JPH061469U

JPH061469U - 水栓金具

Info

Publication number: JPH061469U
Application number: JP4829092U
Authority: JP
Inventors: 峰輝大森; 正美柴田; 龍三郎黒川
Original assignee: 株式会社イナックス
Priority date: 1992-06-17
Filing date: 1992-06-17
Publication date: 1994-01-11

Abstract

(57)【要約】【目的】洗髪等の際、任意の角度に立ち上げて使用可
能な水栓金具の提供を目的とする。【構成】洗面台等に水平状に固設される本体部３に
は、水平位置からほぼ垂直位置にわたり回動可能に回動
突部５が設けられており、この回動突部５の先端部には
シャワー水を噴出し得るシャワー体６が取り付けられて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、洗面台等に設置される水栓金具の改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】

従来、洗面台等に設置されている水栓金具を利用して洗髪等を行なう場合に、シャワー水を噴出するシャワーヘッドを、所定位置にフック等を介して固定させる必要があり、取扱いが不便であるという問題点があった。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、良好な使用状態を得ることのできる水栓金具を提供せんことを目的とし、その第１の要旨は、洗面台等に水平状に固設される本体部と、該本体部に、水平位置からほぼ垂直位置にわたり回動可能に取り付けられ先端にシャワー水を噴出可能なシャワー体を有する回動突部とを備えたことである。また第２の要旨は、前記シャワー体が前記回動突部に対し着脱可能に構成されていることである。

【０００４】

【作用】

水栓金具を構成する水平状の本体部には、回動可能に回動突部が設けられており、回動突部の先端にシャワー体が設けられているため、回動突部を水平状に配置させて使用することもでき、また洗髪時等には回動突部をほぼ垂直状態に立てて先端のシャワー体からシャワー水を噴出させることができ、良好な位置にシャワー体を固定させてシャワー水を噴出させることができる。また、シャワー体が着脱可能であるため、必要に応じシャワー体を取り外して、シャワー体を手で持って洗髪等に供することができる。

【０００５】

【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図１は水栓金具の斜視構成図であり、図２はこの水栓金具を設置した洗面台の斜視図である。水栓金具１は、洗面台１０の上面を構成するカウンター１１に設けられた各洗面器１２，１２の後部に取り付けられるものであり、基台２がカウンター１１上にボルト等を介し固定され、この基台２上には水平状に筒状の本体部３が固定されており、この本体部３の右端部には回動可能に水量調節ハンドル４が取り付けられている。また、本体部３の左端側には回動可能な回動突部５が取り付けられており、この回動突部５の先端は前方側へ突出しており、その先端にはシャワー体６が着脱可能に取り付けられている。

【０００６】シャワー体６にはシャワー水を噴出し得るシャワー噴水部６ａが形成されており、シャワー体６の下端部には段状の差込部６ｂが形成されており、この差込部６ｂにシャワーホース７が接続されている。したがって、差込部６ｂを回動突部５の先端に差し込んで、シャワー体６を回動突部５の先端に一体化させることができ、その時にはシャワーホース７は回動突部５内に収納される。シャワーホース７は本体部３内で図示しない水管，湯管と接続されており、水量調節ハンドル４の操作により、シャワーホース７内部を流れる水量を調整できるものである。

【０００７】前記回動突部５は、ほぼ水平状態にして使用する場合には洗面器１２の上部にシャワー体６が配置されることとなり、シャワー体６からシャワー水を洗面器１２内に良好に噴出させることができるものである。また、回動突部５をほぼ垂直状態まで立ち上げて使用する場合には、シャワー体６から前方に向かってシャワー水が噴出され、例えば洗髪等を行なう場合にはこのように回動突部５を立ち上げて、所定の角度で固定させた状態で良好にシャワー水を頭部等にかけることができ、良好な角度でシャワー水を使用することができる。また、必要に応じて回動突部５からシャワー体６を抜き取り、シャワー体６を手で持って必要な個所のシャンプー等の洗い流しを良好に行なうことができる。

【０００８】このように本例の水栓金具では、回動突部５を水平状態からほぼ垂直状態となる位置まで任意の角度で回動させ、所定の角度で固定させて、シャワー体６から所定角度のシャワー水を得ることができ、使用勝手が極めて良好なものとなり、洗面台の使用範囲が拡大される。なお、図２において図中１３は大型の引出しである。

【０００９】

【考案の効果】

本考案の水栓金具は、洗面台等に水平状に固設される本体部と、該本体部に、水平位置からほぼ垂直位置にわたり回動可能に取り付けられ、先端にシャワー水を噴出可能なシャワー体を有する回動突部とを備えたことにより、回動突部を任意の角度に立ち上げてシャワー体から良好な角度でシャワー水を噴出させることができ、洗髪時等にはシャワー体を所定の高さ位置で固定状態で使用し、良好に洗髪等を行なうことができ、使用勝手が良好化して洗面台の機能が拡大される効果を有する。また、シャワー体が回動突部に対し着脱可能に構成されておれば、さらに必要に応じ、シャワー体を取り外して任意の個所のシャンプー等の洗い流し等を良好に行なうことができ、さらに機能が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】水栓金具の斜視構成図である。

【図２】図１の水栓金具を取り付けた洗面台の斜視図で
ある。

【符号の説明】

１水栓金具２基台３本体部４水量調節ハンドル５回動突部６シャワー体６ａシャワー吐水部６ｂ差込部７シャワーホース

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】洗面台等に水平状に固設される本体部
と、該本体部に、水平位置からほぼ垂直位置にわたり回
動可能に取り付けられ先端にシャワー水を噴出可能なシ
ャワー体を有する回動突部とを備えたことを特徴とする
水栓金具。
【請求項２】前記シャワー体が前記回動突部に対し着
脱可能に構成されている請求項１の水栓金具。