JPH11132337A - シールリングの製造方法 - Google Patents
シールリングの製造方法Info
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- JPH11132337A JPH11132337A JP24946798A JP24946798A JPH11132337A JP H11132337 A JPH11132337 A JP H11132337A JP 24946798 A JP24946798 A JP 24946798A JP 24946798 A JP24946798 A JP 24946798A JP H11132337 A JPH11132337 A JP H11132337A
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Abstract
ル性、耐久性の優れたシールリングを安価に提供する。 【解決手段】 充填材10は、フック付鉄板13の両面
に軟質材層を形成している。金属薄板11により、この
充填材の周囲を巻回している。上記充填材10は、シー
ト材を切断する事により造られた帯状の素材を円環状に
丸めて成る。そして、直径方向に亙って2層以上重ね合
わせている。
Description
例えば自動車用エンジンから排出される排気を流す為の
排気管の継手部分に組み込み、この継手部分の気密保持
を図る為に利用する。
は、排気管を通じて大気中に放出されるが、車体前部に
設けられるエンジンから車体後部に迄排気を導く排気系
の途中には、複数の継手を設けて、排気系の上流端をエ
ンジンのエキゾーストマニホールドに接続したり、排気
系を構成する排気管同士を接続したり、更には排気系の
途中に消音器や排気浄化器を接続したりしている。
の継手には環状のシール材を組み込んで、上記継手を構
成する1対のフランジ同士の間の気密保持を図る様にし
ている。この様に、継手に組み込むシール材として従来
から、例えば実開昭53−101962号公報には、図
9〜10に示す様な渦巻ガスケットやシールリングが記
載されている。
は、SUS304等のステンレス鋼製の帯状金属薄板2
と軟質のコンパウンド層3とが直径方向に亙って交互に
存在する様に、互いに重ね合わされた帯状金属薄板2と
コンパウンド層3を構成する帯状のシート材とを、螺旋
状に巻回する事により構成している。上記帯状金属薄板
2の断面は波形に形成して、この帯状金属薄板2が圧縮
方向の力に基づいて弾性変形し易くし、上記渦巻ガスケ
ット1を1対のフランジ同士の間で挟持した場合に、十
分なシール性を得られる様にしている。
数枚(図10の例では3枚)の充填材5、5の周囲を、
やはりSUS304等の金属薄板6により巻回する事に
より構成されている。上記各充填材5、5は、それぞれ
がフック付鉄板等の金属製芯材の両面に、軟質材製のコ
ンパウンド7、7の層を形成したもので、それぞれがシ
ート材を円輪状に打ち抜く事により構成されている。
継手を構成する1対のフランジ同士の間で挟持した状態
で使用される従来の渦巻ガスケットやシールリング等の
シール材は、製作費が嵩む為、より安価なシール材の実
現が望まれている。
合、幅の狭い帯状金属薄板2を断面波形に形成し、更に
この帯状金属薄板2を螺旋状に巻く作業が面倒で、製作
費を高くする原因となる。
充填材5、5を造る為のシート材の歩留まりが悪く、や
はり製作費を高くする原因となっている。即ち、円輪状
の充填材5、5を造る場合、図10に示す様に、金属製
芯材の両面にコンパウンド7、7の層を形成する事によ
り平板状に造られたシート材を、プレス機により打ち抜
く事で造るが、充填材5として打ち抜かれた部分の内側
と外側とに、他に利用出来ない廃材が生じる。上記シー
ト材に対する、この廃材の割合は相当に大きく、この結
果、充填材5、5を構成する材料の歩留まりが相当に悪
くなり、製作費が嵩む事が避けられない。
の場合でも、十分なシール性能を得る為には、渦巻ガス
ケット1やシールリング4を押圧する力を大きくしなけ
ればならず、継手に設けるボルトとナットとを緊締する
為の力が大きくなり、それに伴なってフランジに歪みが
生じ、ボルトから離れた部分の押圧力がかえって低下す
る場合がある。更に、温度上昇等によって上記ボルトが
伸び、押圧力が低下した場合には、シール不良が生じる
等、耐久性が必ずしも良くない。
に鑑みて発明されたものである。
は、前述した従来のシールリング4(図10)と同様
に、金属製芯材の少なくとも片面に軟質材層を形成した
シート材により造られた充填材と、この充填材の周囲を
巻回した金属薄板とにより構成され、全体が円環状に形
成される。
上記充填材は、上記シート材を切断する事により造られ
た帯状の素材を円環状に丸めて成るものである事を特徴
としている。
は、特に面倒な加工作業を必要とせず、しかも充填材を
造る為の材料の歩留まりを極めて高く出来る為、製作費
の低廉化を図れる。又、使用時にシールリングに加わる
力の作用方向と、上記充填材の面方向とが一致している
為、比較的小さな力で上記シールリングが圧縮される。
この為、十分なシール性能を得る為に、上記シールリン
グに加えなければならない荷重が小さくて済む。更に、
フランジ剛性を低く出来て、ボルトを含めた締結部のコ
ストダウンを図れる。
発明のシールリング9は、充填材10の周囲を金属薄板
11により巻回する事により、断面が円形で全体を円環
状としている。この内の充填材10は、図2に示す様な
帯状の素材12を、図3或は図4に示す様に円環状に丸
め、直径方向に亙って2層以上重ね合わせて成る。
製芯材であるフック付鉄板13の両面に、軟質材である
膨張黒鉛粒子をプレス成形する事により板状としたもの
を貼着して、上記素材12よりも幅広のシートとし、こ
のシートを任意の幅寸法に切断する事により、上記素材
12とする。尚、この素材12の厚さ寸法Tと幅寸法W
とは、この素材12を組み込んで造られるシールリング
9の断面直径Dに応じて設計的に定めるが、例えば上記
直径Dを3.5〜5mmとする場合、上記厚さ寸法Tを
1.0〜1.6mm程度、上記幅寸法Wを2.5〜4.2
mm程度とする。
に示す様に、造るべきシールリング9の2周分の長さを
有するものを1枚、螺旋状に巻回するか、或は図4に示
す様に、造るべきシールリング9の1周分の長さを有す
るものを2枚、それぞれ円形に丸め、内周側と外周側と
に配置する事により、上述の様に、直径方向に亙って2
層に重ね合わせる。そして、この様に直径方向に亙って
2層以上重ね合わされた充填材9の周囲を、SUS30
4、SUS310S、或はインコネル製で、厚さが0.
2〜0.3mm程度の金属薄板11により巻回する事によ
り、図1に示す様なシールリング9として完成する。
グ9は、例えば図5〜6に示す様に、継手を構成する1
対のフランジ14、15同士の間で挟持する。先ず、図
5に示した構造の場合、一方のフランジ14の側面に形
成した凹溝16に上記シールリング9を、一部がこの凹
溝16から突出する状態で嵌着し、この突出部分に他方
のフランジ15の側面を押し付けている。又、図6に示
した構造の場合、接続すべき管17の端部を、上記一方
のフランジ14の側面から突出させ、この突出部に上記
シールリング9を外嵌すると共に、他方のフランジ15
に形成した傾斜面18により上記シールリング9を、上
記一方のフランジ14の側面並びに上記管17の端部外
周面に押圧している。
に組み込んで使用される、本発明のシールリング9の場
合、特に面倒な加工作業を必要とせず、しかも充填材1
0を造る為の材料の歩留まりを極めて高く出来る為、製
作費の低廉化を図れる。
充填材10は、図2に示す様な帯状の素材12を丸める
事で造られるが、金属製芯材の両面にコンパウンドの層
を形成する事により平板状に造られたシートからこの素
材12を造る場合に生じる廃材は極く少量となる。従っ
て、高価な膨張黒鉛粒子を軟質材として使用した場合で
も、上記シールリング9の製作費が徒に嵩む事はない。
作用方向(図1、5、6の上下方向)と、上記充填材1
0の面方向とが一致している為、この充填材10が変形
し易く、比較的小さな力で上記シールリング9が圧縮さ
れる。この為、十分なシール性能を得る為に、上記シー
ルリング9に加えなければならない荷重が小さくて済
む。
と、前記図9に示す様な従来の渦巻ガスケット1の場
合、上記荷重とシール性(継手部からの気体の漏れ量)
及びシールリングの歪み量(圧縮変形量)との関係が、
図7に破線aで示す様に、前記図10に示す様な従来の
シールリング4の場合、上記荷重とシール性及びシール
リングの歪み量との関係が、同図に鎖線bで示す様に、
それぞれ変化したのに対して、本発明のシールリング9
の場合、上記荷重とシール性及びシールリングの歪み量
との関係が、同図に実線cで示す様に変化した。
のシールリング9によれば、継手部に設けるボルトとナ
ットとの緊締力を特に大きくしなくても、十分なシール
性を得られる。そして、十分な荷重を与えておけば、多
少荷重が低下した場合でも、シール性を確保出来る。
合、予め図2に示す様に帯状に切断された素材12を図
3、4に示す様に丸める他、図8(A)に示す様な矩形
の素材19を同図(B)に示す様に丸めた後、同図
(C)に示す様に、所定の幅寸法に切断して、充填材1
0とする事も出来る。この場合に於いて、上記素材19
を同図(B)に示す様に丸めた状態で、この素材19の
端縁をこの端縁が当接している外周面部分に接着すれ
ば、後に続く切断作業等を容易に行なえる。尚、素材1
2の厚さTが十分に大きい場合には、金属薄板11内に
収める充填材10を1層のみとする事も出来る。
通り構成され作用する為、適当な対圧縮性を有し、優れ
たシール性を有するシールリングを安価に提供出来る。
視図。
シールリングの歪み量との関係を示す線図。
を形成したシート材を切断する事で造られた帯状の素材
を円環状に丸める事により充填材を造り、この充填材の
周囲を金属薄板で巻回する事により全体が円環状のシー
ルリングとする、シールリングの製造方法。
造方法は、例えば自動車用エンジンから排出される排気
を流す為の排気管の継手部分に組み込み、この継手部分
の気密保持を図る為のシールリングを造る為に利用す
る。
は、排気管を含んで構成する排気系を通じて大気中に放
出する。この為の排気系は、車体の前部に設けられるエ
ンジンから車体後部に迄排気を導く様に構成するが、こ
の様な排気系の途中には、複数の継手を設けている。そ
して、これら各継手により、排気系の上流端をエンジン
のエキゾーストマニホールドに接続したり、排気系を構
成する排気管同士を接続したり、更には排気系の途中に
消音器や排気浄化器を接続したりしている。又、この様
に各排気管の端部同士を接続する為の継手には環状のシ
ール材を組み込んで、上記継手を構成する1対のフラン
ジ同士の間の気密保持を図る様にしている。この様に、
継手に組み込むシール材として従来から、例えば実開昭
53−101962号公報には、図9〜10に示す様な
渦巻ガスケットやシールリングが記載されている。
は、SUS304等のステンレス鋼製の帯状金属薄板2
と軟質のコンパウンド層3とが直径方向に亙って交互に
存在する様に、互いに重ね合わされた帯状金属薄板2と
コンパウンド層3を構成する帯状のシート材とを、螺旋
状に巻回する事により構成している。上記帯状金属薄板
2の断面は波形に形成して、この帯状金属薄板2が圧縮
方向の力に基づいて弾性変形し易くし、上記渦巻ガスケ
ット1を1対のフランジ同士の間で挟持した場合に、十
分なシール性を得られる様にしている。
数枚(図10の例では3枚)の充填材5、5の周囲を、
やはりSUS304等の金属薄板6で巻回する事により
構成している。上記各充填材5、5は、それぞれがフッ
ク付鉄板等の金属製芯材の両面に、軟質材製のコンパウ
ンド7、7の層を形成したもので、それぞれをシート材
を円輪状に打ち抜く事により構成している。
継手を構成する1対のフランジ同士の間で挟持した状態
で使用される従来の渦巻ガスケット1やシールリング4
等のシール材は、製作費が嵩む為、より安価なシール材
の実現が望まれている。先ず、図9に示した渦巻ガスケ
ットの場合、幅の狭い帯状金属薄板2を断面波形に形成
し、更にこの帯状金属薄板2を螺旋状に巻く作業が面倒
で、製作費を高くする原因となる。
充填材5、5を造る為のシート材の歩留まりが悪く、や
はり製作費を高くする原因となっている。即ち、円輪状
の充填材5、5を造る場合、図10に示す様に、金属製
芯材の両面にコンパウンド7、7の層を形成する事によ
り平板状に造られたシート材を、プレス機により打ち抜
く事で造る。ところが、充填材5として打ち抜かれた部
分の内側と外側とに、他の用途に利用出来ない、廃材が
生じる。上記シート材に対する、この廃材の割合は相当
に大きく、この結果、充填材5、5を構成する材料の歩
留まりが相当に悪くなり、製作費が嵩む事が避けられな
い。
の場合でも、十分なシール性能を得る為には、渦巻ガス
ケット1やシールリング4を押圧する力を大きくしなけ
ればならない。この為、継手に設けるボルトとナットと
を緊締する為の力が大きくなり、それに伴なってフラン
ジに歪みが生じ、ボルトから離れた部分の押圧力がかえ
って低下する場合がある。更に、温度上昇等によって上
記ボルトが伸び、押圧力が低下した場合には、シール不
良が生じる等、耐久性が必ずしも良くない。本発明のシ
ールリングの製造方法は、上述の様な事情に鑑みて発明
したものである。
製造方法は、金属製芯材の少なくとも片面に軟質材層を
形成したシート材を切断する事で造られた帯状の素材を
円環状に丸める事により充填材を造り、この充填材の周
囲を金属薄板で巻回する事により全体が円環状のシール
リングとする。
造方法によれば、特に面倒な加工作業を必要とせず、し
かも充填材を造る為の材料の歩留まりを極めて高く出来
る為、製作費の低廉化を図れる。又、得られるシールリ
ングの使用時に、このシールリングに加わる力の作用方
向と、上記充填材の面方向とが一致する。従って、比較
的小さな力で上記シールリングが圧縮される。この為、
十分なシール性能を得る為に、上記シールリングに加え
なければならない荷重が小さくて済む。更に、シールリ
ングを挟持するフランジの剛性を低く出来て、このフラ
ンジ及びボルトを含めた締結部のコストダウンを図れ
る。
本発明の製造方法により造られるシールリング9は、充
填材10の周囲を金属薄板11で巻回する事により、断
面が円形で全体を円環状としている。このうちの充填材
10は、図2に示す様な帯状の素材12を、図3或は図
4に示す様に円環状に丸め、直径方向に亙って2層以上
重ね合わせて成る。
製芯材であるフック付鉄板13の両面に、軟質材である
膨張黒鉛粒子をプレス成形する事により板状としたもの
を貼着して、上記素材12よりも幅広のシートとする。
そして、このシートを所定の幅寸法に切断する事によ
り、上記素材12とする。尚、この素材12の厚さ寸法
Tと幅寸法Wとは、この素材12を組み込んで造られる
シールリング9の断面直径Dに応じて設計的に定める
が、例えば上記直径Dを3.5〜5mmとする場合、上記
厚さ寸法Tを1.0〜1.6mm程度、上記幅寸法Wを
2.5〜4.2mm程度とする。
に示す様に、造るべきシールリング9の2周分の長さを
有するものを1枚、螺旋状に巻回するか、或は図4に示
す様に、造るべきシールリング9の1周分の長さを有す
るものを2枚、それぞれ円形に丸め、内周側と外周側と
に配置する事により、上述の様に、直径方向に亙って2
層に重ね合わせる。そして、この様に直径方向に亙って
2層以上重ね合わされた充填材9の周囲を、SUS30
4、SUS310S、或はインコネル製で、厚さが0.
2〜0.3mm程度の金属薄板11で巻回する事により、
図1に示す様なシールリング9として完成する。
るシールリング9は、例えば図5〜6に示す様に、継手
を構成する1対のフランジ14、15同士の間で挟持す
る。先ず、図5に示した構造の場合、一方のフランジ1
4の側面に形成した凹溝16に上記シールリング9を、
一部がこの凹溝16から突出する状態で嵌着し、この突
出部分に他方のフランジ15の側面を押し付けている。
又、図6に示した構造の場合、接続すべき管17の端部
を、上記一方のフランジ14の側面から突出させ、この
突出部に上記シールリング9を外嵌すると共に、他方の
フランジ15に形成した傾斜面18により上記シールリ
ング9を、上記一方のフランジ14の側面並びに上記管
17の端部外周面に押圧している。
に組み込んで使用する、上記シールリング9の場合、特
に面倒な加工作業を必要とせず、しかも充填材10を造
る為の材料の歩留まりを極めて高く出来る為、製作費の
低廉化を図れる。即ち、本発明の製造方法により造るシ
ールリング9を構成する充填材10は、図2に示す様な
帯状の素材12を丸める事で造る。この際、金属製芯材
の両面にコンパウンドの層を形成する事により平板状に
造られたシートから、この素材12を造る場合に生じる
廃材は、極く少量となる。従って、高価な膨張黒鉛粒子
を軟質材として使用した場合でも、上記シールリング9
の製作費が徒に嵩む事はない。
リング9の場合、使用時にこのシールリング9に加わる
力の作用方向(図1、5、6の上下方向)と、上記充填
材10の面方向とが一致する。この為、この充填材10
が変形し易く、比較的小さな力で上記シールリング9が
圧縮される。この為、十分なシール性能を得る為に、上
記シールリング9に加えなければならない荷重が小さく
て済む。
と、前述の図9に示す様な従来の渦巻ガスケット1の場
合、上記荷重とシール性(継手部からの気体の漏れ量)
及びシールリングの歪み量(圧縮変形量)との関係が、
図7に破線aで示す様に、前述の図10に示す様な従来
のシールリング4の場合、上記荷重とシール性及びシー
ルリングの歪み量との関係が、同図に鎖線bで示す様
に、それぞれ変化した。これに対して、本発明の製造方
法により造ったシールリング9の場合には、上記荷重と
シール性及びシールリングの歪み量との関係が、同図に
実線cで示す様に変化した。この図7の記載から明らか
な通り、本発明の製造方法により造ったシールリング9
によれば、継手部に設けるボルトとナットとの緊締力を
特に大きくしなくても、十分なシール性を得られる。そ
して、十分な荷重を与えておけば、多少荷重が低下した
場合でも、シール性を確保出来る。
合、予め図2に示す様に帯状に切断された素材12を図
3、4に示す様に丸める他、図8(A)に示す様な矩形
の素材19を同図(B)に示す様に丸めた後、同図
(C)に示す様に、所定の幅寸法に切断して、充填材1
0とする事も出来る。この場合に於いて、上記素材19
を同図(B)に示す様に丸めた状態で、この素材19の
端縁をこの端縁が当接している外周面部分に接着すれ
ば、後に続く切断作業等を容易に行なえる。尚、素材1
2の厚さTが十分に大きい場合には、金属薄板11内に
収める充填材10を1層のみとする事も出来る。
上に述べた通り構成され作用する為、適当な耐圧縮性を
有し、優れたシール性を有するシールリングを安価に提
供出来る。
視図。
シールリングの歪み量との関係を示す線図。
Claims (1)
- 【請求項1】 金属製芯材の少なくとも片面に軟質材層
を形成したシート材により造られた充填材と、この充填
材の周囲を巻回した金属薄板とにより構成された、全体
が円環状のシールリングに於いて、上記充填材は、上記
シート材を切断する事により造られた帯状の素材を円環
状に丸めて成るものである事を特徴とするシールリン
グ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10249467A JP3128543B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | シールリングの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10249467A JP3128543B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | シールリングの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11132337A true JPH11132337A (ja) | 1999-05-21 |
JP3128543B2 JP3128543B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=17193400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10249467A Expired - Lifetime JP3128543B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | シールリングの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3128543B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101294323B1 (ko) * | 2011-05-27 | 2013-08-07 | 박홍기 | 링시일용 필러 및 이의 제조방법과 상기 필러를 갖는 링시일 |
CN103693516A (zh) * | 2013-12-06 | 2014-04-02 | 中国石油大学(华东) | 柔性石墨金属缠绕式垫片高效缠绕机 |
CN104214344A (zh) * | 2014-09-24 | 2014-12-17 | 成都达城机电设备有限公司 | 增强型石墨密封环 |
-
1998
- 1998-09-03 JP JP10249467A patent/JP3128543B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN103693516A (zh) * | 2013-12-06 | 2014-04-02 | 中国石油大学(华东) | 柔性石墨金属缠绕式垫片高效缠绕机 |
CN103693516B (zh) * | 2013-12-06 | 2015-11-04 | 中国石油大学(华东) | 柔性石墨金属缠绕式垫片高效缠绕机 |
CN104214344A (zh) * | 2014-09-24 | 2014-12-17 | 成都达城机电设备有限公司 | 增强型石墨密封环 |
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---|---|
JP3128543B2 (ja) | 2001-01-29 |
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