JP2654747B2 - 多繊糸条交絡装置 - Google Patents
多繊糸条交絡装置Info
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- JP2654747B2 JP2654747B2 JP26032593A JP26032593A JP2654747B2 JP 2654747 B2 JP2654747 B2 JP 2654747B2 JP 26032593 A JP26032593 A JP 26032593A JP 26032593 A JP26032593 A JP 26032593A JP 2654747 B2 JP2654747 B2 JP 2654747B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の糸条を束にして
走行させながら、糸条を互いに絡めるために使用される
多繊糸条交絡装置に関する。
走行させながら、糸条を互いに絡めるために使用される
多繊糸条交絡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、糸導孔内に多繊糸条を走行さ
せ、側方から圧縮空気等の圧縮流体を噴射し、多繊糸条
に交絡を与えるようにした多繊糸条交絡装置が用いられ
ている。
せ、側方から圧縮空気等の圧縮流体を噴射し、多繊糸条
に交絡を与えるようにした多繊糸条交絡装置が用いられ
ている。
【0003】この糸導孔の断面形状については、円形、
楕円、矩形、三角形等のものが従来より知られている。
特に、二等辺三角形のような中心線に関して対称な形状
が良好な結果が得られるとされている。
楕円、矩形、三角形等のものが従来より知られている。
特に、二等辺三角形のような中心線に関して対称な形状
が良好な結果が得られるとされている。
【0004】この二等辺三角形断面の場合、噴射ノズル
は、頂角部に1個、あるいは頂角付近の斜面に2個対称
に設けられる。噴射された流体は、そのまま、あるいは
合流して底面中央部に衝突し、左右に分かれて2個の渦
を形成し、これらの渦のバランスの変動により多繊糸条
に振動を起こし、交絡を与える。
は、頂角部に1個、あるいは頂角付近の斜面に2個対称
に設けられる。噴射された流体は、そのまま、あるいは
合流して底面中央部に衝突し、左右に分かれて2個の渦
を形成し、これらの渦のバランスの変動により多繊糸条
に振動を起こし、交絡を与える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の発明者は、こ
の渦の作用に着目し、より良好に渦を発生させることに
より、より良好な交絡を得ることを目的として、本発明
を完成させたものである。
の渦の作用に着目し、より良好に渦を発生させることに
より、より良好な交絡を得ることを目的として、本発明
を完成させたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に多繊糸
条を走行させる糸導孔と、この糸導孔の壁面に開口し、
圧縮流体を糸導孔内に噴射し、多繊糸条に交絡を与える
噴射ノズルとを有する多繊糸条交絡装置において、糸導
孔の横断面形状が、1の中心線に関して対称となり、こ
の中心線に沿った一方側に、この中心線に関して対称と
なり、かつ圧縮流体を前記中心線の他方側に向く速度成
分を有するよう噴出させる1ないし2以上の噴射ノズル
が設けられ、前記中心線の他方側の糸導孔の壁面が、こ
の中心線に対して直交する平面より、中央部が糸導孔内
に向って膨出する形状となっていることを特徴とする多
繊糸条交絡装置である。
条を走行させる糸導孔と、この糸導孔の壁面に開口し、
圧縮流体を糸導孔内に噴射し、多繊糸条に交絡を与える
噴射ノズルとを有する多繊糸条交絡装置において、糸導
孔の横断面形状が、1の中心線に関して対称となり、こ
の中心線に沿った一方側に、この中心線に関して対称と
なり、かつ圧縮流体を前記中心線の他方側に向く速度成
分を有するよう噴出させる1ないし2以上の噴射ノズル
が設けられ、前記中心線の他方側の糸導孔の壁面が、こ
の中心線に対して直交する平面より、中央部が糸導孔内
に向って膨出する形状となっていることを特徴とする多
繊糸条交絡装置である。
【0007】本発明は、適当な態様として、内部に多繊
糸条を走行させる糸導孔と、この糸導孔の壁面に開口
し、圧縮流体を糸導孔内に噴射し、多繊糸条に交絡を与
える噴射ノズルとを有する多繊糸条交絡装置において、
糸導孔の横断面形状が、略二等辺三角形状となり、この
二等辺三角形の頂角又はその付近に、対称中心線に沿っ
た1の、又はこの中心線に関して対称な2の、圧縮流体
を前記中心線の底面側に向く速度成分を有するよう噴出
させる噴射ノズルが設けられ、前記三角形の底面となる
糸導孔の壁面が、この中心線に対して直交する平面よ
り、中央部が糸導孔内に向って膨出する円弧状または三
角形状となっていることを特徴とする多繊糸条交絡装置
を包含する。
糸条を走行させる糸導孔と、この糸導孔の壁面に開口
し、圧縮流体を糸導孔内に噴射し、多繊糸条に交絡を与
える噴射ノズルとを有する多繊糸条交絡装置において、
糸導孔の横断面形状が、略二等辺三角形状となり、この
二等辺三角形の頂角又はその付近に、対称中心線に沿っ
た1の、又はこの中心線に関して対称な2の、圧縮流体
を前記中心線の底面側に向く速度成分を有するよう噴出
させる噴射ノズルが設けられ、前記三角形の底面となる
糸導孔の壁面が、この中心線に対して直交する平面よ
り、中央部が糸導孔内に向って膨出する円弧状または三
角形状となっていることを特徴とする多繊糸条交絡装置
を包含する。
【0008】
【作用】本発明は、上記構成であるから、噴射された流
体は、そのまま、あるいは合流して壁面中央部に衝突
し、左右に分かれて2個の渦を形成する際、壁面の中央
部が膨出していることにより、この渦が効率的に生成さ
れる。このため、この渦による交絡も良好に生じる。
体は、そのまま、あるいは合流して壁面中央部に衝突
し、左右に分かれて2個の渦を形成する際、壁面の中央
部が膨出していることにより、この渦が効率的に生成さ
れる。このため、この渦による交絡も良好に生じる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例により具体的
に説明する。
に説明する。
【0010】図1〜3は、第1実施例の多繊糸条交絡装
置10を示す。この装置10において、糸導孔11は、
その横断面形状が略二等辺三角形状となり、特に、この
図示例では略正三角形状となり、その対称中心線12
は、図3中、水平に延びている。この糸導孔11の頂角
部には、多繊糸条13を糸導孔内に導入するためのスリ
ット14が連なっている。
置10を示す。この装置10において、糸導孔11は、
その横断面形状が略二等辺三角形状となり、特に、この
図示例では略正三角形状となり、その対称中心線12
は、図3中、水平に延びている。この糸導孔11の頂角
部には、多繊糸条13を糸導孔内に導入するためのスリ
ット14が連なっている。
【0011】噴射ノズル15,15’は、糸導孔の三角
形の頂角付近の斜面に開口する円形断面細孔よりなり、
中心線12に関して対称に設けられ、この装置に接続さ
れるパイプ(図示しない)から圧縮空気を受け入れ、糸
導孔11の中心部に向けて噴射する。なお、これらの両
噴射ノズル15,15’間の角度Aは、180度以下で
あれば任意であるが、概ね10ないし120度程度が適
当であり、図示例では30度である。
形の頂角付近の斜面に開口する円形断面細孔よりなり、
中心線12に関して対称に設けられ、この装置に接続さ
れるパイプ(図示しない)から圧縮空気を受け入れ、糸
導孔11の中心部に向けて噴射する。なお、これらの両
噴射ノズル15,15’間の角度Aは、180度以下で
あれば任意であるが、概ね10ないし120度程度が適
当であり、図示例では30度である。
【0012】中心線12の三角形の底面となる糸導孔1
1の壁面16は、この中心線12に対して直交する平面
より、中央部が糸導孔11内に向って膨出する円弧状と
なっている。この円弧の曲率半径は、中央部の平面から
の突出量が、この壁面16の幅すなわち糸導孔の三角形
の底面長さの3〜30パーセント程度となるよう設定さ
れる。最適量は実験的に定めるとよいが、この図示例で
は、約12パーセントとされている。
1の壁面16は、この中心線12に対して直交する平面
より、中央部が糸導孔11内に向って膨出する円弧状と
なっている。この円弧の曲率半径は、中央部の平面から
の突出量が、この壁面16の幅すなわち糸導孔の三角形
の底面長さの3〜30パーセント程度となるよう設定さ
れる。最適量は実験的に定めるとよいが、この図示例で
は、約12パーセントとされている。
【0013】図4は、第2実施例の多繊糸条交絡装置2
0を示す。この装置20において、糸導孔21は、その
横断面形状が略二等辺三角形状となり、特に、この図示
例では略正三角形状となっている。対称中心線22、多
繊糸条23、スリット24、噴射ノズル25,25’
は、前記例と同様である。
0を示す。この装置20において、糸導孔21は、その
横断面形状が略二等辺三角形状となり、特に、この図示
例では略正三角形状となっている。対称中心線22、多
繊糸条23、スリット24、噴射ノズル25,25’
は、前記例と同様である。
【0014】中心線22の三角形の底面となる糸導孔2
1の壁面26は、この中心線22に対して直交する平面
より、中央部が糸導孔21内に向って膨出する三角形状
となっている。この三角形は、中央部の平面からの突出
量が、この壁面26の幅すなわち糸導孔の三角形の底面
長さの3〜30パーセント程度となるよう設定される。
最適量は実験的に定めるとよいが、この図示例では、約
12パーセント、すなわちこの三角形の頂角Bが160
度とされている。
1の壁面26は、この中心線22に対して直交する平面
より、中央部が糸導孔21内に向って膨出する三角形状
となっている。この三角形は、中央部の平面からの突出
量が、この壁面26の幅すなわち糸導孔の三角形の底面
長さの3〜30パーセント程度となるよう設定される。
最適量は実験的に定めるとよいが、この図示例では、約
12パーセント、すなわちこの三角形の頂角Bが160
度とされている。
【0015】図5は、第3実施例の多繊糸条交絡装置3
0を示す。この装置30において、糸導孔31は、その
横断面形状が略二等辺三角形状となり、特に、この図示
例では略正三角形状となり、その対称中心線32は、図
中、水平に延びている。この糸導孔31の頂角部には、
多繊糸条33を糸導孔内に導入するためのスリット34
が連なっている。
0を示す。この装置30において、糸導孔31は、その
横断面形状が略二等辺三角形状となり、特に、この図示
例では略正三角形状となり、その対称中心線32は、図
中、水平に延びている。この糸導孔31の頂角部には、
多繊糸条33を糸導孔内に導入するためのスリット34
が連なっている。
【0016】噴射ノズル35は、糸導孔の三角形の頂角
部に開口する円形断面細孔よりなり、中心線32に沿っ
て設けられ、この装置に接続されるパイプ(図示しな
い)から圧縮空気を受け入れ、糸導孔31の中心部に向
けて噴射する。
部に開口する円形断面細孔よりなり、中心線32に沿っ
て設けられ、この装置に接続されるパイプ(図示しな
い)から圧縮空気を受け入れ、糸導孔31の中心部に向
けて噴射する。
【0017】中心線32の三角形の底面となる糸導孔3
1の壁面36は、前記第1実施例と同様の円弧状となっ
ている。
1の壁面36は、前記第1実施例と同様の円弧状となっ
ている。
【0018】上記各例は、糸導孔がいずれも三角形状で
あるが、中心線に関して対称な形状であれば、他の任意
の形状とすることができる。また、噴射ノズルの数も、
1又は2とすることが実用上便利であるが、3以上とす
ることも可能である。さらに、壁面を膨出させる形状に
ついても、上記の円弧状、三角形状のほか、壁面の全幅
ではなく中央部のみに円弧状、三角形状の膨出部を設け
るもの等、各種のものが考えられる。
あるが、中心線に関して対称な形状であれば、他の任意
の形状とすることができる。また、噴射ノズルの数も、
1又は2とすることが実用上便利であるが、3以上とす
ることも可能である。さらに、壁面を膨出させる形状に
ついても、上記の円弧状、三角形状のほか、壁面の全幅
ではなく中央部のみに円弧状、三角形状の膨出部を設け
るもの等、各種のものが考えられる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上述のように、噴射された流
体が壁面中央部に衝突し、左右に分かれて2個の渦を形
成するものであり、この壁面の中央部が膨出した形状と
なっているので、渦が効率的に生成され、このため、こ
の渦に多繊糸条により効率的に交絡を与えることができ
る。したがって、圧縮流体の圧力を低減させて低コスト
化を図ること、あるいは交絡をより多く生じさせて多繊
糸条の品質向上を図ることができる。
体が壁面中央部に衝突し、左右に分かれて2個の渦を形
成するものであり、この壁面の中央部が膨出した形状と
なっているので、渦が効率的に生成され、このため、こ
の渦に多繊糸条により効率的に交絡を与えることができ
る。したがって、圧縮流体の圧力を低減させて低コスト
化を図ること、あるいは交絡をより多く生じさせて多繊
糸条の品質向上を図ることができる。
【0020】
【試験結果】以下、本発明の作用効果を実証するため行
なった試験について述べる。
なった試験について述べる。
【0021】(1)試験に使用した交絡装置 試験は、上記交絡装置10、20及び図6に示す比較例
交絡装置40について行なった。
交絡装置40について行なった。
【0022】交絡装置10は、上述の通り図1〜3に示
す第1実施例のものであり、糸導孔11は、一辺が2.
8mmの正三角形状、噴射ノズルは直径1mmの円形、
壁面16の中央部膨出量は0.32mm(幅に対する割
合は約12パーセント)、糸導孔11の長さ(装置の奥
行)は12.7mmである。
す第1実施例のものであり、糸導孔11は、一辺が2.
8mmの正三角形状、噴射ノズルは直径1mmの円形、
壁面16の中央部膨出量は0.32mm(幅に対する割
合は約12パーセント)、糸導孔11の長さ(装置の奥
行)は12.7mmである。
【0023】交絡装置20は、上述の通り図4に示す第
2実施例のものであり、糸導孔11は、一辺が2.8m
mの正三角形状、噴射ノズルは直径1mmの円形、壁面
16の中央部膨出量は0.32mm(幅に対する割合は
約12パーセント)、糸導孔11の長さ(装置の奥行)
は12.7mmである。すなわち、これらの寸法は全て
交絡装置10と同一である。
2実施例のものであり、糸導孔11は、一辺が2.8m
mの正三角形状、噴射ノズルは直径1mmの円形、壁面
16の中央部膨出量は0.32mm(幅に対する割合は
約12パーセント)、糸導孔11の長さ(装置の奥行)
は12.7mmである。すなわち、これらの寸法は全て
交絡装置10と同一である。
【0024】比較例の交絡装置40は、図6に示す構成
であり、上記第1、第2実施例の壁面の膨出部を除いた
だけで、他はすべて同一の構成、寸法である。すなわ
ち、糸導孔41は、一辺が2.8mmの正三角形状、噴
射ノズル45,45’は、直径1mmの円形で、中心線
42に対して対称で、互いの角度Cが30度となり、糸
導孔41の中心部に向いている。流体が噴射され衝突す
る壁面46は平面状であり、糸導孔41の長さは12.
7mmである。
であり、上記第1、第2実施例の壁面の膨出部を除いた
だけで、他はすべて同一の構成、寸法である。すなわ
ち、糸導孔41は、一辺が2.8mmの正三角形状、噴
射ノズル45,45’は、直径1mmの円形で、中心線
42に対して対称で、互いの角度Cが30度となり、糸
導孔41の中心部に向いている。流体が噴射され衝突す
る壁面46は平面状であり、糸導孔41の長さは12.
7mmである。
【0025】(2)試験条件 試験条件は次の通りである。 糸: ナイロン半延仲糸、糸条36本束、55デニ
ール(全体で) 糸速: 2000m/分 糸張力: 12g
ール(全体で) 糸速: 2000m/分 糸張力: 12g
【0026】(3)試験方法 上記交絡装置を各5個用意し、それぞれについて、圧縮
空気圧力を2.0、2.5、3.0Kg/cm2・Gと
して、作動させる。製品糸条から適宜間隔を置いて5箇
所から長さ1mの試料を取り出す。各試料の交絡数を計
数し、I/L値(単位長さ当り交絡数)を得る。
空気圧力を2.0、2.5、3.0Kg/cm2・Gと
して、作動させる。製品糸条から適宜間隔を置いて5箇
所から長さ1mの試料を取り出す。各試料の交絡数を計
数し、I/L値(単位長さ当り交絡数)を得る。
【0027】(4)結果 試験結果は次表の通りである
【0028】
【表1】
【0029】この表の総平均について、グラフにより表
すと、図7に示すようになる。
すと、図7に示すようになる。
【0030】以上から、本発明の交絡装置10及び20
は、比較例の交絡装置40に比べて、I/L値が優れて
いることが明らかとなった。
は、比較例の交絡装置40に比べて、I/L値が優れて
いることが明らかとなった。
【図1】本発明の第1実施例の正断面図である。
【図2】同例の右側面図である。
【図3】同例の要部拡大正断面図である。
【図4】本発明の第2実施例の要部拡大正断面図であ
る。
る。
【図5】本発明の第3実施例の要部拡大正断面図であ
る。
る。
【図6】比較例の要部拡大正断面図である。
【図7】本発明の試験結果を示すグラフである。
10,20,30,40…多繊糸条交絡装置、11,2
1,31,41…糸導孔、12,22,32,42…中
心線、13,23,33,43…多繊糸条、14,2
4,34,44…スリット、15,15’,25,2
5’,35,45,45’…噴射ノズル、16,26,
36,46…壁面。
1,31,41…糸導孔、12,22,32,42…中
心線、13,23,33,43…多繊糸条、14,2
4,34,44…スリット、15,15’,25,2
5’,35,45,45’…噴射ノズル、16,26,
36,46…壁面。
Claims (2)
- 【請求項1】 内部に多繊糸条を走行させる糸導孔と、
この糸導孔の壁面に開口し、圧縮流体を糸導孔内に噴射
し、多繊糸条に交絡を与える噴射ノズルとを有する多繊
糸条交絡装置において、 糸導孔の横断面形状が、1の中心線に関して対称とな
り、 この中心線に沿った一方側に、この中心線に関して対称
となり、かつ圧縮流体を前記中心線の他方側に向く速度
成分を有するよう噴出させる1ないし2以上の噴射ノズ
ルが設けられ、 前記中心線の他方側の糸導孔の壁面が、この中心線に対
して直交する平面より、中央部が糸導孔内に向って膨出
する形状となっていることを特徴とする多繊糸条交絡装
置。 - 【請求項2】 内部に多繊糸条を走行させる糸導孔と、
この糸導孔の壁面に開口し、圧縮流体を糸導孔内に噴射
し、多繊糸条に交絡を与える噴射ノズルとを有する多繊
糸条交絡装置において、 糸導孔の横断面形状が、略二等辺三角形状となり、 この二等辺三角形の頂角又はその付近に、対称中心線に
沿った1の、又はこの中心線に関して対称な2の、圧縮
流体を前記中心線の底面側に向く速度成分を有するよう
噴出させる噴射ノズルが設けられ、 前記三角形の底面となる糸導孔の壁面が、この中心線に
対して直交する平面より、中央部が糸導孔内に向って膨
出する円弧状または三角形状となっていることを特徴と
する多繊糸条交絡装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26032593A JP2654747B2 (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 多繊糸条交絡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26032593A JP2654747B2 (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 多繊糸条交絡装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0782628A JPH0782628A (ja) | 1995-03-28 |
JP2654747B2 true JP2654747B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=17346446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26032593A Expired - Fee Related JP2654747B2 (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 多繊糸条交絡装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2654747B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI301518B (en) * | 2004-06-30 | 2008-10-01 | Oerlikon Heberlein Temco Wattwil Ag | Device and process for the treatment of filament yarn |
JP5604080B2 (ja) * | 2009-10-26 | 2014-10-08 | Tmtマシナリー株式会社 | 糸条交絡装置 |
-
1993
- 1993-09-10 JP JP26032593A patent/JP2654747B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0782628A (ja) | 1995-03-28 |
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Date | Code | Title | Description |
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