JPH06146733A - 自然換気設備用フィルタ - Google Patents
自然換気設備用フィルタInfo
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- JPH06146733A JPH06146733A JP31790992A JP31790992A JPH06146733A JP H06146733 A JPH06146733 A JP H06146733A JP 31790992 A JP31790992 A JP 31790992A JP 31790992 A JP31790992 A JP 31790992A JP H06146733 A JPH06146733 A JP H06146733A
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- Japan
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- mesh
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- air
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自然換気時における外気中の汚染物質の室内
への侵入を防止するとともに、適正な風量を確保する。 【構成】 両面をメッシュ4,5で覆った吸湿性素材か
らなるハニカム状の通気パネル3の外周に木枠6を取り
付けた自然換気フィルタ1を、文化財収蔵庫の窓の室内
側に取り付けることによって、自然換気を行う際に、大
気中の汚染物質の室内への侵入を防止し、また、室内に
流入する風量を適正に維持する。
への侵入を防止するとともに、適正な風量を確保する。 【構成】 両面をメッシュ4,5で覆った吸湿性素材か
らなるハニカム状の通気パネル3の外周に木枠6を取り
付けた自然換気フィルタ1を、文化財収蔵庫の窓の室内
側に取り付けることによって、自然換気を行う際に、大
気中の汚染物質の室内への侵入を防止し、また、室内に
流入する風量を適正に維持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自然換気を行う際
に、大気中の汚染物質の室内への侵入を防止するフィル
タに関するものである。
に、大気中の汚染物質の室内への侵入を防止するフィル
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】日本古来の文化財収蔵施設としては、奈
良東大寺の正倉院に代表される校倉造りの収蔵庫が有名
であり、正倉院にあっては、東大寺の寺宝や聖武天皇の
遺愛品が千二・三百年後の今日までほぼ完璧に保存され
ている。この校倉造りの収蔵庫は、外気が乾燥すると外
壁に隙間を生じて換気が行われ、収蔵庫内に乾いた空気
が流通する構造となっており、これは、空気の自然対流
による換気(自然換気)が、収蔵品を痛めず、最適な換
気方法であることを裏付けている。
良東大寺の正倉院に代表される校倉造りの収蔵庫が有名
であり、正倉院にあっては、東大寺の寺宝や聖武天皇の
遺愛品が千二・三百年後の今日までほぼ完璧に保存され
ている。この校倉造りの収蔵庫は、外気が乾燥すると外
壁に隙間を生じて換気が行われ、収蔵庫内に乾いた空気
が流通する構造となっており、これは、空気の自然対流
による換気(自然換気)が、収蔵品を痛めず、最適な換
気方法であることを裏付けている。
【0003】ところが、近年、都市部においては自動車
の排気ガスや工場からの排煙等による大気汚染が進行し
て屋外環境が著しく悪化している。これらの屋外環境の
汚染因子は、屋内にも侵入して種々の弊害をもたらして
いる。特に、美術館や博物館等の文化財収蔵施設等の内
部にも侵入し、大気中の粉塵やミスト状のタール分等の
侵入によって、館内に収蔵・展示されている文化財を汚
損、変質、退色あるいは腐食させる等の悪影響を及ぼす
虞れがあり、文化財の保護保存の観点から軽視できなく
なっている。
の排気ガスや工場からの排煙等による大気汚染が進行し
て屋外環境が著しく悪化している。これらの屋外環境の
汚染因子は、屋内にも侵入して種々の弊害をもたらして
いる。特に、美術館や博物館等の文化財収蔵施設等の内
部にも侵入し、大気中の粉塵やミスト状のタール分等の
侵入によって、館内に収蔵・展示されている文化財を汚
損、変質、退色あるいは腐食させる等の悪影響を及ぼす
虞れがあり、文化財の保護保存の観点から軽視できなく
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、空調設備
のない文化財収蔵施設においては、特に夏期における収
蔵品の蒸れを防ぐために自然換気が必要となるが、この
場合、不用意に外気を導入すると、外気中の粉塵や排気
ガスなどの汚染物質が、室内に侵入する虞があった。
のない文化財収蔵施設においては、特に夏期における収
蔵品の蒸れを防ぐために自然換気が必要となるが、この
場合、不用意に外気を導入すると、外気中の粉塵や排気
ガスなどの汚染物質が、室内に侵入する虞があった。
【0005】一方、空調設備を設けて、文化財等を収納
した室内が年間を通じて最適な温度及び湿度となるよう
に管理をする収蔵施設が増加している。空調設備を使用
した場合には、外気を取り入れる際に、空気をフィルタ
や集塵器等で浄化するため、外気中の汚染物質による収
蔵品の汚損等の心配はないが、同じ収蔵施設内でも、エ
アの吹出し口の近傍と、吹出し口から離れた位置とでは
環境に差ができ、また吹出し口の付近であっても、吹出
したエアが収蔵品の表面に直接当たると、例えばその収
蔵品が木製品であれば乾燥し過ぎて割れたり、エアのあ
たらない側面との含水率の違いによって反り等の変形が
生じる虞があった。そのため、空調が必ずしも万能とは
言えず、収蔵品に優しい換気方法の開発が望まれてい
た。
した室内が年間を通じて最適な温度及び湿度となるよう
に管理をする収蔵施設が増加している。空調設備を使用
した場合には、外気を取り入れる際に、空気をフィルタ
や集塵器等で浄化するため、外気中の汚染物質による収
蔵品の汚損等の心配はないが、同じ収蔵施設内でも、エ
アの吹出し口の近傍と、吹出し口から離れた位置とでは
環境に差ができ、また吹出し口の付近であっても、吹出
したエアが収蔵品の表面に直接当たると、例えばその収
蔵品が木製品であれば乾燥し過ぎて割れたり、エアのあ
たらない側面との含水率の違いによって反り等の変形が
生じる虞があった。そのため、空調が必ずしも万能とは
言えず、収蔵品に優しい換気方法の開発が望まれてい
た。
【0006】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たもので、自然換気を行う際に、外気の円滑な流通を確
保するとともに、外気中の汚染物質の室内への侵入を防
ぐことのできる自然換気設備用フィルタを提供すること
を目的としている。
たもので、自然換気を行う際に、外気の円滑な流通を確
保するとともに、外気中の汚染物質の室内への侵入を防
ぐことのできる自然換気設備用フィルタを提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、建造物の壁面に開口して、
空気の自然対流により外気を室内に取り入れ、また室内
の空気を室外に排出する窓等の自然換気設備に取り付け
られる自然換気設備用フィルタであって、前記室内側と
室外側とを筒状に連通する多数の空気通路を所定の厚さ
のハニカム状に形成するとともに、前記窓等の自然換気
設備の開口を塞ぐ形状に成形した通気パネルと、この通
気パネルの室内側あるいは室外側の少なくともいずれか
一方の側面を覆うようにこの通気パネルに取り付けられ
たメッシュ材あるいは通気性を有するシート材等の風速
減速部材とを備えていることを特徴としている。また、
前記通気パネルを吸湿性のある優れた素材で形成するこ
とができる。
めの手段としてこの発明は、建造物の壁面に開口して、
空気の自然対流により外気を室内に取り入れ、また室内
の空気を室外に排出する窓等の自然換気設備に取り付け
られる自然換気設備用フィルタであって、前記室内側と
室外側とを筒状に連通する多数の空気通路を所定の厚さ
のハニカム状に形成するとともに、前記窓等の自然換気
設備の開口を塞ぐ形状に成形した通気パネルと、この通
気パネルの室内側あるいは室外側の少なくともいずれか
一方の側面を覆うようにこの通気パネルに取り付けられ
たメッシュ材あるいは通気性を有するシート材等の風速
減速部材とを備えていることを特徴としている。また、
前記通気パネルを吸湿性のある優れた素材で形成するこ
とができる。
【0008】
【作用】上記のように構成されるこの発明は、建造物の
壁面に開口する窓等の自然換気設備に取付けられるフィ
ルタで、ハニカム状の通気パネルの少なくとも一方の面
を、メッシュ材あるいは通気性を有するシート材等の風
速減速部材で覆った構造をしているので、例えば、室外
側にメッシュ材が設けられている場合には、このフィル
タに吹き付けた風は、メッシュ材等の風速減速部材によ
って風速を減じられるとともに、昆虫やごみ等の比較的
大きな異物の侵入が阻止されて、ハニカム構造の通気パ
ネルの多数の通気路に分散して流入する。そして、各通
気路内に停滞しかつ通気路の内壁面に衝突することによ
って、空気中に含まれる粉塵やミスト状のタール分等の
汚染物質やカビの胞子などが分離されて、前記通気路の
内壁面に付着する。その結果、外気は汚染物質等が取り
除かれて浄化された空気となって室内に流入する。
壁面に開口する窓等の自然換気設備に取付けられるフィ
ルタで、ハニカム状の通気パネルの少なくとも一方の面
を、メッシュ材あるいは通気性を有するシート材等の風
速減速部材で覆った構造をしているので、例えば、室外
側にメッシュ材が設けられている場合には、このフィル
タに吹き付けた風は、メッシュ材等の風速減速部材によ
って風速を減じられるとともに、昆虫やごみ等の比較的
大きな異物の侵入が阻止されて、ハニカム構造の通気パ
ネルの多数の通気路に分散して流入する。そして、各通
気路内に停滞しかつ通気路の内壁面に衝突することによ
って、空気中に含まれる粉塵やミスト状のタール分等の
汚染物質やカビの胞子などが分離されて、前記通気路の
内壁面に付着する。その結果、外気は汚染物質等が取り
除かれて浄化された空気となって室内に流入する。
【0009】また、ハニカム状の通気パネルを、吸湿性
に優れた素材で形成すれば、空気中の湿気を吸収する際
に、粉塵やタール分等を吸着するため、汚染物質の吸着
性を向上させることができる。
に優れた素材で形成すれば、空気中の湿気を吸収する際
に、粉塵やタール分等を吸着するため、汚染物質の吸着
性を向上させることができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の自然吸気設備用フィルタ
を、文化財収蔵庫の既存の窓に取り付ける自然換気フィ
ルタに適用した実施例を図1ないし図6に基づいて説明
する。
を、文化財収蔵庫の既存の窓に取り付ける自然換気フィ
ルタに適用した実施例を図1ないし図6に基づいて説明
する。
【0011】図1ないし図3はこの発明の第1実施例を
示すもので、自然換気フィルタ1は、断面六角形の筒状
の通気路2をハニカム状に多数集合させて厚さtが約1
0センチメートルで、窓の開口より一回り大きく形成さ
れた通気パネル3と、網目の非常に細かい第1メッシュ
4と、この第1メッシュ4より網目の粗い第2メュシュ
5と、前記通気パネル3の外周部を囲む木枠6とから構
成されており、前記第1メッシュ4としては、例えば網
目の直径が約0.3ミリメートルのものを使用し、また
第2メュシュ5としては、例えば網目の直径が約1.5
ミリメートルのものを使用し、目の細かい第1メッシュ
4が通気パネル4側となるようにして2枚重ねの状態
で、前記通気パネル3の室内側および室外側をそれぞれ
覆うように取り付けられるとともに、これら両メッシュ
4,5の周縁部は通気パネル4の外周部に係止するとと
もに、その外側に塩化ビニル等の樹脂バンド(図示せ
ず)を巻装して補強し、前記木枠6の内側に、隙間無く
かつ着脱可能に嵌合させて一体に形成されている。
示すもので、自然換気フィルタ1は、断面六角形の筒状
の通気路2をハニカム状に多数集合させて厚さtが約1
0センチメートルで、窓の開口より一回り大きく形成さ
れた通気パネル3と、網目の非常に細かい第1メッシュ
4と、この第1メッシュ4より網目の粗い第2メュシュ
5と、前記通気パネル3の外周部を囲む木枠6とから構
成されており、前記第1メッシュ4としては、例えば網
目の直径が約0.3ミリメートルのものを使用し、また
第2メュシュ5としては、例えば網目の直径が約1.5
ミリメートルのものを使用し、目の細かい第1メッシュ
4が通気パネル4側となるようにして2枚重ねの状態
で、前記通気パネル3の室内側および室外側をそれぞれ
覆うように取り付けられるとともに、これら両メッシュ
4,5の周縁部は通気パネル4の外周部に係止するとと
もに、その外側に塩化ビニル等の樹脂バンド(図示せ
ず)を巻装して補強し、前記木枠6の内側に、隙間無く
かつ着脱可能に嵌合させて一体に形成されている。
【0012】そして、図2に示すようにこの自然換気フ
ィルタ1は、収蔵庫の外壁7の開口部に設けられた窓枠
8の室内側(図2において下側)に、片開きのガラス窓
8aの支点と同じ側を蝶番9により支持して開閉可能に
取り付けられている。また、閉じた状態における自然換
気フィルタ1と窓枠8との間には、スポンジ状のシール
材(図示せず)を設けて、隙間の発生を防止している。
ィルタ1は、収蔵庫の外壁7の開口部に設けられた窓枠
8の室内側(図2において下側)に、片開きのガラス窓
8aの支点と同じ側を蝶番9により支持して開閉可能に
取り付けられている。また、閉じた状態における自然換
気フィルタ1と窓枠8との間には、スポンジ状のシール
材(図示せず)を設けて、隙間の発生を防止している。
【0013】次に、上記のように構成されるこの実施例
の自然換気フィルタ1の作用を図2および図3に基づい
て説明する。
の自然換気フィルタ1の作用を図2および図3に基づい
て説明する。
【0014】自然換気フィルタ1を窓枠8の室内側に取
付けた文化財収蔵庫においては、外気が乾燥し、かつ風
のある好条件の日に窓枠8のガラス窓8aを開くと、風
がこの自然換気フィルタ1の室外側に吹き付ける。この
とき外気が自動車の排気ガス等で汚染されていたとして
も、また風が強く吹き付けていたとしても、自然換気フ
ィルタ1の室外側は第2メッシュ5および第1メッシュ
4で覆われているため、風がこの両メッシュ5,4の網
目を通過する際に、風速を減じられるとともに、外気中
に含まれる比較的大きな塵埃や昆虫等の異物の侵入が阻
止される。そして、メッシュ4,5の網目を通過した空
気(風)は、その速度が低下するとともに流入量を調整
された後、通気パネル3に多数形成された小径の通気路
2の内周壁に衝突し、さらに、室内側を覆う第1メッシ
ュ4および第2メッシュ5によって、その進路を塞がれ
ているため小径の通気路2内に滞留して、その一部がメ
ッシュ4,5の網目を通過して室内に流入する。
付けた文化財収蔵庫においては、外気が乾燥し、かつ風
のある好条件の日に窓枠8のガラス窓8aを開くと、風
がこの自然換気フィルタ1の室外側に吹き付ける。この
とき外気が自動車の排気ガス等で汚染されていたとして
も、また風が強く吹き付けていたとしても、自然換気フ
ィルタ1の室外側は第2メッシュ5および第1メッシュ
4で覆われているため、風がこの両メッシュ5,4の網
目を通過する際に、風速を減じられるとともに、外気中
に含まれる比較的大きな塵埃や昆虫等の異物の侵入が阻
止される。そして、メッシュ4,5の網目を通過した空
気(風)は、その速度が低下するとともに流入量を調整
された後、通気パネル3に多数形成された小径の通気路
2の内周壁に衝突し、さらに、室内側を覆う第1メッシ
ュ4および第2メッシュ5によって、その進路を塞がれ
ているため小径の通気路2内に滞留して、その一部がメ
ッシュ4,5の網目を通過して室内に流入する。
【0015】したがって、通気パネル3の通気路2の内
周壁に衝突するとともに通気路2内に滞留している間
に、空気中の細かな塵やミスト状のタール分等の汚染物
質等が分離されて、通気路2の内周壁に付着するため、
室内に流入する空気は、汚染物質等が除去されるととも
に理想的な風量に調整されるため、外気による自然換気
を行っても、収蔵されている文化財を、汚れた外気によ
る汚損や、強い風の吹込みによる過度の乾燥等から守る
ことができる。
周壁に衝突するとともに通気路2内に滞留している間
に、空気中の細かな塵やミスト状のタール分等の汚染物
質等が分離されて、通気路2の内周壁に付着するため、
室内に流入する空気は、汚染物質等が除去されるととも
に理想的な風量に調整されるため、外気による自然換気
を行っても、収蔵されている文化財を、汚れた外気によ
る汚損や、強い風の吹込みによる過度の乾燥等から守る
ことができる。
【0016】そして、この自然換気フィルタ1の交換
は、通気路2の内周壁の汚れ具合や、メッシュ4,5の
目詰まり具合等から判断して行うもので、外気の汚染度
合いに応じ、例えば付近に幹線道路や工場地帯等があっ
て大気が著しく汚染されている環境下においては短い間
隔で交換する必要があり、また、大気の汚染度合いの低
い地方都市や山間部においては、比較的長い期間交換せ
ずに使用することができる。
は、通気路2の内周壁の汚れ具合や、メッシュ4,5の
目詰まり具合等から判断して行うもので、外気の汚染度
合いに応じ、例えば付近に幹線道路や工場地帯等があっ
て大気が著しく汚染されている環境下においては短い間
隔で交換する必要があり、また、大気の汚染度合いの低
い地方都市や山間部においては、比較的長い期間交換せ
ずに使用することができる。
【0017】また、この実施例においては、自然換気フ
ィルタ1の通気パネル3の厚さtを約5センチメートル
と厚くしたので、自然換気フィルタ1が、小径で筒状の
通気路2をほぼ水平に多数形成した構造であるため、図
3に示すように、この自然換気フィルタ1が、太陽光線
の直進を阻み、室内への直射を防ぐため、従来は、太陽
光線に含まれる紫外線等の収蔵品への悪影響を避けるた
め外光を遮断する必要のあった収蔵庫でも、ガラス窓8
aとこの自然換気フィルタ1とを組合せて設けることに
よって太陽光線を間接的に採光できるという利点もあ
る。
ィルタ1の通気パネル3の厚さtを約5センチメートル
と厚くしたので、自然換気フィルタ1が、小径で筒状の
通気路2をほぼ水平に多数形成した構造であるため、図
3に示すように、この自然換気フィルタ1が、太陽光線
の直進を阻み、室内への直射を防ぐため、従来は、太陽
光線に含まれる紫外線等の収蔵品への悪影響を避けるた
め外光を遮断する必要のあった収蔵庫でも、ガラス窓8
aとこの自然換気フィルタ1とを組合せて設けることに
よって太陽光線を間接的に採光できるという利点もあ
る。
【0018】また、この実施例における通気パネル3の
素材として、例えば吸湿性の優れた和紙に、例えば活性
炭やゼオライトの粉末等を漉き込むか、吸湿剤等を含浸
させたものを使用すれば、外気中の粉塵等をより効果的
に捕捉するとともに、湿気を吸収する際に、外気中に含
まれる例えばミスト状のタール分や酸性霧等をより良く
吸着させて除去するようにできる。
素材として、例えば吸湿性の優れた和紙に、例えば活性
炭やゼオライトの粉末等を漉き込むか、吸湿剤等を含浸
させたものを使用すれば、外気中の粉塵等をより効果的
に捕捉するとともに、湿気を吸収する際に、外気中に含
まれる例えばミスト状のタール分や酸性霧等をより良く
吸着させて除去するようにできる。
【0019】さらに、この実施例においては、通気パネ
ル3の室外側および室内側に、それぞれ第1メッシュ4
および第2メッシュ5を設けたが、通気パネル3の室内
側に、第1メッシュ4および第2メッシュ5の代わりに
調湿紙等の通気性を備えたシート材を設ければ、室内に
取り入れる外気をさらに清浄化することができる。
ル3の室外側および室内側に、それぞれ第1メッシュ4
および第2メッシュ5を設けたが、通気パネル3の室内
側に、第1メッシュ4および第2メッシュ5の代わりに
調湿紙等の通気性を備えたシート材を設ければ、室内に
取り入れる外気をさらに清浄化することができる。
【0020】なお、この実施例においては、両面をメッ
シュ4,5で覆った通気パネル3を、木枠6に着脱可能
に取り付けて自然換気フィルタ1とし、これを窓枠8の
室内側に開閉可能に取り付けたが、木枠6を使用せず
に、前記メッシュ4,5を取付けた通気パネル3を、面
ファスナ等によって直接窓枠8の室内側面に着脱可能に
取付けるようにしても良い。
シュ4,5で覆った通気パネル3を、木枠6に着脱可能
に取り付けて自然換気フィルタ1とし、これを窓枠8の
室内側に開閉可能に取り付けたが、木枠6を使用せず
に、前記メッシュ4,5を取付けた通気パネル3を、面
ファスナ等によって直接窓枠8の室内側面に着脱可能に
取付けるようにしても良い。
【0021】またこの実施例においては、厚さ5センチ
メートルの通気パネル3を使用したが、通気パネルは任
意の厚さに形成でき、例えば通気パネル3の厚さを10
センチメートルと増加すれば、吸着面積も増加してより
効果的である。
メートルの通気パネル3を使用したが、通気パネルは任
意の厚さに形成でき、例えば通気パネル3の厚さを10
センチメートルと増加すれば、吸着面積も増加してより
効果的である。
【0022】また図4は、この発明の第2実施例を示す
もので、この自然換気フィルタ11は、前記第1実施例
の自然換気フィルタ1の厚さtの通気パネル3の代わり
に、厚さt/2の2枚のハニカムパネル13a,13a
を、それぞれの通気路12の位相を上下方向に半ピッチ
ずらせて接着した通気パネル13を使用しており、この
通気パネル13の室外側および室内側を、前記第1実施
例と同様に、目の細かい第1メッシュ4とこれより目の
粗い第2メッシュ5とによってそれぞれ覆うとともに、
これらメッシュ材の周縁部を通気パネル13の外周部に
巻装した樹脂バンドで係止し、木枠(図示せず)の内側
に隙間無くかつ着脱可能に嵌合させて一体に形成されて
いる。
もので、この自然換気フィルタ11は、前記第1実施例
の自然換気フィルタ1の厚さtの通気パネル3の代わり
に、厚さt/2の2枚のハニカムパネル13a,13a
を、それぞれの通気路12の位相を上下方向に半ピッチ
ずらせて接着した通気パネル13を使用しており、この
通気パネル13の室外側および室内側を、前記第1実施
例と同様に、目の細かい第1メッシュ4とこれより目の
粗い第2メッシュ5とによってそれぞれ覆うとともに、
これらメッシュ材の周縁部を通気パネル13の外周部に
巻装した樹脂バンドで係止し、木枠(図示せず)の内側
に隙間無くかつ着脱可能に嵌合させて一体に形成されて
いる。
【0023】そして、この自然換気フィルタ11は、前
記第1実施例と同様に、窓枠の室内側に取付けられ、例
えば、外気が乾燥しかつ風のある好条件の日に窓を開く
と、自然換気フィルタ11に風が吹き付け、その室外側
の第2メッシュ5および第1メッシュ4の網目を通過す
る際に、風速を減じられるとともに、比較的大きな塵埃
や昆虫等の異物の侵入が阻止される。そして、両メッシ
ュ4,5の網目を通過した空気(風)は、その速度が低
下するとともに、通気パネル13に多数形成された小径
の通気路2の内周壁に衝突し、さらに、2枚のハニカム
パネル13a,13aを位相をずらせて貼合わせた通気
パネル13の各通気路12が、ストレートに連通せずに
接合面で分岐あるいは屈曲してラビリンス状に形成さ
れ、さらに各通気路12の室内側を第1メッシュ4およ
び第2メッシュ5によって塞がれているため、流入した
空気は、さらに減速されて小径の通気路12内に滞留し
て微細な粉塵等を分離された後、その一部がメッシュ
4,5の網目を通過して室内に流入する。
記第1実施例と同様に、窓枠の室内側に取付けられ、例
えば、外気が乾燥しかつ風のある好条件の日に窓を開く
と、自然換気フィルタ11に風が吹き付け、その室外側
の第2メッシュ5および第1メッシュ4の網目を通過す
る際に、風速を減じられるとともに、比較的大きな塵埃
や昆虫等の異物の侵入が阻止される。そして、両メッシ
ュ4,5の網目を通過した空気(風)は、その速度が低
下するとともに、通気パネル13に多数形成された小径
の通気路2の内周壁に衝突し、さらに、2枚のハニカム
パネル13a,13aを位相をずらせて貼合わせた通気
パネル13の各通気路12が、ストレートに連通せずに
接合面で分岐あるいは屈曲してラビリンス状に形成さ
れ、さらに各通気路12の室内側を第1メッシュ4およ
び第2メッシュ5によって塞がれているため、流入した
空気は、さらに減速されて小径の通気路12内に滞留し
て微細な粉塵等を分離された後、その一部がメッシュ
4,5の網目を通過して室内に流入する。
【0024】したがって、通気パネル13の通気路12
内を通過する際に、空気中の細かな塵やミスト状のター
ル分等の汚染物質等が分離されて内周壁に付着し、室内
に流入する空気の汚染物質等が除去されるので、収蔵さ
れている文化財を、汚れた外気による汚損等から守るこ
とができる。
内を通過する際に、空気中の細かな塵やミスト状のター
ル分等の汚染物質等が分離されて内周壁に付着し、室内
に流入する空気の汚染物質等が除去されるので、収蔵さ
れている文化財を、汚れた外気による汚損等から守るこ
とができる。
【0025】なお、この第2実施例においては、2枚の
ハニカムパネル13a,13aを、その通気路12の位
相を上下方向に半ピッチずらせて接合して通気パネル1
3としたが、通気路12の位相のずらし方としては、垂
直方向、水平方向あるいは斜め方向に、任意の距離だけ
ずれるように設定できる。
ハニカムパネル13a,13aを、その通気路12の位
相を上下方向に半ピッチずらせて接合して通気パネル1
3としたが、通気路12の位相のずらし方としては、垂
直方向、水平方向あるいは斜め方向に、任意の距離だけ
ずれるように設定できる。
【0026】また図5は、この発明の第3実施例を示す
もので、この自然換気フィルタ21は、前記第2実施例
と同様に、2枚のハニカムパネル23a,23aを、そ
の中間に第1メッシュ4と第2メッシュ5とを挟装する
とともに、それぞれの通気路22の位相を上下方向に半
ピッチずらせて接着した通気パネル23を使用してお
り、この通気パネル23の室内側を覆うように、第1メ
ッシュ4および第2メッシュ5が張られ、この通気パネ
ル23の室外側は開放されている。このようにメッシュ
4,5が取付けられた通気パネル23は、窓枠等の室内
側に蝶番で取付けられた木枠(図示せず)の内側に隙間
無くかつ着脱可能に嵌合させて一体に形成されている。
もので、この自然換気フィルタ21は、前記第2実施例
と同様に、2枚のハニカムパネル23a,23aを、そ
の中間に第1メッシュ4と第2メッシュ5とを挟装する
とともに、それぞれの通気路22の位相を上下方向に半
ピッチずらせて接着した通気パネル23を使用してお
り、この通気パネル23の室内側を覆うように、第1メ
ッシュ4および第2メッシュ5が張られ、この通気パネ
ル23の室外側は開放されている。このようにメッシュ
4,5が取付けられた通気パネル23は、窓枠等の室内
側に蝶番で取付けられた木枠(図示せず)の内側に隙間
無くかつ着脱可能に嵌合させて一体に形成されている。
【0027】そして、外気が乾燥しかつ風のある好条件
の日に窓を開くと、自然換気フィルタ21に風が吹き付
け、通気パネル23の室外側に多数開口している通気路
22内に吹込む。そして、この室外側の通気路22は、
パネル厚の中央で第2メッシュ5および第1メッシュ4
によって進路が塞がれているため、流入した空気が渦巻
いて内周壁に衝突しながら通気路22内に滞留し、外気
中に含まれている粉塵等が分離される。そして、両メッ
シュ4,5の網目を通過する際に、分離された塵埃等が
濾過され、さらに風速を減じられて、比較的大きな塵埃
や昆虫等の異物の侵入が阻止される。そして、両メッシ
ュ4,5の網目を通過した空気(風)は、位相をずらせ
た通気路22流入するとともに各通気路22の室内側を
第1メッシュ4および第2メッシュ5によって塞がれて
いるため、流入した空気は、その速度をさらに減速され
て微細な粉塵等が分離された後、メッシュ4,5の網目
を通過して室内に流入する。
の日に窓を開くと、自然換気フィルタ21に風が吹き付
け、通気パネル23の室外側に多数開口している通気路
22内に吹込む。そして、この室外側の通気路22は、
パネル厚の中央で第2メッシュ5および第1メッシュ4
によって進路が塞がれているため、流入した空気が渦巻
いて内周壁に衝突しながら通気路22内に滞留し、外気
中に含まれている粉塵等が分離される。そして、両メッ
シュ4,5の網目を通過する際に、分離された塵埃等が
濾過され、さらに風速を減じられて、比較的大きな塵埃
や昆虫等の異物の侵入が阻止される。そして、両メッシ
ュ4,5の網目を通過した空気(風)は、位相をずらせ
た通気路22流入するとともに各通気路22の室内側を
第1メッシュ4および第2メッシュ5によって塞がれて
いるため、流入した空気は、その速度をさらに減速され
て微細な粉塵等が分離された後、メッシュ4,5の網目
を通過して室内に流入する。
【0028】したがって、通気パネル23の通気路22
内を通過する際に、空気中の細かな塵やミスト状のター
ル分等の汚染物質等が分離されて内周壁に付着して、室
内に流入する空気中の汚染物質等が除去されるので、収
蔵されている文化財を、汚れた外気による汚損等から守
ることができる。
内を通過する際に、空気中の細かな塵やミスト状のター
ル分等の汚染物質等が分離されて内周壁に付着して、室
内に流入する空気中の汚染物質等が除去されるので、収
蔵されている文化財を、汚れた外気による汚損等から守
ることができる。
【0029】さらに、図6はこの発明の第4実施例を示
すもので、この自然換気フィルタ31は、前記第1実施
例と同様に、通気パネル33の室外側および室内側を、
第1メッシュ4および第2メッシュ5で覆う際に、各通
気路32内に粒状の活性炭34を入れることによって、
各通気路32内の付着面積を大幅に増加させ、空気中の
汚染物質等を付着させることにより、塵埃は勿論、悪臭
等の他の汚染因子も除去することができる。
すもので、この自然換気フィルタ31は、前記第1実施
例と同様に、通気パネル33の室外側および室内側を、
第1メッシュ4および第2メッシュ5で覆う際に、各通
気路32内に粒状の活性炭34を入れることによって、
各通気路32内の付着面積を大幅に増加させ、空気中の
汚染物質等を付着させることにより、塵埃は勿論、悪臭
等の他の汚染因子も除去することができる。
【0030】また前記各実施例においては、この発明の
自然換気フィルタを既設の窓の室内側に取付ける場合に
ついて説明したが、建造物の外壁に形成された窓以外の
既設の開口部、例えばドアや換気口あるいは掃き出し口
等に取付けて自然換気を行ってもよい。また、新たに収
蔵庫等を建造する場合には、この自然換気フィルタを各
窓および換気口等の自然換気設備にそれぞれ設置するこ
とを予め設計段階から織込むことが望ましい。
自然換気フィルタを既設の窓の室内側に取付ける場合に
ついて説明したが、建造物の外壁に形成された窓以外の
既設の開口部、例えばドアや換気口あるいは掃き出し口
等に取付けて自然換気を行ってもよい。また、新たに収
蔵庫等を建造する場合には、この自然換気フィルタを各
窓および換気口等の自然換気設備にそれぞれ設置するこ
とを予め設計段階から織込むことが望ましい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなようにこの発明
の自然換気設備用フィルタは、ハニカム状に形成された
多数の空気通路を備えているため、換気扇等を用いずに
自然換気によって外気を取り入れることができるととも
に、前記空気通路の少なくとも室内側の開口を塞ぐよう
に、メッシュ材あるいは通気性を有するシート材等の風
速減速部材が設けられているので、流入する外気が空気
通路内に滞留することによって、外気中に含まれる塵埃
やタール分等の汚染物質が分離されて空気通路の内周面
に付着するとともに、メッシュ材あるいは通気性を有す
るシート材等の風速減速部材を通過する際に、風速が減
じられかつ異物の侵入が阻止されて、浄化された空気が
緩やかに流入することによって、収蔵品等に優しい自然
換気を行うことができる。また通気パネルを吸湿性に優
れた素材で形成すれば、この通気パネルが外気中の汚染
物質等をより良く吸着して空気中から排除することがで
きる。
の自然換気設備用フィルタは、ハニカム状に形成された
多数の空気通路を備えているため、換気扇等を用いずに
自然換気によって外気を取り入れることができるととも
に、前記空気通路の少なくとも室内側の開口を塞ぐよう
に、メッシュ材あるいは通気性を有するシート材等の風
速減速部材が設けられているので、流入する外気が空気
通路内に滞留することによって、外気中に含まれる塵埃
やタール分等の汚染物質が分離されて空気通路の内周面
に付着するとともに、メッシュ材あるいは通気性を有す
るシート材等の風速減速部材を通過する際に、風速が減
じられかつ異物の侵入が阻止されて、浄化された空気が
緩やかに流入することによって、収蔵品等に優しい自然
換気を行うことができる。また通気パネルを吸湿性に優
れた素材で形成すれば、この通気パネルが外気中の汚染
物質等をより良く吸着して空気中から排除することがで
きる。
【図1】この発明の第1実施例の自然換気フィルタの構
造を示す分解斜視図である。
造を示す分解斜視図である。
【図2】第1実施例の自然換気フィルタの取付け状態を
示す断面平面図である。
示す断面平面図である。
【図3】第1実施例の自然換気フィルタの断面側面図で
ある。
ある。
【図4】第2実施例の自然換気フィルタの断面側面図で
ある。
ある。
【図5】第3実施例の自然換気フィルタの断面側面図で
ある。
ある。
【図6】第4実施例の自然換気フィルタの断面側面図で
ある。
ある。
1 自然換気フィルタ 2 通気路 3 通気パネル 4 第1メッシュ 5 第2メッシュ 6 木枠 8 窓枠 34 活性炭
Claims (2)
- 【請求項1】 建造物の壁面に開口して、空気の自然対
流により外気を室内に取り入れ、また室内の空気を室外
に排出する窓等の自然換気設備に取り付けられる自然換
気設備用フィルタであって、前記室内側と室外側とを筒
状に連通する多数の空気通路を所定の厚さのハニカム状
に形成するとともに、前記窓等の自然換気設備の開口を
塞ぐ形状に成形した通気パネルと、この通気パネルの室
内側あるいは室外側の少なくともいずれか一方の側面を
覆うようにこの通気パネルに取り付けられたメッシュ材
あるいは通気性を有するシート材等の風速減速部材とを
備えていることを特徴とする自然換気設備用フィルタ。 - 【請求項2】 前記通気パネルが吸湿性のある素材で形
成されていることを特徴とする請求項1記載の自然換気
設備用フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4317909A JP2579613B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 自然換気設備用フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4317909A JP2579613B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 自然換気設備用フィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06146733A true JPH06146733A (ja) | 1994-05-27 |
JP2579613B2 JP2579613B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=18093407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4317909A Expired - Lifetime JP2579613B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 自然換気設備用フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579613B2 (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003080222A1 (de) * | 2002-03-22 | 2003-10-02 | Carl Freudenberg Kg | Kassettenfilter |
KR100466037B1 (ko) * | 2002-01-22 | 2005-01-13 | 고영수 | 빛의 직진성을 이용한 차광 통기성 브라인드 |
JP2006037499A (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-09 | Taisei Corp | 日射調整体 |
JP2007198713A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Soda Kogyo:Kk | 文化財保存のための気候追随型空調制御方法および装置 |
US8662971B2 (en) | 2010-07-01 | 2014-03-04 | Tamarack Technologies, Inc. | Door insert for balancing air pressure |
KR101374324B1 (ko) * | 2011-11-15 | 2014-03-17 | 이병수 | 조립식 무동력 환기장치 |
JP2014210223A (ja) * | 2013-04-17 | 2014-11-13 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
US20150007427A1 (en) * | 2004-11-04 | 2015-01-08 | International Business Machines Corporation | Method of manufacturing a venting device for tamper resistant electronic modules |
CN105275370A (zh) * | 2015-09-22 | 2016-01-27 | 湖州优谷农业科技有限公司 | 一种防雾霾窗纱及其制作方法 |
CN109262470A (zh) * | 2018-10-26 | 2019-01-25 | 董大勇 | 一种水切割防护集砂装置 |
JP2020069438A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 株式会社アースクリーンテクノ | 空気中浮遊物捕集材、これを用いる空気浄化部材及び空気浄化装置 |
CN116999966A (zh) * | 2023-07-31 | 2023-11-07 | 义沐机械科技(上海)有限公司 | 旋风式农用除尘机 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102570914B1 (ko) * | 2020-06-12 | 2023-09-08 | 장지우 | 허니콤필터환기창이 결합되는 창틀 구조 |
KR102573639B1 (ko) * | 2020-07-01 | 2023-09-07 | 장지우 | 허니콤필터환기창을 설치하기 위한 개선된 창틀 구조 |
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---|---|---|---|---|
JPS5662109U (ja) * | 1979-10-20 | 1981-05-26 | ||
JPH0188719U (ja) * | 1987-12-01 | 1989-06-12 |
-
1992
- 1992-11-02 JP JP4317909A patent/JP2579613B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
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JP4551337B2 (ja) * | 2006-01-30 | 2010-09-29 | 株式会社ソダ工業 | 文化財保存のための気候追随型空調制御方法および装置 |
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CN105275370B (zh) * | 2015-09-22 | 2017-12-12 | 盐城市金良窗饰有限公司 | 一种防雾霾窗纱及其制作方法 |
CN109262470A (zh) * | 2018-10-26 | 2019-01-25 | 董大勇 | 一种水切割防护集砂装置 |
JP2020069438A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 株式会社アースクリーンテクノ | 空気中浮遊物捕集材、これを用いる空気浄化部材及び空気浄化装置 |
CN116999966A (zh) * | 2023-07-31 | 2023-11-07 | 义沐机械科技(上海)有限公司 | 旋风式农用除尘机 |
CN116999966B (zh) * | 2023-07-31 | 2024-04-02 | 义沐机械科技(上海)有限公司 | 旋风式农用除尘机 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2579613B2 (ja) | 1997-02-05 |
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