JPH06144875A - ガラス基板に発生するクラックの防止方法 - Google Patents

ガラス基板に発生するクラックの防止方法

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JPH06144875A
JPH06144875A JP30082892A JP30082892A JPH06144875A JP H06144875 A JPH06144875 A JP H06144875A JP 30082892 A JP30082892 A JP 30082892A JP 30082892 A JP30082892 A JP 30082892A JP H06144875 A JPH06144875 A JP H06144875A
Authority
JP
Japan
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glass substrate
adhesive
cracks
developed
cut
Prior art date
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Pending
Application number
JP30082892A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Miyake
泰明 三宅
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MITSUBOSHI DAIYAMONDO KOGYO KK
Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd
Original Assignee
MITSUBOSHI DAIYAMONDO KOGYO KK
Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス基板の分断部に発生しがちなクラック
を防止する。 【構成】 ガラス基板の分断後、その分断部に沿って防
湿効果を持つ接着剤を塗布し、硬化させることで、ガラ
ス基板のクラック発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス切断端面に生じ
るクラックの発生を防止する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶のガラス基板を製品寸法に切り出す
には、そのガラス基板にホイール刃によりスクライブ線
を入れ、そしてガラス基板の所定部に応力を加えること
でスクライブ線でガラス基板を分断している。
【0003】しかしながら、そのスクライブ部には、ホ
イール刃で印加された力および分断時に加えられた応力
が原因で残留応力が残るために、ガラス基板を分断した
後になっても、ガラス基板の表面に水平方向にクラック
が自然発生し易く、又、時間が経過する間に、そのクラ
ック部に湿気等の外的要因の影響を受けて更にクラック
発生が促進されることが観察されている。従って、ガラ
ス基板の分断後になされるLCの注入、注入口の封止の
工程時には、既にガラス基板上にクラック発生により生
じた微細なカレットが散在しており、そのガラス基板に
偏光板を貼り合わせてしまうと、基板そのものが不良と
なってしまう。
【0004】ところで、ガラス基板のスクライブ時、従
来は例えばシリコンオイル等を滴下することでクラック
等の切り屑等の飛散を防止するめと共に、クラック部へ
の湿気の侵入を防ぎ、以後のクラック発生を防止する方
策がとられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、LCD
基板の分断工程では、液晶の注入口は未封止の状態であ
るために、スクライブ時にオイルを滴下することは厳禁
であり、又、LCD基板には既に配線(パターン)が形成
されているためにブラシ等で除去することもできないた
めに、クラック発生を抑える有効な対策が待たれてい
た。本発明は、上述した課題を解決するためになされた
ものであり、クラック発生を防止できる有効な手段を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のガラス基板に発
生するクラックの防止方法は、ガラス基板の分断後、そ
の分断部に沿って防湿効果を持つ接着剤を塗布し、硬化
させることで、ガラス基板のクラック発生を防止するこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】ガラス基板の分断部には、スクライブ時および
分断時に生じた残留応力によりカレット発生が起こり易
くなっている。従って、その箇所を防湿効果のある接着
剤にて固定すれば、クラック発生を防止することができ
る。
【0008】
【実施例】本発明ではロール塗布機またはスクリーン印
刷法によってガラス基板の分断部に接着剤を塗布してい
る。接着剤としては、効果速度が早く、防湿性と適当な
柔軟性に持つものが好ましく、本実施例では紫外線照射
硬化のレジンを用いたが速乾性の接着剤や高速硬化のエ
ポキシ系の接着剤を用いることもできる。塗布厚さは、
ガラス基板の端子部へのヒートシール接続さらTAB処
理の際に障害とならないよう10ないし50ミクロンと
し、塗布後に紫外線照射により接着剤を硬化させた。
【0009】図1の上図に示すように、2枚のガラス板
X,Yが接合されたガラス基板を製品寸法に分断する場
合、下側のガラス板Yの端部を端子Zとするために、上
下のガラス板に対して矢印で示した側からスクライブを
入れ、そして応力を印加することにより図1の下図に示
したように分断される。この分断されたガラス基板にお
いてはスクライブした箇所A,Bに残留応力が残り、そ
の箇所でクラックが発生し易いために、その箇所に接着
剤を塗布する。
【0010】従来であればガラス基板の分断後、数十時
間にわたってクラックが成長してカレットが欠落する音
が集音装置で確認されるが、本発明に従って接着剤を塗
布した場合にはカレットの欠落音は検出されずよってカ
レット発生を抑制できた。
【0011】ガラス基板の端子部Zに取り付ける部品の
種類によって図2ないし図5のごとき接着剤(Qで示す)
の塗布例がある。図6のごとく、ガラス基板の端子部に
コネクタ1を介してPC基板を取り付ける場合は、図2
の塗布例が適している。図7のごとく、端子部にTAB
またはヒートシール3を接合する場合は、図2および図
3の塗布例では、そのヒートシール等をガラス基板Yを
介して裏面より加圧圧着させるべく高加圧を行うと、基
板Yの裏面まで延在する接着剤QのエッジCがテコの支
点となり、基板Yを破損する恐れがある。その防止のた
め、接着剤Qを裏面に対し端子幅分だけ塗布した図4及
び図5の塗布例が適している。図8のごとく、端子部に
LSI部品を取り付ける場合は、図2および図3の塗布
例が適している。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、残留応
力が残るガラス基板の分断部に、防湿効果のある接着剤
にて固定したので、その分断部でのクラック発生を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガラス基板の分断の様子を示した側面図
【図2】 本発明に係わる接着の塗布例を示した側面図
【図3】 本発明に係わる接着の塗布例を示した側面図
【図4】 本発明に係わる接着の塗布例を示した側面図
【図5】 本発明に係わる接着の塗布例を示した側面図
【図6】 端子部にコネクタを介してPC基板を取り付
けた側面図
【図7】 端子部にTABを接合した側面図
【図8】 端子部にLSIを取り付けた側面図
【符号の説明】
X ガラス板 Y ガラス板 Z 端子部 Q 接着剤 1 コネクタ 2 PC基板 3 TAB 4 LSI

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板の分断後、その分断部に沿っ
    て防湿効果を持つ接着剤を塗布し、硬化させることで、
    ガラス基板のクラック発生を防止することを特徴とする
    ガラス基板に発生するクラックの防止方法。
JP30082892A 1992-11-11 1992-11-11 ガラス基板に発生するクラックの防止方法 Pending JPH06144875A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190024648A (ko) 2017-08-31 2019-03-08 미쓰보시 다이야몬도 고교 가부시키가이샤 유리 기판의 단면 처리 방법 및 유리 기판의 단면 처리 장치
KR20190024649A (ko) 2017-08-31 2019-03-08 미쓰보시 다이야몬도 고교 가부시키가이샤 유리 기판의 잔류 응력 저감 방법 및 유리 기판의 잔류 응력 저감 장치
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KR20190027309A (ko) 2017-09-06 2019-03-14 미쓰보시 다이야몬도 고교 가부시키가이샤 유리 기판의 잔류 응력 저감 방법 및 유리 기판의 잔류 응력 저감 장치
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