JPH06146131A - 流体処理装置 - Google Patents

流体処理装置

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JPH06146131A
JPH06146131A JP29558592A JP29558592A JPH06146131A JP H06146131 A JPH06146131 A JP H06146131A JP 29558592 A JP29558592 A JP 29558592A JP 29558592 A JP29558592 A JP 29558592A JP H06146131 A JPH06146131 A JP H06146131A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 糸条を交絡処理する流体と糸条との遭遇頻度
を高めると共に、交絡処理する糸条が噴射孔から噴出す
る流体の外側への飛び出しを抑制した流体処理装置を提
供する。 【構成】 互いに対向配置される内壁1b,2bを有
し、内壁間に所定間隔(G)をおいて対向配置される第
一及び第二の部材1,2間に、マルチフィラメントから
なる糸条を走行させ、いずれか一方の部材の内壁に開口
する噴射孔から噴出させた流体によりフィラメント相互
を交絡させ、糸条に集束性を付与する流体処理装置。第
一及び第二の部材1,2のそれぞれに、糸条の走行方向
に直交する断面において、互いに対向させて傾斜配置さ
れ、糸処理領域AI を形成する少なくとも一対の噴射孔
1d,2dと、該一対の噴射孔に隣接して各部材に少な
くとも一つ平行に設けられ、流体を糸処理領域側に噴出
させる噴射孔1e,2eを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチフィラメントか
らなる糸条のフィラメント相互を流体の作用により交絡
処理し、糸条に集束性を付与する流体処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】撚りを付与していないマルチフィラメン
トからなる糸条は、集束性に乏しいためにハンドリング
が難しい等の理由から交絡処理が施されている。このよ
うに撚りを付与していない糸条を流体の作用により交絡
処理する流体処理装置としては、米国特許第 3,115,691
号や特開昭61−194242号あるいは特開昭59− 66532号公
報等に開示されたものが知られている。
【0003】これらの処理装置、例えば、米国特許第
3,115,691号公報に開示された流体処理装置は、図11
に示すように、糸条を交絡処理する二つの部材B1,B2
の一方の部材B1 に他方の部材B2 の内壁に向かって互
いに傾斜させた噴射孔P1,P1を設けたり、図12に示
すように、一方の部材B1 に他方の部材B2 の内壁に向
かって流体を噴出する噴射孔P2,P2 を内壁に対して直
交させて平行に設けたものである。そして、部材B1,B
1 間に交絡処理する糸条を走行させると共に、噴射孔P
1,P1 から他方の部材B2 に向けて流体を噴出し、この
流体の作用により糸条に交絡処理を施しており、いずれ
の装置においても、流体を噴出する噴射孔は一方の部材
にしか設けられていなかった。
【0004】また、米国特許第2,985,995 号公報Fig.
3, Fig. 38 には、二つの対向する部材のそれぞれに噴
射孔を設けた流体処理装置が開示されている。これらは
いずれも、対向する噴射孔に互いにその軸線を共有し、
衝突噴流を生ぜしめ、該衝突噴流により走行するマルチ
フィラメントを構成する単糸相互間に交絡を生ぜしめる
ものである。これらの従来装置では、対向する噴射孔の
衝突噴流中に、いかに高い頻度でマルチフィラメントを
曝させるかが効率の良い流体処理装置を得るうえで重要
なポイントであり、糸処理領域を構成する内壁面の幾何
学的形状および実際の寸法関係が重要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した流
体処理装置は、処理される糸条が糸処理領域内を走行し
て噴射孔から噴射された噴射流に曝されるときに交絡処
理される。このため、交絡処理される糸条は、各噴射孔
から噴出する流体と遭遇する頻度を高める必要があり、
この遭遇頻度が糸条の集束性を左右するが、遭遇頻度の
点では必ずしも満足すべきものではなかった。
【0006】また、上記した図11,図12に示す従来
の流体処理装置では、噴射孔から噴出する流体によって
交絡処理される糸条が、2次元的な振動によって噴出す
る流体の外側へ飛び出してしまい、糸条に部分的な交絡
の欠落が発生するという問題があった。さらに、上記衝
突噴流型の従来装置においては、マルチフィラメントを
構成する単糸は、内壁に接触,反射することによって、
衝突噴流に積極的に曝されることになり、部材内壁の材
質や表面処理状態が糸の品質、例えば毛羽,強度,伸度
に大きく影響し、例えばPOYなどの半延伸糸またはタ
イヤコード等の糸質劣化を極力避けたい糸条の製造プロ
セスに対しては不向きであった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、糸条を交絡処理する流体と糸条との遭遇頻度を高め
ると共に、交絡処理する糸条が噴射孔から噴出する流体
の外側への飛び出しを抑制した流体処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本発明者は流体処理装置において、噴射孔か
ら噴出する流体と、この流体によって交絡処理される糸
条との関係について、噴射孔の配置の面から鋭意検討を
加えた。その結果、糸条を交絡処理する噴射孔を、糸条
走行方向にほぼ直交する断面において、互いに対向させ
て傾斜配置させた交絡処理用の噴射孔とすると共に、そ
の両側に糸条方向に向けて流体を噴出する噴射孔を設け
ると、集束性が高まると共に糸条の飛び出しが有効に抑
制できるという事実を見出した。
【0009】本発明は、上記の事実に基づいてなされた
もので、互いに対向配置される内壁を有し、前記内壁間
に所定間隔をおいて対向配置される第一及び第二の部材
間に、マルチフィラメントからなる糸条を走行させ、前
記いずれか一方の部材の内壁に開口する噴射孔から噴出
させた流体によりフィラメント相互を交絡させ、糸条に
集束性を付与する流体処理装置において、前記噴射孔を
第一及び第二の部材のそれぞれに設け、該噴射孔は、前
記糸条の走行方向にほぼ直交する断面において互いに対
向させて傾斜配置される、糸処理領域を形成する少なく
とも一対の噴射孔と、該一対の噴射孔に隣接して各部材
に少なくとも一つの噴射孔が設けられ、かつ、その軸線
は、前記糸処理領域側から計測される角度が前記第一及
び第二の部材の対向する壁面に対して鋭角としたもので
ある。
【0010】本発明の流体処理装置は、図1乃至図3に
示すように、第一の部材1と第二の部材2とをスペーサ
3を介してボルト4,4で、図2に示すように、側面視
コ字形に固定したものである。第一の部材1及び第二の
部材2は、図2に示すように、本体1a,2aにシール
材、例えばOリング5,6を介してノズルプレート1
b,2bをボルト4,7及びボルト4,8により取付け
たもので、本体1a,2aに接続孔1c,2cが、ま
た、ノズルプレート1b,2bには噴射孔1d,2d及
び噴射孔1e,2eが、それぞれ設けられている。
【0011】噴射孔1d,2dは、第一及び第二の部材
1,2の内壁となるノズルプレート1b,2bとの間に
糸処理領域AI を形成するもので、糸条の走行方向にほ
ぼ直交する断面である図2に示すように、ノズルプレー
ト2bに対して角度θ傾斜させると共に、軸線を一致さ
せて対向配置されている。噴射孔1e,2eは、噴射孔
1d,2dに隣接して、糸処理領域AI 側から計測され
る傾斜角度が、第一及び第二の部材1,2の対向する壁
面に対して鋭角であるθ12 に、また、その軸線は相
互に平行に設けられ、それぞれ糸処理領域AI 側に流体
を噴出させる。噴射孔1e,2eは、走行する糸条の2
次元的な振動による糸処理領域AI からの飛び出しを抑
制する。
【0012】上記流体処理装置においては、ノズルプレ
ート1b,2bによって形成される隙間に交絡処理する
糸条を走行させながら、図示しない流体供給源、例え
ば、加圧空気源から接続孔1d,2dに加圧空気を供給
すると、加圧空気は噴射孔1d,2d及び噴射孔1e,
2eを通って、対向するノズルプレート1b,2bに向
けて斜に加圧空気を噴出する。
【0013】これにより、噴射孔1d,2dから噴出す
る加圧空気によって糸条が糸処理領域AI で効果的に交
絡処理されてゆく。このとき、糸条は、2次元的に振動
しながら、噴射孔1d,2dから噴出し、糸処理領域A
I で互いに衝突する加圧空気によって交絡処理される
が、噴射孔1d,2dが傾斜配置されているため、噴出
する加圧空気も傾斜して噴出するので、糸条が加圧空気
を横切る頻度が増加し、高い集束性が付与される。
【0014】また、このとき、糸条は、2次元的に振動
して図2に示す糸処理領域AI の左右方向へ飛び出そう
としても、噴射孔1e,2eから噴出する加圧空気によ
り糸処理領域AI 内へと引き戻され、噴射孔1e,2e
の外側への飛び出しが効果的に抑制される。更に、部材
1,2間の間隔G(図2参照)は、スペーサ3の厚さを
変えることで交絡処理する糸種に応じて種々に変更する
ことができる。
【0015】ここにおいて、噴射孔1d,2dは、少な
くとも1対あればよく、噴射孔1d,2d間のピッチ
は、第一及び第二の部材1,2を対向配置する間隔G及
び交絡処理する糸条によって種々異なる。また、噴射孔
1e,2eも、ノズルプレート1b,2bに少なくとも
一つ設けられていればよい。更に、噴射孔1d,2d及
び噴射孔1e,2eは、例えば、断面円形のものとする
が、これに限られるものではなく、三角形や四角形等の
多角形状としてもよいことはいうまでもない。
【0016】好ましくは、第一及び第二の部材1,2の
内壁となるノズルプレート1b,2bの対向する面は、
糸処理領域AI を形成する主要部を平面とする。このよ
うにすると、噴射孔1d,2dから噴出した加圧空気
は、流れが阻害されることなくノズルプレート1b,2
bの内面に沿って排出される。このため、噴射孔1d,
2dから噴出した加圧空気のエネルギーロスが小さく抑
えられるため、噴出する加圧空気の動圧が交絡処理に有
効に使用される。
【0017】また、好ましくは、噴射孔1d,2d及び
噴射孔1e,2eは、糸条の走行方向に直交する断面に
おいて、図2に示すように、ノズルプレート1b,2b
の対向する面において、糸処理領域AI を形成する主要
部となる面と軸線とのなす角度θ12 を90゜以下に
設定する。このようにすると、交絡処理される糸条が、
噴射孔2dから噴出する加圧空気を横切る頻度が増し、
高い集束性を有する糸条が得られると共に、傾斜してい
る噴射孔1e,2eから噴出する加圧空気の水平方向の
分力により、糸条が糸処理領域AI 方向に吹き寄せら
れ、噴射孔1e,2eの外側への飛び出しが抑制され
る。なお、噴射孔2dに対する噴射孔1e及び噴射孔1
dに対する噴射孔2eの偏位量e1,e2 は、噴射孔1
d,2dの内径をd0 とすると、1.5倍以上6倍以下、
好ましくは2倍以上4倍以下にするのがよい。
【0018】好ましくは、第一及び第二の部材1,2の
ノズルプレート1b,2bに設ける噴射孔1d,2d及
び噴射孔1e,2eは、図4に示すように、糸条の走行
方向における断面において、矢印で示す糸条の走行方向
に対して直交する方向に配置したり、図5及び図6に示
すように、矢印で示した糸条の走行方向に対して傾斜す
る方向に配置する。
【0019】ここにおいて、噴射孔1d,2d及び噴射
孔1e,2eを、糸条の走行方向に対して傾斜する方向
に配置する場合、例えば、図7に示すように、噴射孔1
d,2d及び噴射孔1eを糸条の走行方向に対して後方
へ向けて傾斜させ、噴射孔2eを前方へ向けて傾斜する
ように配置してもよい。このとき、ノズルプレート2b
を上方から見た図8に示すように、噴射孔1d,2d及
び噴射孔1eは、平行に配置され、噴射孔1e,2e
は、互いに交差することなくねじれの関係に配置され
る。噴射孔1d,2d及び噴射孔1e,2eをこのよう
な配置としても、前記と同様に、糸条が加圧空気を横切
る頻度を増すと共に、糸条の飛び出しを抑制できる。
【0020】また、前記とは逆に、図9及び図10に示
すように、噴射孔1d,2d及び噴射孔1eを糸条の走
行方向に対して前方へ向けて傾斜させ、噴射孔2eを後
方へ向けて傾斜するように配置してもよい。このとき、
噴射孔1d,2d及び噴射孔1e,2eは、ノズルプレ
ート2bを上方から見た図10に示すような配置とな
り、前記と同様の効果が得られる。
【0021】
【実施例】
実施例1 ノズルプレート1b,2bの噴射孔1d,2d及び噴射
孔1e,2eが開口する内壁を平面とした図1乃至図3
示す流体処理装置において、噴射孔1d,2d及び噴射
孔1e,2eの直径を1.6mm、隣接する噴射孔1d,
1e及び噴射孔2d,2eの軸線間の距離を5mm、ノ
ズルプレート1b,2b間の間隔Gを2mm、噴射孔1
d,2d及び噴射孔1e,2eのノズルプレート1b,
2bに関する傾斜角度θ12 を60゜に設定し、42
0デニール,72フィラメントからなるナイロン糸条を
糸速1000m/分で走行させ、噴射孔1d,2d及び
噴射孔1e,2eから4kg/cm2 ・Gの加圧空気を
噴出させて交絡処理した。
【0022】その結果、構成するモノフィラメント間に
開繊・交絡が効果的に付与され、1m当たり27〜34
個の強固な交絡を有する高い集束性を備えた糸条が得ら
れると共に、交絡処理に際して糸条が噴射孔1e,2e
の外側へ飛び出すことが効果的に抑制された。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、糸条を交絡処理する流体と糸条との遭遇頻度を
高めると共に、交絡処理に際して糸条が噴射孔から噴出
する流体の外側への飛び出しを効果的に抑制した流体処
理装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体処理装置の斜視図である。
【図2】図1の流体処理装置を断面にして示す正面図で
ある。
【図3】図1の流体処理装置の左側面図である。
【図4】流体処理装置のノズルプレートに設ける各噴射
孔を、糸条走行方向に対して直交させて配置した状態を
示す断面図である。
【図5】流体処理装置のノズルプレートに設ける各噴射
孔を、糸条走行方向に対し後方に向けて傾斜配置した状
態の断面図である。
【図6】流体処理装置のノズルプレートに設ける各噴射
孔を、糸条走行方向に対し前方に向けて傾斜配置した状
態の断面図である。
【図7】流体処理装置のノズルプレートに設ける各噴射
孔を、糸条走行方向に対し後方に向けて傾斜配置する他
の例を示す断面図である。
【図8】図7の状態において第二の部材のノズルプレー
トを上方から見た状態における各噴射孔の配置図であ
る。
【図9】流体処理装置のノズルプレートに設ける噴射孔
を、糸条走行方向に対し前方に向けて傾斜配置する他の
例を示す断面図である。
【図10】図9の状態において第二の部材のノズルプレ
ートを上方から見た状態における各噴射孔の配置図であ
る。
【図11】従来の流体処理装置を示すもので、一方の部
材に設けた噴射孔が傾斜配置されている場合の断面図で
ある。
【図12】従来の流体処理装置を示すもので、一方の部
材に設ける噴射孔を内壁に対して直交させて平行に設け
た場合の断面図である。
【符号の説明】
1 第一の部材 1a 本体 1b ノズルプレート 1c 接続孔 1d 噴射孔 1e 噴射孔 2 第二の部材 2a 本体 2b ノズルプレート 2c 接続孔 2d 噴射孔 2e 噴射孔 3 スペーサ 4,7,8 ボルト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】撚りを付与していないマルチフィラメン
トからなる糸条は、集束性に乏しいためにハンドリング
が難しい等の理由から交絡処理が施されている。このよ
うに撚りを付与していない糸条を流体の作用により交絡
処理する流体処理装置としては、米国特許第 3,115,691
号や特開昭61−194243号あるいは特開昭59− 66532号公
報等に開示されたものが知られている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】その結果、構成するモノフィラメント間に
開繊・交絡が効果的に付与され、1m当たり27〜34
個の強固な交絡を有する高い集束性を備えた糸条が得ら
れると共に、交絡処理に際して糸条が噴射孔1e,2e
の外側へ取り出すことが効果的に抑制された。実施例2 ノズルプレート1b,2bの噴射孔1d,1e及び噴射
孔2d,2eが開口する内面を平面とした図1乃至図3
に示す流体処理装置において、噴射孔1d,1e及び噴
射孔2d,2eの直径を1.0mm、隣接する噴射孔1
d,1e及び噴射孔2d,2eの軸線間の偏位量e1,e
2 (図2参照)を1.5mm、ノズルプレート1b,2b
間の間隔Gを2mm、噴射孔1d,1e及び噴射孔2
d,2eのノズルプレート1b,2bに関する傾斜角度
θ1 ,θ2 を60゜に設定し、300デニール,96フ
ィラメントからなるテトロン糸条を糸速 1,000m/分、
処理張力60g・fで走行させ、噴射孔1d,1e及び
噴射孔2d,2eから2.8kg/cm2・G の加圧空気を噴出
させて交絡処理した。また、比較のため、図11に示す
流体処理装置で300デニール,96フィラメントのテ
トロン糸条を同じ処理条件の下で交絡処理を施した。但
し、交絡処理する加圧空気の量を同じ条件とするため、
加圧空気を6kg/cm2・G で噴出させて交絡処理した。そ
の結果、本実施例の流体処理装置で交絡処理したテトロ
ン糸条は、糸条を構成するモノフィラメント間に開繊・
交絡が効果的に付与され、1m当たり27.0個の交絡部
を有していた。一方、図11に示す流体処理装置で交絡
処理したテトロン糸条は、1m当たり13.5個の交絡部
を有しているだけであった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向配置される内壁を有し、前記
    内壁間に所定間隔をおいて対向配置される第一及び第二
    の部材間に、マルチフィラメントからなる糸条を走行さ
    せ、前記いずれか一方の部材の内壁に開口する噴射孔か
    ら噴出させた流体によりフィラメント相互を交絡させ、
    糸条に集束性を付与する流体処理装置において、前記噴
    射孔を第一及び第二の部材のそれぞれに設け、該噴射孔
    は、前記糸条の走行方向にほぼ直交する断面において互
    いに対向させて傾斜配置される、糸処理領域を形成する
    少なくとも一対の噴射孔と、該一対の噴射孔に隣接して
    各部材に少なくとも一つの噴射孔が設けられ、かつ、そ
    の軸線は、前記糸処理領域側から計測される角度が前記
    第一及び第二の部材の対向する壁面に対して鋭角である
    ことを特徴とする流体処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第一及び第二の部材の内壁は、前記
    糸処理領域を形成する主要部が平面である、請求項1の
    流体処理装置。
  3. 【請求項3】 前記各噴射孔は、前記糸条の走行方向に
    ほぼ直交する断面において、軸線が前記内壁となす角度
    が90゜以下に設定されている、請求項2の流体処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記一対の噴射孔に隣接して各部材に設
    けられた前記少なくとも一つの噴射孔の軸線は、前記一
    対の噴射孔の軸線に平行な軸線である、請求項3の流体
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第一及び第二の部材に設ける噴射孔
    は、前記糸条の走行方向における断面において、当該糸
    条の走行方向に対して直交する方向に配置されている、
    請求項1の流体処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第一及び第二の部材に設ける噴射孔
    は、前記糸条の走行方向における断面において、当該糸
    条の走行方向に対して傾斜する方向に配置されている、
    請求項1の流体処理装置。
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