JPH061459A - 原稿自動送り装置 - Google Patents

原稿自動送り装置

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JPH061459A
JPH061459A JP18607792A JP18607792A JPH061459A JP H061459 A JPH061459 A JP H061459A JP 18607792 A JP18607792 A JP 18607792A JP 18607792 A JP18607792 A JP 18607792A JP H061459 A JPH061459 A JP H061459A
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JP18607792A
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Inventor
Masaki Naito
雅貴 内藤
Masahiro Kikuchi
政宏 菊地
Yoshihiko Kitahara
義彦 北原
Masaaki Sato
正昭 佐藤
Katsuaki Hirai
克明 平井
Kazuhiro Aoki
和弘 青木
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】斜行が生じないように原稿を押えるようにす
る。 【構成】原稿押え板9下面の各給紙ローラ10,10と
の対向部に凸部9A,9Bを設け、原稿押え板9を各凸
部9A,9Bを介して給紙トレイ6上の原稿40に接触
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
画像形成装置、同画像形成装置に備えられる原稿自動送
り装置、詳細には同原稿自動送り装置の原稿押え装置及
びこの原稿送り装置を備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
〈従来の技術1〉図11に、画像形成装置(複写機)1
に備えられた従来例(従来例1)の原稿自動送り装置2
の構成を示す。
【0003】送り装置本体3の略中央に上下方向に揺動
可能な原稿載置トレイ5が設置されており、この原稿載
置トレイ5上に複写のための原稿を積載する。
【0004】原稿載置トレイ5上に積載された原稿は給
紙トレイ6部分に設置された原稿ストッパ7により下流
へ移動が阻止されている。
【0005】原稿ストッパ7は画像形成装置1の複写開
始スイッチがオンすると、不図示の電磁ソレノイド等に
より給紙トレイ6下に退避して原稿の給紙を可能とする
態勢になる。
【0006】また、原稿ストッパ7が給紙トレイ6下に
退避すると同時に後述する原稿押え装置22が動作し、
その原稿押え板9が降下して給紙トレイ6上の原稿を所
定圧で押える。
【0007】この後、給紙トレイ6下に配置された半月
状の給紙ローラ10が反時計方向に回転して、給紙トレ
イ6上の原稿を最下紙から順に1枚ずつ給紙する。
【0008】給紙ローラ10により給紙された原稿は原
稿分離装置11を通過してその下流に配置されたレジス
トローラ対12に送られ、ここで斜行矯正された後、こ
のレジストローラ対12及び搬送ベルト13によって画
像形成装置1のプラテンガラス15上の所定の位置まで
送られる。
【0009】原稿分離装置11は、反時計方向に回転す
るフィードローラ11Aと、時計方向に回転するリター
ドベルト11Bとからなり、給紙ローラ10により複数
枚の原稿が給紙されると、リタードベルト11Bが最下
紙以外の原稿を給紙トレイ6上に戻すようになってい
る。
【0010】画像形成装置1においてプラテンガラス1
5上の原稿に対して所定枚数の複写動作を終えると、プ
ラテンガラス15上の原稿は原稿搬送ベルト13によっ
て矢印A,B方向のいずれかに排出される。この原稿の
排出方向は原稿サイズや複写モード等により決定され
る。
【0011】搬送ベルト13により矢印A方向に送られ
た原稿は、更に搬送ローラ対16,17によって送られ
た後、排紙ローラ対19によって想像線位置に降下した
原稿載置トレイ5上に排紙される。
【0012】一方、搬送ベルト13により矢印B方向に
送られた原稿は、更に大径ローラ20によって送られた
後、排紙ローラ対21によって実線位置にある原稿載置
トレイ5上に排紙される。
【0013】図12は原稿押え装置22の構成を示す。
【0014】本原稿押え装置22において、原稿押え板
9は、支軸23を中心に上下方向に揺動可能に設けられ
たフレーム25に対して、左右の支軸26,27(一方
は図示せず)を中心に上下方向に回転可能に取り付けら
れている。
【0015】このような原稿押え板9は、フレーム25
に対して、レバー29、リンク30を介して連結された
電磁ソレノイド31により駆動されるようになってい
る。
【0016】レバー29は中央の支軸32を中心に上下
方向に回転可能である。このレバー29の一端はU字状
溝29Aを介してフレーム25のピン25Aに係合して
いる。
【0017】リンク30の両端は電磁ソレノイド31の
プランジャ31Aとレバー29の他端にピン33,35
を介して回転可能に連結されている。
【0018】上下方向に揺動可能なフレーム36とピン
25Aとの間には、フレーム25用の復帰ばね(コイル
スプリング)37が介装されている。また、フレーム2
5と原稿押え板9との間には、原稿押え板9用の復帰ば
ね(コイルスプリング)39が介装されている。
【0019】今、画像形成装置1の複写開始スイッチが
オンすると、図12の状態にある原稿押え装置22は動
作態勢に入り、電磁ソレノイド31への通電が行われ
る。
【0020】これにより、図13のように、電磁ソレノ
イド31のプランジャ31Aが縮小方向(矢印方向)に
移動して、レバー29が下方向(矢印方向)に回転し、
フレーム25が復帰ばね27に抗して下方向(矢印方
向)に揺動する。
【0021】フレーム25の揺動がある程度進むと、フ
レーム25と一体的に揺動する原稿押え板9の下端面が
給紙トレイ6上の原稿40と接触し(図13の状態)、
これ以降、原稿押え板9はフレーム25の揺動に追随し
つつ、支軸26,27を中心に下方(矢印方向)に回転
し、降下する。
【0022】電磁ソレノイド31のプランジャ31が図
14のように吸着状態になると、原稿押え板9は給紙ト
レイ6と平行する状態になり、その全体で給紙トレイ6
上の原稿40を所定圧で押える。
【0023】電磁ソレノイド31への通電を停止する
と、プランジャ31Aの吸着状態が解かれ、フレーム2
5及び原稿押え板9は復帰ばね37,39の働きにより
図12の状態に戻る。
【0024】図16は上記従来例1の原稿自動送り装置
2を備えた画像形成装置1の構成例を示す。
【0025】同図において、符号50は上段カセットで
あって、同カセット50内のシート材Pは不図示の分離
爪と給送ローラ51の作用によって1枚ずつ分離給送さ
れてレジストローラ対52に導かれる。
【0026】符号53は下段カセットであって、同カセ
ット53内のシート材Pは不図示の分離爪と給送ローラ
55の作用によって1枚ずつ分離給送されてレジストロ
ーラ対52に導かれる。
【0027】符号57は手差しガイドであって、同手差
しガイド57上に1枚ずつ載置されたシート材Pは給送
ローラ対59によってレジストローラ対52に導かれ
る。
【0028】符号61は給紙デッキであって、不図示の
モータ等により昇降する中板62を備えている。同中板
62上に積載されたシート材Pは給送ローラ63と不図
示の分離爪の作用によって1枚ずつ分離給送されて搬送
ローラ対65に導かれる。
【0029】符号66は感光ドラムを、符号67は画像
読み取り光学系を、符号69は現像器を、符号70は転
写帯電器を、符号71は分離帯電器をそれぞれ示してお
り、これらにより画像形成部72を構成している。
【0030】符号73は画像形成部72において画像形
成されたシート材Pを下流へ搬送するための搬送ベル
ト、符号75は搬送ベルト73で搬送されたシート材P
のトナー画像を定着させるための定着装置、符号76は
定着装置75を通過したシート材Pを下流へ搬送する搬
送ローラである。
【0031】定着後のシート材Pは、フラッパ77によ
って排出ローラ79に導かれ、ソータ80内に送られ
る。
【0032】ソータ80は、ノンソートトレイ81、ソ
ートビントレイ82、ノンソートトレイ排出ローラ8
3、ソートビントレイ排出ローラ85をそれぞれ有して
おり、ノンソートトレイ81とソートビントレイ82が
昇降してシート材Pを1段ずつ区分けする。このソータ
80に代わって排出トレイを装着する場合もある。
【0033】原稿自動送り装置2によりプラテンガラス
15上に配置された1枚の原稿に対して、設定されたコ
ピー枚数に応じて、感光ドラム66上に画像読取り光学
系67で読み取られた画像が形成され、コピー枚数分の
シート材Pがカセット50,53、給紙デッキ61の何
れかから、原稿画像が感光ドラム66上に形成される毎
に給送される。感光ドラム66上の画像とシート材Pの
位置合せは、レジストローラ対52により行われる。
【0034】設定枚数のコピーを終えると、その原稿
は、プラテンガラス15上から排出され、次の原稿がプ
ラテンガラス15上に位置決めされる。以下、同様の動
作を繰り返す。
【0035】符号86は中間トレイであり、シート材P
の両面に画像を形成する場合(両面コピー)、あるいは
シート材Pの片面に重ねて画像を形成する場合(多重コ
ピー)、1度画像が形成されたシート材Pをストックす
るためのものである。
【0036】符号87は中間トレイ86にシート材Sを
搬送するための搬送ローラ対、符号90,91は中間ト
レイ86にシート材Pを搬送するための搬送ベルトであ
る。
【0037】両面コピーの場合には、パス92を通って
中間トレイ86にシート材Pを導く。このとき、シート
材Pは画像面が上を向いている。また、多重コピーの場
合には、パス93を通って中間トレイ86にシート材P
を導く。このとき、シート材Pは画像面が下を向いてい
る。なお、パス92,93はフラッパ95で切り換えら
れる。
【0038】中間トレイ86に積載されたシート材P
は、補助ローラ96,97及び正逆転分離ローラ対99
の作用によって下方から1枚ずつ分離されて再給送され
る。
【0039】中間トレイ86から再給送されたシート材
Pは、搬送ローラ対100,101,102,65及び
レジストローラ対52を介して画像形成部72へ導かれ
る。
【0040】例えば両面コピーの場合、原稿自動送り装
置2によりプラテンガラス15上に配置された1枚の原
稿に対して設定されている枚数分のコピーがカセット5
0等から給送されたシート材Pの片面になされ、それら
のシート材Pは順次パス92を通って中間トレイ86に
積載される。設定枚数のコピーを終えると、原稿自動送
り装置2がプラテンガラス15上の原稿の表裏を反転さ
せて再びプラテンガラス15上に導き、この原稿画像を
画像形成読取り光学系67がコピー枚数分だけ読み取
る。そして、読み取られた画像は、読み取り毎に中間ト
レイ86から再給送されたシート材Pの反対面にコピー
される。このようにして両面コピーを終えたシート材P
はソータ80によってページ順に分類される。
【0041】なお、原稿を自動原稿送り装置2によって
一巡させる毎にコピーを1組だけ作成する方法もある。
この方法によれば、複数部のコピーを作成する場合で
も、ページ順の揃ったコピー群が順に得られるので、本
例のようにソータ80がなくても必要な部数のコピーを
区分けして得られる。
【0042】この方法で両面コピーをするときは、1枚
の原稿の両面を続けて読み取ってシート材Pの表裏に続
けてコピーして排出し、その後、次の原稿の両面につい
ても同様にして、このことを何度も繰り返せば区分けさ
れた両面コピー群が得られる。 〈従来の技術2〉図25に、画像形成装置(複写機)1
10に備えられた従来例(従来例2)の原稿自動送り装
置111の構成を示す。
【0043】本原稿自動送り装置111において、原稿
載置トレイ112上に積載された原稿は反時計方向に回
転する半月状の給紙ローラ113によって原稿分離装置
(原稿分離手段)115に送られる。そして、この原稿
分離装置115によって1枚ずつ分離されると、原稿搬
送ローラ対116に送られ、更に搬送ベルト117によ
って画像形成装置110のプラテンガラス119上の所
定の位置まで送られるようになっている。
【0044】原稿分離装置115は、反時計方向に回転
するフィードローラ115Aと、時計方向に回転するリ
タードベルト115Bとからなり、給紙ローラ113に
より複数枚の原稿が給紙されると、リタードベルト11
5Bが最下紙以外の原稿を給紙トレイ112A上に戻す
ようになっている。
【0045】原稿搬送ローラ対116は、時計方向に回
転する大径駆動ローラ116Aと、この大径駆動ローラ
116Aに接触して従動回転するレジストローラ116
Bとからなり、原稿分離装置115から送られた原稿を
斜行矯正して下流へ送る。
【0046】搬送ベルト117は、駆動ローラ117A
と従動ローラ117Bとに巻き掛けられており、かつ、
複数のベルト押えコロ117Cによってプラテンガラス
119に密着している。
【0047】この搬送ベルト117は、駆動ローラ11
7の回転方向を変えることにより、時計方向と反時計方
向に回転移動するようになっている。原稿をプラテンガ
ラス119上に位置決めするときは反時計方向に回転移
動し、プラテンガラス119上の原稿を排出するときは
時計方向に回転移動する。
【0048】搬送ベルト117を時計方向に回転移動さ
せると、プラテンガラス119上の原稿は排紙補助台1
20を通って排紙パス121に入り、時計方向に回転し
ている大径駆動ローラ116Aと、これに接触して従動
回転している従動コロ122,123によって搬送され
た後、排紙ローラ対125によって原稿載置トレイ11
2上に排紙される。
【0049】原稿載置トレイ112上に積載された原稿
は給紙トレイ112A部分に設置された原稿ストッパ1
26により下流への移動が阻止されている。そして、画
像形成装置110の複写開始スイッチがオンすると、原
稿ストッパ126は不図示の電磁ソレノイド等により給
紙トレイ112A下に退避して原稿の給紙を可能とする
態勢となる。
【0050】原稿載置トレイ112上に原稿が載置され
ている場合、給紙トレイ112A部分に設置されている
第1の原稿検知センサ(透過型光センサ)127が原稿
載置トレイ112上の原稿を検知する。
【0051】原稿載置トレイ112上には、不図示のリ
サイクルモータによって原稿上に載置されるリサイクル
レバー129と、このリサイクルレバー129を原稿後
端が抜けると原稿載置トレイ112上に原稿がないこと
を検知するリサイクルセンサ130が設置されており、
これらによって原稿載置トレイ112上の全原稿がプラ
テンガラス119上に一巡したか否かを検知するように
なっている。
【0052】原稿搬送ローラ対116のニップ部を斜行
矯正後の原稿が通過すると、第2の原稿検知センサ(透
過型光センサ)131がこれを検知する。
【0053】原稿分離装置115と原稿搬送ローラ対1
16の間には原稿パスを切り換えるためのフラッパ13
2が設置されている。このフラッパ132は不図示のフ
ラッパソレノイドによって駆動され、原稿排紙時には実
線図示の位置に切り換えられ、原稿反転時には点線図示
の位置に切り換えられる。
【0054】このような従来例2の原稿自動送り装置1
11における原稿搬送ローラ対116の大径駆動ローラ
116Aとレジストローラ116Bは位置固定されてお
り、両者の接触圧は一定とされている。
【0055】なお、上記従来例2の原稿自動送り装置1
11を備えた画像形成装置110の構成は、上記従来の
技術1で示した画像形成装置1の構成(図16)と同様
になっている。 〈従来の技術3〉図31に、画像形成装置(複写機)1
40に備えられた従来例(従来例3)の原稿自動送り装
置141の構成を示す。
【0056】本原稿自動送り装置141は、原稿142
を積載する載置手段143と、原稿142を分離する分
離手段145,146,147,149と、分離された
原稿142を読み取り部(プラテンガラス)150まで
運ぶ搬送手段151,152,153と、から構成され
ている。このうち搬送手段151,152はローラ対に
よって構成され、搬送手段153は読み取り部150に
対向して配設される幅広の搬送ベルト(無端ベルト)で
構成されることが多い。
【0057】搬送ベルト153は、駆動ローラ155と
従動ローラ156との間に巻き掛けられ、かつ複数の押
圧コロ157で読み取り部150に所定圧で密着してい
る。そして、この搬送ベルト153を反時計方向に回転
移動させることで原稿142を読み取り部150の所定
位置まで搬送し、搬送ベルト153を時計方向に回転移
動させることで読み取り部150上の原稿142を外部
に排出させている。
【0058】なお、上記従来例3の原稿自動送り装置1
41を備えた画像形成装置140の構成は、上記従来の
技術1で示した画像形成装置1の構成(図16)と同様
になっている。
【0059】
【発明が解決しようとする課題】
〈第1の発明乃至第8の発明の課題〉ところが、上記従
来の技術1で示した従来例1の原稿自動送り装置2にお
いては、原稿押え装置22の原稿押え板9によって押え
られた原稿40を給紙ローラ10が給紙するとき、原稿
40を押える原稿押え板9の圧力が不均一な状態にある
と斜行が発生する。
【0060】このため、原稿押え板9の全体で給紙トレ
イ6上の原稿40を押えるようにしている従来の原稿押
え装置22においては、原稿押え板9と給紙トレイ6と
の間の平行度を高くしなくてはならない。
【0061】しかし、板金加工品である原稿押え板9と
給紙トレイ6とに平行状態を得るための平面度等を求め
ることは難しく、このことから、従来の原稿押え装置2
2の原稿押え板9には、図15に示すように、押圧力の
高い部分(a部)と押圧力の低い部分(b部)が生じ、
給紙トレイ6に対していわゆる片当りする状態になって
いた。
【0062】このように、原稿押え板9が給紙トレイ6
に対して片当りしていると、給紙ローラ10が原稿40
を給紙するとき、負荷の大きいa部側よりも負荷の小さ
いb部側が先に進み、a部側が遅れをとり、斜行状態が
生じる。
【0063】そして、この斜行量が大きい場合、下流の
レジストローラ対12において斜行を完全に矯正するこ
とができず、斜行状態のままプラテンガラス15上に送
られてしまい、画像が斜めになった状態で複写されると
いった不都合が生じる。
【0064】また、原稿押え板9の片当りの度合いが大
きいと、原稿40に傷がついたり、斜行が大きくなって
原稿ジャムが生じる問題もある。
【0065】このような原稿押え板9の片当りの影響
は、給紙トレイ6上の原稿40の枚数が少ないほど大き
い。
【0066】そこで第1の発明、第3の発明、第5の発
明及び第7の発明は、上述の如き事情に鑑みてなされた
もので、原稿押え板と給紙トレイとの間の平行度が低く
ても、斜行が生じないように原稿を押えることができる
原稿自動送り装置の原稿押え装置を提供することを目的
とする。
【0067】同じく、第2の発明、第4の発明、第6の
発明及び第8の発明は、上述の如き事情に鑑みてなされ
たもので、原稿自動送り装置における原稿押え装置の原
稿押え板と給紙トレイとの間の平行度が低い場合であっ
ても、原稿画像が斜めになった状態でシート材に画像形
成されることのない画像形成装置を提供することを目的
とする。 〈第9の発明及び第10の発明の課題〉しかし、上記従
来の技術2で示した従来例2の原稿自動送り装置111
のように、原稿搬送ローラ対116の両ローラ116
A,116Bの接触圧を一定としているものにおいて
は、厚い原稿を使用した場合、原稿搬送ローラ対116
の原稿搬送力よりも、原稿が原稿搬送ローラ対116の
上流部に位置している曲率の小さな原稿パスを通過する
とき等の摩擦抵抗力の方が大きくなるので、原稿搬送ロ
ーラ対部分でジャムが発生する虞れがあった。
【0068】また、このジャムを防ぐために、原稿搬送
ローラ対116の両ローラ116A,116Bの接触圧
を大きく設定しておくと、薄い原稿を使用した場合、原
稿面にローラ116A,116Bの跡がついてしまう問
題があった。
【0069】そこで第9の発明は、上述の如き事情に鑑
みてなされたもので、厚い原稿を使用した場合でも原稿
搬送ローラ対部分でジャムが生じることはなく、薄い原
稿を使用した場合でも原稿面に原稿搬送ローラ対のロー
ラ跡がつかないようにした原稿自動送り装置を提供する
ことを目的とする。
【0070】同じく、第10の発明は、上述の如き事情
に鑑みてなされたもので、原稿自動送り装置の原稿搬送
ローラ対部分でジャムが生じたり、原稿面に原稿搬送ロ
ーラ対のローラ跡がついたりしない画像形成装置を提供
することを目的とする。 〈第11の発明及び第12の発明の課題〉しかし、上記
従来の技術3で示した従来例3の原稿自動送り装置14
1の場合のように、無端ベルトからなる搬送ベルト15
3で原稿142を搬送するためには、搬送ベルト153
の周長は最大サイズの原稿の長さの2倍以上が必要であ
り、ベルト幅も最大サイズの原稿よりも幅広くなるの
で、搬送ベルト153の蛇行や片寄りが発生し易くな
り、原稿142の停止精度に影響を及ぼす虞れがある。
【0071】このため、従来では図32に示すように、
搬送ベルトの内側面中央に、周方向リブ153Aを形成
し、この周方向リブ153Aを駆動ローラ155と従動
ローラ156の中央部に形成した溝155A,156A
(一方は不図示)に嵌め込んで、搬送ベルト153の蛇
行や片寄りを防止するようにしている。
【0072】ところが、この技術の場合、搬送ベルト1
53の周方向リブ153Aがベルト内側面にあるため、
周方向リブ153Aのない部分との剛性の相異によりベ
ルト外側面(ベルト表面)に段等の発生が避けられず、
搬送ベルト153を長期間使用した場合、原稿142の
鉛筆粉やほこり等によるベルト表面の汚れが周方向リブ
153Aの対応部に付着し易く、他の部分との汚れの差
が目立ってくる。従って、小サイズの原稿142をそれ
より大きいサイズに拡大コピーする場合や、透過率の高
い原稿142をコピーする際、周方向リブ153Aに対
応するベルト表面の汚れが画像面に表われてしまう欠点
がある。
【0073】また、搬送ベルト153の蛇行や片寄りを
周方向リブ153A以外の別の方法で解決しても、ベル
ト背面から押圧している押圧コロ157によりベルト表
面は汚れやすくなる。
【0074】また、原稿自動送り装置141を備える画
像形成装置140には種々のタイプがあり、例えば原稿
サイズ検知方式の違いにより搬送ベルト153の表面色
を変更する必要が生じたり、特に表面の平滑性の高い原
稿142を送る必要が生じたりする。こうした必要の度
にそれぞれに応じた表面条件をもつ搬送ベルト153を
別々に用意しておき、独立にそれを管理し、選択しなけ
ればならないという管理上の問題点もあった。
【0075】そこで第11の発明は、上述の如き事情に
鑑みてなされたもので、搬送ベルトのベルト表面に生じ
る汚れに対処でき、かつ、同一搬送ベルトの用途を拡げ
ることができる原稿自動送り装置を提供することを目的
とする。
【0076】同じく、第12の発明は、上述の如き事情
に鑑みてなされたもので、原稿自動送り装置の搬送ベル
トのベルト表面に生じた汚れがシート材の画像面に表わ
れることのないようにした画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0077】
【課題を解決するための手段】
〈第1の発明の手段〉第1の発明の原稿自動送り装置の
原稿押え装置は、上記目的を達成するため、原稿押え板
(9)下面の各給紙ローラ(10,10)との対向部に
凸部(9A,9B)を設け、前記原稿押え板(9)が給
紙トレイ(6)上に降下したとき、前記原稿押え板
(9)は前記給紙トレイ(6)上の原稿(40)に対し
て前記各凸部(9A,9B)を介して接触するようにし
たことを特徴とする。 〈第2の発明の手段〉第2の発明の画像形成装置は、上
記目的を達成するため、原稿押え板(9)下面の各給紙
ローラ(10,10)との対向部に凸部(9A,9B)
を設け、前記原稿押え板(9)が給紙トレイ(6)上に
降下したとき、前記原稿押え板(9)は前記給紙トレイ
(6)上の原稿(40)に対して前記各凸部(9A,9
B)を介して接触するようにした原稿押え装置(22
A)を有している原稿自動送り装置(2)を備えたこと
を特徴とする。 〈第3の発明の手段〉第3の発明の原稿自動送り装置の
原稿押え装置は、上記目的を達成するため、原稿押え板
(9)下面両側の原稿パス外領域に凸部(9C,9D)
を設け、前記原稿押え板(9)が給紙トレイ(6)上に
降下したとき、前記原稿押え板(9)は前記給紙トレイ
(6)に対して前記各凸部(9C,9D)を介して接触
し前記給紙トレイ(6)上の原稿(40)との間に所定
の隙間(M)が存在するようにしたことを特徴とする。 〈第4の発明の手段〉第4の発明の画像形成装置は、上
記目的を達成するため、原稿押え板(9)下面両側の原
稿パス外領域に凸部(9C,9D)を設け、前記原稿押
え板(9)が給紙トレイ(6)上に降下したとき、前記
原稿押え板(9)は前記給紙トレイ(6)に対して前記
各凸部(9C,9D)を介して接触し前記給紙トレイ
(6)上の原稿(40)との間に所定の隙間(M)が存
在するようにした原稿押え装置(22B)を有している
原稿自動送り装置(2)を備えたことを特徴とする。 〈第5の発明の手段〉第5の発明の原稿自動送り装置の
原稿押え装置は、上記目的を達成するため、原稿押え板
(9)の一方の支持部(26)に伸縮機構(41)を設
けると共に、前記原稿押え板(9)が給紙トレイ(6)
上に降下したとき前記伸縮機構(41)を有する側が前
記伸縮機構(41)を有さない側よりも先に前記給紙ト
レイ(6)上の原稿(40)に接触するようにしたこと
を特徴とする。 〈第6の発明の手段〉第6の発明の画像形成装置は、上
記目的を達成するため、原稿押え板(9)の一方の支持
部(26)に伸縮機構(41)を設けると共に、前記原
稿押え板(9)が給紙トレイ(6)上に降下したとき前
記伸縮機構(41)を有する側が前記伸縮機構(41)
を有さない側よりも先に前記給紙トレイ(6)上の原稿
(40)に接触するようにした原稿押え装置(22C)
を有している原稿自動送り装置(2)を備えたことを特
徴とする。 〈第7の発明の手段〉第7の発明の原稿自動送り装置の
原稿押え装置は、上記目的を達成するため、原稿押え板
(9)を、各給紙ローラ(10,10)の半月部(10
A,10B)が給紙トレイ(6)上の原稿(40)を押
し上げる位置に位置するように前記各給紙ローラ(1
0,10)を位置制御した後に給紙トレイ(6)上に降
下させ、前記原稿押え板(9)が前記原稿(40)の前
記各給紙ローラ(10,10)に押し上げられた部分と
接触するようにしたことを特徴とする。 〈第8の発明の手段〉第8の発明の画像形成装置は、上
記目的を達成するため、原稿押え板(9)を、各給紙ロ
ーラ(10,10)の半月部(10A,10A)が給紙
トレイ(6)上の原稿(40)を押し上げる位置に位置
するように前記各給紙ローラ(10,10)を位置制御
した後に給紙トレイ(6)上に降下させ、前記原稿押え
板(9)が前記原稿(40)の前記各給紙ローラ(1
0,10)に押し上げられた部分と接触するようにした
原稿押え装置(22D)を有している原稿自動送り装置
(2)を備えたことを特徴とする。 〈第9の発明の手段〉第9の発明は、給紙された原稿
(163)を1枚ずつ分離して搬送するための原稿分離
手段(115)と、前記原稿分離手段(115)から送
られた原稿(163)を下流へ搬送するための原稿搬送
ローラ対(116)とを有する原稿自動送り装置に係
る。
【0078】そして、第9の発明の原稿自動送り装置
は、上記目的を達成するため、前記原稿分離手段(11
5)と前記原稿搬送ローラ対(116)との間において
前記原稿分離手段(115)から送られた原稿の厚みを
検知するための原稿厚み検知手段(116)と、前記原
稿搬送ローラ対(116)の接触圧を調整するための搬
送ローラ対接触圧調整手段(162)と、前記原稿厚み
検知手段(161)に検知された原稿(163)の厚み
状態に応じて前記搬送ローラ対接触圧調整手段(16
2)を制御するための制御手段(165)と、を有した
ことを特徴とする。
【0079】また、前記制御手段(165)は、原稿
(163)の厚みが大きいほど前記原稿搬送ローラ対
(116)の接触圧が大きくなるように前記搬送ローラ
対接触圧調整手段(162)を制御することを特徴とす
る。 〈第10の発明の手段〉第10の発明の画像形成装置
は、上記目的を達成するため、給紙された原稿(16
3)を1枚ずつ分離して搬送する原稿分離手段(14
5)と前記原稿分離手段(115)から送られた原稿
(163)を下流へ搬送する原稿搬送ローラ対(11
6)との間において前記原稿分離手段(115)から送
られた原稿(163)の厚みを検知するための原稿厚み
検知手段(161)と、前記原稿搬送ローラ対(11
6)の接触圧を調整するための搬送ローラ対接触圧調整
手段(162)と、前記原稿厚み検知手段(161)に
検知された原稿(163)の厚み状態に応じて前記搬送
ローラ対接触圧調整手段(162)を制御するための制
御手段(165)と、を有している原稿自動送り装置
(160)を備えたことを特徴とする。 〈第11の発明の手段〉第11の発明は、原稿載置台
(221)に積載された原稿(222)を1枚ずつ分離
して原稿読み取り部(240)へ搬送ベルト(243)
により搬送する原稿自動送り装置に係る。
【0080】そして、第11の発明の原稿自動送り装置
は、上記目的を達成するため、前記搬送ベルト(24
3)の表裏両面が前記原稿(222)を搬送可能に形成
されたことを特徴とする。
【0081】また、前記搬送ベルト(243)の表裏両
面の表面条件が同一に形成されたことを特徴とする。
【0082】また、前記搬送ベルト(243)の厚さ方
向の構成を中心対称に形成したことを特徴とする。
【0083】また、前記搬送ベルト(243)の原稿搬
送側面との反対側面に前記搬送ベルトを清掃するための
清掃手段(267)を設けたことを特徴とする。 〈第12の発明の手段〉第12の発明の画像形成装置
は、上記目的を達成するため、原稿載置台(221)か
ら1枚ずつ分離して送られた原稿(222)を原稿読み
取り部(240)へ搬送するための搬送ベルト(24
3)の表裏両面が前記原稿(222)を搬送可能に形成
されている原稿自動送り装置(220)を備えたことを
特徴とする。
【0084】
【作用】
〈第1の発明及び第2の発明の作用〉上記構成の第1の
発明及び第2の発明によれば、原稿押え板(9)は各凸
部(9A,9B)部分においてのみ給紙トレイ(6)上
の原稿(40)を押える。そして、原稿(40)の給紙
を行う各給紙ローラ(10,10)は、原稿(4)の各
凸部(9A,9B)に押えられた部分に接触して原稿
(40)を押し上げる。
【0085】従って、原稿(40)を押えている各凸部
(9A,9B)に製造、組立て上の圧力差があっても、
その圧力差は各給紙ローラ(10,10)による押し上
げで吸収され、各凸部(9A,9B)は原稿(40)を
ほぼ均等圧で押えるようになる。
【0086】これにより、原稿押え板(9)に押えられ
る原稿枚数が少ない場合でも、原稿(40)は各給紙ロ
ーラ(10,10)により斜行のない状態で給紙され
る。
【0087】この結果、画像形成装置においては、原稿
画像が斜めになった状態でシート材に画像形成されるこ
とがなくなる。 〈第3の発明及び第4の発明の作用〉上記構成の第3の
発明及び第4の発明によれば、原稿押え板(9)は原稿
パス領域外の各凸部(9C,9D)を介して給紙トレイ
(6)と接触し、給紙トレイ(6)上の原稿(40)と
の間に所定の隙間(M)を有している。そして、各給紙
ローラ(10,10)が給紙を行うとき、各給紙ローラ
(10,10)によって押し上げられた原稿(40)を
各給紙ローラ(10,10)に押し上げられた部分で押
える。
【0088】従って、原稿押え板(9)と給紙トレイ
(6)との間の平行度が低くても、原稿押え板(9)の
原稿(40)を押える部分はほぼ均等圧になる。
【0089】これにより、原稿押え板(9)に押えられ
る原稿枚数が少ない場合でも、原稿(40)は各給紙ロ
ーラ(10,10)により斜行のない状態で給紙され
る。
【0090】この結果、画像形成装置においては、原稿
画像が斜めになった状態でシート材に画像形成されるこ
とがなくなる。 〈第5の発明及び第6の発明の作用〉上記構成の第5の
発明及び第6の発明によれば、原稿押え板(9)が降下
するとき、伸縮機構(41)を有する側が伸縮機構(4
1)を有さない側よりも先に給紙トレイ(6)上の原稿
(40)に接触するので、この伸縮機構(41)を有す
る側は伸縮機構(41)を縮小しつつ伸縮機構(41)
を有さない側を給紙トレイ(6)上の原稿(40)に接
触させるようになる。
【0091】従って、給紙トレイ(6)上に降下した原
稿押え板(9)は給紙トレイ(6)と平行状態になり、
給紙トレイ(6)上の原稿(40)をほぼ均等圧で押え
るようになる。
【0092】これにより、原稿押え板(9)に押えられ
る原稿枚数が少ない場合でも、原稿(40)は各給紙ロ
ーラ(10,10)により斜行のない状態で給紙され
る。
【0093】この結果、画像形成装置においては、原稿
画像が斜めになった状態でシート材に画像形成されるこ
とがなくなる。 〈第7の発明及び第8の発明の作用〉上記構成の第7の
発明及び第8の発明によれば、給紙トレイ(6)上に降
下した原稿押え板(9)は、給紙トレイ(6)上の原稿
(40)を押し上げている各給紙ローラ(10,10)
部分において原稿(40)を押える。
【0094】従って、原稿押え板(9)と給紙トレイ
(6)との間の平行度が低くても、原稿押え板(9)に
原稿(40)を押える部分はほぼ均等圧になる。
【0095】これにより、原稿押え板(9)に押えられ
る原稿枚数が少ない場合でも、原稿(40)は各給紙ロ
ーラ(10,10)により斜行のない状態で給紙され
る。
【0096】この結果、画像形成装置においては、原稿
画像が斜めになった状態でシート材に画像形成されるこ
とがなくなる。 〈第9の発明及び第10の発明の作用〉上記構成の第9
の発明及び第10の発明によれば、原稿分離手段(11
5)で分離された原稿(163)の厚みに状態に応じて
原稿搬送ローラ対(116)の接触圧が調整され、原稿
(163)の厚みが大きいほど接触圧が大きくなる。
【0097】従って、原稿搬送ローラ対(116)が厚
い原稿(163)を搬送する場合の搬送力は、原稿(1
63)が曲率の小さな原稿パスを通過するとき等の摩擦
抵抗力に打ち勝つようになる。また、原稿搬送ローラ対
(116)が薄い原稿(163)を搬送する場合は原稿
(163)を小さい力で挟持するようになる。
【0098】これにより、厚い原稿(163)を使用し
た場合でも原稿搬送ローラ対(116)部分でジャムが
生じることはなく、薄い原稿(163)を使用した場合
でも原稿面に原稿搬送ローラ対(116)のローラ跡が
つかない。
【0099】この結果、画像形成装置においては、原稿
自動送り装置(160)の原稿搬送ローラ対(116)
部分でのジャム発生よる動作停止がなくなる上、原稿搬
送ローラ対(116)部分でついた原稿面の汚れがシー
ト材に表われるようなことがなくなる。 〈第11の発明及び第12の発明の作用〉上記構成の第
11の発明及び第12の発明によれば、搬送ベルト(2
43)の表裏両面が原稿(222)を搬送可能に形成さ
れているので、搬送ベルト(243)を使用中にベルト
表面が汚れた場合、搬送ベルト(243)を反転させて
汚れのないベルト裏面側で原稿(222)を搬送するこ
とができる。
【0100】また、搬送ベルト(243)によって原稿
(222)を搬送中に、搬送ベルト(243)の汚れを
清掃手段(267)が清掃する。
【0101】これにより、搬送ベルト(243)によっ
て搬送される原稿面に搬送ベルト(243)の汚れがつ
かなくなる。
【0102】この結果、画像形成装置においては、原稿
自動送り装置(220)の搬送ベルト(243)でつい
た原稿面の汚れがシート材に表われるようなことがなく
なる。
【0103】なお、上記カッコ内の符号は、図面を参照
するためのものであって、それぞれの発明の構成を何等
限定するものではない。
【0104】
【実施例】以下、第1の発明乃至第12の発明の一実施
例を図面に基づいて説明する。 〈第1の発明の実施例〉図1、図2、図3は第1の発明
の一実施例に係る原稿自動送り装置の原稿押え装置の構
成を示す。
【0105】なお、本実施例の原稿自動送り装置の原稿
押え装置22Aにおいて、上記従来例の原稿自動送り装
置の原稿押え装置22と同一の部材には同一符号を付す
と共に、構成的、機能的に変わらないのもについてはそ
の説明を省略する。
【0106】また、後述する第3の発明、第5の発明、
第7の発明の各実施例の原稿自動送り装置の原稿押え装
置22B,22C,22Dについても同様とする。
【0107】本原稿押え装置22Aにおいては、図1及
び図3に示すように、原稿押え板9下面の各給紙ローラ
10,10との対向部分に、平面視長方形状をなしてい
る凸部9A,9Bを設け、原稿押え板9が図2に示すよ
うに給紙トレイ6上に降下したとき、原稿押え板9は各
凸部9A,9Bを介して給紙トレイ6上の原稿40と接
触するようにしている。
【0108】原稿押え板9の各凸部9A,9Bは、原稿
押え板9にプレス成形により形成されている。
【0109】この各凸部9A,9Bは、原稿押え板9の
平面度が低い場合であっても、原稿押え板9の各凸部9
A,9B以外の部分が給紙トレイ6上の原稿40に接触
することのないように、原稿押え板9の下面から所定の
高さ(L)張り出している。
【0110】このため、給紙トレイ6上に降下した原稿
押え板9は各凸部9A,9B部分においてのみ給紙トレ
イ6上の原稿40を押えることになる。
【0111】そして、この原稿押え板9によって押えら
れた給紙トレイ6上の原稿40を各給紙ローラ10,1
0が給紙する場合、各給紙ローラ10,10は原稿40
の各凸部9A,9Bに押えられた部分に接触して原稿4
0を押し上げるようになる。
【0112】このため、原稿40を押えている各凸部9
A,9Bに製造、組立て上の圧力差があっても、その圧
力差は給紙ローラ10,10による押し上げで吸収さ
れ、各凸部9A,9Bは原稿40をほぼ均等圧で押える
ようになる。 〈第2の発明の実施例〉本実施例の画像形成装置は、図
16に示す画像形成装置1と同様の構成となっており、
その画像形成装置本体の上部に、上記第1の発明の実施
例で示した原稿押え装置22Aを有している原稿自動送
り装置2を備えている。 〈第3の発明の実施例〉図4、図5、図6は第3の発明
の一実施例に係る原稿自動送り装置の原稿押え装置の構
成を示す。
【0113】本原稿押え装置22Bにおいては、図4及
び図6に示すように原稿押え板9下面両側の原稿パス外
領域に半球状をなしている凸部9C,9Dを設け、原稿
押え板9が図5に示すように給紙トレイ6上に降下した
とき、原稿押え板9は給紙トレイ6に対して各凸部9
C,9Dを介して接触し、給紙トレイ6上の1枚の原稿
40との間に所定の隙間Mが存在するようにしている。
【0114】原稿押え板9の各凸部9C,9Dは、原稿
押え板9にプレス形成により形成されている。この各凸
部9C,9Dは、原稿押え板9の平面度が低い場合であ
っても、原稿押え板9全体が給紙トレイ6上の1枚の原
稿40と接触することがない隙間Mが得られるように、
原稿押え板9の下面から所定の高さ張り出している。
【0115】このような状態で原稿押え板9が給紙トレ
イ6上に降下した場合、この時点では原稿押え板9は給
紙トレイ6上の1枚の原稿40を押えていない。
【0116】原稿押え板9が給紙トレイ6上に降下した
後、各給紙ローラ10,10が給紙を行うとき、各給紙
ローラ10,10は、給紙トレイ6上の原稿40を押し
上げつつ回転することにより、このとき、原稿押え板9
は各給紙ローラ10,10によって押し上げられた原稿
40を各給紙ローラ10,10に押し上げられた部分で
押える。
【0117】このため、原稿押え板9と給紙トレイ6と
の間の平行度が低くても、原稿押え板9の原稿40を押
える部分はほぼ均等圧になる。 〈第4の発明の実施例〉本実施例の画像形成装置は、図
16に示す画像形成装置1と同様の構成となっており、
その画像形成装置本体の上部に、上記第3の発明の実施
例で示した原稿押え装置22Bを有している原稿自動送
り装置2を備えている。 〈第5の発明の実施例〉図7及び図8は第5の発明の一
実施例に係る原稿自動送り装置の原稿押え装置の構成を
示す。
【0118】本原稿押え装置22Cにおいては、図7に
示すように、原稿押え板9の一方の支持部(ここでは支
軸26部)に伸縮機構(コイルスプリング)41を設け
ると共に、原稿押え板9が図8に示すように給紙トレイ
6上に降下したとき、伸縮機構41を有する側が伸縮機
構41を有さない側よりも先に給紙トレイ6上の原稿4
0に接触するようにしている。
【0119】ここにおいて、支軸26であるビスはフレ
ーム25側にねじ止めされ、原稿押え板9のブラケット
42に形成された垂直方向の長円穴42Aに移動可能に
嵌め込まれている。
【0120】また、伸縮機構41としてのコイルスプリ
ングは、フレーム25のばね押え25Aに垂直に取り付
けられてブラケット42のばね押え42Bに貫通してい
る軸43部分に嵌め込まれている。
【0121】伸縮機構41としてのコイルスプリングは
通常伸長状態になっており、この状態では支軸26は図
7に示すように長円穴42Aの一端に当接している。
【0122】今、原稿押え板9の伸縮機構41を有する
側に押圧力Pが加えられると、伸縮機構41としてのコ
イルスプリングは縮小する。
【0123】また、押圧力Pを取り除くと、伸縮機構4
1としてのコイルスプリングは伸長し復元する。
【0124】原稿押え板9が図8に示すように給紙トレ
イ6上に降下し、伸縮機構41を有する側が給紙トレイ
6上の原稿40に接触すると、この伸縮機構41を有す
る側は伸縮機構41を縮小しつつ伸縮機構41を有さな
い側を給紙トレイ6上の原稿40に接触させるようにな
る。
【0125】このため、給紙トレイ6上に降下した原稿
押え板9は給紙トレイ6と平行状態になり、給紙トレイ
6上の原稿40をほぼ均等圧で押えるようになる。 〈第6の発明の実施例〉本実施例の画像形成装置は、図
16に示す画像形成装置1と同様の構成となっており、
その画像形成装置本体の上部に、上記第5の発明の実施
例で示した原稿押え装置22Cを有している原稿自動送
り装置2を備えている。 〈第7の発明の実施例〉図9及び図10は第7の発明の
一実施例に係る原稿自動送り装置の原稿押え装置の構成
を示す。
【0126】本原稿押え装置22Dにおいては、図9に
示すように、各給紙ローラ10,10(一方は図示せ
ず)の半月部10A,10Aが給紙トレイ6上の原稿4
0を押し上げる位置に位置するように給紙ローラ10,
10を位置制御した後、原稿押え板9を図10に示すよ
うに給紙トレイ6上に降下させ、原稿押え板9が原稿4
0の各給紙ローラ10,10に押し上げられた部分と接
触するようにしている。
【0127】このようにすると、原稿押え板9は、給紙
トレイ6上の原稿40を押し上げている各給紙ローラ1
0,10部分において原稿40を押える。
【0128】このため、原稿押え板9と給紙トレイ6と
の間の平行度が低くても、原稿押え板9の原稿40を押
える部分はほぼ均等圧になる。
【0129】なお、本原稿押え装置22Dの場合、各給
紙ローラ10,10は半月部10A,10Aが上部に位
置する状態から原稿40の給紙を行うので、半月部10
A,10Aが原稿40に接触している間に原稿40を下
流の原稿分離装置11まで送り込めるようにしなければ
ならない。 〈第8の発明の実施例〉本実施例の画像形成装置は、図
16に示す画像形成装置1と同様の構成となっており、
その画像形成装置本体の上部に、上記第7の実施例で示
した原稿押え装置22Dを有している原稿自動送り装置
25を備えている。 〈第9の発明の実施例〉図17は第9の発明の一実施例
に係る原稿自動送り装置の構成を示す。
【0130】なお、本実施例の原稿自動送り装置160
において、上記従来例の原稿自動送り装置111と同一
の部材には同一符号を付すと共に、構成的、機能的に変
わらないものについてはその説明を省略する。
【0131】本原稿自動送り装置160においては、原
稿分離装置115と原稿搬送ローラ対116との間に、
図18に示す構成の紙厚検知装置(原稿厚み検知手段)
161を設置し、また、原稿搬送ローラ対116の接触
圧を、図19に示す構成の接触圧調整装置(搬送ローラ
対接触圧調整手段)162により調整可能としている。
【0132】紙厚検知装置161は、原稿分離装置11
5から送られた原稿163の厚みを検知するためのもの
である。そして、この紙厚検知装置161からの紙厚情
報に基づいて、本原稿自動送り装置160全体の動作を
制御するマイクロコンピュータ(制御手段)165が接
触圧調整装置162を制御するようになっている。
【0133】次に、図18に示す紙厚検知装置161の
構成を説明する。
【0134】原稿分離装置115と原稿搬送ローラ対1
16との間の紙ガイド166の上方に、紙厚検知レバー
167が略中央の支軸169を中心として上下方向に回
転可能となるように設置されている。そして、この紙厚
検知レバー167の先端部(U字溝部)167Aには、
紙厚検知ローラ170が支軸171を中心に回転可能に
取り付けられている。また、紙厚検知レバー167の後
端167B側には、透過型光センサを用いた紙厚検知セ
ンサ172が設置されている。
【0135】紙厚検知レバー167の、支軸169から
紙厚検知ローラ170の支軸171まではL2の長さを
有し、支軸169から後端167BまではL1の長さを
有しており、L1>L2の関係になっている。この紙検
知レバー167の先端部167Aに回転可能に支持され
ている紙厚検知ローラ170は、付勢ばね(コイルスプ
リング)173により紙ガイド166上面に弱小圧で接
触している。このとき、紙検知レバー167は略水平状
態になっている(実線図示の状態)。
【0136】上流の原稿分離装置115から送られてき
た原稿163は、紙ガイド166に接触している紙検知
ローラ170を回転させながら、紙ガイド166と紙検
知ローラ170との間に入って行く。これによって紙厚
検知レバー167が原稿163の厚み分だけ支軸169
を中心として反時計方向に回転する(想像線図示の状
態)。
【0137】この結果、紙厚検知レバー167の後端部
167Bが紙厚検知センサ172の発光素子から発して
いる光を遮断すると、紙厚検知センサ172がオンして
検知信号を出力する。
【0138】紙厚検知レバー167が実線図示の位置に
あるときは紙厚検知センサ172の光は遮断されず、紙
厚検知センサ172はオフ状態にある。そして、紙厚検
知レバー167が想像線図示の位置に変位すると、紙厚
検知センサ172の光は遮断され、紙厚検知センサ17
2はオン状態になる。この紙厚検知センサ172のオン
状態は所定以上の紙厚をもつ原稿163を検知したとき
のみ生じる。
【0139】次に、図19に示す接触圧調整装置162
の構成を説明する。
【0140】本接触圧調整装置162においては、大径
駆動ローラ116A側を移動可能とし、レジストローラ
116B側を位置固定している。
【0141】大径駆動ローラ116Aは、支軸175を
中心として左右方向に揺動可能に取り付けられているブ
ラケット176に軸受177を介して回転可能に支持さ
れている。レジストローラ116Bは、位置固定されて
いるレジストローラ軸179に軸受180を介して回転
可能に取り付けられている。
【0142】大径駆動ローラ116Aを支持している揺
動可能なブラケット176は、支軸181を中心として
左右方向に揺動可能に取り付けられている加圧力調整板
182に加圧ばね(コイルスプリング)183を介して
連結している。
【0143】加圧力調整板182は所定位置に設置され
ている加圧ソレノイド185によって支軸181を中心
に左右方向に揺動するようになっている。この場合、加
圧力調整板182は所定位置に固定されている位置決め
部材186で左方向の揺動が規制されている。
【0144】図19は加圧ソレノイド185がオフ状態
(プランジャ185A伸長)にある場合を示している。
この場合、加圧力調整板182は位置決め部材186に
当接し、大径駆動ローラ116Aは縮小状態にある加圧
ばね183の加圧力によりレジストローラ116Bに対
して弱目の圧力で接触している。この状態が薄い原稿1
63を搬送するときの原稿搬送ローラ対116の状態で
ある。
【0145】そして、加圧ソレノイド185をオンにす
る(プランジャ85A縮小)と、加圧力調整板182が
右方向に揺動し、これによって加圧ばね183が伸長す
るので加圧力が高められ、その分、大径駆動ローラ11
6Aが強い圧力でレジストローラ116Bに接触する。
この状態が厚い原稿163を搬送するときの原稿搬送ロ
ーラ対116の状態である。
【0146】上記紙厚検知装置161の紙厚検知センサ
172から検知信号が出力されると、マイクロコンピュ
ータ165は加圧ソレノイド185をオンに制御する。
【0147】図20は本原稿自動送り装置160の駆動
機構を示す展開図である。
【0148】同図において、符号190は分離モータで
あり、この分離モータ190の出力軸190Aには分離
モータギヤ191が取り付けられている。そして分離モ
ータ190の回転は分離モータギヤ191を介して給紙
ローラギヤ192及びフィードローラギヤ193に伝達
され、これによって給紙ローラ113及びフィードロー
ラ115Aが回転する。
【0149】リタードローラ115Aの軸上には更にア
イドラギヤ195が取り付けられており、このアイドラ
ギヤ195がリタードベルト115Bの駆動ギヤ196
に噛み合っている。これによって、リタードベルト11
5Bがフィードローラ115Aと反対方向に回転する。
【0150】給紙ローラ113の軸上には半月フラグ1
97が取り付けられており、この半月フラグ197を用
いて給紙ローラ113の切欠部を透過型光センサからな
る半月センサ199で検出する。
【0151】符号200は搬送モータであり、この搬送
モータ200の出力軸には搬送モータギヤ201が取り
付けられている。そして搬送モータ200の回転は搬送
モータギヤ201を介して搬送ローラギヤ202及び排
紙ローラギヤ203に伝達され、これによって大径駆動
ローラ116A及び排紙ローラ対125の駆動側ローラ
125Aが回転する。
【0152】搬送モータ200の出力軸上の他端には、
円周上に複数のスリットを等間隔に配してなる搬送クロ
ック円板205が取り付けられており、この搬送クロッ
ク円板205の近傍には回転している搬送クロック円板
205のスリットを検知するための透過型光センサから
なる搬送クロックセンサ206が設置されている。
【0153】符号207はベルトモータであり、このベ
ルトモータ207の出力軸上にはベルトモータギヤ20
9が取り付けられている。そしてベルトモータ207の
回転はベルトモータギヤ209を介して搬送ベルト11
7の駆動軸117A上のベルト駆動ローラ210に伝達
され、これによって搬送ベルト117が回転する。
【0154】ベルトモータ207の出力軸上の他端に
は、円周上に複数のスリットを等間隔に配してなるベル
トクロック円板211が取り付けられており、このベル
トクロック円板211の近傍には回転しているベルトク
ロック円板211のスリットを検知するための透過型光
センサからなるベルトクロックセンサ212が設置され
ている。
【0155】図21は本原稿自動送り装置160の制御
回路の構成を示す。
【0156】同図において、符号165は、本原稿自動
送り装置160全体の動作を制御する制御装置として
の、ROM及びRAMを内蔵したワンチップマイクロコ
ンピュータである。
【0157】このマイクロコンピュータ165の入力ポ
ートP0乃至P6には、原稿載置トレイ112上に積載
された原稿163がプラテンガラス119上に一巡した
ことを検知するリサイクルセンサ130と、原稿載置ト
レイ112上に原稿163がセットされたことを検知す
る第1の原稿検知センサ127と、給紙ローラ113の
切欠部を検知する半月センサ199と、原稿搬送ローラ
対116の大径駆動ローラ116A及び排紙ローラ対1
25の駆動側ローラ125Aの回転量をカウントする搬
送クロックセンサ206と、搬送ベルト117の移動量
をカウントするベルトクロックセンサ212と、原稿搬
送ローラ対116のニップ部を通過した原稿163を検
知する第2の原稿検知センサ131と、原稿分離装置1
15と原稿搬送ローラ対116との間において原稿16
3の厚みを検知する紙厚検知センサ172とが電気的に
接続されており、各検知信号を入力するようになってい
る。
【0158】また、マイクロコンピュータ165の出力
ポートF0乃至F6には、リサイクルレバー129を回
転させて原稿載置トレイ112上の原稿163上に載置
するリサイクルモータ215と、給紙ローラ113及び
原稿分離装置115のフィードローラ115A、リター
ドベルト115Bを回転させる分離モータ190と、原
稿搬送ローラ対116及び排紙ローラ対125を回転さ
せる搬送モータ200と、原稿163をプラテンガラス
119上に搬送する搬送ベルト117を回転させるベル
トモータ207と、原稿搬送ローラ対116の接触圧を
調整する加圧ソレノイド185と、原稿載置トレイ11
2上の原稿163を阻止する原稿ストッパ126の駆動
用のストッパソレノイド216と、搬送パスを切り換え
るフラッパ132の駆動用のフラッパソレノイド217
とが、それぞれドライバD0乃至D6を介して電気的に
接続されており、オン、オフ動作が制御されるようにな
っている。
【0159】次に、図22及び図23を参照して本原稿
自動送り装置160の制御例を説明する。
【0160】なお、ここでは、原稿載置トレイ112上
にセットされた2枚の原稿163を画像形成装置110
においてコピーする場合を例に採る。
【0161】第1の原稿検知センサ127によって原稿
163を検知している場合、画像形成装置110からの
スタート信号が送られてくると、本原稿自動送り装置1
60の給紙動作がスタートする。給紙スタート後、分離
モータ190がオンし(S1)、給紙ローラ113の回
転によって原稿163は給紙ローラ113の下流に設け
られた原稿ストッパ127に突き当てられ、ストッパソ
レノイド216をオンにする(S2)と、原稿ストッパ
127が搬送路外へ退避して、搬送路が開放される。そ
して、給紙ローラ113の回転によって原稿163が下
流側へ送り込まれ、紙厚検知センサ172からの情報を
確認する紙厚検知モードに入る(S3)。なお、紙厚検
知モードのフローは後述する。
【0162】次に、分離モータ190をオフにし(S
4)、紙厚フラグを確認する(S5)。紙厚フラグが1
のとき、即ち、厚紙のときは、加圧ソレノイド185を
オンにして(S6)、原稿搬送ローラ対116の加圧力
を増す。
【0163】次に、搬送モータ200をオンにし(S
7)、原稿搬送ローラ対116で原稿163を搬送す
る。原稿163の先端が搬送ベルト117に達する前に
ベルトモータ207をオンにし(S8)、原稿163を
搬送ベルト117によってプラテンガラス119上の所
定位置へ搬送する。原稿163が第2の原稿検知センサ
131を通過すると(S9)、搬送モータ200をオフ
にし(S10)、原稿搬送ローラ116を停止させる。
この後、加圧ソレノイド185をオフにして(S1
1)、原稿搬送ローラ対116の接触圧を通常に戻す。
【0164】次に、分離モータ190をオンにし(S1
2)、2枚目の原稿163を搬送し、紙厚検知モードに
入る(S13)。この後、分離モータ190をオフにし
(S14)、2枚目の原稿163を停止させる。そし
て、搬送ベルト117で搬送されている1枚目の原稿1
63の後端が第2の原稿検知センサ131を抜けてから
プラテンガラス119上の所定の位置に達する相当量搬
送されたところで、ベルトモータ207を停止させ(S
15)、1枚目の原稿163の給紙を終了する。
【0165】この後の画像形成装置110がコピー動作
を行う。
【0166】次に、1枚目の原稿163の排紙動作と2
枚目の原稿163の給紙動作に入る(図23)。
【0167】画像形成装置110から排紙信号が送られ
ると排紙動作がスタートする。排紙スタート後、ベルト
モータ207を逆転させ(S16)、1枚目の原稿16
2をプラテンガラス119上から排紙路へ搬送する。こ
のとき、原稿163の進行方向先端が大径駆動ローラ1
16Aと従動コロ122とのニップ部に入る前に紙厚フ
ラグを確認し(S17)、紙厚フラグが1の場合、即
ち、厚紙のときには加圧ソレノイド185をオンにして
(S18)、原稿搬送ローラ対116の加圧力を増す。
【0168】そして、その直後に、搬送モータ200を
オンにし(S19)、2枚目の原稿163の給紙を開始
する。2枚目の原稿163の進行方向先端が搬送ベルト
117に達する前に、ベルトモータ207が正転方向に
回転する(S20)。その後、1枚目の原稿163は排
紙され、2枚目の原稿163は給紙されて原稿のすれ違
いがおきる。1枚目の原稿163が第2の原稿検知セン
サ131を通過したら(S21)ストッパソレノイド2
16をオフにし(S22)、ベルトモータをオフにする
(S23)。
【0169】1枚目の原稿163は、大径駆動ローラ1
16Aと従動コロに挟持、搬送される。次いで、排紙ロ
ーラ対125に挟持、搬送される。1枚目の原稿163
の後端が排紙ローラ対125のニップ部を通過する分、
搬送した後、搬送モータ200を停止させ(S24)、
加圧ソレノイド185をオフにして(S25)、排紙動
作を終了する。
【0170】次に、図24を参照して、上記S3,S1
3での紙厚検知モードの制御例を説明する。
【0171】紙厚検知モードに入ると、紙厚検知センサ
172からの情報を確認し(S26)、紙厚検知センサ
の情報がオンのとき、即ち、厚紙のときは、紙厚フラグ
を1とする(S27)。また、紙厚検知センサ172か
らの情報がオフのとき、即ち、薄紙の場合には紙厚フラ
グを0にセットして(S28)、紙厚検知モードを終了
し、メインのルーチンに復帰する。 〈第10の発明の実施例〉本実施例の画像形成装置は、
図16に示す画像形成装置1と同様の構成となってお
り、その画像形成装置本体の上部に、上記第9の発明の
実施例で示した原稿自動送り装置160を備えている。 〈第11の発明の実施例〉図26は第11の発明の実施
例である原稿自動送り装置220を示す。
【0172】同図において、簡単に構成を説明すると、
符号221は原稿トレイで操作者が原稿222を載置す
る。符号223は原稿ストッパで原稿222の先端が突
き当てられる。符号225は半月ローラで原稿222の
先端の捌きを行うと共に原稿222の最下紙の搬送をす
ると、符号226はウエイトで原稿222が分離部に進
入しにくい場合落下して半月ローラ225上方より加圧
し、原稿222の搬送を補助する。符号227は分離規
制板で、原稿222の束の突っ込みを防止している。符
号229は給紙ローラで次に示す分離ローラ対230,
231、分離ベルト232と協同して原稿束より最下の
原稿222を分離する。
【0173】上ガイド233の先端はレジストローラ2
35と反転ローラ236によって形成されるレジストニ
ップに原稿222が入り込みやすいようにガイドしてい
る。符号237は内ガイド板、符号239は中ガイド
で、いずれも原稿222の搬送路を形成し原稿222を
プラテン240上に導く。駆動ローラ241(破線
部)、ターンローラ242(破線部)の間に巻き掛けら
れた搬送ベルト243とその背面から加圧する複数のコ
ロ245により原稿222はプラテン240上に搬送さ
れ停止する。コピー終了後搬送ベルト243が逆転し原
稿222はジャンプ台246にすくい取られて下ガイド
247と中ガイド239で形成されたパスを通り、更に
開閉ガイド249と反転ローラ236との間、フラッパ
250の上部、上ガイド233の上部を通って排出ロー
ラ対251によってトレイ221上に再積載される。
【0174】なお、両面時はフラッパ250が偏向して
原稿222はフラッパ250の下側を通り、レジストロ
ーラ235、反転ローラ236によって再びプラテン2
40上に搬送される。
【0175】次に、図26及び図27を参照して搬送ベ
ルト243の周辺を、更に説明する。搬送ベルト243
の背面の押圧コロ245はそれぞれ横方向のステイ25
2,253,255によって支持されており、ステイ2
52,255にはそれぞれゴム足256,257が搬送
ベルト243の領域外手前側に取り付けられている。ゴ
ム足256,257はプラテン240上に当接されてお
り、原稿自動送り装置220全体とプラテン240との
上下方向の相対位置が決められている。ベルトフランジ
259は駆動ローラ241、ターンローラ242の両端
部付近近傍に搬送ベルト243を両側から挟む形で配設
され、(ローラ径+搬送ベルトの厚さ×2)+αの径を
もち、搬送ベルト243の蛇行及び片寄りを防止してい
る。
【0176】図28は搬送ベルト243周辺の上視であ
る。ターンローラ242は手前側、奥側それぞれにスラ
イド板260,261に軸支されており、バネ262,
263によって図中右方向に付勢され、搬送ベルト24
3に適正な張力を与えている。従ってバネ262,26
3を外すことにより、ターンローラ242はスライド板
260,261を伴って図中左方向、即ち搬送ベルト2
43の張力を緩める方向にスライド可能な構成になって
いる。そして搬送ベルト243を手前方向(図28で下
方向)に引き抜くことにより、搬送ベルト243の交換
が容易に行うことができる。
【0177】次に搬送ベルト243について述べる。搬
送ベルト243は図29に示すように、中央部に布製の
芯体265が位置し、この芯体265の両側にゴム26
6がコーティングされている。コーティングゴムの表面
は梨地状のシボ面になっており、原稿搬送に適し、かつ
汚れにくい形状が選ばれている。本実施例における搬送
ベルト243はベルトの表裏両面の表面条件、即ちシボ
形状や色、物理的には紙及びプラテン240に対する摩
擦係数の値がほぼ同一のもので、しかも断面構成が図2
9に示すごとく対称形をなしている。これにより、搬送
ベルト243は表裏両面共に、ほぼ同一条件で使用する
ことができる。
【0178】図30は、ベルト清掃手段267が搬送ベ
ルト243の背面側に配設されている。ベルト清掃手段
267には表面ベルト汚れを吸着するまたは緩和する物
質を設けてあり、通常の使用に従って搬送ベルト243
が回転するのに伴いベルト243の裏面を清掃する。ベ
ルト清掃手段267は、図示せぬソレノイド等によって
ベルト243の背面から接離可能に配設されていてもよ
く、この場合はソレノイド等の駆動手段のタイミングに
よって清掃条件を制御することができる。
【0179】本発明の実施例は、搬送ベルト243のシ
ボ形状や摩擦係数、色を表裏両面で同一に構成している
が、例えば色を表裏で変えることにより、原稿サイズ検
知方式の異なる画像形成装置に対して、どちらにも対応
できる原稿自動送り装置を提供できる。即ち、原稿サイ
ズ検知の方式として原稿の地色(通常白色)と搬送ベル
ト243の色とを区別して行う場合には、搬送ベルト2
43の色のついた側を用い、その必要がない場合には通
常の例えば白色の側を用いる等、使い分けられ、部品と
して共通化が可能である。
【0180】また、上記と同様の例で、表裏でシボ形状
や摩擦係数を変えて原稿222に対する吸着度に変化を
つけ、原稿表面の平滑度に応じて滑り易い原稿222に
は吸着度の高い条件の表面を用いる等の使い分けも可能
である。
【0181】また、本実施例では、ベルト243の清掃
手段267は独立して設けられているが、ベルト243
の背面の押圧コロ245と兼用してもよい。押圧コロ2
45の表面にベルト243の汚れと吸着する物質を取り
付けておき、通常の動作中のベルト243の回転に伴っ
て、ベルト243の裏面が清掃される。特に汚れ易い押
圧コロ245の部分が集中的に清掃される点でも有利で
ある。
【0182】また、本実施例では、搬送ベルト243は
無端ベルトを用いているが、これは長尺の巻き取りタイ
プの搬送ベルトでもよい。ベルト243が汚れた場合
に、駆動ローラ241またはターンローラ242のどち
らか一方が巻き取り、他方が繰り出して、ベルト243
の新しい面で搬送を行う。巻き取りが終了した場合に
は、表裏を反転させて裏面を用いることで同様の効果が
得られる。 〈第12の発明の実施例〉本実施例の画像形成装置は、
図16に示す画像形成装置1と同様の構成となってお
り、その画像形成装置本体の上部に上記第11の発明の
実施例で示した原稿自動送り装置220を備えている。
【0183】
【発明の効果】
〈第1の発明及び第2の発明の効果〉以上説明したよう
に、第1の発明の原稿自動送り装置の原稿押え装置にお
いては、原稿押え板下面の各給紙ローラとの対向部に設
けた各凸部で給紙トレイ上の原稿を押えるようにしたの
で、原稿をほぼ均等圧で押えられるようになり、斜行の
ない状態で原稿を給紙できる。
【0184】また、第2の発明の画像形成装置において
は、上記原稿押え装置を有している原稿自動送り装置を
備えたので、原稿画像が斜めになった状態でシート材に
画像形成されることがない。 〈第3の発明及び第4の発明の効果〉以上説明したよう
に、第3の発明の原稿自動送り装置の原稿押え装置にお
いては、原稿押え板下面両側の原稿パス外領域に設けた
各凸部を給紙トレイに接触させ、原稿押え板と給紙トレ
イ上の原稿との間に所定の隙間が存在するようにしたの
で、原稿をほぼ均等圧で押えられるようになり、斜行の
ない状態で原稿を給紙できる。
【0185】また、第4の発明の画像形成装置において
は、上記原稿押え装置を有している原稿自動送り装置を
備えたので、原稿画像が斜めになった状態でシート材に
画像形成されることがない。 〈第5の発明及び第6の発明の効果〉以上説明したよう
に、第5の発明の原稿自動送り装置の原稿押え装置にお
いては、原稿押え板の一方の支持部に伸縮機構を設け、
この伸縮機構を有する側を伸縮機構を有さない側よりも
先に給紙トレイ上の原稿に接触させるようにしたので、
原稿をほぼ均等圧で押えられるようになり、斜行のない
状態で原稿を給紙できる。
【0186】また、第6の発明の画像形成装置において
は、上記原稿押え装置を有している原稿自動送り装置を
備えたので、原稿画像が斜めになった状態でシート材に
画像形成されることがない。 〈第7の発明及び第8の発明の効果〉以上説明したよう
に、第7の発明の原稿自動送り装置の原稿押え装置にお
いては、各給紙ローラの半月部が給紙トレイ上の原稿を
押し上げる位置に位置するように各給紙ローラを位置制
御した後に、原稿押え板を給紙トレイ上に降下させて、
原稿押え板が原稿の給紙ローラに押し上げられた部分と
接触するようにしたので、原稿をほぼ均等圧で押えられ
るようになり、斜行のない状態で原稿を給紙できる。
【0187】また、第8の発明の画像形成装置において
は、上記原稿押え装置を有している原稿自動送り装置を
備えたので、原稿画像が斜めになった状態でシート材に
画像形成されることがない。 〈第9の発明及び第10の発明の効果〉以上説明したよ
うに、第9の発明の原稿自動送り装置においては、給紙
された原稿を1枚ずつ分離する原稿分離手段とこの原稿
分離手段から送られた原稿を下流へ搬送する原稿搬送ロ
ーラ対との間において原稿分離手段から送られた原稿の
厚みを検知し、この原稿厚み情報に応じて、原稿搬送ロ
ーラ対の接触圧を調整するようにしたので、厚い原稿が
使用された場合でも原稿搬送ローラ対部分においてジャ
ムが発生せず、薄い原稿が使用された場合でも原稿に原
稿搬送ローラ対のローラ跡がつかない。
【0188】また、第10の発明の画像形成装置におい
ては、上記原稿自動送り装置を備えたので、原稿自動送
り装置の原稿搬送ローラ対部分でのジャム発生による動
作停止がなくなる上、原稿搬送ローラ対部分でついた原
稿面の汚れがシート材に表われるようなことがなくな
る。 〈第11の発明及び第12の発明の効果〉以上説明した
ように、第11の発明の原稿自動送り装置においては、
搬送ベルトの表裏両面が原稿の搬送を可能とする構造に
なっているので、使用中の原稿搬送側面が汚れた場合に
その反対側面で原稿搬送を行うことができる。
【0189】そして、原稿搬送中にそのベルトの汚れを
清掃手段で清掃するようにすればベルト表裏両面を繰り
返し原稿搬送に用いることができる。
【0190】また、搬送ベルトの表裏の表面条件を異に
すれば、同一の搬送ベルトを表裏にそれぞれ違った用途
に使用でき、原稿自動送り装置において使用する搬送ベ
ルトの設定、保管、選定等の管理性が向上する。
【0191】また、第12の発明の画像形成装置におい
ては、上記原稿自動送り装置を備えたので、原稿自動送
り装置の搬送ベルトでついた原稿面の汚れがシート材に
表われるようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例に係る原稿自動送り装置
の原稿押え装置の構成を示す側面図。
【図2】同原稿押え装置の動作を示す側面図。
【図3】同原稿押え装置の原稿押え板の平面図。
【図4】第3の発明の一実施例に係る原稿自動送り装置
の原稿押え装置の構成を示す側面図。
【図5】同原稿押え装置の動作を示す側面図。
【図6】同原稿押え装置の原稿押え板の平面図。
【図7】第5の発明の一実施例に係る原稿自動送り装置
の原稿押え装置の構成を示す側面図。
【図8】同原稿押え装置の動作を示す側面図。
【図9】第7の発明の一実施例に係る原稿自動送り装置
の原稿押え装置の構成を示す側面図。
【図10】同原稿押え装置の動作を示す側面図。
【図11】従来例1の原稿自動送り装置の構成を示す縦
断側面図。
【図12】同原稿自動送り装置に備えられた原稿押え装
置の構成を示す側面図。
【図13】同原稿押え装置の動作を示す側面図。
【図14】同原稿押え装置の動作を示す側面図。
【図15】同原稿押え装置の原稿押え板の平面図。
【図16】同原稿自動送り装置を備えた画像形成装置
(複写機)の構成例を示す縦断側面図。
【図17】第9の発明の一実施例に係る原稿自動送り装
置の構成を示す縦断側面図。
【図18】同原稿自動送り装置に備えられた紙厚検知装
置の構成を示す側面図。
【図19】同原稿自動送り装置に備えられた接触圧調整
装置の構成を示す側面図。
【図20】同原稿自動送り装置の駆動機構を示す展開平
面図。
【図21】同原稿自動送り装置の制御回路の構成を示す
ブロック図。
【図22】同原稿自動送り装置の制御例(1枚目原稿給
紙時)を示すフローチャート。
【図23】同原稿自動送り装置の制御例(1枚目原稿排
紙、2枚目原稿給紙時)を示すフローチャート。
【図24】同給紙検知モードでの制御例を示すフローチ
ャート。
【図25】従来例2の原稿自動送り装置の構成を示す縦
断側面図。
【図26】第11の発明の一実施例に係る原稿自動送り
装置の構成を示す縦断側面図。
【図27】同原稿自動送り装置における搬送ベルト周辺
の構成を示す斜視図。
【図28】同原稿自動送り装置における搬送ベルト周辺
の構成を示す平面図。
【図29】同搬送ベルトの構成を示す縦断側面図。
【図30】同搬送ベルトに備えられた清掃手段の配置構
成を示す縦断側面図。
【図31】従来例3の原稿自動送り装置の構成を示す縦
断側面図。
【図32】同原稿自動送り装置における搬送ベルトの構
成を示す斜視図。
【符号の説明】
2,160,220 原稿自動送り装置 6 給紙トレイ 9 原稿押え板 9A,9B 凸部 9C,9D 凸部 10 給紙ローラ 10A 半月部 22A,22B,22C,22D 原稿押え装置 26 支軸(支持部) 40,163,222 原稿 41 伸縮機構 115 原稿分離装置(原稿分離手段) 116 原稿搬送ローラ対 161 紙厚検知装置(原稿厚み検知手段) 162 接触圧調整装置(搬送ローラ対接触圧調整手
段) 165 マイクロコンピュータ(制御手段) 221 原稿トレイ(原稿載置台) 240 プラテン(原稿読み取り部) 243 搬送ベルト 267 清掃手段 M 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 平井 克明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 青木 和弘 茨城県水海道市坂手町5540−11 キヤノン アプテックス株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿押え板下面の各給紙ローラとの対向
    部に凸部を設け、前記原稿押え板が給紙トレイ上に降下
    したとき、前記原稿押え板は前記給紙トレイ上の原稿に
    対して前記各凸部を介して接触するようにしたことを特
    徴とする原稿自動送り装置。
  2. 【請求項2】 原稿押え板下面の各給紙ローラとの対向
    部に凸部を設け、前記原稿押え板が給紙トレイ上に降下
    したとき、前記原稿押え板は前記給紙トレイ上の原稿に
    対して前記各凸部を介して接触するようにした原稿押え
    装置を有している原稿自動送り装置を備えたことを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿押え板下面両側の原稿パス外領域に
    凸部を設け、前記原稿押え板が給紙トレイ上に降下した
    とき、前記原稿押え板は前記給紙トレイに対して前記各
    凸部を介して接触し前記給紙トレイ上の原稿との間に所
    定の隙間が存在するようにしたことを特徴とする原稿自
    動送り装置。
  4. 【請求項4】 原稿押え板下面両側の原稿パス外領域に
    凸部を設け、前記原稿押え板が給紙トレイ上に降下した
    とき、前記原稿押え板は前記給紙トレイに対して前記各
    凸部を介して接触し前記給紙トレイ上の原稿との間に所
    定の隙間が存在するようにした原稿押え装置を有してい
    る原稿自動送り装置を備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 原稿押え板の一方の支持部に伸縮機構を
    設けると共に、前記原稿押え板が給紙トレイ上に降下し
    たとき前記伸縮機構を有する側が前記伸縮機構を有さな
    い側よりも先に前記給紙トレイ上の原稿に接触するよう
    にしたことを特徴とする原稿自動送り装置。
  6. 【請求項6】 原稿押え板の一方の支持部に伸縮機構を
    設けると共に、前記原稿押え板が給紙トレイ上に降下し
    たとき前記伸縮機構を有する側が前記伸縮機構を有さな
    い側よりも先に前記給紙トレイ上の原稿に接触するよう
    にした原稿押え装置を有している原稿自動送り装置を備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 原稿押え板を、各給紙ローラの半月部が
    給紙トレイ上の原稿を押し上げる位置に位置するように
    前記各給紙ローラを位置制御した後に給紙トレイ上に降
    下させ、前記原稿押え板が前記原稿の前記各給紙ローラ
    に押し上げられた部分と接触するようにしたことを特徴
    とする原稿自動送り装置。
  8. 【請求項8】 原稿押え板を、各給紙ローラの半月部が
    給紙トレイ上の原稿を押し上げる位置に位置するように
    前記各給紙ローラを位置制御した後に給紙トレイ上に降
    下させ、前記原稿押え板が前記原稿の前記各給紙ローラ
    に押し上げられた部分と接触するようにした原稿押え装
    置を有している原稿自動送り装置を備えたことを特徴と
    する画像形成装置。
  9. 【請求項9】 給紙された原稿を1枚ずつ分離して搬送
    するための原稿分離手段と、前記原稿分離手段から送ら
    れた原稿を下流へ搬送するための原稿搬送ローラ対とを
    有する原稿自動送り装置において、 前記原稿分離手段と前記原稿搬送ローラ対との間におい
    て前記原稿分離手段から送られた原稿の厚みを検知する
    ための原稿厚み検知手段と、 前記原稿搬送ローラ対の接触圧を調整するための搬送ロ
    ーラ対接触圧調整手段と、 前記原稿厚み検知手段に検知された原稿の厚み状態に応
    じて前記搬送ローラ対接触圧調整手段を制御するための
    制御手段と、 を有することを特徴とする原稿自動送り装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、原稿の厚みが大きい
    ほど前記搬送ローラ対の接触圧が大きくなるように前記
    搬送ローラ対接触圧調整手段を制御することを特徴とす
    る請求項9記載の原稿自動送り装置。
  11. 【請求項11】 給紙された原稿を1枚ずつ分離して搬
    送する原稿分離手段と前記原稿分離手段から送られた原
    稿を下流へ搬送する原稿搬送ローラ対との間において、 前記原稿分離手段から送られた原稿の厚みを検知するた
    めの原稿厚み検知手段と、 前記原稿搬送ローラ対の接触圧を調整するための搬送ロ
    ーラ対接触圧調整手段と、 前記原稿厚み検知手段に検知された原稿の厚み状態に応
    じて前記搬送ローラ対接触圧調整手段を制御するための
    制御手段と、 を有している原稿自動送り装置を備えたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  12. 【請求項12】 原稿載置台に積載された原稿を1枚ず
    つ分離して原稿読み取り部へ搬送ベルトにより搬送する
    原稿自動送り装置において、 前記搬送ベルトの表裏両面が前記原稿を搬送可能に形成
    されたことを特徴とする原稿自動送り装置。
  13. 【請求項13】 前記搬送ベルトの表裏両面の表面条件
    が同一に形成されたことを特徴とする請求項12記載の
    原稿自動送り装置。
  14. 【請求項14】 前記搬送ベルトの厚さ方向の構成を中
    心対称に形成したことを特徴とする請求項12記載の原
    稿自動送り装置。
  15. 【請求項15】 前記搬送ベルトの原稿搬送側面との反
    対側面に前記搬送ベルトを清掃するための清掃手段を設
    けたことを特徴とする請求項12記載の原稿自動送り装
    置。
  16. 【請求項16】 原稿載置台から1枚ずつ分離して送ら
    れた原稿を原稿読み取り部へ搬送するための搬送ベルト
    の表裏両面が前記原稿を搬送可能に形成されている原稿
    自動送り装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP18607792A 1992-06-18 1992-06-18 原稿自動送り装置 Pending JPH061459A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5823606A (en) * 1994-12-22 1998-10-20 Mercedes-Benz Ag Hard-top vehicle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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