JPH0615070B2 - 管内面ライニング方法 - Google Patents
管内面ライニング方法Info
- Publication number
- JPH0615070B2 JPH0615070B2 JP11909785A JP11909785A JPH0615070B2 JP H0615070 B2 JPH0615070 B2 JP H0615070B2 JP 11909785 A JP11909785 A JP 11909785A JP 11909785 A JP11909785 A JP 11909785A JP H0615070 B2 JPH0615070 B2 JP H0615070B2
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- Japan
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- nozzle
- paint
- pipe
- lance
- nozzle lance
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、管内面ライニング方法に関し、詳しくは、
鋼管などの内面に防蝕ライニングを行う場合に有用な方
法に関する。
鋼管などの内面に防蝕ライニングを行う場合に有用な方
法に関する。
<従来の技術> 一般に、鋼管等の金属管内面には、タールエポキシ樹脂
塗料等を塗布して防蝕塗装することが行われる。
塗料等を塗布して防蝕塗装することが行われる。
この防蝕塗装に際しては、一般に、先端にスプレーノズ
ルを有するノズルランスを管内に挿入し、ランスを介し
て供給された塗料を前記ノズルより塗出させ内面ライニ
ングを行う手段が採用される。
ルを有するノズルランスを管内に挿入し、ランスを介し
て供給された塗料を前記ノズルより塗出させ内面ライニ
ングを行う手段が採用される。
<従来技術の問題点> しかしながら上記手段により管内面ライニングを行う場
合、上述のようなスプレー塗装ではノズル口より塗装面
までの距離が、例えば200mm〜450mm程度必要なた
め、小径口管の内面塗装には無理があり、また、既述の
ように、タールエボキシ塗料のように溶剤系塗料では噴
霧化しやすいが、二液性塗料のような無溶剤系塗料は粘
度が高いため噴霧化しにくく、均一塗装面とし難く、ま
た、噴霧化を高圧化により向上させると、塗膜内に気泡
が混入し、塗膜強度が犠牲となるといつた問題があり、
特に、小口径管による無溶剤系塗料によるライニング施
工が実施困難であるといつた問題があつた。
合、上述のようなスプレー塗装ではノズル口より塗装面
までの距離が、例えば200mm〜450mm程度必要なた
め、小径口管の内面塗装には無理があり、また、既述の
ように、タールエボキシ塗料のように溶剤系塗料では噴
霧化しやすいが、二液性塗料のような無溶剤系塗料は粘
度が高いため噴霧化しにくく、均一塗装面とし難く、ま
た、噴霧化を高圧化により向上させると、塗膜内に気泡
が混入し、塗膜強度が犠牲となるといつた問題があり、
特に、小口径管による無溶剤系塗料によるライニング施
工が実施困難であるといつた問題があつた。
<この発明の解決する問題点> この発明は、上記問題点に鑑み、無溶剤系塗料であつて
も、気泡の混入のおそれなく、かつ、小口径管であつて
も均一な管内面ライニングを行える方法を得ることを目
的としてなされたものである。
も、気泡の混入のおそれなく、かつ、小口径管であつて
も均一な管内面ライニングを行える方法を得ることを目
的としてなされたものである。
<問題点を解決するに至つた技術> この発明の管内面ライニング方法は、塗料をノズルラン
ス内に高圧供給し、該塗料を前記ノズルランス先端に軸
方向に2個以上配設したノズルにより、夫々の半径方向
への吐出方向を、ノズルランス先端位置のノズルを基準
として、前記管の回転方向に順に15゜〜180゜異ならせ
て吐出すると共に、吐出塗料を前記ノズルランスの軸方
向線を含む平面膜状に吐出させることを特徴とするもの
である。
ス内に高圧供給し、該塗料を前記ノズルランス先端に軸
方向に2個以上配設したノズルにより、夫々の半径方向
への吐出方向を、ノズルランス先端位置のノズルを基準
として、前記管の回転方向に順に15゜〜180゜異ならせ
て吐出すると共に、吐出塗料を前記ノズルランスの軸方
向線を含む平面膜状に吐出させることを特徴とするもの
である。
<作用> 次に、この発明の作用について説明する。
第1図はこの発明の方法を実施した状態を示す断面図、
第2図は第1図の右方より見た断面図を示す。
第2図は第1図の右方より見た断面図を示す。
この発明において塗料は、ノズルランス1内に高圧供給
され、これがノズルランス1先端のノズル2,2より管
A内面へ向けて吐出される。
され、これがノズルランス1先端のノズル2,2より管
A内面へ向けて吐出される。
この高圧供給により、無溶剤系の高粘度塗料であつて
も、迅速に流動し、ノズル2,2より吐出される。
も、迅速に流動し、ノズル2,2より吐出される。
しかし、かかる高粘度塗料は、噴霧化又は塗料の吐出勢
いが強いと、空気の巻き込みを生じ良好な塗膜を成生出
来ない。
いが強いと、空気の巻き込みを生じ良好な塗膜を成生出
来ない。
そこで、2個以上のノズル2,2を用い、ノズル2,2
よりの吐出勢いを分散化により調整する。
よりの吐出勢いを分散化により調整する。
また、この複数個のノズル2,2により吐出勢いを調整
し得たとしても、各ノズル2より吐出される塗布パター
ンは拡大せず、均一な塗膜面の生成は不可能である。
し得たとしても、各ノズル2より吐出される塗布パター
ンは拡大せず、均一な塗膜面の生成は不可能である。
従つて、第3図イ,ロに示すように、ノズル2,2とし
て、オリフイス径の大きいノズルチツプ2Aを用い、塗
料の吐出勢いを強めることなく、かつ、吐出塗料をノズ
ルランス1の軸方向(1X)を含む平面膜状にして吐出さ
せて、気泡の混入しない均一な塗膜を生成するのであ
る。
て、オリフイス径の大きいノズルチツプ2Aを用い、塗
料の吐出勢いを強めることなく、かつ、吐出塗料をノズ
ルランス1の軸方向(1X)を含む平面膜状にして吐出さ
せて、気泡の混入しない均一な塗膜を生成するのであ
る。
このとき、2個以上のノズル2,2より塗出される塗料
が相互に重なり合つて、塗装膜面の均一化を阻害するの
を防止するため、第2図に示すように、吐出方向θを、
ノズランス1先端位置のノズル2を基準として、管Aの
回転方向に順に15゜〜180゜の範出で異ならせてお
くのである。
が相互に重なり合つて、塗装膜面の均一化を阻害するの
を防止するため、第2図に示すように、吐出方向θを、
ノズランス1先端位置のノズル2を基準として、管Aの
回転方向に順に15゜〜180゜の範出で異ならせてお
くのである。
なお、15゜〜180゜の範囲とするのは、15゜より小
さい角であれば、両ノズル2,2より吐出する塗料が相
互に影響し合つて管内面に生成される塗膜が乱されるこ
とがあり、また、180゜より大きいと、吐出塗料の管内
面に付着するタイミングが軸方向先端側のノズル2と、
それより後方のノズル2とで逆になり、管端部分の塗装
開始部分の塗付が能率的に行えなくなるからである。
さい角であれば、両ノズル2,2より吐出する塗料が相
互に影響し合つて管内面に生成される塗膜が乱されるこ
とがあり、また、180゜より大きいと、吐出塗料の管内
面に付着するタイミングが軸方向先端側のノズル2と、
それより後方のノズル2とで逆になり、管端部分の塗装
開始部分の塗付が能率的に行えなくなるからである。
上記範囲のうちで30゜〜60゜とすることが好まし
い。
い。
また、上記説明において、二液混合型塗料の場合、予
め、ダイナミツクミキサにて二液混合した塗料をノズル
ランスへ高圧供給するか、あるいは、ノズル先端部分に
スタテイツクミキサを一体に組込み、ここで二液混合す
ることとしても良い。
め、ダイナミツクミキサにて二液混合した塗料をノズル
ランスへ高圧供給するか、あるいは、ノズル先端部分に
スタテイツクミキサを一体に組込み、ここで二液混合す
ることとしても良い。
<実施例> 次に、この発明の実施例について説明する。
下表に示すように、各口径(φmm)の鋼管につき、管の
回転数(RPM)、吐出量(Kg/分)として、第1図に示し
た構成のノズルランスを用い、二液混合型塗料による内
面ライニングを行つた。
回転数(RPM)、吐出量(Kg/分)として、第1図に示し
た構成のノズルランスを用い、二液混合型塗料による内
面ライニングを行つた。
なお、この実施例で用いたノズルチツプ2,2の角度を
45゜とした。
45゜とした。
その結果は下表に示すとおりである。
なお、比較例は粉霧スプレーを用いて塗装したものであ
り、本発明においては塗膜面に気泡混入(いわゆる泡
咬)が全く無かつたのに対し、比較例では多数の気泡混
入が見られた。
り、本発明においては塗膜面に気泡混入(いわゆる泡
咬)が全く無かつたのに対し、比較例では多数の気泡混
入が見られた。
<効果> この発明は以上のように構成されているので、塗料が粘
性の高いものであつても、ノズルを用いて塗装が可能と
なり、また、吐出される塗料は、平面膜状となつて吐出
されるので、被塗装管の回転数との相関さえ調整すれ
ば、被塗装面とノズルとの距離とは遠近いずれであつて
も問題は無く、従つて小径管であつても内面ライニング
可能となり、気泡混入(いわゆる泡咬)のない均一な塗
膜を迅速に形成出来るのである。
性の高いものであつても、ノズルを用いて塗装が可能と
なり、また、吐出される塗料は、平面膜状となつて吐出
されるので、被塗装管の回転数との相関さえ調整すれ
ば、被塗装面とノズルとの距離とは遠近いずれであつて
も問題は無く、従つて小径管であつても内面ライニング
可能となり、気泡混入(いわゆる泡咬)のない均一な塗
膜を迅速に形成出来るのである。
第1図はこの発明の実施例の断面図、第2図は第1図の
右側より見た断面図、第3図(イ),(ロ)はこの発明の実施
例の要部説明図であつて、第3図(ロ)は第3図(イ)のロー
ロ線断面図である。
右側より見た断面図、第3図(イ),(ロ)はこの発明の実施
例の要部説明図であつて、第3図(ロ)は第3図(イ)のロー
ロ線断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 地紙 広 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 久保田 鉄工株式会社武庫川製造所内 (72)発明者 船橋 五郎 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 久保田 鉄工株式会社武庫川製造所内
Claims (1)
- 【請求項1】一定速度で軸周囲に回転させた管内にノズ
ルランスを軸方向相対移動可能に挿入し、管内面ライニ
ングを行う場合において、塗料をノズルランス内に高圧
供給し、該塗料を前記ノズルランス先端に軸方向に2個
以上配設したノズルより、夫々の半径方向への吐出方向
を、ノズルランス先端位置のノズルを基準として、前記
管の回転方向に順に15゜〜180゜異ならせて吐出すると
共に、吐出塗料を前記ノズルランスの軸方向線を含む平
面膜状に吐出させることを特徴とする管内面ライニング
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11909785A JPH0615070B2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 管内面ライニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11909785A JPH0615070B2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 管内面ライニング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61278380A JPS61278380A (ja) | 1986-12-09 |
JPH0615070B2 true JPH0615070B2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=14752827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11909785A Expired - Lifetime JPH0615070B2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 管内面ライニング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0615070B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016109215A (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-20 | 株式会社栗本鐵工所 | 内面防食鋳鉄管 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0724799B2 (ja) * | 1988-02-05 | 1995-03-22 | 岩田塗装機工業株式会社 | 液体吹付方法およびその装置 |
EP3680023B1 (en) | 2017-09-07 | 2024-05-08 | IHI Corporation | Device for coating cylinders |
-
1985
- 1985-05-31 JP JP11909785A patent/JPH0615070B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016109215A (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-20 | 株式会社栗本鐵工所 | 内面防食鋳鉄管 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61278380A (ja) | 1986-12-09 |
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