JPH0614524A - 非接触歯車装置 - Google Patents

非接触歯車装置

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Publication number
JPH0614524A
JPH0614524A JP18624692A JP18624692A JPH0614524A JP H0614524 A JPH0614524 A JP H0614524A JP 18624692 A JP18624692 A JP 18624692A JP 18624692 A JP18624692 A JP 18624692A JP H0614524 A JPH0614524 A JP H0614524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side magnet
driven
magnet gear
gear
key
Prior art date
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Pending
Application number
JP18624692A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoyuki Sasaki
基之 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
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Publication of JPH0614524A publication Critical patent/JPH0614524A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】この発明の目的は、歯車がいかなる回転数であ
っても、歯車同士が非接触の状態で係合することの可能
な非接触歯車装置を提供することである。 【構成】この発明は、永久磁石よりなる複数の歯の歯先
を同じ極性にした駆動側マグネット歯車5および従動側
マグネット歯車8を各歯同士の磁気反発力または磁気吸
引力によって非接触の状態で係合させて、駆動側マグネ
ット歯車5の回転運動を従動側マグネット歯車8に伝達
し、更に、伝達された従動側マグネット歯車8の回転運
動を従動軸を介してワークに伝える非接触歯車装置にお
いて、上記従動側マグネット歯車のキー溝8cの幅より
狭い幅のキーを上記従動軸のキー溝10aに嵌入するこ
とによって、狭い幅のキーと上記従動側マグネット歯車
のキー溝8cとの間に隙間を形成しながら、上記従動側
マグネット歯車8と従動軸10とをキー結合したことを
特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は非接触歯車装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の非接触歯車装置の一例が図8およ
び図9に示されており、これらの図において、駆動モー
タ1の回転軸1aには駆動軸2が連結され、その駆動軸
2はべアリング3を介して軸受部材4に支承されてい
る。駆動軸2の先端部には駆動側マグネット歯車5がボ
ルト7によって取り付けられている。駆動側マグネット
歯車5の構成は、所定の厚みをもった円板5aの外周に
永久磁石で出来ている複数の歯5bを等ピッチで取り付
け、各歯5bの歯先を同じ極性にしたものである。
【0003】駆動側マグネット歯車5には従動側マグネ
ット歯車8が非接触の状態で係合している。従動側マグ
ネット歯車8の構成は、所定の厚みをもった円板8aの
外周に永久磁石で出来ている複数の歯8bを等ピッチで
取り付け、各歯8bの歯先を駆動側マグネット歯車5の
歯5bと同じ極性にしている。そのため、駆動側マグネ
ット歯車5の歯5bと従動側マグネット歯車8の歯8b
とは磁気反発することによって、非接触の状態で係合し
ている。従動側マグネット歯車8はボルト9によって従
動軸10の先端部に取り付けられている。従動軸10は
ベアリング11を介して軸受部材4に支承され、そし
て、従動軸10の後端部にはワーク12がボルト13に
よって固定されている。
【0003】このような非接触歯車装置においては、駆
動モータ1によって駆動軸2を回転させると、駆動側マ
グネット歯車5が回転する。駆動側マグネット歯車5の
回転に伴って、従動側マグネット歯車8も回転するよう
になるが、その場合、駆動側マグネット歯車5の歯5b
と従動側マグネット歯車8の歯8bとが同じ極性をし、
磁気反発するため、これらの歯車5、8は非接触の状態
で係合している。従動側マグネット歯車8が回転する
と、それをボルト9によって取り付けている従動軸10
と、その先端部に取り付けられたワーク12とが回転す
るようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の非接触歯車装置
は、上記のように従動側マグネット歯車8がボルト9に
よって従動軸10の先端部に取り付けられているので、
歯車の回転時に特定の回転数になると発生する固有振動
の逃げ場が無くなり、それが原因で駆動側マグネット歯
車5と従動側マグネット歯車8とは非接触の状態での係
合が出来なくなり、駆動側マグネット歯車5の歯5bと
従動側マグネット歯車8の歯8bとが接触するようにな
る問題が起きた。
【0005】この発明の目的は、上記問題を解決して、
歯車が如何なる回転数であっても、歯車同士が非接触の
状態で係合すること可能な非接触歯車装置を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、永久磁石よりなる複数の歯の歯先を同
じ極性にした駆動側マグネット歯車および従動側マグネ
ット歯車を各歯同士の磁気反発力または磁気吸引力によ
って非接触の状態で係合させて、駆動側マグネット歯車
の回転運動を従動側マグネット歯車に伝達し、更に、伝
達された従動側マグネット歯車の回転運動を従動軸を介
してワークに伝える非接触歯車装置において、上記従動
側マグネット歯車および従動軸にそれぞれキー溝を作
り、上記従動側マグネット歯車のキー溝の幅より狭い幅
のキーを上記従動軸のキー溝に嵌入することによって、
狭い幅のキーと上記従動側マグネット歯車のキー溝との
間に隙間を形成しながら、上記従動側マグネット歯車と
従動軸とをキー結合したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】この発明においては、従動側マグネット歯車お
よび従動軸にそれぞれキー溝を作り、従動側マグネット
歯車のキー溝の幅より狭い幅のキーを従動軸のキー溝に
嵌入することによって、狭い幅のキーと従動側マグネッ
ト歯車のキー溝との間に隙間を形成しながら、従動側マ
グネット歯車と従動軸とをキー結合しているので、従動
側マグネット歯車がキーとキー溝との間に隙間により回
転方向に遊びを持ちながら回転する。そのため、固有振
動が発生しても、その振動は駆動側マグネット歯車の歯
と、従動側マグネット歯車の歯との空間で緩衝すること
ができ、歯同士が接触することなく、如何なる回転数で
あっても非接触の状態で回転伝達ができるようになる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。この発明の第1実施例の非接触歯車
装置は図1および図2に示されており、これらの図にお
いて、駆動モータ1の回転軸1aには駆動軸2が連結さ
れ、その駆動軸2はべアリング3を介して軸受部材4に
支承されている。駆動軸2の先端部には駆動側マグネッ
ト歯車5がボルト7によって取り付けられている。駆動
側マグネット歯車5の構成は、所定の厚みをもった円板
5aの外周に永久磁石で出来ている複数の歯5bを等ピ
ッチで取り付け、各歯5bの歯先を同じ極性にしたもの
である。
【0009】駆動側マグネット歯車5には従動側マグネ
ット歯車8が非接触の状態で係合している。従動側マグ
ネット歯車8の構成は、所定の厚みをもった円板8aの
外周に永久磁石で出来ている複数の歯8bを等ピッチで
取り付け、各歯8bの歯先を駆動側マグネット歯車5の
歯5bと同じ極性にしている。そのため、駆動側マグネ
ット歯車5の歯5bと従動側マグネット歯車8の歯8b
とは磁気反発することによって、非接触の状態で係合し
ている。従動側マグネット歯車8および従動軸10には
それぞれキー溝8c、10aが作られ、従動側マグネッ
ト歯車8のキー溝8cの幅より狭い幅のキー14を従動
軸10のキー溝10aに嵌入することによって、狭い幅
のキー14と従動側マグネット歯車8のキー溝8cとの
間に隙間h1 を形成しながら、従動側マグネット歯車8
と従動軸10とをキー結合し、そして、従動軸10をベ
アリング11を介して軸受部材4に支承している。従動
側マグネット歯車8はその前後に隙間h2 をもって設け
られたC型止め輪15a、15bで従動軸10の軸線方
向の移動が制約されている。従動軸10の後端部にはワ
ーク12がボルト13によって固定されている。
【0010】このような第1実施例においては、駆動モ
ータ1によって駆動軸2を回転させると、駆動側マグネ
ット歯車5が回転する。駆動側マグネット歯車5の回転
に伴って、従動側マグネット歯車8も回転するようにな
るが、その場合、駆動側マグネット歯車5の歯5bと従
動側マグネット歯車8の歯8bとが同じ極性をし、磁気
反発するため、これらの歯車5、8は非接触の状態で係
合している。従動側マグネット歯車8が回転すると、従
動軸10と、その先端部に取り付けられたワーク12と
が回転するようになる。従動側マグネット歯車8が回転
するとき、従動側マグネット歯車8のキー溝8cとキー
14との間の隙間h1 、および従動側マグネット歯車8
とC型止め輪15a、15bとの間の隙間h2 により、
従動側マグネット歯車8と従動軸10とが回転方向に遊
びながら回転するようになる。
【0011】次に、第2実施例が図3および図4に示さ
れており、同図において、従動軸10およびワーク12
にそれぞれキー溝10b、12aを作り、ワーク12の
キー溝12aの幅より狭い幅のキー14を従動軸10の
キー溝10cに嵌入することによって、狭い幅のキー1
4とワーク12のキー溝12aとの間に隙間h3 を形成
しながら、ワーク12と従動軸10とをキー結合してい
る。また、ワーク12はその前後に隙間h4 をもって設
けられたC型止め輪15a、15bで従動軸10の軸線
方向の移動が制約されている。
【0012】その次に、第3実施例は図5に示されてお
り、従動側マグネット歯車8の両側にワーク12を配置
したもので、従動軸10は従動側マグネット歯車8とキ
ー結合する所で2分割されている。
【0013】更に、第4実施例の自公転式非接触歯車装
置が図3および図6に示されており、同図において、2
1は駆動モータ、22は駆動回転軸、23は駆動回転ア
ーム、24は自転歯車、25は従動軸、26は外輪歯
車、27はベアリング、28はキー、29はワークであ
る。キー28は上記第1実施例と同様に自転歯車24の
キー溝と隙間をもっている。また、図示していないが、
自転歯車29はC型止め輪で従動軸25の軸線方向の移
動が制約されている。
【0014】ところで、上記各実施例ではキーやC型止
め輪を用いているが、これらの代わりに、ゴムやスプリ
ング等を用いた機構を用いても良い。
【0015】
【発明の効果】この発明においては、従動側マグネット
歯車および従動軸にそれぞれキー溝を作り、従動側マグ
ネット歯車のキー溝の幅より狭い幅のキーを従動軸のキ
ー溝に嵌入することによって、狭い幅のキーと従動側マ
グネット歯車のキー溝との間に隙間を形成しながら、従
動側マグネット歯車と従動軸とをキー結合しているの
で、従動側マグネット歯車がキーとキー溝との間に隙間
により回転方向に遊びを持ちながら回転する。そのた
め、固有振動が発生しても、その振動は駆動側マグネッ
ト歯車の歯と、従動側マグネット歯車の歯との空間で緩
衝することができ、歯同士が接触することなく、如何な
る回転数であっても非接触の状態で回転伝達ができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の一部切欠断面図
【図2】この発明の第1実施例の側面図
【図3】この発明の第2実施例の一部切欠断面図
【図4】この発明の第2実施例の側面図
【図5】この発明の第3実施例の一部切欠断面図
【図6】この発明の第4実施例の一部切欠断面図
【図7】図6のA−A矢視図
【図8】従来の非接触歯車装置の一部切欠断面図
【図9】従来の非接触歯車装置の側面図
【符号の説明】
1・・・・・・駆動モータ 1a・・・・・駆動モータの回転軸 2・・・・・・駆動軸 3・・・・・・べアリング 4・・・・・・軸受部材 5・・・・・・駆動側マグネット歯車 5a・・・・・駆動側マグネット歯車の円板 5b・・・・・駆動側マグネット歯車の歯 7・・・・・・ボルト 8・・・・・・従動側マグネット歯車 8a・・・・・従動側マグネット歯車の円板 8b・・・・・従動側マグネット歯車の歯 8c・・・・・従動側マグネット歯車のキー溝 9・・・・・・ボルト 10・・・・・従動軸 10a・・・・従動軸のキー溝 11・・・・・ベアリング 12・・・・・ワーク 13・・・・・ボルト 14・・・・・キー 15a・・・・C型止め輪 15b・・・・C型止め輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】永久磁石よりなる複数の歯の歯先を同じ極
    性にした駆動側マグネット歯車および従動側マグネット
    歯車を各歯同士の磁気反発力または磁気吸引力によって
    非接触の状態で係合させて、駆動側マグネット歯車の回
    転運動を従動側マグネット歯車に伝達し、更に、伝達さ
    れた従動側マグネット歯車の回転運動を従動軸を介して
    ワークに伝える非接触歯車装置において、上記従動側マ
    グネット歯車および従動軸にそれぞれキー溝を作り、上
    記従動側マグネット歯車のキー溝の幅より狭い幅のキー
    を上記従動軸のキー溝に嵌入することによって、狭い幅
    のキーと上記従動側マグネット歯車のキー溝との間に隙
    間を形成しながら、上記従動側マグネット歯車と従動軸
    とをキー結合したことを特徴とする非接触歯車装置。
JP18624692A 1992-06-19 1992-06-19 非接触歯車装置 Pending JPH0614524A (ja)

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JP18624692A JPH0614524A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 非接触歯車装置

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ID=16184911

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JP18624692A Pending JPH0614524A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 非接触歯車装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007055421A1 (ja) * 2005-11-10 2007-05-18 Crystalbay Co., Ltd. 非接触回転伝達装置
JP2007244014A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Institute Of National Colleges Of Technology Japan 磁力による非接触歯車
US20100178079A1 (en) * 2009-01-14 2010-07-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus
US8050609B2 (en) 2008-02-18 2011-11-01 Sharp Kabushiki Kaisha Fixing device and image forming apparatus

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