JPH0238385Y2 - - Google Patents

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JPH0238385Y2
JPH0238385Y2 JP1985112185U JP11218585U JPH0238385Y2 JP H0238385 Y2 JPH0238385 Y2 JP H0238385Y2 JP 1985112185 U JP1985112185 U JP 1985112185U JP 11218585 U JP11218585 U JP 11218585U JP H0238385 Y2 JPH0238385 Y2 JP H0238385Y2
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cord
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outer sleeve
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、多極コネクタにおいて、コネクタ本
体に保持されている複数のコンタクトに接続した
コード線の周囲から電磁波が洩れるのを防止する
ための電磁波障碍防止装置についての改良に関す
る。
多極コネクタAは、第1図に示している如く、
金属材で筒状に形成した外筒スリーブ1に、多数
のコンタクト2…を保持せしめる合成樹脂材より
なる成形体3を、該外筒スリーブ1に嵌合する栓
状に成形して嵌装し、その成形体3に保持せしめ
たコンタクト2…の各後端部(第1図に右端部)
に、コード4の外皮40及びシールド線41で包
まれている多数のコード線42の各芯線42aを
それぞれ接続し、外筒スリーブ1の後半側からコ
ード4の外皮40の先端部に渡る範囲に、合成樹
脂材よりなるカバー5を被せて組立てられるが、
成形体3に保持せしめるコンタクト2…の後端部
にコード4の各コード線42を接続するときに、
シールド線41を剥いでコード線42を露出させ
ることから、接続部位の周辺のシールドが不充分
で電磁波障碍が生ずる問題がある。
この電磁波障碍を防止するための対策には種々
の手段があるが、いづれも、工作を面倒にすると
ともに部品点数が多くなつて、組立て工数を多く
し、また、多極コネクタの全体を大きくする問題
のあるものであつた。
本考案は、これらの問題を解消せしめるために
なされたものであつて、部品点数を増やすことな
く、電磁波障碍の防止が確実に得られる新たな手
段を提供することを目的とする。
そして本考案においてはこのために、金属材に
より筒状に形成した外筒スリーブ内に、合成樹脂
材で栓状に成形した成形体を嵌装し、その成形体
に保持せしめる多数のコンタクトの各後端側に、
コードの外皮及びシールド線で被覆されている多
数のコード線の各芯線を接続する多極コネクタに
おいて、前記コードの外皮の先端部における外周
に、前述外筒スリーブの後端側の開放口を塞ぐ蓋
板状に形成した金属材よりなるコードクランプ
を、該コードと一体的に結合するよう嵌着し、そ
のードクランプを、前記外筒スリーブの後端側の
開放口を塞ぐようにその外筒スリーブの後端部に
一体的に組立けてなる多極コネクタにおける電磁
波障碍防止装置を提起するものである。
次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図面
符号は同効の構成部材については従前手段と同一
の符号を用いるものとする。
第2図は本考案を実施せる多極コネクタAの組
立途上の斜視図で、1は外極となるよう金属板を
円筒状に丸めて形成した外筒スリーブ、3はその
外筒スリーブ1内に嵌挿する栓状に成形した合成
樹脂材の成形体、2…はその成形体3に形設した
多数の透孔30…内に夫々嵌挿して保持せしめた
コンタクト、4は前記コンタクト3…の各後端側
(第2図で右端側)の接続端子部にコード線42
…を夫々接続せしめたコード、5は前記外筒スリ
ーブ1の後端側の開放口10を塞ぐ蓋板状に形成
したコードクランプを示している。
前記外筒スリーブ1は、所定の形状に板取りし
て打抜いたバネ性のある鋼板を、プレス加工によ
り円筒状に丸めた形態のもので、打抜いた鋼板を
円筒状に丸めたときに突き合わされた軸方向に沿
う突き合わせ面11には、くさび状の係合片12
とそれと嵌合するあり溝状の切欠き13とが形成
してあり、また、内周面の前端側に寄る部位には
内部に嵌装する前記成形体3の位置を規制するた
めのストツパー14,14が短いリブ状に形成し
てある(第8図)。そしてまた、前記突き合わせ
面11と対向する底面側には、前記成形体3を嵌
装するときのガイドリブ15と、嵌装した成形体
3の戻りを規制するストツパー爪16が形成して
ある(第7図,第9図)。
W…は前記外筒スリーブ1の後端縁に装設した
係止爪片で、素材の鋼板を板取りして打抜くとき
にその打抜く鋼板と一体に連続させて形成してお
くことにより、該外筒スリーブ1の後端面1aか
ら第7図及び第8図に示しているよう後方に突出
する状態に装設してある。そしてこれら係止爪片
W…は、前記第7図及び第8図にあるよう外筒ス
リーブ1の後端縁を周方向に四等配した部位に位
置し、かつ、それらのうちの隣接する2つの係止
爪片W,Wが前述の突き合わせ面11を跨いで位
置するように装設してある(第8図)。
前記成形体3は、コンタクト2…を嵌装保持せ
しめるための透孔30…が、軸方向(第10図で
左右方向)に貫通するように形成してあり、ま
た、外周面の前端側(第1図で左端側)には前述
したストツパー14,14と係合する窪部31が
形成され、さらに外周面の下面側には前述したガ
イドリブ15に嵌合するガイド溝32が軸方向に
沿い前後に抜けるよう形設してある。
前記コードクランプ5は、金属材により、第2
図に示している如く、コード4の外皮40の外周
に自在に摺動するよう嵌挿される軸筒状に形成し
た軸筒部50の軸方向の一端部に、放射方向に突
出する鍔状に形成してあり、それの軸筒部50を
コード4に対し摺動させて、逆くにまくり込んで
おいたシールド線41の上に被る状態で所定の部
位に位置させ、軸筒部50を適宜の工具で締付け
て押しつぶすことにより、第3図に示している如
くコード4の外皮40の外周に圧着せしめて一体
的に連結した状態とするようにしているが、金属
材により、第4図に示している如く、開裂部5a
のあるC型のリング状に形成しておいて、その開
裂部5aによりコード4の外皮40の外周に嵌め
込み、開裂部5aを閉じ合わせることで、中心穴
部5bの内周がコード4の外皮40の外周に喰い
込んで緊縛した状態となつて、コード4に一体的
に結合するように形成する場合がある。
なお、前述の軸筒部50によりコード4の外皮
40の外周に緊縛状態に嵌着するとき、第5図に
示している如く、軸筒部50の側が前方に位置す
るようにしてもよい。
そして、該コードクランプ5は、上述した如く
コード4の外皮40の外周に固着した状態におい
て、コード線42…の接続を終えたコンタクト2
…が保持せしめてある成形体3を、外筒スリーブ
1内に嵌装していくことで、コード4と共に外筒
スリーブ1側に移動させて、その外筒スリーブ1
の後端面1aに接合させたときに、その外筒スリ
ーブ1の後端側の開放口10を密閉する蓋板とな
る形状・大きさに形成してある。そしてまた、該
コードクランプ5の外周側には、第2図及び第3
図にあるよう、該コードクランプ5の周方向に四
等配した部位に、前述した外筒スリーブ1の後端
縁に形設した係合爪片W…の間隔内に密に嵌合す
る巾の嵌合突部yが、夫々放射方向に突出するよ
うに装設してあり、かつ、それの突出長さは、該
コードクランプ5を第6図の如く外筒スリーブ1
の後端縁に嵌合した状態において、突出端部が少
なくとも外筒スリーブ1の後端面1aとラツプす
る長さに設定してある。このコードクランプ5の
外周側に装設する嵌合突部y…は、前述の外筒ス
リーブ1の係合爪片w…の間隔内に嵌入させて、
コードクランプ5が外筒スリーブ1に対し周方向
に回転しないように固着させるためのものであ
り、その数は外筒スリーブ1の後端側に形設する
係合爪片w…の数に対応させて形設される。
また、コードクランプ5は、第4図に示す如く
開裂部5aのある形状のものに作られているとき
は、上述の如くコード4の外皮40の外周に緊縛
状態に嵌着した状態として、そのコード4のコー
ド線42…の各芯線42aと接続するコンタクト
2…を保持せしめた成形体3を、外筒スリーブ1
内に嵌挿していき、該コードクランプ5を外筒ス
リーブ1の後端縁に接合し、嵌合突部y…を係合
爪片W…の間隔内に嵌合させていくときに、該コ
ードクランプ5の開裂部5aの位置が外筒スリー
ブ1の突き合わせ面11と周方向に位相を変えた
状態となるようにする。
しかして、外筒スリーブ1の後端面に接合した
コードクランプ5は、その状態から外筒スリーブ
1の各係合爪片Wを第6図にあるように該コード
クランプ5の外面側(後面側)に屈曲させて抱込
ますようにかしめ付けることで、外筒スリーブ1
に一体的に組付け保持せしめる。
なお、図示する実施例装置において、7は外筒
スリーブ1の後半側の外周からコード4の先端部
の外周に渡る範囲に装着またはモールドする合成
樹脂材よりなるつまみ部、17は外筒スリーブ1
の前端側を多極コネクタの相手側に挿込み接続す
るときに位置決めとなる切欠きである。
上述の如く構成してある実施例装置は次のよう
に作用する。
外筒スリーブ1の後端部に組付け固着したコー
ドクランプ5は、金属材で形成されて外筒スリー
ブ1の後端側の開放口10を密閉するように塞
ぎ、これにより、外筒スリーブ1と共同して、そ
の外筒スリーブ1内に、コード4のシールド線4
1から剥き出してコンタクト2…の後端部に接続
したコード線42…及びそのコード線42の芯線
42aとコンタクト2との接続部位を、第10図
及び第11図に示しているように閉じ込めた状態
とするので、電磁波の洩れ及び侵入を確実に防止
するようになる。
そして、このコードクランプ5は、それの中心
穴部5bの内周面でコード4の外皮40の外周に
一体的に嵌着するとともに、多極コネクタAのコ
ネクタ本体aのボデイとなる前記外筒スリーブ1
の後端部に一体的に連結していることから、多極
コネクタAが相手側コネクタに連結している状態
においてコード4の基端側を強く引張つたとき
に、コード4がコネクタ本体aに対し抜き出され
るようになるのを確実に防止する。
以上説明したように、本考案による多極コネク
タにおける電磁波障碍防止装置は、コード4の抜
け止め用に設けるコードクランプ5を、金属材で
形成して、外筒スリーブ1の後端部にその外筒ス
リーブ1の後端側の開放口10を密閉する蓋状に
組付けることにより、このコードクランプ5と外
筒スリーブ1との共同で、成形体3に保持せしめ
た多数のコンタクト2…とコード4のシールド線
41から剥き出された多数のコード線42との接
続部位の回わりを、金属材により完全に被覆する
ようにしているのだから、コード4の抜け止め用
のコードクランプ5を組付けるだけで、電磁波障
碍対策としての部品を格別に用いることなく、ま
た、組立て工数を増大させることもなく、コード
4の抜け止めと同時に電磁波障碍が確実に防止で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従前の多極コネクタの縦断側面図、第
2図は本考案を実施せる多極コネクタの組立て途
上の斜視図、第3図は同上多極コネクタのコード
クランプのコードに対する固着状態を説明する斜
視図、第4図は同上多極コネクタに用いるコード
クランプの変形例の斜視図、第5図は同上多極コ
ネクタのコードに対する固着手段の変形例斜視
図、第6図は同上多極コネクタのコードクランプ
の外筒スリーブに対して組付けた状態の斜視図、
第7図は同上多極コネクタの外筒スリーブの下面
図、第8図は同上多極コネクタの外筒スリーブの
上面図、第9図は同上多極コネクタの外筒スリー
ブの縦断側面図、第10図は同上多極コネクタの
組立てた状態の一部破断した側面図、第11図は
同上多極コネクタの変形例の一部破断した側面図
である。 図面符号の説明、A……多極コネクタ、a……
コネクタ本体、1……外筒スリーブ、1a……後
端面、10……開放口、11……突き合わせ面、
12……係合片、13……切欠き、14……スト
ツパー、15……ガイドリブ、16……ストツパ
ー爪、17……切欠き、2……コンタクト、3…
…成形体、30……透孔、31……窪部、32…
…ガイド溝、4……コード、40……外皮、41
……シールド線、42……コード線、42a……
芯線、5……コードクランプ、5a……開裂部、
5b……中心穴部、50……軸筒部、7……つま
み部、W……係合爪片、y……嵌合突部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属材により筒状に形成した外筒スリーブ内
    に、合成樹脂材で栓状に成形した成形体を嵌装
    し、その成形体に保持せしめる多数のコンタクト
    の各後端側に、コードの外皮及びシールド線で被
    覆されている多数のコード線の各芯線を接続する
    多極コネクタにおいて、前記コードの外皮の先端
    部における外周に、前述外筒スリーブの後端側の
    開放口を塞ぐ蓋板状に形成した金属材よりなるコ
    ードクランプを、該コードと一体的に結合するよ
    う嵌着し、そのコードクランプを、前記外筒スリ
    ーブの後端側の開放口を塞ぐようその外筒スリー
    ブの後端部に一体的に組付けてなる多極コネクタ
    における電磁波障碍防止装置。
JP1985112185U 1985-07-22 1985-07-22 Expired JPH0238385Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985112185U JPH0238385Y2 (ja) 1985-07-22 1985-07-22

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JPS6220478U JPS6220478U (ja) 1987-02-06
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JPH0530307Y2 (ja) * 1987-02-12 1993-08-03
JPH0640499B2 (ja) * 1989-04-14 1994-05-25 株式会社茂治 コネクタにおけるクランプ金具
JPH0733400Y2 (ja) * 1989-04-19 1995-07-31 株式会社茂治 コネクタにおけるコードクランプワッシャー

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JPS6220478U (ja) 1987-02-06

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