JPH0424776Y2 - - Google Patents

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JPH0424776Y2
JPH0424776Y2 JP1986176794U JP17679486U JPH0424776Y2 JP H0424776 Y2 JPH0424776 Y2 JP H0424776Y2 JP 1986176794 U JP1986176794 U JP 1986176794U JP 17679486 U JP17679486 U JP 17679486U JP H0424776 Y2 JPH0424776 Y2 JP H0424776Y2
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brush
protrusion
holder
retracted
side wall
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JP1986176794U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、弾機の付勢力によつて整流子に弾圧
状に摺接するように構成した電動モータの刷子ホ
ルダにおける刷子の仮保持構造に関するものであ
る。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種電動モータの刷子は、弾機によ
つて刷子ホルダから突出するよう付勢され、整流
子に弾圧状に摺接するように構成されている。し
かるにこの様な刷子は、ロータを組込む際に、刷
子ホルダから突出してロータの組込みを邪魔する
こととなり、このための組込み作業が極めて煩雑
かつ面倒であつて、作業性に著しく劣るという欠
点がある。そこで本件考案の出願人は、実開昭61
−153477号公報に示されるように、刷子ホルダ側
に係合溝を設け、ここに刷子を係合することで仮
保持できるようにしておき、ロータの組込み後、
ピグテールを摘んで刷子の仮保持を解除するよう
にしたものについて提案し、これによつて作業性
の著しい向上を計ることができた。
しかるにこのものは、刷子を仮保持状態として
いる際に外部に露出するピグテールが何物かに引
き掛つて引張られる等によつて仮保持が不用意に
解除されてしまう惧れがある許りでなく、ピグテ
ールを摘んで仮保持の解除を行うものであり、こ
のため、ロータの組付け後にピグテールの摘み操
作が出来るものである場合には差し支えが無い
が、これが出来ないものである場合には問題があ
り、この様な場合にも適用できるものの出現が夙
に望まれている。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点
を一掃することができる電動モータの刷子ホルダ
における刷子の仮保持構造を提供することを目的
として創案されたものであつて、四周が側壁によ
つて囲繞される刷子ホルダに収容せしめた刷子
を、刷子天井面を押圧する弾機の付勢力で突出せ
しめて整流子に摺接するよう構成してなる電動モ
ータにおいて、前記側壁のうちの軸芯方向外側の
側壁は、径方向に左右が切欠かれて外側方に向け
退避変形可能な杆状とし、該杆状側壁の内側面に
突起を設ける一方、刷子の外側面には上記突起に
対応する穴部を設けて、付勢力に抗して刷子ホル
ダ内に没入せしめた刷子を、穴部と突起とが係脱
自在に嵌合することで該没入位置に仮保持すると
共に、刷子ホルダの天井面には、該仮保持された
刷子天井面を臨める開口を形成し、該開口から刷
子天井面を突くことに伴い杆状側壁が外側方へ退
避変形することで突起が穴部から外れて刷子の仮
保持解除を行い得るように構成し、さらに前記杆
状側壁の突起形成位置は、仮保持解除されて整流
子に摺接する刷子の天井面位置よりも外径側位置
となるよう設定したことを特徴とするものであ
る。
そして本考案は、この構成によつて、ピグテー
ルの摘み操作に依らないで刷子の仮保持を完全か
つ確実に解除することができる様にしたものであ
る。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1は電動モータであつて、
該電動モータ1は、整流子2付きにロータ3、ヨ
ーク4に固定された磁石5、後述するように刷子
ホルダ6に収容された刷子7等の部材によつて構
成されていることなどは何れも従来通りである。
前記刷子ホルダ6は、実施例においては、ヨー
ク4に一体的に固定されるケースブラケツト4a
にビス等の固定具によつて一体固着されるもので
あるが、刷子ホルダ6には、都合三組のホルダ部
9が形成されている。これらの各ホルダ部9は、
四周が側壁部9a,9b,9c,9gによつて囲
繞形成されるものであるが、ローラ3の軸芯回り
方向の両側に有る左右両側壁部9a,9bは、刷
子ホルダ6からヨーク内方向に向けて突設され、
かつ該両側壁部9a,9bの先端縁部を互いに対
向する側に向けて折曲して前側壁部9gが形成さ
れている。そしてこの前側壁部9gには、刷子7
に植設したピグテール7aを引出すべく径方向を
向いて長いガイド10が切欠き形成されている。
さらにホルダ部9の天井部は、弾機11の一端
(径方向外端)を受ける弾機受け部9eとなるが、
この弾機受け部9eには、上記ガイド10から続
く状態で開口9fが切欠き形成されており、そし
てこの開口9fを通してホルダ部9の内部を臨め
るようになつている。
一方、上記前側壁部9gと対向する後側壁部9
cと左右両側壁部9a,9bとのあいだにそれぞ
れ切欠き9hが形成されており、これによつて後
側壁部9cは、天井部である弾機受け部9eから
径方向に向いて延びる杆状になつている。さらに
この後側壁部9cの背面、つまり軸芯方向外側面
には、軸芯側先端部を除いた残りの部分が刷子ホ
ルダ6の外側面に対してヨーク内側方に向けて段
差状に没入した没入段差面9iになつており、そ
して前述したように刷子ホルダ6をケースブラケ
ツト4aに固着した場合、没入段差面9iがケー
スブラケツト4aから間隙を存して離間した状態
になり、これによつて後側壁部9cは、ケースブ
ラケツト4a側に向けて、つまり内側から外側に
向けて湾曲状に変形して外側に退避することが許
容されるように構成されるものであるが、さらに
この後側壁部9cの上記外側に向けて退避する部
位に対向する内側面には突起9dが突出形成され
ている。
一方、前記刷子7には、ホルダ部9に仮保持位
置に没入せしめた状態で後側壁部9cの内面に対
向する外側面部位において、穴部7bが形成され
ている。そして刷子7は、弾機11をホルダ部9
に挿入した状態で、これを圧縮するようにして、
刷子下面が整流刷子2の組込みに邪魔とならない
位置まで深く押し込むと、突起9dと穴部7bと
が丁度位置合せ状態となつて互いに嵌入係合し、
これによつて刷子7はこの没入位置に仮保持され
るようになつている。そして前記突起形成位置
は、第5図に示すように刷子7が整流子2に摺接
する状態で、刷子天井面7c位置よりも外径側に
位置するように設定されている。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、電動モータ1を組付けるに際し、前述したよ
うに刷子7は刷子ホルダ6に仮保持状態でセツト
されることになる。即ち、刷子7は、ホルダ部9
内に弾機11を内装した状態で、後から組み込ま
れる整流子2の邪魔にならないよう弾機11に抗
して深い位置まで押し込むだけの極めて簡単なワ
ンタツチ作業によつて、ホルダ部9側の突起9d
が刷子7側に穴部7bに嵌入係合するととなり、
このようにして刷子は仮保持されることになる。
この結果、ロータ3を組み込む際に、刷子7が弾
機11の付勢力によつてホルダ部9から突出して
組み込みの邪魔をしてしまうような不具合が全く
なく、もつて迅速かつ確実なロータ3の組み込み
作業を行うことができる。
そしてロータ3を組み込んだ後は、適当な治具
12によつてホルダ天井部(弾機受け部9e)に
形成される開口9fから刷子天井面7cを突くと
いう極めて簡単なワンタツチ操作によつて、杆状
でしかも没入段差面9iがある後側壁部9cが後
方に向けて退避変形し、これによつて突起9dが
穴部7bから抜け出て刷子7の前記仮保持状態が
直ちに解除されることとなり、而して刷子7は、
弾機11による付勢力をそのまま受けてホルダ部
9から突出して整流子2に弾圧状に摺接すること
になる。
この様に本考案においては、刷子7を仮保持し
てロータ3の組込みの際に邪魔になることがない
様にしたものでありながら、刷子7は、突起9d
が穴部7bに係脱自在に嵌入係合することによつ
て仮保持される構造であるから、この仮保持状態
においてピグテール7aが何かに引掛つて引張ら
れてしまつた場合に、ピグテール7aを引張るこ
とによつて仮保持解除とするように構成したもの
如く簡単に解除されてしまうことがなく、仮保持
状態を確実に維持できることとなる。そしてこの
仮保持の解除は、ホルダ天井部に形成した開口9
fから弾機11が接当する刷子天井面7cを突い
て突起9dと穴部7bとの係合を解除すること
で、刷子7の仮保持は完全に解除されることとな
り、従つて、仮保持状態の解除が不完全な状態に
なつてしまうような不具合もなく、著しい信頼性
の向上を計ることができる。しかもこの突き作業
は、ホルダ天井面である弾機受け部9eに形成し
た開口9fからの作業によつてできるので、ピグ
テール7aが隠れてしまつた後であつても何ら支
障がなく簡単かつ確実に、しかも迅速に行うこと
ができる。
そしてこの刷子7は、仮保持解除が成された後
においては、刷子ホルダ9側の突起9dは最早刷
子7と直接干渉することがない状態、即ち弾機の
付勢力を受けて刷子7が整流子2側に突出するこ
とによつて、突起9dと刷子7とは全く接しない
位置となるよう配慮されているので、最早、刷子
7は突起9dによつてその円滑な出没作動が阻害
されてしまう様なことがない。
さらに突起9dが形成されるホルダ部9側の後
側壁部9cは、背面が没入していて後方に退避で
きるようになつているので、仮保持解除をすべく
突き作業をした場合に、後側壁部9cが後方に弾
性的に変形退避することによつて極めて容易な解
除がなされることとなり、作業性の向上にさらに
寄与できることとなる許りでなく、刷子7を仮保
持させるべく押し込んだ場合に、後側壁部9cの
退避によつて、刷子7または突起9dが互いの押
し合いで破損してしまうことを有効に保護できる
こととなり都合が良い。
しかも前述したように退避変形する壁部を、ロ
ータ3の軸芯回り方向に対して左右に位置する左
右両側壁部9a,9bではなく、軸芯方向に対し
て前後に位置する前後壁部9c,9gのうちの一
方、つまり後側壁部9cに設定したものであるた
め、モータ駆動時、ロータ回転に基づいて該回転
方向に移動しようとする刷子7の負荷を受けて後
側壁部9cが変形してしまうことが回避され、確
実な刷子7の保持に支障を来すことがない。
尚、本考案において、突起と穴部との係合力
は、刷子を仮保持するために、刷子に対する弾機
の付勢力よりも少なくとも強く設定される必要が
あることは言うまでも無いことである。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成された
ものであるから、刷子は、付勢力に抗して深く押
し込むだけの極めて簡単なワンタツチ作業のによ
つて、突起と穴部とが係合して仮保持されること
となり、従つて仮保持するための作業が簡単で、
しかもロータの組込みの際に、刷子が突出して組
込みの邪魔をするようなことがなく、迅速かつ能
率の良い組込み作業を行うことができる。
そのうえ刷子は、刷子天井面を突いて仮保持の
解除操作をしない限りは、仮令ピグテールを引張
つたとしても仮保持状態に維持されることとな
り、従つて仮保持状態の不用意な解除を確実に防
止できることとなる。さらにこの仮保持の解除
は、刷子ホルダ天井部に形成した開口から刷子天
井部を突いて整流子側に押し出すというこれまた
極めて簡単なワンタツチ作業によつて出来ること
となり、このため、刷子が、四周を側壁部に囲繞
される刷子ホルダに収容されて保護されると共
に、さらにピグテールを引張つての仮保持解除が
規制されるものでありながら、仮保持の解除作業
が容易で、ピグテールが隠れてしまうような場合
にもそのまま採用することができる。しかも突起
と穴部の係合が解除されたことによつて直ちに完
全な仮保持解除が成され、従つて解除が不完全と
なることによる不具合もないものである。
しかも刷子ホルダ側の突起形成位置は、仮保持
解除が成されて刷子が整流子に摺接する状態にお
いて、刷子天井面よりも外径側に位置していて、
刷子とは直接干渉することがなく、この結果、刷
子は、仮止め保持するための突起によつてその円
滑な出没作動が阻害されてしまう様なことがな
く、円滑な出没作動をすることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る電動モータの刷子ホルダ
における刷子の仮保持構造の実施例を示したもの
であつて、第1図は電動モータの縦断面図、第2
図は刷子ホルダの正面図、第3図A,Bは刷子ホ
ルダの縦断面図、水平断面図、第4図は刷子の一
部断面図、第5図は作用説明図である。 図中、1は電動モータ、2は整流子、3はロー
タ、6は刷子ホルダ、7は刷子、7bは穴部、9
はホルダ部、9dは突起である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四周が側壁によつて囲繞される刷子ホルダに収
    容せしめた刷子を、刷子天井面を押圧する弾機の
    付勢力で突出せしめて整流子に摺接するよう構成
    してなる電動モータにおいて、前記側壁のうちの
    軸芯方向外側の側壁は、径方向に左右が切欠かれ
    て外側方に向け退避変形可能な杆状とし、該杆状
    側壁の内側面に突起を設ける一方、刷子の外側面
    には上記突起に対応する穴部を設けて、付勢力に
    抗して刷子ホルダ内に没入せしめた刷子を、穴部
    と突起とが係脱自在に嵌合することで該没入位置
    に仮保持すると共に、刷子ホルダの天井面には、
    該仮保持された刷子天井面を臨める開口を形成
    し、該開口から刷子天井面を突くことに伴い杆状
    側壁が外側方へ退避変形することで突起が穴部か
    ら外れて刷子の仮保持解除を行い得るように構成
    し、さらに前記杆状側壁の突起形成位置は、仮保
    持解除されて整流子に摺接する刷子の天井面位置
    よりも外径側位置となるよう設定したことを特徴
    とする電動モータの刷子ホルダにおける刷子の仮
    保持構造。
JP1986176794U 1986-11-18 1986-11-18 Expired JPH0424776Y2 (ja)

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JPS6383965U JPS6383965U (ja) 1988-06-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5188885B2 (ja) * 2007-06-28 2013-04-24 株式会社ミツバ モータ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5629442A (en) * 1979-08-10 1981-03-24 Lucas Industries Ltd Brush assembly for generator

Patent Citations (1)

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JPS5629442A (en) * 1979-08-10 1981-03-24 Lucas Industries Ltd Brush assembly for generator

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