JPH06144186A - アンチロックブレーキ制御装置 - Google Patents

アンチロックブレーキ制御装置

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Publication number
JPH06144186A
JPH06144186A JP30361592A JP30361592A JPH06144186A JP H06144186 A JPH06144186 A JP H06144186A JP 30361592 A JP30361592 A JP 30361592A JP 30361592 A JP30361592 A JP 30361592A JP H06144186 A JPH06144186 A JP H06144186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
decompression
lock
wheels
brake
Prior art date
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Pending
Application number
JP30361592A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Shinomiya
隆 四宮
Hirohisa Tanaka
博久 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両ブレーキ装置に対するブレーキ圧の減圧開
始タイミングをずらすことでブレーキ配管で生じる作動
音を低減する。 【構成】 後輪を独立に制御可能なアクチュエータを用
いて、一方の車輪がロック傾向を示してブレーキ圧の減
圧を必要とする時に、ロック傾向を示していない他方の
車輪に対しても減圧を行うアンチロックブレーキ制御装
置において、ロック傾向を示していない車輪に対する減
圧の開始を、減圧を必要とする車輪に対する減圧開始か
ら一定時間遅らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制動時に、車輪がロッ
ク傾向を示すと制動圧をアクチュエータの作動により減
圧し、この減圧により車輪の回転が回復すると再び制動
圧を加圧し、この動作を繰り返すことで車輪のロック状
態を回避して車輪を制動させるようにするアンチロック
ブレーキ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のアンチロック制御では、前輪の
左右輪を独立して制御する独立制御が行われるのが一般
的である。一方、後輪は制動距離を重視して左右輪を独
立制御するか、または車体の安定性を重視して左右輪の
1輪でもロック傾向を示すと、他のロック傾向を示して
いない車輪に対しても同じようにして減圧を行ういわゆ
るセレクトロー制御を行っている。又、特開平1−18
2156号に示すように、状況に応じて独立制御とセレ
クトロー制御とに切り替える方式がある。しかし、後輪
の独立制御は、状況判断を間違えば、車両の不安定を招
く恐れがあるため、たとえ後輪の左右を独立に制御可能
なアクチュエータであってもセレクトロー制御が採用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このセ
レクトロー制御においてロック傾向発生により、両輪同
時に減圧制御を行えば、ブレーキ液圧の変動に伴い作動
音が発生する。特に減圧を行うのが後輪であるため、ブ
レーキ配管が床下を通っているため、この作動音は耳障
りであり、左右輪を同時に減圧する場合には更にその作
動音が増した。本発明は、上述した課題を解決するため
になされたものであり、両ブレーキ装置に対するブレー
キ圧の減圧開始タイミングをずらすことでブレーキ配管
で生じる作動音を低減したアンチロックブレーキ制御装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】7 本発明は、後輪を独
立に制御可能なアクチュエータを用いて、一方の車輪が
ロック傾向を示してブレーキ圧の減圧を必要とする時
に、ロック傾向を示していない他方の車輪に対しても減
圧を行うアンチロックブレーキ制御装置において、ロッ
ク傾向を示していない車輪に対する減圧の開始を、減圧
を必要とする車輪に対する減圧開始から一定時間遅らせ
ることを特徴とする。
【0005】
【作用】上記構成によれば、一方の車輪にロック傾向が
発生した時、その車輪に対しては直ちにブレーキ圧が減
圧されロックが解除されるが、この時、同時に他方の後
輪に対してもブレーキ圧を減圧すれば(この制御がセレ
クトロー制御であった)、上述したように、ブレーキ配
管から生じる耳障りな作動音が倍加するので、ロック傾
向を示していない車輪に対するブレーキ圧の減圧開始
を、一定時間遅らせることで作動音を分散させている。
その一定時間は、セレクトロー制御の効果を維持できる
時間内で設定される。
【0006】
【実施例】図1は、本発明のアンチロックブレーキ制御
装置を適用したシステムブロック図の一実施例を示して
いる。S1,S2,S3,S4は、左前輪、右前輪、左後
輪、右後輪のそれぞれの回転速度V1,V2,V3,V4
検出する速度センサであり、1は、前記センサSよりの
信号をアナログからデジタルに変換するA/D変換器で
ある。2は、センサSよりの信号を処理する制御部であ
り、内部には、A/D変換機1よりの速度信号の微分を
取ることにより、速度変化α1,α2,α3,α4を検出す
る速度変化検出部21、4つの速度変化αの平均値α0
を演算する平均値演算部22、各車輪でロツク傾向が生
じていないかを検出するために、α1−α0=Δα1,α2
−α0=Δα2、α3−α0=Δα3,α4−α0=Δα4を演
算するロック傾向判定部23、後輪における前記差Δα
3,=Δα4が規定値を超えたか否かによって各車輪の状
況を判定してT3およびT4のタイマに所定の遅延時間を
設定する。定常時においては遅延時間は0になってい
る。3は、CPU24またはタイマT3,T4を介して入
力される指令信号に基づきアクチュエータA1ないしA4
を駆動する。アクチュエータA1およびA2とA3および
4は、前輪および後輪の各ブレーキ装置(不図示)に対
して油圧源4よりの油圧を供給する。
【0007】上記装置の制御動作を図2のフローチャー
トに従って述べる。まずブレーキペダルが踏まれ、CP
U24に制動信号が印加されると、ステップS1からス
テップS2へ進み、直ちにアクチュエータA1ないしA4
が全開されることにより、各車輪のブレーキ装置に対す
るブレーキ圧が加圧され制動がかけられる。ステップS
3では再び制動信号が印加されているか判定され、この
時点でペダルの踏み込みがなく、制動信号が消失してお
れば、ステップS4にてアクチュエータA1ないしA4
全閉(加圧停止)にされ、ステップS1に戻るが、制動信
号が継続して出力されておれば、ステップS5にて後輪
の状態がチェックされる。
【0008】最初の間、両後輪にロック傾向が無い場
合は、アクチュエータA1ないしA4を全開(加圧)にした
ままステップS3に戻る。この時、制動信号が消失して
おれば、ステップS3からステップS4進み、制動が停
止される。
【0009】ブレーキ動作が続いている間に、例えば
両後輪にロック傾向が生じた場合は、ステップS5から
ステップS6へと進み、アクチュエータA3およびA4
半開(減圧)にされることで、両後輪のロックが解除さ
れ、ステップS3に戻る。
【0010】一方、左後輪のみにロック傾向が発生し
た時は、ステップS5からステップS7に進み、左後輪
に対するアクチュエータA3が半開(減圧)にされること
で左後輪のロックが解除される。ここで従来のセレクト
ロー制御であれば、アクチュエータA3の半開と同時に
ロック傾向の無い右後輪に対するアクチュエータA4
半開にしていたが、本発明ではこの時点ではアクチュエ
ータA4は全開(加圧)のままで、アクチュエータA3を半
開にしてからタイマT4に設定された所定の時間が経過
した時点でステップS8からステップS9に進むことで
初めてアクチュエータA4が半開(減圧)にされる。
【0011】又、これとは反対に、右後輪のみにロッ
ク傾向が発生した時は、ステップS5からステップS1
0に進み、右後輪に対するアクチュエータA4が半開(減
圧)にされることで右後輪のロックが解除され、そし
て、タイマT3に設定された所定の時間が経過した時点
で初めてアクチュエータA3が半開(減圧)にされる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、一方の
車輪にロック傾向が発生した時、その車輪に対しては直
ちにブレーキ圧を減圧しロックを解除するが、ロック傾
向を示していない車輪に対するブレーキ圧の減圧開始
を、一定時間遅らせるようにしたので、ブレーキ配管に
流れるブレーキ液の変動に伴う作動音が倍加するといっ
たことがなくなり、耳障りな音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアンチロックブレーキ制御装置を適
用したブレーキ系統の1実施例を示すシステム図
【図2】 図1の制御装置の動作を示したフローチャー
【符号の説明】
1 A/D変換器 2 制御部 3 駆動部 4 油圧源 21 速度変化検出部 22 平均値演算部 23 ロック傾向検出部 24 CPU S 速度センサ T 遅延タイマ A アクチュエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後輪を独立に制御可能なアクチュエータ
    を用いて、一方の車輪がロック傾向を示してブレーキ圧
    の減圧を必要とする時に、ロック傾向を示していない他
    方の車輪に対しても減圧を行うアンチロックブレーキ制
    御装置において、 ロック傾向を示していない車輪に対する減圧の開始を、
    減圧を必要とする車輪に対する減圧開始から一定時間遅
    らせることを特徴とするアンチロックブレーキ制御装
    置。
JP30361592A 1992-11-13 1992-11-13 アンチロックブレーキ制御装置 Pending JPH06144186A (ja)

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JP30361592A JPH06144186A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 アンチロックブレーキ制御装置

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JP30361592A JPH06144186A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 アンチロックブレーキ制御装置

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JPH06144186A true JPH06144186A (ja) 1994-05-24

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ID=17923125

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JP30361592A Pending JPH06144186A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 アンチロックブレーキ制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014054164A1 (ja) * 2012-10-05 2014-04-10 トヨタ自動車株式会社 車両のブレーキ制御装置

Cited By (4)

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WO2014054164A1 (ja) * 2012-10-05 2014-04-10 トヨタ自動車株式会社 車両のブレーキ制御装置
CN104703850A (zh) * 2012-10-05 2015-06-10 丰田自动车株式会社 车辆的制动控制装置
JP5850170B2 (ja) * 2012-10-05 2016-02-03 トヨタ自動車株式会社 車両のブレーキ制御装置
CN104703850B (zh) * 2012-10-05 2017-03-08 丰田自动车株式会社 车辆的制动控制装置

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