JPH0614668U - 多層ゴムホース - Google Patents
多層ゴムホースInfo
- Publication number
- JPH0614668U JPH0614668U JP5970692U JP5970692U JPH0614668U JP H0614668 U JPH0614668 U JP H0614668U JP 5970692 U JP5970692 U JP 5970692U JP 5970692 U JP5970692 U JP 5970692U JP H0614668 U JPH0614668 U JP H0614668U
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- JP
- Japan
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- layer
- rubber hose
- layer rubber
- innermost layer
- innermost
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- Pending
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
〔目的〕 多層ゴムホースにおいて、他管との接続部の
シール性を高める。 〔構成〕 多層ゴムホースにおいて、シール性を高める
べく最内層12が極めて低硬度の薄層で構成されること
を特徴とする多層ゴムホース。
シール性を高める。 〔構成〕 多層ゴムホースにおいて、シール性を高める
べく最内層12が極めて低硬度の薄層で構成されること
を特徴とする多層ゴムホース。
Description
【0001】
本考案は、他管と接続したときのシール性を高める多層ゴムホースに関するも のである。
【0002】
ゴムホースは自動車のエアホース、ウォータホース、オイルホース等に幅広く 用いられているが、特に問題となるのは接続部のシール性である。従来のシール 性向上の方法としては、他管との接続部(一般に他管をゴムホースに内嵌して接 続する)のゴムホース内面に周方向にリップを形成したりしている。
【0003】
しかしながら、この方法では、リップの真上を締付けバンドで締める必要があ り、もし、締付けバンドの位置がずれたりすると逆にシール性を損なうという問 題があった。更に、この方法では、大幅なコストアップは免れない。本考案は、 このような課題を解決するものであって、要するに、他管と接触する最内層の硬 度を極度に低く抑えることでフィット性を良くしてシール性の向上を可能にした ものである。尚、従来も、最内層にフッ素ゴム層等を重ねたものもあるが、フッ 素ゴム層は耐熱老化性や耐油性を出すためのものであり、シール性を高めるもの とは目的や用途が違う上、高価な素材を使うため、価格も高くなる。
【0004】
以上の課題の下、本考案は、多層ゴムホースにおいて、シール性を高めるべく 最内層が極めて低硬度の薄層で構成されることを特徴とする多層ゴムホースを提 供したものである。
【0005】
上記の手段をとることにより、最内層のゴム層は硬度が低いから、容易に変形 し、他管に都合良くフィットしてシール性が高まる。一方、外層のゴム層は硬度 も高く、且つ、十分な厚みも確保されるものであるから、従来どおり強度面に不 足はない。
【0006】
図1は本考案に係る多層ゴムホースの断面図であるが、外層10は、EPDM 、NBR、ACM等からなる通常構造のゴム層である。しかし、最内層12は、 外層10と同材質であるが、硬度が極めて低いゴム層である。即ち、外層10の 硬度はHs60〜80であるのに対して最内層12の硬度はHs30〜50の範 囲に設定される。又、最内層12の厚みは外層10に対して薄肉に形成される。 具体的には、直径50mm、ゴム層の厚み6mm程度のものであれば、最内層1 2の厚みは1mmかそれ以下位に設定される。
【0007】 尚、本例のものは、最内層12を外層10と同材質としたが、異材質のもので あってもよい。又、外層10の周囲を繊維層14で補強したものを示したが、こ のような繊維層14がないものもある。その他、本例は、二層構造のものを示し たが、三層以上の場合もある。又、屈曲したエルボ管を示したが、ストレート管 の場合もある。
【0008】 このような多層ゴムホースは他管16に対して接続されるのが通常である。本 例では、金属製の他管16に接続しているが、このとき、他管16の端部に外周 に膨出する突条18を周方向に形成し、この突条18部分を最内層12に挿入し て(このとき、突条18の径を最内層12の径よりもやや大きくしておく)最外 周の繊維層14の外周から締付けバンド20で締め付けるのである。これにより 、最内層12の硬度は極めて低いことと相まって、最内層12は他管16に良く フィットし、シール性が高まる。
【0009】 図2は以上の多層ゴムホースを押出成形する場合のヘッド構造の断面図である が、押出成形方法自体は従来と変わらない。即ち、最内層12用の押出ヘッド2 2と、外層10用の押出ヘッド24とを組合せておき、それぞれの押出ヘッド2 2、24から目的とする組成、硬度の原料ゴムをピストン26、28で押し出せ ばよい。
【0010】 以下に示すのは、本考案品と従来品(単層)とのシール性比較試験の結果であ るが、これを見ても、本考案品は従来品に比べて格段にシール性が向上している ことがわかる。 但し、ここでのシール性テストとは、多層ホース内にエンジンオイルを封入し 、エアー圧を(1Kg/cm2 ×160℃×8hr)→(0Kg/cm2 ×室温 ×16hr)に変化させるのを1サイクル(回)とした。
【0011】
以上、本考案によれば、大したコストアップにならずに非常にシール性に優れ た多層ゴムホースを具現できる。従って、シール構造に気を遣わなくてもよいか ら、設計を容易化し、コストダウンを可能にする。
【図1】本考案に係る多層ゴムホースの断面図である。
【図2】本考案に係る多層ゴムホースを成形する押出ヘ
ッドの断面図である。
ッドの断面図である。
10 外層 12 最内層
Claims (1)
- 【請求項1】 多層ゴムホースにおいて、シール性を高
めるべく最内層が極めて低硬度の薄層で構成されること
を特徴とする多層ゴムホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5970692U JPH0614668U (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 多層ゴムホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5970692U JPH0614668U (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 多層ゴムホース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614668U true JPH0614668U (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=13120932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5970692U Pending JPH0614668U (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 多層ゴムホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614668U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6081590A (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-09 | 東海ゴム工業株式会社 | ホ−ス |
JPH04259545A (ja) * | 1991-02-14 | 1992-09-16 | Toyoda Gosei Co Ltd | 燃料系ホースとその製造方法 |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP5970692U patent/JPH0614668U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6081590A (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-09 | 東海ゴム工業株式会社 | ホ−ス |
JPH04259545A (ja) * | 1991-02-14 | 1992-09-16 | Toyoda Gosei Co Ltd | 燃料系ホースとその製造方法 |
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