JPH06152777A - 電源制御装置 - Google Patents

電源制御装置

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JPH06152777A
JPH06152777A JP32867492A JP32867492A JPH06152777A JP H06152777 A JPH06152777 A JP H06152777A JP 32867492 A JP32867492 A JP 32867492A JP 32867492 A JP32867492 A JP 32867492A JP H06152777 A JPH06152777 A JP H06152777A
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power supply
external device
power
control
command
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JP32867492A
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Masato Sato
正人 佐藤
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Dynax Corp
Original Assignee
Dynax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無人環境下にある外部機器に対する、より柔
軟できめ細かい電源制御を遠隔的に実現できる電源制御
装置を提供する。 【構成】 制御部18と、電源コンセント24と、電源線開
閉装置28と、第1のモジュラ・ジャック30と、第1のコ
ネクタ34と、第2のコネクタ36と、タイマ20とを備え、
公衆電話回線52からの着信、第1のコネクタ34を介して
入力されるモデム54からの信号、第2のコネクタ36を介
して入力される外部機器50からのコマンド、タイマ20か
らのアラーム信号を通じて、制御部18に対して電源制御
要求がなされた場合に、制御部18がこの電源制御要求に
対応した指令を電源線開閉装置28に発して電源線26を開
閉せしめ、もって電源コンセント24を介した外部機器50
への電源供給の開始あるいは停止を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外部機器への電源供
給を開始して該外部機器を立ち上げ、該外部機器に一定
の処理を行わせたり、あるいはその電源供給を停止して
該外部機器による処理を終了させる電源制御装置に係
り、特に、公衆電話回線等からの着信や、モデムからの
所定の信号の出力、タイマからのアラーム信号の出力、
あるいは上記外部機器からのコマンド発行等に基づき、
上記外部機器への電源供給の開始または停止を制御する
電源制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無人環境にあるパーソナルコンピ
ュータやワークステーション等の機器を自動的に立ち上
げ、一定の処理を行わせるには、タイマを備えた電源制
御装置が主として用いられていた。すなわち、上記タイ
マに予め時刻をセットしておくと、当該時刻に達した時
点で、パーソナルコンピュータ等の外部機器への電源供
給が開始されて該外部機器が立ち上がり、プログラムに
従い一定の処理を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記タ
イマのみによる電源制御においては、以下の点で問題が
あった。 何らかの理由によって、設定時刻より前に外部機器に
よる処理を行う必要が生じた場合には、少なくとも電源
制御装置の設置場所に出向いて時間を設定し直すか、直
接外部機器の電源プラグを電源コンセントに挿入して電
源供給を開始させなければならない。 外部機器の処理が終了すると同時に電源をOFFする
ことが困難である(もちろん、外部機器による処理が終
了する時間を予想して電源OFF時刻をタイマにセット
しておくことは可能であるが、不測の事態が生じて処理
時間が長引いた場合には、処理の途中にあるにもかかわ
らず、電源供給が停止されてしまうおそれがある)。 電源制御装置側から外部機器側への一方通行的な電源
制御であるため、外部機器における処理の過程で生じた
電源制御要求を実現することができない。 以上のように、従来のタイマのみによる電源制御によっ
ては、柔軟できめ細かい制御は不可能であった。
【0004】本発明は、上記した従来例の問題点に鑑み
てなされたものであり、無人環境下にある外部機器に対
する、より柔軟できめ細かい電源制御を遠隔的に実現で
きる電源制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る電源制御装置は、制御部と、外部機器
の電源プラグが差し込まれる電源コンセントと、該電源
コンセントに接続された電源線を開閉する電源線開閉手
段と、通信回線と接続される通信回線接続手段と、モデ
ムと接続される第1のコネクタと、上記外部機器あるい
は他の外部機器と接続される第2のコネクタと、タイマ
手段とを備えて成り、上記通信回線からの着信、上記第
1のコネクタを介して入力される上記モデムからの所定
の信号、上記第2のコネクタを介して入力される上記外
部機器からの所定のコマンド、上記タイマ手段からのア
ラーム信号の中の少なくとも1つを通じて、上記制御部
に対して電源制御要求がなされた場合に、該制御部は、
該電源制御要求に対応した指令を上記電源線開閉手段に
発して上記電源線を開閉せしめ、もって上記電源コンセ
ントを介した上記外部機器への電源供給の開始あるいは
停止を制御するよう構成した。
【0006】上記電源線開閉手段に手動スイッチを接続
すると共に、上記電源線開閉手段は、該手動スイッチが
「OFF」状態にあるときは、上記制御部から「電源供
給開始」の指令がなされている場合に上記電源線を閉成
して上記外部機器への電源供給を開始し、上記制御部か
ら「電源供給停止」の指令がなされている場合には上記
電源線を開放して上記外部機器への電源供給を停止し、
上記手動スイッチが「ON」状態にあるときには、上記
制御部からの指令にかかわらず、上記電源線を閉成して
上記外部機器への電源供給を開始するよう構成すること
が望ましい。
【0007】
【作用】この電源制御装置は、通信回線(公衆電話回線
や専用回線等)からの着信やモデムからの信号を通じて
の電源制御が可能であるため、離れた場所に居ながら、
いつでも無人環境にある外部機器を立ち上げ、一定の処
理を行わせることができる。また、外部機器からのコマ
ンドによっても電源制御が可能であるため、外部機器に
おける処理が終了した時点で、予め外部機器のプログラ
ムに組み込んでおいた、電源供給停止を指示するコマン
ドを発行することにより、処理の終了と同時に自身への
電源供給を停止できる。あるいは、モデムを介した通信
を通じて、外部機器に電源供給停止を指示するコマンド
を発行せしめることにより、いつでも電源供給を停止さ
せることができる。もちろん、タイマ手段を備えている
ため、従来のように、予め時間をセットしておくことに
よる電源供給の開始/停止制御も可能である。なお、電
源制御装置の電源コンセントに外部機器の電源プラグを
接続すると共に、第2のコネクタに上記外部機器と異な
る他の外部機器を接続することにより、一方の外部機器
からのコマンド発行によって、他方の外部機器への電源
制御が可能となる。
【0008】手動スイッチを併設することにより、該手
動スイッチの「ON」及び「OFF」の状態と、電源制
御要求の内容である「電源供給開始要求」と「電源供給
停止要求」を、上記のように組合わせることにより、さ
らに柔軟できめ細かい電源制御が可能となる。
【0009】
【実施例】以下において、本発明に係る電源制御装置
を、図示の実施例に基づいて説明する。図1は電源制御
装置10の正面図であり、図2はその背面図である。ま
た、図3は電源制御装置10の内部構成を示すブロック図
である。この電源制御装置10は、中央処理装置(以下
「CPU12」という)と、外部記憶装置としてのROM
14及びRAM16からなる制御部18と、タイマ20と、I/
Oインターフェース22と、電源コンセント24と、該電源
コンセント24に接続された電源線26(図中破線で示す)
を開閉する電源線開閉装置28と、公衆電話回線等の通信
回線と直接的に接続される第1のモジュラ・ジャック30
と、該第1のモジュラ・ジャック30と透過的に接続さ
れ、モデムや電話機が接続される第2のモジュラ・ジャ
ック32と、第1のコネクタ34及び第2のコネクタ36とを
有してなる。
【0010】上記ROM14内には、本装置のプログラム
が格納されている。また、上記RAM16は、データの一
時的な格納等に利用される。上記第1のコネクタ34及び
第2のコネクタ36は、非同期式のRS-232C インターフェ
ース(25ピン)であり、第1のコネクタ34(図2中
「MODEM」というラベル名が付与されている)には
モデムのRS-232C インターフェースが接続され、第2の
コネクタ36(図2中「PC」というラベル名が付与され
ている)には外部機器のRS-232C インターフェースが接
続される。この第1のコネクタ34とモデムとの接続およ
び第2のコネクタ36と外部機器との接続は、RS-232Cス
トレートケーブルを介してなされる。この外部機器とし
ては、RS-232C インターフェースを備えたパーソナルコ
ンピュータやワークステーション等が該当する。上記電
源供給コンセント24には、通常は上記外部機器の電源プ
ラグが接続されるが、他の外部機器(例えば、他のパー
ソナルコンピュータやワークステーション、あるいは測
定機器や工作機器など)の電源プラグを接続してもよ
い。
【0011】この電源制御装置10は、電源コード38を介
してAC100Vの商用電源に接続される。この電源コ
ード38は、本装置内において2つに分岐され、一方はA
C/DCコンバータ40によってDC5V/1Aに変換さ
れて、本装置の駆動電力として供給される。他方は、上
記電源線開閉装置28を介して上記電源コンセント24に接
続される。
【0012】図4は、上記電源線開閉装置28周辺の詳細
を示すものである。該電源線開閉装置28は、リレー装置
42とORゲート回路44を備えており、該ORゲート回路
44の入力側には手動スイッチ46が接続されている。この
手動スイッチ46は、この電源制御装置10の正面10aに設
けられたシーソー型スイッチ46が該当する。さらに、上
記ORゲート回路44の入力側には、I/Oインターフェ
ース22を介して上記制御部18が接続されている。しかし
て、上記制御部18からORゲート回路44に制御信号が出
力された場合には、上記手動スイッチ46のON/OFF
にかかわらず、ORゲート回路44の出力側から信号が出
力される。そして、上記リレー装置42の第1の端子42a
と第2の端子42b間が導通し、第1の接点42cと第2の
接点42dとが接触する。この結果、上記電源線26が閉成
され、電源電圧が電源コンセント24を介して外部機器側
に供給される。
【0013】また、上記手動スイッチ46がONの場合に
は、上記制御部18からの制御信号の出力の有無にかかわ
らず、ORゲート回路44の出力側から信号が出力され
る。そして、上記リレー装置42の第1の端子42aと第2
の端子42b間が導通し、第1の接点42cと第2の接点42
dとが接触する。この結果、上記電源線26が閉成され、
電源電圧が電源コンセント24を介して外部機器側に供給
される。上記手動スイッチ46がONで、制御部18からの
制御信号の出力がある場合にも、上記外部機器への電源
供給が開始されることはいうまでもない。
【0014】上記手動スイッチ46がOFFにされ、しか
も制御部18からの制御信号の出力も停止された場合に
は、上記ORゲート回路44の出力側から信号が出力され
ず、上記リレー装置42の第1の端子42aと第2の端子42
b間に電流が流れないため、上記第1の接点42c及び第
2の接点42dは非接触状態となり、電源線26は開放され
る。したがって、上記外部機器への電源供給は停止され
ることとなる。
【0015】なお、手動スイッチ46が「ON」の状態に
ある場合に、上記制御部18から制御信号が出力されて
も、既に電源供給は開始されているため外見上の変化は
生じない。しかしながら、その後手動スイッチ46がOF
Fされた場合には、この制御部18からの制御信号によっ
て電源供給が継続される。
【0016】上記制御部18からの制御信号は、上記公衆
電話回線からの着信、上記第1のコネクタ34を介して入
力される上記モデムからの所定の信号、上記タイマ20か
ら出力されるアラーム信号、あるいは上記第2のコネク
タ36を介して入力される上記外部機器からの所定のコマ
ンドを通じて、上記制御部18に対してなされる電源制御
要求に対応して出力される。
【0017】まず、図5に示した第1の接続例を参照し
つつ、公衆電話回線からの着信を通じての電源制御要求
について説明する。この第1の接続例では、電源制御装
置10の第2のコネクタ36と外部機器50のRS-232C インタ
ーフェースとが接続されるとともに、電源制御装置10の
電源供給コンセント24に外部機器50の電源プラグが接続
されている。また、電源制御装置10の第1のモジュラ・
ジャック30に公衆電話回線52が接続される。さらに、電
源制御装置10は、第2のモジュラ・ジャック32を介して
にモデム54に接続されると共に、該モデム54のRS-232C
インターフェースと電源制御装置10の第1のコネクタ34
とが接続されている。電源制御装置10には、電源コード
38を通じてAC100Vの商用電源が接続されている。
なお、この第1の接続例は、図示しないパーソナルコン
ピュータ等によって、外部機器50を通信制御することを
前提としているため、モデム54が配置されているが、電
話で外部機器50の電源を投入することだけが目的の場合
は、モデム54は不要である。このモデム54には、立ち上
げた外部機器50から電源が供給される。
【0018】かかる接続状態において、電源制御装置10
に電話を掛けると、リング検出回路56(図3)によっ
て、上記第1のモジュラ・ジャック30に接続された公衆
電話回線52からの直接の信号であるリング(呼び出し
音)が検出され、割込制御部58を介して制御部18に信号
が出力される。制御部18では、この信号を電源供給開始
要求とみなし、電源供給を開始すべく制御信号を上記O
Rゲート回路44に出力する。そして、上記電源コンセン
ト24を通じて外部機器50への電源供給が開始され、該外
部機器50にセットされたプログラムが自動的に立ち上が
り、一定の処理がなされる。なお、このように外部機器
50を自動的に立ち上げるには、外部機器50の電源スイッ
チを予めONしておく必要がある。
【0019】上記第2のコネクタ36を介して入力される
上記外部機器50からのコマンドにより、制御部18が制御
信号を出力するまでのリングの回数を設定できる。そし
て、最初のリング検出後、一定時間後(例えば8秒)を
経ても次のリングが検出されない場合は、リングは消滅
したものとみなし、カウントした回数がクリアされる。
この場合には、当然に電源の供給も開始されない。この
制御信号を出力するまでのリングの回数は、例えば5回
に設定される。なお、電源制御装置10の背面10bに設け
られたディップスイッチ60の1つをOFFすることによ
り、あるいは上記第2のコネクタ36を介して入力される
上記外部機器50からのモード設定コマンドにより、この
リング検出による電源供給開始機能を禁止することがで
きる。
【0020】上記のように、リングの検出によって外部
機器50への電源の供給を一旦開始した後には、電話回線
の切断によって外部機器50への電源供給を停止すること
は、原則として望ましくない。しかしながら、電話回線
の着信により無人環境にある外部機器50を起動した後
に、その外部機器50がハングアップしてしまった場合等
には、後述のタイマ20による電源供給停止をセットして
いない限り、その電源を切ることも、何らかの制御をす
ることもできなくなる。そこで、本体背面10bに設けた
ディップスイッチ60の1つをONすることにより、電話
回線の切断と共に電源供給を停止するように設定するこ
とができる。この設定は、外部機器50から発行されるモ
ード設定コマンドにより、無効とすることができる。し
たがって、ハングアップする可能性がなくなった後、こ
のコマンドを発行することにより、外部機器50は電話回
線の切断後も処理を続行できる。逆に、このディップス
イッチ60が「OFF」に設定されているときでも、外部
機器50からのモード設定コマンドにより、電話回線切断
による電源供給の停止機能を有効とすることができる。
【0021】つぎに、図6に示した第2の接続例を参照
しつつ、モデム54からの所定の信号を通じての電源制御
要求について説明する。この第2の接続例では、上記第
1の接続例とは異なり、予めモデム54に電源投入されて
いる必要がある。また、電話回線52はモデム54のモジュ
ラ・ジャックに直接接続されている。このような接続状
態において、モデム54に電話を掛けると、モデム54のRS
-232C インターフェースからCI信号あるいはCD信号
が出力される。そして、これらの信号は第1のコネクタ
34及び割込制御部58を介して制御部18に入力される。制
御部18では、この信号を電源供給開始要求とみなし、電
源供給を開始すべく制御信号を上記ORゲート回路44に
出力し、上記リレー装置42を駆動させて外部機器50への
電源供給を開始させるものである。
【0022】ここで、「CI信号」とは、「CALL INDIC
ATOR」の略で、モデム54が電話回線52のリングを検出し
た際に、モデム54からRS-232C インターフェースのPI
N−22に出力される信号である。一方、「CD信号」と
は、「CARRIER DETECTED」の略で、通信の相手方のモデ
ムが発するキャリヤ(データ通信時に変調用に使用され
る)をモデム54が検出すると、RS-232C インターフェー
スのPIN−8に出力する信号であり、データ通信が始
まるに呼応してモデム54が立ち上げる信号である。
【0023】なお、上記した電話回線からのリング検出
機能があれば、一見CI信号を検出する必要はないもの
とも思える。しかしながら、リングトーンの波形は国に
よって異なるので、CI信号検出機能を備えていると役
立つ場合がある。本装置背面10bに設けたディップスイ
ッチ60を設定することで、以下の選択が可能となる。 CI信号が出力された場合のみ電源供給を開始する。 CD信号が出力された場合のみ電源供給を開始する。 CI信号及びCD信号の少なくとも一方が出力された
場合に電源供給を開始する。
【0024】つぎに、タイマ20による電源供給の制御に
ついて説明する。これは、上記第1の接続例及び第2の
接続例の何れにも適用可能なものである。すなわち、上
記タイマ20に予め時刻を設定しておき、その時刻に達し
た時点で、上記タイマ20から割込制御部58を介して上記
制御部18にアラーム信号が出力される。このアラーム信
号は、「電源供給開始要求」を意味する場合と、「電源
供給停止要求」を意味する場合がある。上記制御部18
は、「電源供給開始要求」を意味するアラーム信号がタ
イマ20から出力された場合には、上記ORゲート回路44
に制御信号を出力し、リレー装置42を駆動して外部機器
50への電源供給を開始する。一方、「電源供給停止要
求」を意味するアラーム信号がタイマ20から出力された
場合には、制御部18は上記ORゲート回路44への制御信
号の出力を停止する。この場合、上記手動スイッチ46が
OFF状態にあれば、上記外部機器50への電源供給が停
止される。
【0025】上記アラーム信号を出力する時刻、及びア
ラーム信号の内容(「電源供給開始要求」と「電源供給
停止要求」の別)は、第2のコネクタ36及び通信制御部
62(図3)を介して制御部18に入力される上記外部機器
50からの所定のコマンドによって、タイマ20のメモリ内
に設定されるものである。この場合に、オプションとし
て再要求間隔と要求許容時間を指定することができる。
再要求間隔とは、タイマ20による電源供給の開始/停止
要求を繰り返して発生させるときの、繰り返しの時間間
隔のことである。オプション文字のみを指定し、その間
隔を指定しない場合は24時間となる。また、要求許容
時間とは、何らかの原因で要求(電源供給の開始/停
止)発生時刻が来ても要求を発生させることができない
とき等に、指定時刻を過ぎていても要求発生を許可す
る、設定時刻と実際の時刻のずれの最大時間をいう。オ
プション文字のみ指定し、その時間を指定しない場合は
10秒となる。要求許容時間内に発生した、他の割り込
み(例えば電話回線の着信による電源供給開始要求等)
はすべて無視される。
【0026】なお、本装置背面10bに設けられたディッ
プスイッチ60の1つをOFFにすることにより、あるい
は外部機器50から入力されるモード設定コマンドによ
り、タイマ20からのアラーム信号に基づく電源供給の開
始/停止機能を禁止することができる。
【0027】つぎに、上記外部機器50からのコマンドに
よる電源制御要求について説明する。これは、上記外部
機器50のRS-232C インターフェースから発せられ、上記
第2のコネクタ36及び通信制御部62を介して制御部18に
入力される所定のコマンドが該当し、「電源供給開始要
求」に対応するものと、「電源供給停止要求」に対応す
るものがある。上記制御部18は、「電源供給開始要求」
に対応するコマンドが発行された場合には、上記ORゲ
ート回路44に制御信号を出力し、リレー装置42を駆動し
て外部機器50への電源供給を開始する。一方、「電源供
給停止要求」に対応するコマンドが発行された場合に
は、制御部18は上記ORゲート回路44への制御信号の出
力を停止する。この場合、上記手動スイッチ46がOFF
状態にあれば、上記外部機器50への電源供給が停止され
る。この外部機器50からのコマンドによる電源供給の制
御機能は、上記第1の接続例及び第2の接続例の何れに
おいても発揮できるものである。
【0028】ところで、外部機器50からコマンドが発せ
られるということは、すでに当該外部機器50に電源供給
がなされていることを意味するため、「電源供給開始要
求」は一見無意味にも思われる。しかしながら、手動ス
イッチ46をONすることによって電源供給が開始され、
外部機器50が立ち上がった場合には、当該外部機器50か
らのコマンドを通じて電源供給開始要求を行うことによ
り、手動スイッチ46がOFFされた後にも電源供給を継
続させることができる。そして、外部機器50における処
理が終了した時点で、電源供給停止要求を発することに
より、外部機器50自身への電源供給を停止することがで
きる。例えば、手動スイッチ46で外部機器50を立ち上
げ、その外部機器50で時間のかかる処理を行わせる場
合、外部機器50から電源供給開始要求を行った後に手動
スイッチ46をOFFにしておけば、処理の終了後に外部
機器50のプログラムから発行される電源供給停止要求に
よって、自動的に外部機器50への電源供給を停止でき
る。
【0029】なお、電源供給開始要求と停止要求とが同
時に発せられた場合には、供給開始要求が優先される。
また、上記外部機器50からのコマンドによる電源供給開
始/停止要求は、他のすべての電源制御要求に優先す
る。例えば、タイマ20から電源供給停止要求がなされて
いる場合であっても、外部機器50から電源供給開始コマ
ンドが入力された場合は、タイマ20からの要求を無効と
し、直ちに電源供給が開始される。
【0030】上記した電源制御要求は、まず上記RAM
16あるいはタイマ20のメモリ内に置かれた電源制御要求
フラグ内にセットされ、プログラムの主ループがそのフ
ラグを参照し、CPU12に対して割り込みを発生させる
ことによって実現される。また、この電源制御要求に従
って電源制御が行われた場合には、電源制御要因が上記
RAM16あるいはタイマ20のメモリ内にセットされる。
この電源制御要因は、当該電源制御の内容(電源供給の
「開始」あるいは「停止」の別)及びその原因を示すも
のであり、例えば「電話回線の着信による開始」、「C
I信号による開始」、「CD信号による開始」、「アラ
ーム信号による開始」、「アラーム信号による停止」、
「外部機器からのコマンドによる開始」、「外部機器か
らのコマンドによる停止」などを意味する。
【0031】この電源制御装置10の初期状態(通常モー
ド)においては、外部機器50のRS-232C インターフェー
スから第2のコネクタ36へ出力されるデータ/コマンド
は、電源制御装置10を素通りして、第1のコネクタ34か
らモデム54のRS-232C インターフェースに流される。そ
して、電源制御装置10がエスケープ・シークエンスを検
知した時点で、直ちに外部機器50との通信状態(ローカ
ルモード)に移行する。このエスケープ・シークエンス
とは、モデム制御に最も一般的に使用されているATコ
マンドで定められているものであり、一定時間の無通信
時間(ガード・タイム)の後に、外部機器50側から指定
された文字(エスケープ・コード)を3文字送信し、さ
らにその後に初めと同一時間のガード・タイムを経るこ
とにより完了する。
【0032】このエスケープ・シークエンスを検出する
と、電源制御装置10は直ちに外部機器50との通信状態
(ローカルモード)に入る。そして、ローカルモードに
移行後は、外部機器50からのデータ/コマンドはすべて
電源制御装置10内で処理され、モデム54側に流されるこ
とはない。外部機器50と電源制御装置10間の通信を可能
とするのは、電源制御装置10がこのローカルモードにあ
るときのみであり、他の状態(通常モード)では外部機
器50からのデータ/コマンドはすべてモデム54側に透過
的に伝送され、電源制御装置10はこれに関知しない。ま
た、外部機器50から一定のコマンドが電源制御装置10へ
送信されることにより、外部機器50と電源制御装置10と
の通信(ローカルモード)を終了し、モデム54を通じて
の通信に移行できる。上記のガード・タイムとエスケー
プ・コードは、外部機器50からの電源制御装置10に対す
るコマンドにより任意に設定できる。
【0033】外部機器50から電源制御装置10に対して所
定のコマンドを発行することにより、上記した以外に
も、「電源制御装置自体の有無の参照」や、「電源制御
装置に対する種々のモード設定/参照」、「電源供給開
始要因の参照」、「ハードウェア・スイッチの設定状態
の参照」、「現在時刻の設定/参照」などを行うことが
できる。外部機器50からのコマンドの発行は、予め外部
機器50にセットされたユーティリティ・ソフトウェアに
よって実現される。また、モデム54を介した通信によっ
て、外部機器50に必要なコマンドを発行させることも可
能である。なお、電源制御装置10は、外部機器50から何
らかの設定コマンドを受けたときは、その完了時に設定
完了のコードを外部機器50側へ送出する。また、外部機
器50からのコマンドが問い合わせの場合には、そのコマ
ンドに応じた形式で応答する。さらに、エラーが発生し
た場合には、所定のエラーコードを返す。
【0034】この電源制御装置10の本体正面10aには、
LEDの点灯/消灯によって各種の状態を示す、複数個
(本実施例においては7個)のインジケータが設けられ
ている。これらの中、第1のインジケータ64aは、その
点灯によって、電源制御装置10に電源が入っていること
を示すものである。また、第2のインジケータ64bは、
その点灯/消灯によって手動スイッチ46のON/OFF
を、第3のインジケータ64cはCD信号の検出/非検出
を、第4のインジケータ64dはCI信号の検出/非検出
を、第5のインジケータ64eはタイマーモード状態を、
第6のインジケータ64fは外部機器への電源供給/非供
給を、第7のインジケータ64gは電源供給開始あるいは
供給停止要求の有無をそれぞれ示している。
【0035】また、電源制御装置10の本体背面10bに
は、上記のように複数個(本実施例においては8個)の
ディップスイッチ60が設けられている。このディップス
イッチ60によって、上記したCI/CD信号の選択設定
等のほか、RS-232C インターフェースの伝送速度の選択
等を行う。
【0036】上記図5及び図6の接続例においては、1
つの外部機器50の電源プラグ及びRS-232C インターフェ
ースを、電源制御装置10の電源コンセント24及び第2の
コネクタ36に接続する場合を示したが、これに限られる
ものではない。例えば、図7に示すように、第1の外部
機器50のRS-232C インターフェースと電源制御装置10の
第2のコネクタ36とを接続すると共に、第2の外部機器
66の電源プラグを電源制御装置10の電源供給コンセント
24に接続することにより、第1の外部機器50からのコマ
ンドにより、第2の外部機器66への電源供給を制御する
ことができる。すなわち、第1の外部機器50から、RS-2
32C インターフェースを介して電源供給開始コマンドが
発せられると、電源制御装置10から第2の外部機器66へ
と電源が供給される。また、電源供給停止コマンドが発
せられると、第2の外部機器66への電源供給が停止され
る。この場合、第1の外部機器50には、予め別途電源供
給がなされている必要がある。また、モデム54側の接続
状態は図6の場合と同様であり、したがってモデム54を
介した通信によって、第2の外部機器66への電源供給の
開始/停止を遠隔制御することも可能である。この第2
の外部機器66としては、少なくとも電源プラグを備えた
機器が該当し、必ずしもパーソナルコンピュータやワー
クステーション等である必要はない。
【0037】
【発明の効果】本発明は、上記のように、通信回線から
の着信やモデムから出力される信号を通じて、外部機器
への電源制御を行うことができるため、離れた場所に居
ながら、いつでも無人環境にある外部機器を立ち上げ、
一定の処理を行わせることができる。また、外部機器か
らのコマンドによっても電源制御が可能であるため、外
部機器における処理が終了した時点で、予め外部機器の
プログラムに組み込んでおいた、電源供給停止を指示す
るコマンドを発行することにより、処理の終了と同時に
電源供給を停止できる。あるいは、モデムを介した通信
を通じて、外部機器に電源供給停止を指示するコマンド
を発行せしめることにより、いつでも電源供給を停止さ
せることができる。さらに、タイマ手段を備えているた
め、予め時間をセットしておくことによる電源供給の開
始/停止制御も可能である。このように、複数の電源制
御要因に基づいて、外部機器への電源制御(電源供給開
始/停止制御)が可能であるため、これらを適宜組合わ
せることにより、より柔軟できめ細かい電源制御が実現
できる。したがって、観測所や倉庫、工場等における無
人制御システムを容易に構築することが可能となる。
【0038】また、手動スイッチを併設することによ
り、該手動スイッチの「ON」及び「OFF」の状態
と、電源制御要求の内容である「電源供給開始要求」と
「電源供給停止要求」を組合わせることにより、さらに
柔軟できめ細かい電源制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源制御装置の一実施例の正面図
である。
【図2】上記実施例の背面図である。
【図3】上記実施例の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図4】上記実施例に係る電源線開閉装置周辺を示す説
明図である。
【図5】上記実施例の接続例を示す説明図である。
【図6】上記実施例の他の接続例を示す説明図である。
【図7】上記実施例の他の接続例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 電源制御装置 18 制御部 20 タイマ 24 電源コンセント 26 電源線 28 電源線開閉装置 30 第1のモジュラ・ジャック 32 第2のモジュラ・ジャック 34 第1のコネクタ 36 第2のコネクタ 46 手動スイッチ 50 外部機器(第1の外部機器) 52 電話回線 54 モデム 66 第2の外部機器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御部と、外部機器の電源プラグが差し
    込まれる電源コンセントと、該電源コンセントに接続さ
    れた電源線を開閉する電源線開閉手段と、通信回線と接
    続される通信回線接続手段と、モデムと接続される第1
    のコネクタと、上記外部機器あるいは他の外部機器と接
    続される第2のコネクタと、タイマ手段とを備えて成
    り、上記通信回線からの着信、上記第1のコネクタを介
    して入力される上記モデムからの所定の信号、上記第2
    のコネクタを介して入力される上記外部機器からの所定
    のコマンド、上記タイマ手段からのアラーム信号の中の
    少なくとも1つを通じて、上記制御部に対して電源制御
    要求がなされた場合に、該制御部は、該電源制御要求に
    対応した指令を上記電源線開閉手段に発して上記電源線
    を開閉せしめ、もって上記電源コンセントを介した上記
    外部機器への電源供給の開始あるいは停止を制御するよ
    う構成した電源制御装置。
  2. 【請求項2】 上記電源線開閉手段に手動スイッチを接
    続すると共に、該電源線開閉手段は、該手動スイッチが
    「OFF」状態にあるときは、上記制御部から「電源供
    給開始」の指令がなされている場合に上記電源線を閉成
    して上記外部機器への電源供給を開始し、上記制御部か
    ら「電源供給停止」の指令がなされている場合には上記
    電源線を開放して上記外部機器への電源供給を停止し、
    該手動スイッチが「ON」状態にあるときは、上記制御
    部からの指令にかかわらず、上記電源線を閉成して上記
    外部機器への電源供給を開始するよう構成したことを特
    徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
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JP2020517202A (ja) * 2017-03-15 2020-06-11 シャレット、キースCHARETTE, Keith パワーサイクリングスイッチを有する統合ルータ

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