JPH06150827A - 移載装置 - Google Patents
移載装置Info
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- JPH06150827A JPH06150827A JP4301198A JP30119892A JPH06150827A JP H06150827 A JPH06150827 A JP H06150827A JP 4301198 A JP4301198 A JP 4301198A JP 30119892 A JP30119892 A JP 30119892A JP H06150827 A JPH06150827 A JP H06150827A
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- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
等をワークとする移載装置において、その高速駆動、停
止位置精度の向上等を可能にする。 【構成】 ワークを保持する移載ヘッド22と、モータ
にて駆動されるカム式インデックス装置25と、移載ヘ
ッド22を取付けたループ状の直線移動体であるタイミ
ングベルト23を備え、カム式インデックス装置25の
出力軸に取付けられたプーリー42を含むプーリー機構
24を介してタイミングベルト23を駆動し、移載ヘッ
ド22を所定位置に走行させるように構成する。
Description
に際して、陰極線管のパネル、色選別電極、あるいは陰
極線管体等のワーク(物品)を1の位置から他の位置に
移載するための移載装置に関する。
線管のパネル、色選別電極(例えばアパーチャグリ
ル)、あるいは陰極線管体等のワークを1の位置から他
の位置に移載するために移載装置が用いられ。従来、こ
のようなワークの移載装置の走行駆動にはエアシリンダ
が最も一般的に用いられている。しかしながら、エアシ
リンダは実用上の速度が1000mm/s以下であり、
加減速制御が困難で停止に衝撃力を生じるため上記ワー
クを平均速度1.5m/s以上の高速で移動することは
不可能である。
ンダに勝る速度とが得られる駆動手段として選択される
のが、サーボモータによる駆動である。このサーボモー
タを走行駆動に用いる移載装置を図5に示す。同図にお
いて、1はワークを保持して所定の位置まで直線走行す
る移載ヘッド、2は移載ヘッド1を直線走行させるため
の駆動用のサーボモータを示す。移載ヘッド1は、サー
ボモータ2と共に保持体3に保持され、サーボモータ2
の軸に固定されたピニオン7が直線状の梁5に固定され
たラック8と噛合し、モータ2の駆動で、梁5上を直線
走行する。6は梁5に設けられた1対のガイドレール、
4は移載ヘッド1の保持体3に一体に設けられ、ガイド
レール6に係合されるガイド部である。また、サーボモ
ータ3への動力線、信号線は一端を移載ヘッド1の保持
体3に固定されたケーブルベア9内を通って配線され
る。この移載装置10では、移載ヘッド1によってワー
クを保持した後、サーボモータ2の駆動によってラック
8及びピニオン7を介してガイドレール6に沿って直線
的に所定位置まで移動し、その位置で移載ヘッド1がシ
リンダ11を介して下降し、ワークを所定の位置に移載
するようになされる。
装置10において、ワークを保持して走行する移載ヘッ
ド1はその質量が30kg以上あり、かなり大きな負荷
イナーシャとなる。また、サーボモータ2は加減速制
御、定位置停止制御の応答性や精度を確保するために、
そのロータイナーシャが負荷イナーシャの1/5以上な
ければならない。そのため負荷に比べて大きな容量のサ
ーボモータを必要とすることもあって、エアシリンダ駆
動に比べてコストが高くなる。また、モータへの配線が
必要なため図示の場合には高速、高頻度の移載になるほ
ど断線事故の原因となり易い。
を可能とし、しかも停止位置精度が非常に高い移載装置
を提供するものである。
は、物品を保持する移載ヘッド22と、モータ26にて
駆動されるカム式インデックス装置25と、移載ヘッド
22を取付けたループ状の直線移動体、特にすべり防止
付き直線移動体23とを備え、インデックス装置25の
出力軸に取付けられた回転伝達体24を介して直線移動
体23を駆動し、移載ヘッド22を所定位置まで走行さ
せるように構成する。
5と、移載ヘッド22を取付けたループ状の直線移動体
23とを組合せて移載ヘッド22を走行駆動することに
よって、従来の移載装置に比して高速駆動が可能とな
り、且つ停止位置精度が非常に高くなる。
て、停止時には加速度がカム曲線によって制御され零と
なるため、衝撃力を伴わない駆動が可能になる。
する。図1において、21は本実施例の移載装置を全体
として示す。この移載装置21は、例えば陰極線管のパ
ネル、色選別電極(例えばアパーチャグリル)、あるい
は陰極線管体等のワークを保持し所定位置に移送させる
ための移載ヘッド22と、この移載ヘッド22を取付け
て移載ヘッド22を所定位置まで走行させるためのタイ
ミングベルト23と、このタイミングベルト23を駆動
するためのプーリー機構24と、移載ヘッド22を所定
位置まで移動させる位置精度を得るためのカム式インデ
ックス装置25と、駆動源である三相モータ26とを備
えて成る。45は減速機を示す。
チャック28を有し、この開放チャック28はシリンダ
29を介して左右に開閉できるように構成されている。
この移載ヘッド22は、上下用シリンダ30を介して垂
直方向に上下動可能になっている。
直線状の梁)31上に設けた4つのプーリー32〔32
A,32B,32C,32D〕をめぐるように垂直面内
でループ状をなすように架張される。このタイミングベ
ルト23の直線領域の箇所に移載ヘッド22が固定さ
れ、タイミングベルト23の移動に伴って移載ヘッド2
2が走行されるようになされる。
ー32の回転によってベルト23がスリップしないよう
に、図3に示すようにプーリー32の歯型35と噛み合
うような凹凸面34、即ち、すべり止めの機構を有して
形成されている。したがって、プーリー32の回転によ
ってタイミングベルト23はすべることなく確実に駆動
される。プーリー32は、いわゆるタイミングベルトプ
ーリーと呼ばれるものである。なお、タイミングベルト
23に代えてスプロケットを用い、タイミングベルトプ
ーリー32に代えてチェンを用いて同様の直線移動体を
構成することもできる。
方向に沿う例えば2本のガイドレール37が設けられ、
移載ヘッドの保持体38側にこのガイドレール37に係
合する係合部(図示せず)が設けられる。
とプーリー40は、共に回転軸に固定され一体に回転す
るように形成される。また、プーリー40は同じくルー
プ状のタイミングベルト41を介してプーリー42と連
結されている。このタイミングベルト41もテンション
プーリー43によって充分な張力が与えられている。プ
ーリー40はプーリー42に対して増速比を与えられて
おり、本例ではプーリー40とプーリー42のピッチ円
直径の比が1:5となるように設定されている。つまり
プーリー42が1回転するとプーリー40と同軸上のプ
ーリー32Aが5回転するように構成される。
40mmとするとプーリー42が1回転することによっ
て、移載ヘッド22はストロークL=640mm×5=
3200mm走行することとなる。
ングベルトプーリーであり、図3に示すプーリー32と
同じように構成され、またこれに対するタイミングベル
ト41もタイミングベルト23と同じように構成され
る。
25の出力軸に固定され、インデックス装置25の出力
がそのままプーリー42の回転となって表われるように
構成される。
装置25の出力をそのままプーリー42の回転とし、こ
の回転をプーリー機構24を介して適切な張力を与えた
タイミングベルト23に伝達し移載ヘッド22の走行駆
動力とすることである。
ックス装置25は、いわゆるパラレルカム機構を用いた
インデックス装置を採用している。本例ではカム曲線が
変形等速度曲線でストップ数1、割付け角が330°の
ものを選択する。図2A,2B及び2Cに夫々インデッ
クス装置25の入力軸を32.4rpmの低速度で1回
転させたときの出力軸の加速度、速度及び変位を示す。
つまり、プーリー42は図2に示した回転運動を行う。
したがって、前述したようにプーリー40及びプーリー
32Aはこれと同じ動きで加速度、速度、変位が5倍に
なりその値は、 最大加速度 10.7×2π〔rad/s2 〕 最大速度 4.36×2π〔rad/s2 〕 となり、今プーリー32Aのピッチ円周長が640mm
であるから移載ヘッド22の最大加速度は6.85〔m
/s2 〕、最大速度は2.79〔m/s〕となる。ま
た、このとき必要動力は1.02(kW)となる。
60°−330°(割付け角):本例では30°)の範
囲で停止すれば出力軸は動かず定位置にある。すてわ
ち、図2の時間軸で示すと1.70(s)〜1.85
(s)の間である。すなわち、カム軸の停留角に当たる
部分でモータ26を停止させれば、移載ヘッド22は常
に一定の位置で停止する。その精度は非常によく、本例
の試作機では±0.05mm以内の繰り返し再現性が得
られた。当然のことながら往路だけでなく復路もモータ
26を逆回転させることによって全く同じ動きを得るこ
とができる。
5の原理的な構成を説明する。インデックス装置、すな
わちパラレルカム機構は、2枚の板カム51及び52に
よって2列の複数個の従節ローラ53〔53A,53
B,53C,53D〕,54〔54A,54B,54
C,54D〕を順次送ることによって間欠運動をさせる
共役カムの一種である。カム輪郭は停留部の真円部56
と、カム曲線によって形成された山型の形状部57とに
よって構成される。2枚の板カム51及び52の山は互
い違いに組合わされ一種のギアのようになって従節ロー
ラ53,54と噛み合い、板カム51及び52の回転に
よって従節ローラ53,54が回転する。このときの従
節60の回転運動が加速度まで完全に連続なカム曲線に
なっている。回転運動が終了すると、従節60は2枚の
カム51及び52の真円部56を互い違いのローラによ
って挟み完全にロックし停止状態になる。このようにし
てカム51及び52が取付けられた入力軸が低速回転す
ると従節60は回転→停止→回転→停止のサイクルを無
限に繰り返す。図ではカム51及び52の1回転360
°によって従節60が90°回転するようになされてい
る。
計して1回転したときに従節が1回転するように構成す
る。すなわち、割付け角が330°、停留角が30°と
するようなカム形状をなして従節ローラと噛み合わせカ
ムの1回転で従節が1回転すなわち330°回転するよ
うになされる。この330°の1回転で移載ヘッド22
が第1の位置から第2の位置に移動するように設計され
る。
る。移載ヘッド22が第1の位置(ストロークLの一
端)において、シリンダ29によって開閉チャック28
が開かれた状態で上下用シリンダ30を介して降下し、
第1の位置にあるワーク(図示せず)を開閉チャック2
8により保持する。次に、シリンダ30が動作して上方
に持ち上げられる。次に、三相モータ26が駆動し、減
速器45を介してインデックス装置25を回転させる。
これによってプーリー42が1回転することによって、
プーリー機構24のプーリー40及びプーリー32Aが
5回転し、これに伴いタイミングベルト23が直線運動
して移載ヘッド22を第2の位置(ストロークLの他
端)まで走行させる。第2の位置において、タイミング
ベルト23は停止し、したがって移載ヘッド22は停止
する。その状態でシリンダ30が動作して移載ヘッド2
2が降下し、さらにシリンダ29によって開閉チャック
28が開いてワークを第2の位置に移載する。次に三相
モータ26が逆回転することによって移載ヘッド22
は、元の第1の位置に移送され待機される。同然のこと
ながら、往路だけでなく復路もモータ26を逆転させる
ことにより、全く同じ動きを得ることができる。
5とタイミングベルト23を組合せて移載ヘッド22を
走行駆動するように構成することによって、他の駆動方
法を用いた場合と比べて、高速駆動を可能とし、また停
止位置精度を高めることができる。すなわち、高速駆動
としては3.2mを1.7秒で走行させることができ、
また停止位置精度としては3.2mの移送時に±0.0
5mm以内の位置に停止させることができる。
って制御され零となるために、移載ヘッド22自体に衝
撃力を与えることがなく、スムースに移載ヘッド22を
所定位置まで走行させることができる。また、動力は通
常用いられる三相モータを低速回転、停止させるだけで
すむために、制御的にも簡素化され、コスト低減をはか
ることができる。その上モータ26が外部固定で移載ヘ
ッド22への配線が不用となるため断線事故等の心配が
ないという実用上の利点もある。
駆動を従来のエアシリンダあるいはサーボモータを用い
た場合に比べて高速駆動を可能にすることができる。ま
た、インデックス装置を用いているので移載ヘッドは加
速時、走行時、減速時を通じて全く衝撃のないスムース
な走行が可能であり、停止位置精度が非常に高くなる。
一定速度で回転するだけですむために、機構的、制御的
に非常に簡素化される。さらに移載ヘッドへの制御配線
が不要になるため高速、高頻度の移載であっても断線事
故の発生がない。
ラスパネル、色選別電極、陰極線管体等をワークとする
移載機に適用して好適である。
る。
軸の加速度、速度及び変位を示す曲線図である。
例を示す側面図である。
原理的構成図である。
構成図である。
プーリー 25 カム式インデックス装置 26 三相モータ 28 開閉チャック 29,30 シリンダー 45 減速機
Claims (1)
- 【請求項1】 物品を保持する移載ヘッドと、モータに
て駆動されるカム式インデックス装置と、前記移載ヘッ
ドを取付けたループ状の直線移動体とを備え、前記カム
式インデックス装置の出力軸に取付けられた回転伝達体
を介して前記直線移動体を駆動し、前記移載ヘッドを所
定位置に走行させることを特徴とする移載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4301198A JPH06150827A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 移載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4301198A JPH06150827A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 移載装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06150827A true JPH06150827A (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=17893963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4301198A Pending JPH06150827A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 移載装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06150827A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10358744B2 (en) | 2014-04-03 | 2019-07-23 | Centre National De La Recherche Scientifique | Method for preparing macroscopic fibres of TiO2 by continuous one-way extrusion, fibres obtained and uses |
JP2020040118A (ja) * | 2018-09-07 | 2020-03-19 | 済南昊中自動化有限公司 | 高速プレス搬送ロボット |
-
1992
- 1992-11-11 JP JP4301198A patent/JPH06150827A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10358744B2 (en) | 2014-04-03 | 2019-07-23 | Centre National De La Recherche Scientifique | Method for preparing macroscopic fibres of TiO2 by continuous one-way extrusion, fibres obtained and uses |
JP2020040118A (ja) * | 2018-09-07 | 2020-03-19 | 済南昊中自動化有限公司 | 高速プレス搬送ロボット |
US11383289B2 (en) * | 2018-09-07 | 2022-07-12 | Jinan Haozhong Automation Co., Ltd. | High-speed stamping transfer robot |
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20061107 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070109 |
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A02 | Decision of refusal |
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