JPH06148Y2 - 遊戯機の錠装置 - Google Patents

遊戯機の錠装置

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JPH06148Y2
JPH06148Y2 JP4400688U JP4400688U JPH06148Y2 JP H06148 Y2 JPH06148 Y2 JP H06148Y2 JP 4400688 U JP4400688 U JP 4400688U JP 4400688 U JP4400688 U JP 4400688U JP H06148 Y2 JPH06148 Y2 JP H06148Y2
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JP
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front frame
frame
front door
door
operating rod
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JP4400688U
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JPH01147875U (ja
Inventor
秀夫 小平
茂 吉野
勉 山本
Original Assignee
株式会社小平製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、パチンコ、スマートボール、アレンジボー
ル等の遊戯機の錠装置に関するものである。
(従来技術) 従来の遊戯機の錠装置としては、例えば特開昭54-72198
号公報、実公昭60-31751号公報があり、開閉自在の表枠
と表枠に嵌め込まれ開閉自在とされた表扉とを、シリン
ダ錠でキーを正又は逆回動することにより、作動桿を動
かして開閉する構造となっている。
すなわち、前者にあっては作動桿に直列状に設けられた
長孔状の2個の係合孔18a,18bにシリンダの正逆回動に
より係合突片24a,24bがそれぞれ係合し、後者にあって
は作動桿の起立状の被係合部21,25にシリンダの正逆回
動により係合部32,34がそれぞれ係合し、それぞれ表枠
又は表扉を開閉している。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、両者とも、作動桿を往復のいずれか一方
に動かすには係合する部分が1箇所しかなく所定距離だ
け作動桿を動かさなければならないため、係合部材と被
係合部材との係合距離が長く、両者の損摩耗が大きくま
たキー操作力を大きいという問題があった。損摩耗によ
る金属粉は電子部品を多用化する遊戯機において故障を
誘発させる原因ともなっていた。特に、作動桿や係合突
片、係合部は一般にプレス打抜きや切起しだけで係合す
る端面の研磨仕上げ等はされておらず、その損摩耗は大
きく、摩擦力を大きいためキー操作力は大きいものであ
った。キー操作力についてより詳細に説明すれば、例え
ば、後者の第9図(b),(c)をみると、それぞれ係合部3
2,34と被係合部21,25と係合しており、この位置でのキ
ー操作による作動線はこの係合点を通りこの点と錠軸18
の中心とを結んだ線に直角な方向であり、図示される矢
印の方向と一致しておらず、矢印方向の分力はわずかで
あって大きなキー操作力を必要とする。したがって、こ
の考案は、部材の損摩耗が少なく、操作力が小さくかつ
平均化した操作力でキー操作ができる錠装置を提供する
ことを目的としている。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、この考案は、機枠に回転支軸
を有する表枠と該表枠に回転支軸を有して嵌め込まれ、
前記表枠と同方向に開閉する表扉とを備え、前記表枠の
開放側に設けたシリンダ錠でキーを正又は逆回動するこ
とにより並設された表枠用作動桿又は表扉用作動桿を動
かし、前記表枠または前記表扉を個別に開錠可能とした
遊戯機の錠装置において、前記シリンダ錠の回転軸後端
に複数の歯をもつ表枠用歯部と該表枠用歯部の作動線と
ずれた作動線をもち、複数の歯をもつ表扉用歯部とを有
するピニオンを設け、前記表枠用作動桿には前記表枠用
歯部を設けたことを特徴とする遊戯機の錠装置としてい
る。
(作用および効果) キー操作することにより、シリンダ錠の回転軸後端のピ
ニオンを正逆回動させ、ピニオンのそれぞれ複数の歯を
もつ表枠用歯部と表扉用歯部を表枠用噛合部と表扉用噛
合部に係合させて作動桿を移動させ表枠や表扉を開閉す
る。ここに、各歯部の歯を複数設けられ、係合する距離
は短かくなり、かつ係合途中で次の歯が係合を始めるた
め、キー操作力は小さくてすみ、1歯当りの摩擦力も小
さく損摩耗が小さい、したがってスムースなキー操作が
なされる。損摩耗が小さく、金属摩耗粉が少ないこと
は、近年電子機器を多用している遊戯機においては特に
故障を誘発する心配が少なくなり、大きな効果を奏して
いる。
(実施例) 次にこの考案を図面を参照して説明する。
第1図〜第10図はこの考案の一実施例を示す図である。
第10図は遊戯機の一部を除去して開放された状態を後方
から見て遊戯機の全体斜視図である。図中、1は機枠
で、この機枠1の表側には回転支軸3を有する表枠5が
開閉自在に取り付けられている。さらにこの表枠5に
は、この表枠5と同方向に開閉する表扉7が図示省略の
回転支軸を有して嵌め込まれている。表枠5はこの図で
遊戯機面が省略されているけれども、実装時にはパチン
コ機の場合には釘やホールが設けられた盤面が取り付け
られている。また、表扉7はガラス9が嵌め込まれてい
るが、外から中を見る物でなければ透明体である必要も
ない。
表枠5の開放側にシリンダ錠11が設けられ、表枠5や表
扉7が第6図に示すキー13を正又は逆回動することによ
り並設された表枠用作動桿15や表扉用作動桿17(第1図
〜第5図参照)が動かされて個別に開錠可能にされてい
る。
詳しくは、シリンダ錠11がL字状断面を有する長手の基
枠体19の中間部、ほぼ中央に加締め等の手段によって固
着されて表枠5に取り付けられている。この基枠体19に
は、シリンダ錠11が取り付けられた面と直角な面に沿っ
て表枠用作動桿15と表扉用作動桿17とが並列され、一部
は第1図に明示されているように同一面内に並べられて
いる。第2図は表枠用作動桿15が省略され、表扉用作動
桿17がスプリング21によって図において左斜め上方に付
勢されて取り付けられた状態を示しており、表扉用作動
桿17はスプリング21取付け側と反対側に表扉用噛合部23
が形成され、スプリング21取付部と表扉用噛合部23との
中間には鍵の手状に曲げられたフィンガー25が設けられ
ている。このフィンガー25は第2図の矢印の方向に動か
され、例えば第10図に示す表扉ロック部材27を移動させ
て表扉7を開かせる。
一方、表枠用作動桿15は第1図のように、第2図で組み
付けられている表扉用作動桿17の手前に並列され、第1
図で右斜め下方にスプリング29で付勢されて摺動可能に
取り付けられている。これら表枠用作動桿15と表扉用作
動桿17とが並列されてスムースに摺動できるように基枠
体19に突起部31が形成されている。
表枠用作動桿15は、第4図に示すように基枠体19に回動
支点を持ち、同一方向に直立状態から倒れる鈎片33が例
えば見えない位置の長孔を介してピン35で接続して両端
に設けられ、摺動することにより鈎片33が直立から傾倒
位置へ揺動するよう構成されている。この表枠用作動桿
15の中間部において、第1図、第4図で示すように下側
の一部が切除され、表扉用作動桿17の上側に乗り同一面
内に位置するようにされた部分に表扉用噛合部37が形成
されている。
シリンダ錠11の回転軸39の後端にピニオン41が設けられ
ており、このピニオン41には複数、ここでは3個の歯を
もつ表枠用歯部43と、表枠用歯部43の作動線と回転軸39
の軸方向にずれた作動線をもち、同様に複数、ここでは
3個の歯をもつ表扉用歯部45とがほぼピニオン41の直径
上に対向して設けられている。第1図〜第8図において
は、このピニオン41はカップ部材47とプレート部材49と
からなり、それぞれ表枠用歯部43、表扉用歯部45が設け
られている。しかし、第9図に示すようにピニオン41を
一体で成形しうることは勿論である。表枠用歯部43、表
扉用歯部45がそれぞれ噛合する表枠用噛合部37、表扉用
噛合部23は直列する3個の角孔として形成されている
が、歯形をもったラックであってもよい。なお、鈎片33
に係合するロック係止片51は第10図の機枠1の内側に設
けられている。
このような構成の遊戯機の錠装置の作動を説明すると、
一般的には表枠5、表扉7を第10図のように開放された
状態から手で押し込んで鈎片33とロック係止片51とを係
合させて、さらに表扉ロック部材27と図示しない係止片
とを係合させて表枠5と表扉7とが閉じている状態とな
っている。ここで、キー13をシリンダ錠11に差し込み第
1図の矢印のようにシリンダ錠11の回転軸39を回転する
と、ピニオン41の表枠用歯部43は表枠用作動桿15の表枠
用噛合部37の角孔に噛合して、表枠用作動桿15を矢印の
方向に送る。この噛合に際して歯が複数個あるので、1
歯当りの送り量が少なくても3個で送ることになり所定
の移動量を確保することができる。したがって表枠用歯
部43の各歯が表枠用噛合部37の角孔と接触している間は
小さな回転角の間だけであり、歯の接触面のすべり量も
単一の歯で所定量送る場合に比べて少なくなる。小さな
回転角ということは、その半角も小さく表枠用作動桿15
の移動方向に近い方向に作用線が向くことにより、キー
操作の力が効率よく摺動力に変化され、また、角孔の角
との接触も少なくなり、すべりも少ないので損摩耗も少
ない、さらに途中で次の歯が次の角孔との接触を始める
ので、キー操作の力も平均化され、軽くスムースに操作
できる。第1図の矢印方向に送られた表枠用作動桿15は
第4図で明らかなようにピン35を同方向に移動させ鈎片
33を2点鎖線で示すように傾倒させる。このことにより
ロック係止片51との係合が解除され表枠5が開放され
る。
一方、表扉7もまた、キー操作を反対にすることによ
り、表扉用作動桿17が第2図に示す矢印の方向に移動さ
れ、フィンガー25の移動で表扉ロック部材27を動かし係
止を解除して開放される。この間の表扉用歯部45と表扉
用噛合部23との噛合状態や作用は前述した表枠用歯部43
と表枠用噛合部37と同様である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図はこの考案の遊戯機の錠装置の一実施例
を示すもので、第1図はその要部の斜視図、第2図は第
1図の一部部品を除去した状態の斜視図、第3図は作動
桿等を組み込んだ要部の平面図、第4図は第3図の平面
図で示す要部の正面図、第5図は同じく第4図の正面図
で示す要部左側面図、第6図はキーの正面図、第7図は
第3図の要部拡大平面図、第8図は第4図の要部拡大正
面図、第9図はピニオンの一変形例を示す正面図、第10
図は遊戯機の一部を除去した斜視図である。 1…機枠 3…回転支軸 5…表枠 7…表扉 11…シリンダ錠 13…キー 15…表枠用作動桿 17…表扉用作動桿 19…基枠体 23…表扉用噛合部 33…鈎片 37…表枠用噛合部 39…回転軸 41…ピニオン 43…表枠用歯部 45…表扉用歯部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機枠に回転支軸を有する表枠と該表枠に回
    転支軸を有して嵌め込まれ、前記表枠と同方向に開閉す
    る表扉とを備え、前記表枠の開放側に設けたシリンダ錠
    でキーを正又は逆回動することにより並設された表枠用
    作動桿又は表扉用作動桿を動かし、前記表枠または前記
    表扉を個別に開錠可能とした遊戯機の錠装置において、 前記シリンダ錠の回転軸後端に複数の歯をもつ表枠用歯
    部と該表枠用歯部の作動線とずれた作動線をもち、複数
    の歯をもつ表扉用歯部とを有するピニオンを設け、前記
    表枠用作動桿には前記表枠用歯部と噛合する表枠用噛合
    部を設け、前記表扉用作動桿には前記表扉用歯部と噛合
    する表扉用噛合部を設けたことを特徴とする遊戯機の錠
    装置。
JP4400688U 1988-03-31 1988-03-31 遊戯機の錠装置 Expired - Lifetime JPH06148Y2 (ja)

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JP4400688U JPH06148Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 遊戯機の錠装置

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JP4400688U JPH06148Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 遊戯機の錠装置

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JPH01147875U JPH01147875U (ja) 1989-10-12
JPH06148Y2 true JPH06148Y2 (ja) 1994-01-05

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JP4400688U Expired - Lifetime JPH06148Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 遊戯機の錠装置

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JP4968727B2 (ja) * 2007-01-09 2012-07-04 株式会社大一商会 遊技機

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JPH01147875U (ja) 1989-10-12

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