JPH06150559A

JPH06150559A - 記録再生装置

Info

Publication number: JPH06150559A
Application number: JP30196492A
Authority: JP
Inventors: Tomohiko Maruoka; 智彦丸岡; Haruo Isaka; 治夫井阪; Shigeki Murata; 茂樹村田; Kenji Matsuura; 賢司松浦; Makoto Goto; 誠後藤
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1992-11-12
Filing date: 1992-11-12
Publication date: 1994-05-31

Abstract

(57)【要約】【目的】従来機器と互換性を保ちつつ、複数個の映像
信号を１組の記録再生装置で記録し、所望の映像信号を
再生することができる記録再生装置を提供する。【構成】各フィールドを連続する走査線を単位として
Ｎ組の信号素片に分け、あるいは各走査線をＮ組の信号
素片に分け、Ｎ個の入力信号を挿入合成し、映像記録信
号を出力する合成手段１と、前記映像記録信号を記録媒
体３に記録する記録手段２と、記録媒体３より読みだし
再生信号を出力する再生手段４と、前記再生信号から前
記Ｎ組に分割された信号素片のうち少なくとも一組を切
り出し拡大した映像信号を出力する出力手段５を具備し
ている。【効果】複数の映像信号を、再生画面が複数の映像に
よって分割された形で再生される様に記録するので、複
数の映像信号を一組の記録再生装置で記録再生でき、か
つ従来機器で再生できる。また、再生信号を切り出し拡
大することにより所望の映像信号のみを切り出して出力
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、映像音声信号の記録再
生装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダ（以下、Ｖ
ＴＲと略する）が民生で普及し、放映時間に関わりなく
テレビジョン（以下、ＴＶと略する）番組が視聴できる
ようになった。一方、ＴＶ放送の多チャンネル化が行わ
れ、同時刻に見たい番組が複数放送されることさえあ
る。

【０００３】従来の民生用ＶＴＲでは、代表的なフォー
マットとしてＶＨＳ方式、８ミリ方式、ベータ方式が一
般に知られているが、これらにおいては１組の記録再生
装置においては、１チャンネルのみしか録画再生するこ
とができないのが現状である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の民生
用ＶＴＲでは、ＴＶ番組などの映像信号を複数同時に記
録するためには、映像信号の数だけ記録再生装置、記録
媒体が必要となる。

【０００５】もちろん、従来機器との互換性を考えなく
ても良いならば、どのような記録再生方式でも採用でき
る。しかしながら、従来機器との互換性のない記録再生
装置は好ましくない。

【０００６】そこで、本発明は、従来機器との互換性を
保ちつつ、複数個の映像信号を１組の記録再生装置で記
録し、所望の映像信号を再生することができる記録再生
装置を提供することを目的としたものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の記録再生装置は、各フィールドを連続する
走査線を単位としてＮ組の信号素片、あるいは各走査線
をＮ組の信号素片に分け、Ｎ個の入力信号を挿入合成
し、映像記録信号を出力する合成手段と、再生信号から
前記Ｎ組に分割された信号素片のうち少なくとも一つを
切り出し拡大した映像信号を出力する出力手段を具備し
たものである。

【０００８】

【作用】本発明は、上記した構成によって再生画面が複
数の映像信号によって分割された形で再生されるように
複数の映像信号を合成し、記録再生を行う。

【０００９】また、再生信号から前記複数の映像信号の
内の任意の映像信号のみを再生できるようにしている。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の第１の実施例の記録再生装置
について図面を参照しながら説明する。（図１）は本発
明の記録再生装置の第１の実施例のブロック図である。
同図において、１は合成手段、２は記録手段、３は記録
媒体、４は再生手段、５は出力手段である。入力映像信
号ａ、ｂおよび出力映像信号ｃはＮＴＳＣ規格、記録手
段２、記録媒体３、再生手段４はＶＨＳ規格に基づいた
例をとり、説明する。

【００１１】記録時は、まず、入力信号ａおよび入力信
号ｂはそれぞれＡ／Ｄ変換器１１および１２によりディ
ジタル信号に変換され、フレームメモリ４１および４２
に記録される。フレームメモリ４１および４２への書き
込みは入力映像信号ａおよびｂからそれぞれＳＹＮＣ検
出部２１および２２で検出された同期信号ｇおよびｆに
よりスタートアドレスを決定し、走査線を間引きながら
書き込む。（図２）にこの時のフレームメモリへの書き
込み時タイミングチャートを示す。

【００１２】また、入力映像信号ａあるいはｂがレター
ボックス付きの映像信号のときには、記録制御信号ｅを
アドレス発生器３０に入力することにより、アドレス発
生器３０はレターボックス信号部分を削除してスタート
アドレスおよびエンドアドレスを決定し、フレームメモ
リ４１あるいは４２に書き込むことができる。

【００１３】一方、ＳＹＮＣ検出部２１あるいは２２で
検出された同期信号ｇあるいはｆによりアドレス発生器
３０は読みだしアドレスを発生し、フレームメモリ４１
および４２より映像記録信号ｈが出力される。この時、
（図２（ｂ）（ｄ））が示す通り、フレームメモリ４１
および４２は１／２フレームづつ交代に出力する。な
お、フレームメモリ４１および４２に対しては、映像信
号に含まれている垂直同期信号をＳＹＮＣ検出部２１、
２２で検出して、これに基づいて読みだしを行なっても
よく、この時のタイミングチャートを（図３）に示す。

【００１４】次に、記録手段２は合成手段１より出力さ
れた映像記録信号ｈの変調を行い、記録媒体３の磁気テ
ープに記録する。この時、記録媒体３には（図４）の通
り記録される。１０１は入力音声信号ａの音声信号トラ
ック、１０２は入力音声信号ｂの音声信号トラック、２
０１は入力映像信号ａのトラック、２０２は入力映像信
号ｂのトラックである。

【００１５】また再生時は、まず再生手段４が記録媒体
３から再生した再生信号ｉを出力し、その再生信号ｉか
らＳＹＮＣ検出部５０により同期信号ｊを検出し、その
同期信号ｊに同期してアドレス発生器６０により書き込
みアドレスを発生させ、フレームメモリ７０に再生信号
ｉを書き込む。

【００１６】次に、アドレス発生器６０は表示制御信号
ｄによりスタートアドレス、エンドアドレスを決定し、
読みだしアドレスを同期信号ｊに同期して発生させる。
この読みだしアドレスによってフレームメモリ７０はＤ
／Ａ変換器８０を通して出力映像信号ｃを出力する。表
示制御信号ｄは、２画面表示あるいは所望の１画面拡大
表示の切り替え信号である。所望の１画面を表示すると
きは、同一走査線信号を２走査線にわたって出力する０
次補間を行う次に本発明の第２の実施例について説明す
る。第２の実施例は画面を左右に分割記録し、再生時に
どちらかを選択、拡大表示させる例である。

【００１７】第２の実施例は、第１の実施例とは、フレ
ームメモリ４１および４２への書き込みおよび読みだし
方法、フレームメモリ７０からの読みだし方法が異な
る。よって、第２の実施例については上記２点のみを以
下に説明する。

【００１８】フレームメモリ４１および４２への書き込
みは入力映像信号ａおよびｂからそれぞれＳＹＮＣ検出
部２１および２２で検出された同期信号ｇおよびｆによ
りスタートアドレスを決定し、１画素毎に間引きながら
書き込む。（図５（ｂ）（ｄ））は、この時のフレーム
メモリへの書き込みタイミングチャートを示す。

【００１９】一方、フレームメモリ４１および４２から
の読みだしはＳＹＮＣ検出部２１あるいは２２で検出さ
れた同期信号ｇあるいはｆによりアドレス発生器３０が
読みだしアドレスを発生し、フレームメモリ４１および
４２より映像記録信号ｈを出力する。この時、フレーム
メモリ４１および４２は（図５（ｅ）（ｆ））が示す通
り、１／２走査線づつ交代に出力されるよう記録制御信
号ｅは出力され、記録媒体３には（図６）の通り記録さ
れる。１０３は入力音声信号ａの音声信号トラック、１
０４は入力音声信号ｂの音声信号トラック、２０３は入
力映像信号ａのトラック、２０４は入力映像信号ｂのト
ラックである。

【００２０】また、フレームメモリ７０からの読みだし
で所望の１画面を表示するときは、同一画素を２画素に
わたって出力する０次補間を行う。

【００２１】なお、第１の実施例および第２の実施例で
は０次補間を行っているが、前後いくつかの走査線ある
いはいくつかの画素より目的位置を補間する方法でも同
様の効果を有する。

【００２２】また、実施例では入力映像信号を直接合成
しているが、入力映像信号をＹ／Ｃ分離後に合成しても
同様の効果を有する。

【００２３】また、第１の実施例および第２の実施例で
は２個の映像信号を入力した場合について説明したが、
３個、４個等の複数の映像信号についても映像信号を１
組の記録再生装置および記録媒体で記録し、互換性を保
ち、従来の機器で再生可能であり、所望の映像信号のみ
が再生可能という同様の効果を有する。また、ＶＨＳ、
ＮＴＳＣ規格について説明したが、その他の従来規格あ
るいは新規の規格についても、複数の映像信号を１組の
記録再生装置および記録媒体で記録し、互換性を保ち、
規格機器で再生可能であり、所望の映像信号のみが再生
可能という同等の効果を有する。

【００２４】

【発明の効果】本発明によれば、複数の映像信号を、再
生画面が複数の映像によって分割された形で再生される
ように記録するので、複数の映像信号を一組の記録再生
装置で記録再生でき、かつ従来機器で再生することが可
能となる。

【００２５】また、再生信号を切り出して拡大すること
により、所望の映像信号のみを切り出して出力すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る記録再生装置のブロッ
ク図

【図２】本発明の第１の実施例における合成手段中のフ
レームメモリの水平同期を基準としたタイミングチャー
トを示す模式図

【図３】本発明の第１の実施例における合成手段中のフ
レームメモリの垂直同期を基準としたタイミングチャー
トを示す模式図

【図４】本発明の第１の実施例におけるテープ記録パタ
ーンを示す模式図

【図５】本発明の第２の実施例における合成手段中のフ
レームメモリのタイミングチャートを示す模式図

【図６】本発明の第２の実施例におけるテープ記録パタ
ーンを示す模式図

【符号の説明】

１合成手段２記録手段３記録媒体４再生手段５出力手段

フロントページの続き (72)発明者松浦賢司大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者後藤誠大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】各フィールドを連続する走査線を単位とし
てＮ組の信号素片、あるいは各走査線をＮ組の信号素片
に分け、Ｎ個の入力映像信号を挿入合成し、映像記録信
号を出力する合成手段と、前記映像記録信号を記録媒体
に記録する記録手段と、前記記録媒体より再生信号を出
力する再生手段と、前記再生信号から前記Ｎ組に分割さ
れた信号素片のうち少なくとも一組を切り出し拡大した
出力映像信号を出力する出力手段を具備した記録再生装
置。
【請求項２】合成手段は、各フィールドを連続する走査
線を単位としてＮ組の信号素片に分け、それぞれの入力
映像信号を所定の走査線数毎に間引き、挿入合成するこ
とを特徴とする請求項１記載の記録再生装置。
【請求項３】合成手段は、各フィールドを連続する走査
線を単位としてＮ組の信号素片に分け、それぞれの入力
映像信号の任意の連続する走査線を削除し、かつ所定の
走査線数毎に間引き、挿入合成することを特徴とする請
求項１記載の記録再生装置。
【請求項４】出力手段は、再生信号からＮ組に分割され
た信号素片のうち少なくとも一組を切り出し、走査線を
補間して拡大を行い、映像信号を出力することを特徴と
する請求項２または請求項３記載の記録再生装置。