JPH061442Y2 - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
空気入りラジアルタイヤInfo
- Publication number
- JPH061442Y2 JPH061442Y2 JP1987022111U JP2211187U JPH061442Y2 JP H061442 Y2 JPH061442 Y2 JP H061442Y2 JP 1987022111 U JP1987022111 U JP 1987022111U JP 2211187 U JP2211187 U JP 2211187U JP H061442 Y2 JPH061442 Y2 JP H061442Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- tire
- width
- circumferential direction
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1272—Width of the sipe
- B60C2011/1286—Width of the sipe being different from sipe to sipe
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 空気入りラジアルタイヤ、特に好ましくは全天候用ブロ
ックパターンを有する空気入りラジアルタイヤのトレッ
ドパターンの改良に関するものである。
ックパターンを有する空気入りラジアルタイヤのトレッ
ドパターンの改良に関するものである。
一般にオールウエザー又はスタッドレスタイヤと称され
るタイヤは主溝により区画されたブロックパターンをト
レッド踏面部に形成し、特に近年のスタッドレスタイヤ
は雪路、氷結路、一般路での走行性能確保の為、ブロッ
クパターンとし、かつ各ブロックを実質上軸方向に延び
る狭い幅のスリットにより複数のサブブロックに分割し
ている。
るタイヤは主溝により区画されたブロックパターンをト
レッド踏面部に形成し、特に近年のスタッドレスタイヤ
は雪路、氷結路、一般路での走行性能確保の為、ブロッ
クパターンとし、かつ各ブロックを実質上軸方向に延び
る狭い幅のスリットにより複数のサブブロックに分割し
ている。
このスリットで分割することによりブロック剛性を低下
し踏面との接地特性を改良し、同時にエッヂ効果を増大
させることにより目的を達成するものである。この種の
一般的なタイヤのトレッド踏面部は該ブロック内でのス
リットの深さ、幅は同一のもので主溝との深さ関係は該
主溝と実質上同一である。
し踏面との接地特性を改良し、同時にエッヂ効果を増大
させることにより目的を達成するものである。この種の
一般的なタイヤのトレッド踏面部は該ブロック内でのス
リットの深さ、幅は同一のもので主溝との深さ関係は該
主溝と実質上同一である。
スタッドレスタイヤのブロックは複数のサブブロックに
分割されるため従来サマータイヤ等に比してブロック全
体の剛性は小さい。特に、サブブロック個々の剛性はさ
らに小さく負荷転動中においてはブロックの周方向にみ
た前後端即ち両側区域に位置するサブブロックの変形は
より大きくなる。
分割されるため従来サマータイヤ等に比してブロック全
体の剛性は小さい。特に、サブブロック個々の剛性はさ
らに小さく負荷転動中においてはブロックの周方向にみ
た前後端即ち両側区域に位置するサブブロックの変形は
より大きくなる。
したがって、このようなタイヤで一般路を走行すると、
前記周方向両側区域のサブブロックが早期に摩耗し、接
地特性が悪化する。
前記周方向両側区域のサブブロックが早期に摩耗し、接
地特性が悪化する。
また、前記周方向両側区域のサブブロックは変形が大き
く、雪路、氷結路等におけるエッヂ効果が低下し、トラ
クション、ブレーキ性能が低下する。該サブブロックが
早期摩耗した場合さらに低下する。
く、雪路、氷結路等におけるエッヂ効果が低下し、トラ
クション、ブレーキ性能が低下する。該サブブロックが
早期摩耗した場合さらに低下する。
従って本考案は、ブロックの早期偏摩耗を抑制して接地
特性の悪化を防止すると共に雪路、氷結路等におけるエ
ッヂ効果を長期に渡って維持し、特に、スタッドレスタ
イヤとしてのトラクション、ブレーキ性能を維持できる
空気入りラジアルタイヤを提供するとが目的である。
特性の悪化を防止すると共に雪路、氷結路等におけるエ
ッヂ効果を長期に渡って維持し、特に、スタッドレスタ
イヤとしてのトラクション、ブレーキ性能を維持できる
空気入りラジアルタイヤを提供するとが目的である。
本考案者等は前記ブロックを複数のサブブロックに分割
した場合、ブロック全体の周方向前後、両側端のサブブ
ロック剛性を中央区域と実質上同一とし、可能な限り負
荷転動時に各サブブロックの動きを均一とする方法がな
いかを検討した結果、ブロックをサブブロックに分割す
る狭い幅スリットの幅に着目した結果改良されることを
見出した。
した場合、ブロック全体の周方向前後、両側端のサブブ
ロック剛性を中央区域と実質上同一とし、可能な限り負
荷転動時に各サブブロックの動きを均一とする方法がな
いかを検討した結果、ブロックをサブブロックに分割す
る狭い幅スリットの幅に着目した結果改良されることを
見出した。
具体的には、以下により達成することを見出したもので
ある。
ある。
本考案の空気入りラジアルタイヤは、トレッドに設けら
れる複数個のブロックと、前記ブロックに設けられ実質
的にタイヤ軸方向に沿って延びる複数本の幅狭のスリッ
トと、を備え、前記ブロックのタイヤ周方向中間区域に
配置されたスリットの幅を最も広くし、前記周方向中間
区域に配置されたスリットのタイヤ周方向両側に配設さ
れたスリットの幅を、前記タイヤ周方向中間区域に配置
されたスリットの幅よりも狭くしたことを特徴としてい
る。
れる複数個のブロックと、前記ブロックに設けられ実質
的にタイヤ軸方向に沿って延びる複数本の幅狭のスリッ
トと、を備え、前記ブロックのタイヤ周方向中間区域に
配置されたスリットの幅を最も広くし、前記周方向中間
区域に配置されたスリットのタイヤ周方向両側に配設さ
れたスリットの幅を、前記タイヤ周方向中間区域に配置
されたスリットの幅よりも狭くしたことを特徴としてい
る。
本考案の空気入りラジアルタイヤによれば、ブロック
が、実質的に軸方向に延びる複数本の幅狭のスリットに
より複数個のサブブロックに分割されているので、ブロ
ック全体の剛性が低下して接地特性が改良され、同時に
エッヂ効果が確保される。
が、実質的に軸方向に延びる複数本の幅狭のスリットに
より複数個のサブブロックに分割されているので、ブロ
ック全体の剛性が低下して接地特性が改良され、同時に
エッヂ効果が確保される。
さらに、ブロックを周方向にみてブロックの中間区域の
スリット幅が最も広く、そのタイヤ周方向両側区域のス
リット幅が、中間区域のそれに比して狭くされているの
で、サブブロックの動きが可能な限りブロック全体で均
一な方向へ近づき、両端側のサブブロックの早期偏摩耗
が防止または改良がされると共に、雪路、氷結路での接
地特性が改良されて初期のエッヂ効果が長期にわたり維
持され、トラクション及びブレーキ性能の低下が少なく
なる。
スリット幅が最も広く、そのタイヤ周方向両側区域のス
リット幅が、中間区域のそれに比して狭くされているの
で、サブブロックの動きが可能な限りブロック全体で均
一な方向へ近づき、両端側のサブブロックの早期偏摩耗
が防止または改良がされると共に、雪路、氷結路での接
地特性が改良されて初期のエッヂ効果が長期にわたり維
持され、トラクション及びブレーキ性能の低下が少なく
なる。
なお、これらのスリットの幅は、両側端に向かうに従っ
て漸減させることが好ましい。
て漸減させることが好ましい。
また、スリットは、幅が0.5〜1.5mmの範囲のものを配置
し、この範囲内で幅を変化させることは好ましい。
し、この範囲内で幅を変化させることは好ましい。
さらに、これらのスリットは、幅と同時に両側端に向か
うにしたっがて浅く形成することが好ましい。
うにしたっがて浅く形成することが好ましい。
タイヤサイズ：165R13 第１図は本考案の空気入りラジアルタイヤの一実施例を
示し。トレッド踏面部Ｔの一部平面展開図を示したもの
である。
示し。トレッド踏面部Ｔの一部平面展開図を示したもの
である。
第２図は本考案の空気入りラジアルタイヤのブロックパ
ターンの第１図のA-A断面を示すブロックの略断面図で
ある。
ターンの第１図のA-A断面を示すブロックの略断面図で
ある。
周方向に延びる主溝1,1′、タイヤ半径方向に平行な主
溝2,2′、によりトレッド踏み面部Ｔにブロック3,3′か
らなる各ブロック列を区画し、各ブロック3,3′はさら
に狭い幅のスリットS0,S′に各ブロック3,3′を複数の
サブブロック31に分割している。ブロック3,3′はブロ
ックの周方向にみた中央区域に配置したスリットS0を中
心にその前後、即ち両側端へ向ってS1,S1′、S2,S2′の
スリットを配置している。各スリット共にタイヤ軸方向
に実質上に平行としているが、一部変曲部分は含んでい
る。
溝2,2′、によりトレッド踏み面部Ｔにブロック3,3′か
らなる各ブロック列を区画し、各ブロック3,3′はさら
に狭い幅のスリットS0,S′に各ブロック3,3′を複数の
サブブロック31に分割している。ブロック3,3′はブロ
ックの周方向にみた中央区域に配置したスリットS0を中
心にその前後、即ち両側端へ向ってS1,S1′、S2,S2′の
スリットを配置している。各スリット共にタイヤ軸方向
に実質上に平行としているが、一部変曲部分は含んでい
る。
中央区域のスリットS0の幅t0は1.2mm、深さh0は主溝の
深さＨに対し100％、同じくスリットS1,S1′の幅t1は0.
8mm、深さh1は主溝Hに対し65％、同じくスリットS2,
S2′の幅t2は0.5mm、深さh2は主溝Hに対し50％とした。
深さＨに対し100％、同じくスリットS1,S1′の幅t1は0.
8mm、深さh1は主溝Hに対し65％、同じくスリットS2,
S2′の幅t2は0.5mm、深さh2は主溝Hに対し50％とした。
他の補強材、例えば、カーカス、ベルト等は全て一般の
ラジアルタイヤと同一であるのでこれらの説明は省略す
る。
ラジアルタイヤと同一であるのでこれらの説明は省略す
る。
従来の空気入りラジアルタイヤは、本考案の空気入りラ
ジアルタイヤと実質同一パターンであるが、異なるのは
スリットＳの幅と深さのみである。従来タイヤのスリッ
トＳは、幅を全て0.7mmとし、深さをブロック中央区域
のスリットと全て同一（主溝Ｈの深さに対して100％）
としたものである。
ジアルタイヤと実質同一パターンであるが、異なるのは
スリットＳの幅と深さのみである。従来タイヤのスリッ
トＳは、幅を全て0.7mmとし、深さをブロック中央区域
のスリットと全て同一（主溝Ｈの深さに対して100％）
としたものである。
第１表は従来タイヤを１００とした指数で示している。
偏摩耗は一般路を3000km走行後中央区域のサブブロック
と両側区域のサブブロックとの摩耗差でみた。従って指
数が小さい程良結果を示す。
と両側区域のサブブロックとの摩耗差でみた。従って指
数が小さい程良結果を示す。
トラクション試験は普通圧雪路において静止する車をも
う一台の車によりロードセルを介して引き、ピークμ及
びスピニングμを計測し、その平均値を比較したもので
ある。（一名乗車） ブレーキ性能テスト 普通圧雪路、滑り易い圧雪路、凍結路における速度40km
/hからの制動性能の平均値である。
う一台の車によりロードセルを介して引き、ピークμ及
びスピニングμを計測し、その平均値を比較したもので
ある。（一名乗車） ブレーキ性能テスト 普通圧雪路、滑り易い圧雪路、凍結路における速度40km
/hからの制動性能の平均値である。
トラクション、ブレーキ性能は指数大程良である。
第１図は本考案の空気入りラジアルタイヤの周方向一部
平面展開図である。 第２図は本考案の空気入りラジアルタイヤのブロックの
一部周方向断面図である。
平面展開図である。 第２図は本考案の空気入りラジアルタイヤのブロックの
一部周方向断面図である。
Claims (1)
- 【請求項１】トレッドに設けられる複数個のブロック
と、 前記ブロックに設けられ実質的にタイヤ軸方向に沿って
延びる複数本の幅狭のスリットと、 を備え、 前記ブロックのタイヤ周方向中間区域に配置されたスリ
ットの幅を最も広くし、前記周方向中間区域に配置され
たスリットのタイヤ周方向両側に配設されたスリットの
幅を、前記タイヤ周方向中間区域に配置されたスリット
の幅よりも狭くしたことを特徴とする空気入りラジアル
タイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987022111U JPH061442Y2 (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 | 空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987022111U JPH061442Y2 (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 | 空気入りラジアルタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63129603U JPS63129603U (ja) | 1988-08-24 |
| JPH061442Y2 true JPH061442Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=30819184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987022111U Expired - Lifetime JPH061442Y2 (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 | 空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061442Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11129709A (ja) * | 1997-10-30 | 1999-05-18 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気入りタイヤ |
| JP3837235B2 (ja) * | 1998-06-10 | 2006-10-25 | 横浜ゴム株式会社 | 重荷重用スタッドレスタイヤ |
| JP4750524B2 (ja) * | 2005-10-11 | 2011-08-17 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
| JP2009012648A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Bridgestone Corp | 空気入りラジアルタイヤ |
| JP5532696B2 (ja) * | 2009-06-19 | 2014-06-25 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
| FR3098150A1 (fr) * | 2019-07-02 | 2021-01-08 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | Pneumatique comportant une bande de roulement |
Family Cites Families (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2708957A (en) * | 1950-01-04 | 1955-05-24 | Us Rubber Co | Anti-skid tire tread |
| US4278121A (en) * | 1979-11-23 | 1981-07-14 | The Firestone Tire & Rubber Company | All-season pneumatic tire tread |
| US4609022A (en) * | 1983-03-17 | 1986-09-02 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Pneumatic tire |
| JPS6027683U (ja) * | 1983-07-26 | 1985-02-25 | アイホ−総業株式会社 | ド−ナツ生地成型器 |
| JPS6027684U (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-25 | リテイナ−工業株式会社 | ハムケ−シングへの肉充填装置 |
| US4545415A (en) * | 1983-09-26 | 1985-10-08 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Pneumatic tire tread |
| JPS60261109A (ja) * | 1984-06-07 | 1985-12-24 | 松下電器産業株式会社 | 厚膜型正特性半導体素子の製造方法 |
| JPH0617081B2 (ja) * | 1984-07-16 | 1994-03-09 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
| DE3560868D1 (en) * | 1985-02-26 | 1987-12-10 | Goodyear Tire & Rubber | A pneumatic tire |
| JPS61261109A (ja) * | 1985-05-14 | 1986-11-19 | Bridgestone Corp | 牽引，制動性能にすぐれる空気入りタイヤ |
| JPS6218305A (ja) * | 1985-07-17 | 1987-01-27 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤの製造方法 |
-
1987
- 1987-02-19 JP JP1987022111U patent/JPH061442Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63129603U (ja) | 1988-08-24 |
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