JPH0615123Y2 - 往復動型アクチュエータ - Google Patents
往復動型アクチュエータInfo
- Publication number
- JPH0615123Y2 JPH0615123Y2 JP1986100251U JP10025186U JPH0615123Y2 JP H0615123 Y2 JPH0615123 Y2 JP H0615123Y2 JP 1986100251 U JP1986100251 U JP 1986100251U JP 10025186 U JP10025186 U JP 10025186U JP H0615123 Y2 JPH0615123 Y2 JP H0615123Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- cylinder tube
- rod cover
- annular
- stop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B15/00—Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
- F15B15/08—Characterised by the construction of the motor unit
- F15B15/14—Characterised by the construction of the motor unit of the straight-cylinder type
- F15B15/1423—Component parts; Constructional details
- F15B15/1438—Cylinder to end cap assemblies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Actuator (AREA)
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、油圧または空圧シリンダ機構からなる往復動
型アクチュエータに関し、特に、シリンダチューブに対
してロッドカバーを脱着可能に嵌着するロッドカバーの
固定機構の改良に関する。
型アクチュエータに関し、特に、シリンダチューブに対
してロッドカバーを脱着可能に嵌着するロッドカバーの
固定機構の改良に関する。
この種油圧または空圧シリンダ機構からなる往復動型ア
クチュエータにおいて、シールの交換や補修を容易に行
なうことができるよにするのために、シリンダチューブ
に対してロッドカバーを脱着可能に嵌着するようにした
ロッドカバーの固定機構としては、例えば、実開昭５８
−１２５７０４号公報の第４図にみられるように、スト
ップワイヤーをロッドカバーの外端面外周の一部を段状
に切り欠いて形成したワイヤー着脱窓からシリンダチュ
ーブとロッドカバーに亙って形成した環状孔内に巻き込
む方式のものと、第５図のようにシリンダチューブに穿
ったワイヤー着脱口から同じく環状孔内に巻き込む方式
のものとが知られている。
クチュエータにおいて、シールの交換や補修を容易に行
なうことができるよにするのために、シリンダチューブ
に対してロッドカバーを脱着可能に嵌着するようにした
ロッドカバーの固定機構としては、例えば、実開昭５８
−１２５７０４号公報の第４図にみられるように、スト
ップワイヤーをロッドカバーの外端面外周の一部を段状
に切り欠いて形成したワイヤー着脱窓からシリンダチュ
ーブとロッドカバーに亙って形成した環状孔内に巻き込
む方式のものと、第５図のようにシリンダチューブに穿
ったワイヤー着脱口から同じく環状孔内に巻き込む方式
のものとが知られている。
すなわち、前者の方式のものでは、ロッドカバーの外端
面外周の一部を段状に切り欠いて形成したワイヤー着脱
窓から、ストップワイヤーの先端外方折曲部をシリンダ
チューブに穿った係合孔に挿し込み、この状態からロッ
ドカバーをシリンダチューブに対して回転しつつ、係合
孔を含んでシリンダチューブの内周面に形成した第１環
状溝と、ワイヤー着脱窓を含んでロッドカバーの外周面
に形成した第２環状溝とで形づくる環状孔内にストップ
ワイヤーを巻き込み、このストップワイヤーでシリンダ
チューブに対しロッドカバーを固定する一方、ロッドカ
バーの取り外し時には、ストップワイヤーの巻込み終端
部をロッドカバーのワイヤー着脱窓内に露呈させ、この
ストップワイヤーの巻込み終端部をドライバーなどの工
具を用いてシリンダチューブの第１環状溝から外すと共
に、これを手前に引出しつつロッドカバーをストップワ
イヤーの挿入時とは反対の方向に回転させることにより
ストップワイヤーを取り出すようにしている。
面外周の一部を段状に切り欠いて形成したワイヤー着脱
窓から、ストップワイヤーの先端外方折曲部をシリンダ
チューブに穿った係合孔に挿し込み、この状態からロッ
ドカバーをシリンダチューブに対して回転しつつ、係合
孔を含んでシリンダチューブの内周面に形成した第１環
状溝と、ワイヤー着脱窓を含んでロッドカバーの外周面
に形成した第２環状溝とで形づくる環状孔内にストップ
ワイヤーを巻き込み、このストップワイヤーでシリンダ
チューブに対しロッドカバーを固定する一方、ロッドカ
バーの取り外し時には、ストップワイヤーの巻込み終端
部をロッドカバーのワイヤー着脱窓内に露呈させ、この
ストップワイヤーの巻込み終端部をドライバーなどの工
具を用いてシリンダチューブの第１環状溝から外すと共
に、これを手前に引出しつつロッドカバーをストップワ
イヤーの挿入時とは反対の方向に回転させることにより
ストップワイヤーを取り出すようにしている。
また、後者の方式のものにあっては、シリンダチューブ
に穿ったワイヤー着脱口からストップワイヤーの先端内
方折曲部をロッドカバーに穿った係合孔に挿し込み、こ
の状態から先の場合と同様にロッドカバーをシリンダチ
ューブに対して回転しつつ、ワイヤー着脱口と係合孔を
含んでシリンダチューブとロッドカバー間に形づくった
環状孔内にストップワイヤーを巻き込み、かつ、このス
トップワイヤーの取り出し時には、シリンダチューブの
着脱口からドライバーなどの工具の先端をストップワイ
ヤーの巻込み終端部の下に挿し込み、この巻込み終端部
をロッドカバーの環状溝から浮き上がらせつつ、ロッド
カバーをストップワイヤーの挿入時とは反対方向に回転
させることで、ストップワイヤーをドライバーなどの工
具で案内しながら取り出すようにしている。
に穿ったワイヤー着脱口からストップワイヤーの先端内
方折曲部をロッドカバーに穿った係合孔に挿し込み、こ
の状態から先の場合と同様にロッドカバーをシリンダチ
ューブに対して回転しつつ、ワイヤー着脱口と係合孔を
含んでシリンダチューブとロッドカバー間に形づくった
環状孔内にストップワイヤーを巻き込み、かつ、このス
トップワイヤーの取り出し時には、シリンダチューブの
着脱口からドライバーなどの工具の先端をストップワイ
ヤーの巻込み終端部の下に挿し込み、この巻込み終端部
をロッドカバーの環状溝から浮き上がらせつつ、ロッド
カバーをストップワイヤーの挿入時とは反対方向に回転
させることで、ストップワイヤーをドライバーなどの工
具で案内しながら取り出すようにしている。
このように、前者の方式のものでは、ロッドカバーの取
り外し時に、狭いワイヤー着脱窓内でしかも剛性の高い
ストップワイヤーの巻込み終端部をシリンダチューブの
第１環状溝から外し、しかも、これを手前に引き出しつ
つロッドカバーを回転させなければならず、この作業が
容易ではなく、ロッドカバーの取り外しに長時間を要し
て修理費が嵩むという欠点がある。
り外し時に、狭いワイヤー着脱窓内でしかも剛性の高い
ストップワイヤーの巻込み終端部をシリンダチューブの
第１環状溝から外し、しかも、これを手前に引き出しつ
つロッドカバーを回転させなければならず、この作業が
容易ではなく、ロッドカバーの取り外しに長時間を要し
て修理費が嵩むという欠点がある。
また、後者の方式のものにあっては、先の前者の方式に
比べてストップワイヤーの取り出し作業は比較的容易で
あるとはいえ、その反面、製作時においてシリンダチュ
ーブの側面にストップワイヤーを着脱するための着脱口
を明けてやる必要が生じ、そのため、この着脱口の内面
側にはその加工時にどうしてもバリが発生するので、こ
のバリを取り除いてやらないとシリンダチューブへのロ
ッドカバーの挿入が困難となる。しかし、このバリ取り
作業はなかなか手数の掛る作業であって、その分コスト
高にならざるを得ないという欠点をもつ。
比べてストップワイヤーの取り出し作業は比較的容易で
あるとはいえ、その反面、製作時においてシリンダチュ
ーブの側面にストップワイヤーを着脱するための着脱口
を明けてやる必要が生じ、そのため、この着脱口の内面
側にはその加工時にどうしてもバリが発生するので、こ
のバリを取り除いてやらないとシリンダチューブへのロ
ッドカバーの挿入が困難となる。しかし、このバリ取り
作業はなかなか手数の掛る作業であって、その分コスト
高にならざるを得ないという欠点をもつ。
したがって、本考案の目的は、特に前者の方式における
ロッドカバーの取り外し作業に当たって、ストップワイ
ヤーの引き出し操作を容易にかつ短時間で行うことので
きる新規な構成のロッドカバー固定装置を備えた油圧ま
たは空圧シリンダ機構からなる往復動型アクチュエータ
のを提供することである。
ロッドカバーの取り外し作業に当たって、ストップワイ
ヤーの引き出し操作を容易にかつ短時間で行うことので
きる新規な構成のロッドカバー固定装置を備えた油圧ま
たは空圧シリンダ機構からなる往復動型アクチュエータ
のを提供することである。
そのために、本考案にあってはシリンダチューブの内周
面と、当該シリンダチューブのピストンロッド突出端側
を閉塞するロッドカバーの外周面に、両者の嵌合時に互
いに一致してストップワイヤー挿入用の環状孔を形づく
る第１および第２の環状溝を各形成し、かつ、シリンダ
チューブには、第１環状溝に通じてストップワイヤーの
一端を挿通する係合孔を穿設する一方、ロッドカバーに
は、その外端面外周の一部を第２の環状溝を含んで段状
に切り欠いて形づくったワイヤー着脱窓を形成し、この
ワイヤー着脱窓を通じて前記環状孔内に巻き込んだスト
ップワイヤーでロッドカバーをシリンダチューブに対し
固定するようにしたものにおいて、ストップワイヤーの
一端にシリンダチューブの係合孔へと挿通する先端外方
折曲部を形成すると共に、この先端外方折曲部と反対側
の巻込み終端部に、逆に内方へと向かって折り曲げるこ
とで環状孔内への巻き込み終了時にシリンダチューブの
第１環状溝から飛び出してワイヤー着脱窓内へと露呈す
るように形成した引出し部を構成したものである。
面と、当該シリンダチューブのピストンロッド突出端側
を閉塞するロッドカバーの外周面に、両者の嵌合時に互
いに一致してストップワイヤー挿入用の環状孔を形づく
る第１および第２の環状溝を各形成し、かつ、シリンダ
チューブには、第１環状溝に通じてストップワイヤーの
一端を挿通する係合孔を穿設する一方、ロッドカバーに
は、その外端面外周の一部を第２の環状溝を含んで段状
に切り欠いて形づくったワイヤー着脱窓を形成し、この
ワイヤー着脱窓を通じて前記環状孔内に巻き込んだスト
ップワイヤーでロッドカバーをシリンダチューブに対し
固定するようにしたものにおいて、ストップワイヤーの
一端にシリンダチューブの係合孔へと挿通する先端外方
折曲部を形成すると共に、この先端外方折曲部と反対側
の巻込み終端部に、逆に内方へと向かって折り曲げるこ
とで環状孔内への巻き込み終了時にシリンダチューブの
第１環状溝から飛び出してワイヤー着脱窓内へと露呈す
るように形成した引出し部を構成したものである。
これにより、ストップワイヤーの装着は、従来機構と同
様に行なうことができると共に、ストップワイヤーの引
出しに当たっては、その巻込み終端部である引出し部が
初めからシリンダチューブの第１環状溝から外れてワイ
ヤー着脱窓内に露呈した状態にあるので、ワイヤー着脱
窓からペンチなどの工具を用いてストップワイヤーの引
出し部を掴み、これを手前に引出すようにしながらロッ
ドカバーをストップワイヤーの装着時とは逆方向に回転
させることにより、ストップワイヤーは容易に取り出さ
れる。
様に行なうことができると共に、ストップワイヤーの引
出しに当たっては、その巻込み終端部である引出し部が
初めからシリンダチューブの第１環状溝から外れてワイ
ヤー着脱窓内に露呈した状態にあるので、ワイヤー着脱
窓からペンチなどの工具を用いてストップワイヤーの引
出し部を掴み、これを手前に引出すようにしながらロッ
ドカバーをストップワイヤーの装着時とは逆方向に回転
させることにより、ストップワイヤーは容易に取り出さ
れる。
以下、図示した実施例に基づいて本考案を説明する。
第１図および第２図に示すように、シリンダチューブ１
のロッド側端部には、ロッドカバー４がシールにより密
封状態を保って嵌挿されており、このロッドカバー４の
中心孔３を貫通してピストンロッド２が、シリンダチュ
ーブ１内からシールを介して外部へと延びている。
のロッド側端部には、ロッドカバー４がシールにより密
封状態を保って嵌挿されており、このロッドカバー４の
中心孔３を貫通してピストンロッド２が、シリンダチュ
ーブ１内からシールを介して外部へと延びている。
シリンダチューブ１は、ロッド側端部の内周面に位置し
て後述するストップワイヤー８の線径にほぼ等しい巾で
深さがほぼ半分の第１環状溝５を有しており、この第１
環状溝５からは、外部へと向かって係合孔９が穿設され
ている。
て後述するストップワイヤー８の線径にほぼ等しい巾で
深さがほぼ半分の第１環状溝５を有しており、この第１
環状溝５からは、外部へと向かって係合孔９が穿設され
ている。
ロッドカバー４は、外端面外周の一部を段状に切り欠い
て形成したワイヤー着脱窓７を備えており、このワイヤ
ー着脱窓７を含んで即ちワイヤー脱着窓７に連通してロ
ッドカバー４の外周面には、シリンダチューブ１側の第
１環状溝５と同様の巾と深さをもつ第２環状溝６が形成
されている。そして、この第２環状みぞ６は、ロッドカ
バー４をシリンダチューブ１の所定位置に嵌着した状態
において、シリンダチューブ１側の第１環状溝５と協働
して環状孔を形成する。
て形成したワイヤー着脱窓７を備えており、このワイヤ
ー着脱窓７を含んで即ちワイヤー脱着窓７に連通してロ
ッドカバー４の外周面には、シリンダチューブ１側の第
１環状溝５と同様の巾と深さをもつ第２環状溝６が形成
されている。そして、この第２環状みぞ６は、ロッドカ
バー４をシリンダチューブ１の所定位置に嵌着した状態
において、シリンダチューブ１側の第１環状溝５と協働
して環状孔を形成する。
ストップワイヤー８は、一端を外方に折曲げて形成した
先端外方折曲部８ａと、本考案の特徴点である反対側の
巻込み終端部をこの外方折曲部８ａと逆方向に内方へと
折曲げて形成した引出し部８ｂとをもつ鋼線によって構
成されている。
先端外方折曲部８ａと、本考案の特徴点である反対側の
巻込み終端部をこの外方折曲部８ａと逆方向に内方へと
折曲げて形成した引出し部８ｂとをもつ鋼線によって構
成されている。
そして、第１図にみられるように、ストップワイヤー８
を、その外方折曲部８ａがシリンダチューブ１の係合孔
９内に差し込まれると共に、引出し部８ｂがワイヤー着
脱窓７内に飛び出した状態でシリンダチューブ１側の第
１環状溝５とロッドカバー４側の第２環状溝６とで形づ
くる環状孔内に嵌挿することにより、このストップワイ
ヤー８の係止作用でシリンダチューブ１に対してロッド
カバー４を固定している。
を、その外方折曲部８ａがシリンダチューブ１の係合孔
９内に差し込まれると共に、引出し部８ｂがワイヤー着
脱窓７内に飛び出した状態でシリンダチューブ１側の第
１環状溝５とロッドカバー４側の第２環状溝６とで形づ
くる環状孔内に嵌挿することにより、このストップワイ
ヤー８の係止作用でシリンダチューブ１に対してロッド
カバー４を固定している。
次に、その作用について説明する。
シリンダチューブ１に対してロッドカバー４を取付ける
場合には、シリンダチューブ１のロッド側端内部にロッ
ドカバー４を、ワイヤー着脱窓７にシリンダチューブ１
側の係係合孔９が開口するようにして挿入し、ワイヤー
着脱窓７からシリンダチューブ１の係合孔９にストップ
ワイヤー８の先端外方折曲部８ａを差し込み、この状態
からシリンダチューブ１に対してロッドカバー４を反時
計方向に回転する。
場合には、シリンダチューブ１のロッド側端内部にロッ
ドカバー４を、ワイヤー着脱窓７にシリンダチューブ１
側の係係合孔９が開口するようにして挿入し、ワイヤー
着脱窓７からシリンダチューブ１の係合孔９にストップ
ワイヤー８の先端外方折曲部８ａを差し込み、この状態
からシリンダチューブ１に対してロッドカバー４を反時
計方向に回転する。
これにより、ストップワイヤー８は、ロッドカバー４に
おけるワイヤー着脱窓７の右側の縁でガイドされながら
第１および第２環状溝５，６で形づくられる環状孔内に
巻込まれてゆき、最後には第１図に示されるように、巻
込み終端部の引出し部８ｂがシリンダチューブ１の第１
環状溝５からワイヤー着脱窓７内に飛び出した状態で環
状孔内に組み付けられ、このストップワイヤー８の組み
付けによって第２図のように、ロッドカバー４は、第１
および第２環状溝５，６とストップワイヤー８との協働
による係止作用でシリンダチューブ１に固定される。
おけるワイヤー着脱窓７の右側の縁でガイドされながら
第１および第２環状溝５，６で形づくられる環状孔内に
巻込まれてゆき、最後には第１図に示されるように、巻
込み終端部の引出し部８ｂがシリンダチューブ１の第１
環状溝５からワイヤー着脱窓７内に飛び出した状態で環
状孔内に組み付けられ、このストップワイヤー８の組み
付けによって第２図のように、ロッドカバー４は、第１
および第２環状溝５，６とストップワイヤー８との協働
による係止作用でシリンダチューブ１に固定される。
なお、以上のストップワイヤー８の巻込み操作は、操作
手順だけをみればこれまでの従来例のものとほぼ同様で
あるが、ここで注目しなければならない重要な点は、ス
トップワイヤー８の巻込み操作の終了時点において、ス
トップワイヤー８の巻込み終端である引出し部８ｂがシ
リンダチューブ１の第１環状溝５からワイヤー着脱窓７
内に飛び出した状態にあることである。
手順だけをみればこれまでの従来例のものとほぼ同様で
あるが、ここで注目しなければならない重要な点は、ス
トップワイヤー８の巻込み操作の終了時点において、ス
トップワイヤー８の巻込み終端である引出し部８ｂがシ
リンダチューブ１の第１環状溝５からワイヤー着脱窓７
内に飛び出した状態にあることである。
そのために、ロッドカバー４の取り外し操作に当たって
は、ペンチなどの工具をワイヤー着脱窓７に差し入れて
ストップワイヤー８の引出し部８ｂを掴み、これを手前
に引っ張りながらロッドカバー４を組み付け時と逆の時
計方向に回転してやれば、ワイヤー着脱窓７の右端の縁
でシリンダチューブ１の第１環状溝５が順次にワイヤー
着脱窓７内に開放されてゆくので、それに伴いストップ
ワイヤー８が第１および第２環状溝５，６で形づくる環
状穴内から外部に引出され、最後にシリンダチューブ１
の係合孔９がワイヤー着脱窓７に開いたところでストッ
プワイヤー８の先端外方折曲部８ａを係合孔９から引出
し、ストップワイヤー８を外してロッドカバー４をシリ
ンダチューブ１から取り出す。
は、ペンチなどの工具をワイヤー着脱窓７に差し入れて
ストップワイヤー８の引出し部８ｂを掴み、これを手前
に引っ張りながらロッドカバー４を組み付け時と逆の時
計方向に回転してやれば、ワイヤー着脱窓７の右端の縁
でシリンダチューブ１の第１環状溝５が順次にワイヤー
着脱窓７内に開放されてゆくので、それに伴いストップ
ワイヤー８が第１および第２環状溝５，６で形づくる環
状穴内から外部に引出され、最後にシリンダチューブ１
の係合孔９がワイヤー着脱窓７に開いたところでストッ
プワイヤー８の先端外方折曲部８ａを係合孔９から引出
し、ストップワイヤー８を外してロッドカバー４をシリ
ンダチューブ１から取り出す。
更に上記の引き出し部８ｂはロッドカバー４のワイヤー
着脱窓７の端面と干渉してロッドカバー４の回転を阻止
する。
着脱窓７の端面と干渉してロッドカバー４の回転を阻止
する。
以上のように、本考案のものによれば、次の効果があ
る。
る。
ストップワイヤーをロッドカバーの外端面外周の一端
を段状に切り欠いて形成したワイヤー着脱窓からシリン
ダチューブとロッドカバーに亙って形成した環状孔内に
巻き込む方式のロッドカバー固定装置を備えた往復動型
アクチュエータにおいて、ストップワイヤーの一端にシ
リンダチューブの係合孔に挿通する先端外方折曲部を形
成すると共に、この先端外方折曲部と反対側の巻込み終
端部に、逆に内方へと向かって折り曲げることで環状孔
内への巻き込み終了時にシリンダチューブの第１環状溝
から飛び出してワイヤー着脱窓内へと露呈するように形
成した引出し部を設けるという極めて簡単な構成をとる
だけで、ストップワイヤー巻込み作業は勿論のこと、そ
の取外し作業をも著しく容易にかつ短時間で行うことが
可能になるのである。
を段状に切り欠いて形成したワイヤー着脱窓からシリン
ダチューブとロッドカバーに亙って形成した環状孔内に
巻き込む方式のロッドカバー固定装置を備えた往復動型
アクチュエータにおいて、ストップワイヤーの一端にシ
リンダチューブの係合孔に挿通する先端外方折曲部を形
成すると共に、この先端外方折曲部と反対側の巻込み終
端部に、逆に内方へと向かって折り曲げることで環状孔
内への巻き込み終了時にシリンダチューブの第１環状溝
から飛び出してワイヤー着脱窓内へと露呈するように形
成した引出し部を設けるという極めて簡単な構成をとる
だけで、ストップワイヤー巻込み作業は勿論のこと、そ
の取外し作業をも著しく容易にかつ短時間で行うことが
可能になるのである。
引出し部は内方へと向かって折り曲げられているから
摘み易くなると共にロッドカバーのワイヤー着脱窓にお
ける端面と干渉してロッドカバーの回転を阻止する。こ
れによりロッドカバー外周に設けたシールの捩じれを防
止し、シールの耐久性を向上できる。
摘み易くなると共にロッドカバーのワイヤー着脱窓にお
ける端面と干渉してロッドカバーの回転を阻止する。こ
れによりロッドカバー外周に設けたシールの捩じれを防
止し、シールの耐久性を向上できる。
第１図は、本考案を実施した往復動型アクチュエータの
一実施例を示す要部の縦断正面図、第２図は、同じく要
部の縦断側面図である。 １……シリンダチューブ、２……ピストンロッド、４…
…ロッドカバー、５……第１環状溝、６……第２環状
溝、７……ワイヤー着脱窓、８……ストップワイヤー、
８ａ……先端外方折曲部、８ｂ……引出し部、９……係
合孔。
一実施例を示す要部の縦断正面図、第２図は、同じく要
部の縦断側面図である。 １……シリンダチューブ、２……ピストンロッド、４…
…ロッドカバー、５……第１環状溝、６……第２環状
溝、７……ワイヤー着脱窓、８……ストップワイヤー、
８ａ……先端外方折曲部、８ｂ……引出し部、９……係
合孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−8911（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−125704（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭39−25390（ＪＰ，Ｂ１) 実公 昭53−22713（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】シリンダチューブの内周面と、当該シリン
ダチューブのピストンロッド突出端側を閉塞するロッド
カバーの外周面に、両者の嵌合時に互いに一致してスト
ップワイヤー挿入用の環状孔を形づくる第１および第２
の環状溝を各形成し、かつ、シリンダチューブには、第
１環状溝に通じてストップワイヤーの一端を挿通する係
合孔を穿設する一方、ロッドカバーには、その外端面外
周の一部を第２の環状溝を含んで段状に切り欠いて形づ
くったワイヤー着脱窓を形成し、このワイヤー着脱窓を
通して前記環状孔内に巻き込んだストップワイヤーでロ
ッドカバーをシリンダチューブに対し固定するようにし
たものにおいて、ストップワイヤーの一端にシリンダチ
ューブの係合孔に挿通する先端外方折曲部を形成すると
共に、この先端外方折曲部と反対側の巻込み終端部に、
逆に内方へと向かって折り曲げることで環状孔内への巻
き込み終了時にシリンダチューブの第１環状溝から飛び
出してワイヤー着脱窓内へと露呈するように形成した引
出し部を構成したことを特徴とするロッドカバー固定装
置を備えた往復動型アクチュエータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986100251U JPH0615123Y2 (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 往復動型アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986100251U JPH0615123Y2 (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 往復動型アクチュエータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS636204U JPS636204U (ja) | 1988-01-16 |
| JPH0615123Y2 true JPH0615123Y2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=30969896
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986100251U Expired - Lifetime JPH0615123Y2 (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 往復動型アクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0615123Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5486976B2 (ja) * | 2010-03-24 | 2014-05-07 | 本田技研工業株式会社 | 油圧クラッチ装置 |
| US10378588B2 (en) * | 2017-01-19 | 2019-08-13 | Gkn Automotive Limited | Retainer for rotating members |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5322713U (ja) * | 1976-08-04 | 1978-02-25 | ||
| JPS6114653Y2 (ja) * | 1980-06-16 | 1986-05-08 |
-
1986
- 1986-06-30 JP JP1986100251U patent/JPH0615123Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS636204U (ja) | 1988-01-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5658980B2 (ja) | 粉体圧縮成形機の杵 | |
| JPH06107377A (ja) | 金属線条体用リ−ル | |
| JPH0615123Y2 (ja) | 往復動型アクチュエータ | |
| US4213723A (en) | Thread cutting die stock | |
| JPH07172705A (ja) | ボビン及びその製造法 | |
| JPS6145147Y2 (ja) | ||
| JPH0424776Y2 (ja) | ||
| JPS59181648U (ja) | モツプ把持具 | |
| JPH0318614Y2 (ja) | ||
| JPS582894Y2 (ja) | 穴用同心止め輪 | |
| CN209100996U (zh) | 一种抗震支吊架槽钢端面保护盖及其辅助安装工装 | |
| JP2553535Y2 (ja) | ブローチ盤のプルヘッド | |
| JPH0218047Y2 (ja) | ||
| JP2602232Y2 (ja) | Ｏリング溝の構造 | |
| JPS63147908A (ja) | バルブガイドの挿着方法 | |
| JPS6119657Y2 (ja) | ||
| JPH09300102A (ja) | 管表面切削用スクレーパ | |
| JP2580833Y2 (ja) | ナイロンコード型刈払機におけるリールケース | |
| JPS5842133Y2 (ja) | 筆記具に於ける軸筒とキャップとの係止装置 | |
| JPS6318527Y2 (ja) | ||
| JPS58113365U (ja) | 釣竿用導糸環 | |
| JPH022563Y2 (ja) | ||
| JPS639952B2 (ja) | ||
| JPH07203812A (ja) | 魚釣用スピニングリ−ルのスプ−ル及びその製造方法 | |
| JP4412810B2 (ja) | 筆記具の軸筒 |