JPH0615243B2 - サ−マルヘツド - Google Patents
サ−マルヘツドInfo
- Publication number
- JPH0615243B2 JPH0615243B2 JP62091733A JP9173387A JPH0615243B2 JP H0615243 B2 JPH0615243 B2 JP H0615243B2 JP 62091733 A JP62091733 A JP 62091733A JP 9173387 A JP9173387 A JP 9173387A JP H0615243 B2 JPH0615243 B2 JP H0615243B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glaze
- thermal head
- substrate
- thermal
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/335—Structure of thermal heads
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、感熱記録装置に用いられるサーマルヘッド
に関する。
に関する。
(b)従来の技術 サーマルヘッドに形成された抵抗体に通電してジュール
熱を発生させ、この熱を感熱紙あるいは熱転写リボンに
伝達することにより記録を行う感熱記録装置において
は、サーマルヘッドの発熱部と感熱紙あるいは熱転写リ
ボンとの接触状態が印字画質に大きな影響を及ぼす。ま
た、この接触状態は熱の伝達効率にも影響を及ぼしサー
マルヘッドの寿命を支配する要因でもある。このため、
従来よりサーマルヘッドの発熱部の形状を工夫し接触状
態を改良するようにしている。
熱を発生させ、この熱を感熱紙あるいは熱転写リボンに
伝達することにより記録を行う感熱記録装置において
は、サーマルヘッドの発熱部と感熱紙あるいは熱転写リ
ボンとの接触状態が印字画質に大きな影響を及ぼす。ま
た、この接触状態は熱の伝達効率にも影響を及ぼしサー
マルヘッドの寿命を支配する要因でもある。このため、
従来よりサーマルヘッドの発熱部の形状を工夫し接触状
態を改良するようにしている。
第５図は従来のサーマルヘッドの構造を表す部分断面図
である。図において１は絶縁性の基板、４はグレーズ
層、５は抵抗体層の発熱部を表し、６，７はこの発熱部
への給電導体、８は発熱部の酸化および摩耗を防止する
絶縁性の保護膜をそれぞれ表している。このように基板
上に部分的にグレーズ層からなる突起部を形成し、その
表面に発熱部を形成することによって感熱紙あるいは熱
転写リボンとの接触状態を改善している。
である。図において１は絶縁性の基板、４はグレーズ
層、５は抵抗体層の発熱部を表し、６，７はこの発熱部
への給電導体、８は発熱部の酸化および摩耗を防止する
絶縁性の保護膜をそれぞれ表している。このように基板
上に部分的にグレーズ層からなる突起部を形成し、その
表面に発熱部を形成することによって感熱紙あるいは熱
転写リボンとの接触状態を改善している。
(c)発明が解決しようとする問題点 ところが、このような従来のサーマルヘッドにおいて
も、感熱紙や熱転写用の用紙以外の普通の用紙に感熱記
録を行う場合、用紙表面の表面荒さが問題となる。第６
図は従来のサーマルヘッドと熱転写リボンおよび用紙と
の接触状態を表す図であり、同図においてＩは熱転写リ
ボン、Ｐは用紙を表している。図に示すように保護膜８
の先端部（Ａ）に凹部が存在するため、熱転写リボンお
よび用紙に対して発熱部が接触しない場合があった。こ
のような不都合を解消するためには、基板上に形成する
グレーズを高くし、その曲率を大きくすることが必要で
あるが、焼成時にグレーズが基板表面上に広がるという
問題があった。たとえばＡｌ２Ｏ３セラミック基板に対
してグレーズをスクリーン印刷し焼成した場合、グレー
ズ層の厚みが５５μｍであれば幅が７００μｍ以上、厚
さが４０μｍであれば幅が６００μｍ以上という具合に
グレーズの形成される幅が拡がり、グレーズ頂部の曲率
を大きくすることができなかった。
も、感熱紙や熱転写用の用紙以外の普通の用紙に感熱記
録を行う場合、用紙表面の表面荒さが問題となる。第６
図は従来のサーマルヘッドと熱転写リボンおよび用紙と
の接触状態を表す図であり、同図においてＩは熱転写リ
ボン、Ｐは用紙を表している。図に示すように保護膜８
の先端部（Ａ）に凹部が存在するため、熱転写リボンお
よび用紙に対して発熱部が接触しない場合があった。こ
のような不都合を解消するためには、基板上に形成する
グレーズを高くし、その曲率を大きくすることが必要で
あるが、焼成時にグレーズが基板表面上に広がるという
問題があった。たとえばＡｌ２Ｏ３セラミック基板に対
してグレーズをスクリーン印刷し焼成した場合、グレー
ズ層の厚みが５５μｍであれば幅が７００μｍ以上、厚
さが４０μｍであれば幅が６００μｍ以上という具合に
グレーズの形成される幅が拡がり、グレーズ頂部の曲率
を大きくすることができなかった。
この発明の目的は感熱紙あるいは熱転写リボンとの接触
状態を良好にして、表面荒さの大きな用紙に対しても印
字品位の高い感熱記録を可能としたサーマルヘッドを提
供することにある。
状態を良好にして、表面荒さの大きな用紙に対しても印
字品位の高い感熱記録を可能としたサーマルヘッドを提
供することにある。
(d)問題点を解決するための手段 この発明のサーマルヘッドは、基板上にグレーズ層が形
成され、このグレーズ層上に発熱部が形成されたサーマ
ルヘッドにおいて、 上記基板上に２列の近接する平行な突起部を形成し、こ
の２列の突起部間に上記グレーズを前記突起部よりも高
く印刷・焼成したことを特徴としている。
成され、このグレーズ層上に発熱部が形成されたサーマ
ルヘッドにおいて、 上記基板上に２列の近接する平行な突起部を形成し、こ
の２列の突起部間に上記グレーズを前記突起部よりも高
く印刷・焼成したことを特徴としている。
(e)作用 この発明のサーマルヘッドにおいては、基板上に２列の
近接する平行な突起部を形成し、この２列の突起部間に
グレーズを前記突起部よりも高く印刷・焼成することに
より、焼成途中でグレーズの粘度が低下しても２つの突
起部間でグレーズが保持されるため、グレーズが基板の
表面上に広がることがなく、グレーズ頂部の曲率を大き
くすることができる。
近接する平行な突起部を形成し、この２列の突起部間に
グレーズを前記突起部よりも高く印刷・焼成することに
より、焼成途中でグレーズの粘度が低下しても２つの突
起部間でグレーズが保持されるため、グレーズが基板の
表面上に広がることがなく、グレーズ頂部の曲率を大き
くすることができる。
(f)実施例 第１図はこの発明の実施例であるサーマルヘッドの構造
を表す部分断面図である。図において１はアルミナセラ
ミクスなどの絶縁性の基板を表し、この基板１に対して
グレーズ層４が形成されるが、基板１に予めレーザービ
ームの照射および走査により条溝が形成される。図にお
いて２，３はそれぞれＶ字型に形成された条溝を表して
いる。レーザービームにより条溝を形成した場合、溝の
両端部分に盛り上がり部２ａ，２ｂ，３ａ，３ｂが形成
されるが、この実施例では盛り上がり２ａと３ａの突起
部を利用してこの２つの突起部間にグレーズをスクリー
ン印刷し、焼成することによってグレーズ層４を形成し
ている。このように２つの突起部２ａ，３ａの存在によ
りグレーズ４が焼成時に基板１の表面に広がることがな
く、グレーズ頂部の曲率を高めている。グレーズ層４の
表面には従来のサーマルヘッドの場合と同様に抵抗体
５，給電導体６，７をスパッタリングおよびエッチング
によりパターン形成され、さらにその表面に絶縁性の保
護膜８が被覆されている。
を表す部分断面図である。図において１はアルミナセラ
ミクスなどの絶縁性の基板を表し、この基板１に対して
グレーズ層４が形成されるが、基板１に予めレーザービ
ームの照射および走査により条溝が形成される。図にお
いて２，３はそれぞれＶ字型に形成された条溝を表して
いる。レーザービームにより条溝を形成した場合、溝の
両端部分に盛り上がり部２ａ，２ｂ，３ａ，３ｂが形成
されるが、この実施例では盛り上がり２ａと３ａの突起
部を利用してこの２つの突起部間にグレーズをスクリー
ン印刷し、焼成することによってグレーズ層４を形成し
ている。このように２つの突起部２ａ，３ａの存在によ
りグレーズ４が焼成時に基板１の表面に広がることがな
く、グレーズ頂部の曲率を高めている。グレーズ層４の
表面には従来のサーマルヘッドの場合と同様に抵抗体
５，給電導体６，７をスパッタリングおよびエッチング
によりパターン形成され、さらにその表面に絶縁性の保
護膜８が被覆されている。
第２図は上記サーマルヘッドと熱転写リボンおよび用紙
との接触状態を表す図であり、図示の通りに熱転写リボ
ンＩと用紙ＰはＡの箇所でサーマルヘッドの発熱部に確
実に接触する。
との接触状態を表す図であり、図示の通りに熱転写リボ
ンＩと用紙ＰはＡの箇所でサーマルヘッドの発熱部に確
実に接触する。
なお、この実施例によれば、発熱部直下のグレーズの体
積を大きくして熱容量を大きくすることによって、低速
低消費電力化できるため、たとえば電池駆動型の装置に
も適用可能である。
積を大きくして熱容量を大きくすることによって、低速
低消費電力化できるため、たとえば電池駆動型の装置に
も適用可能である。
上記実施例はレーザービーム加工により２本の条溝を形
成した例であったが、たとえば第３図に示すように基板
１に対して１本の条溝２を形成して、その溝の両側に形
成される盛り上がり部２ａ，２ｂを利用してこの間にグ
レーズ４を形成することも可能である。さらにレーザー
ビームを用いなくとも突起部を形成することは可能であ
り、例えばセラミック基板の焼成前に、第４図に示すよ
うに基板１の表面を治具により切削加工し、２列の近接
する平行な突起部１０，１１を形成し、この２列の突起
部間にグレーズ４を印刷・焼成することによって曲率の
大きなグレーズ層を形成することができる。
成した例であったが、たとえば第３図に示すように基板
１に対して１本の条溝２を形成して、その溝の両側に形
成される盛り上がり部２ａ，２ｂを利用してこの間にグ
レーズ４を形成することも可能である。さらにレーザー
ビームを用いなくとも突起部を形成することは可能であ
り、例えばセラミック基板の焼成前に、第４図に示すよ
うに基板１の表面を治具により切削加工し、２列の近接
する平行な突起部１０，１１を形成し、この２列の突起
部間にグレーズ４を印刷・焼成することによって曲率の
大きなグレーズ層を形成することができる。
(g)発明の効果 以上のようにこの発明によれば、曲率の大きなグレーズ
を基板上に部分的に形成することができるため、このグ
レーズ表面に形成された発熱部が熱転写リボンと用紙あ
るいは感熱紙に対して確実に接触して、印字品位を高め
ることができる。また、表面荒さの比較的大きな一般の
用紙を用いることも可能となる。
を基板上に部分的に形成することができるため、このグ
レーズ表面に形成された発熱部が熱転写リボンと用紙あ
るいは感熱紙に対して確実に接触して、印字品位を高め
ることができる。また、表面荒さの比較的大きな一般の
用紙を用いることも可能となる。
第１図はこの発明の実施例であるサーマルヘッドの構造
を表す部分断面図、第２図は同サーマルヘッドと熱転写
リボンおよび用紙との接触状態を表す図、第３図と第４
図は他の実施例に係るサーマルヘッドの製造途中の構造
を表す断面図、第５図は従来のサーマルヘッドの構造を
表す部分断面図、第６図は従来のサーマルヘッドと熱転
写リボンおよび用紙との接触状態を表す図である。 １……基板、２，３……条溝、 ２ａ，３ａ……突起部、４……グレーズ層、 ５……抵抗体層、６，７……給電導体、 ８……保護膜。
を表す部分断面図、第２図は同サーマルヘッドと熱転写
リボンおよび用紙との接触状態を表す図、第３図と第４
図は他の実施例に係るサーマルヘッドの製造途中の構造
を表す断面図、第５図は従来のサーマルヘッドの構造を
表す部分断面図、第６図は従来のサーマルヘッドと熱転
写リボンおよび用紙との接触状態を表す図である。 １……基板、２，３……条溝、 ２ａ，３ａ……突起部、４……グレーズ層、 ５……抵抗体層、６，７……給電導体、 ８……保護膜。
Claims (1)
- 【請求項１】基板上にグレーズ層が形成され、このグレ
ーズ層上に発熱部が形成されたサーマルヘッドにおい
て、 上記基板上に２列の近接する並行な突起部を形成し、こ
の２列の突起部間に上記グレーズを前記突起部よりも高
く印刷・焼成したことを特徴とするサーマルヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62091733A JPH0615243B2 (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | サ−マルヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62091733A JPH0615243B2 (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | サ−マルヘツド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63256462A JPS63256462A (ja) | 1988-10-24 |
| JPH0615243B2 true JPH0615243B2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=14034715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62091733A Expired - Fee Related JPH0615243B2 (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | サ−マルヘツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0615243B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11183342B2 (en) | 2018-08-10 | 2021-11-23 | Avx Corporation | Solid electrolytic capacitor containing polyaniline |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023214514A1 (ja) * | 2022-05-02 | 2023-11-09 | ローム株式会社 | サーマルプリントヘッド、サーマルプリントヘッドの製造方法、およびサーマルプリンタ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0532297Y2 (ja) * | 1986-12-10 | 1993-08-18 |
-
1987
- 1987-04-14 JP JP62091733A patent/JPH0615243B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11183342B2 (en) | 2018-08-10 | 2021-11-23 | Avx Corporation | Solid electrolytic capacitor containing polyaniline |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63256462A (ja) | 1988-10-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |