JPH0614578B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0614578B2
JPH0614578B2 JP26755790A JP26755790A JPH0614578B2 JP H0614578 B2 JPH0614578 B2 JP H0614578B2 JP 26755790 A JP26755790 A JP 26755790A JP 26755790 A JP26755790 A JP 26755790A JP H0614578 B2 JPH0614578 B2 JP H0614578B2
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semiconductor
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、光半導体素子と通常の半導体素子のように高
さの差が大である半導体素子を同一基板上に集積化する
ような場合に適用して好結果が得られる半導体装置の製
造方法に関する。
従来技術と問題点 近年、光半導体素子、例えば、レーザ・ダイオードと通
常の半導体素子、例えば、電界効果型トランジスタとを
組み合わせて同一基板上に形成する技術の研究・開発が
盛んであるが、それ等各素子の高さが著しく異なること
が製造上で大きな問題になっている。従って、この問題
を解消しなければ、実用的なこの種の半導体装置を実現
させることは難しい。
第1図は前記したような半導体装置の要部切断側面図を
表している。
図に於いて、1は半絶縁性GaAs基板、2はn型Ga
As能動層、3はn型GaAsバッファ層、4はn型
AlGaAsクラッド層、5はn型GaAs活性層、6
はp型AlGaAsクラッド層、7はp型GaAsコン
タクト層、8はn側コンタクト電極、9はp側コンタク
ト電極、10はソース電極、11はドレイン電極、12
はゲート電極、LDはレーザ・ダイオード部分、FTは
電界効果型トランジスタ部分、S1はレーザ・ダイオー
ド部分LDに於ける半導体層全体の厚さ、S2はn型G
aAs能動層2に於ける厚さをそれぞれ示している。
第2図は第1図に見られる半導体装置の等価回路図を表
し、第1図に関して説明した部分と同部分は同記号で指
示してある。
この従来例に於けるレーザ・ダイオード部分LDに於け
る半導体層全体の厚さS1としては5〜10〔μm〕程
度もあり、また、電界効果型トランジスタ部分FTに於
けるn型GaAs能動層2に於ける厚さS2は0.3
〔μm〕程度であるから、両者を同一基板の表面にその
まま形成したのでは、その段差は極めて大きいものにな
ってしまう。
そこで、この従来例では、半絶縁性GaAs基板1の一
部を除去し、レーザ・ダイオード部分LDの厚さに相当
する深さを有する凹所を形成し、該凹所内にレーザ・ダ
イオード部分LDを、そして、凹所外、即ち半絶縁性G
aAs基板1に於ける本来の表面に電界効果型トランジ
スタ部分FTをそれぞれ形成してあり、全体の表面を略
平坦にしてある。
このようにすると、フォト・レジスト工程の困難が若干
緩和されはするが、従来技術に依って前記凹所を形成し
た場合、該凹所に於ける傾斜面がかなり切り立った状態
に形成されるので、レーザ・ダイオード部分LDと電界
効果型トランジスタ部分FTとを結ぶ配線が断線する虞
がある。
第3図は他の従来例を表す要部切断側面図であり、第1
図及び第2図に関して説明した部分と同部分は同記号で
指示してある。
この従来例では、レーザ・ダイオード部分LDと電界効
果型トランジスタ部分FTとが半絶縁性GaAs基板1
の同一表面上に形成されているので、第1図に見られる
従来例のような断線の問題は生じないが、その著しい段
差の為、フォト・レジスト工程が困難であり、特に、電
界効果型トランジスタ部分FTに要求される微細パター
ンの形成が困難である。
このように、従来技術をもってしては、製作上の困難
と、それに起因して生ずる特性の劣化は回避できない問
題であった。
ところで、第1図に関して説明した従来例に於ける凹所
の形成は、本発明に重大な関係をもっているので、ここ
で更に詳細に説明する。
第4図乃至第8図は従来技術に依って凹所を形成する場
合を説明する為の工程要所に於ける半導体装置の要部切
断側面図であり、以下、これ等の図を参照しつつ説明す
る。
第4図参照 (a) 例えば、分子線エピタキシャル成長(Molec
ular beam epitaxy:MBE)法を適
用し、半絶縁性GaAs基板21上にn型GaAs能動
層22を成長させる。
(b) 例えば、スパッタ法を適用することに依って、二
酸化シリコン(SiO)膜23を厚さ例えば4000
〔Å〕程度に形成する。
第5図参照 (c) 通常のフォト・リソグラフィ技術にて、二酸化シ
リコン膜23のパターニングを行い、凹所形成予定領域
上に開口23Aを形成する。
第6図参照 (d) 二酸化シリコン膜23をマスクにして半絶縁性G
aAs基板21のパターニングを行い、凹所24を形成
する。尚、この凹所24の深さはレーザ・ダイオード部
分の高さを考慮して決定されることは云うまでもない。
また、このパターニングをする際には、エッチャントと
して8H+1HSO+1HOを用いてい
る。
第7図参照 (e) マスクとして用いた二酸化シリコン膜23を除去
し、図示の状態にしてから半導体装置を完成させるにつ
いて種々の加工を行う。
第8図参照 (f) この図では、前記加工の一つを実施する為、フオ
ト・レジスト膜25を形成した状態を示している。
さて、前記のようにして形成された第7図に見られる凹
所24に於ける傾斜面の角度θは45゜以上にもなり、
しかも、エッジは鋭い折れ曲がりをなすので、配線を形
成した場合には、そのエッジに於いて断線を生じ易い。
また、第8図に見られるように、フォト・レジスト膜2
5を形成した場合には、エッジの部分、即ち、矢印Aで
指示した部分は薄く、また、矢印Bで形成した部分は厚
く形成されるので、均一な処理が不可能になる。
第9図乃至第11図は第4図乃至第8図に関して説明し
た工程で形成した凹所が不都合であることを更に説明す
るものであり、第9図は要部平面図、第10図は第9図
に見られる線a−a′に沿う断面図、第11図は第9図
に見られる線b−b′に沿う断面図をそれぞれ表し、第
4図乃至第8図に関して説明した部分と同部分は同記号
で指示してあり、記号24A及び24A′は傾斜面を示
している。
通常、半導体装置を製造する場合、それが完成された場
合の特性などの点から、基板は面指数が(100)であ
る面を主表面として用いる方が有利であることが多い。
そこで、第9図に見られる半絶縁性GaAs基板21の
主表面を(100)として凹所24を形成したとする
と、線a−a′で切断した第10図に見られる面は(0
1)になり、線b−b′で切断した第11図に見られ
る面は(011)になる。
各図から理解されるように、((01)面では第4図
乃至第8図について説明した凹所24と同じ断面形状に
なっているが、(011)面では、所謂、逆テーパをな
す断面形状になっている。
従って、(011)面に平行な方向に配線を引き出すこ
とは全く不可能であることが明らかである。
前記従来技術に於いて、基板に凹所を形成した場合の例
示では、それに依って生成される段差をそのままにした
状態で説明した。
然しながら、そのような凹所に半導体層を成長させて埋
めれば表面が平坦になって段差は解消されるであろうこ
とは、誰しも相当することと思われる。
ところが、前記した従来技術で形成された凹所のよう
に、エッジに鋭い折れ曲がりを有するものにあっては、
半導体層の良好な埋め込みは期待できない。
第12図乃至第14図は凹所に半導体層を埋め込む従来
技術の一例を解説する為の工程要所に於ける半導体装置
の要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照しつ
つ説明する。尚、第4図乃至第11図に関して説明した
部分と同部分は同記号で指示してある。
第12図参照 (a) 第4図乃至第6図に関して説明した工程と類似の
工程を経て、基板21に凹所24を形成する。
第13図参照 (b) 適宜のエピタキシャル成長法を適用することに依
り、半導体層26を成長させる。
第14図参照 (c) 基板21の表面に在る不要な部分の半導体層26
を例えばラッピングなど機械的に、或いは、エッチング
など化学的に除去し、図示のように半導体層26を凹所
24内に埋め込むようにする。
前記説明した技法に依ると、ウエハ内での均一性及び製
造歩留りが悪く、実用的ではない。
第15図乃至第17図は凹所に半導体層を埋め込む従来
技術の他の例を解説する為の工程要所に於ける半導体装
置の要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照し
つつ説明すう。
第15図参照 (a) 第12図に関して説明した工程と同様の工程を採
って基板21に凹所24を形成する。
(b) 凹所24上の部分に開口を有する適当な材料、例
えばSiOからなるマスク膜27を形成する。
第16図参照 (c) 液相エピタキシャル成長(liquid pha
se epitaxy:LPE)法等を利用した選択エ
ピタキシャル成長法を適用することに依り、半導体層2
6を成長させ、その後、マスク膜27を除去する。
ここで成長させた半導体層26には、そのエッジに異常
成長部分26′が形成される。
(d) 化学エッジ法を適用することに依り、異常成長部
分26′を除去する。
前記説明した技法に依ると、半導体層26を形成した場
合に生ずる異常成長部分26′のみをエッチングして表
面を平坦にすることは困難であって、第17図に見られ
るように、オーバ・エッチング部分21Aが形成され、
配線切れなどの問題が発生する為、製造歩留りが低下す
る。
以上の説明で判るように、従来技術を以てしては、凹所
を半導体層で埋めることに依りプレーナ化することも困
難である。
発明の目的 本発明は、高さに大きな差がある半導体素子を同一基板
上に形成し、且つ、それ等半導体素子を配線で結ぶに際
し、段差部分に於ける配線の断線を誘起しない構造構造
を得る製造方法を適用することを目的としている。
発明の構成 本発明に依る半導体装置の製造方法では、基板上に在っ
て膜厚方向にエッチング・レートが増加するようにAl
の組成が膜厚方向に大となるAlGaAs層を形成する
工程と、次いで、前記AlGaAs層上に選択的に開口
部を有するマスクを形成する工程と、次いで、ウエット
・エッチングを施し前記AlGaAs層の前記開口内端
部を傾斜した形状とする工程と、次いで、前記AlGa
As層の形状を前記基板上に転写する為のエッチングを
施す工程と、次いで、前記基板上に転写された前記傾斜
形状の領域上に配線層を形成する工程とを含んでなるこ
とを特徴とする構成を採っている。
この構成に依ると、例えば、低い基板面上にレーザ・ダ
イオードのように丈が高い半導体素子を形成し、基板の
表面に電界効果型トランジスタのように丈が低い半導体
素子を形成し、両者を結ぶ配線を施しても断線を生ずる
ことはなくなる。
発明の実施例 第18図乃至第21図は本発明の基本的構成を解説する
図であり、以下、これ等の図を参照しつつ説明する。
第18図はAlGa1-xAsに於けるx値とエッチン
グ・レートRTとの関係を表す線図である。
図から判るように、AlGa1-xAsはx値を大にす
るとエッチング・レートRTも大になる。
この現象を利用すると、AlGa1-xAs層に、なだ
らがな傾斜面を形成することができる。
具体的には、以下に示す如き手法を以てなだらかな傾斜
面を形成することができる。
第19図参照 (a) MBE法或いはMOCVD法を適用することに依
り、GaAs基板51上に、x値が次第に大きくなるよ
うにして、AlGa1-xAs層52を厚さ例えば10
〔μm〕程度に形成する。
第20図参照 (b) AlGa1-xAs層52の表面にフォト・レジス
ト、二酸化シリコン、窒化シリコン、等からなるマスク
膜53を形成する。
(c) 通常のフオト・リソグラフィ技術を適用すること
に依り、マスク膜53のパターニングを行い、<011
>方向にストライプ状開口53Aを形成する。
(d) フッ且水素酸系エッチング液、例えば、 HF:CHCOOH:H:HO =0.5:2:1:1 或いは、 HF:HNO:HO =1:3:2 等を用いてAlGa1-xAs層52をエッチングする
と、Alの含有量が大である層ほどエッチング・レート
が大であるから、図に見られるように、なだらかな傾斜
面52Aを有する凹所54が得られる。
第21図参照 (e) マスク膜53を除去してから、等方性エッチャン
トを用いて全面をエッチングすることに依り、Al
1-xAs層52を完全に除去すると、GaAs基板5
1には前記凹所54が転写され、なだらかな傾斜面51
Aを有する凹所55が形成される。
第22図乃至第26図は前記本発明の基本構成を応用し
た一実施例を解説する為の工程要所に於ける半導体装置
の要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照しつ
つ説明する。
第22図参照 半絶縁性GaAs基板31上に端部がなだらかな傾斜を
もつマスク膜32を形成する。
このマスク膜32は前記した本発明の基本構成を採用し
て形成されるものであり、AlGaAsを材料として形
成されている。
第23図参照 アルゴン(Ar)イオンを利用したイオン・エッチング
法、即ち、スパッタ・エッチング法を適用し、マスク膜
32が殆ど全てスパッタされる迄エッチングを行い、残
ったマスク膜を除去することに依り、半絶縁性GaAs
基板31の表面31Aにたいし、なだらかな傾斜面から
なる段差部分31Bを介して連なる低い基板面31Cが
形成される。即ち、凹所31′が得られる。
第24図参照 MBE法、MOCVD(metalorganic c
hemical vapour depositio
n)法、LPE法など、適宜の技法を選択して多層の半
導体層33を成長させる。
ここでは、この半導体層33は、例えば、5乃至6層か
らなり、レーザ・ダイオードを構成するのに必要である
半導体層、例えば、バッファ層、クラッド層、活性層、
クラッド層、キャップ層などから構成されている。然し
ながら、簡明にする為、第20図では単層の状態で表し
てある。
第25図参照 半導体層33の表面には、基板31に形成された凹所3
1′が転写された状態の凹所が存在するので、これを埋
める為のフォト・レジスト膜34を形成する。
第26図参照 前記第23図について説明した工程と同様にして、アル
ゴン・イオンを用いたスパッタ・エッチング法を適用す
ることに依り、フォト・レジスト膜34が殆ど全てスパ
ッタされる迄エッチングを行い、残ったフォト・レジス
ト膜を除去すると、図示のように、基板31の凹所3
1′内のみに多層の半導体層33が残り、他は除去され
る。
このようにして得られた半導体層33は電極を形成すれ
ばレーザ・ダイオードとして機能するものであり、ま
た、基板31に於ける本来の表面に電界効果型トランジ
スタを形成することも容易である。
以上説明した工程では半導体層33が凹所31′内の全
面に形成されるようになっているが、これを凹所31′
内にメサ状に形成することも可能であり、それには、前
記第24図について説明した工程の後、次の第27図及
び第28図を参照して説明される工程を採るようにする
と良い。
第27図参照 半導体層33の表面に形成された凹所31′内にメサ状
のマスク膜34′を形成する。
このマスク膜34′を形成する場合も、前記説明した本
発明の工程で、AlGaAs層を加工したマスク膜34
を形成した技法を適用することができる。
第28図参照 前記第26図に関して説明した工程で採用したスパッタ
・エッチング法を適用することに依り、マスク膜34′
が全てスパッタされる迄エッチングを行うと、図示のよ
うに、凹所31′内にメサ状の半導体層33が形成され
る。
第27図及び第28図に見られる工程を採った場合に
も、前記第22図乃至第26図について説明した実施例
の場合と全く同じ半導体装置を得ることが可能である。
第29図並びに第30図は本発明を適用して基板に形成
された凹所を表す為の要部平面図及び要部切断側面図で
あり、第22図乃至第28図に関して説明した部分と同
部分は同記号で指示してある。
本発明に依ると、第29図の線a−a′及び線b−b′
の何れの面で切断しても、第30図に見られる要部切断
側面図が得られる。
図から明らかなように、基板31の面方位の如何に拘わ
らず、90゜相違する方向から見ても、低い基板面31
Cがなだらかな段差部分31Bを介して基板表面31A
と連なっていることは第9図乃至第11図について説明
した従来技術と対比して大きく相違する点であり、従っ
て、本発明に依った場合、凹所31′の4方向に配線を
引き出すことができる。
このようなことからすれば、凹所31′を方形でなく、
円形にすれば、配線は360゜何れの方向にも引き出す
ことができる。
第31図及び第32は凹所31′が円形である実施例を
示す要部平面図及び要部切断側面図であり、第22図乃
至第30図に関して説明した部分と同部分は同記号で指
示してある。
図示のように、円形の低い基板面31Cは、その全周が
なだらかな段差部分31Bを介して基板表面31Aに連
続している。
前記説明から、本発明に依れば、基板になだらかな傾斜
面を有する凹所を形成することは容易であることが理解
できよう。
この実施例に於いては、凹所54を形成するのに、化学
的エッチング法を適用することができる点が大きな特徴
になっている。
第33図は本発明一実施例に依って製造された半導体装
置の要部切断側面図を示している。
図に於いて、61は半絶縁性GaAs基板、62は凹
所、62Aは凹所62の傾斜面、63はn側コンタクト
層、64はn側クラッド層、65は活性層、66はp側
クラッド層、67はp側コンタククト層、68は電界効
果型トランジスタ部分FTの能動層、69はp側コンタ
クト電極、70はソース電極、71はドレイン電極、7
2はゲート電極、73は絶縁膜、74は配線、75はn
側コンタクト電極、Lは凹所62の深さ、Lは凹所
62に於ける傾斜面62Aの幅をそれぞれ示している。
前記半導体装置の構成要素に於ける諸データは次の通り
である。
凹所62について 深さL:10.2〔μm〕 傾斜面62Aの幅L:30〔μm〕 n側コンタクト層63について 半導体:n−GaAs 不純物濃度:1×1018〔cm-3〕 厚さ:5〔μm〕 n側クラッド層64について 半導体:n−Al0.3Ga0.7As 不純物濃度:5×1017〔cm-3〕 厚さ:2〔μm〕 活性層65について 半導体:n−GaAs 不純物濃度:1×1017〔cm-3〕 厚さ:0.2〔μm〕 p側クラッド層66について 半導体:n−Al0.3Ga0.7As 不純物濃度:5×1017〔cm-3〕 厚さ:2〔μm〕 p側コンタクト層67について 半導体:p−GaAs 不純物濃度:5×1018〔cm-3〕 厚さ:1〔μm〕 能動層68について 半導体:n−GaAs 不純物濃度:1×1017〔cm-3〕 厚さ:0.3〔μm〕 p側コンタクト電極69について 材料:AuZn ソース電極70及びドレイン電極71について 材料:AuGe/Ni ゲート電極72について 材料:Al 絶縁膜73について 材料:二酸化シリコン 配線74について 材料:Au/Cr n側コンタクト電極75について 材料:AuGe/Ni 第33図に示された半導体装置を製造する工程は次の通
りである。
(a) 第22図乃至第26図に関して説明したような工
程を採って、凹所62を形成し、次いで、各半導体層、
即ち、n側コンタクト層63、n側クラッド層64、活
性層65、p側クラッド層66、p側コンタクト層67
を成長させ、各半導体層の不要部分を除去し、凹所62
を埋めるもののみを残す。
凹所62を形成する場合のイオン・エッチング条件は、 エッチング・ガス:Arガス 雰囲気圧力:2×10-4〔Torr〕 加速エネルギ:500〔eV〕 ビーム入射方式:基板面に対して70゜ であり、また、マスクはポジ型フォト・レジストを用
い、膜厚を8〔μm〕とした。
(b) 例えば、MBE法を適用することに依り、電界効
果型トランジスタ部分FTを形成する為の能動層68を
形成する。
(c) リフト・オフ法及び蒸着法を適用することに依
り、レーザ・ダイオード部分LDに於けるp側コンタク
ト電極69を形成する。
(d) リフト・オフ法及び蒸着法を適用することに依
り、電界効果型トランジスタ部分FTに於けるソース電
極70とドレイン電極71を形成する。
(e) リフト・オフ法及び蒸着法を適用することに依
り、電界効果型トランジスタ部分FTに於けるゲート電
極72を形成する。
(f) スパッタ法を適用することに依り、二酸化シリコ
ンの絶縁膜73を形成する。
(g) リソグラフィ技術を適用することに依り、絶縁膜
73のパターニングを行う。
(h) リフト・オフ法及び蒸着法を適用することに依
り、配線74を形成する。
(i) リフト・オフ法及び蒸着法を適用することに依
り、レーザ・ダイオード部分LDに於けるn側コンタク
ト電極75を形成する。
本実施例に於けるフォト・レジスト工程の歩留りは極め
て良好であり、微細パターンを容易に形成することがで
きた。
例示すると、レーザ・ダイオード部分LDに於けるスト
ライプ幅は3〔μm〕、電界効果型トランジスタ部分F
Tのソース・ゲート間、ゲート・ドレイン間、ゲート幅
などは2〔μm〕のものが容易に得ることができた。
第34図は第33図に見られる半導体装置の等価回路図
であり、第33図に関して説明した部分と同部分は同記
号で指示してある。
第35図はレーザ・ダイオード部分LDと電界効果型ト
ランジスタ部分FTとがなだらかな斜面を介して連続し
ている構成の半導体装置を例示する要部切断側面図であ
り、第33図に関して説明した部分と同部分は同記号で
指示してある。
この半導体装置を製造する工程で、レーザ・ダイオード
部分LDに於ける各半導体層になだらかな斜面を形成す
るには、第27図及び第28図に関して説明した工程を
用いることができ、第33図の半導体装置を製造する際
に比較して余分な工程は不要であり、そして、その他に
ついても、第33図に見られる半導体装置を製造する場
合と変わりない。
前記各実施例に於いては、電界効果型トランジスタ部分
FTを形成するのに、半絶縁性GaAs基板上に能動層
を成長させているが、よく行われているように、半絶縁
性GaAs基板中に所要不純物をイオン注入して能動領
域を形成するようにしても良い。
第36図はその実施例を表す要部切断側面図であり、第
33図乃至第35図に関して説明した部分と同部分は同
記号で指示してある。
この実施例が第33図乃至第35図に関して説明した実
施例と大きく相違する点は、イオン注入法を適用するこ
とに依り、半絶縁性GaAs基板61中にSiイオンの
打ち込みを行い、n型能動領域76、nソース領域7
7、nドレイン領域78を形成したことである。
第37図及び第38図はpinダイオードと電界効果型
トランジスタとを組み合わせた半導体装置を製造する場
合を解説する為の工程要所に於ける半導体装置の要部切
断側面図であり、以下、これ等の図を参照しつつ説明す
る。
第37図参照 (a) MBE法を適用することに依り、半絶縁性GaA
s基板81上にn−GaAs層82、n−GaAs
層83、n−Al0.3Ga0.7As層84を成長させ
る。
この場合に於ける各半導体層に関するデータは次の通り
である。
−GaAs層82について 不純物濃度:5×1017〔cm-3〕 厚さ:0.3〔μm〕 n−GaAs層83について 不純物濃度:5×1014〔cm-3〕 厚さ:3.5〔μm〕 n−Al0.3Ga0.7As層84について 不純物濃度:5×1014〔cm-3〕 厚さ:1〔μm〕 (b) 第22図乃至第26図に関して説明したような工
程を採って、なだらかな傾斜面85Aを有する凹所85
を形成する。
この場合に於ける凹所85の深さLは4.8〔μ
m〕、傾斜面85Aの幅Lは30〔μm〕であった。
尚、幅Lを30〔μm〕以上100〔μm〕程度にす
ることは容易である。
(c) 第22図乃至第26図に関して説明したような工
程を採って、凹所85内を埋める半絶縁性GaAs層8
6を形成する。
(d) 例えば、MBE法を適用することに依り、電界効
果型トランジスタ部分FTを構成する為のn−GaAs
能動層87を形成する。
このn−GaAs能動層87の不純物濃度は1×1017
〔cm-3〕程度、厚さは約0.3〔μm〕程度である。
(e) 例えば、イオン注入法を適用するとに依り、直径
約100〔μm〕程度であるp型拡散領域88を形成す
る。
(f) 通常の技法を適用することに依り、例えば、Au
Ge/Niからなるソース電極89並びにドレイン電極
90、n側コンタクト電極91の形成、AuZnからな
るp側電極92の形成、Alからなるゲート電極93の
形成を行う。
第38図参照 (g) 例えば、スパッタ法及び適当なリソグラフィ技術
を適用することに依り、二酸化シリコンからなる絶液膜
94を形成する。
(h) 蒸着法及び適当なリソグラフィ技術を適用するこ
とに依り、Au/Crからなる配線を95を形成して完
成する。
第39図は第37図及び第38図に関して説明した実施
例に依って製造された半導体装置の等価回路図である。
発明の効果 本発明に依る半導体装置の製造方法に於いては、 基板上に在って膜厚方向にエッチング・レートが増加す
るようにAlの組成が膜厚方向に大となるAlGaAs
層を形成する工程と、次いで、前記AlGaAs層上に
選択的に開口部を有するマスクを形成する工程と、次い
で、ウエット・エッチングを施し前記AlGaAs層の
前記開口内端部を傾斜した形状とする工程と、次いで、
前記AlGaAs層の形状を前記基板上に転写する為の
エッチングを施す工程と、次いで、前記基板上に転写さ
れた前記傾斜形状の領域上に配線層を形成する工程とを
含んでなることを特徴とする構成を採っている。
この構成に依り、前記単結晶層を利用して形成した半導
体素子と前記基板を利用して形成した半導体素子とは、
その表面が略同一面上にあるようにすることができるの
でそれ等各半導体素子の間を結ぶ配線は平坦面に形成し
たり、或いは、なだらかな傾斜面に形成したりすること
が可能になるから断線は生じない。また、各半導体素子
の表面が略同一面に存在することから、フォト・レジス
ト工程、写真工程等が容易になり、微細パターンの形成
に有効である。更にまた、前記低い基板面に形成した半
導体層の厚みはウエハ全面に亙り略均一に維持される
為、半導体装置の製造歩留りは良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術で製造された半導体装置の要部切断側
面図、第2図は第1図に見られる半導体装置の等価回路
図、第3図は従来技術で製造された他の半導体装置の要
部切断側面図、第4図乃至第8図は従来技術を説明する
為の工程要所に於ける半導体装置の要部切断側面図、第
9図乃至第11図は第4図乃至第8図に関して説明した
工程で形成した凹所の不都合を説明する要部平面図と線
a−a′に沿う断面図と線b−b′に沿う断面図、第1
2図乃至第14図は凹所に半導体層を埋める従来技術の
一例を説明するための工程要所に於ける半導体装置の要
部切断側面図、第15図乃至第17図は凹所に半導体層
を埋める従来技術の他の例を説明する為の工程要所に於
ける半導体装置の要部切断側面図、第18図はAl
1-xAsに於けるx値とエッチング・レートとの関係
を表す線図、第19図乃至第21図はAlGa1-x
sのエッチング・レート差を利用した実施例を説明する
為の工程要所に於ける半導体装置の要部切断側面図、第
22図乃至第26図は本発明一実施例を説明する為の工
程要所に於ける半導体装置の要部切断側面図、第27図
及び第28図は第22図乃至第26図に関して説明した
実施例の改変を説明するための工程要所に於ける半導体
装置の要部切断側面図、第29図及び第30図は本発明
を適用して基板に形成された凹所を示す要部平面図及び
要部切断側面図、第31図及び第32図は凹所が円形で
ある実施例の要部平面図及び要部切断側面図、第33図
は本発明一実施例に依って製造された半導体装置の要部
切断側面図、第34図は等価回路図、第35図はレーザ
・ダイオード部分と電界効果型トランジスタ部分とがな
だらかな斜面を介して連続している構成の半導体装置の
要部切断側面図、第36図は基板中に形成された能動領
域を利用して電界効果型トランジスタ部分を構成した半
導体装置を例示する要部切断側面図、第37図及び第3
8図はpinダイオードと電界効果型トランジスタとを
組合せた半導体装置を製造する場合を説明する為の工程
要所に於ける半導体装置の要部切断側面図、第39図は
等価回路図をそれぞれ説明している。 図に於いて、31は半絶縁性GaAs基板、31′は凹
所、31Aは基板31の表面、31Bは段差部分、31
Cは低い基板面、32はフォト・レジスト膜、32Aは
開口、32Bは傾斜面、33は半導体層、34はフォト
・レジスト膜をそれぞれ示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 町田 英樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 山腰 茂伸 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 桜井 照夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 Appl,Phys,Lett,44 (3),1 Febraary 1984, P.325〜327 Journal of Lishtwa ve Technology,Vol.L T−1,No.1,March 1983, P.261〜267

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に在って膜厚方向にエッチング・レ
    ートが増加するようにAlの組成が膜厚方向に大となる
    AlGaAs層を形成する工程と、 次いで、前記AlGaAs層上に選択的に開口部を有す
    るマスクを形成する工程と、 次いで、ウエット・エッチングを施し前記AlGaAs
    層の前記開口内端部を傾斜した形状とする工程と、 次いで、前記AlGaAs層の形状を前記基板上に転写
    する為のエッチングを施す工程と、 次いで、前記基板上に転写された前記傾斜形状の領域上
    に配線層を形成する工程と を含んでなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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