伸部(CMP) 42 多重分離部(MDX) 43、44、46 ファクシミリ信号検出部(FDT) 45 スイッチ部(SW) 101 圧伸手段 102 並行接続手段 103 信号識別手段 104 接続切替手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話端末(2)とファクシミリ端末
    (3)とを収容する交換機(1)において、 毎秒64キロビットの音声信号を毎秒所定ビットに圧縮
    し、且つ毎秒所定ビットに圧縮された音声信号を毎秒6
    4キロビットに伸長する圧伸手段(101)と、 前記電話端末(2)またはファクシミリ端末(3)から
    中継線に対して発信した場合に、前記圧伸手段(10
    1)を経由して接続する第一の中継線(4X )と前記圧
    伸手段(101)を経由すること無く接続する第二の中
    継線(4Y )とに対して並行して発信接続させる並行接
    続手段(102)と、 前記電話端末(2)またはファクシミリ端末(3)が着
    信端末との間で送受信する信号を解析し、前記電話端末
    (2)およびファクシミリ端末(3)の何れの送受信す
    る信号かを識別する信号識別手段(103)と、 前記信号識別手段(103)が前記信号を前記電話端末
    (2)の送受信する音声信号と識別した場合には、前記
    第一の中継線(4X )を経由する接続を保持して前記第
    二の中継線(4Y )を経由する接続を解放し、前記信号
    識別手段(103)が前記信号を前記ファクシミリ端末
    (3)の送受信するファクシミリ信号と識別した場合に
    は、前記第二の中継線(4Y )を経由する接続を保持し
    て前記第一の中継線(4X )を経由する接続を解放する
    接続切替手段(104)とを設けることを特徴とする帯
    域圧縮制御方式。
  2. 【請求項2】 前記信号識別手段(103)は、前記信
    号から前記ファクシミリ端末(3)が使用する搬送波を
    検出するか否かにより、前記信号を前記ファクシミリ端
    末(3)の送受信する信号か否かを識別することを特徴
    とする請求項1記載の帯域圧縮制御方式。
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