JPH0615120B2 - デジタルロ−タリカムスイツチ - Google Patents

デジタルロ−タリカムスイツチ

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JPH0615120B2
JPH0615120B2 JP12994486A JP12994486A JPH0615120B2 JP H0615120 B2 JPH0615120 B2 JP H0615120B2 JP 12994486 A JP12994486 A JP 12994486A JP 12994486 A JP12994486 A JP 12994486A JP H0615120 B2 JPH0615120 B2 JP H0615120B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明はデジタルロータリカムスイッチに関し、詳細に
は特定のチャネルに関するデータの設定変更をする場合
には原則として非公開の特別な操作手順を要求すること
により当該チャネルを実質的に隠しカムとなし、当該チ
ャネルのデータが不用意に変更されない様にした新規な
デジタルロータリカムスイッチに関する。
【従来の技術】
プレスシステムにおいては、プレス装置やその付属装置
を含むプレスシステム全体の動作シーケンスをプレスク
ランク角度に同調させるために、クランク軸と連動する
ロータリカムスイッチを多数段設け、関連するロータリ
カムスイッチのオン・オフに連動して各部のシーケンス
を制御する様にしていることは周知の通りである。 この様なロータリカムスイッチには例えば材料の大きさ
・送り速度等に応じてオン・オフの角度を適宜調整して
使用する可変タイプ(本明細書においては任意チャネル
と称する。)のものと、システム全体の安全確保を図る
等の目的で角度を調整してはならない固定タイプのもの
(本明細書においては固定チャネルと称する。)があ
り、この固定チャネルに関してはいわゆる隠しカムとし
て作業者が任意に手を触れることができない様になされ
ている。 ところで、近年のプレス制御回路の電子化に伴い、クラ
ンク軸(あるいは、これと等価の箇所)に連結されたエ
ンコーダの出力をデジタル的にカウントし、その計数値
をデジタルコンパレータによってオンアングル・オフア
ングルと比較するいわゆるデジタルロータリカムスイッ
チが普及しつつあり、デジタルロータリカムスイッチは
従来のメカニカルロータリカムスイッチの様に配置段数
を機構的に制約されないので、システム全体の付帯機構
が多くチャネル数の多い場合にも十分に対応でき、又、
微妙な角度設定も可能である等の多くの長所を持ってお
り、今後より普及するものと期待されている。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、この種のデジタルロータリカムスイッチ
において、各チャネル毎のオンアングルやオフアングル
を調整する場合には操作パネル上のデジスイッチを使用
して数値入力する様になされているため、固定チャネル
に関しても設定値を変更されてしまうおそれがあり、単
に取り扱い説明書に注意事項として記載しても必ずしも
有効なものとはいえなかった。 又、この様な問題を防止するために固定チャネルに関す
るデータをリードオンリーメモリで設定することも考え
られるが、この場合には例えばシステム全体の使用が変
更された等の理由により固定チャネルの設定値を変更す
る必要が生じた様な場合に柔軟に対応することができな
いという問題がある。
【問題点を解決するための手段】
本発明はこの様な現状に鑑みてなされたものであり、特
定のチャネルに関しては特別な手順を実行した場合にの
み書換可能とすることにより、この特定のチャネルを実
質的に隠しカムとして使用することを可能とし、特定の
チャネルに関するデータが不用意に変更される危険を防
止するとともに、システム全体の設計変更等のために上
記特定のチャネルに関してもデータを変更する必要性が
生じた場合には柔軟に対応することができる様にした新
規なデジタルロータリカムスイッチを提供することを目
的とするものである。 要約すれば、本発明のデジタルロータリカムスイッチ
は、数値化されたクランク角度が予設定のオンアングル
と一致したタイミングでリレー回路を作動させるととも
に、前記数値化されたクランク角度が予設定のオフアン
グルと一致したタイミングで前記リレー回路の作動を停
止させる駆動回路を多数チャネル有するとともに:操作
手段から入力されたデータに対応して前記各チャネル毎
のオンアングル及びオフアングルを書き換え可能とした
デジタルロータリカムスイッチを前提とするものであ
り:一連の順序付けられたモデル操作手順を記憶した論
理手段と:前記操作手段によりなされた操作手順の論理
状態の変化を予設定のモデル操作手順の論理状態の変化
と逐一論理比較する論理判別手段を有すことにより:前
記操作手段によりなされた操作手順の論理状態の変化を
前記論理判別手段が肯定した時のみ所定のチャネルに関
するオンアングル及びオフアングルを書き換え可能とし
ている。
【作用】
即ち、本発明のデジタルロータリカムスイッチによれ
ば、操作手順に対してオペレータがなした操作手順の論
理状態の変化を予設定のモデル操作手順の論理状態の変
化と逐一論理比較し、操作手順に対してなされた一種の
操作手順の論理状態の変化が全て肯定された時にのみ、
所定のチャネルに関するオンアングル及びオフアングル
を書き換えが可能となるので、所定のチャネルに関する
オンアングル及びオフアングルが不用意に書き換えられ
る危険が防止され、何らかの理由で所定のチャネルに関
するオンアングル及びオフアングルを書き換える必要性
が生じた時には、予設定の操作手順を実行することによ
りこれに対応する。
【実施例】
以下図面を参照して本発明の1実施例を詳細に説明す
る。 先ず、第1図は本発明の実施例に係るデジタルロータリ
カムスイッチの操作パネルを示すものであり、操作パネ
ル1上には、ロータリカムスイッチのチャネルナンバを
指定するデジタルスイッチ2、オンアングル及びオフア
ングルを指定するデジスイッチ3、運転時にクランク角
度を表示する数値表示器4、オンアングル及びオフアン
グルを書き換える時に書き換えの対象となるチャネルナ
ンバを表示する数値表示器5、デジスイッチ2によって
指定されたチャネルに関して設定されているオンアング
ルを表示する数値表示器6、デジスイッチ2によって指
定されたチャネルに関して設定されているオフアングル
を表示する数値表示器7、オンアングルの書換を指定す
るボタンスイッチ8、オフアングルの書換を指定するボ
タンスイッチ9、運転モード及び書換モードを選択する
ための選択スイッチ10が適宜配列されている。 次に、第2図は本発明のデジタルロータリカムスイッチ
のブロック図であり、第1図において既に説明した要素
に関しては第1図と同一の符号を付して重複した説明を
省略する。 第2図において、20は図示せぬプレス装置のクランク
軸又はこれと等価の箇所に連結されて上記クランク軸が
所定の単位角度回転する毎にパルスを発生するエンコー
ダ、21はエンコーダ20が発生したパルスを計数する
カウンタを各々示し、従ってこのカウンタ21の計数値
はクランク角度を示すことになる。 第2図のデジタルロータリカムスイッチは検出チャネル
としてnチャネル(nは任意の自然数)を有し、D1〜
Dnはこれら各チャネルの駆動回路を示す。 各チャネルの駆動回路D1〜Dnは全て同一の構成であ
るので駆動回路D1に関してのみ基本構成を図示する
が、各駆動回路D1〜Dnは、オンアングルを記憶する
設定器31、オフアングルを記憶する設定器32、カウ
ンタ21の計数値として入力されるクランク角度をオン
アングルと比較するデジタルコンパレータ33、カウン
タ21の計数値として入力されるクランク角度をオフア
ングルと比較するデジタルコンパレータ34、デジタル
コンパレータ33の出力によりセットされるとともに、
デジタルコンパレータ34の出力によりリセットされる
フリップフロップ35を有している。 又、R1〜Rnは各々プレスシステムの各部に関連付け
られたリレーコイルを示し、各リレーコイルR1〜Rn
は対応する駆動回路D1〜Dnのフリップフロップ35
のQ出力によって励磁される。 又、22はカウンタ21の計数値をデコードするデコー
ダであり、デコーダ22によってクランク角度を表示す
る表示器4が駆動される。 又、23・24・25もデコーダを示し、デコーダ23
によってデジスイッチ2が示すチャネルナンバが、デコ
ーダ24によってオンアングルを表示する表示器6が、
デコーダ25によってオフアングルを表示する表示器7
が各々駆動される。 次に、40はマイクロコンピュータ及びその付属機構に
よって構成される主制御装置であり、50はメモリであ
る。 本実施例のデジタルロータリカムスイッチは固定チャネ
ルに関しては原則的にデータの書き換えを禁じ、特別の
操作手順がなされた時にのみ書き換えを可能としてお
り、このデータの書き換えはソフトウェアにより処理さ
れるが、本実施例の理解を容易ならしめるために、デー
タの書き換えのための仮想的な論理手段を第3図に示
す。 尚、第3図においても第1図・第2図と同一の要素に関
しては第1図・第2図と同一の符号を付して重複した説
明は省略する。 又、以下においては第1チャネルから第10チャネルが
固定チャネルと定義され、これらのチャネルに関するデ
ータの書き換えには特別の操作手順の実行が要求される
場合に関して説明する。 主制御装置40は、実際上はマイクロコンピュータによ
るソフトウェア上の処理を行うものであるが、そのロジ
ックを仮想的な論理手段として示した場合、以下の様な
論理手段を有する。 先ず、41はチャネルナンバを指定するためのデジスイ
ッチ2の設定値が任意チャネルを示すか否かを判別する
比較論理手段を示し、本実施例では比較論理手段41は
デジスイッチ2の設定値が第1チャネルから第10チャ
ネルのいずれかを示している時、又は、第55チャネル
を示している時に論理条件を満足する。 又、42は同じくチャネルナンバを指定するためのデジ
スイッチ2の設定値が固定チャネルの設定値を書き換え
るための第1の条件となる数値を示すか否かを判別する
比較論理手段を示し、本実施例では比較論理手段42は
デジスイッチ2の設定値が第55チャネルを示している
時にのみ論理条件を満足する。そして、43はこの比較
論理手段42が論理条件を満足したことによりセットさ
れ、満足しないことによりリセットされる記憶部であ
る。 次に、44は記憶部43の論理状態及びボタンスイッチ
8・9の論理状態が固定チャネルの設定値を書き換える
ための第2の条件となる論理状態を満足するか否かを判
別するアンド論理手段であり、本実施例ではアンド論理
手段44は記憶部43が論理条件を満足する時にボタン
スイッチ8・9が同時に押されると論陸条件を満足す
る。そして、45はこのアンド論理手段44が論理条件
を満足したことを記憶する記憶部であり、従って、記憶
部45は固定チャネルの設定値を書き換えるための条件
を全て満足したことを記憶することになる。 更に、46はオア論理手段であり、オア論理手段46に
は、比較論理手段41の論理が負論理として与えられ、
又、記憶部45の論理が正論理として与えられる。従っ
て、オア論理手段46は比較論理手段41の論理状態が
否定の時(即ち、デジスイッチ2の設定値が第1チャネ
ルから第10チャネルのいずれをも示しておらず、且
つ、デジスイッチ2の設定値が第55チャネルをも示し
ていない時。)又は、記憶部45の論理状態が肯定の時
(即ち、固定チャネルの設定値を書き換えるための条件
を全て満足した時。)のいずれかの時に論理条件を満足
する。 そして、オア論理手段46が論理条件を満足した時にメ
モリ50の書き換えが可能となる。 次に、メモリ50は、各チャネル毎のオン・オフアング
ルを示すデータを含む各種データを記憶するメモリセル
51、入・出力データが通過する入・出力バッファ5
2、入・出力アドレスを解読するアドレスデコーダ53
を備えている。 そして、入・出力バッファ52にはオン・オフアングル
を指定するデジスイッチ3の出力が入力データとして与
えられる。又、アドレスデコーダ52にはチャネルナン
バを指定するデジスイッチ2の出力、及びこれから書き
換えられるアングルがオンアングルであるのかオフアン
グルであるのかを指定するボタンスイッチ8・9の出力
が与えられており、デジスイッチ2の出力によりチャネ
ルナンバに対応した記憶領域が選択され、ボタンスイッ
チ8・9の出力により当該チャネルナンバにおけるオン
アングル記憶領域又は当該チャネルナンバにおけるオフ
アングル記憶領域が選択される。 尚、第3図には示していないが、メモリ50の入・出力
バッファ52は第2図に示す各チャネル毎の駆動回路D
1〜Dnの設定器31・32及びデコーダ24・25と
接続されている。 次に、上記事項及び第4図のフローチャートを参照して
本実施例の動作を説明しよう。 尚、本実施例の動作モードは、(a)任意チャネルの設定
値の書き換えモード、(b)固定チャネルの設定値の書き
換えモード、(c)プレス運転モードの3種類のモードが
あり、これら各モードの動作を上記の順序で以下におい
て説明する。 先ず、(a)の任意チャネルの設定値の書き換えモードの
動作に関して説明する。 尚、任意チャネルの設定値を書き換える場合にオペレー
タがなすべき操作は、 (1)選択スイッチ10をSET側に切り換える。 (2)デジスイッチ2によって書き換えの対象となるチャ
ネルを指定する。 (3)デジスイッチ3によってこれから設定するアングル
を指定する。 (4)オンアングルの書き換えの時はボタンスイッチ8
を、又、オフアングルの書き換えの時はボタンスイッチ
9を押す。 という一連の手順である。 先ず、設定値の書き換えを行う場合には、電源の投入に
先立って、選択スイッチ10がSET側に切り換えられ
る。 又、デジスイッチ2・3は今操作されたか否かに関わり
なく、何らかの数値を示している。 プログラムがスタートすると主制御装置40は固定チャ
ネルの書き換えが可能なことを示すフラッグ(第3図に
示す仮想的な論理手段では記憶部45がこれに相当す
る。)をクリアする。 続いて、主制御装置40は、チャネルナンバを指定する
デジスイッチ2が示す値に基づいてメモリ50をアクセ
スして、当該チャネルに関するオンアングルを示すデー
タ及びオフアングルを示すデータを読み出し、これをデ
コーダ24・25に与えて表示器6・7に各々表示させ
る。又、デジスイッチ2の指示する値はデコーダ23に
与えられ、表示器6・7に現在アングルが表示されてい
るチャネルナンバが表示器5に表示される。 続いて、主制御装置40はチャネルナンバを指定するデ
ジスイッチ2の設定値を判断し、選択スイッチ10又は
ボタンスイッチ8・9のいずれかが操作されることを待
ち、選択スイッチ10又はボタンスイッチ8・9が操作
されるまで、これまでの手順が繰り返す。 従って、この時点ではオペレータはデジスイッチ2を操
作して設定値を書き換える対象となるチャネルナンバを
自由に変更することができる。 同様に、この時点ではオペレータはデジスイッチ3を操
作してこれから書き換えるベきオンアングル又はオフア
ングルを自由に変更することができる。 そして、デジスイッチ2の切り換え操作により設定値を
書き換える対象となるチャネルナンバが変更された場合
には、これに伴って表示器5・6・7の表示が変更され
ることはいうまでもない。 さて、デジスイッチ2の設定値が第1チャネル〜第10
チャネル又は第55チャネルのいずれでもない場合に
は、主制御装置40はメモリ50に対して書き換え許可
信号を与える。第3図に示す仮想的な論理手段により説
明すると、比較論理手段41の論理条件が満足しない結
果としてオア論理手段46が論理条件を満足した場合に
相当する。 尚、ボタンスイッチ8又はボタンスイッチ9のいずれか
一方のみが押された時に、デジスイッチ2の設定値が第
1チャネル〜第10チャネル及び第55チャネルのいず
れかを指定している時にはメモリ50に対して書き換え
許可信号は与えられない。又、この場合には、例えば表
示器4・5・6・7のいずれかに
【書き換え不可表示】
をすることも所望により可能である。 さて、オン・オフアングルを指定するデジスイッチ3の
出力はメモリ50の入・出力バッファ52に入力データ
として与えられている。 一方、チャネルナンバを指定するデジスイッチ2の出力
は、メモリ50の書き込みアドレスの一部をなし、アド
レスデコーダ53に対して加えられている。この状態
で、ボタンスイッチ8又は9のいずれかが押されること
によりメモリ50の書き込みアドレスは完成する。 そして、書き換え許可信号がメモリ40に対して与えら
れているという条件のもとで、ボタンスイッチ8が押さ
れた場合にはデジスイッチ3が示す数値がメモリ40の
当該チャネルに関するオンアングルを記憶する領域に記
憶され、ボタンスイッチ9が押されるた場合にはデジス
イッチ3が示す数値がメモリ40の当該チャネルに関す
るオフアングルを記憶する領域に記憶される。 又、この時に書き換えられたオンアングル又はオフアン
グルを示すデータはデコーダ24・25を介して表示器
6・7に表示される。 次に、(b)の固定チャネルの設定値の書き換えモードの
動作に関して説明する。 尚、固定チャネルの設定値を書き換える場合にオペレー
タがなすべき操作は、 (1)選択スイッチ10をSET側に切り換える。 (2)デジスイッチ2によって第55チャネルを選択す
る。 (3)ボタンスイッチ8・9を同時に押す。 (4)デジスイッチ2によって書き換えの対象となるチャ
ネルを指定する。 (5)デジスイッチ3によってこれから設定するアングル
を指定する。 (6)オンアングルの書き換えの時はボタンスイッチ8
を、又は、オフアングルの書き換えの時はボタンスイッ
チ9を押す。 という一連の手順である。 固定チャネルの設定値の書き換えの場合も、主制御装置
40が、チャネルナンバを指定するデジスイッチ2の設
定値を判断する迄の動作手順は(a)の任意チャネルの設
定値の書き換えの場合と全く同様である。 主制御装置40がデジスイッチ2の設定値を判別した結
果、デジスイッチ2の設定値が第55チャネルを示して
いる場合には固定チャネルに関する設定値の書き換えの
ための第1の条件を満足する。第3図の仮想的な論理手
段では比較論理手段42が論理条件を満足したことを記
憶部43が記憶した状態である。 そして、主制御装置40はボタンスイッチ8・9が同時
に押されることを待機して、ここまでの手順を繰り返
す。 さて、ボタンスイッチ8・9が同時におされると固定チ
ャネルに関する設定値の書き換えのための第2の条件を
満足するので、主制御装置40は固定チャネルに関する
設定値の書き換えのための全ての条件を満足したことを
示すフラッグを立てる。第3図の仮想的な論理手段では
アンド論理手段44が論理条件を満足したことを記憶部
45が記憶した状態である。 尚、この時ボタンスイッチ8又はボタンスイッチ9の何
れか一方のみが押された場合には既に説明した
【書き換
え不可表示】がなされる。 さて上記の様にして一度固定チャネルに関する設定値の
書き換えのための全ての条件を満足したことを示すフラ
ッグが立つと、選択スイッチ10がRUN側に切り換え
られない限り、上記フラッグは維持されるので、メモリ
40には書き換え許可信号が与えられる。 そして、フラッグが立ってメモリ40に対する書き換え
許可信号が与えられた後には、既に説明した任意チャネ
ルに関する設定値の書き換えの場合と同様に、デジスイ
ッチ2により書き換えの対象となるチャネルを指定し、
デジスイッチ3によりこれから設定するアングルを指定
して、(1)ボタンスイッチ8を押した場合には当該チャ
ネルに関するオンアングルが、(2)ボタンスイッチ9を
押した場合には当該チャネルに関するオフアングルが各
々書き換えられる。 次に、(c)のプレス運転モード時の動作を説明する。 プレス運転モードにおいてはオペレータは選択スイッチ
10をRUN側に切り換える。 そして、主制御装置40は選択スイッチ10がRUN側
に切り換えられると、メモリ50内に記憶されている各
チャネル毎のオンアングルを示すデータ及びオフアング
ルを示すデータを読み出し、対応する駆動回路D1〜D
nの設定器31にオンアングルを示すデータを、同様に
設定器32にオフアングルを示すデータをセットし、そ
の後プレス装置の運転が開始される。 プレス装置の運転に伴って図示せぬクランク軸が回転す
ると、エンコーダ20がパルスを発生し、このパルスを
計数してカウンタ21はクランク角度を示す数値を出力
する。 各チャネル毎の駆動回路D1〜Dnの動作は、タイミン
グの点を除いて同一であるので、駆動回路D1に関して
のみ説明すると、デジタルコンパレータ33・34には
クランク角度を示すカウンタ21の計数値が加えられ
る。 そして、クランク角度がオンアングルを示す設定器31
の出力と一致したタイミングでデジタルコンパレータ3
3はフリップフロップ35をセットしてリレーコイルR
1を励磁し、クランク角度がオフアングルを示す設定器
32の出力と一致したタイミングでデジタルコンパレー
タ34はフリップフロップ35をリセットしてリレーコ
イルR1を消磁する。 そして、このリレーコイルR1の励磁・消磁に伴ってプ
レスシステムの各部が制御されることは周知の通りであ
る。 尚、上記においては第1チャネルから第10チャネルを
固定チャネルとした例を示したが、何を固定チャネルに
するかは本発明の本質に関わりないことはいうまでもな
い。 又、上記においては、固定チャネルのデータを書き換え
るための特別の作業手順の一例として第55チャネルを
指定した状態で、オンアングルを指定するボタンスイッ
チとオフアングルを指定するボタンスイッチを同時に押
すという2段階の操作手順を採用した例を示したが、こ
の操作手順を更に多段階にすることができることもいう
までもない。
【効果】
以上説明した様に本発明によれば、予め定められた特別
の操作手順通りの操作をした場合にのみ特定のチャネル
に関するオンアングル・オフアングルを示すデータを書
き換えることができるので、デジタルロータリカムスイ
ッチにおいて特定のチャネルを隠しカムとして使用する
ことができ、デジタル式のロータリカムスイッチであり
ながら隠しカムに関する作動タイミングが不用意に変更
される危険を有効に防止することができる。従って、隠
しカムに関する作動タイミングが不用意に変更されるこ
とに起因する多くのトラブルも未然に防止できる。 又、システム全体に精通した専門的なオペレータは特定
の操作手順によって全てのチャネルに関する設定値を容
易に変更することができるので、例えばシステムの仕様
変更等のために隠しカムに関する設定値を書き換える必
要が生じた場合にも柔軟に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例に係るデジタルロータリカム
スイッチの操作パネルの平面図、第2図は本発明のデジ
タルロータリカムスイッチのブロック図、第3図は固定
チャネルに関するデータの書き換えのため論理手段のブ
ロック図、第4図は本発明の動作の1例を示すフローチ
ャート。 2・3……デジスイッチ、8・9……ボタンスイッチ、
D1〜Dn……駆動回路、R1〜Rn……リレーコイ
ル、40……主制御装置、50……メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】数値化されたクランク角度が予設定のオン
    アングルと一致したタイミングでリレー回路を作動させ
    るとともに、前記数値化されたクランク角度が予設定の
    オフアングルと一致したタイミングで前記リレー回路の
    作動を停止させる駆動回路を多数チャネル有するととも
    に、 操作手段から入力されたデータに対応して前記各チャネ
    ル毎のオンアングル及びオフアングルを書き換え可能と
    したデジタルロータリカムスイッチにおいて、 一連の順序付けられたモデル操作手順を記憶した論理手
    段と、 前記操作手段によりなされた操作手順の論理状態の変化
    を予設定のモデル操作手順の論理状態の変化と逐一論理
    比較する論理判別手段を有し、 前記操作手段によりなされた操作手順の論理状態の変化
    を前記論理判別手段が肯定した時にのみ所定のチャネル
    に関するオンアングル及びオフアングルを書き換え可能
    としたことを特徴とするデジタルロータリカムスイッ
    チ。
JP12994486A 1986-06-04 1986-06-04 デジタルロ−タリカムスイツチ Expired - Lifetime JPH0615120B2 (ja)

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