JPS6114653Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6114653Y2 JPS6114653Y2 JP1980084719U JP8471980U JPS6114653Y2 JP S6114653 Y2 JPS6114653 Y2 JP S6114653Y2 JP 1980084719 U JP1980084719 U JP 1980084719U JP 8471980 U JP8471980 U JP 8471980U JP S6114653 Y2 JPS6114653 Y2 JP S6114653Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular groove
- cylinder
- thin
- cylinder tube
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Actuator (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、シリンダチユーブが薄肉である圧力
シリンダに関するものである。
シリンダに関するものである。
従来、第１図に示すように薄肉シリンダチユー
ブ１Ａにシリンダカバー２Ａ，３Ａを固定するに
は、シリンダカバー２Ａ，３Ａに斜面部分５Ａを
設け、薄肉シリンダチユーブ１Ａの端部４Ａを塑
性変形させその斜面部分５Ａにかしめつけてい
た。ところが、このような構造ではシリンダチユ
ーブが薄肉であるため、シリンダ全体を軽量小型
化し得るが、パツキン等消耗部材の摩耗時、ある
いは組付不良や異物混入による作動不良時に分解
組立が不可能な為に、圧力シリンダ全体を廃棄せ
ねばならないという欠点があつた。
ブ１Ａにシリンダカバー２Ａ，３Ａを固定するに
は、シリンダカバー２Ａ，３Ａに斜面部分５Ａを
設け、薄肉シリンダチユーブ１Ａの端部４Ａを塑
性変形させその斜面部分５Ａにかしめつけてい
た。ところが、このような構造ではシリンダチユ
ーブが薄肉であるため、シリンダ全体を軽量小型
化し得るが、パツキン等消耗部材の摩耗時、ある
いは組付不良や異物混入による作動不良時に分解
組立が不可能な為に、圧力シリンダ全体を廃棄せ
ねばならないという欠点があつた。
本考案は上記の欠点を解消する為、分解組立を
容易に行なえる圧力シリンダを提供することを目
的とする。
容易に行なえる圧力シリンダを提供することを目
的とする。
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第
２図に示す圧力シリンダでは、絞り加工の可能な
程度の肉厚を有する薄肉シリンダチユーブ（以
下、シリンダチユーブ１と記す）にシリンダカバ
ー２が嵌合し、またこのシリンダチユーブ１には
前記シリンダカバー２との嵌合面７に絞り加工に
より第一の環状凹溝４を形成し、前記環状凹溝４
の周上の一部に線材挿入取出し用透孔６（以下、
透孔６と記す）を設け、前記シリンダカバー２の
嵌合面には、第一の環状凹溝４に対向する位置に
第二の環状凹溝５が形成されている。この環状凹
溝５内には第３図に示すように鉤孔８が形成され
ている。一方、線材９にはその一端に前記鉤孔８
に鉤支する鉤部１０が形成され、この線材９は前
記透孔６から挿入され、前記した一対の環状凹溝
４，５にまたがつてシリンダチユーブ１とシリン
ダカバー２とを結合するようにしてある。なおも
う一方のシリンダカバー３においても、上記と同
様な構成となつている。
２図に示す圧力シリンダでは、絞り加工の可能な
程度の肉厚を有する薄肉シリンダチユーブ（以
下、シリンダチユーブ１と記す）にシリンダカバ
ー２が嵌合し、またこのシリンダチユーブ１には
前記シリンダカバー２との嵌合面７に絞り加工に
より第一の環状凹溝４を形成し、前記環状凹溝４
の周上の一部に線材挿入取出し用透孔６（以下、
透孔６と記す）を設け、前記シリンダカバー２の
嵌合面には、第一の環状凹溝４に対向する位置に
第二の環状凹溝５が形成されている。この環状凹
溝５内には第３図に示すように鉤孔８が形成され
ている。一方、線材９にはその一端に前記鉤孔８
に鉤支する鉤部１０が形成され、この線材９は前
記透孔６から挿入され、前記した一対の環状凹溝
４，５にまたがつてシリンダチユーブ１とシリン
ダカバー２とを結合するようにしてある。なおも
う一方のシリンダカバー３においても、上記と同
様な構成となつている。
上記構成のものにおいては、これを組立てる場
合第３，４図の如くシリンダカバー２をシリンダ
チユーブ１に嵌装して、透孔６と鉤孔８とを合わ
せ、線材９の鉤部１０を透孔６を通して鉤孔８に
引掛けて後、シリンダカバー２をまわすと線材９
は透孔６を経てシリンダチユーブ１内へ巻き込ま
れ、一対の環状凹溝４，５にまたがつて両者によ
つて形成される空間を満たしてシリンダカバー２
とシリンダチユーブ１とを結合する。また上記の
ように巻き込まれた線材９は、シリンダカバー２
を前記の方向と逆方向にまわすことにより透孔６
から容易に外部に取出すことができ、従つて容易
に分解組立が可能である。
合第３，４図の如くシリンダカバー２をシリンダ
チユーブ１に嵌装して、透孔６と鉤孔８とを合わ
せ、線材９の鉤部１０を透孔６を通して鉤孔８に
引掛けて後、シリンダカバー２をまわすと線材９
は透孔６を経てシリンダチユーブ１内へ巻き込ま
れ、一対の環状凹溝４，５にまたがつて両者によ
つて形成される空間を満たしてシリンダカバー２
とシリンダチユーブ１とを結合する。また上記の
ように巻き込まれた線材９は、シリンダカバー２
を前記の方向と逆方向にまわすことにより透孔６
から容易に外部に取出すことができ、従つて容易
に分解組立が可能である。
以上のように本考案によれば、薄肉シリンダチ
ユーブとシリンダカバーとを、それらの嵌合面に
形成された相対する一対の環状凹溝の両方にまた
がつて線材を介在させて結合するようにし、しか
も薄肉シリンダチユーブの環状凹溝の一部に線材
挿入取出し用透孔を形成すると共に線材先端の鉤
部をシリンダカバーの鉤孔に鉤支させたので、従
来分解組立が困難であつた薄肉シリンダチユーブ
を有する圧力シリンダにおいてシリンダカバーを
回転させて線材を環状凹溝内へ巻き込むことで簡
単に組立でき、また、それと逆にシリンダカバー
を回転させることで線材を線材挿入取出し用透孔
から取出して容易に分解することができ、従つて
部品交換等が容易となり、圧力シリンダ全体を廃
棄することがなくなり、長期間の使用ができる効
果がある。更にこのように分解、組立の容易な構
造を、薄肉シリンダチユーブの肉厚を絞り加工し
得るものとしたので、その端部嵌合面の環状凹溝
を切削加工によることなく絞り加工によつて安価
に形成でき、全体として軽量、小型にし得るとい
う利点がある。
ユーブとシリンダカバーとを、それらの嵌合面に
形成された相対する一対の環状凹溝の両方にまた
がつて線材を介在させて結合するようにし、しか
も薄肉シリンダチユーブの環状凹溝の一部に線材
挿入取出し用透孔を形成すると共に線材先端の鉤
部をシリンダカバーの鉤孔に鉤支させたので、従
来分解組立が困難であつた薄肉シリンダチユーブ
を有する圧力シリンダにおいてシリンダカバーを
回転させて線材を環状凹溝内へ巻き込むことで簡
単に組立でき、また、それと逆にシリンダカバー
を回転させることで線材を線材挿入取出し用透孔
から取出して容易に分解することができ、従つて
部品交換等が容易となり、圧力シリンダ全体を廃
棄することがなくなり、長期間の使用ができる効
果がある。更にこのように分解、組立の容易な構
造を、薄肉シリンダチユーブの肉厚を絞り加工し
得るものとしたので、その端部嵌合面の環状凹溝
を切削加工によることなく絞り加工によつて安価
に形成でき、全体として軽量、小型にし得るとい
う利点がある。
第１図は従来の薄肉シリンダチユーブを有する
圧力シリンダの縦断面図、第２図は本考案の実施
例の破砕断面図、第３図は第２図の−線にお
ける拡大横断断面図、第４図はシリンダカバー取
付操作の説明図である。 １……薄肉シリンダチユーブ、２，３……シリ
ンダカバー、４……環状凹溝、５……環状凹溝、
６……線材挿入取出し用透孔、８……鉤孔、９…
…線材、１０……鉤部。
圧力シリンダの縦断面図、第２図は本考案の実施
例の破砕断面図、第３図は第２図の−線にお
ける拡大横断断面図、第４図はシリンダカバー取
付操作の説明図である。 １……薄肉シリンダチユーブ、２，３……シリ
ンダカバー、４……環状凹溝、５……環状凹溝、
６……線材挿入取出し用透孔、８……鉤孔、９…
…線材、１０……鉤部。
Claims (1)
- 薄肉シリンダチユーブと該薄肉シリンダチユー
ブに嵌合するシリンダカバーとを具えた圧力シリ
ンダにおいて、薄肉シリンダチユーブの肉厚を絞
り加工し得る薄い厚さに設定し、この薄肉シリン
ダチユーブの端部嵌合面にはそれ自体を変形させ
ることによつて環状凹溝を形成し、シリンダカバ
ーの嵌合面には前記環状凹溝と相対する環状凹溝
を形成し、薄肉シリンダチユーブの環状凹溝の周
上の一部に環状凹溝に開口した線材挿入取出し用
透孔を設け、またシリンダカバーの環状凹溝内に
は鉤孔を穿設し、前記一対の環状凹溝にまたがつ
て線材を介在させると共に前記線材の一端の鉤部
を前記鉤孔に鉤支させたことを特徴とする圧力シ
リンダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980084719U JPS6114653Y2 (ja) | 1980-06-16 | 1980-06-16 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980084719U JPS6114653Y2 (ja) | 1980-06-16 | 1980-06-16 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS578911U JPS578911U (ja) | 1982-01-18 |
| JPS6114653Y2 true JPS6114653Y2 (ja) | 1986-05-08 |
Family
ID=29447006
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980084719U Expired JPS6114653Y2 (ja) | 1980-06-16 | 1980-06-16 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6114653Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0615123Y2 (ja) * | 1986-06-30 | 1994-04-20 | カヤバ工業株式会社 | 往復動型アクチュエータ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54118997U (ja) * | 1978-02-09 | 1979-08-20 |
-
1980
- 1980-06-16 JP JP1980084719U patent/JPS6114653Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS578911U (ja) | 1982-01-18 |
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